JPH05223513A - 被帯電体の厚み検知装置、帯電装置、及び画像形成装置 - Google Patents

被帯電体の厚み検知装置、帯電装置、及び画像形成装置

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JPH05223513A
JPH05223513A JP4056914A JP5691492A JPH05223513A JP H05223513 A JPH05223513 A JP H05223513A JP 4056914 A JP4056914 A JP 4056914A JP 5691492 A JP5691492 A JP 5691492A JP H05223513 A JPH05223513 A JP H05223513A
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晴美 久郷
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順治 荒矢
Tadashi Furuya
正 古屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被帯電体もしくは被帯電体としての像担持体
2aの耐久による、厚み減少状態ないしは使用限界(寿
命)としての下限厚みに達したことを精度よく安定に検
知してその交換を促す警告などの適切な対策処理を講じ
得て、使用限界に達したにも拘らず使用されることによ
る帯電不良や画像不良の発生等を未然に防ぐこと。 【構成】 被帯電体2aに接触する電極部材1と、該電
極部材1に印加する電圧と、これによって電極部材1に
流れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段10
0を有すること、さらには電極部材1に電圧を印加する
電源8、電極部材1、被帯電体2aで構成される閉回路
中に周波数フィルタ回路101を有する電流検知手段1
00を有することを特徴とする被帯電体の厚み検知装
置、もしくは帯電装置、もしくは画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被帯電体の厚み検知装
置、帯電装置、及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真装置・静電記録装置等
の画像形成装置においては、電子写真感光体・静電記録
誘電体等の被帯電体としての像担持体を帯電処理(除電
処理も含む)する装置として従来よりコロナ帯電器が使
用されてきた。
【0003】近年は、電圧を印加した、ローラ形(帯電
ローラ)やブレード形(帯電ブレード)等の帯電部材
(導電性部材)を被帯電体の面に接触させて被帯電体面
を所定の極性・電位に帯電させる接触(直接)式の帯電
装置(例えば特開昭63−167380号公報等)が実
用化されてきている。
【0004】接触帯電装置はコロナ帯電器に比べて、電
源の低圧化が図れる、オゾン等のコロナ放電生成物の発
生が極めて少ない(オゾンレス)等の利点を有してい
る。
【0005】帯電部材として導電ローラ(帯電ローラ)
を用いたローラ帯電方式が帯電の安定性という点から好
ましく用いられている。
【0006】また、帯電部材に対する印加電圧を直流電
圧(DC電圧)のみにして被帯電体面の帯電を行なう帯
電方式(以下、DC帯電と記す)と、帯電部材に対する
印加電圧を振動電圧(時間と共に電圧値が周期的に変化
する電圧)にして被帯電体の帯電を行なう帯電方式(以
下、AC帯電と記す、特開昭63−149669号公報
等)がある。
【0007】接触帯電は、帯電部材から被帯電体への放
電によって行なわれるため、帯電部材に或るしきい値電
圧以上のDC電圧を印加することによって被帯電体の帯
電が開始される。
【0008】具体例を示すと、被帯電体として、厚さ2
5μmのOPC感光体に対して帯電ローラを加圧当接さ
せた場合には、図5に示すよに約640V以上のDC電
圧を帯電部材としての帯電ローラに印加すれば感光体の
表面電位が上昇し始め、それ以降は印加電圧に対して傾
き1で線形に感光体表面電位が増加していく。
【0009】上記の感光体の表面電位が上昇し始める約
640Vの印加DC電圧値が該感光体についての帯電開
始電圧Vthである。
【0010】以上のことから、作像に必要とされる所望
の感光体表面電位(帯電電位)VdをDC帯電で得るた
めには、帯電ローラにはVd+VthのDC電圧を印加す
れば良いことになる。
【0011】DC帯電は帯電ローラにこのDC電圧を印
加して被帯電体としての帯電処理をするものである。
【0012】これは以下のように説明される。図6の
(a)は導電性のドラム基体2bの外周面に被帯電体と
しての感光体2aの層を形成してなる感光体ドラム2に
帯電部材としての帯電ローラ1を加圧当接させた状態
の、該当接部分の拡大模型図である。8は帯電バイアス
印加電源である。
【0013】帯電ローラ1と感光体ドラム2間の放電に
関与する微小ギャップの空気層と感光体ドラムを電気的
な等価回路に表現すると図6の(b)のように示され
る。帯電ローラ1の示すインピーダンスは感光体ドラ
ム、空気層のそれに比べて小さく無視できるためここで
は扱わない。このため、帯電機構は単に2つのコンデン
サーC1、C2で表現できることがわかる。
【0014】この等価回路に直流電圧を印加すると、電
圧はそれぞれのコンデンサーのインピーダンスに比例配
分され、空気層に印加される電圧Vairは、 Vair=C2/(C1+C2) ・・・ (1)式 になる。
【0015】空気層にはパッシェンの法則に従う絶縁破
壊電圧があり、空気層の厚みをg[μm]とすると、V
airが 312+6.2g[V] ・・・ (2)式 を越えると放電が起き、帯電が行われる。
【0016】はじめて放電が起きる電圧は(1)式と
(2)式が等しくなった場合のgに関する二次方程式が
重解を持つときであるので(C1もgの関数)、このと
きのDC電圧値が放電開始電圧Vthに相当する。このよ
うにして求められた理論値のVthは実験値と非常に近い
値を取る。
【0017】ただ、接触帯電においては、環境変動によ
って接触帯電部材の抵抗値が変動すること、被帯電体と
しての感光体が耐久により削れて(磨り減り)厚みが変
化して帯電開始電圧Vthが変動することなどのために、
DC帯電方式の場合は感光体の表面電位を所望のVd値
に安定化させることが難しい。
【0018】AC帯電は、接触帯電の更なる帯電均一化
を行うことができるものであり、所望のVdに相当する
DC電圧に、好ましくは2×Vth以上のピーク間電圧V
PPを持つAC電圧を重畳した振動電圧(VDC+VAC)を
帯電部材に印加して被帯電体の帯電処理を行うもので、
これは図7に示すようにAC電圧による帯電電位のなら
し効果を目的としたもので、DC帯電よりも帯電電位の
均一化を図ることができる。
【0019】AC電圧の波形としては正弦波に限らず、
矩形波、三角波、パルス波でもよい。直流電源を周期的
にオンーオフすることによって形成された矩形波の電圧
を含む。
【0020】
【発明が解決しようとしている課題】例えば、被帯電体
としての像担持体を繰り返して使用する転写方式の画像
形成装置においては、耐久通紙により被帯電体としての
像担持体(感光体層、誘電体層等)が次第に削れてい
き、その厚み(膜厚)が逐次減少していく。このような
被帯電体としての像担持体(以下、感光体と記す)の耐
久による厚み減少は感光体の帯電処理がDC帯電でもA
C帯電でも次のよな問題が発生してくる。
【0021】即ち、感光体を一定電位Vdに帯電するた
めに必要な電荷量Qは、感光体の静電容量Cによって決
定され、この電荷量は感光体の厚みに対して反比例す
る。
【0022】従って、削れた感光体を同じVdにまで帯
電するためには初期より多い電荷(帯電電流)が必要な
事になる。しかし、帯電電流が大きくなると帯電部材の
インピーダンスによる電圧降下が顕著になってくる。
【0023】一般的に帯電部材としての帯電ローラは、
感光体にピンホールが生じた場合にそこに帯電電流が集
中することを防ぐために抵抗層を有しており、ローラ抵
抗として105 〜106 Ωのインピーダンス値を持って
いる。また、低温低湿環境等で耐久通紙を行うと更にロ
ーラ抵抗が上昇することと、感光体の削れによる帯電電
流の増加が合わさると、Vdの降下量が100〜200
Vにもなり、画像カブリを生じる事がある。
【0024】以上の事から良好な画像を得るためには感
光体の厚みは15μm程度以上必要であり、これ以上の
削れを生じた場合には安定した画像を保証する事ができ
ず、感光体の寿命を越したと考える事ができる。
【0025】しかし従来、感光体の厚みを直接知る手段
として有効なものは少なく、感光体ドラムの通算回転数
をカウントすることで間接的に感光体削れ量、即ち感光
体の寿命を算出する他には良い方法がなく、この方法も
使用環境、クリーニング装置の状態等で感光体削れ量は
変化するため信頼性に欠けるものであった。
【0026】そこで本発明は、被帯電体の厚みを精度よ
く安定に検知することができる信頼性の高い、厚み検知
装置を提供することを目的とする。
【0027】また、被帯電体もしくは被帯電体としての
像担持体の耐久による、厚み減少状態ないしは使用限界
(寿命)としての下限厚みに達したことを精度よく安定
に検知して被帯電体ないしは像担持体の交換を促す警告
などの適切な対策処理を講じ得て、被帯電体もしくは像
担持体が使用限界に達したにも拘らず引き続き使用され
ることによる帯電不良や画像不良の発生等を未然に防ぐ
ことを可能にした、帯電装置、及び画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする、被帯電体の厚み検知装置、帯電装置、及び画
像形成装置である。
【0029】(1)被帯電体に接触する電極部材と、該
電極部材に印加する電圧と、これによって電極部材に流
れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段を有す
ることを特徴とする被帯電体の厚み検知装置。
【0030】(2)被帯電体に接触する電極部材と、該
電極部材に印加する電圧と、これによって電極部材に流
れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段と、電
極部材に電圧を印加する電源、電極部材、被帯電体で構
成される閉回路中に周波数フィルタ回路を有する電流検
知手段を有することを特徴とする被帯電体の厚み検知装
置。
【0031】(3)被帯電体の厚み検知が、電極部材に
印加した電圧によって電極部材に流れる電流と、予め設
定された被帯電体の厚みに関するV−I特性の傾きデー
タとの照合でなされることを特徴とする(1)または
(2)記載の被帯電体の厚み検知装置。
【0032】(4)電極部材に印加する電圧は直流電圧
であることを特徴とする(1)または(2)記載の被帯
電体の厚み検知装置。
【0033】(5)電極部材に印加する電圧は直流電圧
成分と交流電圧成分を重畳した振動電圧であり、被帯電
体を所定の第1の電位V1から所定の第2の電位V2に
まで帯電させるときに電極部材に流れる直流電流の測定
により被帯電体の厚みを検知することを特徴とする
(1)または(2)記載の被帯電体の厚み検知装置。
【0034】(6)電極部材に印加する振動電圧の直流
電圧成分は被帯電体の所望する帯電電位に相当する電圧
であり、交流電圧成分は電極部材に直流電圧を印加した
ときの被帯電体の帯電開始電圧Vthの2倍以上のピーク
間電圧をもつことを特徴とする(5)記載の被帯電体の
厚み検知装置。
【0035】(7)電極部材に印加する振動電圧の直流
電圧成分を第1の電圧V1と第2の電圧V2に切り換え
る手段を有することを特徴とする(5)または(6)記
載の被帯電体の厚み検知装置。
【0036】(8)V1=0、もしくはV2=0である
ことを特徴とする(5)または(7)記載の被帯電体の
厚み検知装置。
【0037】(9)被帯電体が画像形成装置の像担持体
であり、V2の表面電位を持つ像担持体を露光すること
によってV1の表面電位を与えることを特徴とする
(5)記載の被帯電体の厚み検知装置。
【0038】(10)被帯電体の検知厚みが、予め設定
された値、またはそれ以下であるときに作動する警告手
段を有することを特徴とする(1)または(2)記載の
被帯電体の厚み検知装置。
【0039】(11)電極部材がローラ形状を成してい
ることを特徴とする(1)または(2)記載の被帯電体
の厚み検知装置。
【0040】(12)電極部材が被帯電体を帯電する帯
電部材であることを特徴とする(1)または(2)記載
の被帯電部材の厚み検知装置。
【0041】(13)被帯電体が画像形成装置の像担持
体であることを特徴とする(1)または(2)記載の被
帯電体の厚み検知装置。
【0042】(14)直流電圧を印加した帯電部材を被
帯電体に接触させて被帯電体面を帯電する帯電装置であ
り、該帯電部材に印加する電圧と、これによって帯電部
材に流れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段
を有することを特徴とする帯電装置。
【0043】(15)直流電圧を印加した帯電部材を被
帯電体に接触させて被帯電体面を帯電する帯電装置であ
り、該帯電部材に印加する電圧と、これによって帯電部
材に流れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段
と、帯電部材に電圧を印加する電源、帯電部材、被帯電
体で構成される閉回路中に周波数フィルタ回路を有する
電流検知手段を有することを特徴とする帯電装置。
【0044】(16)被帯電体の厚み検知が、帯電部材
に印加した電圧によって帯電部材に流れる電流と、予め
設定された被帯電体の厚みに関するV−I特性の傾きデ
ータとの照合でなされることを特徴とする(14)また
は(15)記載の帯電装置。
【0045】(17)被帯電体の検知厚みが、予め設定
された値、またはそれ以下であるときに作動する警告手
段を有することを特徴とする(14)または(15)記
載の帯電装置。
【0046】(18)帯電部材がローラ形状を成してい
ることを特徴とする(14)または(15)記載の帯電
装置。
【0047】(19)被帯電体が画像形成装置の像担持
体であることを特徴とする(14)または(15)記載
の帯電装置。
【0048】(20)直流電圧成分と交流電圧成分を重
畳した振動電圧を印加した帯電部材を被帯電体に接触さ
せて被帯電体面を帯電する帯電装置であり、被帯電体を
所定の第1の電位V1から所定の第2の電位V2にまで
帯電させるときに帯電部材に流れる直流電流の測定によ
り被帯電体の厚みを検知する手段を有することを特徴と
する帯電装置。
【0049】(21)直流電圧成分と交流電圧成分を重
畳した振動電圧を印加した帯電部材を被帯電体に接触さ
せて被帯電体面を帯電する帯電装置であり、被帯電体を
所定の第1の電位V1から所定の第2の電位V2にまで
帯電させるときに帯電部材に流れる直流電流の測定によ
り被帯電体の厚みを検知する手段と、帯電部材に電圧を
印加する電源、帯電部材、被帯電体で構成される閉回路
中に周波数フィルタ回路を有する電流検知手段を有する
ことを特徴とする帯電装置。
【0050】(22)帯電部材に印加する振動電圧の直
流電圧成分は被帯電体の所望する帯電電位に相当する電
圧であり、交流電圧成分は帯電部材に直流電圧を印加し
たときの被帯電体の帯電開始電圧Vthの2倍以上のピー
ク間電圧をもつことを特徴とする(20)または(2
1)記載の帯電装置。
【0051】(23)帯電部材に印加する振動電圧の直
流電圧成分を第1の電圧V1と第2の電圧V2に切り換
える手段を有することを特徴とする(20)または(2
1)記載の帯電装置。
【0052】(24)V1=0、もしくはV2=0であ
ることを特徴とする(20)または(21)記載の帯電
装置。
【0053】(25)被帯電体が画像形成装置の像担持
体であり、V2の表面電位を持つ像担持体を露光するこ
とによってV1の表面電位を与えることを特徴とする
(20)または(21)記載の帯電装置。
【0054】(26)被帯電体の検知厚みが、予め設定
された値、またはそれ以下であるときに作動する警告手
段を有することを特徴とする(20)または(21)記
載の帯電装置。
【0055】(27)帯電部材がローラ形状を成してい
ることを特徴とする(20)または(21)記載の帯電
装置。
【0056】(28)被帯電体が画像形成装置の像担持
体であることを特徴とする(20)または(21)記載
の帯電装置。
【0057】(29)像担持体を帯電する手段を含む作
像プロセス手段により像担持体面に可転写像を形成担持
させ、その可転写像を転写手段により転写材に転写して
画像形成物を出力させ、像担持体は繰り返して作像に供
する画像形成装置において、前記帯電手段は、直流電
圧、または直流電圧成分と交流電圧成分を重畳した振動
電圧を印加した帯電部材を像担持体に接触させて像担持
体面を帯電する帯電装置であり、前記の転写手段はバイ
アス電圧印加式の手段であり、転写非実行時に該転写手
段に転写実行時とは異なる電圧を印加することで像担持
体面を所定の第1の電位V1に帯電させた後、前記帯電
装置にて該像担持体面を該第1の電位V1から所定の第
2の電位V2にまで帯電させるときに帯電部材に流れる
直流電流Iを測定することにより像担持体の厚みを検知
する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0058】(30)像担持体を帯電する手段を含む作
像プロセス手段により像担持体面に可転写像を形成担持
させ、その可転写像を転写手段により転写材に転写して
画像形成物を出力させ、像担持体は繰り返して作像に供
する画像形成装置において、前記帯電手段は、直流電
圧、または直流電圧成分と交流電圧成分を重畳した振動
電圧を印加した帯電部材を像担持体に接触させて像担持
体面を帯電する帯電装置であり、前記の転写手段はバイ
アス電圧印加式の手段であり、転写非実行時に該転写手
段に転写実行時とは異なる電圧を印加することで像担持
体面を所定の第1の電位V1に帯電させた後、前記帯電
装置にて該像担持体面を該第1の電位V1から所定の第
2の電位V2にまで帯電させるときに帯電部材に流れる
直流電流Iを測定することにより像担持体の厚みを検知
する手段と、帯電部材に電圧を印加する電源、帯電部
材、被帯電体で構成される閉回路中に周波数フィルタ回
路を有する電流検知手段を有することを特徴とする画像
形成装置。
【0059】(31)帯電部材に印加する振動電圧の直
流電圧成分は像担持体の所望する帯電電位に相当する電
圧であり、交流電圧成分は帯電部材に直流電圧を印加し
たときの像担持体の帯電開始電圧Vthの2倍以上のピー
ク間電圧をもつことを特徴とする(29)または(3
0)記載の画像形成装置。
【0060】(32)転写手段は転写実行時とは異なる
電圧を印加できる電源を備えていることを特徴とする
(29)または(30)記載の画像形成装置。
【0061】(33)V1=0、もしくはV2=0であ
ることを特徴とする(29)または(30)記載の画像
形成装置。
【0062】(34)像担持体の検知厚みが、予め設定
された値、またはそれ以下であるときに作動する警告手
段を有することを特徴とする(29)または(30)記
載の画像形成装置。
【0063】(35)帯電部材がローラ形状を成してい
ることを特徴とする(29)または(30)記載の画像
形成装置。
【0064】
【作用】即ち、被帯電体に電極部材を接触させて電圧を
印加して被帯電体をDC帯電又はAC帯電させたとき被
帯電体の厚みと電極部材に流れるDC帯電電流には後述
の実施例に説明するように相関関係がある。本発明はこ
れに着目して前記の構成により被帯電体の厚みを電気的
に検知するものであり、簡単な装置・回路構成で被帯電
体の厚みを精度良く検知できる。
【0065】そして、被帯電体の帯電装置や転写方式の
画像形成装置にあっては、被帯電体もしくは被帯電体と
しての像担持体の耐久による、厚み減少状態ないしは使
用限界としての下限厚みに達したことを精度よく安定に
検知して被帯電体ないしは像担持体の交換を促す警告な
どの適切な対策処理を講じ得て、被帯電体もしくは像担
持体が使用限界に達したにも拘らず引き続き使用される
ことによる帯電不良や画像不良の発生等を未然に防ぐこ
とが可能となる。
【0066】
【実施例】
<第1の実施例>(図1〜図4) (1)画像形成装置例 図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成図で
ある。本例の画像形成装置は転写式電子写真プロセス利
用のレーザービームプリンタである。
【0067】2は像担持体としての電子写真感光体ドラ
ムであり、矢示aの時計方向にプロセススピード(回転
周速度)95mm/secで回転駆動される。
【0068】本例の感光体ドラム2は、直径30mmの
アルミニウムドラム2b(導電性ドラム基体)の外周に
OPC感光体2aの層を塗工形成したものであり、該感
光体2aは電荷発生層の上に厚さd=25μmの電荷輸
送層(Carrier Transfer Layer:以下、CT層と記す)
を配置したものである。
【0069】本実施例ではこのCT層のバインダーとし
てポリカーボネート樹脂を用いており、耐久通紙によっ
て該CT層は少しづつ削れを生じて厚みが減少してい
く。
【0070】1は感光体ドラム2の一次帯電部材として
の帯電ローラであり、芯金1aと、その外周に形成した
導電性弾性体層(導電性ゴム層)1bと、更にその外周
に形成した高抵抗層1cからなる。
【0071】芯金1aの両端部を軸受けさせて感光体ド
ラム2に略並行に配列して感光体ドラム2面に押圧接触
させてあり、本例の場合は感光体ドラム2の回転駆動に
伴ない従動回転する。
【0072】8は帯電ローラ1に対する帯電バイアス印
加電源であり、該電源8により帯電ローラ1に対して芯
金1aを介して所定の帯電バイアスが印加されて回転感
光体ドラム2の感光体2aの外周面が所定の極性・電位
に接触帯電処理される。
【0073】帯電ローラ1の外周の高抵抗層1cは感光
体2aにピンホール等の低耐圧欠陥部が存在もしくは発
生した場合にこの部分に帯電電流が集中して帯電ローラ
表面の電位が降下して横筋状の帯電不良を生じるのを防
ぐ役目をする。
【0074】次いで、該回転感光体ドラム2の上記帯電
処理面に不図示のレーザービームスキャナから出力され
るレーザー光3(目的の画像情報の時系列電気デジタル
画素信号に応じて強度変調されたレーザー光)による走
査露光がなされることにより、感光体2aの露光部分が
除電されて感光体2a面に画像情報の静電潜像が形成さ
れていく。
【0075】次いで、その潜像がジャンピング現像方式
の現像装置4により一成分磁性トナーによって反転現像
され、感光体2a面の露光された部分がトナーの付着で
可視化される。
【0076】そのトナー像が転写ローラ5の位置にて、
不図示の給紙機構から感光体ドラム2と転写ローラ5と
の圧接ニップ部(転写部)に所定のタイミングで給送さ
れた転写材9の面に対して転写されていく。本実施例で
は転写ローラ5に対して転写バイアス印加電源10によ
り3kVの転写バイアスを印加している。
【0077】転写部を通った転写材9は感光体ドラム2
面から分離されて定着装置7へ送られて加圧・加熱によ
りトナー像の定着を受けて画像形成物(プリント、コピ
ー)として出力される。
【0078】転写材9に対するトナー像転写後の感光体
ドラム2面はブレード式クリーニング装置6のクリーニ
ングブレード(ウレタンゴム製のカウンタブレード)に
より転写残りトナーや紙粉等の付着汚染物のかき落し除
去を受けて清浄面化されて繰り返して作像に供される。
【0079】本例のプリンタは、感光体ドラム2、帯電
ローラ1、現像装置4、クリーニング装置6の4つのプ
ロセス機器をプリンタ本体に対して一括して着脱交換自
在のプロセスカートリッジ11とした、カートリッジ着
脱方式のものである。
【0080】(2)感光体2aの厚み検知 先に図5で述べたように、帯電ローラ1にDC電圧を印
加した場合、感光体2aの帯電は印加電圧が帯電開始電
圧Vth以上で帯電を開始し、それ以降は印加電圧の増加
分ΔVと同じ割合で線形に感光体表面電位は上昇する
(ΔVd)。ここで仮に、印加電圧VがVth以下の領域
をA領域、Vth以上をB領域と呼ぶことにする。
【0081】このうちA領域は印加電圧が少なく空気層
に分割される電圧が、パッシェンの法則に基づく絶縁破
壊電圧を超える事ができないために帯電が行われていな
い事から本制御には無関係の領域である。
【0082】B領域に関しては、実際に帯電ローラ1か
ら感光体2aへの放電が行われており、印加電圧Vと感
光体表面電位Vdとは感光体の膜厚や環境に関わらず、
傾き1で線形に増加するためΔV=ΔVdである。
【0083】これに対し、図2で表されるように、印加
電圧Vと帯電電流Iの関係を表すグラフは、A領域で帯
電しない事い関しては同じであるが、B領域では感光体
2aの厚みdによって傾きが変化する。
【0084】これは、感光体膜厚dによって、同じVd
にまで帯電するために必要な帯電電流Iが異なる事を示
している。感光体表面電位Vdと帯電電流Iに関して
は、以下のような計算が成り立つ。
【0085】感光体2aの厚みをd、比誘電率をε、真
空中の誘電率をε0、接触帯電部材の有効帯電幅をL、
プロセススピードをVpとすると、ここから感光体2a
の静電容量Cは計算され、以下の関係式が導かれる。
【0086】帯電電荷量Q=∫I・dt=C・Vd →帯電電流I=d/dt(C・Vd) ここで、 dC/dt=ε・ε0・L・Vp/d、 Vd=Const. であるので、 帯電電流I=ε・ε0・L・Vp・Vd/d ・・・ (3) となる。(3)式においてε,ε0,L,Vp,dは定
数であり、B領域に関してはΔV=ΔVdであることが
判っているので、両者から ΔI=ε・ε0・L・Vp・ΔVd/d =ε・ε0・L・Vp・ΔV/d ・・・ (4) と導かれ、B領域に関してはV−Iグラフの直線の傾き
が ε・ε0・L・Vp/d で表わされる事がわかった。
【0087】そこで本実施例においては、感光体ドラム
2の一次帯電部材としての帯電ローラ1を感光体厚み検
知用の電極部材に兼用して、B領域において該帯電ロー
ラ1への印加電圧Vとその時に流れる帯電電流Iを2点
で測定し、この関係からV−I特性の直線の傾きを算出
し、感光体2aの厚みを検知する事とする。
【0088】なお、本実施例では初期膜厚25μmの感
光体2aを用いるため、初期のVthは640Vであり、
感光体2aが削れるに従ってVthは減少するため印加電
圧640V以上であればB領域であるとみなすことがで
きる。
【0089】また、上記(3)式から判るように、Iと
Vdを測定する事によっても同様に膜厚を検知する事が
可能である。ただVdの測定には、プリンタ本体に感光
体表面電位測定器を別に設ける、また別の電源等のハー
ドが必要になる。
【0090】以上の制御を行う際の条件であるが、測定
時に感光体電位はある決まった値でないと帯電電位と帯
電電流の関係が明らかにならないため、画像露光を行
い、電位を0にした状態で測定を行う。また、それぞれ
の電圧を印加する時間は、ノイズの影響等を除去するた
めに感光体ドラム1回転分づつとし、この間に測定され
る電流を平均している。
【0091】本制御による感光体2aの膜厚測定は感光
体ドラム2の前回転時に行なっており、画像形成に悪影
響を与えないようなシーケンスになっている。
【0092】本制御を行うためには、あらかじめV−I
特性の傾きと感光体2aの膜厚dの関係を測定する必要
がある。そこで、感光体2aの膜厚dがそれぞれ15μ
m、17μm、21μm、25μmである感光体ドラム
2を用いて測定を行った。
【0093】図2にその内の代表例として15μmと2
5μmの感光体膜厚dの場合のV−I特性を示した。
【0094】25℃×60%RHの通常環境(以下、N
/N環境と記す)、32.5℃×85%RHの高温高湿
環境(以下、H/H環境と記す)、15℃×10%RH
の低温低湿環境(以下、L/L環境と記す)において、
グラフの切片は変化するものの、傾きは一定であり、感
光体2aの膜厚dのみに依存する事が実験的にも立証さ
れた。
【0095】上記の5つの膜厚に対する傾きを基にし
て、膜厚dと傾きの関係をグラフにしたものを図3に実
験値グラフ(a)として示した。
【0096】参考のため、前記(4)式において本実施
例でのプリンタに対応する数値としてε=3,ε0=
8.85×10-12 ,L=20cm,Vp=95mm/
secを代入して求めた理論式の値を理論式グラフ
(b)としてプロットして示した。若干の誤差はあるも
のの実験値との一致を見た。本実施例では理論式グラフ
(b)ではなく、実際に実験で求めた実験値グラフ
(a)に基づく制御を行う事とする。
【0097】本実施例では、図3のグラフ(a)の感光
体膜厚dとV−I特性の傾きの関係をプリンタ制御部
(不図示)のROMに記憶させておき、得られたV−I
特性の傾きから感光体膜厚dが計算できるような構成に
なっており、傾きが、良好な画像が得られる感光体膜厚
dの下限である15μmに相当する32×10-3μA/
Vを超えた場合にプリンタ前面の警告表示灯(不図示)
を点灯させるとともに、ホストコンピュータ(不図示)
に対しても感光体寿命を知らせる信号を送る構成になっ
ている。
【0098】この警告表示或いは更には以後のプリンタ
動作が禁止されることによりオペレータは感光体(感光
体ドラム)が寿命に達したことを認識して、本例の場合
はプロセスカートリッジ11の新旧交換を行なうもの
で、感光体の寿命を精度よく検知して感光体が使用限界
に達しているにも拘らず使用されることによる帯電不良
や画像不良の発生を防止することができる。
【0099】(3)プリンタ耐久試験例 以下に、実際に耐久試験を行った例を示す。
【0100】まず、プリンタの前回転時に、図4に示す
ように放電開始電圧Vth以上の2つの電圧V1,V2を
帯電ローラ1に印加し、それぞれ流れる電流I1,I2
を測定する。ここでV1,V2はB領域である必要があ
るため、本実施例では640V以上の電圧を選択し、 V1=1000[V]、 V2=1500[V] とした。
【0101】B領域でのV−I特性の傾きは (I2−I1)/(V2−V1) で計算される。
【0102】耐久初期においては感光体膜厚dは25μ
mであったため、 I1=5.5μA, I2=14μA と測定され、傾きは17×10-3μA/Vであった。
【0103】これを、N/N環境において15000枚
通紙した時点で本制御を行ったところ、 I1=16μA, I2=32μA で、傾きが32×10-3μA/Vとなり、予め設定され
た値を上回ったためプリンタは警告表示灯を点灯し、ホ
ストコンピュータに対しても警告を行ないプリンタ使用
を停止させた。
【0104】この時点で感光体膜厚dを測定したところ
約15μmであり、本制御が妥当である事が証明され
た。
【0105】このように、本実施例では接触帯電部材に
印加する電圧Vと、このときに流れる帯電電流Iを測定
する事によりV−I特性の傾きを測定し、感光体2aの
膜厚dを検知する事が可能になった。
【0106】これにより、従来適当な方法がなかった感
光体2aの膜厚(寿命)検知を、新たに特別な装置構成
等を取る事なく、簡単に行う事ができるようになった。
【0107】本実施例では、一次帯電部材としての帯電
ローラ1を感光体膜厚検知における電極部材として兼用
させたものであるが、導電性の転写ローラ5を感光体膜
厚検知における電極部材として兼用して同様の制御を行
う事が可能である。
【0108】また次の第2の実施例に示したように感光
体膜厚検知のための専用の電極部材を配設して同様の制
御を行う事も可能である。
【0109】<第2の実施例>(図8) 本実施例は感光体膜厚を検知するための専用の電極部材
を配設した装置例である。
【0110】前述の第1の実施例のように感光体の一次
帯電部材としての帯電ローラ1を感光体膜厚を検知する
ための電極部材に兼用使用した場合は、第1の実施例で
述べたように2つの電圧V1,V2をそれぞれ印加する
必要がある。また、画像形成時には膜厚を検知する事が
できないという問題があるが、専用の電極部材を設ける
事によってこの問題は解決できる。
【0111】本実施例はそのような構成の装置例であ
り、図8の(a)は装置要部の一部切欠き上面図、
(b)はその側面図である。
【0112】クリーニング装置6と帯電ローラ1との間
位置において、感光体ドラム回転方向aの上流側と下流
側とに、感光体除電手段としての露光ランプ12と、感
光体2a面に対する接触電極部材としての一対の第1と
第2の接触子13・14を配設してある。
【0113】第1と第2の接触子13・14は感光体ド
ラム2の母線方向に間隔をあけて配列して感光体2a面
に接触させてある。本実施例の各接触子はそれぞれ幅1
cmのブレード状の導電部材であり、ブレードの材質は
ウレタンゴムの表面に導電性を付与したウレタン塗料
(日本アチソン製、商品名エムラロン)を厚さ20μm
で塗布したものである。
【0114】感光体除電手段12はDCオフセット電圧
を0VにしたAC帯電器を用いる事も可能である。接触
子13・14はローラ形状・パッド形状等の形態のもの
を用いる事も可能である。
【0115】第1と第2の2つの接触子13・14には
それぞれ別の電圧を印加されており、流れる電流を測定
する事ができるような構成になっている。印加する電圧
は図6に示すB領域である事が必要であるため、本実施
例では第1の接触子13には1000V、第2の接触子
14には1500V、をそれぞれ印加した。
【0116】本実施例のプリンタ構成は第1の実施例の
プリンタ(図1)に示したものと同様であるが、帯電ロ
ーラ1による感光体ドラム2の帯電は下記のDC電圧と
AC電圧との重畳振動電圧の印加によるAC帯電とし
た。
【0117】DC電圧:−700V(Vdに相当) AC電圧:ピーク間電圧VPP=1900V 周波数f=550Hz 正弦波 この装置を用いて、感光体2aの膜厚dが予め15μm
である事が判明している感光体ドラム2を用いて測定を
行った。測定中は露光ランプ12を点灯させてあり、膜
厚測定用の第1及び第2の接触子13・14を通過する
ときの感光体2aの表面電位は約0Vであった。
【0118】この時、1000VのDC電圧が印加され
ている第1の接触子13には0.8μA、1500Vの
DC電圧が印加されている第2の接触子14には1.6
μAの電流が流れた。この値によって計算されたV−I
特性の傾きは1.6×10-3μA/Vであった。
【0119】前記(4)式で表されるようにV−I特性
の傾きは有効帯電幅Lに比例するため、この数値は第1
の実施例において同一条件で得られた傾き32×10-3
μA/Vの1/20ということで対応が取れる。
【0120】以上の結果から、本実施例においては、計
算された傾きが1.6×10-3μA/Vを上回ったとき
が感光体の膜厚が寿命である15μmであるとみなし、
警告を与えることとする。
【0121】実際に、H/H環境で12000枚通紙を
行ったところ、傾きが1.6×10-3μmA/Vを超え
たため、警告表示がなされ、プリンタの作動禁止がなさ
れた。この時の感光体膜厚を測定したところ15μmで
あり、本方法が妥当である事が立証された。
【0122】このように、本実施例においては、専用の
感光体膜厚測定用の接触電極部材13・14を設ける事
によって、画像形成中においても感光体膜厚を検知する
事が可能になり、また、一次帯電部材としての帯電ロー
ラ1に感光体膜厚検知用の電極部材を兼用させる機能を
持たせた第1の実施例のように2段階の電圧を別に印加
するような制御を行う必要がなくなった。
【0123】<第3の実施例>(図9〜図12) (1)画像形成装置の構成 画像形成装置としてのプリンタ構成は前述の第1の実施
例のプリンタ(図1)と同様である。
【0124】ただし、本実施例の場合は感光体2aの帯
電処理をAC帯電で行なう。
【0125】本実施例ではAC帯電を行うため、帯電ロ
ーラ1にDCオフセット電圧にAC電圧を重畳した振動
電圧を印加する。DC電圧としては、所望する感光体の
暗部電位に相当するV2=−700Vを用いる。AC電
圧としては、電位の収束化のためには放電開始電圧Vth
の2倍以上のピーク間電圧が必要であるため、本実施例
では、1800Vの定電圧を用いた。この電圧について
は、帯電部材である帯電ローラ1のインピーダンス変化
による影響を除去するためにAC定電流制御を行う事も
可能である。
【0126】(2)感光体2aの厚み検知 電子写真プロセスでは、画像形成を行う前処理として、
感光体の電位的な履歴を除去するために前回転時に除電
を行う事が一般的である。この除電手段としは、前露光
を行う事も可能であるが、感光体2aの帯電を接触AC
帯電で行う装置では、電位の収束性を利用し、DC電圧
をV1=0としてAC電圧を重畳する事によって、感光
体の電位を0Vにする事が可能である。
【0127】次に画像形成のため、図9のシーケンスに
示すようにDCオフセット電圧を本実施例ではV2=−
700として帯電を行うわけであるが、この時、図10
に示すように感光体表面電位をVcontrast上昇させるた
めに必要なDC電流が感光ドラム1周分の間流れる。−
700Vに一旦帯電された後は、感光体表面電位の変化
が無い限り(画像露光を行わず、暗減衰等を無視する
と)、帯電DC電流は流れない。
【0128】この時流れる帯電DC電流を、理論的に計
算すると以下のようになる。
【0129】感光体2aの厚みをd、比誘電率をε、真
空中の誘電率をε0、接触帯電ローラ1の有効帯電幅を
L、プロセススピードをVp、感光体表面電位を0→V
dに上昇させると、ここから感光体2aの静電容量Cは
計算され、以下の関係式が導かれる。
【0130】 帯電電化量:Q=∫I・dt=C・Vcontrast →帯電電流:I=d/dt(C・Vcontrast) dC/dt=ε・ε0・L・Vp/d,VcontrastはV
dであるので 帯電電流:I=ε・ε0・L・Vp・Vd/d ・・・ (5) ε,ε0,L,Vp,d,Vdは定数とみなすことがで
きるため、0→Vdに帯電させるための帯電電流Iはd
に反比例することがわかる。
【0131】本実施例では、ε=3,ε0=8.85×
10-12 [F/m],L=230mm,Vp=95mm
/sec,Vd=700[V],であるため、d=25
μmの時、I=16μAとなる。
【0132】実際に、感光体2aの膜厚dが異なる感光
体ドラム2を用いて、H/H環境、N/N環境、L/L
環境でd−Iの関係を測定した結果を図11に示す。こ
れを見ても、理論通りd−Iの関係は環境に依存しない
ことが判る。
【0133】この結果に基づき、感光体2aの寿命と考
えられる15μmのCT膜厚に対応する電流量を超えた
場合に感光体ドラム寿命を警告する手段を設ける。
【0134】図11に於いて、各環境共に15μmの膜
厚時に帯電に必要な電流量Iは27μAであるため、図
12のDC電流検知回路100(厚み検知回路)に示す
ように、Iによって10kΩの抵抗16の両端に発生す
る電圧Vが27μAに相当する0.27Vを越えたとき
に、これに連動したプリンタ本体前面の警告表示灯20
を点灯することとする。
【0135】具体的には、電源8の10kΩの保護抵抗
16の両端の電圧Vを基準電圧17のVref=0.2
7Vと比較し、コンパレータ18の出力があった時にD
Cコントローラ19に感光体ドラム寿命の信号を送り警
告表示灯20を点灯させる。なお、本実施例ではVはプ
リンタ本体のシーケンスに同期させて、DCオフセット
電圧を0からVdに上げた後のドラム一回転分の信号の
平均化をした値を用いている(図9参照)実際に耐久試
験を行ったところ、Vは耐久通紙によって上昇し、各環
境ともに10,000枚通紙して、CT層が10μm削
れ、残り15μmとなったときに警告を発し、過剰な削
れによる画像不良の発生を未然に防止することが可能に
なった。
【0136】<第4の実施例>(図13〜図15) 本実施例は、感光体2aの帯電ローラ1によるAC帯電
前に前露光やACコロナ帯電器等の除電手段によって感
光体表面電位を降下させ、これを接触帯電ローラ1でA
C帯電により一定電位Vdにまで帯電させるときに流れ
る電流を検知することを特徴とする。
【0137】第3の実施例で示したように、帯電電流を
流すのに必要な2つの電位V1,V2を決定する方法と
して、AC帯電のDC電圧をV1からV2に変化させる
ことは電位収束性の面からは有利であるが、DC電圧を
変化させる手段を持たない装置構成の場合はこれは不可
能であるし、また帯電ローラ1の他に除電手段をもつ場
合、前記のようにあえてDC電圧可変の構成を取る必要
はない。
【0138】つまり、このような系に於いては、除電帯
電器や前露光手段によってV1を与えることが可能であ
る。
【0139】具体的には、除電手段としてACコロナ帯
電器を用いた場合には感光体表面電位は約0Vに収束さ
せることが可能であるため、第3の実施例と同様、 V1=0、 V2=−700 として、700V帯電させるために流れる電流Iを測定
することによって感光体膜厚dを検知することが可能で
あり、本実施例では、図13にように帯電ローラ1の感
光体ドラム回転方向上流側に除電手段としてのACコロ
ナ除電器21を設けたもので、この除電器21をつける
だけで第1の実施例と同じ効果を得ることが可能であ
る。
【0140】図14は上記のACコロナ除電器21にか
えて前露光器22を用いたものである。前露光によって
除電を行う系を考えると、帯電前に露光を与えることに
よって常に帯電前電位を所定の値V1に収束させること
が可能である。この時、感光体2aには残留電位があ
り、V1=0とする事は難しいため、前露光の露光量は
V1がある程度飽和して環境や使用状況であまり変動し
ないような値を用いることが必要である。
【0141】本実施例では、露光量として0.5μJ/
cm2 を用い、この時の残留電位V1=−100で使用
したため、帯電ローラ1は常にV1→V2に帯電するた
めの電流が流れることになる。この場合Vcontrast=6
00Vとなるため、感光体2aの膜厚dと帯電DC電流
Iの関係は第3の実施例の場合と変わり、図15のよう
になる。本実施例では膜厚15μmに対応する23μA
より電流が大きくなったときに感光体ドラム寿命の警告
を発するような設定にした。
【0142】この装置構成で実際に耐久通紙を行ったと
ころ、環境を問わず10,000枚通紙後に警告を発す
ることが確認された。
【0143】<第5の実施例>(図16〜図18) 本実施例では、前記第3の実施例と同様に感光体2aの
帯電をAC帯電で行い、DC電圧を切り換えることによ
って流れる電流Iを測定し、感光体2aの膜厚dを検知
することとするが、第3の実施例と異なり、 V1=−700、 V2=0 として除電の際に流れるDC電流を検知して膜厚検知を
行う。
【0144】原理的には、0→Vdへの帯電時と、Vd
→0の除電時に流れる電流は等しいはずであるが、感光
体2a上にピンホール等の低耐圧欠陥部23(図16)
が生じている場合、本実施例を用いることによって大幅
に誤測定を減少させることが可能になる。
【0145】第3の実施例のように帯電時に電流を測定
した場合は、感光体2a上にピンホール23が存在する
と、この部分23に実際に帯電に寄与しないリーク電流
Leakが過大に流れ込み(図16の(a))、誤測定を
引き起こす。これを防止するために、第3の実施例で
は、電流が流れる帯電開始後の感光ドラム一周分の平均
値を測定している。
【0146】しかし、本実施例のように、Vd→0の除
電時に流れる電流を測定すれば、ピンホール部23の電
位は感光体支持基板2bと同じ0[V]であり、除電時
には帯電ローラ1の電位と同じになり、ピンホール部2
3へDC電流が流れ込むことはなく(図16の
(b))、平均値を測定しなくとも最大値の測定で代用
することが可能になる。
【0147】具体的には図17のように、画像形成が終
了し電位履歴を消去するためにドラム電位を0Vにする
ための後回転でのドラム一周分に流れる電流を測定す
る。この時、上述のようにピンホール部23によるノイ
ズ電流を考慮する必要がないため平均化回路は必要な
く、測定回路は一方向の電流の最大値(本実施例では除
電時電流のためマイナス方向)をVrefと比較する回
路を設けるだけでよくなりコストダウンが可能になる。
【0148】実際に画像出力を行った例を示す。本実施
例の構成を用いて、感光体2aにピンホール部23のあ
る感光体ドラム1で測定を行ったところ前回転時の帯電
開始時にはピンホール部23に電流が流れ込むため、図
18のようにDC電流波形にはノイズが乗り、最大値測
定では誤測定を含んでしまった。しかし、後回転時の除
電の際のDC電流波形は、ピンホールに電流が流れ込ま
ないため、ノイズが発生せず、最大値測定でも十分な精
度で測定することが可能となった。
【0149】第3〜第5の実施例においては、感光体2
aの帯電をAC帯電で行い、感光体2aの帯電電位を一
定量Vcontrast帯電または除電するときに流れるDC電
流を測定することによって感光体2aの膜厚dを測定
し、この膜厚がある値以下になったときに警告を与える
ことによって、電子写真における画像不良の発生を未然
に防ぐことが可能になった。
【0150】これは、従来のように膜厚を測定するため
の特別な手段を設けること無しに、DC電流の測定だけ
で高精度の膜厚検知を実現することが可能なため、低コ
ストで、信頼性の高い効果を得ることが可能である。
【0151】<第6の実施例>(図19〜図21) 本実施例も、第5の実施例と同様に被帯電体としての感
光体2aにピンホール等の低耐圧欠陥部23が存在する
場合における感光体膜厚検知精度の低下を防止するよう
にしたものである。
【0152】本実施例では帯電バイアス印加電源8(図
19)により帯電ローラ1に DC電圧:−700V AC電圧:2000VPP・550Hz・正弦波 の重畳振動電圧を印加して回転感光体ドラム1の感光体
2aをAC帯電にてVd=−700に一次帯電処理す
る。
【0153】感光体2aの膜厚dと帯電電流Iとの関係
は次の式により導かれる。感光体の厚みをd、比誘電率
をε、真空中の誘電率をε0、接触帯電部材の有効帯電
幅をL、プロセススピードをVpとすると、ここから感
光体の静電容量Cは計算され以下の関係式が導かれる。
【0154】帯電電化量:Q=∫I・dt=C・Vd
(Vdは電位変化量) これにより、 帯電電流:I=d(C・Vd)/dt dc/dt=ε・ε0・L・Vp/d,Vd=Cons
t.であるので、 帯電電流:I=ε・ε0・L・Vp・Vd/d ・・・(6) となる。
【0155】(6)式において、ε,ε0,L,Vp,
dは定数であり、Vd=ΔVであるので、 ΔI=ε・ε0・L・Vp・Vd/d ・・・ (7) と導かれ、ε・ε0・L・Vp・Vd/dはV−Iグラ
フの直線の傾きになることがわかる。
【0156】従って帯電部材としての帯電ローラ1への
印加DC電圧Vと、その時に流れる帯電電流Iを2点で
測定し、この関係からV−I特性の直線の傾きを算出し
て感光体2aの厚みdを検知することができる。
【0157】このような感光体膜厚dの検知においては
帯電電流Iの測定が必要であるが、感光体2a上にピン
ホール23が開いていたりすると第5の実施例で説明し
たように接触帯電であるためにそのピンホール23へ電
流が集中し、実際の帯電電流とは異なる過剰電流が流れ
てしまい、膜厚dの検知が正しく行われなくなる。
【0158】そこで本実施例は、今までこの膜厚検知回
路100のための帯電電流測定で、上記の突入電流のた
めに電流の最大値を使うことができなかった測定回路に
周波数フィルタを有することによって突入電流をおさ
え、帯電電流の最大値を測定して正しく膜厚を検知する
ようにしている。
【0159】実際の回路構成は図19のローパスフィル
タ(LPR)101のようになる。
【0160】膜厚検知のための電流を測定する時間はノ
イズの影響等を除去するために感光体ドラム1回転分と
しているので π×ドラム直径/Vp=π×30/95=1sec となる。この間の電流が理想的には矩形波であるので周
波数は図20の(a)のようになり、0.5Hzであ
る。また、例えば直径1mmのピンホールが感光体2a
上に開いていた場合は、同図(b)のようになり、この
時の周波数は47.5Hzとなる。したがってこの場合
は、少なくとも47.5Hzをカットして0.5Hzを
通過させる周波数フィルターを用いればよい。実際には
より大きなピンホールが開いている場合もあるので、マ
ージンをとり、図19のLPF101は10Hz以上を
カットするフィルタとして設計されている。
【0161】本実施例ではLPF101を用いたが、こ
れはBPF(バンドパスフィルタ)を用いても同様の効
果を得ることが可能であり、本発明の主旨を限定するも
のではない。また、LPF101を有する電流測定回路
は高圧の負荷、帯電への影響および帯電電流以外の電流
の混入を避けるため、帯電ローラ1に帯電バイアス電圧
を印加する電源8のアース側に挿入した。
【0162】実際に帯電電流を測定したところ、膜厚2
5μmの感光体で0Vから700Vに帯電する時にI=
16μAであった。また図21の(a)に示す様にピン
ホールが開いている所で約40〜60μAの電流値を検
知していたものが本実施例の回路を使用することで同図
(b)のようになり測定されなくなった。
【0163】これにより、膜厚検知のための帯電電流を
測定する際にピンホールなどによる突入電流の影響を消
し去ることができるようになった。
【0164】<第7の実施例>本実施例は第6の実施例
のプリンタ(図19)において、帯電ローラ1による感
光体の一次帯電処理をDC帯電で行なう。
【0165】DC帯電においては前記したとおり、感光
体表面電位Vdを得るために帯電ローラ1にはVd+V
thの電圧を印加しなければならない。こんためピンホー
ルに流れる直流電流は第6の実施例のAC帯電の時より
も大きくなり、膜厚検知時の誤差がより大きくなってし
まう。つまりフィルタ回路の挿入がより必要となる。
【0166】DC帯電での帯電電流Iと膜厚dの関係
は、Vth以上の領域に関してはΔV=ΔVdであること
がわかっているので第6の実施例中の(7)式で代表さ
れる。すなわちDC帯電でもVth以上の領域ではε・ε
0・L・Vp/dはV−Iグラフの直線の傾きになる。
【0167】従って、このVth以上の領域で帯電ローラ
1への印加電圧Vとその時に流れる帯電電流Iを2点で
測定し、この関係からV−I特性の直線の傾きを算出し
て感光体2aの厚みdを検知することができる。
【0168】また、帯電電流を測定する時間やピンホー
ルによる突入電流の周波数は変わらないので本実施例で
使用するフィルタは第6の実施例で示したものと同様の
ものでよい。
【0169】実際に帯電電流を測定したところ膜厚25
μmの感光体で、感光体表面電位Vdを0Vから700
Vまで上げるのに流れた電流は、第6の実施例と同じく
16μAであっった。これは帯電前に除電帯電器によっ
て感光体表面を0Vにし、帯電ローラ1に Vth+vd=640+700=1340V 印加した時の値である。
【0170】この時ピンホールに流れる突入電流は約1
20μA測定されたが、本実施例の回路を使用すること
でこの突入電流は測定されなくなった。
【0171】これにより、従来ピンホールなどの突入電
流による影響が大きかったDC帯電での感光体膜厚検知
を正しく行なうことができるよになった。
【0172】以上のように第6及び第7の実施例におい
ては、フィルタ101を用いることによって感光体膜厚
検知のための直流電流検知回路に流れる突入電流を防ぐ
ことが可能になった。これは帯電電流を利用した膜厚検
知回路の誤動作を防止し、高い信頼性を得ることを可能
としている。
【0173】<第8の実施例>(図22〜図24) (1)画像形成装置 図22は本実施例の画像形成装置の概略構成図である。
本実施例の画像形成装置は前述第1の実施例のレーザー
ビームプリンタ(図1)と同様の構成のものである。
【0174】ただし、本実施例装置では、感光体2aの
帯電ローラ1による一次帯電をAC帯電で行なう。また
転写ローラ5に対する転写バイアス印加電源10は、D
C電源10AとAC電源10Bと、帯電ローラ1に対し
て該両電源10A・10Bを選択的に切換えるスイッチ
ング回路10Cとで構成してある。
【0175】感光体2aのAC帯電は電源8から帯電ロ
ーラ1に対して、所望する感光体の暗部電位に相当する
2 =−700VのDC電圧に、電位の収束化のために
放電開始電圧Vthの2倍以上のピーク間電圧としての1
800Vの定電圧AC電圧を重畳した振動電圧を印加し
て行なわせた。帯電ローラ1のインピーダンス変化によ
る影響を除去するためにAC定電流制御方式で帯電ロー
ラに対する電圧印加を行なうことも可能である。
【0176】転写バイアス印加電源10のスイッチング
回路10Cは、転写時はDC電源10A側に切換えられ
ていて転写ローラ5に対してこのDC電源10Aから3
kVの転写DC電圧が印加されることで転写が実行され
る。またスイッチング回路10CがAC電源10B側に
切換えられたときは転写ローラ5に対してAC電源10
Bから2000VPPのAC電圧が印加されて転写ローラ
5が除電部材として機能して回転感光体ドラム2の感光
層2aがV1 =0Vに除電される。
【0177】他の構成、作像プロセスは前述図1のもの
と同様である。
【0178】(2)感光体2aの厚み検知 図23に感光体2aの厚み検知のタイミングチャートを
示した。
【0179】まず、転写バイアス印加電源10のスイッ
チング回路10CがAC電源10B側に切換えられて転
写ローラ5により回転感光体ドラム2の感光体2aを除
電される(V1=OV)。そして、除電された感光体2
aが帯電ローラ2によりV2=−700Vに帯電され
る。この時、帯電ローラ1には感光体表面電位を0Vか
ら−700Vへ上昇させるために必要なDC電流が流れ
ることになる(図20中の斜線部分)。これ以外は感光
体表面電位の変化がない限り帯電DC電流は流れない。
この時流れる帯電DC電流の理論的な計算関係式は前述
第3の実施例で述べた式(5)と同様である。
【0180】即ち、感光体の厚みをd、比誘電率をε、
真空中の誘電率をε0、接触帯電ローラ1の有効帯電幅
をL、プロセススピードをVp、感光体表面電位を0→
Vdに上昇させると、ここから感光体の静電容量Cは計
算され、以下の関係式が導かれる。
【0181】 帯電電荷量:Q=∫I・dt=C・Vcontrast →帯電電流:I=d/dt(C・Vcontrast) dC/dt=ε・ε0・L・Vp/d、VcontrastはV
dであるので、 帯電電流:I=ε・ε0・L・Vp・Vd/d ・・・ (5) ε,ε0,L,Vp,d,Vdは定数とみなすことがで
きるため、0→Vdに帯電させるための帯電電流Iはd
に反比例することがわかる。
【0182】本実施例では、ε=3,ε0=8.85×
10-12 [F/m],L=230mm,Vp=95mm
/sec,Vd=700[V]であるため、d=25μ
mの時、I=16μAとなる。
【0183】実際に、感光体2aの膜厚dが異なる感光
体ドラム2を用いて、H/H環境、N/N環境、L/L
環境でd−Iの関係を測定した結果は前述図11と同様
となり、理論通りd−Iの関係は環境に依存しないこと
が判る。
【0184】この結果に基づき、感光体2aの寿命と考
えられる15μmのCT膜厚に対応する電流量を超ええ
た場合に感光体ドラム寿命を警告する手段を設ける。
【0185】前述図11に於いて、各環境共に15μm
の膜厚時に帯電に必要な電流量Iは27μAであるた
め、前述図12の検知回路100と同様に、Iによって
10kΩの抵抗16の両端に発生する電圧Vが27μA
に相当する0.27Vを越えたときに、これに連動した
プリンタ本体前面の警告灯20を点灯することとする。
【0186】即ち、具体的には、電源8の10kΩの保
護抵抗16の両端の電圧Vを基準電圧17のVref=
0.27Vと比較し、コンパレータ18の出力があった
時にDCコントローラ19に感光体ドラム寿命の信号を
送り、警告灯20を点灯させる。
【0187】上記のDC電流の検知は、図23に示すよ
うに、帯電DC電流が流れている斜線部分に相当する時
間行なった。
【0188】本実施例では感光体ドラム1回転分を帯電
ローラ1による帯電時間として実施し、DC電流検知は
この間の検知信号の平均化をした値を用いた。
【0189】実際に耐久試験を行なったところ、Vは耐
久通紙によって上昇し、各環境ともに10,000枚通
紙して、CT層が10μm削れ、残り15μmとなった
ときに警告を発し、過剰な削れによる画像不良の発生を
未然に防止することが可能になった。
【0190】上述したシーケンスは画像形成装置のスイ
ッチ−オン後、画像形成プロセスの前処理、後処理等に
設定できる。
【0191】また以上のシーケンスは図24で示すよう
に、転写ローラ5による除電された感光体2aの部位が
帯電ローラ1による帯電位置に来るまでの時間とT0
すると、帯電ローラ1の帯電オン/オフのタイミングを
転写ローラ5による除電オン/オフのタイミングからT
0 シフトしたタイミングまで拡張できることを示してい
る。当然ながら、帯電ローラ1に流れる電流検知も同様
に拡張できる。
【0192】また、転写ローラ5の除電オン時間は任意
の時間設定できるのも当然である。
【0193】<第9の実施例>(図25)本実施例は前
述第8の実施例のプリンタ(図22)における転写バイ
アス印加電源10を可変DC電源10DとAC電源10
Bの直列電源に変更したもので、他の装置構成は図22
のものと同じである。
【0194】本実施例においては、転写時は転写ローラ
5に対して電源10から3kVのDC電圧と2000V
PPのAC電圧との重畳振動電圧が印加されて転写が実行
される。
【0195】非転写時は可変DC電源10Dを0Vにす
ることで転写ローラ5にはAC電源10Bの2000V
PPのAC電圧のみが印加されて転写ローラ5が除電部材
として機能して回転感光体ドラム2の感光層2aがV1
=0に除電される。
【0196】つまり本実施例においても第8の実施例で
示したように転写ローラ5によって、感光体ドラム2の
表面電位を除電(V1=0)することができ、図23に
示した感光体膜厚検知シーケンスを実現できる。
【0197】本実施例においても、帯電ローラ1による
感光体帯電電位をV2 =−700Vとして、また図12
に示した検知回路100を用いて実際に耐久通紙を行な
ったところ、10000枚通紙後に警告を発することが
確認された。
【0198】<第10の実施例>(図26)本実施例は
前述第8の実施例のプリンタ(図22)における転写バ
イアス印加電源10を可変DC電源10Dのみに変更し
たもので、他の装置構成は図22のものと同じである。
【0199】本実施例においては、転写時は転写ローラ
5に対して電源10から3kVの転写DC電圧が印加さ
れて転写が実行される。
【0200】この転写バイアス印加電源10の可変DC
電源10Dの電圧を調整することで回転感光体ドラム2
の感光体2aの表面電位を除電することが可能である。
【0201】ただし、第8の実施例および第9の実施例
のようにAC電源10Bを用いた場合に比べて除電の均
一性がやや損われるが、感光体2aの膜厚dを検知する
ための帯電電流に影響を与えるほどのものではない。
【0202】帯電ローラ1による感光体2aの帯電電位
をV2=−700Vとした時、転写ローラ5に1500
V印加することで、感光体表面電位をV1=0と除電す
ることができる。
【0203】従って本実施例においても図23に示した
感光体膜厚検知シーケンスを実現できる。ただし上記し
たように除電(V1=0)が多少なめらかさを失なうこ
とで帯電ローラ1に流れるDC電流が多少ノイズを含ん
だ形となるが実使用上問題のないレベルである。
【0204】図12に示した検知回路100を用いて耐
久を行なった。ただし第8の実施例及び第9の実施例に
おいては感光体2aの膜厚検知レベルを15μm、つま
りDC電流27μAとしたが、本実施例においては上述
ノイズ成分を考慮して安全を見込み18μm相当のDC
電流23μAとした。
【0205】結果は9000枚通紙したところで警告を
発した。耐久後、感光体膜厚を測定したところ9μm削
れて16μmであり、危険膜厚である15μmになる前
に警告を発することが確認できた。
【0206】<第11の実施例>(図27・図28) 本実施例は前述第8の実施例のプリンタ(図22)にお
ける転写バイアス印加電源10を転写バイアス用のプラ
ス極性のDC電源10Aと、転写バイアスとは逆極性の
マイナス極性のDC電源10Eと、この両電源10A・
10Eを転写ローラ5に対して選択的に切換え接続する
スイッチング回路10Cとで構成したものに変更したも
ので、他の構成は図22のものと同じである。
【0207】本実施例では、転写時はスイッチング回路
10Cがプラス極性のDC電源10A側に切換えられる
ことで転写ローラ5に対して3kVの転写DC電圧が印
加されて転写が実行される。
【0208】電源10においてスイッチ回路10Cをマ
イナス極性のDC電源10E側に切換えることで感光体
表面電位をV1に設定できる。
【0209】ただし、DC電圧を印加しているため感光
体の表面電位V1は帯電ローラ1の電源8のようなAC
重畳電源を用いた場合に比べ、帯電の均一性がやや損わ
れ微小部分で表面電位V1がムラとなってしまう場合が
ある。
【0210】帯電ローラ1による感光体帯電電位をV2
=−700Vとして、転写ローラ5に対して電源10E
にて−900V印加して感光体表面電位をV1=−10
0Vとすることができる。
【0211】従って本実施例においても第8の実施例と
同様に、図28に示した感光体膜厚検知シーケンスを実
現できる。
【0212】帯電ローラ1に流れるDC電流Iは、 |V2−V1|=600V となるため、感光体膜厚dとの関係は第8〜第10の実
施例の場合(図11)とは変わり、第4の実施例の場合
の図15のようになる。ただし、上述のように帯電電位
V1が多少の微小ムラを含んでいるため、帯電DC電流
Iが多少ノイズを含んだ形となるが実使用上問題のない
レベルである。
【0213】図12に示す検知回路100を用いて耐久
を行なった。ただし、図15に示す関係から膜厚検知レ
ベルを15μmつまり、帯電DC電流Iを23μAとし
たかったが、上述ノイズ成分を考慮して安全を見込み1
8μm相当のDC電流19μAとした。
【0214】結果は9000枚通紙したところで警告を
発した。耐久後感光体膜厚を測定したところで警告を発
した。耐久後感光体膜厚を測定したところ、9μm削れ
て16μmであった。検知精度としては第8及び第9の
実施例より劣るが、危険膜厚である15μmになる前に
警告を発することを確認できた。
【0215】また、本実施例においてはマイナス極性の
DC電源10Eを用いているが、これに変わりAC重畳
電源を用いてもよい。更に第9の実施例の図25に示し
た転写バイアス印加電源10(10A・10D)をプラ
ス極性のDC電源10Aの代わりに用いてもよい。要は
V1を実現するのであれば回路構成は限定されない。
【0216】<第12の実施例>(図29〜図31) 本実施例は図29に示したように、帯電ローラ1に対す
る帯電バイアス印加電源8を、DC電源8AとAC電源
8Bと、AC電源8Bに対してDC電源8Aとアースを
選択的に切換え接続するスイッチング回路8Cとで構成
した。
【0217】転写バイアス印加電源10は第11の実施
例の電源(図27)と同様に、転写バイアス用のプラス
極性のDC電源10Aと、転写バイアスとは逆極性のマ
イナス極性のDC電源10Eと、この両電源10A・1
0Eを転写ローラ5に対して選択的に切換え接続するス
イッチング回路10Cとで構成してある。他の装置構成
は図22のものと同じである。
【0218】感光体2aの一次帯電処理時は帯電バイア
ス印加電源8のスイッチング回路8CはDC電源8A側
に切り換えられており、DC電源8AとAC電源8Bが
直列接続されて帯電ローラ1に対して、DC電圧−70
0Vと、1800VPPのAC電圧の重畳振動電圧が印加
されて回転感光体ドラム2の感光体2aがVd=−70
0VにAC帯電で帯電処理される。
【0219】転写バイアス印加電源10は転写時はスイ
ッチング回路10Cがプラス極性のDC電源10A側に
切換えられていて転写ローラ5に対して3kvの転写バ
イアスが印加されることで転写が実行される。
【0220】この転写バイアス印加電源10のスイッチ
ング回路10Cがマイナス極性のDC電源10E側に切
換えられることで感光体表面電位をV1に設定できるの
は第11の実施例のもの(図27)と同様である。
【0221】前記帯電バイアス印加電源8のスイッチン
グ回路8Cがアース側に切換えられると帯電ローラ1に
はAC電源8BのAC電圧のみが印加され感光体表面電
位がV2=0Vに除電される。
【0222】本実施例では転写ローラ5による感光体帯
電電位をV1=−700Vとし、帯電ローラ1により除
電(V2=0)することができる。
【0223】従って本実施例においても第8の実施例と
同様に、図30に示した感光体膜厚検知シーケンスを実
現できる。
【0224】ただし、帯電ローラ1に流れるDC電流I
はV1=−700VからV2=0Vへ電位を変化させる
ことになるので第8〜第11実施例のものとは異なる極
性の電流が流れることになる。第10の実施例と同様に
帯電電位V1が多少の微小ムラを含んでいるため、帯電
DC電流Iが多少ノイズを含んだ形となるが実使用上問
題のないレベルである。
【0225】図31に示す検知回路100を用いて耐久
を行なった。ここに示す検出回路は図12に示した検出
回路の基準電圧17のVrefの極性をかえただけであ
る。また図11に示す関係から、膜厚検知レベルを15
μmつまりDC電流27μAとしたかったが上述ノイズ
成分を考慮して安全を見込み18μm相当のDC電流2
3μAとした。
【0226】結果は9000枚通紙したところで警告を
発した。耐久後感光体膜厚を測定したところ9μm削れ
て16μmであった。危険膜厚である15μmになる前
に警告を発することを確認できた。
【0227】また本実施例においては帯電バイアス印加
電源8はこれに限ることなく、DCレベル可変なDC電
源等を用いてV2を設定することができるのは当然であ
る。更に転写バイアス印加電源10においてもこれに限
ることなくV1に帯電できる電源であればよい。
【0228】第8〜第12の実施例のように、AC接触
帯電装置1と転写装置5を利用して、転写装置5にて被
帯電体を第1の電位に帯電(除電も含む)させた後、接
触帯電装置にて被帯電体を第2の電位に帯電(除電も含
む)させる時に接触帯電部材1に流れるDC電流を測定
することにより、被帯電体の厚みを検知し、ある厚み以
下になったときに警告を与えることによって画像形成装
置における画像不良の発生を未然に防ぐことができる。
【0229】以上の第1〜第12の実施例の装置は負極
性の感光体ドラム2を用いたものであるが、感光体ドラ
ム2は陽極性であっても、両極性であってもかまわな
い。更に転写装置として転写ローラ5を用いて説明した
が、これに限らず転写ベルト・転写コロナ等の転写装置
を適宜使いわけることができる。
【0230】また帯電装置としては帯電ローラ1を用い
たが、接触DC帯電・AC接触帯電を実現できる部材で
あれば良い。
【0231】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な装
置・回路構成で被帯電体の厚みを精度よく安定に検知す
ることができる。帯電装置や画像形成装置においては、
被帯電体もしくは被帯電体としての像担持体の耐久によ
る、厚み減少状態ないしは使用限界としての下限厚みに
達したことを精度よく安定に検知して被帯電体ないしは
像担持体の交換を促す警告などの適切な対策処理を講じ
得て、被帯電体もしくは像担持体が使用限界に達したに
も拘らず引き続き使用されることによる帯電不良や画像
不良の発生等を未然に防ぐことが可能となり、信頼性の
高い装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例としてのプリンタの概略構成
【図2】 感光体膜厚を変化させた場合のV−I特性
【図3】 感光体膜厚とV−I特性の傾きの相関図
【図4】 制御を表すV−I特性図
【図5】 帯電部材への印加電圧と帯電電位の関係を
表す図
【図6】 (a)は感光体ドラムと帯電ローラの当接
部分の拡大模型図、(b)は放電現象の等価回路図
【図7】 AC帯電を行なった場合の、帯電部材への
印加電圧と感光体表面電位の関係を表す図
【図8】 (a)は第2の実施例における感光体膜厚
測定手段部分の一部切欠き上面図、(b)はその側面図
【図9】 第3の実施例としてのプリンタの制御シー
ケンス図
【図10】 AC電圧・DC電圧・DC電流の関係図
【図11】 感光体膜厚dとDC電流Iの関係図
【図12】 DC電流検知回路構成の概念図
【図13】 第4の実施例としてのプリンタの概略構成
【図14】 他の構成例の要部図
【図15】 感光体膜厚dとDC電流Iの関係図
【図16】 (a)・(b)は第5の実施例としてのプ
リンタの、ピンホールに起因するリーク電流の発生と、
その防止の説明模型図
【図17】 制御シーケンス図
【図18】 AC電圧・DC電圧・DC電流の関係図
【図19】 第6または第7の実施例としてのプリンタ
の概略構成図
【図20】 (a)・(b)は測定電流の時間経過及び
周期の図
【図21】 (a)・(b)は周波数フィルタ使用前後
の測定電流図
【図22】 第8の実施例としてのプリンタの概略構成
【図23】 感光体膜厚検知シーケンス図
【図24】 その拡張シーケンス図
【図25】 第9の実施例としてのプリンタの概略構成
【図26】 第10の実施例としてのプリンタの概略構
成図
【図27】 第11の実施例としてのプリンタの概略構
成図
【図28】 感光体膜厚検知シーケンス図
【図29】 第12の実施例としてのプリンタの概略構
成図
【図30】 感光体膜厚検知シーケンス図
【図31】 DC電流検知回路構成の概念図
【符号の説明】
1 帯電部材としの帯電ローラ 2・2a 被帯電体としての感光体ドラム又は感光体 3 レーザー光 4 現像装置 5 転写ローラ 6 クリーニング装置 7 定着装置 8 帯電バイアス印加電源 9 転写材 10 転写バイアス印加電源 11 プロセスカートリッジ 12・21・22 除電用の露光ランプ又はコロナ放電
器 13・14 第1及び第2の接触子(電極部材) 100 DC電流検知回路(膜厚検知回路) 101 ローパスフィルタ(周波数フィルタ回路)
フロントページの続き (72)発明者 古屋 正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 橋本 典夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に接触する電極部材と、 該電極部材に印加する電圧と、これによって電極部材に
    流れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段を有
    することを特徴とする被帯電体の厚み検知装置。
  2. 【請求項2】 被帯電体に接触する電極部材と、 該電極部材に印加する電圧と、これによって電極部材に
    流れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段と、 電極部材に電圧を印加する電源、電極部材、被帯電体で
    構成される閉回路中に周波数フィルタ回路を有する電流
    検知手段を有することを特徴とする被帯電体の厚み検知
    装置。
  3. 【請求項3】 被帯電体の厚み検知が、電極部材に印加
    した電圧によって電極部材に流れる電流と、予め設定さ
    れた被帯電体の厚みに関するV−I特性の傾きデータと
    の照合でなされることを特徴とする請求項1または同2
    記載の被帯電体の厚み検知装置。
  4. 【請求項4】 電極部材に印加する電圧は直流電圧であ
    ることを特徴とする請求項1または同2記載の被帯電体
    の厚み検知装置。
  5. 【請求項5】 電極部材に印加する電圧は直流電圧成分
    と交流電圧成分を重畳した振動電圧であり、被帯電体を
    所定の第1の電位V1から所定の第2の電位V2にまで
    帯電させるときに電極部材に流れる直流電流の測定によ
    り被帯電体の厚みを検知することを特徴とする請求項1
    または同2記載の被帯電体の厚み検知装置。
  6. 【請求項6】 電極部材に印加する振動電圧の直流電圧
    成分は被帯電体の所望する帯電電位に相当する電圧であ
    り、交流電圧成分は電極部材に直流電圧を印加したとき
    の被帯電体の帯電開始電圧Vthの2倍以上のピーク間電
    圧をもつことを特徴とする請求項5記載の被帯電体の厚
    み検知装置。
  7. 【請求項7】 電極部材に印加する振動電圧の直流電圧
    成分を第1の電圧V1と第2の電圧V2に切り換える手
    段を有することを特徴とする請求項5または同6記載の
    被帯電体の厚み検知装置。
  8. 【請求項8】 V1=0、もしくはV2=0であること
    を特徴とする請求項5または同7記載の被帯電体の厚み
    検知装置。
  9. 【請求項9】 被帯電体が画像形成装置の像担持体であ
    り、V2の表面電位を持つ像担持体を露光することによ
    ってV1の表面電位を与えることを特徴とする請求項5
    記載の被帯電体の厚み検知装置。
  10. 【請求項10】 被帯電体の検知厚みが、予め設定され
    た値、またはそれ以下であるときに作動する警告手段を
    有することを特徴とする請求項1または同2記載の被帯
    電体の厚み検知装置。
  11. 【請求項11】 電極部材がローラ形状を成しているこ
    とを特徴とする請求項1または同2記載の被帯電体の厚
    み検知装置。
  12. 【請求項12】 電極部材が被帯電体を帯電する帯電部
    材であることを特徴とする請求項1または同2記載の被
    帯電部材の厚み検知装置。
  13. 【請求項13】 被帯電体が画像形成装置の像担持体で
    あることを特徴とする請求項1または同2記載の被帯電
    体の厚み検知装置。
  14. 【請求項14】 直流電圧を印加した帯電部材を被帯電
    体に接触させて被帯電体面を帯電する帯電装置であり、 該帯電部材に印加する電圧と、これによって帯電部材に
    流れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段を有
    することを特徴とする帯電装置。
  15. 【請求項15】 直流電圧を印加した帯電部材を被帯電
    体に接触させて被帯電体面を帯電する帯電装置であり、 該帯電部材に印加する電圧と、これによって帯電部材に
    流れる電流とにより被帯電体の厚みを検知する手段と、 帯電部材に電圧を印加する電源、帯電部材、被帯電体で
    構成される閉回路中に周波数フィルタ回路を有する電流
    検知手段を有することを特徴とする帯電装置。
  16. 【請求項16】 被帯電体の厚み検知が、帯電部材に印
    加した電圧によって帯電部材に流れる電流と、予め設定
    された被帯電体の厚みに関するV−I特性の傾きデータ
    との照合でなされることを特徴とする請求項14または
    同15記載の帯電装置。
  17. 【請求項17】 被帯電体の検知厚みが、予め設定され
    た値、またはそれ以下であるときに作動する警告手段を
    有することを特徴とする請求項14または同15記載の
    帯電装置。
  18. 【請求項18】 帯電部材がローラ形状を成しているこ
    とを特徴とする請求項14または同15記載の帯電装
    置。
  19. 【請求項19】 被帯電体が画像形成装置の像担持体で
    あることを特徴とする請求項14または同15記載の帯
    電装置。
  20. 【請求項20】 直流電圧成分と交流電圧成分を重畳し
    た振動電圧を印加した帯電部材を被帯電体に接触させて
    被帯電体面を帯電する帯電装置であり、 被帯電体を所定の第1の電位V1から所定の第2の電位
    V2にまで帯電させるときに帯電部材に流れる直流電流
    の測定により被帯電体の厚みを検知する手段を有するこ
    とを特徴とする帯電装置。
  21. 【請求項21】 直流電圧成分と交流電圧成分を重畳し
    た振動電圧を印加した帯電部材を被帯電体に接触させて
    被帯電体面を帯電する帯電装置であり、 被帯電体を所定の第1の電位V1から所定の第2の電位
    V2にまで帯電させるときに帯電部材に流れる直流電流
    の測定により被帯電体の厚みを検知する手段と、 帯電部材に電圧を印加する電源、帯電部材、被帯電体で
    構成される閉回路中に周波数フィルタ回路を有する電流
    検知手段を有することを特徴とする帯電装置。
  22. 【請求項22】 帯電部材に印加する振動電圧の直流電
    圧成分は被帯電体の所望する帯電電位に相当する電圧で
    あり、交流電圧成分は帯電部材に直流電圧を印加したと
    きの被帯電体の帯電開始電圧Vthの2倍以上のピーク間
    電圧をもつことを特徴とする請求項20または同21記
    載の帯電装置。
  23. 【請求項23】 帯電部材に印加する振動電圧の直流電
    圧成分を第1の電圧V1と第2の電圧V2に切り換える
    手段を有することを特徴とする請求項20または同21
    記載の帯電装置。
  24. 【請求項24】 V1=0、もしくはV2=0であるこ
    とを特徴とする請求項20または同21記載の帯電装
    置。
  25. 【請求項25】 被帯電体が画像形成装置の像担持体で
    あり、V2の表面電位を持つ像担持体を露光することに
    よってV1の表面電位を与えることを特徴とする請求項
    20または同21記載の帯電装置。
  26. 【請求項26】 被帯電体の検知厚みが、予め設定され
    た値、またはそれ以下であるときに作動する警告手段を
    有することを特徴とする請求項20または同21記載の
    帯電装置。
  27. 【請求項27】 帯電部材がローラ形状を成しているこ
    とを特徴とする請求項20または同21記載の帯電装
    置。
  28. 【請求項28】 被帯電体が画像形成装置の像担持体で
    あることを特徴とする請求項20または同21記載の帯
    電装置。
  29. 【請求項29】 像担持体を帯電する手段を含む作像プ
    ロセス手段により像担持体面に可転写像を形成担持さ
    せ、その可転写像を転写手段により転写材に転写して画
    像形成物を出力させ、像担持体は繰り返して作像に供す
    る画像形成装置において、 前記帯電手段は、直流電圧、または直流電圧成分と交流
    電圧成分を重畳した振動電圧を印加した帯電部材を像担
    持体に接触させて像担持体面を帯電する帯電装置であ
    り、 前記の転写手段はバイアス電圧印加式の手段であり、 転写非実行時に該転写手段に転写実行時とは異なる電圧
    を印加することで像担持体面を所定の第1の電位V1に
    帯電させた後、前記帯電装置にて該像担持体面を該第1
    の電位V1から所定の第2の電位V2にまで帯電させる
    ときに帯電部材に流れる直流電流Iを測定することによ
    り像担持体の厚みを検知する手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  30. 【請求項30】 像担持体を帯電する手段を含む作像プ
    ロセス手段により像担持体面に可転写像を形成担持さ
    せ、その可転写像を転写手段により転写材に転写して画
    像形成物を出力させ、像担持体は繰り返して作像に供す
    る画像形成装置において、 前記帯電手段は、直流電圧、または直流電圧成分と交流
    電圧成分を重畳した振動電圧を印加した帯電部材を像担
    持体に接触させて像担持体面を帯電する帯電装置であ
    り、 前記の転写手段はバイアス電圧印加式の手段であり、 転写非実行時に該転写手段に転写実行時とは異なる電圧
    を印加することで像担持体面を所定の第1の電位V1に
    帯電させた後、前記帯電装置にて該像担持体面を該第1
    の電位V1から所定の第2の電位V2にまで帯電させる
    ときに帯電部材に流れる直流電流Iを測定することによ
    り像担持体の厚みを検知する手段と、 帯電部材に電圧を印加する電源、帯電部材、被帯電体で
    構成される閉回路中に周波数フィルタ回路を有する電流
    検知手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  31. 【請求項31】 帯電部材に印加する振動電圧の直流電
    圧成分は像担持体の所望する帯電電位に相当する電圧で
    あり、交流電圧成分は帯電部材に直流電圧を印加したと
    きの像担持体の帯電開始電圧Vthの2倍以上のピーク間
    電圧をもつことを特徴とする請求項29または同30記
    載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 転写手段は転写実行時とは異なる電圧
    を印加できる電源を備えていることを特徴とする請求項
    29または同30記載の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 V1=0、もしくはV2=0であるこ
    とを特徴とする請求項29または同30記載の画像形成
    装置。
  34. 【請求項34】 像担持体の検知厚みが、予め設定され
    た値、またはそれ以下であるときに作動する警告手段を
    有することを特徴とする請求項29または同30記載の
    画像形成装置。
  35. 【請求項35】 帯電部材がローラ形状を成しているこ
    とを特徴とする請求項29または同30記載の画像形成
    装置。
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