JPH074049A - 建築物の構築工法 - Google Patents

建築物の構築工法

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JPH074049A
JPH074049A JP14874993A JP14874993A JPH074049A JP H074049 A JPH074049 A JP H074049A JP 14874993 A JP14874993 A JP 14874993A JP 14874993 A JP14874993 A JP 14874993A JP H074049 A JPH074049 A JP H074049A
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JP
Japan
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work
core
skeleton
building
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JP14874993A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Tokuda
義治 徳田
Arata Furuta
新 古田
Tetsuo Tawada
哲雄 多和田
Shigeru Sakamoto
成 坂本
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業環境が良好で、かつ、安全性に優れ、
同時に構築工期の大幅な短縮やコスト低減が図れる効率
の良い全天候型の建築物の構築工法を提供することであ
る。 【構成】 本設の最上層部及びその下部に設けられた
本設のコア部を一体に有する本設構造部と、前記コア部
の外側に対応した外側部とを構築する第1の工程と、前
記外側部とコア部との間に配設された移動装置によって
前記本設構造部を上方に移動させる第2の工程と、この
第2の工程後に前記外側部と本設構造部との間に形成さ
れる空間部において構築作業を行う第3の工程と、以下
必要に応じて第2の工程と第3の工程とを順に繰り返し
て行う工程とを具備する建築物の構築工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル、特に中高層や超
高層ビルの構築に際して用いられる全天候型の構築工法
に関する。
【0002】
【発明の背景】従来、ビル構築作業の大半は野外におい
て実施されており、雨天時には鉄骨の建方や溶接作業が
できない等、天候に左右されることが多かった。このよ
うな事情に鑑みて天候に左右されることの無い全天候型
の構築工法が提案されており、実際にこの工法による施
工も増えつつある。
【0003】この全天候型の構築工法は、作業用構台兼
用の移動梁をコア柱に沿ってリフトアップしながら、こ
の移動梁を利用して各階の躯体部を下から順に構築する
ものであり、作業用構台兼用の移動梁が屋根の代わりと
なるから、屋外であっても屋内と同等の条件で作業が行
えるようになり、作業環境が大幅に改善されるといった
特長を有するものである。
【0004】ところで、この工法は、作業用構台兼用の
移動梁を貫通して上方に伸びるコア柱の構築を、作業用
構台兼用の移動梁の下方での躯体部の構築作業と同時進
行にて実施するものであるから、コア柱上端を覆う為の
屋根を必要とする。そして、作業用構台兼用の移動梁は
最終的に建築物の躯体と一体化するものであるから、不
都合はそれ程無いが、コア柱を覆う屋根は作業終了次第
不要なものとなり、撤去しなければならない。
【0005】この撤去作業に掛かる手間やコストは、建
築物の構築に掛かる手間やコストと比較しても無視でき
るものではなく、又、撤去作業以前の設置作業も工期の
長期化を招く一因となっている。そして、この工法では
コア柱の高さを作業用構台兼用の移動梁の最終高さより
も更に1層分もしくはそれ以上高いものとしなければな
らず、この余分なコア柱の上端は建築物の屋上から突出
して残置するので、先の屋根撤去作業に加えて、更に多
くの労力を必要とする等の問題点もある。
【0006】
【発明の開示】本発明の目的は、作業環境が良好で、か
つ、安全性に優れ、同時に構築工期の大幅な短縮やコス
ト低減が図れる効率の良い全天候型の建築物の構築工法
を提供することである。上記本発明の目的は、本設の最
上層部及びその下部に設けられた本設のコア部を一体に
有する本設構造部と、前記コア部の外側に対応した外側
部とを構築する第1の工程と、前記外側部とコア部との
間に配設された移動装置によって前記本設構造部を上方
に移動させる第2の工程と、この第2の工程後に前記外
側部と本設構造部との間に形成される空間部において構
築作業を行う第3の工程と、以下必要に応じて第2の工
程と第3の工程とを順に繰り返して行う工程とを具備す
ることを特徴とする建築物の構築工法によって達成され
る。
【0007】又、本設の最上層部及びその下部に設けら
れた本設のコア部を一体に有する本設構造部と、前記コ
ア部の外側に対応した外側部とを構築する第1の工程
と、前記外側部とコア部との間に配設された移動装置に
よって前記本設構造部を上方に移動させる第2の工程
と、この第2の工程後に前記外側部と本設構造部との間
に形成される空間部において構築作業を行う第3の工程
と、以下必要に応じて第2の工程と第3の工程とを順に
繰り返して行う繰返工程と、この繰返工程の後、前記本
設構造部を下方に移動させ、この本設構造部をその下方
にある構築物と一体化する一体化工程とを具備すること
を特徴とする建築物の構築工法によって達成される。
【0008】即ち、本発明によれば、本設の最上層部及
びその下部に設けられた本設のコア部とで形成される屋
根によって屋内と同様の良好な作業環境が得られ、同時
に、従来工法の如くの仮設物を用いていないから、仮設
物の構築や撤去作業が全く不要であり、工期の大幅な短
縮や施工コストの低減が図れるようになる。しかも、最
終的に建築物の屋上に残置するものは無く、施工が効率
的・合理的に行えるようになる。
【0009】尚、最終段階で、本設構造部を下方に移動
させて一体化するようにしてなると、仮設材で支持した
状態で空間部を更に構築する場合に比べ、安全性や作業
性に優れたものとなる。
【0010】
【実施例】図1〜図5は本発明に係る建築物の構築工法
の一実施例を示すものであり、図1は構築工法の一工程
を示す側面図、図2は図1におけるX−X線での断面
図、図3〜図5はそれぞれ構築工法の各工程を示す側面
図である。各図中、Aは鉄骨大梁1や鉄骨柱2等から構
成された建築物の躯体であり、この躯体Aは、後述のコ
ア部を挟み込むことができるように構成されている。例
えば、地下構築物をも含めて考えると、最初の段階では
凹形状のように構築されている。
【0011】Bも躯体Aと同様に鉄骨大梁3や鉄骨柱4
等から構成された本設の移動式屋根部であり、この移動
式屋根部Bは、組立て作業時の屋根となるハット部(最
上層部)5とハット部5の下部に連設されたコア部6と
から構成される。尚、コア部6の長さは強度や重量バラ
ンス等を考慮して通常5〜6層分としており、又、コア
部6の下層部には補強用の補助柱7や斜張材8等が配設
されている。
【0012】9a,9bは躯体Aの両側部における上端
部の構築作業に用いられる天井走行型のクレーン、10
a,10bは躯体Aの中央部(凹状部底面)の構築作業
に用いられる天井走行型のクレーンである。11は移動
式屋根部Bを押し上げる為のクライミング装置であり、
図2に示す如く、躯体Aと移動式屋根部Bとの間に計8
個設けられている。
【0013】このクライミング装置11は、内蔵された
油圧シリンダにより伸縮を繰り返すものであり、このク
ライミング装置11の作用によって移動式屋根部Bは断
続的に上方に押し上げられる。そして、先ず、図1に示
す如く、躯体Aを構築し、これと同時に移動式屋根部B
を躯体A上において構築する。そして、図2に示す如
く、躯体Aと移動式屋根部Bとの間にクライミング装置
11を取付ける。
【0014】この作業が完了した後、クライミング装置
11によって、移動式屋根部Bを所定の高さだけ押し上
げ、クレーン9a,9b及びクレーン10a,10bを
移動式屋根部Bのハット部5及びコア部6の下部に設置
する。そして、クレーン9a,9bやクレーン10a,
10bによって移動式屋根部Bと躯体Aとの間における
空間において鉄骨の建方作業や溶接作業が行われ、躯体
Aが1層更に構築される。
【0015】この後、移動式屋根部Bはクライミング装
置11によって逐次押し上げられ、移動式屋根部Bと躯
体Aとの間における空間において、その都度鉄骨の建方
作業や溶接作業が行われ、躯体Aが1層ずつ構築され
る。この構築作業を躯体Aにおける最上層部の1層手前
まで繰り返して行った状態は、図3に示される通りであ
り、この状態から更に1層分の構築作業を行って、躯体
Aの最上層部を構築し、図4に示す如く、クレーンを撤
去する。
【0016】尚、クレーンの配設空間として1層分の空
間を必要とするから、躯体Aの最上層部の構築完了後に
あっても、移動式屋根部Bは、図4に示す如く、クライ
ミング装置11によって所定の高さに支持された状態に
ある。そして、図4の状態にある移動式屋根部Bをクラ
イミング装置11による支持力を解除して、図5に示す
如く、躯体A上に着床させ、移動式屋根部Bと躯体Aと
を接合して構築作業が完了する。
【0017】このように本発明の構築工法によれば、移
動式屋根部Bによって屋内と同等の作業環境が得られる
のは勿論であるが、仮設物を一切使用していないので、
従来工法の如くの仮設物の設置や撤去に掛かる手間が不
要であり、従って工期を大幅に短縮することができ、
又、掛かるコストも低減される。又、移動式屋根部Bの
支持は、常時、躯体A、即ち建築物の本設により行われ
ているので安定性が高く、安全性に優れ、その上、建築
物の形状に無関係に適用できるものであり、汎用性にも
富む。
【0018】
【効果】本発明によれば、全天候型の工法であって、仮
設物が一切不要であるから、作業環境や安全性に優れ、
これと同時に仮設物の設置や撤去に掛かる手間が省略で
きるので工期が大幅に短縮され、又、これに掛かるコス
トも低廉なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築物の構築工法に係る一工程を示す側面図で
ある。
【図2】図1のX−X線での断面図である。
【図3】建築物の構築工法に係る一工程を示す側面図で
ある。
【図4】建築物の構築工法に係る一工程を示す側面図で
ある。
【図5】建築物の構築工法に係る一工程を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
A 躯体 B 移動式屋根部 1,3 鉄骨大梁 2,4 鉄骨柱 5 ハット部 6 コア部 7 補強柱 8 斜張材 9a,9b,10a,10b クレーン 11 クライミング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 成 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本設の最上層部及びその下部に設けられ
    た本設のコア部を一体に有する本設構造部と、前記コア
    部の外側に対応した外側部とを構築する第1の工程と、
    前記外側部とコア部との間に配設された移動装置によっ
    て前記本設構造部を上方に移動させる第2の工程と、こ
    の第2の工程後に前記外側部と本設構造部との間に形成
    される空間部において構築作業を行う第3の工程と、以
    下必要に応じて第2の工程と第3の工程とを順に繰り返
    して行う工程とを具備することを特徴とする建築物の構
    築工法。
  2. 【請求項2】 本設の最上層部及びその下部に設けられ
    た本設のコア部を一体に有する本設構造部と、前記コア
    部の外側に対応した外側部とを構築する第1の工程と、
    前記外側部とコア部との間に配設された移動装置によっ
    て前記本設構造部を上方に移動させる第2の工程と、こ
    の第2の工程後に前記外側部と本設構造部との間に形成
    される空間部において構築作業を行う第3の工程と、以
    下必要に応じて第2の工程と第3の工程とを順に繰り返
    して行う繰返工程と、この繰返工程の後、前記本設構造
    部を下方に移動させ、この本設構造部をその下方にある
    構築物と一体化する一体化工程とを具備することを特徴
    とする建築物の構築工法。
JP14874993A 1993-06-21 1993-06-21 建築物の構築工法 Pending JPH074049A (ja)

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