JP3061681B2 - 艶消し多彩模様塗膜の形成方法 - Google Patents
艶消し多彩模様塗膜の形成方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、艶消し多彩模様塗膜の
形成方法に関し、特に屋根瓦等の多孔質無機質基材への
適用に好適な艶消し多彩模様塗膜の形成方法に関するも
のである。
形成方法に関し、特に屋根瓦等の多孔質無機質基材への
適用に好適な艶消し多彩模様塗膜の形成方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築材料等の被塗物に対し美観を
もたせるために、多彩模様塗膜を形成したり艶消し塗膜
を形成したりすることが広く採用される様になってきて
いる。
もたせるために、多彩模様塗膜を形成したり艶消し塗膜
を形成したりすることが広く採用される様になってきて
いる。
【0003】多彩模様塗膜を形成する方法としては、例
えば平板状の被塗物に対し形成する場合には、着色塗料
を全面に塗装した後に、該塗料とは異なる色の着色塗料
を部分的に塗装する方法や、順次塗り継ぐ方法等があ
り、また凹凸状の被塗物に対し形成する場合には、着色
塗料を全面に塗装した後に、該塗料とは異なる色の着色
塗料を用いて凸部をロールコーター塗装する方法や、着
色塗料を全面に塗装した後に、該塗料とは異なる色の着
色塗料を全面に塗り重ね、凸部を拭き取る方法等が採用
されている。
えば平板状の被塗物に対し形成する場合には、着色塗料
を全面に塗装した後に、該塗料とは異なる色の着色塗料
を部分的に塗装する方法や、順次塗り継ぐ方法等があ
り、また凹凸状の被塗物に対し形成する場合には、着色
塗料を全面に塗装した後に、該塗料とは異なる色の着色
塗料を用いて凸部をロールコーター塗装する方法や、着
色塗料を全面に塗装した後に、該塗料とは異なる色の着
色塗料を全面に塗り重ね、凸部を拭き取る方法等が採用
されている。
【0004】一方、艶消し塗膜を形成する方法として
は、たとえば粒度約150〜200メッシュの珪砂等の
骨材を含有せしめた塗料を塗装する方法や、炭酸カルシ
ウムやシリカ等の体質顔料を多量に配合した塗料を塗装
する方法等が採用されている。
は、たとえば粒度約150〜200メッシュの珪砂等の
骨材を含有せしめた塗料を塗装する方法や、炭酸カルシ
ウムやシリカ等の体質顔料を多量に配合した塗料を塗装
する方法等が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な従来の多彩模様塗膜の形成方法は、得られる塗膜の
各色の境界が鮮明であり、自然感がなく、デザイン上の
特徴が限定されてしまうという問題点があり、更に異な
る色の塗料を部分的に塗り重ねたり全面に塗り重ねた塗
料の一部を拭き取る方法は全面に均一な厚さの塗膜が形
成できないため、特に外装材に適用した場合、塗膜劣化
の差異により見苦しい外観になったり、また塗装作業性
も悪いといった問題点があった。
様な従来の多彩模様塗膜の形成方法は、得られる塗膜の
各色の境界が鮮明であり、自然感がなく、デザイン上の
特徴が限定されてしまうという問題点があり、更に異な
る色の塗料を部分的に塗り重ねたり全面に塗り重ねた塗
料の一部を拭き取る方法は全面に均一な厚さの塗膜が形
成できないため、特に外装材に適用した場合、塗膜劣化
の差異により見苦しい外観になったり、また塗装作業性
も悪いといった問題点があった。
【0006】一方、上記の様な従来の艶消し塗膜の形成
方法のうち、骨材を含有せしめた塗料を塗装する方法
は、骨材により塗装機の摩耗が生ずる外に、骨材を塗膜
中に均一に分散させることが難しく、自然感のある仕上
り外観が得にくいという問題点があり、一方、体質顔料
を多量に配合した塗料を塗装する方法は、一般に体質顔
料をPWC40%以上配合する必要があるため、一般の
エマルジョン塗料の場合のPWC約20%の塗膜と比較
して、耐候性や防水能力が大幅に低下するという問題点
があった。
方法のうち、骨材を含有せしめた塗料を塗装する方法
は、骨材により塗装機の摩耗が生ずる外に、骨材を塗膜
中に均一に分散させることが難しく、自然感のある仕上
り外観が得にくいという問題点があり、一方、体質顔料
を多量に配合した塗料を塗装する方法は、一般に体質顔
料をPWC40%以上配合する必要があるため、一般の
エマルジョン塗料の場合のPWC約20%の塗膜と比較
して、耐候性や防水能力が大幅に低下するという問題点
があった。
【0007】本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑
み、各色を徐々に変化させ境界を不鮮明とした多彩な自
然感のあるデザインの実現を可能とし、且つ均一な膜厚
の多彩模様の形成と、骨材や体質顔料を用いることなく
又はできる限り少量用いての耐候性及び防水能力等に優
れた艶消し塗膜の形成とを同時に可能とした、艶消し多
彩模様塗膜の形成方法を提供することを目的とするもの
である。
み、各色を徐々に変化させ境界を不鮮明とした多彩な自
然感のあるデザインの実現を可能とし、且つ均一な膜厚
の多彩模様の形成と、骨材や体質顔料を用いることなく
又はできる限り少量用いての耐候性及び防水能力等に優
れた艶消し塗膜の形成とを同時に可能とした、艶消し多
彩模様塗膜の形成方法を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、 (a)被塗物表面にエマルジョン塗料を塗装して下塗塗
膜を形成する工程; (b)次いで、それぞれ異なる色の複数の塗料を適宜選
択しながら順次塗装ガンに供給し、連続的にスプレー塗
装して、色が徐々に変化した多彩模様塗膜を形成する工
程;及び (c)次いで、エマルジョン塗料を散点状に点在する様
に塗装する工程;を含むことを特徴とする、艶消し多彩
模様塗膜の形成方法、が提供される。
的を達成するものとして、 (a)被塗物表面にエマルジョン塗料を塗装して下塗塗
膜を形成する工程; (b)次いで、それぞれ異なる色の複数の塗料を適宜選
択しながら順次塗装ガンに供給し、連続的にスプレー塗
装して、色が徐々に変化した多彩模様塗膜を形成する工
程;及び (c)次いで、エマルジョン塗料を散点状に点在する様
に塗装する工程;を含むことを特徴とする、艶消し多彩
模様塗膜の形成方法、が提供される。
【0009】更に、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、 (a)多孔質無機質基材表面にエマルジョン塗料を過剰
に塗装し、該表面に気体流を吹付けて余剰の前記塗料を
除去して平滑な下塗塗膜を形成する工程; (b)次いで、それぞれ異なる色の複数の塗料を適宜選
択しながら順次塗装ガンに供給し、連続的にスプレー塗
装して、色が徐々に変化した多彩模様塗膜を形成する工
程;及び (c)次いで、エマルジョン塗料を散点状に点在する様
に塗装する工程;を含むことを特徴とする、艶消し多彩
模様塗膜の形成方法、が提供される。
るものとして、 (a)多孔質無機質基材表面にエマルジョン塗料を過剰
に塗装し、該表面に気体流を吹付けて余剰の前記塗料を
除去して平滑な下塗塗膜を形成する工程; (b)次いで、それぞれ異なる色の複数の塗料を適宜選
択しながら順次塗装ガンに供給し、連続的にスプレー塗
装して、色が徐々に変化した多彩模様塗膜を形成する工
程;及び (c)次いで、エマルジョン塗料を散点状に点在する様
に塗装する工程;を含むことを特徴とする、艶消し多彩
模様塗膜の形成方法、が提供される。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明で使用される被塗物としては特に制
限がなく、珪酸カルシウム板、木毛セメント板、コンク
リート板、石膏ボード板、ガラス繊維板及びスレート板
等の多孔質無機質基材や、ステンレス板、アルミニウム
板等の金属基材や、その他プラスチック基材や木工基材
等の各種のものが適用可能である。尚、これら被塗物
は、必要に応じて下地処理を施したものであってもよ
い。
限がなく、珪酸カルシウム板、木毛セメント板、コンク
リート板、石膏ボード板、ガラス繊維板及びスレート板
等の多孔質無機質基材や、ステンレス板、アルミニウム
板等の金属基材や、その他プラスチック基材や木工基材
等の各種のものが適用可能である。尚、これら被塗物
は、必要に応じて下地処理を施したものであってもよ
い。
【0012】次に、本発明の艶消し多彩模様塗膜の形成
方法について、建築用として多く利用されている多孔質
無機質基材を被塗物とするものを中心として説明する。
方法について、建築用として多く利用されている多孔質
無機質基材を被塗物とするものを中心として説明する。
【0013】図1〜図3に本発明方法の代表的な工程の
一部分のフローシートを示す。全工程はゾーンIからゾ
ーンXまでの10個のゾーンにおいて行われる。図1で
はゾーンIからゾーンIVまでが示されており、図2で
はゾーンIVからゾーンVIIまでが示されており、図
3ではゾーンVIIからゾーンXまでが示されている。
一部分のフローシートを示す。全工程はゾーンIからゾ
ーンXまでの10個のゾーンにおいて行われる。図1で
はゾーンIからゾーンIVまでが示されており、図2で
はゾーンIVからゾーンVIIまでが示されており、図
3ではゾーンVIIからゾーンXまでが示されている。
【0014】先ず、被塗物1をベルトコンベアによって
連続的にゾーンIの予熱炉2中に送り込み、例えば40
〜100℃に予熱後、裏面塗装ゾーン(ゾーンII)に
送り、例えばロールコーター11にて裏面塗装する。
尚、ここまでの段階は、被塗物の種類やその用途等に応
じて省略してもよい。
連続的にゾーンIの予熱炉2中に送り込み、例えば40
〜100℃に予熱後、裏面塗装ゾーン(ゾーンII)に
送り、例えばロールコーター11にて裏面塗装する。
尚、ここまでの段階は、被塗物の種類やその用途等に応
じて省略してもよい。
【0015】次に工程(a)として、ゾーンIIIにお
いて、被塗物表面にエマルジョン塗料をスプレー塗装、
シャワー塗装、フローコーター塗装、浸漬塗装等により
塗装する。
いて、被塗物表面にエマルジョン塗料をスプレー塗装、
シャワー塗装、フローコーター塗装、浸漬塗装等により
塗装する。
【0016】尚、被塗物1が多孔質無機質基材である場
合には、該基材の表面に多数の空孔が存在しており、単
に塗装するだけでは空孔内に塗料が侵入しにくいため、
塗膜にピンホール等の欠陥が生じやすく、それ故、次の
様な方法が好適である。即ち、エマルジョン塗料をシャ
ワー塗装やフローコーター塗装により過剰量(例えば6
0〜250g/m2 程度)塗装し、次いで気体流(例え
ば900〜1500mmAq程度の空気流等)を吹付
け、その圧力で塗料を空孔内に進入させて、十分に含浸
させるとともに余剰の塗料を被塗物面から除去し、塗膜
表面を平滑化する。尚、余剰塗料除去後の塗料残存量
は、45〜60g/m2 程度に調整するのが適当である
が、これに限定されるものではない。図1において、1
2はシャワー塗装装置のノズルを示し、13はエアーノ
ズルを示す。
合には、該基材の表面に多数の空孔が存在しており、単
に塗装するだけでは空孔内に塗料が侵入しにくいため、
塗膜にピンホール等の欠陥が生じやすく、それ故、次の
様な方法が好適である。即ち、エマルジョン塗料をシャ
ワー塗装やフローコーター塗装により過剰量(例えば6
0〜250g/m2 程度)塗装し、次いで気体流(例え
ば900〜1500mmAq程度の空気流等)を吹付
け、その圧力で塗料を空孔内に進入させて、十分に含浸
させるとともに余剰の塗料を被塗物面から除去し、塗膜
表面を平滑化する。尚、余剰塗料除去後の塗料残存量
は、45〜60g/m2 程度に調整するのが適当である
が、これに限定されるものではない。図1において、1
2はシャワー塗装装置のノズルを示し、13はエアーノ
ズルを示す。
【0017】次いで、ゾーンIVにおいて、セッティン
グもしくは必要に応じて40〜100℃に加熱し、得ら
れた下塗塗膜を少なくとも指触乾燥以上に乾燥させる。
グもしくは必要に応じて40〜100℃に加熱し、得ら
れた下塗塗膜を少なくとも指触乾燥以上に乾燥させる。
【0018】次いで、工程(b)として、ゾーンVにお
いて、色の異なる複数の塗料を適宜選択しながら、順次
塗装ガン14に供給し、連続的にスプレー塗装し、色が
徐々に変化した多彩模様塗膜を形成する。尚、多彩模様
塗膜を形成する代表的な塗装装置については、図4及び
図5を参照して後述する。
いて、色の異なる複数の塗料を適宜選択しながら、順次
塗装ガン14に供給し、連続的にスプレー塗装し、色が
徐々に変化した多彩模様塗膜を形成する。尚、多彩模様
塗膜を形成する代表的な塗装装置については、図4及び
図5を参照して後述する。
【0019】次の再加熱ゾーンVIは、艶消し塗装前の
被塗物の温度を調整するためのものであるから、必須で
はないが、被塗物温度が40℃より低くなる場合には設
置するのが好ましい。このゾーンでは、被塗物1は約4
0〜100℃に調温される。
被塗物の温度を調整するためのものであるから、必須で
はないが、被塗物温度が40℃より低くなる場合には設
置するのが好ましい。このゾーンでは、被塗物1は約4
0〜100℃に調温される。
【0020】次いで、ゾーンVIIにおいて、セッティ
ングもしくは必要に応じて40〜100℃に加熱する。
ングもしくは必要に応じて40〜100℃に加熱する。
【0021】次いで、工程(c)として、ゾーンVII
Iにおいて、指触乾燥程度以上に乾燥した多彩模様塗膜
上にスプレー等の塗装機15によって、エマルジョン塗
料を散点状に点在する様に約10〜60g/m2 程度に
塗装する。特に、多彩模様塗膜が指触乾燥すなわち指で
軽く触れた際に塗料が付着しない程度に乾燥した時点で
工程(c)に移行するのが、下層塗膜に対しアンカー効
果を発揮し層間密着性がよくなるので好ましい。尚、多
彩模様塗膜がウェットな状態では、微小な散点状凸部が
形成しにくくなる。微小な散点状凸部を形成させる好ま
しい塗装条件としては、エアースプレー塗装の場合、塗
料量とエアー量とのバランスをエアー過剰とし(例えば
塗料量20〜100g/minに対し、エアー量200
〜500リットル/min)、また、静電塗装の場合、
エマルジョン塗料を超微粒子状態として空中に飛散さ
せ、飛散中(即ち被塗物表面に塗着する前)に微粒子中
の含水量が低減し、塗着時点では流動性が殆ど現れない
程度にした状態で塗装する。
Iにおいて、指触乾燥程度以上に乾燥した多彩模様塗膜
上にスプレー等の塗装機15によって、エマルジョン塗
料を散点状に点在する様に約10〜60g/m2 程度に
塗装する。特に、多彩模様塗膜が指触乾燥すなわち指で
軽く触れた際に塗料が付着しない程度に乾燥した時点で
工程(c)に移行するのが、下層塗膜に対しアンカー効
果を発揮し層間密着性がよくなるので好ましい。尚、多
彩模様塗膜がウェットな状態では、微小な散点状凸部が
形成しにくくなる。微小な散点状凸部を形成させる好ま
しい塗装条件としては、エアースプレー塗装の場合、塗
料量とエアー量とのバランスをエアー過剰とし(例えば
塗料量20〜100g/minに対し、エアー量200
〜500リットル/min)、また、静電塗装の場合、
エマルジョン塗料を超微粒子状態として空中に飛散さ
せ、飛散中(即ち被塗物表面に塗着する前)に微粒子中
の含水量が低減し、塗着時点では流動性が殆ど現れない
程度にした状態で塗装する。
【0022】最後に、セッティングゾーンIXにて、セ
ッティング、乾燥、更に必要により、ゾーンXにて50
〜150℃で30〜300秒間の加熱を行い、塗膜を完
全に硬化させる。
ッティング、乾燥、更に必要により、ゾーンXにて50
〜150℃で30〜300秒間の加熱を行い、塗膜を完
全に硬化させる。
【0023】以上の様にして、艶消し多彩模様塗膜が形
成される。
成される。
【0024】次に、前述の多彩模様塗膜形成用の塗装装
置の代表例を説明する。図4は該塗装装置の概略構成図
であり、図5はその部分斜視図である。但し、この例示
装置は4種類の異なる色の塗料を使用した例であるが、
塗料の色数はこれに限定されることはない。
置の代表例を説明する。図4は該塗装装置の概略構成図
であり、図5はその部分斜視図である。但し、この例示
装置は4種類の異なる色の塗料を使用した例であるが、
塗料の色数はこれに限定されることはない。
【0025】これらの図において、26〜29は互いに
異なる色の塗料が収容されている塗料タンクである。こ
れら塗料タンクには、それぞれポンプ25a〜25dが
接続されており、これらポンプにより各タンク中の塗料
がホース33〜36へと供給される。尚、32はこれら
ホースの集合体である。以上の要素により塗料供給系が
構成されている。
異なる色の塗料が収容されている塗料タンクである。こ
れら塗料タンクには、それぞれポンプ25a〜25dが
接続されており、これらポンプにより各タンク中の塗料
がホース33〜36へと供給される。尚、32はこれら
ホースの集合体である。以上の要素により塗料供給系が
構成されている。
【0026】ホース33〜36の先端は、それぞれ連通
切替えのためのミニオートバルブ22a〜22dの入口
に接続されている。これらのホースとミニオートバルブ
との接続部にはそれぞれチェックバルブ23が介在して
おり、塗料の逆流を防止している。
切替えのためのミニオートバルブ22a〜22dの入口
に接続されている。これらのホースとミニオートバルブ
との接続部にはそれぞれチェックバルブ23が介在して
おり、塗料の逆流を防止している。
【0027】ミニオートバルブ22a〜22dの出口
は、マニホールド37に接続されており、4つのミニオ
ートバルブの少なくとも1つから供給される塗料を保持
もしくは保持しながら混合して1つの出口から継手38
を経由して塗装ガン14へと供給する。24は制御用圧
縮空気を供給するためのエアーホースである。30はミ
ニオートバルブ22a〜22dを制御するための制御盤
であり、各ミニオートバルブと制御ケーブル31a〜3
1dにより接続されている。尚、31はこれらケーブル
の集合体である。
は、マニホールド37に接続されており、4つのミニオ
ートバルブの少なくとも1つから供給される塗料を保持
もしくは保持しながら混合して1つの出口から継手38
を経由して塗装ガン14へと供給する。24は制御用圧
縮空気を供給するためのエアーホースである。30はミ
ニオートバルブ22a〜22dを制御するための制御盤
であり、各ミニオートバルブと制御ケーブル31a〜3
1dにより接続されている。尚、31はこれらケーブル
の集合体である。
【0028】尚、ポンプ25a〜25dや塗装ガン14
への圧縮空気の供給は、塗装装置の動作開始と同時に作
動する様になっている。
への圧縮空気の供給は、塗装装置の動作開始と同時に作
動する様になっている。
【0029】制御盤30には、各ミニオートバルブにつ
いて、それぞれその開(ON)及び閉(OFF)を制御
するためのタイマーが内蔵されている。塗料供給系の連
通切替えの際に、連通OFFとすべき塗料供給系を連通
OFFとなすと同時に、もしくはOFFとなす又はなし
た適宜の時間前後(例えば±3秒程度)に、新たに連通
ONとすべき塗料供給系を連通ONとする様に上記タイ
マーが設定されている。図6は、その一例を示すタイム
チャートである。T1 〜T4 はそれぞれミニオートバル
ブ22a〜22dの制御のためのタイマーの動作を示
す。ここでは、塗料ホース33〜36の塗料供給系が順
次連通される場合が示されている。先ず、タイマーT1
は時刻t0 においてONされ、所定時間後に時刻t1 に
おいてOFFされる。該時刻t1 から所定時間tだけ後
(または前)の時刻t2 においてタイマーT2 がONさ
れ、該タイマーT2 は所定時間後に時刻t3 においてO
FFされる。以上の状態において、t0 〜t2 では、塗
料タンク26の塗料がスプレーされ、t2 〜t3 では塗
料タンク26の塗料(マニホールド内に残存している塗
料)から徐々に塗料タンク27の塗料が混入されつつス
プレーされ、更には塗料タンク27の塗料のみがスプレ
ーされることにより、得られる塗膜の色は、塗料タンク
26塗料の色のみから徐々に塗料タンク26の塗料の色
と塗料タンク27の塗料の色との混合色に変化し、更に
は塗料タンク27の塗料の色のみとなり、色が徐々に変
化した多彩模様となる。
いて、それぞれその開(ON)及び閉(OFF)を制御
するためのタイマーが内蔵されている。塗料供給系の連
通切替えの際に、連通OFFとすべき塗料供給系を連通
OFFとなすと同時に、もしくはOFFとなす又はなし
た適宜の時間前後(例えば±3秒程度)に、新たに連通
ONとすべき塗料供給系を連通ONとする様に上記タイ
マーが設定されている。図6は、その一例を示すタイム
チャートである。T1 〜T4 はそれぞれミニオートバル
ブ22a〜22dの制御のためのタイマーの動作を示
す。ここでは、塗料ホース33〜36の塗料供給系が順
次連通される場合が示されている。先ず、タイマーT1
は時刻t0 においてONされ、所定時間後に時刻t1 に
おいてOFFされる。該時刻t1 から所定時間tだけ後
(または前)の時刻t2 においてタイマーT2 がONさ
れ、該タイマーT2 は所定時間後に時刻t3 においてO
FFされる。以上の状態において、t0 〜t2 では、塗
料タンク26の塗料がスプレーされ、t2 〜t3 では塗
料タンク26の塗料(マニホールド内に残存している塗
料)から徐々に塗料タンク27の塗料が混入されつつス
プレーされ、更には塗料タンク27の塗料のみがスプレ
ーされることにより、得られる塗膜の色は、塗料タンク
26塗料の色のみから徐々に塗料タンク26の塗料の色
と塗料タンク27の塗料の色との混合色に変化し、更に
は塗料タンク27の塗料の色のみとなり、色が徐々に変
化した多彩模様となる。
【0030】以下、同様にして、タイマーT3 ,T4 が
ON,OFFされる。
ON,OFFされる。
【0031】この様な塗装装置を用いることにより、各
色の境界が不鮮明な自然感のある多彩模様が形成される
が、例えば幅の広い被塗物や凹凸状被塗物に対し適用す
る場合には、複数の塗装ガン14を用いて、必要に応じ
て各塗装ガンの向きや相互間隔を適宜設定することによ
り、膜厚の均一性の良好な塗膜を形成することができ
る。
色の境界が不鮮明な自然感のある多彩模様が形成される
が、例えば幅の広い被塗物や凹凸状被塗物に対し適用す
る場合には、複数の塗装ガン14を用いて、必要に応じ
て各塗装ガンの向きや相互間隔を適宜設定することによ
り、膜厚の均一性の良好な塗膜を形成することができ
る。
【0032】尚、塗装方法として、(イ)被塗物1を移
動させながら、塗装ガン14を固定し、塗装する方法、
(ロ)被塗物1を移動させながら、該移動方向に対し、
略直角方向にレシプロ方式等により塗装ガン14を平行
往復移動し、塗装する方法などがある。
動させながら、塗装ガン14を固定し、塗装する方法、
(ロ)被塗物1を移動させながら、該移動方向に対し、
略直角方向にレシプロ方式等により塗装ガン14を平行
往復移動し、塗装する方法などがある。
【0033】次に、本発明の方法において、工程(a)
及び工程(c)で用いられるエマルジョン塗料として
は、通常の市販エマルジョン塗料を用いることができ
る。なかでも、好ましくは平均分子量5万〜50万、最
低造膜温度(MFT)0〜50℃の熱可塑性アクリル樹
脂約20〜50重量%、顔料約2〜25重量%、その他
成膜助剤や分散剤等の各種添加剤約0.1〜8重量%、
及び残部が水(場合により少量の有機溶剤も併用可能)
からなる、固形分約30〜50重量%の塗料が挙げられ
る。
及び工程(c)で用いられるエマルジョン塗料として
は、通常の市販エマルジョン塗料を用いることができ
る。なかでも、好ましくは平均分子量5万〜50万、最
低造膜温度(MFT)0〜50℃の熱可塑性アクリル樹
脂約20〜50重量%、顔料約2〜25重量%、その他
成膜助剤や分散剤等の各種添加剤約0.1〜8重量%、
及び残部が水(場合により少量の有機溶剤も併用可能)
からなる、固形分約30〜50重量%の塗料が挙げられ
る。
【0034】一方、工程(b)で用いられる塗料は、前
記と同様のエマルジョン塗料が望ましいが、工程(a)
及び工程(c)のエマルジョン塗料と密着性のよい塗料
であれば、溶剤型塗料の使用も可能である。
記と同様のエマルジョン塗料が望ましいが、工程(a)
及び工程(c)のエマルジョン塗料と密着性のよい塗料
であれば、溶剤型塗料の使用も可能である。
【0035】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。尚、本実施例中、「部」及び「%」はいずれも
重量基準で示す。
明する。尚、本実施例中、「部」及び「%」はいずれも
重量基準で示す。
【0036】先ず、工程(a)で用いたエマルジョン塗
料A、工程(b)で用いたエマルジョン塗料B,C及び
工程(c)で用いたエマルジョン塗料Dの組成を以下に
示す。
料A、工程(b)で用いたエマルジョン塗料B,C及び
工程(c)で用いたエマルジョン塗料Dの組成を以下に
示す。
【0037】<工程(a)で用いたエマルジョン塗料A
> 熱可塑性アクリルエマルジョン樹脂 (MFT5℃、平均分子量15万 〜20万、固形分50%) 60部 カーボンブラック 2部 タルク 8部 添加剤 7部 水 23部 <工程(b)で用いたエマルジョン塗料B(サビ色)> 熱可塑性アクリルエマルジョン樹脂 (MFT5℃、平均分子量15万 〜20万、固形分50%) 60部 酸化鉄サビ 5部 酸化鉄黄 0.5部 カーボンブラック 0.2部 酸化チタン 1.3部 炭酸カルシウム 7部 クレー 3部 添加剤 8部 水 15部 <工程(b)で用いたエマルジョン塗料C(グリーン
色)> 熱可塑性アクリルエマルジョン樹脂 (MFT5℃、平均分子量15万 〜20万、固形分50%) 60部 酸化鉄黄 3.5部 カーボンブラック 0.2部 酸化チタン 0.3部 フタロシアニンブルー 3部 炭酸カルシウム 7部 クレー 3部 添加剤 8部 水 15部 <工程(c)で用いたエマルジョン塗料D> 熱可塑性アクリルエマルジョン樹脂 (MFT5℃、平均分子量15万 〜20万、固形分50%) 64部 カーボンブラック 0.1部 タルク 4部 添加剤 7部 水 24.9部。
> 熱可塑性アクリルエマルジョン樹脂 (MFT5℃、平均分子量15万 〜20万、固形分50%) 60部 カーボンブラック 2部 タルク 8部 添加剤 7部 水 23部 <工程(b)で用いたエマルジョン塗料B(サビ色)> 熱可塑性アクリルエマルジョン樹脂 (MFT5℃、平均分子量15万 〜20万、固形分50%) 60部 酸化鉄サビ 5部 酸化鉄黄 0.5部 カーボンブラック 0.2部 酸化チタン 1.3部 炭酸カルシウム 7部 クレー 3部 添加剤 8部 水 15部 <工程(b)で用いたエマルジョン塗料C(グリーン
色)> 熱可塑性アクリルエマルジョン樹脂 (MFT5℃、平均分子量15万 〜20万、固形分50%) 60部 酸化鉄黄 3.5部 カーボンブラック 0.2部 酸化チタン 0.3部 フタロシアニンブルー 3部 炭酸カルシウム 7部 クレー 3部 添加剤 8部 水 15部 <工程(c)で用いたエマルジョン塗料D> 熱可塑性アクリルエマルジョン樹脂 (MFT5℃、平均分子量15万 〜20万、固形分50%) 64部 カーボンブラック 0.1部 タルク 4部 添加剤 7部 水 24.9部。
【0038】60℃に予熱したスレート板をベルトコン
ベアにて移送しながら、エマルジョン塗料Aを200g
/m2 になる様にシャワー塗装し、次いでエアー(エア
ー圧1100mmAq)を吹付けて過剰の塗料を除去
し、平滑な下塗塗膜(55g/m2 )を形成した。
ベアにて移送しながら、エマルジョン塗料Aを200g
/m2 になる様にシャワー塗装し、次いでエアー(エア
ー圧1100mmAq)を吹付けて過剰の塗料を除去
し、平滑な下塗塗膜(55g/m2 )を形成した。
【0039】次いで、25秒間セッティング後、図4及
び図5に示す塗装装置(但し、タンク26,27のみ使
用)にて、エマルジョン塗料B,Cを85g/m2 にな
る様に塗り重ね、多彩模様塗膜を形成した。尚、塗装条
件は、タンク26にエマルジョン塗料Bを、またタンク
27にエマルジョン塗料Cを入れ、ミニオートバルブ2
2aを開き、ポンプ25aを作動させ、ホース33から
チェックバルブ23及びミニオートバルブ22aを介し
て、マニホールド37へとエマルジョン塗料Bを供給
し、塗装ガン14によりスプレー塗装した。1秒後、ミ
ニオートバルブ22aを閉じると同時にミニオートバル
ブ22bを開き、ポンプ25bを作動させ、ホース34
からチェックバルブ23及びミニオートバルブ22bを
介してマニホールド37へとエマルジョン塗料Cを供給
し、塗装ガン14によりスプレー塗装した。この様に、
ミニオートバルブ22aと22bとの開閉を1秒ごとに
繰り返しつつ塗装すると、多彩模様塗膜は、(サビ色)
→(サビ色の濃いサビ色とグリーン色との混色)→(グ
リーン色の濃いグリーン色とサビ色との混色)→(グリ
ーン色)→(グリーン色の濃いグリーン色とサビ色との
混色)→(サビ色の濃いサビ色とグリーン色との混色)
→(サビ色)→・・・・・・と徐々に色が変化した多彩
模様が得られた。
び図5に示す塗装装置(但し、タンク26,27のみ使
用)にて、エマルジョン塗料B,Cを85g/m2 にな
る様に塗り重ね、多彩模様塗膜を形成した。尚、塗装条
件は、タンク26にエマルジョン塗料Bを、またタンク
27にエマルジョン塗料Cを入れ、ミニオートバルブ2
2aを開き、ポンプ25aを作動させ、ホース33から
チェックバルブ23及びミニオートバルブ22aを介し
て、マニホールド37へとエマルジョン塗料Bを供給
し、塗装ガン14によりスプレー塗装した。1秒後、ミ
ニオートバルブ22aを閉じると同時にミニオートバル
ブ22bを開き、ポンプ25bを作動させ、ホース34
からチェックバルブ23及びミニオートバルブ22bを
介してマニホールド37へとエマルジョン塗料Cを供給
し、塗装ガン14によりスプレー塗装した。この様に、
ミニオートバルブ22aと22bとの開閉を1秒ごとに
繰り返しつつ塗装すると、多彩模様塗膜は、(サビ色)
→(サビ色の濃いサビ色とグリーン色との混色)→(グ
リーン色の濃いグリーン色とサビ色との混色)→(グリ
ーン色)→(グリーン色の濃いグリーン色とサビ色との
混色)→(サビ色の濃いサビ色とグリーン色との混色)
→(サビ色)→・・・・・・と徐々に色が変化した多彩
模様が得られた。
【0040】次いで、30秒間セッティングし、多彩模
様塗膜が指接触乾燥した時点でエマルジョン塗料Dをエ
アースプレー塗装機によって散点状に20g/m2 にな
る様に塗装し、約20秒間セッティングした後、80℃
に加熱し、塗膜を乾燥させた。
様塗膜が指接触乾燥した時点でエマルジョン塗料Dをエ
アースプレー塗装機によって散点状に20g/m2 にな
る様に塗装し、約20秒間セッティングした後、80℃
に加熱し、塗膜を乾燥させた。
【0041】得られたスレート板表面は、サビ色とグリ
ーン色とこれらの中間色とが、徐々に変化した多彩模様
となり、該表面には微小な凹凸が形成され、その光沢
は、60度鏡面反射率3を示し、艶消し状となってい
た。また、得られた多彩模様形成スレート板につき、促
進耐候性試験(サンシャインウェザオメーター3000
時間)を行ったところ、異常がなく、耐候性に優れてい
ることが確認できた。また、水中浸漬試験(20℃、1
か月)したところ、塗膜の剥離がなく、密着性及び耐久
性も優れていることが判明した。比較のために、体質顔
料をPWC40%になる様に配合した艶消し塗料を塗装
して得られた従来の塗装板につき同様の試験を行ったと
ころ、約1500時間でチョーキングが発生した。
ーン色とこれらの中間色とが、徐々に変化した多彩模様
となり、該表面には微小な凹凸が形成され、その光沢
は、60度鏡面反射率3を示し、艶消し状となってい
た。また、得られた多彩模様形成スレート板につき、促
進耐候性試験(サンシャインウェザオメーター3000
時間)を行ったところ、異常がなく、耐候性に優れてい
ることが確認できた。また、水中浸漬試験(20℃、1
か月)したところ、塗膜の剥離がなく、密着性及び耐久
性も優れていることが判明した。比較のために、体質顔
料をPWC40%になる様に配合した艶消し塗料を塗装
して得られた従来の塗装板につき同様の試験を行ったと
ころ、約1500時間でチョーキングが発生した。
【0042】
【発明の効果】以上の様な本発明の方法によれば、色彩
が徐々に変化し境界が不鮮明な自然感のある多彩模様を
均質膜厚の状態で形成でき、且つ密着性及び耐候性等に
優れた艶消し多彩模様塗膜を形成することができる。
が徐々に変化し境界が不鮮明な自然感のある多彩模様を
均質膜厚の状態で形成でき、且つ密着性及び耐候性等に
優れた艶消し多彩模様塗膜を形成することができる。
【図1】本発明方法の代表的な工程の一部分のフローシ
ートである。
ートである。
【図2】本発明方法の代表的な工程の一部分のフローシ
ートである。
ートである。
【図3】本発明方法の代表的な工程の一部分のフローシ
ートである。
ートである。
【図4】多彩模様形成用塗装装置の一例を示す概略構成
図である。
図である。
【図5】図4の装置の部分斜視図である。
【図6】タイマーの動作の一例を示すタイムチャートで
ある。
ある。
1 被塗物 14 塗装ガン 22a,22b,22c,22d ミニオートバルブ 23 チェックバルブ 25a,25b,25c,25d 塗料ポンプ 26,27,28,29 塗料タンク 30 制御盤 33,34,35,36 塗料ホース 37 マニホールド 38 継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B05D 7/24 301 B05D 7/24 301F (56)参考文献 特開 昭52−56128(JP,A) 特開 昭56−152763(JP,A) 特開 昭59−210151(JP,A) 特開 昭60−7965(JP,A) 特開 昭56−28679(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)被塗物表面にエマルジョン塗料を
塗装して下塗塗膜を形成する工程; (b)次いで、それぞれ異なる色の複数の塗料を適宜選
択しながら順次塗装ガンに供給し、連続的にスプレー塗
装して、色が徐々に変化した多彩模様塗膜を形成する工
程;及び (c)次いで、エマルジョン塗料を散点状に点在する様
に塗装する工程;を含むことを特徴とする、艶消し多彩
模様塗膜の形成方法。 - 【請求項2】 (a)多孔質無機質基材表面にエマルジ
ョン塗料を過剰に塗装し、該表面に気体流を吹付けて余
剰の前記塗料を除去して平滑な下塗塗膜を形成する工
程; (b)次いで、それぞれ異なる色の複数の塗料を適宜選
択しながら順次塗装ガンに供給し、連続的にスプレー塗
装して、色が徐々に変化した多彩模様塗膜を形成する工
程;及び (c)次いで、エマルジョン塗料を散点状に点在する様
に塗装する工程;を含むことを特徴とする、艶消し多彩
模様塗膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4075759A JP3061681B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 艶消し多彩模様塗膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4075759A JP3061681B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 艶消し多彩模様塗膜の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05237445A JPH05237445A (ja) | 1993-09-17 |
JP3061681B2 true JP3061681B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=13585484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4075759A Expired - Fee Related JP3061681B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 艶消し多彩模様塗膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061681B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2717073B2 (ja) * | 1995-06-29 | 1998-02-18 | ナショナル住宅産業株式会社 | 塗装方法 |
JP2001113225A (ja) * | 1999-10-19 | 2001-04-24 | Nichiha Corp | 建築板のカラークリヤー塗装方法,装置,及び建築板 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4075759A patent/JP3061681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05237445A (ja) | 1993-09-17 |
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