JPH05228429A - 石目模様面とその製作方法 - Google Patents
石目模様面とその製作方法Info
- Publication number
- JPH05228429A JPH05228429A JP3200192A JP3200192A JPH05228429A JP H05228429 A JPH05228429 A JP H05228429A JP 3200192 A JP3200192 A JP 3200192A JP 3200192 A JP3200192 A JP 3200192A JP H05228429 A JPH05228429 A JP H05228429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- sand
- paint
- paint layer
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外観を簡単に変えることのできる石目模様面
の製作方法を提供する。 【構成】 基材１の上に着色した塗料が塗布されて形成
された主材塗料層３と、この主材塗料層３の上に散布し
た砂４とが設けられている。
の製作方法を提供する。 【構成】 基材１の上に着色した塗料が塗布されて形成
された主材塗料層３と、この主材塗料層３の上に散布し
た砂４とが設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の内外壁板や
化粧板等の表面に形成する石目模様面とその製作方法に
関する。
化粧板等の表面に形成する石目模様面とその製作方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、建築物の内外壁面等の美観を
向上させるため、その表面に砂を吹き付けて石目模様面
を形成することが行なわれている。
向上させるため、その表面に砂を吹き付けて石目模様面
を形成することが行なわれている。
【０００３】かかる石目模様の壁板は、先ず、壁板とな
るアルミ等からなる基材の上に塗料を塗布して下塗層を
形成し、次に、この下塗層の上に砂を散布する。そし
て、その砂の上から透明な塗料を塗布して上塗層を形成
して製作するものである（特開昭６０−１０２９７９号
公報参照）。
るアルミ等からなる基材の上に塗料を塗布して下塗層を
形成し、次に、この下塗層の上に砂を散布する。そし
て、その砂の上から透明な塗料を塗布して上塗層を形成
して製作するものである（特開昭６０−１０２９７９号
公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな壁板の外観は砂の大きさや砂の色で決定されてしま
う。このため、その外観を変えるには、砂の選定や砂の
品質を確認しなければならない。しかし、その作業が非
常に面倒であり、外観を簡単に変えることができないと
いう問題があった。また、砂の色の種類も限られている
ので、色のバリエーションも少ないという問題があっ
た。
うな壁板の外観は砂の大きさや砂の色で決定されてしま
う。このため、その外観を変えるには、砂の選定や砂の
品質を確認しなければならない。しかし、その作業が非
常に面倒であり、外観を簡単に変えることができないと
いう問題があった。また、砂の色の種類も限られている
ので、色のバリエーションも少ないという問題があっ
た。
【０００５】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、外観を簡単に変えることのでき、
色のバリエーションも豊富にすることのできる石目模様
面とその製作方法を提供することにある。
もので、その目的は、外観を簡単に変えることのでき、
色のバリエーションも豊富にすることのできる石目模様
面とその製作方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、基材の上に着色した塗料を塗布して形成
した主材塗料層と、この主材塗料層の上に散布した砂と
を設けたことを特徴とする。
達成するため、基材の上に着色した塗料を塗布して形成
した主材塗料層と、この主材塗料層の上に散布した砂と
を設けたことを特徴とする。
【０００７】
【作 用】この発明によれば、基材の上に着色した主材
塗料層を形成し、該主材塗料層上に石を散布するので、
着色に使用した顔料が砂の石粒の表面上に廻り込んだ
り、石粒内に吸収されたりする。
塗料層を形成し、該主材塗料層上に石を散布するので、
着色に使用した顔料が砂の石粒の表面上に廻り込んだ
り、石粒内に吸収されたりする。
【０００８】
【実施例】以下、この発明に係わる石目模様面の製作方
法の実施例を図面に基づいて説明する。
法の実施例を図面に基づいて説明する。
【０００９】図１において、１は建築物の壁板等を構成
するアルミ等からなる基材で、この基材１の上にアクリ
ルエマルジョンからなる塗料を図示しないエアレススプ
レー等により約１５０〜１７０g/m2ほど塗布して下塗層
２を形成する。そして、その下塗層２を赤外線により１
００度に加熱して５分間ほど乾燥させる。
するアルミ等からなる基材で、この基材１の上にアクリ
ルエマルジョンからなる塗料を図示しないエアレススプ
レー等により約１５０〜１７０g/m2ほど塗布して下塗層
２を形成する。そして、その下塗層２を赤外線により１
００度に加熱して５分間ほど乾燥させる。
【００１０】この後、顔料により所定の色に着色したア
クリルエマルジョンの塗料を図示しないエアレススプレ
ー等により塗布して主材塗料層３を形成する。この塗布
量は約３００〜５００g/m2である。
クリルエマルジョンの塗料を図示しないエアレススプレ
ー等により塗布して主材塗料層３を形成する。この塗布
量は約３００〜５００g/m2である。
【００１１】そして、この主材塗料層３が乾燥しない前
に砂４を砂散布機(図示せず)により約１２００〜１４０
０g/m2ほど主材塗料層３に吹き付けて、図２に示すよう
に、砂層５を形成する。
に砂４を砂散布機(図示せず)により約１２００〜１４０
０g/m2ほど主材塗料層３に吹き付けて、図２に示すよう
に、砂層５を形成する。
【００１２】砂４は、粒子の径が約３mmの白ミカゲと、
粒子の径が２mmの硅砂とを２：１の割合で混ぜたもので
ある。
粒子の径が２mmの硅砂とを２：１の割合で混ぜたもので
ある。
【００１３】ところで、主材塗料層３に砂を吹き付ける
と、主材塗料層３が乾燥していないことにより、該主材
塗料層３を着色した顔料Ｋが、図４に示すように砂粒４
aの表面に回り込んだり、硅砂に吸収されたりする。こ
の結果、砂層５の表面は砂粒４aの地色と異なる色とな
る。
と、主材塗料層３が乾燥していないことにより、該主材
塗料層３を着色した顔料Ｋが、図４に示すように砂粒４
aの表面に回り込んだり、硅砂に吸収されたりする。こ
の結果、砂層５の表面は砂粒４aの地色と異なる色とな
る。
【００１４】砂の吹き付け後、１００度の熱風によって
主材塗料層３を２０分ほど乾燥させる。この後、図３に
示すように、アクリルエマルジョンからなる塗料を図示
しないフローコーターによって約１５０〜２５０g/m2ほ
ど塗布して上塗層６を形成する。この上塗層６を赤外線
により６０度に加熱して５分間乾燥させる。この、上塗
層６は砂４を主材塗料層３に固着させるとともに保護す
るためのものである。
主材塗料層３を２０分ほど乾燥させる。この後、図３に
示すように、アクリルエマルジョンからなる塗料を図示
しないフローコーターによって約１５０〜２５０g/m2ほ
ど塗布して上塗層６を形成する。この上塗層６を赤外線
により６０度に加熱して５分間乾燥させる。この、上塗
層６は砂４を主材塗料層３に固着させるとともに保護す
るためのものである。
【００１５】アクリルエマルジョンは無色透明なので上
塗層６を介して砂層５による石目模様が見えることとな
る。そして、その色は砂粒４aの表面に回り込んだり硅
砂に吸収されたりした顔料Ｋの色と、砂４の色とが混在
した色となる。
塗層６を介して砂層５による石目模様が見えることとな
る。そして、その色は砂粒４aの表面に回り込んだり硅
砂に吸収されたりした顔料Ｋの色と、砂４の色とが混在
した色となる。
【００１６】したがって、顔料Ｋの色を変えるだけで石
目模様の色を容易に変えることができ、その外観を簡単
に変えることができる。また、主材塗料層３の色と砂４
の色とを組み合わせることにより深みのある外観を得る
ことができ、色のバリエーションも豊富にすることがで
きる。また、主材塗料層３を着色するだけなので、基材
１等の品質に影響はない。
目模様の色を容易に変えることができ、その外観を簡単
に変えることができる。また、主材塗料層３の色と砂４
の色とを組み合わせることにより深みのある外観を得る
ことができ、色のバリエーションも豊富にすることがで
きる。また、主材塗料層３を着色するだけなので、基材
１等の品質に影響はない。
【００１７】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれることは当然である。
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれることは当然である。
【００１８】例えば、本願発明の実施例では、砂を白ミ
カゲと硅砂とを混ぜたものであるが、他の砂でもよいこ
とは勿論である。また、主材塗料層３の塗布量は約３０
０〜５００g/m2であるが、２００〜７００g/m2であって
もよい。さらに、砂の径は２mmと３mmのものを使用した
が、１〜５mmのものであればよい。また、その散布量は
１０００〜２０００g/m2でもよい。
カゲと硅砂とを混ぜたものであるが、他の砂でもよいこ
とは勿論である。また、主材塗料層３の塗布量は約３０
０〜５００g/m2であるが、２００〜７００g/m2であって
もよい。さらに、砂の径は２mmと３mmのものを使用した
が、１〜５mmのものであればよい。また、その散布量は
１０００〜２０００g/m2でもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、着色した塗料を塗布して主材塗料層を形成し、こ
の主材塗料層の上に砂を散布したものであるから、着色
に使用した顔料が石粒の表面上に廻り込んだり石粒内に
吸収されたりするので、石目模様の色は、その顔料の色
と砂の色とが混在した色となり、顔料の色を変えるだけ
で石目模様の色を容易に変えることができ、その外観を
簡単に変えることができる。また、主材塗料層の色と砂
の色とを組み合わせることにより深みのある外観を得る
ことができ、色のバリエーションも豊富にすることがで
きる。さらに、主材塗料層を着色するだけなので、基材
等の品質に影響はない。
れば、着色した塗料を塗布して主材塗料層を形成し、こ
の主材塗料層の上に砂を散布したものであるから、着色
に使用した顔料が石粒の表面上に廻り込んだり石粒内に
吸収されたりするので、石目模様の色は、その顔料の色
と砂の色とが混在した色となり、顔料の色を変えるだけ
で石目模様の色を容易に変えることができ、その外観を
簡単に変えることができる。また、主材塗料層の色と砂
の色とを組み合わせることにより深みのある外観を得る
ことができ、色のバリエーションも豊富にすることがで
きる。さらに、主材塗料層を着色するだけなので、基材
等の品質に影響はない。
【図１】この発明に係わる基板に形成した塗料層の上に
主材塗料層を形成した断面を示した断面図、
主材塗料層を形成した断面を示した断面図、
【図２】図１の主材塗料層に砂を散布した状態を示した
断面図、
断面図、
【図３】砂の上に上塗料層を形成した断面図、
【図４】顔料が砂粒に回り込んだ状態を示した説明図、
１ 基材 ２ 下塗層 ３ 主材塗料層 ４ 砂 ６ 上塗層
Claims (4)
- 【請求項１】基材の上に着色した塗料を塗布して形成し
た主材塗料層と、この主材塗料層の上に散布した砂とを
設けたことを特徴とする石目模様面。 - 【請求項２】前記主材塗料層がアクリルエマルジョン系
で塗布量が２００〜７００/m2であることを特徴とする
請求項１の石目模様面。 - 【請求項３】前記砂の径が１〜５mmで散布量が１０００
〜２０００ｇ/m2であることを特徴とする請求項１の石
目模様面。 - 【請求項４】基材の上に着色した塗料を塗布して主材塗
料層を形成し、この主材塗料層の乾燥前に砂をその主材
塗料層の上に散布したことを特徴とする請求項１乃至３
の石目模様面の製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3200192A JPH05228429A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 石目模様面とその製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3200192A JPH05228429A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 石目模様面とその製作方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05228429A true JPH05228429A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12346665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3200192A Pending JPH05228429A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 石目模様面とその製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05228429A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7910157B2 (en) * | 2005-12-27 | 2011-03-22 | Tokyo Electron Limited | Substrate processing method and program |
| USD990716S1 (en) | 2021-02-15 | 2023-06-27 | Kmew Co., Ltd. | Wall panel |
| USD990715S1 (en) | 2021-02-15 | 2023-06-27 | Kmew Co., Ltd. | Wall panel |
| USD991494S1 (en) | 2021-02-15 | 2023-07-04 | Kmew Co., Ltd. | Wall panel |
| USD992155S1 (en) | 2021-02-15 | 2023-07-11 | Kmew Co., Ltd. | Wall panel |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP3200192A patent/JPH05228429A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7910157B2 (en) * | 2005-12-27 | 2011-03-22 | Tokyo Electron Limited | Substrate processing method and program |
| USD990716S1 (en) | 2021-02-15 | 2023-06-27 | Kmew Co., Ltd. | Wall panel |
| USD990715S1 (en) | 2021-02-15 | 2023-06-27 | Kmew Co., Ltd. | Wall panel |
| USD991494S1 (en) | 2021-02-15 | 2023-07-04 | Kmew Co., Ltd. | Wall panel |
| USD992155S1 (en) | 2021-02-15 | 2023-07-11 | Kmew Co., Ltd. | Wall panel |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05228429A (ja) | 石目模様面とその製作方法 | |
| JPH0760931A (ja) | 複層模様面とその製作方法 | |
| JP4293651B2 (ja) | 無機質建材の化粧方法 | |
| JPH06235257A (ja) | 無機質壁板 | |
| JPS5915103B2 (ja) | 装飾ガラス板の製造方法 | |
| JPH0760933A (ja) | 複層模様面とその製作方法 | |
| JPH0760898A (ja) | 複層模様シート及びその製作方法 | |
| JPH1037426A (ja) | 化粧材 | |
| JPH0474064B2 (ja) | ||
| JPH01316261A (ja) | 化粧板及びその製造方法 | |
| JPH0760932A (ja) | 複層模様面とその製作方法 | |
| JP5701619B2 (ja) | 塗膜積層体 | |
| JPH11240122A (ja) | 化粧板の製造方法 | |
| JPH0838993A (ja) | 表面塗装方法 | |
| JP2587848B2 (ja) | 表面化粧板の製造方法 | |
| JPH06234115A (ja) | 無機質壁板の化粧方法 | |
| JPH01285344A (ja) | レンガタイル調化粧板 | |
| JP2003062520A (ja) | 建材ボードのぼかし塗装方法 | |
| JPS59128285A (ja) | 無機質建材板の多彩色混合塗装方法 | |
| JPH03249978A (ja) | 建築用板材の化粧方法 | |
| JPH11333981A (ja) | 窯業系建築板及びその製造方法 | |
| JPH07106335B2 (ja) | 無機質建材の化粧方法 | |
| JPS586720B2 (ja) | 梨地模様を有する外装材の製法 | |
| JPH10329500A (ja) | 多彩色模様を有する壁面の塗装方法 | |
| JPS5853944B2 (ja) | 化粧板の製造方法 |