JPH0522546Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0522546Y2 JPH0522546Y2 JP1986095510U JP9551086U JPH0522546Y2 JP H0522546 Y2 JPH0522546 Y2 JP H0522546Y2 JP 1986095510 U JP1986095510 U JP 1986095510U JP 9551086 U JP9551086 U JP 9551086U JP H0522546 Y2 JPH0522546 Y2 JP H0522546Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passenger
- relay
- contact
- passenger conveyor
- conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 32
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002427 irreversible effect Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はマンコンベアの制御装置に関し、特
に乗客の有無を検出して自動的に起動・停止を行
わせるマンコンベアの制御装置に関するものであ
る。
に乗客の有無を検出して自動的に起動・停止を行
わせるマンコンベアの制御装置に関するものであ
る。
例えば、実開昭59−123063号広報等に示される
マンコンベアにおいては、乗降口に乗客検出装置
を設けることによつて乗客の有無を検出し、この
乗客検出装置の出力に応じてマンコンベアを自動
的に起動あるいは停止するように制御を行つてい
る。
マンコンベアにおいては、乗降口に乗客検出装置
を設けることによつて乗客の有無を検出し、この
乗客検出装置の出力に応じてマンコンベアを自動
的に起動あるいは停止するように制御を行つてい
る。
従来のマンコンベアは以上の様に構成されてい
るので、乗降路に設けられている乗客検出装置が
乗客の検出を行わなかつた場合には、乗客の通り
抜けが起つてしまう。そして、このマンコンベア
は移送路としてのコンベア部分がオープンとなつ
ていることから、乗客が階段替わりとして利用す
る恐れが生ずる。このような時に、後から来た乗
客がマンコンベアの反対側から乗り込んできた
り、あるいは通り抜けが起つた乗場側から乗り込
んできた場合に、不幸にして乗客検出装置が乗客
を検出すると、マンコンベアが自動的に起動する
ことから、階段替わりに歩いていた乗客は、不意
の起動に転倒する恐れが生じて非常に危険なもの
となる。
るので、乗降路に設けられている乗客検出装置が
乗客の検出を行わなかつた場合には、乗客の通り
抜けが起つてしまう。そして、このマンコンベア
は移送路としてのコンベア部分がオープンとなつ
ていることから、乗客が階段替わりとして利用す
る恐れが生ずる。このような時に、後から来た乗
客がマンコンベアの反対側から乗り込んできた
り、あるいは通り抜けが起つた乗場側から乗り込
んできた場合に、不幸にして乗客検出装置が乗客
を検出すると、マンコンベアが自動的に起動する
ことから、階段替わりに歩いていた乗客は、不意
の起動に転倒する恐れが生じて非常に危険なもの
となる。
この考案は、上記問題点を解消するためになさ
れたものであつて、乗客の有無を検出して自動的
に起動・停止を行うマンコンベアにおいて、乗客
が乗場部分に設けられている乗客検出装置を通り
抜けて階段替わりにコンベアを利用することを防
止したマンコンベアの制御装置を提供することを
目的とする。
れたものであつて、乗客の有無を検出して自動的
に起動・停止を行うマンコンベアにおいて、乗客
が乗場部分に設けられている乗客検出装置を通り
抜けて階段替わりにコンベアを利用することを防
止したマンコンベアの制御装置を提供することを
目的とする。
この様な問題を解決するためにこの考案による
マンコンベアの制御装置は、乗降口に2種以上の
乗客検出装置をそれぞれ設け、この2種以上の乗
客検出装置がすべて予め定められた順序で作動し
た場合のみマンコンベアに対する自動的な起動・
停止制御を行い、一部の乗客検出装置が作動しな
い場合には乗客の不検出状態として以後の自動的
な起動・停止制御を行わずに休止状態にロツクす
ると共に、休止状態を解除しない限りすべて乗客
検出装置が後続の乗客を検出しても休止状態を維
持するものである。
マンコンベアの制御装置は、乗降口に2種以上の
乗客検出装置をそれぞれ設け、この2種以上の乗
客検出装置がすべて予め定められた順序で作動し
た場合のみマンコンベアに対する自動的な起動・
停止制御を行い、一部の乗客検出装置が作動しな
い場合には乗客の不検出状態として以後の自動的
な起動・停止制御を行わずに休止状態にロツクす
ると共に、休止状態を解除しない限りすべて乗客
検出装置が後続の乗客を検出しても休止状態を維
持するものである。
この様に構成されたマンコンベアの制御装置に
おいては、2種以上の乗客検出装置による不一致
出力によつて乗客の不検出が測定されると、マン
コンベアを休止状態にロツクすることから、後か
ら乗り込んで来た乗客を乗客検出装置が検出して
自動的にマンコンベアを起動することにより、乗
客検出装置を通り抜けてマンコンベアを段階替わ
りに歩行している乗客に対する不意の起動による
危険発生の防止が行えることになる。
おいては、2種以上の乗客検出装置による不一致
出力によつて乗客の不検出が測定されると、マン
コンベアを休止状態にロツクすることから、後か
ら乗り込んで来た乗客を乗客検出装置が検出して
自動的にマンコンベアを起動することにより、乗
客検出装置を通り抜けてマンコンベアを段階替わ
りに歩行している乗客に対する不意の起動による
危険発生の防止が行えることになる。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図および第2図において、1は階床間に
斜めに掛け渡されたマンコンベア、2a,2bは
乗降口にそれぞれ設けられた第1の乗客検出装置
としての光電スイツチであつて、乗客が光路を遮
断することによつて検出するようになつている。
3a,3bは棚であつて、光電スイツチ2a,2
bを通過しないとマンコンベア1に乗り込めない
ように乗客を案内するものである。4a,4bは
乗降口にそれぞれ設けられた第2の乗客検出装置
としてのマツトスイツチであつて、マンコンベア
1の乗降口におけるホール部分に設置されてい
る。
る。第1図および第2図において、1は階床間に
斜めに掛け渡されたマンコンベア、2a,2bは
乗降口にそれぞれ設けられた第1の乗客検出装置
としての光電スイツチであつて、乗客が光路を遮
断することによつて検出するようになつている。
3a,3bは棚であつて、光電スイツチ2a,2
bを通過しないとマンコンベア1に乗り込めない
ように乗客を案内するものである。4a,4bは
乗降口にそれぞれ設けられた第2の乗客検出装置
としてのマツトスイツチであつて、マンコンベア
1の乗降口におけるホール部分に設置されてい
る。
第3図は、第1図、第2図に示すマンコンベア
1の制御回路であつて、16はマンコンベア1に
設けられている種々の安全スイツチ、17は手動
用の起動スイツチであつて、通常はオープン状態
となつている。18は停止スイツチである。そし
て、起動スイツチ17のコモン端子は、停止スイ
ツチ18および安全スイツチ16を介して電源
(+)に接続されている。5は上昇起動リレーで
あつて、電源(−)と起動スイツチ17のアツプ
出力端との間に、後述する下降起動リレー6のノ
ーマルクロス接点6aを介して接続されている。
6は下降起動リレーであつて、電源(−)と起動
スイツチ17のダウン出力端との間に、上昇起動
リレー5のノーマルクロス接点5aを介して接続
されている。7は制御モード選択スイツチであつ
て、オンにセツトされると自動発停モードとな
り、オフにセツトすると手動モードになる。8は
制御モード選択スイツチ7のオン時に付勢される
リレー、9はオフデイレー機能を有するリレーで
あつて、電源(+)と電源(−)との間に、光電
スイツチ2a,2bの並列回路、リレー8のノー
マルオープン接点8a、後述するリレー14のノ
ーマルクロス接点13bおよび後述するリレー1
5のノーマルクロス接点15bを介して接続され
ている。10はリレーであつて、電源(+)と電
源(−)との間に、マツトスイツチ4a,4bの
並列回路、リレー8のノーマルオープン接点8
b、後述するリレー13のノーマルクロス接点1
3cおよび後述するリレー15のノーマルクロス
接点15cを介して接続されている。11はリレ
ーであつて、電源(+)と電源(−)との間に、
リレー9のノーマルオープン接点9aとリレー1
0のノーマルオープン接点10aを介して接続さ
れている。12はタイマーであつて、付勢される
と動作することにより接点を切り替え、予め定め
られた一定時間を計時すると接点を復帰させる。
そして、このタイマー11はリレー11のノーマ
ルオープン接点11aを介して電源(+)と電源
(−)との間に接続されている。12aは起動ス
イツチ17のコモン端子とアツプ出力端との間に
接続されたタイマー11のノーマルオープン接
点、13は前述したリレーであつて、リレー9の
ノーマルクロス接点9c、リレー10のノーマル
オープン接点10bおよびリレー8のノーマルオ
ープン接点8cを介して接続されている。13a
は接点9cと接点10bの直列体に対して並列接
続されたリレー13のノーマルオープン接点、1
4は前述したリレーであつて、リレー9のノーマ
ルオープン接点9dを介して電源(+)と電源
(−)との間に接続されている。15は前述した
リレーであつて、リレー14のノーマルオープン
接点14a、リレー9のノーマルクロス接点9
e、リレー12のノーマルクロス12b、リレー
8のノーマルオープン接点8dを介して電源
(+)と電源(−)との間に接続されている。1
5aは接点14a、接点9e、接点12bの直列
体に対して並列接続されたリレー15のノーマル
オープン接点である。
1の制御回路であつて、16はマンコンベア1に
設けられている種々の安全スイツチ、17は手動
用の起動スイツチであつて、通常はオープン状態
となつている。18は停止スイツチである。そし
て、起動スイツチ17のコモン端子は、停止スイ
ツチ18および安全スイツチ16を介して電源
(+)に接続されている。5は上昇起動リレーで
あつて、電源(−)と起動スイツチ17のアツプ
出力端との間に、後述する下降起動リレー6のノ
ーマルクロス接点6aを介して接続されている。
6は下降起動リレーであつて、電源(−)と起動
スイツチ17のダウン出力端との間に、上昇起動
リレー5のノーマルクロス接点5aを介して接続
されている。7は制御モード選択スイツチであつ
て、オンにセツトされると自動発停モードとな
り、オフにセツトすると手動モードになる。8は
制御モード選択スイツチ7のオン時に付勢される
リレー、9はオフデイレー機能を有するリレーで
あつて、電源(+)と電源(−)との間に、光電
スイツチ2a,2bの並列回路、リレー8のノー
マルオープン接点8a、後述するリレー14のノ
ーマルクロス接点13bおよび後述するリレー1
5のノーマルクロス接点15bを介して接続され
ている。10はリレーであつて、電源(+)と電
源(−)との間に、マツトスイツチ4a,4bの
並列回路、リレー8のノーマルオープン接点8
b、後述するリレー13のノーマルクロス接点1
3cおよび後述するリレー15のノーマルクロス
接点15cを介して接続されている。11はリレ
ーであつて、電源(+)と電源(−)との間に、
リレー9のノーマルオープン接点9aとリレー1
0のノーマルオープン接点10aを介して接続さ
れている。12はタイマーであつて、付勢される
と動作することにより接点を切り替え、予め定め
られた一定時間を計時すると接点を復帰させる。
そして、このタイマー11はリレー11のノーマ
ルオープン接点11aを介して電源(+)と電源
(−)との間に接続されている。12aは起動ス
イツチ17のコモン端子とアツプ出力端との間に
接続されたタイマー11のノーマルオープン接
点、13は前述したリレーであつて、リレー9の
ノーマルクロス接点9c、リレー10のノーマル
オープン接点10bおよびリレー8のノーマルオ
ープン接点8cを介して接続されている。13a
は接点9cと接点10bの直列体に対して並列接
続されたリレー13のノーマルオープン接点、1
4は前述したリレーであつて、リレー9のノーマ
ルオープン接点9dを介して電源(+)と電源
(−)との間に接続されている。15は前述した
リレーであつて、リレー14のノーマルオープン
接点14a、リレー9のノーマルクロス接点9
e、リレー12のノーマルクロス12b、リレー
8のノーマルオープン接点8dを介して電源
(+)と電源(−)との間に接続されている。1
5aは接点14a、接点9e、接点12bの直列
体に対して並列接続されたリレー15のノーマル
オープン接点である。
この様に構成されたマンコンベアの制御装置に
おいて、制御モード選択スイツチ7をオンにセツ
トすると、オフデイレー機能を有するリレー8が
付勢されて接点12aがオンするとともに、接点
12bがオフとなる。ここで、第1図に示すマン
コンベア1の下部乗降口に乗客が進入すると、ま
ず光電スイツチ2bがオンになる。光電スイツチ
2bがオンになると、接点8aがすでにオンとな
つていることから、電源(+)−光電スイツチ2
b−接点8a−接点13b−接点15b−リレー
9−電源(−)の経路が形成されてリレー9が付
勢される。そして、乗客が光電スイツチ2bを通
過すると、この光電スイツチ2bはオフとなるこ
とからリレー9は消勢される。しかし、このリレ
ー9はオフデイレー機能を有することから、接点
9aは一定時間後にオフとなる。ここで、光電ス
イツチ2b部分を通過した乗客が接点9aが開と
なるまでにマツトスイツチ4bに達すると、この
マツトスイツチ4bがオンとなることから電源
(+)−マツトスイツチ4b−接点8b−接点13
c−接点15c−リレー10−電源(−)の経路
が形成されてリレー10が付勢される。リレー1
0が付勢されると、その接点10aがオンになる
ことから、電源(+)−接点9a−接点10a−
リレー11−電源(−)の経路が形成されてリレ
ー11が付勢される。そして、リレー11が付勢
されると、その接点11aがオンになることか
ら、タイマー12が付勢されてその接点12aが
オンされるとともに、接点12bがオフされる。
接点12aがオンされると、電源(+)−安全ス
イツチ16−停止スイツチ18−接点12a−接
点6a−上昇起動リレー5−電源(−)の経路が
構成されることから、上昇起動リレー5が付勢さ
れてマンコンベア1は上昇運転を開始することに
より乗客を上部乗降口に移送する。
おいて、制御モード選択スイツチ7をオンにセツ
トすると、オフデイレー機能を有するリレー8が
付勢されて接点12aがオンするとともに、接点
12bがオフとなる。ここで、第1図に示すマン
コンベア1の下部乗降口に乗客が進入すると、ま
ず光電スイツチ2bがオンになる。光電スイツチ
2bがオンになると、接点8aがすでにオンとな
つていることから、電源(+)−光電スイツチ2
b−接点8a−接点13b−接点15b−リレー
9−電源(−)の経路が形成されてリレー9が付
勢される。そして、乗客が光電スイツチ2bを通
過すると、この光電スイツチ2bはオフとなるこ
とからリレー9は消勢される。しかし、このリレ
ー9はオフデイレー機能を有することから、接点
9aは一定時間後にオフとなる。ここで、光電ス
イツチ2b部分を通過した乗客が接点9aが開と
なるまでにマツトスイツチ4bに達すると、この
マツトスイツチ4bがオンとなることから電源
(+)−マツトスイツチ4b−接点8b−接点13
c−接点15c−リレー10−電源(−)の経路
が形成されてリレー10が付勢される。リレー1
0が付勢されると、その接点10aがオンになる
ことから、電源(+)−接点9a−接点10a−
リレー11−電源(−)の経路が形成されてリレ
ー11が付勢される。そして、リレー11が付勢
されると、その接点11aがオンになることか
ら、タイマー12が付勢されてその接点12aが
オンされるとともに、接点12bがオフされる。
接点12aがオンされると、電源(+)−安全ス
イツチ16−停止スイツチ18−接点12a−接
点6a−上昇起動リレー5−電源(−)の経路が
構成されることから、上昇起動リレー5が付勢さ
れてマンコンベア1は上昇運転を開始することに
より乗客を上部乗降口に移送する。
ここで、接点12aはタイマー12の接点であ
ることから、予め定められた一定時間、つまり下
部乗降口から乗り込む乗客を上部乗降口まで移送
するのに十分な時間後にオフとなることにより、
マンコンベア1の上昇運転を停止させる。なお、
タイマー12はリトリガブルタイプとなつている
ことから、後続の乗客によつて光電スイツチ2b
およびマツトスイツチ4bがリレー9のオフデイ
レー期間内に順次オンされると、タイマー11は
再び付勢されてこの時点からの計時動作を再開す
る。つまり、乗客を移送中に次の乗客が乗り込ん
で来た場合には、最終乗客を上部乗降口に移送す
るに十分な時間後にマンコンベア1の上昇運転を
停止させることになる。
ることから、予め定められた一定時間、つまり下
部乗降口から乗り込む乗客を上部乗降口まで移送
するのに十分な時間後にオフとなることにより、
マンコンベア1の上昇運転を停止させる。なお、
タイマー12はリトリガブルタイプとなつている
ことから、後続の乗客によつて光電スイツチ2b
およびマツトスイツチ4bがリレー9のオフデイ
レー期間内に順次オンされると、タイマー11は
再び付勢されてこの時点からの計時動作を再開す
る。つまり、乗客を移送中に次の乗客が乗り込ん
で来た場合には、最終乗客を上部乗降口に移送す
るに十分な時間後にマンコンベア1の上昇運転を
停止させることになる。
次に、マンコンベア1の停止時に乗客が上部乗
降口から乗り込もうとして光電スイツチ2aの部
分を通過すると、この光電スイツチ2aがオンと
なることから、前述した場合と同様にしてオフデ
イレー機能を有するリレー9が励磁される。そし
て、このリレー9のオフデイレー期間中にマツト
スイツチ4aが乗客によつてオンされると、前述
した場合と同様にリレー10が励磁されてリレー
11およびタイマー12が励磁されることから、
その接点12aがオンとなつて予め定められた一
定時間にわたつて上昇運転リレー5が励磁され
て、マンコンベア1が上昇運転されることにな
る。これは、非可逆の自動発停動作であつて、反
対方向から乗り込んできた乗客に対し、マンコン
ベア1を逆方向に積極的に起動させて乗り込めな
いようにするものである。そして、この機能は、
可逆式の自動発停機能を有するマンコンベア1に
対しても適用することが可能であることは周知の
通りである。
降口から乗り込もうとして光電スイツチ2aの部
分を通過すると、この光電スイツチ2aがオンと
なることから、前述した場合と同様にしてオフデ
イレー機能を有するリレー9が励磁される。そし
て、このリレー9のオフデイレー期間中にマツト
スイツチ4aが乗客によつてオンされると、前述
した場合と同様にリレー10が励磁されてリレー
11およびタイマー12が励磁されることから、
その接点12aがオンとなつて予め定められた一
定時間にわたつて上昇運転リレー5が励磁され
て、マンコンベア1が上昇運転されることにな
る。これは、非可逆の自動発停動作であつて、反
対方向から乗り込んできた乗客に対し、マンコン
ベア1を逆方向に積極的に起動させて乗り込めな
いようにするものである。そして、この機能は、
可逆式の自動発停機能を有するマンコンベア1に
対しても適用することが可能であることは周知の
通りである。
次に、下部乗降口から進入した乗客を光電スイ
ツチ2bが何かの原因によつて検出することがで
きず、その後にマツトスイツチ4bが乗客を検出
してオンになると、電源(+)−接点9c−接点
10b−接点8c−リレー13−電源(−)の経
路が構成されることから、リレー13が付勢され
る。リレー13が付勢されると、その接点13a
がオンされることから、電源(+)−接点13a
−接点8c−リレー13−電源(−)の経路が形
成されて自己保持される。そして、リレー13が
自己保持されてロツク状態になると、その接点1
3b,13cが開となることから、リレー9,1
0に対する以後の動作を阻止する。即ち、以後は
乗客検出装置の動作が不安定であるとして、マン
コンベア1の自動発停動作が中止されて安全が確
保される。
ツチ2bが何かの原因によつて検出することがで
きず、その後にマツトスイツチ4bが乗客を検出
してオンになると、電源(+)−接点9c−接点
10b−接点8c−リレー13−電源(−)の経
路が構成されることから、リレー13が付勢され
る。リレー13が付勢されると、その接点13a
がオンされることから、電源(+)−接点13a
−接点8c−リレー13−電源(−)の経路が形
成されて自己保持される。そして、リレー13が
自己保持されてロツク状態になると、その接点1
3b,13cが開となることから、リレー9,1
0に対する以後の動作を阻止する。即ち、以後は
乗客検出装置の動作が不安定であるとして、マン
コンベア1の自動発停動作が中止されて安全が確
保される。
また、逆に下部乗降口から進入した乗客を光電
スイツチ2bが検出し、次にリレー9のオフデイ
レー期間中に何かの原因によつてマツトスイツチ
4bが乗客の検出を失敗すると、電源(+)−接
点14a−接点9a−接点12a−接点8d−リ
レー15−電源(−)経路が形成されてリレー1
5が付勢される。このリレーが付勢されると、そ
の接点15aがオンすることから、電源(+)−
接点8d−リレー15−電源(−)の経路が形成
されてリレー15が自己保持される。そして、こ
のリレー15の自己保持状態においては、その接
点15b,15cがオフ状態を保持し続けるこか
ら、リレー9,10の付勢が阻止されて、以後は
マンコンベア1の自動発停動作が行えなくなる。
スイツチ2bが検出し、次にリレー9のオフデイ
レー期間中に何かの原因によつてマツトスイツチ
4bが乗客の検出を失敗すると、電源(+)−接
点14a−接点9a−接点12a−接点8d−リ
レー15−電源(−)経路が形成されてリレー1
5が付勢される。このリレーが付勢されると、そ
の接点15aがオンすることから、電源(+)−
接点8d−リレー15−電源(−)の経路が形成
されてリレー15が自己保持される。そして、こ
のリレー15の自己保持状態においては、その接
点15b,15cがオフ状態を保持し続けるこか
ら、リレー9,10の付勢が阻止されて、以後は
マンコンベア1の自動発停動作が行えなくなる。
ここで、リレー13,15を消勢するには、接
点8c,8dをオフにする必要があり、この接点
8c,8dを有するリレー8を消勢させるには制
御モード選択スイツチ7をオフとして、手動モー
ドにカツトしなければならない。すなわち、乗降
口にそれぞれ2種ずつ設けられている乗客検出装
置としての光電スイツチ2a,2bまたはマツト
スイツチ4a,4bのいずれかが乗客の検出を失
敗すると、以後の自動発停動作が行えなくなる。
このために、乗客検出装置の点検が容易になると
ともに、マンコンベア1を階段替わりに利用され
ることによつて起こる転倒事故を防ぐことができ
る。なお、上記実施例においては、乗客検出装置
として光電スイツチとフロアスイツチを利用した
場合について説明したが、この考案はこれに限定
されるものではなく、マイクロ波センサ、超音波
センサ等の種々のものが利用可能である。また、
各乗降口にはそれぞれ2種の乗客検出装置を設け
た場合について説明したが、2種以上設けても良
いことは言うまでもない。
点8c,8dをオフにする必要があり、この接点
8c,8dを有するリレー8を消勢させるには制
御モード選択スイツチ7をオフとして、手動モー
ドにカツトしなければならない。すなわち、乗降
口にそれぞれ2種ずつ設けられている乗客検出装
置としての光電スイツチ2a,2bまたはマツト
スイツチ4a,4bのいずれかが乗客の検出を失
敗すると、以後の自動発停動作が行えなくなる。
このために、乗客検出装置の点検が容易になると
ともに、マンコンベア1を階段替わりに利用され
ることによつて起こる転倒事故を防ぐことができ
る。なお、上記実施例においては、乗客検出装置
として光電スイツチとフロアスイツチを利用した
場合について説明したが、この考案はこれに限定
されるものではなく、マイクロ波センサ、超音波
センサ等の種々のものが利用可能である。また、
各乗降口にはそれぞれ2種の乗客検出装置を設け
た場合について説明したが、2種以上設けても良
いことは言うまでもない。
この考案によるマンコンベアの制御装置は、マ
ンコンベアの乗降口にそれぞれ2種以上の乗客検
出装置を設け、この乗客検出装置の不一致出力に
よつて乗客の不検出が判定されると、マンコンベ
アを休止状態にロツクすると共に、休止状態を解
除しない限りすべて乗客検出装置が後続の乗客を
検出しても休止状態を維持することから乗客検出
装置をすり抜けてマンコンベアを階段替わりに歩
行している乗客に対し、後から乗り込んで来た乗
客を乗客検出装置が検出して自動的にマンコンベ
アを起動することにより、階段替わりに歩行して
いる乗客の不意の起動による危険発生が防止され
る。また、乗客検出装置のいずれかが故障する
と、マンコンベアに対する以後の動作を停止させ
ることから、乗客検出装置の点検そのものも容易
になる等の種々優れた効果がある。
ンコンベアの乗降口にそれぞれ2種以上の乗客検
出装置を設け、この乗客検出装置の不一致出力に
よつて乗客の不検出が判定されると、マンコンベ
アを休止状態にロツクすると共に、休止状態を解
除しない限りすべて乗客検出装置が後続の乗客を
検出しても休止状態を維持することから乗客検出
装置をすり抜けてマンコンベアを階段替わりに歩
行している乗客に対し、後から乗り込んで来た乗
客を乗客検出装置が検出して自動的にマンコンベ
アを起動することにより、階段替わりに歩行して
いる乗客の不意の起動による危険発生が防止され
る。また、乗客検出装置のいずれかが故障する
と、マンコンベアに対する以後の動作を停止させ
ることから、乗客検出装置の点検そのものも容易
になる等の種々優れた効果がある。
第1図および第2図はこの考案によるマンコン
ベアの制御装置の全体構成を示す平面図および側
面図、第3図は制御部分を示す回路図である。 1はマンコンベア、2a,2bは光電スイツ
チ、3a,3bは棚、4a,4bはマツトスイツ
チ、5は上昇起動リレー、6は下降起動リレー、
7は制御モード選択スイツチ、8,9,10,1
1,13,14,15はリレー、12はタイマ
ー。
ベアの制御装置の全体構成を示す平面図および側
面図、第3図は制御部分を示す回路図である。 1はマンコンベア、2a,2bは光電スイツ
チ、3a,3bは棚、4a,4bはマツトスイツ
チ、5は上昇起動リレー、6は下降起動リレー、
7は制御モード選択スイツチ、8,9,10,1
1,13,14,15はリレー、12はタイマ
ー。
Claims (1)
- 乗降口にそれぞれ設けられた乗客検出装置が乗
客の進入を検出すると、乗客を降口まで移送する
に十分な期間だけ作動させた後に自動的に停止さ
せる制御装置を備えたマンコンベアにおいて、前
記乗降口に2種類以上の乗客検出装置を設け、前
記制御装置は乗口に設けられている乗客検出装置
がすべて動作した時のみ自動的な起動・停止動作
を行い、乗客検出装置の1種類でも乗客を検出し
ない場合にはマンコンベアを休止状態にロツクす
ると共に、休止状態解除以外はすべての乗客検出
装置が後続する乗客を検出しても休止状態を維持
することを特徴とするマンコンベアの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986095510U JPH0522546Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986095510U JPH0522546Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS631879U JPS631879U (ja) | 1988-01-08 |
JPH0522546Y2 true JPH0522546Y2 (ja) | 1993-06-10 |
Family
ID=30960126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986095510U Expired - Lifetime JPH0522546Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522546Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5767468A (en) * | 1980-10-13 | 1982-04-24 | Hitachi Ltd | Operating device for man conveyor |
-
1986
- 1986-06-23 JP JP1986095510U patent/JPH0522546Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5767468A (en) * | 1980-10-13 | 1982-04-24 | Hitachi Ltd | Operating device for man conveyor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS631879U (ja) | 1988-01-08 |
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