JP2000140750A - 多彩模様仕上げ法 - Google Patents

多彩模様仕上げ法

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JP2000140750A
JP2000140750A JP10312992A JP31299298A JP2000140750A JP 2000140750 A JP2000140750 A JP 2000140750A JP 10312992 A JP10312992 A JP 10312992A JP 31299298 A JP31299298 A JP 31299298A JP 2000140750 A JP2000140750 A JP 2000140750A
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Shigeru Kanetani
茂 金谷
Takeharu Yugawa
武晴 湯川
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色が異なる複数の液状塗料をそれぞれ不定形
の斑点状に塗布し、それぞれの斑点が単一色又は混合色
として多彩模様に仕上げる意匠塗装方法であって、特
に、多彩模様に仕上げた建材を工場で大量生産するのに
好適である。 【構成】 無機質系素材表面に着色ベ−ス塗料(A)を
塗装し、ついでその塗面に着色塗料(B)を斑点状に塗
装して多彩模様に仕上る方法であって、着色ベ−ス塗料
(A)の色調が、その塗面の斑点模様と共色であること
を特徴とする多彩模様仕上げ法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色が異なる複数の液状
塗料をそれぞれ不定形の斑点状に塗布し、それぞれの斑
点が単一色又は混合色として多彩模様に仕上げる意匠塗
装方法であって、特に、多彩模様に仕上げた建材を工場
で大量生産するのに好適である。
【0002】
【従来の技術とその課題】建造物の内外壁のパネル等の
無機質系素材表面の意匠性を高めるために、複数色の液
状塗料粒子が混ざり合わないように噴霧塗装して、斑点
状の多彩模様に仕上げることはすでに行なわれている。
これまでの斑点状多彩模様仕上げ方法として、例えば、
無機質系素材等の被塗物に直接、もしくは着色ベ−ス塗
料を塗装してから、着色塗料を斑点状に塗装することが
一般に行われている。しかしながら、この方法によれ
ば、斑点と斑点との空隙部には被塗物表面又は着色ベ−
ス塗面が露出しており、その露出部分と斑点部分と色調
のバランスが統一されていないために、斑点部分の色調
による意匠性を十分に発揮されていないという欠陥があ
る。また、従来の斑点模様塗装方法は、いわゆるスパッ
タ塗装と称する定型模様が多く、多彩模様的意匠感が不
十分であった。さらに、無機質素材への多彩模様仕上げ
として、着色ガラスビ−ズや着色骨材を用いて行うこと
もあるが、塗布量が多く、しかも工程が繁雑なために、
工業塗装ラインには不適である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、無機質
系素材に多彩模様を形成せしめるにあたっての上記した
種々の欠陥を解消することであり、その特徴は、着色ベ
−ス塗料の色調と、その塗面に着色塗料を塗装して設け
た斑点状の多彩模様塗膜の色調とを共色にしたところに
ある。
【0004】すなわち、本発明は、無機質系素材表面に
着色ベ−ス塗料(A)を塗装し、ついでその塗面に着色
塗料(B)を斑点状に塗装して多彩模様に仕上る方法で
あって、着色ベ−ス塗料(A)の色調が、その塗面の斑
点模様と共色であることを特徴とする多彩模様仕上げ法
に関する。
【0005】以下に、本発明の斑点模様仕上げ法につい
て詳細に説明する。
【0006】無機質系素材は着色ベ−ス塗料(A)を塗
装するための被塗物である。具体的には、蒸気養生軽量
気泡コンクリ−ト製パネル(ALC材)、押し出し成型
板、PC板型材、スレ−ト、瓦、セメント系サイディン
グ、レンガ等があげられる。これらの素材の表面部は、
非孔質、又は表面にピンホ−ルや素穴等の気泡が見える
多孔質であっても差支えない。また、意匠性向上のため
に、エンボス模様、波模様、溝、デザイン模様等の凹凸
状に加工した素材も適用できる。
【0007】これらの無機質系素材は、着色ベ−ス塗料
(A)を塗装する前に、あらかじめ、シ−ラ−やプライ
マ−などを塗装しておくことができる。
【0008】着色ベ−ス塗料(A)は、着色塗料(B)
に先立って、無機質系素材表面に塗装する塗料であり、
樹脂成分及び着色顔料を有機溶剤及び(又は)水に混
合、分散せしめてなり、その塗膜の色調は、次工程で塗
装される着色塗料(B)によって形成される斑点状多彩
模様塗膜と共色であることが必要である。
【0009】この着色ベ−ス塗料(A)を無機質系素材
に塗装することにより、外部からの水等の浸透、透過を
防止でき、模様塗膜との付着性を向上させることがで
き、さらに、下地隠蔽性が良くなり安定した仕上り外観
が得られ、しかも耐候性が向上するなどの効果が得られ
る。
【0010】着色ベ−ス塗料(A)における樹脂成分と
して、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アル
キド樹脂エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂、ア
クリル樹脂・シリコン樹脂、シリコン樹脂等の熱可塑性
樹脂や熱硬化性樹脂を使用できる。また、着色顔料とし
て、例えば、チタン白、亜鉛華、リトポン、カーボンブ
ラック、カドミウムレッド、黒色酸化鉄、カドミウムレ
ッド、ベンガラ、黄鉛、カドミエロー、酸化クロム、コ
バルトグリーン、群青、ウルトラマリンブルー、プルシ
アンブルー、コバルトブルー、マンガンバイオレット、
アゾ系顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン系顔
料、イソインドリン系顔料、ペリレン系顔料、チオイン
ジゴ系顔料などの無機系、有機系のソリッドカラー顔
料、アルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛末、雲母、金属
酸化物被覆雲母、雲母状酸化鉄などのメタリック顔料な
どの塗料用顔料があげられるが、これらのみに限定され
ることはない。着色顔料の配合量は、樹脂成分100重
量部(固形分)あたり、0.5〜300重量部が適して
いる。
【0011】着色ベ−ス塗料(A)の塗装時における粘
度は100〜1000cps(センチポイズ)、特に2
00〜800cps、固形分含有率は10〜70重量%
の範囲内が好ましい。このものは、例えば、エアスプレ
−、エアレススプレ−、エアミックススプレ−、静電塗
装、カ−テンフロ−コ−タ、シャワコ−タ、エアナイフ
コ−タ、ペイン・ト・オマチックコ−タ、バキュマット
コ−タ、エアスキ−ジコ−タなどによって塗装すること
ができる。塗布量は塗装時の塗料を基準に50〜300
g/m2 が、被塗面への塗着量は塗料として20〜15
0g/m2 が適している。
【0012】着色ベ−ス塗料(A)により形成される塗
膜は単一色で、その色調は、次工程で形成される着色塗
料(B)による斑点状模様塗膜と共色であることが好ま
しい。
【0013】ここで「共色」とは、着色塗料(B)によ
る多彩模様塗膜における斑点模様を構成する色調が異な
る複数の着色塗料を模様塗膜を構成するのと同一比率で
混合してなる基本色に、さらに白色顔料や黄色顔料など
の淡彩色顔料を加えて色を淡彩色化して得られる色調の
ことである。追加する淡彩色顔料の配合量は目的によっ
て任意に選択でき、その範囲は制限されないが、少なく
ともこれらの顔料を追加することにより、目視で基本色
に比べて淡色になったと感じられる程度以上であること
が好ましい。つまり、着色ベ−ス塗料(A)の塗膜は、
斑点状模様塗膜に比べて淡色であると言える。
【0014】無機質系素材表面に塗装された着色ベ−ス
塗料(A)の塗膜は、室温で放置、もしくは50〜25
0℃で1〜30分間放置し、素材表面温度60〜120
℃で2〜10分間加熱することにより乾燥又は硬化させ
ることができる。
【0015】本発明は、着色ベ−ス塗料(A)を塗装
し、乾燥もしくは硬化してから、この塗面に着色塗料
(B)を斑点状に塗装して、多彩模様塗膜を形成するこ
とにより達成される。すなわち、着色ベ−ス塗料(A)
の塗面に、1種、もしくは色調が異なる2種以上の着色
塗料(B)を斑点状に、しかもそれぞれ混じり合わない
ようにして塗着せしめることにより斑点状多彩模様塗膜
が形成される。ここで、着色塗料(B)による斑点状の
塗装は、着色ベ−ス塗料(A)の塗面が見えるように斑
点と斑点との間に隙間が生じるように行うか、または斑
点と斑点とに隙間なく行うかいずれでも差し支えない。
前者の方法では、少なくとも斑点と斑点との隙間から着
色ベ−ス塗料(A)の塗面を見ることができ、後者の方
法では隠蔽性弱い着色塗料(B)を使用して斑点状塗膜
を透して着色ベ−ス塗料(A)の塗面を目視することが
できる。つまり、本発明の斑点状多彩模様塗膜におい
て、斑点と斑点との隙間から、またはこの斑点部分の塗
膜を透して、着色ベ−ス塗料(A)の塗膜に色調を見る
ことができる。ここで、着色ベ−ス塗料(A)の塗膜の
色調が斑点状多彩模様塗膜と共色でない場合は、色彩的
な仕上り外観が低下するので好ましくない。
【0016】斑点状多彩模様塗膜は、例えば、エアミク
ス塗装ガンを用いて、着色塗料(B)を粒子状に噴霧塗
装することにより形成される。具体的には、エアミック
ス塗装ガンのノズル先端部の内径を1〜4mmφ、塗料
圧力を0.5〜10kg/cm2 、エアミクスエア圧力
を0.1〜4kg/cm2 、エア流出量を40〜100
リットル/分、ガン先端と被塗面との距離を300〜1
500mmに調整して塗装することによって、着色塗料
(B)が粒状に噴霧され、それが被塗面に塗着して、斑
点状の多彩模様塗膜が形成される。エアミクス塗装ガン
は1色あたり1個使用することが好ましく、着色塗料
(B)が1種であればエアミクス塗装ガンは少なくとも
1個あればよく、着色塗料(B)が3種類であれば少な
くとも3個のエアミクス塗装ガンを使用する。
【0017】このエアミックス塗装ガンは、エアレス塗
装機に属するが、通常のエアレス塗装機に比べ、ノズル
先端部の内径を大きくし(0.3〜0.5mmφから1
〜4mmφに)、しかも塗装時における塗料圧力を低く
(40〜80kg/cm2から0.5〜10kg/cm
2 に)変更してあり、これによって、微粒化粒子は大粒
から小粒まで任意の大きさ(直径0.1〜50mm)が
得られる。
【0018】着色塗料(B)の塗装に使用されるエアミ
ックス塗装ガンは、上記したように、そのノズル先端部
の内径は1〜4mmφ、好ましくは1.5〜2.5mm
φであり、塗装時において、塗料圧力は0.5〜10k
g/cm2 、好ましくは1〜3kg/cm2 、エアミク
スエア圧力は0.1〜4kg/cm2 、好ましくは0.
3〜2kg/cm2 、エア流出量は40〜100リット
ル/分、好ましくは40〜60リットル/分である。し
かもガン先端と被塗面との距離は30〜150cm、好
ましくは50〜100cmである。
【0019】斑点状の多彩模様塗膜は、エアミクス塗装
ガンを上記の条件で用い、1種もしくは色が異なる2種
以上の着色塗料(B)を斑点状に塗装することによって
形成できる。
【0020】着色塗料(B)は、樹脂成分および着色顔
料を含有し、これらを有機溶剤および(または)水に混
合分散せしめることによって得られる。
【0021】樹脂成分は基体樹脂および硬化剤からなっ
ている。基体樹脂としては1分子中に水酸基、エポキシ
基、カルボキシル基、イソシアネート基などから選ばれ
た1種以上の架橋性官能基を2個以上有するアクリル樹
脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂お
よびフッ素樹脂などがあげられ、硬化剤としてはこれら
の官能基と反応し得るメラミン樹脂、(ブロック)ポリ
イソシアネート化合物、エポキシ基含有化合物、カルボ
キシル基含有化合物から選ばれた化合物が使用できる。
これらの組合せは目的に応じて基体樹脂および官能基の
組合せにより任意に選択できる。基体樹脂と硬化剤との
比率は、例えば両者の合計重量を基準に、基体樹脂は5
0〜90%、特に65〜85%、硬化剤は50〜10
%、特に35〜15%が好ましい。
【0022】着色顔料としてはソリッドカラー顔料およ
びメタリック顔料のいずれかもしくは両方の混合物が使
用できる。ソリッドカラー顔料としては例えばチタン
白、亜鉛華、リトポン、カーボンブラック、カドミウム
レッド、黒色酸化鉄、カドミウムレッド、ベンガラ、黄
鉛、カドミエロー、酸化クロム、コバルトグリーン、群
青、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバル
トブルー、マンガンバイオレット、アゾ系顔料、フタロ
シアニン顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリン系
顔料、ペリレン系顔料、チオインジゴ系顔料など、メタ
リック顔料としてはアルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛
末、雲母、金属酸化物被覆雲母、雲母状酸化鉄などがあ
げられる。着色顔料の配合量は基体樹脂と硬化剤との合
計100重量部あたり、0.5〜200重量部、特に1
〜100重量部が適している。
【0023】着色塗料(B)は上記の樹脂成分および着
色顔料を有機溶剤および(または)水に混合分散せしめ
ることによって得られるが、さらに必要に応じて体質顔
料(例えば炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸マグネシウムなど)、沈降防止剤、紫外線吸収剤、た
れ止剤などを配合することができる。
【0024】着色塗料(B)は、これらの成分を用いて
なり、前記の条件に調整したエアミクス塗装ガンで斑点
状に塗装することによって斑点状多彩模様塗膜が形成さ
れる。塗装時の粘度は0.5〜300ポイズ/20℃
(好ましくは1〜10ポイズ/20℃)であり、かつ固
形分含有率は10〜70重量%、特に30〜60重量%
であることが好ましい。着色塗料(B)を2種以上併用
する色調の組合せは目的に応じて任意に選択でき、相互
に色調が目視で異なっていればよい。
【0025】斑点多彩模様塗膜は、例えばエアミクス塗
装ガンを1個もしくは2個以上、好ましくは2〜5個を
自動塗装機などに取り付け、着色塗料(B)を圧送ポン
プおよび圧送タンクでそれぞれのガン先に圧送し、これ
らを同時にまたは時間差を設けて斑点状に上記被塗物に
連続塗装することによって行われる。同時塗装は各々の
着色塗料をほぼ同時に噴霧することである。また、時間
差塗装は各々の着色塗料を時間的間隔をおいて時期をず
らして個々塗装することであり、すでに塗装した斑点状
の塗膜が湿潤しているうちに次の着色塗料(B)を塗装
すると立体感や深み感にすぐれた模様が得られるが、乾
燥後につぎの着色塗料(B)を塗装しても差支えない。
多彩模様塗膜の乾燥方法は該塗料に含まれるビヒクルに
よるが、室温で放置する、100℃以下に加温して強制
乾燥する、100℃以上の温度で加熱硬化するなどがあ
げられる。着色塗料(B)のエアミクス塗装ガンによる
塗布量は各色の合計で80〜300g/m2 になるよう
な範囲が好ましい。
【0026】
【発明の効果】1.斑点状多彩模様塗膜において、着色
塗料(B)が斑点状に分布しており、斑点と斑点との空
隙部、又はこの斑点状塗膜を透して着色ベ−ス塗料
(A)の塗面を目視することでき、しかも該両塗料の色
調が共色であるために、意匠性を向上させることができ
た。
【0027】2.色が異なる複数の着色塗料(B)をエ
アミクスガンで塗装することにより、斑点の大きさが大
粒(長手方向もしくは直径が約10〜50mm)から小
粒(長手方向もしくは直径が約0.1〜10mm)まで
容易に形成できるようになった。
【0028】3.着色塗料(B)をエアミックス塗装ガ
ンで塗装することにより、プレコート建材の斑点状の多
色模様仕上げを工場で大量生産することがか可能になっ
た。
【0029】4.エアミックス塗装ガンで着色塗料
(B)を微粒化すると、各塗料の撹拌、サーキュレーシ
ョンによって斑点模様が崩れることがない。
【0030】5.エアミックス塗装ガンを上記した特定
の条件で使用すると、大粒から小粒まで容易に形成で
き、しかもその形状も円形のみ限定されないので、意匠
性が顕著に改良された6.3色以上の多色模様に仕上げ
ることも容易である。
【0031】
【実施例】次に、本発明に関する実施例及び比較例につ
いて説明する。部及び%はいずれも重量を基準にしてお
り、膜厚は乾燥もしくは硬化した塗膜についてである。 1.試 料 1)無機質系素材(被塗物) a)表面にピンホ−ルや素穴などが露出している多孔質
のALC板(幅×長さ×厚さ=600×1800×37
mm)。
【0032】2)着色ベ−ス塗料(A) a)水性アクリル樹脂エマルジョン塗料。色調はライト
グレ−。塗装時の粘度60秒/岩田カップ/20℃。
【0033】b)水性アクリル樹脂エマルジョン塗料。
色調はライトブラウン。塗装時の粘度20秒/岩田カッ
プ/20℃。
【0034】3)着色塗料(B) a)水性アクリルエマルション塗料であり、ホワイト
(A色)、アイボリ−(B色)、ダ−クグレ−(C色)
の3種類(いずれも、塗装時の粘度25秒/岩田カップ
/20℃。)からなる。
【0035】b)水性アクリルエマルション塗料であ
り、グレ−(A色)、ホワイト(B色)、ブラウン(C
色)の3種類(いずれも、塗装時の粘度25秒/岩田カ
ップ/20℃。)からなる。
【0036】なお、表1における着色塗料(B)の各色
の吐出量はg/分である。
【0037】2.実施例 被塗物a)に着色ベ−ス塗料(A)a)、b)をエアレ
ススプレ−により塗装し、100℃で10分間加熱して
塗膜を硬化した。ついで、その塗面に、着色塗料(B)
a)、b)を、自動塗装機にエアミクス塗装ガン3個を
取り付けてなる塗装機で塗装し、150℃で2分間加熱
して塗膜を硬化した。
【0038】着色塗料(B)のエアミックス塗装ガンに
よる塗装条件:ノズル先端部の内径2.0mmφ、塗料
圧力2kg/cm2 、エアミクスエア圧力1.2kg/
cm2 、エア流出量50リットル/分、ガン先端と被塗
面との距離60cm。
【0039】これらの塗装工程及び塗膜性能試験結果を
表1に示した。
【0040】
【表1】
【0041】塗膜性能試験は下記の方法で行った。
【0042】耐水性:JIS K 5400、8・19
に準じて行った。20℃で30日間浸漬した。○はし
わ、膨れ、割れ、はがれが全く認められない、△はし
わ、膨れ、割れ、はがれが少し認められる、×はしわ、
膨れ、割れ、はがれが多く認められるを示す。
【0043】耐候性:JIS K 5400、9・8に
準じて行った。試験板を3000時間試験した。○は割
れ、はがれが全く認められない、△は割れ、はがれが少
し認められる、×は割れ、はがれが多く認められるを示
す。
【0044】透水性:JIS K 5400、8・16
に準じて行った。単位ml/24時間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質系素材表面に着色ベ−ス塗料(A)
    を塗装し、ついでその塗面に着色塗料(B)を斑点状に
    塗装して多彩模様に仕上る方法であって、着色ベ−ス塗
    料(A)の色調が、その塗面の斑点模様と共色であるこ
    とを特徴とする多彩模様仕上げ法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029913A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Kansai Paint Co Ltd 塗装方法
JP2012143917A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 F Consultant:Kk 塗膜積層体
JP6180678B1 (ja) * 2016-06-15 2017-08-16 スズカファイン株式会社 多彩模様の塗装方法
JP2020157733A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 トクラス株式会社 塗装物

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