JP2559466B2 - エレベ−タの制御システム - Google Patents

エレベ−タの制御システム

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JP2559466B2
JP2559466B2 JP63156816A JP15681688A JP2559466B2 JP 2559466 B2 JP2559466 B2 JP 2559466B2 JP 63156816 A JP63156816 A JP 63156816A JP 15681688 A JP15681688 A JP 15681688A JP 2559466 B2 JP2559466 B2 JP 2559466B2
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JP
Japan
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elevator control
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靖治 中嶌
福美 山下
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Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータの制御システムに係り、特にエレ
ベータによる警備区域となった区域への侵入を防止する
エレベータの制御システムに関する。
〔従来の技術〕
一般に、エレベータは乗場呼び登録が行なわれるとそ
の呼びにに応答し、また乗かご内に設けた行先階登録釦
を操作することによって所望の階へ誰でも自由に行くこ
とができるように構成されている。
ところで、最近のビルでは、特にテナント方式のビル
においては、玄関階に相当する階床に警備員を配置せ
ず、その代わりに各テナント毎に警備装置を設け、これ
らの警備装置を一括して所定の管理室で集中監視する方
式がとられている。このため、不審者は誰にもとがめら
れずにエレベータを利用して目的階へ侵入することがで
きる。
そこでエレベータのかご操作盤あるいは乗場にその特
定階の階床へエレベータが運行できないようにする不停
止スイッチを設けたり、また特開昭62−46881号公報に
示されたエレベータの運転装置によって、不審者の侵入
を防止することが行なわれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者による従来技術では、操作の煩わ
しさ等から生ずる操作忘れがあり、不審者の侵入を完全
に防止することは難しい。また後者は設備が大掛りとな
って構成が複雑化したり高価なものとなってしまう。
本発明は上述した課題を解決するもので、その目的と
するところは、所望のときに特定階床へのサービスを確
実に停止すると共に、安価に構成することのできるエレ
ベータの制御システムを提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、各階床毎に区割
した単位警備区域内にそれぞれ設けられ、かつ、それぞ
れの単位警備区域からの警備開始指令を発する警備開始
指令装置と、これらの各警備開始指令装置のいずれか1
つ以上を作動させて警備開始指令が発せられるとその警
備開始指令が発せられた単位警備区域を警備する集中監
視盤とを備えてなる警備システムを有し、この警備シス
テムをエレベータ制御回路に結合してなるエレベータ制
御システムであって、前記警備開始指令装置から前記警
備開始指令が発せられることにより警備状態となった単
位警備区域の階床へのエレベータのサービスを停止させ
る行先登録阻止回路を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明のエレベータの制御システムは上述の構成であ
ることから、各階床の利用者が退出して無人化状態とな
るときに警備開始指令装置を作動させると、その警備開
始指令が発せられて、その警備開始指令が集中監視盤に
与えられ、無人化状態となった階床が集中監視盤により
警備される。このとき同時に、行先登録阻止回路は、前
述した警備開始指令により、その無人化状態となった階
床へのエレベータのサービスが自動的に停止させられ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図によって説明する。
図示のビルは各階床毎に単位警備区域が形成され、そ
れぞれの単位警備区域には、各種信号を感知する防犯お
よび防災用の感知器1と、警備開始指令装置2が設けら
れている。この警備開始指令装置2は各階の出入口近傍
に設けられたキー操作あるいはIDカードの差込みによっ
て、または出入口の扉が施錠されることによって、その
単位警備区域の警備開始指令を発すると共に、設定され
た時刻、例えば出勤時間帯になると解除指令を発する。
この警備開始指令装置2による警備開始指令は、信号線
5,7を介して機械室8に設けた行先登録阻止回路4と管
理室3に設けた集中監視盤3aとに与えられ、また警備開
始指令装置2による解除指令は同様に行先登録阻止回路
4と集中監視盤3aとに与えられる。図において、警備シ
ステムは、2階から6階の各階に設けた警備開始指令装
置2と、集中監視盤3aと、2階から6階の各階に設けた
感知器3とを備えている。
今、警備開始指令装置2の作動によって警備開始指令
が発せられると、感知器1からの信号は集中監視盤3aに
送られて警備状態、すなわち、発報が可能な状態とな
り、これと同時に警備開始信号が行先登録阻止回路4に
与えられて、当該単位警備区域の階床へのエレベータの
サービスを停止するようエレベータ制御回路6が作動す
る。例えば、6階の最終退出者が出入口扉を施錠したと
すると、警備開始指令装置2が作動して、感知器1の信
号を集中監視盤3aへ送って警備状態に入ると共に、行先
登録阻止回路4によって行先階登録釦による6階への登
録が阻止される。従って、最終退出者が退出した後は、
エレベータを利用して6階へ行くことはできず、不審者
の侵入は防止される。
しかし、設定された時刻、例えば出勤時間帯になる
と、警告開始指令装置2等により行先登録阻止回路4へ
解除指令が与えられ、行先階登録釦による6階の登録が
可能になり、通常の如くエレベータによるサービスが再
開される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、単位警備区域を警備状態にする警備
開始指令に基づいて、警備状態にした階床へのエレベー
タのサービスを停止するようにしたので、従来のような
操作の煩わしさに起因する操作忘れを防止でき、かつ、
大掛りな設備を必要とすることなく、しかも、各階床が
無人化になると自動的に集中監視盤で警備されると共
に、その無人化された階床へエレベータを介して不審者
が侵入するのを防止でき、生産性及びセキュリティ精度
の優れたエレベータ制御システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例によるエレベータの制御システム
の結線図である。 1……感知器、2……警備開始指令装置、3a……集中監
視盤、4……行先登録阻止回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−12579(JP,A) 実開 昭51−22357(JP,U) 実開 昭62−161149(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各階床毎に区割した単位警備区域内にそれ
    ぞれ設けられ、かつ、それぞれの単位警備区域の警備開
    始指令を発する警備開始指令装置と、これらの各警備開
    始指令装置のいずれか1つ以上を作動させて警備開始指
    令が発せられるとその警備開始指令が発せられた単位警
    備区域を警備する集中監視盤とを備えてなる警備システ
    ムを有し、 この警備システムをエレベータ制御回路に結合してなる
    エレベータ制御システムであって、 前記警備開始指令装置から前記警備開始指令が発せられ
    ることにより警備状態となった単位警備区域の階床への
    エレベータのサービスを停止させる行先登録阻止回路を
    設けたことを特徴とするエレベータの制御システム。
JP63156816A 1988-06-27 1988-06-27 エレベ−タの制御システム Expired - Lifetime JP2559466B2 (ja)

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