JPS5932387B2

JPS5932387B2 - エレベ−タ装置

Info

Publication number: JPS5932387B2
Application number: JP52120327A
Authority: JP
Inventors: 輝夫原田; 久夫加藤
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1977-10-06
Filing date: 1977-10-06
Publication date: 1984-08-08
Also published as: JPS5453449A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は自動運転されるエレベータ装置に関するもの
である。

自動運転されるエレベータは、かごが目的階へ到着して
、他に呼びかない場合には自動戸閉し特定の乗場すなわ
ち基準階へ走行して戸閉状態で待機するのが普通である
。

このような自動エレベータが高層住宅に設けられた場合
に、エレベータが幼児の遊び場になることがあって、幼
児がかご内に閉じ込められた９、自動ドアーにはさみ込
まれたり事故が発生することが考えられる。

この発明は上記の欠点を解消するもので、自動エレベー
タ、特に住宅用エレベータにおいて幼児等の判断能力に
欠ける乗客によって発生する事故を防ぐ管理手段を備え
たエレベータ装置を提供しようとするものである。

以下、第１、第２図によってこの発明の一実施例を説明
する。

図中、１はエレベータの乗場で、１ａはこれの出入口、
２はかごで、２ａはかと出入口、３は乗場１に設けられ
た乗場呼びボタンで、３ａはこれが操作されたときに付
勢されて、この乗場呼びにかと２が応答して出発するま
で保持される電磁リレーの常開接点、４はかと出入口２
ａの高所、例えばかご２床面から１．５メ一トル程度の
位置を光束が横断するように配置された光電装置からな
る高所検出器で、４ａはこれの常開接点、５はかと出入
口２ａの低所、例えばかご２床面から３０センチメート
ル程度の位置を光束が横断するように配置された光電装
置からなる出入検出器で、５ａはこれの常開接点、６は
かと操作盤で、７はこれに設けられたかと呼びボタン、
８はかと２内を監視するテレビカメラ、９はかと２内に
設けられたインタホーンで、これとテレビカメラ８の受
信装置及びインタホーン９の発信装置（いずれも図示し
ない）がエレベータの管理人室に設置しである。

１０はテレビカメラ８、インタホーン９等からなる管理
具、１１は高所検出リレーで、１１ａはこれの常開接点
、１１ｂは常閉接点、１２は時限リレーからなる進入検
出装置で、１２ａ、１２ｂはこれの瞬時動作常開接点、
１２ｃは進入検出装置１２の限時動作常開接点からなる
時限装置、１３は呼びリレーで、１３ａはこれの常開接
点、１３ｂは常閉接点、１４，１５ばそれぞれかと２が
走行すると付勢される電磁リレーの常閉接点、１６は管
理人等によって操作されるリセットボタン、１７は管理
具の１０の補助リレーで、１７ａはこれの常開接点、１
８は管理人等によって操作される異常制菌スイッチ、１
９は異常時制御装置、２０は管理具１０、異常制御スイ
ッチ１８、異常時制御装置１９からなる管理装置、（−
＋−Ｘ−）は電源である。

今、幼児が乗場呼びボタン３を押したとすると、接点３
ａが閉成される。

そして、この乗場呼びによってかと２が到着して、幼児
のみがかと呼びボタン７が操作されていないかと２、す
なわち無人かと２に入いると、幼児の背丈よりも高所に
配置された高所検出器４は動作せず、接点１１ａは開放
されたままに、また接点１１ｂは閉成されたままになる
。

一方、出入検出器５は動作して接点５ａが閉成されるの
で、（−＋−）３ａ−５ａ−１２−１ｌｂ−１６−１
４−（−）の回路によって進入検出装置１２が付勢され
る。

この付勢によって接点１２ａが閉成されて（−）−）−
３ａ−１２ａ−１２−１ｌｂ−１６−１４−（−）の
回路によって進入検出装置１２が自己保持され、また接
点１２ｂが閉成され、さらに時限装置１２Ｃは所定時限
経過後に閉成される。

そして、この幼児によってかと呼びボタン７が、時限装
置１２ｃの所定時限内に操作されたとすると、（＋−７
−１２ｂ−１３−１５−（−）の回路によって呼びリ
レー１３が付勢されて、接点１３ａが閉成され（＋）−
１３ａ−１２ｂ −１３−１５−（−）の回路によって
呼びリレー１３が自己保持され、まだ、接点１３ｂが開
放される。

このため管理具１０が付勢されることはなくかと呼びに
よってかと２が走行すると接点１４が開放されて進入検
出装置１２が、また接点１５が開放されて呼びリレー１
３がそれぞれ消勢される。

しかし、時限装置１２ｃの所定時限内にかと呼びボタン
７が操作されないときには時限装置１２ｃが閉成するの
で（Ｉ−）−１３ｂ−１２ｃ−１０（−）の回路によっ
て管理具１０が動作する。

これによって管理人はテレビカメラ８によってかと２内
の状態を見て、幼児にインタホーン９によって注意する
ことができる。

また、このときに異常制御スイッチ１８を閉成すると（
−＋−）−１８−１９−（−）の回路によって異常時制
御装置１９が付勢されるので、これによってかと２の戸
の自動戸閉が阻止されかつエレベータが休止状態となる
。

そして、幼児が立去ったことをテレビカメラ８によって
確かめて異常制御スイッチ１８を開放するとともに、リ
セットボタン１６を開放すると、進入検出装置１２が消
勢され、またこれを介して呼びリレー１３、管理具１０
が消勢されてエレベータが正常状態に復帰する。

なお、時限装置１２ｃの閉成によって（＋）−１３ｂ−
−１２ｃ−１７−１５−（−）の回路によって補助リレ
ー１７が付勢されて接点１７ａが閉成される。

このため時限装置１２ｃの閉成後にかご呼びボタン７が
操作されて呼びリレー１３が付勢され接点１３ｂが開放
されても（＋）１７ａ−１２ｃ−１０−（−）の
回路によって管理具１０が付勢されるので、これが直ち
に消勢されることがない。

また、大人がかと２に進入したときには、高所検出器４
が作動して接点４ａが閉成されるのでＩ＋）−４ａ−１
１−１４−（−）の回路によって高所検出リレー１１が
付勢される。

これによって接点１１；ｌが閉成され（＋）−１１ａ−
１１−１４−（−）の回路によって高所検出リレーが自
己保持され、また、接点１１ｂが開放される。

そして接点１１ｂの開放によシ進入検出装置１２が付勢
されることがなく、まだこれを介して管理具１０が付勢
されることもない。

なお、この実施例において、高所検出器４、高所検出リ
レー１１を省略すれば、酒酔い状態等の判断力に欠ける
大人の乗客がかと２内に進入したときに、時限装置１２
ｃを介して管理具１０が付勢されるようにすることがで
きる。

したがって、このような大人の乗客による事故の発生を
防止することができる。

また、第１、第２図における管理装置２０を、かご２の
自動戸閉を阻止してエレベータを休止状態にするととも
に異常発生を適所に通報する自動装置からなるものとし
ても第１、第２図の実施例とほぼ同様な作用が得られる
ことは明白である。

以上説明したとおりこの発明は、自動運転されるエレベ
ータの乗場呼びボタンの操作及び出入検出器の動作によ
り動作する進入検出装置により乗客のかごへの進入を検
出して、この検出後の所定時限内にかと呼びボタンが操
作されないときには管理装置が付勢されるようにしたも
のである。

これによって管理装置を介してかご内の状況を判断し、
またエレベータの自動動作を制御することができて、幼
児等の判断力に欠ける乗客の行為によって生じる事故を
未然に防止するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるエレベータ装置の一実施例を示
す要部縦断側面図、第２図は第１図に対応する要部電気
回路図である。１・・・乗場、２・・・かご、３・・・乗場呼びボタン
、５・・・出入検出器、７・・・かご呼びボタン、１２
・・・進入検出装置、１２ｃ・・・時限装置、２０・・
・管理装置。なお、図中同一部分または相当部分は同一符号により示
す。

Claims

【特許請求の範囲】

１乗場、この乗場に設けられた乗場呼びボタン、かご
及びこのかごに設けられたかと呼びボタンを有するもの
において、上記かどの出入口に設けられてここを乗客が
通過したときに動作する出入検出器と、この出入検出器
の動作及び上記乗場呼びボタンの操作により動作する進
入検出装置と、この進入検出装置の動作により付勢され
て所定時限経過後に動作する時限装置と、上記進入検出
装置動作後の上記所定時限内に上記かと呼びボタンが操
作されないときには上記時限装置を介して付勢される管
理装置とを備えたことを特徴とするエレベータ装置。