JPS59128285A - 無機質建材板の多彩色混合塗装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は無機質建材板の多彩色混合塗装方法に関する
。

従来、石綿あるいはガラス繊維で補強した無機質製建材
板が屋根材あるいは壁材として広く用いられている。

これら無機質建材板は、材質上、その外観色彩は明暗の
差こそあれ、灰色の無彩色であり、内外装材として用い
る場合、意匠的効果に著しく欠けるといった問題があっ
た。

そこで、一般に、これら無機質建材板は、その表面に各
種塗装を施すことが行われるが、無機質建材板はアルカ
リ性が強く、又、エフロレッセンスを生じるといった特
有の性質を有するため、任意の塗料を用いることができ
ず、従来にあっては、一般的に無機質建材板表面に着色
した無機質粉末（ベニヤ）を散布し、この上にエフロレ
ッセンス防止のためのエマルジョン塗装を行うといった
ことが主流的に行われていた。

しかしながら、上記の塗装手段では、主たる着色材料が
無機質粉末であるから、着色色彩の種類にも限度があり
、かつ、あざやかな色彩とするのも困難であるといった
問題があった。

この発明は上記問題点に鑑み、無機質製建材板特有に見
られる性質により害されることがない多彩色塗装方法を
得ることを目的としてなされたものであって、無機質材
料で成形された未硬化成形板の表面上に着色無機質粉末
（ベニヤ）を八り布し、次いて着色珪砂を均一に散布し
た後下塗塗装を施し、オートクレーブにて高温高圧蒸気
養生を行い硬化させた後、前記下塗塗装面一１にブラッ
シングを行い、主として着色珪砂粒−１−にｆ」着した
塗装膜を除去した後クリヤー塗装を行うことを特徴とす
るものである。

以下、この発明を実施例により説明する。

第１図はこの発明の工程を示す説明概念図である。

この発明の無機質建材板の多彩色混合塗装方法は、セメ
ント、骨材、必要な補強繊維類並びに水の均−混合物処
・ら成る無機質材料で成形された未硬化成形板１の表面
ＩＡ上に、顔料、セメント及び細骨材などから成る着色
粉末（ベニヤ）２を散布し、表面着色を施し、次いでこ
の上に着色珪砂３を均一に散布した後エマルジョン塗装
；・［７上どにより下塗塗装４を施し、未硬化成形板１
全体をオートクレーブ５にて高温高圧養生し、硬化させ
ブこ後、硬化成形板１“の前記下塗塗装面４上にブラッ
シング装置６によりブラッシングを施して、主として着
色珪砂粒３上に付着した塗装膜を除去し、第２図に拡大
しそ示すように下塗塗装４に着色珪砂粒３か直接露出す
るようになした後、成形板１“表面全面にクリヤー塗装
７を施し、乾燥させるのである。

尚、上記においてクリヤー塗装７に用いるクリヤー塗料
としては透明なりリヤー塗料及び着色クリヤー塗料のい
ずれを用いて塗装しても良く、具体的には顔料の配合量
が０〜１０％程度のものが使用される。

従って、この方法により塗装された建材板の表面は第３
図に示すように、下塗塗装４面上に着色珪砂粒３の地色
が均一分散した状態としてあられれ、さらに全体をクリ
ヤー塗オ」７で覆われた状態になり、表面の彩色か下塗
塗装４と着色珪砂粒３の色彩が混色した状態となり、従
来得られ彦かった色彩効果を発揮し、無機質板材では従
来得られなかったあざやかな色彩感を発揮するのである
。

この発明は以上説明したように、従来困難であった無機
質製板材の多彩色着色が、従来の着色下程並ひに着色材
料を大幅に変更することなく容易に実施でき、意匠性に
富む無機質製板材を安価に製造することもできるといっ
た効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施工程を示す説明概念図、第２図
並びに第３図は各工程における成形品の拡大断面図であ
る。 ］−・・・未硬化成形板、ＩＡ・・・表面、２・・・着
色粉末（ベニヤ）、３・・・着色珪砂、４・・・下塗塗
装、５・・・オートクレーブ、６・・・ブラッシング装
置、７・・・クリヤー塗装。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）無機質材料で成形された未硬化成形板の表面上に
   着色無機質粉末（ベニヤ）を散布し、次いで着色珪砂を
   均一に散布した後下塗塗装を施し、オートクレーブにて
   高温高圧蒸気養生を行い硬化させた後、前記下塗塗装面
   上にブラッシングを行い、主として着色珪砂粒上に付着
   した塗装膜を除去した後クリヤー塗装を行うことを特徴
   とする無機質建材板の多彩色混合塗装方法。