JPH05224336A - レーザー光源用ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
レーザー光源用ハロゲン化銀写真感光材料Info
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- JPH05224336A JPH05224336A JP5935392A JP5935392A JPH05224336A JP H05224336 A JPH05224336 A JP H05224336A JP 5935392 A JP5935392 A JP 5935392A JP 5935392 A JP5935392 A JP 5935392A JP H05224336 A JPH05224336 A JP H05224336A
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- Japan
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- group
- silver halide
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- alkyl group
- silver
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Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高感度で超迅速処理の可能な半導体レーザー
光源用ハロゲン化銀写真感光材料を提供すること。 【構成】 支持体の一方の側に一般式〔1〕で表される
化合物の少なくとも1種により700nm以上に分光増
感されるとともに、一般式〔2〕で表される化合物の少
なくとも1種を含有することを特徴とするレーザー光源
用ハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】
光源用ハロゲン化銀写真感光材料を提供すること。 【構成】 支持体の一方の側に一般式〔1〕で表される
化合物の少なくとも1種により700nm以上に分光増
感されるとともに、一般式〔2〕で表される化合物の少
なくとも1種を含有することを特徴とするレーザー光源
用ハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光源用ハロゲ
ン化銀写真感光材料に関し、詳しくは高感度で、高ガン
マ、優れた現像処理性を有するレーザー光源用ハロゲン
化銀写真感光材料に関するものである。
ン化銀写真感光材料に関し、詳しくは高感度で、高ガン
マ、優れた現像処理性を有するレーザー光源用ハロゲン
化銀写真感光材料に関するものである。
【0002】
【発明の背景】MRI(マグネチックレゾナンスイメー
ジング)、X線CT(コンピューテッドトモグラフィ
ー)、デジタルXレイ診断等の放射線診断用の画像をデ
ジタル、またはビデオ信号として取り込み、これをレー
ザービームでハロゲン化銀写真感光材料上に再生、描出
させ透過写真画像として診断に供する手段が一般的にな
りつつある。
ジング)、X線CT(コンピューテッドトモグラフィ
ー)、デジタルXレイ診断等の放射線診断用の画像をデ
ジタル、またはビデオ信号として取り込み、これをレー
ザービームでハロゲン化銀写真感光材料上に再生、描出
させ透過写真画像として診断に供する手段が一般的にな
りつつある。
【0003】これらの走査型レーザー露光装置の光源と
して、近年、半導体レーザーが開発され、これは高出
力、長寿命で従来のアルゴン、ヘリウム−ネオンレーザ
ーに比べ安価で長寿命、小サイズに加えて変調器を要し
ない等の利点を有しているため、急速に実用化されてき
た。
して、近年、半導体レーザーが開発され、これは高出
力、長寿命で従来のアルゴン、ヘリウム−ネオンレーザ
ーに比べ安価で長寿命、小サイズに加えて変調器を要し
ない等の利点を有しているため、急速に実用化されてき
た。
【0004】上記半導体レーザーの発光波長は750−
1500nmにあるため、近赤外部に感光波長域を有す
る記録材料を必要とする。ハロゲン化銀を近赤外部に分
光増感する手段としては、例えばThe Theory
of the Photographic Proc
ess)第3版(マクミラン1966)198−201
頁に記載されているように、長鎖シアニン色素を用いる
方法が知られている。これらの感光材料は赤外領域に感
光性を有するため、これを用いると明るい安全光下での
取り扱いが可能であるという利点を有している。
1500nmにあるため、近赤外部に感光波長域を有す
る記録材料を必要とする。ハロゲン化銀を近赤外部に分
光増感する手段としては、例えばThe Theory
of the Photographic Proc
ess)第3版(マクミラン1966)198−201
頁に記載されているように、長鎖シアニン色素を用いる
方法が知られている。これらの感光材料は赤外領域に感
光性を有するため、これを用いると明るい安全光下での
取り扱いが可能であるという利点を有している。
【0005】しかし、半導体レーザーの出力は、現在量
産レベルで40mW、サンプル出荷で80mWや100
mWが供給されている状態で、固体レーザーやガスレー
ザーに比して低出力である。
産レベルで40mW、サンプル出荷で80mWや100
mWが供給されている状態で、固体レーザーやガスレー
ザーに比して低出力である。
【0006】一方、この分野におけるハロゲン化銀感光
材料は、当初He−Neを光源とした画像出力装置とし
て印刷、ファクシミリなどの産業用に用いられたため、
装置のコンパクト性、画像の出力時間などで不満も顕現
していない。
材料は、当初He−Neを光源とした画像出力装置とし
て印刷、ファクシミリなどの産業用に用いられたため、
装置のコンパクト性、画像の出力時間などで不満も顕現
していない。
【0007】しかし、CT、MRI、デジタルXレイ診
断装置などの診断画像の出力に用いられることで、小
型、軽量、高効率、長寿命の故に気体レーザー、液体レ
ーザーに取って替わり、半導体レーザーが用いられ始め
た。この低出力の半導体レーザーを光源とする装置で用
いる感光材料としては、より速く画像を出力するため高
感度化が望まれる。
断装置などの診断画像の出力に用いられることで、小
型、軽量、高効率、長寿命の故に気体レーザー、液体レ
ーザーに取って替わり、半導体レーザーが用いられ始め
た。この低出力の半導体レーザーを光源とする装置で用
いる感光材料としては、より速く画像を出力するため高
感度化が望まれる。
【0008】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、高感度で超迅
速処理の可能な半導体レーザー光源用ハロゲン化銀写真
感光材料を提供することである。
速処理の可能な半導体レーザー光源用ハロゲン化銀写真
感光材料を提供することである。
【0009】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体の一方の側
に下記一般式〔1〕で表される化合物の少なくとも1種
により700nm以上に分光増感されるとともに、下記
一般式〔2〕で表される化合物の少なくとも1種を含有
することを特徴とするレーザー光源用ハロゲン化銀写真
感光材料により、達成された。
に下記一般式〔1〕で表される化合物の少なくとも1種
により700nm以上に分光増感されるとともに、下記
一般式〔2〕で表される化合物の少なくとも1種を含有
することを特徴とするレーザー光源用ハロゲン化銀写真
感光材料により、達成された。
【0010】次に、本発明に係る一般式〔1〕の化合物
について更に詳しく説明する。
について更に詳しく説明する。
【化3】
【0011】式中、Z1 は5員または6員の含窒素複素
環を形成するに必要な非金属原子群を表す。Yは水素原
子、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基または
ハロゲン原子を表す、R1 、R2 はそれぞれアルキル基
または置換アルキル基を表す。R3 は水素原子、アルキ
ル基、アルコキシ基、フェニル基またはベンジル基を表
す。X1 は対イオンを表し、m、n及びpは1または2
を表す。
環を形成するに必要な非金属原子群を表す。Yは水素原
子、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基または
ハロゲン原子を表す、R1 、R2 はそれぞれアルキル基
または置換アルキル基を表す。R3 は水素原子、アルキ
ル基、アルコキシ基、フェニル基またはベンジル基を表
す。X1 は対イオンを表し、m、n及びpは1または2
を表す。
【0012】更に詳しくは、一般式〔1〕中のR1 及び
R2 はアルキル基または置換アルキル基を表し、好まし
くは炭素数1〜8のアルキル基である。これらのアルキ
ル基に関する基としては、例えばカルボキシル基、スル
ホン基、シアノ基、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭
素原子、フッ素原子)、ヒドロキシ基、アルコキシカル
ボニル基(好ましくは炭素数8以下)、アルコキシ基
(好ましくは炭素数7以下)、アリールキシ基、アシル
オキシ基(好ましくは炭素数3以下)、アシル基(好ま
しくは炭素数8以下)、カルバモイル基、スルファモイ
ル基、アリール基などを挙げることができる。
R2 はアルキル基または置換アルキル基を表し、好まし
くは炭素数1〜8のアルキル基である。これらのアルキ
ル基に関する基としては、例えばカルボキシル基、スル
ホン基、シアノ基、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭
素原子、フッ素原子)、ヒドロキシ基、アルコキシカル
ボニル基(好ましくは炭素数8以下)、アルコキシ基
(好ましくは炭素数7以下)、アリールキシ基、アシル
オキシ基(好ましくは炭素数3以下)、アシル基(好ま
しくは炭素数8以下)、カルバモイル基、スルファモイ
ル基、アリール基などを挙げることができる。
【0013】R3 としては、水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、フェニル基またはベンジル基で好ましくは
炭素数1〜4のアルキル基またはベンジル基などが挙げ
られる。
ルコキシ基、フェニル基またはベンジル基で好ましくは
炭素数1〜4のアルキル基またはベンジル基などが挙げ
られる。
【0014】Yは水素原子、炭素数1〜8のアルキル
基、これらのアルキル基に置換した置換アルキル基が好
ましく、置換する基としては、例えばカルボキシメチル
基、トリフロロメチル基、またはアルコキシ基などが挙
げられる。
基、これらのアルキル基に置換した置換アルキル基が好
ましく、置換する基としては、例えばカルボキシメチル
基、トリフロロメチル基、またはアルコキシ基などが挙
げられる。
【0015】Z1 で表される5〜6員含窒素複素環とし
ては、例えばチアゾール環、セレナゾール環、オキサゾ
ール環、3,3−アルキルインドレニン環、イミダゾー
ル環などを挙げることができる。
ては、例えばチアゾール環、セレナゾール環、オキサゾ
ール環、3,3−アルキルインドレニン環、イミダゾー
ル環などを挙げることができる。
【0016】これらのうち好ましくはチアゾール環、オ
キサゾール環で、更に好ましくはベンゾチアゾール環、
ナフトチアゾール環、ベンゾオキサゾール環、ナフトオ
キサゾール環などが挙げられる。X1 は対イオンを表
し、m、n及びpは1または2を表す。
キサゾール環で、更に好ましくはベンゾチアゾール環、
ナフトチアゾール環、ベンゾオキサゾール環、ナフトオ
キサゾール環などが挙げられる。X1 は対イオンを表
し、m、n及びpは1または2を表す。
【0017】以下、本発明において好ましく用いること
ができる一般式〔1〕の化合物の具体例を示すが、本発
明に使用できる化合物はこれらに限定されるものではな
い。
ができる一般式〔1〕の化合物の具体例を示すが、本発
明に使用できる化合物はこれらに限定されるものではな
い。
【化4】
【化5】
【化6】
【0018】次に、本発明に係る一般式〔2〕の化合物
について更に詳しく説明する。
について更に詳しく説明する。
【化7】
【0019】式中、Rは置換基を有してもよい炭素数1
〜4のアルキル基を表し、置換基としてはアルコキシ
基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基、ハロゲン原子を表す。q=0〜200、m=0
〜50、n=0〜50、p=0〜200の整数を表す。
〜4のアルキル基を表し、置換基としてはアルコキシ
基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基、ハロゲン原子を表す。q=0〜200、m=0
〜50、n=0〜50、p=0〜200の整数を表す。
【0020】次に、本発明において好ましく用いられる
前記一般式〔2〕で示される化合物の代表的具体例を示
す。但し、これら代表例に限定されるものではない。
前記一般式〔2〕で示される化合物の代表的具体例を示
す。但し、これら代表例に限定されるものではない。
【化8】
【化9】
【0021】一般式〔1〕で表される化合物の合成法
は、例えば特開昭59−192242号に記載されてい
る方法を参考にすることができる。
は、例えば特開昭59−192242号に記載されてい
る方法を参考にすることができる。
【0022】一般式〔2〕で表される化合物の詳細は、
特開昭62−286528号、同63−54927号明
細書に記載されており、容易に合成することができる
が、市販品も容易に入手可能である。
特開昭62−286528号、同63−54927号明
細書に記載されており、容易に合成することができる
が、市販品も容易に入手可能である。
【0023】一般式〔1〕〔2〕で表される化合物は、
ハロゲン化銀写真感光材料を構成する任意の属に含有さ
れてよく、好ましくは感光性ハロゲン化銀乳剤層に含有
される。特に好ましくは、一般式〔1〕〔2〕で表され
る化合物は、ともに同一の乳剤層に含有される。
ハロゲン化銀写真感光材料を構成する任意の属に含有さ
れてよく、好ましくは感光性ハロゲン化銀乳剤層に含有
される。特に好ましくは、一般式〔1〕〔2〕で表され
る化合物は、ともに同一の乳剤層に含有される。
【0024】本発明に用いられる一般式〔1〕で表され
る化合物は、ハロゲン化銀1モル当たり、好ましくは
0.003g〜0.3g、より好ましくは0.005〜
0.15gを添加するのがよい。
る化合物は、ハロゲン化銀1モル当たり、好ましくは
0.003g〜0.3g、より好ましくは0.005〜
0.15gを添加するのがよい。
【0025】また、一般式〔2〕で表される化合物は、
ハロゲン化銀1モル当たり10mg〜10gが好まし
く、特に20mg〜2gが好ましい。
ハロゲン化銀1モル当たり10mg〜10gが好まし
く、特に20mg〜2gが好ましい。
【0026】これら、本発明に用いる一般式〔1〕で表
される化合物は、直接乳剤中に添加することができ、こ
れらは適当な溶媒、例えばメチルアルコール、エチルア
ルコール、メチルセルソルブ、アセトン、水、ピリジン
或いはこれらの混合溶媒に溶解し添加することができ
る。また、溶解法として超音波を用いてもよい。また、
乳剤への添加方法としては、例えば米国特許第3,46
9,987号明細書などに記載の方法を用いてよい。同
様に、一般式〔2〕で表される例示化合物も直接乳剤中
に添加することができる。添加はいずれの工程でもよい
が特に好ましくは分光増感以降である。
される化合物は、直接乳剤中に添加することができ、こ
れらは適当な溶媒、例えばメチルアルコール、エチルア
ルコール、メチルセルソルブ、アセトン、水、ピリジン
或いはこれらの混合溶媒に溶解し添加することができ
る。また、溶解法として超音波を用いてもよい。また、
乳剤への添加方法としては、例えば米国特許第3,46
9,987号明細書などに記載の方法を用いてよい。同
様に、一般式〔2〕で表される例示化合物も直接乳剤中
に添加することができる。添加はいずれの工程でもよい
が特に好ましくは分光増感以降である。
【0027】本発明に用いられるハロゲン化銀組成とし
ては、塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化
銀などのいずれも用いることができるが、最も好ましい
乳剤は約10モル%以下の沃化銀を含む沃臭化銀乳剤で
ある。ハロゲン化銀粒子のサイズは任意である。例え
ば、平均粒径0.05〜2μmのものを好ましく用いる
ことができる。
ては、塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化
銀などのいずれも用いることができるが、最も好ましい
乳剤は約10モル%以下の沃化銀を含む沃臭化銀乳剤で
ある。ハロゲン化銀粒子のサイズは任意である。例え
ば、平均粒径0.05〜2μmのものを好ましく用いる
ことができる。
【0028】本発明のハロゲン化銀粒子は、重量または
粒子数で、その少なくとも40%が、実質的に立方体ま
たは14面体粒子でかつ結晶表面の頂点が丸みを有して
いることが好ましい。
粒子数で、その少なくとも40%が、実質的に立方体ま
たは14面体粒子でかつ結晶表面の頂点が丸みを有して
いることが好ましい。
【0029】ハロゲン化銀粒子は、0.7μm以下の粒
子を80%以上含有するのが好ましい。本発明で用いら
れるハロゲン化銀粒子のサイズ分布は、単分散でも多分
散でもよいが、単分散が好ましい。ここで単分散とは9
5%の粒子が数平均粒径の±40%以内のサイズに入る
分散系である。ここで数平均粒径とは、粒子の投影面積
径の数平均直径である。
子を80%以上含有するのが好ましい。本発明で用いら
れるハロゲン化銀粒子のサイズ分布は、単分散でも多分
散でもよいが、単分散が好ましい。ここで単分散とは9
5%の粒子が数平均粒径の±40%以内のサイズに入る
分散系である。ここで数平均粒径とは、粒子の投影面積
径の数平均直径である。
【0030】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の内
部構造は任意であるが、ハロゲン化銀組成の異なるコア
シェル構造のものが好ましい。
部構造は任意であるが、ハロゲン化銀組成の異なるコア
シェル構造のものが好ましい。
【0031】シェルは、沃臭化銀、塩沃臭化銀、塩臭化
銀、臭化銀、塩化銀のハロゲン化銀によって被覆するこ
とにより形成される。好ましくは、外表面から0.01
μm以上、特に、0.01〜0.5μmの厚さのシェル
部分が沃化銀を10モル%以下含む沃臭化銀であること
と、特に好ましくは、5モル%以上の沃臭化銀で形成さ
れる。更に好ましくは、そのシェル部分が沃化銀を含ま
ないハロゲン化銀(通常、臭化銀)で形成される。
銀、臭化銀、塩化銀のハロゲン化銀によって被覆するこ
とにより形成される。好ましくは、外表面から0.01
μm以上、特に、0.01〜0.5μmの厚さのシェル
部分が沃化銀を10モル%以下含む沃臭化銀であること
と、特に好ましくは、5モル%以上の沃臭化銀で形成さ
れる。更に好ましくは、そのシェル部分が沃化銀を含ま
ないハロゲン化銀(通常、臭化銀)で形成される。
【0032】種晶を使う場合には、種晶のみに少なくと
も20モル%以上の臭化銀を形成し、こののちシェル層
で被覆してもよい。あるいは、種晶の沃化銀量を0とす
るか10モル%以下の範囲内とし、種晶を成長させる工
程で粒子内部に少なくとも20モル%以上の沃化銀を形
成させて、こののちシェル層で被覆してもよい。
も20モル%以上の臭化銀を形成し、こののちシェル層
で被覆してもよい。あるいは、種晶の沃化銀量を0とす
るか10モル%以下の範囲内とし、種晶を成長させる工
程で粒子内部に少なくとも20モル%以上の沃化銀を形
成させて、こののちシェル層で被覆してもよい。
【0033】後者のように多重構造をもつものの方が本
発明においては好ましい。単分散乳剤を得られやすいか
らである。
発明においては好ましい。単分散乳剤を得られやすいか
らである。
【0034】更に、局在化部分の層を形成する方法とし
ては、ハロゲン置換法を用いてもよい。
ては、ハロゲン置換法を用いてもよい。
【0035】特に好ましいものは少なくとも1種の隣接
する層の沃化銀含有量がその粒子内部の層程多く、好ま
しくは、20モル%以上多いような構造を有するハロゲ
ン化銀粒子である。
する層の沃化銀含有量がその粒子内部の層程多く、好ま
しくは、20モル%以上多いような構造を有するハロゲ
ン化銀粒子である。
【0036】また20モル%以上の高濃度の沃化銀が局
在化した局在化部分を有するハロゲン化銀粒子が、好ま
しく使用できる。
在化した局在化部分を有するハロゲン化銀粒子が、好ま
しく使用できる。
【0037】このような20モル%以上の高濃度沃化銀
局在化部分は、粒子の外表面からできるだけ内側にある
ことが好ましく、特に外表面から0.01μm以上離れ
た部分に局在部分が存在することが好ましい。
局在化部分は、粒子の外表面からできるだけ内側にある
ことが好ましく、特に外表面から0.01μm以上離れ
た部分に局在部分が存在することが好ましい。
【0038】また、局在化部分は、粒子内部にて、層状
に存在してもよく、コアシェル構造をとって、そのコア
全体が局在化部分となっていてもよい。この場合、外表
面から0.01μm以上の厚さのシェル部分を除く粒子
コア部の一部ないし全部が、20モル%以上の沃化銀濃
度の局在化部分であることが好ましい。
に存在してもよく、コアシェル構造をとって、そのコア
全体が局在化部分となっていてもよい。この場合、外表
面から0.01μm以上の厚さのシェル部分を除く粒子
コア部の一部ないし全部が、20モル%以上の沃化銀濃
度の局在化部分であることが好ましい。
【0039】なお、局在化部分の沃化銀は、その濃度が
30〜40モル%であることがより好ましい。
30〜40モル%であることがより好ましい。
【0040】本発明で用いられるハロゲン化銀粒子の特
に好ましい調製方法は、ダブルジェット法を用い、沃化
銀含有量20モル%以上の層をpAg7.3±0.2、
その後のシェル層をpAg9.0±0.2で行い、シェ
ル層を形成する期間のpAgを9.7以上で行うのが好
ましい。
に好ましい調製方法は、ダブルジェット法を用い、沃化
銀含有量20モル%以上の層をpAg7.3±0.2、
その後のシェル層をpAg9.0±0.2で行い、シェ
ル層を形成する期間のpAgを9.7以上で行うのが好
ましい。
【0041】調製に用いる銀量で1/2の時にpAgを
徐々に、または瞬時に増大せしめ、混合終了時のpAg
が9.7以上である方法が好ましい。
徐々に、または瞬時に増大せしめ、混合終了時のpAg
が9.7以上である方法が好ましい。
【0042】更には、銀量で2/3〜9/10の間でp
Agを9.0±0.2から徐々に、または瞬時に増大せ
しめ、混合終了のpAgが9.7以上である方法が好ま
しい。
Agを9.0±0.2から徐々に、または瞬時に増大せ
しめ、混合終了のpAgが9.7以上である方法が好ま
しい。
【0043】更に好ましくは、混合終了時のpAgが1
0.1以上である方法が好ましい。
0.1以上である方法が好ましい。
【0044】ハロゲン化銀乳剤は、通常は粒子表面を化
学増感されるが、本発明においてもこの手段を採用でき
る。
学増感されるが、本発明においてもこの手段を採用でき
る。
【0045】本発明の感光材料の層構成として好ましい
ものは、支持体の片面にのみハロゲン化銀乳剤層を形成
し、裏面には適当な染料を含有したバッキング層を形成
したものである。
ものは、支持体の片面にのみハロゲン化銀乳剤層を形成
し、裏面には適当な染料を含有したバッキング層を形成
したものである。
【0046】乳剤には感光材料の製造工程、保存中或い
は処理中の感度低下やかぶりの発生を防ぐために種々の
化合物を添加することができる。
は処理中の感度低下やかぶりの発生を防ぐために種々の
化合物を添加することができる。
【0047】本発明のハロゲン化銀写真感光材料におい
て、特に好ましく用いられるカブリ防止剤としては、例
えば特公昭56−44413号または特開昭54−81
829号に記載のポリヒドロキシベンゼン及びポリヒド
ロキシナフタレンとそれらの誘導体或いは特公昭50−
40665号記載のホスホニウム塩、更にはJ.C.
S.第1号、824〜82頁(1938年)または特公
昭52−28691号などに記載のニトロン化合物とそ
れらの塩素酸塩、臭素酸塩、過塩素酸塩、硫化水素酸塩
または酢酸塩などが挙げられる。
て、特に好ましく用いられるカブリ防止剤としては、例
えば特公昭56−44413号または特開昭54−81
829号に記載のポリヒドロキシベンゼン及びポリヒド
ロキシナフタレンとそれらの誘導体或いは特公昭50−
40665号記載のホスホニウム塩、更にはJ.C.
S.第1号、824〜82頁(1938年)または特公
昭52−28691号などに記載のニトロン化合物とそ
れらの塩素酸塩、臭素酸塩、過塩素酸塩、硫化水素酸塩
または酢酸塩などが挙げられる。
【0048】また、迅速現像処理における粒状性、カブ
リ性などの画質の劣化を防止する方法として特開昭58
−158631号、同58−158632号に記載の化
合物を用いることができる。
リ性などの画質の劣化を防止する方法として特開昭58
−158631号、同58−158632号に記載の化
合物を用いることができる。
【0049】更に、本発明には、融点が40℃以上で、
かつ分子中に2つ以上の水酸基を有した多価アルコール
類(例えば特開昭62−147449号記載の化合物)
を用いることができる。
かつ分子中に2つ以上の水酸基を有した多価アルコール
類(例えば特開昭62−147449号記載の化合物)
を用いることができる。
【0050】本発明に係る乳剤は、物理熟成または化学
熟成前後の工程において、各種の写真用添加剤を用いる
ことができる。公知の添加剤としては、例えばリサーチ
・ディスクロージャーNo.17643(1978年1
2月)、同No.18716(1979年11月)及び
同No.308119(1989年12月)に記載され
た化合物が挙げられる。これら三つのリサーチ・ディス
クロージャーに示されている化合物種類と記載箇所を次
表に掲載した。
熟成前後の工程において、各種の写真用添加剤を用いる
ことができる。公知の添加剤としては、例えばリサーチ
・ディスクロージャーNo.17643(1978年1
2月)、同No.18716(1979年11月)及び
同No.308119(1989年12月)に記載され
た化合物が挙げられる。これら三つのリサーチ・ディス
クロージャーに示されている化合物種類と記載箇所を次
表に掲載した。
【0051】 添加剤 RD−17643 RD−18716 RD−308119 頁 分類 頁 分類 頁 分類 化学増感剤 23 III 648 右上 996 III 増感色素 23 IV 648 〜 649 996〜8 IV 減感色素 23 IV 998 B 染 料 25〜26 VIII 649 〜 650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648 右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649 右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651 左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜7 XI 650 右 1005〜6 XI 帯電防止剤 27 XII 650 右 1006〜7 XIII 可塑剤 27 XII 650 右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650 右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1009〜4 XXII 支持体 28 XVII 1009 XVII
【0052】本発明に係る感光材料に用いることのでき
る支持体としては、例えば前述のRD−17643の2
8頁及びRD−308119の1009頁に記載されて
いるものが挙げられる。
る支持体としては、例えば前述のRD−17643の2
8頁及びRD−308119の1009頁に記載されて
いるものが挙げられる。
【0053】適当な支持体としてはプラスチックフィル
ムなどで、これら支持体の表面は塗布層の接着をよくす
るために、下塗層を設けたり、コロナ放電、紫外線照射
などを施してもよい。
ムなどで、これら支持体の表面は塗布層の接着をよくす
るために、下塗層を設けたり、コロナ放電、紫外線照射
などを施してもよい。
【0054】
【実施例】次に本発明を実施例について説明する。但し
当然のことではあるが、本発明は以下の実施例により限
定されるものではない。
当然のことではあるが、本発明は以下の実施例により限
定されるものではない。
【0055】実施例1 60℃、pAg=8、pH=2.0にコントロールしつ
つ、ダブルジェット法で平均粒径0.3μmのヨウ化銀
2モル%を含むヨウ臭化銀の単分散立方晶乳剤(A)を
得た。この乳剤は、電子顕微鏡写真から、双晶粒子の発
生率は個数で1%以下であった。
つ、ダブルジェット法で平均粒径0.3μmのヨウ化銀
2モル%を含むヨウ臭化銀の単分散立方晶乳剤(A)を
得た。この乳剤は、電子顕微鏡写真から、双晶粒子の発
生率は個数で1%以下であった。
【0056】この乳剤(A)を種晶として、以下のよう
に成長させた。即ち、40℃に保たれた保護ゼラチン及
び必要に応じてアンモニアを含む溶液8.5リットルに
この種晶(A)を溶解させ、更に酢酸によりpHを調整
した。
に成長させた。即ち、40℃に保たれた保護ゼラチン及
び必要に応じてアンモニアを含む溶液8.5リットルに
この種晶(A)を溶解させ、更に酢酸によりpHを調整
した。
【0057】この液を母液として、3.2規定のアンモ
ニア銀イオンをダブルジェット法で添加した。つまり、
pAgを7.3、pHを9.7に制御し、ヨウ化銀含有
率35モル%の層を形成した。次に、pHを9.0から
8.0に変化させ、pAgを9.0に保ち成長させた。
ニア銀イオンをダブルジェット法で添加した。つまり、
pAgを7.3、pHを9.7に制御し、ヨウ化銀含有
率35モル%の層を形成した。次に、pHを9.0から
8.0に変化させ、pAgを9.0に保ち成長させた。
【0058】その後、臭化カリウム溶液をノズルで8分
かけ添加し、pAgを11.0に落し、その臭化カリウ
ム添加終了3分後に混合を終了させた。この乳剤は、平
均粒径は約0.3μmの単分散乳剤で粒子全体の平均ヨ
ウ化銀含有率は1.5モル%であった。
かけ添加し、pAgを11.0に落し、その臭化カリウ
ム添加終了3分後に混合を終了させた。この乳剤は、平
均粒径は約0.3μmの単分散乳剤で粒子全体の平均ヨ
ウ化銀含有率は1.5モル%であった。
【0059】次に、この反応液の過剰な可溶性塩を除去
するために脱塩工程を行った。即ち反応液を40℃に保
ち、ナフタレンスルホン酸ソーダのホルムアルデヒド縮
合物と硫酸マグネシウムを加え、攪拌静置しデカンテー
ションにより過剰の塩類を除去した。
するために脱塩工程を行った。即ち反応液を40℃に保
ち、ナフタレンスルホン酸ソーダのホルムアルデヒド縮
合物と硫酸マグネシウムを加え、攪拌静置しデカンテー
ションにより過剰の塩類を除去した。
【0060】次に、脱塩後の乳剤を55℃にしてチオシ
アン酸アンモニウムと塩化酸及びチオ硫酸ナトリウムを
加え、化学増感を行い、次いで本発明に係る一般式
〔1〕の例示化合物(表1参照)をハロゲン化銀1モル
当たり30mgになるように添加して分光増感した。更
に本発明に係る一般式〔2〕の例示化合物を表1のよう
に添加した。
アン酸アンモニウムと塩化酸及びチオ硫酸ナトリウムを
加え、化学増感を行い、次いで本発明に係る一般式
〔1〕の例示化合物(表1参照)をハロゲン化銀1モル
当たり30mgになるように添加して分光増感した。更
に本発明に係る一般式〔2〕の例示化合物を表1のよう
に添加した。
【0061】最高感度に到達した時点で、4−ヒドロキ
シ−6−メチル−1,2,3a,7−テトラザインデン
をハロゲン化銀1モル当たり1.2gになるように添加
して安定化し乳剤塗布液用とした。
シ−6−メチル−1,2,3a,7−テトラザインデン
をハロゲン化銀1モル当たり1.2gになるように添加
して安定化し乳剤塗布液用とした。
【0062】尚、乳剤塗布液には、下記の添加剤をハロ
ゲン化銀1モル当たり添加した。
ゲン化銀1モル当たり添加した。
【0063】 ニトロフェニル−トリフェニルホスホニウムクロライド 30mg 1,3−ヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 1g 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ソーダ 10mg 2−メルカプトベンゾチアゾール 10mg トリメチロールプロパン 9g 1,1−ジメチロール−1−ブロム−1−ニトロメタン 10mg C4 H9 OCH2 CH(OH)CH2 N(CH2 COOH)2 1g
【化10】
【0064】また、乳剤層の保護層液としてゼラチン1
g当たり下記を加えて塗布液とした。
g当たり下記を加えて塗布液とした。
【0065】塩化ナトリウム50mg、平均粒径5μm
のポリメチルメタクリレートからなるマット剤7mg、
平均粒径0.013μmのコロイダルシリカ70mg、
35%ホルマリン水溶液2ミリリットル、40%グリオ
キザール水溶液1.5ミリリットル、i−アミル−n−
デシル−スルホコハク酸ナトリウム7mg
のポリメチルメタクリレートからなるマット剤7mg、
平均粒径0.013μmのコロイダルシリカ70mg、
35%ホルマリン水溶液2ミリリットル、40%グリオ
キザール水溶液1.5ミリリットル、i−アミル−n−
デシル−スルホコハク酸ナトリウム7mg
【化11】
【0066】次に裏引き層として、ゼラチン400g、
ポリメチルメタクリレート2g、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム6g、下記ハレーション防止染料20
g及びグリオキザールからなる裏引き層液を調製し、グ
リシジルメタクリレート50wt%、メチルアクリレー
ト10wt%、ブチルメタクリレート40wt%の3種
のモノマーから成る共重合体をその濃度が10wt%に
成るように希釈して得た共重合体水性分散液を下引き液
として塗設したポリエチレンテレフタレートベースの片
側の面に、ゼラチン、マット剤、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムとグリオキザールから成る保護層液と
ともに塗布して得られた裏引き済みの支持体を用意し
た。
ポリメチルメタクリレート2g、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム6g、下記ハレーション防止染料20
g及びグリオキザールからなる裏引き層液を調製し、グ
リシジルメタクリレート50wt%、メチルアクリレー
ト10wt%、ブチルメタクリレート40wt%の3種
のモノマーから成る共重合体をその濃度が10wt%に
成るように希釈して得た共重合体水性分散液を下引き液
として塗設したポリエチレンテレフタレートベースの片
側の面に、ゼラチン、マット剤、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムとグリオキザールから成る保護層液と
ともに塗布して得られた裏引き済みの支持体を用意し
た。
【0067】塗布量は裏引き層、保護層をそれぞれゼラ
チン付量として2.5g/m2 、2.0g/m2 であっ
た。
チン付量として2.5g/m2 、2.0g/m2 であっ
た。
【化12】
【0068】前記裏引き済みベースに、前記乳剤塗布液
及び保護層をスライドホッパーにて2層同時重層塗布し
試料(比較試料No.1,2及び本発明試料No.3〜
19)を得た。塗布量は、銀量換算で3.0g/m2 、
ゼラチン量は乳剤層3g/m2 、保護層が1.2g/m
2 であった。
及び保護層をスライドホッパーにて2層同時重層塗布し
試料(比較試料No.1,2及び本発明試料No.3〜
19)を得た。塗布量は、銀量換算で3.0g/m2 、
ゼラチン量は乳剤層3g/m2 、保護層が1.2g/m
2 であった。
【0069】試料の評価方法 このようにして得られた試料を、820nmの波長をも
つ半導体レーザーで、ウェッジ像を焼き付けた。現像処
理はXレイ用自動現像機SRX−502(コニカ〔株〕
製)を用いて現像温度35℃で45秒処理を行い、常法
に従って感度、カブリ、ガンマを測定した。下記の評価
基準で評価した。
つ半導体レーザーで、ウェッジ像を焼き付けた。現像処
理はXレイ用自動現像機SRX−502(コニカ〔株〕
製)を用いて現像温度35℃で45秒処理を行い、常法
に従って感度、カブリ、ガンマを測定した。下記の評価
基準で評価した。
【0070】感 度 得られた試料のベース濃度と最低濃度を差し引いた光学
濃度が1.0を与えるときの光量の逆数を求め、表1の
試料No.1を100とした相対感度で表した。
濃度が1.0を与えるときの光量の逆数を求め、表1の
試料No.1を100とした相対感度で表した。
【0071】ガンマ 表中のガンマは、濃度1.0と2.0を与える露光量の
逆数の対数の差で表した値である。
逆数の対数の差で表した値である。
【0072】処理ムラ 前記処理条件で、濃度1.0〜1.3に仕上げた四つ切
りフィルムについて目視で比較し、5段階評価法A
(優)〜E(劣)で表示した。
りフィルムについて目視で比較し、5段階評価法A
(優)〜E(劣)で表示した。
【0073】表1から明らかなように本発明の試料N
o.3〜19は、比較試料No1,2に比べ、極めて高
い感度、超迅速処理性を備えていることを示している。
o.3〜19は、比較試料No1,2に比べ、極めて高
い感度、超迅速処理性を備えていることを示している。
【表1】
【0074】
【発明の効果】上述のごとく、本発明により、高感度
で、超迅速処理可能なレーザー光源用ハロゲン化銀写真
感光材料が得られた。
で、超迅速処理可能なレーザー光源用ハロゲン化銀写真
感光材料が得られた。
Claims (1)
- 【請求項1】支持体の一方の側に、下記一般式〔1〕で
表される化合物の少なくとも1種により700nm以上
に分光増感されるとともに、下記一般式〔2〕で表され
る化合物の少なくとも1種を含有することを特徴とする
レーザー光源用ハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 式中、Z1 は5員または6員の含窒素複素環を形成する
に必要な非金属原子群を表す。Yは水素原子、アルキル
基、置換アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン原子
を表す、R1 、R2 はそれぞれアルキル基または置換ア
ルキル基を表す。R3 は水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基、フェニル基またはベンジル基を表す。X1 は対
イオンを表し、m、n及びpは1または2を表す。 【化2】 式中、Rは置換基を有してもよい炭素数1〜4のアルキ
ル基を表し、置換基としてはアルコキシ基、ヒドロキシ
基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲ
ン原子を表す。q=0〜200、m=0〜50、n=0
〜50、p=0〜200の整数を表す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5935392A JPH05224336A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | レーザー光源用ハロゲン化銀写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5935392A JPH05224336A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | レーザー光源用ハロゲン化銀写真感光材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05224336A true JPH05224336A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=13110831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5935392A Pending JPH05224336A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | レーザー光源用ハロゲン化銀写真感光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05224336A (ja) |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP5935392A patent/JPH05224336A/ja active Pending
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