JP2710884B2 - エレベータ扉の制御装置 - Google Patents

エレベータ扉の制御装置

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JP2710884B2
JP2710884B2 JP3270518A JP27051891A JP2710884B2 JP 2710884 B2 JP2710884 B2 JP 2710884B2 JP 3270518 A JP3270518 A JP 3270518A JP 27051891 A JP27051891 A JP 27051891A JP 2710884 B2 JP2710884 B2 JP 2710884B2
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door
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勝 本道
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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  • Elevator Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ扉の開閉を
制御するエレベータ扉の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータにおけるエレベータ扉
の開閉制御については、例えば実開昭62−98681
号公報や特開昭63−262386号公報に開示されて
いるように、利用客がエレベータ乗場で乗場呼び釦を操
作するか、乗りかご内でかご呼び釦を操作すると、呼び
が登録されて、乗りかごは登録された呼びに応答して停
止登録階に向けて走行する。そして、乗りかごが停止登
録階に到着すると、エレベータ扉の開閉装置が作動し
て、乗場戸とかご戸からなるエレベータ扉が開放され、
エレベータ扉が開き切つて所定時間後に、エレベータ扉
は閉じて乗りかごは次の停止登録階に向けて走行を開始
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エレベータ
が設置されている建物は、その種類或いは建設場所によ
つては、予め定めた条件に該当する特定の利用客(以下
特定者という)に対して保護領域を形成していて、特定
者の安全と保護を保証して関連事故の発生を防止するた
めには、特定者には当該建物に設置されているエレベー
タの利用を禁止したいことがある。例えば病院に入院し
ている患者の内で、彷徨性の精神障害を持つ特定者が、
一人でエレベータを利用して病院外に出掛けてしまう
と、当該特定者の安全が保証されないので、特定者には
病院に設置されているエレベータの使用を禁止したい。
同様なことは、市街地に建てられた高層ビルの住民の幼
児についても言えることで、この種の高層ビルのエレベ
ータは、特定者である幼児が単独では利用できないよう
にすることが、幼児の安全を保証し交通事故や誘拐事故
などの発生を防止するためには望ましい。さらに、刑務
所のエレベータも、逃亡のおそれのある服役者を特定者
にして、これらの特定者が使用できないようにすること
が、周辺住民の安全を保ち、関連する傷害事件の発生を
防止する上で望ましい。
【0004】本発明は、前述したようなエレベータの現
状とエレベータに対する要求に鑑みてなされたものであ
り、その目的は特定者のエレベータの使用を禁止するこ
とにより、当該特定者の保護と関連事故の発生の防止を
可能にするエレベータ扉の制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的は、乗りかごが
停止登録階に停止すると、エレベータ扉を開放し、前記
エレベータ扉が開き切つてから所定時間後に、前記エレ
ベータ扉を閉じるエレベータ扉の制御装置において、特
定者が携帯するセンサと、前記乗りかご内に設けられ、
前記センサが前記乗りかご内に位置したことを検出して
検出信号を発する検出装置と、前記検出信号で作動する
警報器と、前記検出信号で作動し、前記エレベータ扉の
開放状態を維持する開放維持手段とを設けることにより
達成される。
【0006】
【作用】このような構成を有するので、センサを携帯し
た特定者が乗りかごに乗り込むと、検出装置はセンサが
乗りかご内に位置したことを検出し、検出装置から検出
信号が発せられる。この検出信号によつて、警報器が作
動して外部への警報を発し、同時に開放維持手段が作動
して、エレベータ扉は開放状態を維持し、特定者のエレ
ベータの利用が禁止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例が、病院のエレベー
タに適用された場合について、図1及び図2を参照して
説明する。ここで、図1は実施例の構成を示す回路図、
図2は実施例に係る乗りかごの斜視図である。
【0008】図2で1は病院に設置されているエレベー
タの乗りかごの天井、2はかご戸であり、かご戸2の側
方の壁面には運転盤3が設けてあり、この運転盤3の上
方には警報器4が設けてある。そして、乗りかごの天井
1にはアンテナ6を備えた検出装置5が設けてある。同
図において、7は彷徨性の精神障害を持つ患者である特
定者で、この特定者7の衣服にはセンサ8が縫い付けら
れている。
【0009】図1に示すように、直流電源端子P,N間
に、アンテナ6を有する検出装置5が接続してあり、ア
ンテナ6から発せられる電磁波15のセンサ8での反射
波16を、アンテナ6が受信すると、検出装置5からは
検出信号を出力するようになつている。また、直流電源
端子P,N間に、検出装置5の常開接点5a及び補助リ
レー9の直列接続回路と、補助リレー9の常開接点9a
及び警報器4の直列接続回路とが、互いに並列に接続し
てある。さらに、直流電源端子P,N間に、かご戸2及
び図示せぬ乗場戸からなるエレベータ扉に、閉指令を与
える図示せぬリレーの常開接点10a、補助リレー9の
常閉接点9b、かご戸2の戸閉端で機械的に開く接点1
1b及びかご戸2を閉じるためのリレー12が、互いに
直列に接続してあり、前記常開接点10aに並列に、前
記リレー12の常開接点12aが接続してある。以上の
構成において、補助リレー9と常開接点9aとが、本発
明の開放維持手段に対応している。
【0010】次に、このような構成の実施例の動作を説
明する。先ず、かご戸2及び図示せぬ乗場戸からなるエ
レベータ扉の平常時(検出装置5の不動作時)の開閉動
作を説明する。
【0011】乗場に乗りかごが到着すると、エレベータ
扉の戸開指令によつて、かご戸2及び図示せぬ乗場戸が
開放され、このようにエレベータ扉が開き切つてから所
定時間後に、戸閉指令が発せられる。この平常時には、
検出装置5は作動していないので、常閉接点5aは開成
していて補助リレー9は消勢状態にあり、常開接点9a
は開成状態を保持し、常閉接点9bは閉成状態を保持し
ている。従つて、戸閉指令が発せられると、常開接点1
0aが閉成するので、直流電源端子P、常開接点10
a、常閉接点9b、常閉接点11b、リレー12及び直
流電源端子Nで閉回路が形成され、リレー12が付勢し
て常開接点12aが閉成し、リレー12は自己保持され
る。このようにリレー12が付勢保持されるので、エレ
ベータ扉が閉じられ、エレベータ扉が閉じ終わると常閉
接点11bが開成してリレー12は消勢し、その後乗り
かごは、登録される呼びに応答して図示せぬ運転制御装
置によつて制御されて、次の停止登録階に向けて走行す
る。
【0012】次に、エレベータ扉の異常時(検出装置5
の作動時)のエレベータ扉の開閉動作を説明する。この
場合は、乗場に乗りかごが到着すると、エレベータ扉の
戸開指令によつて、かご戸2と図示せぬ乗場戸とからな
るエレベータ扉が開放され、乗りかご内に特定者7が乗
り込んで来る。このために、アンテナ6から発せられる
電磁波が、特定者7の携帯するセンサ8で反射されて検
出装置5がこの反射電磁波を検出し、検出装置5からは
検出信号が出力される。この検出信号によつて常開接点
5aが閉成するので、直流電源端子P、常開接点5a、
補助リレー9及び直流電源端子Nで閉回路が形成され、
補助リレー9が付勢する。このように、補助リレー9が
付勢すると、常開接点9aが閉成し常閉接点9bが開成
する。
【0013】このために、異常時には直流電源端子P、
常開接点9a、警報器4及び直流電源端子Nで閉回路が
形成され、警報器が作動して乗りかご内に特定者7が乗
り込んだ異常事態の発生の警報が、例えばブザーの鳴動
によつて外部に対して行なわれる。そして、エレベータ
扉が開き切つて所定時間が経過しても、常閉接点9bが
開成しているのでリレー12が付勢せず、エレベータ扉
は開放状態を維持している。そこで、警報器4の作動で
異常事態の発生を知つた看護婦や付き添いの家族が、乗
りかご内から特定者7を連れ出すと、検出装置5が不作
動状態となりエレベータ扉が閉じ、特定者7以外の利用
客を乗せた乗りかごは呼び登録に応答して走行を開始す
る。
【0014】このように、実施例によると、彷徨性の精
神障害を持つ特定者7が病室を出てエレベータに乗つて
他階に行こうとしても、特定者7が乗りかごに乗り込む
と警報器5が作動し、エレベータ扉が閉じないので、乗
りかごは走行を開始しない。このために、特定者7は警
報器5の作動で異常事態の発生を知つた看護婦や付き添
いの家族などによつて安全に保護され、特定者7が監視
区域外に出ることはできず、特定者の保護が完全に行な
われる。
【0015】なお、実施例では、特定者の携帯するセン
サがアンテナからの電磁波を反射し、この反射電磁波を
検出器で検出する方式のものを説明したが、本発明は実
施例に限定されるものでなく、例えば特定者の携帯する
センサが発信する特定周波数の電磁波を、検出装置5が
検出するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、センサを携帯した特定者が乗りかご内に位置したこ
とを検出して検出信号を発する検出装置と、前記検出信
号で作動する警報器と、前記検出信号で作動し、前記エ
レベータ扉の開放状態を維持する開放維持手段とを設
け、特定者がエレベータの乗りかごに乗ると警報器が作
動し、エレベータ扉が開放状態を維持するようにしたの
で、特定者がエレベータを利用して監視区域から出るこ
とが防止され、特定者が安全に保護監視されると共に、
特定者が監視区域から出ることにより発生する関連事故
が完全に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施例が適用されたエレベータ乗り
かごの説明図である。
【符号の説明】
2 かご戸 4 警報器 5 検出器 6 アンテナ 7 特定者 8 センサ 9 補助リレー 12 リレー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごが停止登録階に停止すると、エ
    レベータ扉を開放し、前記エレベータ扉が開き切つてか
    ら所定時間後に、前記エレベータ扉を閉じるエレベータ
    扉の制御装置において、特定者が携帯するセンサと、前
    記乗りかご内に設けられ、前記センサが前記乗りかご内
    に位置したことを検出して検出信号を発する検出装置
    と、前記検出信号で作動する警報器と、前記検出信号で
    作動し、前記エレベータ扉の開放状態を維持する開放維
    持手段とを有することを特徴とするエレベータ扉の制御
    装置。
JP3270518A 1991-09-24 1991-09-24 エレベータ扉の制御装置 Expired - Lifetime JP2710884B2 (ja)

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JP4825464B2 (ja) * 2005-07-26 2011-11-30 東芝エレベータ株式会社 エレベータの運転制御装置
JP2015037988A (ja) * 2013-04-11 2015-02-26 東芝エレベータ株式会社 エレベータの制御装置及びエレベータシステム
JP5752761B2 (ja) * 2013-09-03 2015-07-22 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステムおよびこれに利用するエレベータ管理装置、エレベータ管理方法
CN106006272A (zh) * 2016-07-25 2016-10-12 南京科技职业学院 电梯物联网智能监控系统
JP6505064B2 (ja) * 2016-10-21 2019-04-24 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーター制御システム及びプログラム

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