JP2008134287A - 感光体の膜厚変動検出装置、及びこれを用いた画像形成ユニット、並びに画像形成装置 - Google Patents

感光体の膜厚変動検出装置、及びこれを用いた画像形成ユニット、並びに画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を、簡易な手段によって検出することが可能な検出装置、及びこれを用いた画像形成ユニット、並びに画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体15の表面を当該感光体の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電手段16に流れる電流を検知する電流検知手段60と、 前記電流検知手段によって検知された電流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出する膜厚変動検出手段61とを備えるように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、感光体の膜厚変動検出装置、及びこれを用いた画像形成ユニット、並びに画像形成装置に関するものである。
特開平5−72872号公報 特開平11−15214号公報 特開2000−162834号公報 特開2005−81581号公報
従来、電子写真方式等を採用したプリンタや複写機、あるいはファクシミリ等の画像形成装置では、感光体ドラムの表面を帯電ロールによって所定の電位に帯電した後、当該感光体ドラムの表面に画像露光を施して、画像情報に応じた静電潜像を形成し、この感光体ドラムの表面に形成された静電潜像を、現像装置によって顕像化してトナー像を形成し、当該感光体ドラム上に形成されたトナー像を、直接、記録用紙上に転写した後に、定着することにより画像を形成するか、又は中間転写体を介して記録用紙上に転写した後に、定着することにより、画像を形成するように構成されている。
かかる画像形成装置においては、ドラム状やベルト状の感光体の表面に感光膜を形成する際に、感光体の全面にわたって均一な成膜を行うことが、事実上困難であり、画像を形成するにあたって、感光体の周方向に沿って均一なトナー像を得ることが困難であった。
特開平5−72872号公報に係る電子写真式複写機は、感光体と、該感光体を帯電する帯電手段と、原稿画像に応じて前記感光体に形成されたトナー像を転写体に転写する転写手段と、該転写手段により前記転写体に転写されたトナー像を用紙上に形成する画像形成手段と、前記転写体に形成されたトナー像のトナー量を該転写体の周方向に沿って検出する検出手段と、該検出手段により検出されたトナー量に応じて前記感光体に形成されるトナー像のトナー量が該感光体の周方向に沿って均一になるように前記帯電手段の帯電出力を制御する帯電出力制御手段とを備えるように構成したものである。
感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を、簡易な手段によって検出することが可能な検出装置、及びこれを用いた画像形成ユニット、並びに画像形成装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、感光体の表面を当該感光体の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電手段に流れる電流を検知する電流検知手段と、
前記電流検知手段によって検知された電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出する膜厚変動検出手段とを備えたことを特徴とする感光体の膜厚変動検出装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記膜厚変動検出手段は、感光体の回転数に応じて算出される感光体の膜厚と、前記電流検知手段によって検知された直流電流値と、前記電流検知手段によって検知された直流電流値の平均値とに応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出することを特徴とする請求項1に記載の感光体の膜厚変動検出装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、回転駆動される感光体と、
前記感光体の表面を当該感光体の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電手段と、
前記帯電手段に流れる直流電流を検知する電流検知手段と、
前記電流検知手段によって検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出する膜厚変動検出手段と、
前記膜厚変動検出手段の検出結果に応じて画像形成条件を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成ユニットである。
又、請求項4に記載された発明は、前記制御手段は、前記膜厚変動検出手段によって検出された検出値に応じて、前記感光体に露光する画像の露光量を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成ユニットである。
更に、請求項5に記載された発明は、前記制御手段は、前記膜厚変動検出手段によって検出された検出値が閾値を超えた場合には、画像形成動作を禁止することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成ユニットである。
また、請求項6に記載された発明は、回転駆動される感光体と、
前記感光体の表面を当該感光体の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電手段と、
前記帯電手段に交流電圧が重畳された直流バイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、
前記帯電手段に流れる直流電流を検知する電流検知手段と、
前記電流検知手段によって検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出する膜厚変動検出手段と、
前記膜厚変動検出手段の検出結果にに応じて画像形成条件を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
さらに、請求項7に記載された発明は、前記制御手段は、前記膜厚変動検出手段によって検出された検出値に応じて、前記感光体に露光する画像の露光量を制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
又、請求項8に記載された発明は、前記制御手段は、前記膜厚変動検出手段によって検出された検出値が閾値を超えた場合には、画像形成動作を禁止することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置である。
更に、請求項9に記載された発明は、前記膜厚変動検出手段は、前記電流検知手段によって検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った部分的な膜厚の変動を直ちに検出することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の画像形成装置である。
また、請求項10に記載された発明は、前記膜厚変動検出手段は、前記電流検知手段によって予め検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出し、当該検出された膜厚の変動を膜厚変動記憶手段に記憶することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を、簡易な手段によって検出することができる。
また、請求項2に記載された発明によれば、感光体の回転数に応じて、感光体の膜厚が経時的に変動した場合でも、本構成を有しない場合に比較して当該感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を、簡易な手段によって検出することができる。
さらに、請求項3に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して上記効果に加え、感光体の回転方向に沿った膜厚変動に、画像形成ユニットの交換等によって対応することができる。
又、請求項4に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して上記効果に加え、感光体の膜厚の変動に起因した画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。
更に、請求項5に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して上記効果に加え、感光体の膜厚に異常な摩耗等が発生した場合でも、不具合な画像が形成されるのを防止できる。
また、請求項6に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して上記効果に加え、感光体の膜厚の変動に起因した画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。
さらに、請求項7に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して上記効果に加え、感光体の膜厚の変動に起因した画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。
又、請求項8に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して上記効果に加え、感光体の膜厚に異常な摩耗等が発生した場合でも、不具合な画像が形成されるのを防止できる。
更に、請求項9に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して上記効果に加え、当該感光体の膜厚の変動に応じて、直ちに画像形成条件を制御して、感光体の部分的な膜厚の変動に起因した画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。
また、請求項10に記載された発明によれば、本構成を有しない場合に比較して上記効果に加え、当該感光体の膜厚の変動に応じて、画像形成条件を予測して制御することにより、感光体の部分的な膜厚の変動に起因した画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る感光体の膜厚変動検出装置及び画像形成ユニットを適用した画像形成装置としての所謂タンデム方式のフルカラープリンタを示すものである。なお、このタンデム方式のフルカラープリンタは、画像読取装置を備えており、フルカラーの複写機としても機能するようになっている。また、上記フルカラープリンタは、画像読取装置を備えていなくても良いことは勿論である。
図2において、1はタンデム方式のフルカラープリンタの本体を示すものであり、このフルカラープリンタ本体1の一端側(図中、左端側)の上部には、原稿2の画像を読み取る画像読取装置(IIT:Image Input Ternal)3が配設されている。この画像読取装置3は、原稿を自動的に搬送する図示しない自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)等によって、プラテンカバー4によって押圧された状態でプラテンガラス5上に載置される原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画像読取素子11によって原稿2の画像を所定のドット密度(例えば、400dpiや600dpi)で読み取るようになっている。
上記画像読取装置3によって読み取られた原稿2の画像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の画像データとして、当該画像データに所定の画像処理を行う画像処理装置12(IPS:ImageProcessing System)に送られ、この画像処理装置12では、原稿2の画像データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
そして、上記の如く画像処理装置12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8bit)の4色の画像データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの画像露光手段としての露光装置であるROS14Y、14M、14C、14K(RasterOutputScanner)に送られ、これらのROS14Y、14M、14C、14Kでは、各色の画像データに応じてレーザービームLBによる画像露光が行われる。
ところで、上記タンデム方式のフルカラープリンタ本体1の内部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて直列的に配置されている。
これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、形成する画像の色以外はすべて同様に構成されており、大別して、矢印A方向に沿って所定の回転速度で回転駆動される感光体としての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する接触型の帯電手段としての帯電ロール16と、当該感光体ドラム15の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成するROS14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を対応する色のトナーで現像する現像装置17と、クリーニング装置18とから構成されている。なお、上記各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、ROS14を除いて個別にフルカラープリンタ本体1に対して着脱自在となっている。
上記感光体ドラム15は、例えば、図3に示すように、金属製の導電性円筒体51の表面に、OPC(有機光導電体)等の感光体層52を所定の厚さdに成膜して形成されており、図示しない駆動源によって矢印A方向(図2参照)に沿って所定の回転速度で回転駆動されるように構成されている。この感光体ドラム15は、上述したように、金属製の導電性円筒体51の表面に、OPC(有機光導電体)等の感光体層52を所定の厚さdに成膜して形成されるが、導電性円筒体51の表面に感光体層52を全周にわたって均一に成膜することが困難であったり、経時的に、感光体層52がクリーニング装置18等により不均一に磨耗するため、当該感光体ドラム15の回転方向(副走査方向)に沿って感光体層52の部分的な膜厚dの変動(膜厚ムラ)が必然的に生じる。なお、上記感光体層52は、一層で構成されていても、機能分離された複数の感光体層から構成されていても何れでも良い。また、感光体としては、ドラム状のものに限らず、ベルト状のものであっても良いことは勿論である。
また、上記ROS14は、図4に示すように、半導体レーザ101をレーザドライバ109により画像データに応じて変調し、この半導体レーザ101からレーザビームLBを画像処理装置(IPS)12から出力される画像データに応じて出射する。この半導体レーザ101から出射されたレーザビームLBは、コリメータレンズ102及びシリンドリカルレンズ103を介して、矢印C方向に回転する回転多面鏡104の反射面104aにより反射されて矢印D方向に沿って偏向走査され、f−θレンズ105で走査角度に応じて焦点距離が調整された状態で、反射ミラー106を介して感光体としての感光体ドラム15上に、主走査方向(矢印D方向)に沿った長い線像として走査露光される。また、上記レーザビームLBの走査方向の開始端には、反射ミラー107が画像形成領域以外の位置に配設されており、当該反射ミラー107で反射されたレーザビームLBは、SOS (Start of Scan)センサ108に入射される。このSOSセンサ108には、レーザビームLBが感光体ドラム15の表面を走査する毎に、各走査ラインの最初のレーザビームLBが入射される。そして、SOSセンサ108は、感光体ドラム15の表面への走査ライン毎の照射タイミングを検知し、照射開始タイミングを示す信号(SOS信号)を生成するようになっている。
上記半導体レーザ101には、画像処理装置(IPS)12から出力された画像データに応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで出力するレーザドライバ109が接続されている。レーザドライバ109は、画像処理装置12からの画像データに応じて半導体レーザ101を変調してON/OFF制御する。これにより、半導体レーザ101からは、画像データに対応したレーザビームLBが出力される。また、レーザドライバ109は、SOSセンサ108に接続されており、SOSセンサ108において生成されたSOS信号が入力される。そして、レーザドライバ109は、SOSセンサ108からのSOS信号に応じて、半導体レーザ101に対してレーザ駆動信号の出力を開始するタイミングを設定する。
さらに、上記レーザドライバ109には、濃度補正部110が接続されている。この濃度補正部110は、感光体ドラム15の部分的な膜厚の変動に起因する副走査方向の濃度ムラを抑制するための光量設定信号を生成してレーザドライバ109に出力するように構成されている。レーザドライバ109では、濃度補正部110からの光量設定信号に応じて、半導体レーザ101から出力されるレーザビームLBの光量を調整する。なお、レーザビームLBの光量調整は、後述するように、膜厚変動検出部61によって感光体ドラム15の感光体層52の膜厚の変動が検出されてから、実際に感光体ドラム15表面を走査露光するまでの間に行われる。なお、濃度補正部110は、画像処理装置(IPS)12の内部に配設されていても良い。
このように、上記画像処理装置(IPS)12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M、13C、13KのROS14Y、14M、14C、14Kに各色の画像データが順次出力され、これらのROS14Y、14M、14C、14Kから画像データに応じて出射されるレーザビームLBが、それぞれの感光体ドラム15Y、15M、15C、15Kの表面に走査露光されて静電潜像が形成される。上記各感光体ドラム15Y、15M、15C、15K上に形成された静電潜像は、現像装置17Y、17M、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15Y、15M、15C、15K上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの下方に配置された中間転写体としての中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kによって重ね合わされた状態で転写される。この中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、テンションロール28と、ステアリングロール29と、アイドラロール30と、給電ロール31が当接されたバックアップロール32と、アイドラロール33との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印B方向に沿って感光体ドラム15Y、15M、15C、15Kと略等しい所定の速度で循環駆動されるようになっている。
上記中間転写ベルト25は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたフィルム状の無端ベルトで構成されている。そして、その体積抵抗率は例えば106 〜1014Ωcmとなるように形成されており、その厚みは、例えば、0.1mm程度に設定されている。
また、一次転写部は、中間転写ベルト25を挟んで感光体ドラム15に対向して配置される一次転写ロール26で構成されている。一次転写ロール26は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性層としてのスポンジ層とを有している。シャフトは、鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層は、カーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が例えば107.5 〜108.5 Ωcmのスボンジ状の円筒ロールである。
上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール32に中間転写ベルト25を介して圧接する二次転写ロール34によって、圧接力及び静電気力で記録媒体としての記録用紙35上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙35は、搬送ベルト36及び搬送ガイド37によって定着装置38へと搬送される。そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙35は、定着装置38の加熱ロール39及び加圧ロール40によって熱及び圧力で定着処理を受け、排出ロール41によってプリンタ本体1の外部に設けられた排出トレイ42上に排出される。
二次転写部は、中間転写ベルト25のトナー像担持面側に配置される二次転写ロール34と、バックアップロール32とによって構成される。バックアップロール32は、表面がカーボンを分散したEPDMとNBRとのブレンドゴムのチューブ、内部がEPDMゴムで構成されている。そして、その表面抵抗率が例えば107 〜1010Ω/□となるように形成され、硬度は、例えば、70°(アスカーC硬度)に設定される。
また、二次転写ロール34は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性層としてのスポンジ層とで構成されている。シャフトは、鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層は、カーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が例えば107.5 〜108.5 Ωcmのスポンジ状の円筒ロールである。
上記記録用紙35は、図2に示すように、プリンタ本体1の底部に配設された用紙トレイ43から所定のサイズや材質のものが、給紙ローラ44及び用紙搬送用のローラ対45、46、47からなる用紙搬送経路48を介して、レジストロール49まで一旦搬送されて停止される。上記用紙トレイ43から供給された記録用紙35は、所定のタイミングで回転駆動されるレジストロール49によって、中間転写ベルト25の二次転写位置へ送出される。
なお、上記中間転写ベルト25上に残留した転写残トナーは、アイドラロール33と対向する位置に配置された中間転写ベルト用のクリーニング装置50によって除去されるようになっている。
図2中、符号51は、中間転写ベルト25上に形成されるプロセスコントロール用やレジストコントロール用のトナーパッチを検出する濃度センサーを示している。
ところで、この実施の形態では、回転駆動される感光体と、前記感光体の表面を当該感光体の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電手段と、前記帯電手段に交流電圧が重畳された直流バイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、前記帯電手段に流れる直流電流を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段によって検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った部分的な膜厚の変動を検出する膜厚変動検出手段と、前記膜厚変動検出手段の検出結果に応じて画像形成条件を制御する制御手段とを備えるように構成されている。
すなわち、この実施の形態では、図1に示すように、感光体ドラム15の表面を当該感光体ドラム15の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電ロール16によって所定の電位に帯電するように構成されている。この帯電ロール16は、鉄やSUS等の金属からなる円柱状の芯金16aと、当該円柱状芯金16aの外周に被覆された導電性の弾性体層16bとから構成されている。上記帯電ロール16の円柱状芯金16aには、図5に示すように、帯電用のバイアス電源60として、交流の高電圧を印加する交流電源61と、一定の直流高電圧を印加する直流電源62とが直列に接続されている。上記直流電源62は、帯電ロール16の円柱状芯金16aに対して、負極性の所定の直流電圧を印加するようになっている。
そして、上記帯電ロール16は、当該帯電ロール16の円柱状芯金16aに、交流電源61と直流電源62とによって、交流電圧が重畳された直流電圧が印加され、当該帯電ロール16の導電性弾性体層16bと、感光体ドラム15表面との間に生じる微小ギャップ放電などにより、感光体ドラム15の表面を所定の電位に帯電するように構成されている。
また、現像装置17の現像ロール17aには、現像バイアス電源63としての交流の高電圧を印加する交流電源64と直流の高電圧を印加する直流電源65によって、交流電圧が重畳された直流電圧が印加されるように構成されている。さらに、一次転写ロール26には、転写バイアス電源66としての直流の高電圧を印加する直流電源67によって、プラス極性の転写バイアスが印加されるようになっている。
上記感光体ドラム15は、図6に示すように、導電性円筒体51の表面に、OPC(有機光導電体)等の電荷生成層や電荷輸送層などからなる感光体層52を所定の厚さdに成膜して形成されており、電気的に見た場合、導電性円筒体51を一方の電極、感光体層52を誘電体層としたコンデンサとして機能する。この感光体ドラム15は、その表面が帯電ロール16によって帯電されることにより、当該感光体ドラム15の表面には、図6に示すように、負極性の電荷が保持される。
上記の如く、感光体ドラム15をコンデンサとして見た場合には、図6(b)に示すように、誘電体からなる感光体層52の膜厚dが、塗布によるバラツキや経時的な偏磨耗等によって部分的に異なるが、感光体層52の膜厚dが薄くなると、感光体層52の静電容量Cが増大する。この感光体層52の単位面積当たりの静電容量Cは、感光体層52の誘電率をε、感光体層52の膜厚をdとすると、C=ε/dと表すことができる。感光体層52の膜厚dが塗布によるバラツキや偏磨耗によって減少し、膜厚dから膜厚(d−Δd)に変化した部分では、感光体層52の静電容量Cは、C1=ε/dからC2=ε/(d−Δd)に増加する(C1<C2)。すると、感光体ドラム15の表面を帯電ロール16によって帯電する際に、感光体ドラム15の表面は、感光体層52の膜厚ムラに関係なく、一様な電位VHにマイナス帯電される。しかしながら、感光体層52の膜厚が薄くなると、上述したように、感光体層52の静電容量Cが増加するため、感光体層52の膜厚が薄い部分には、多くのマイナス電荷が供給され、その部分では、帯電ロール16に流れる電流が増加する。
そのため、上記感光体ドラム15の表面に画像露光を施して静電潜像を形成する際に、感光体層52の膜厚が薄い部分では、マイナスの電荷量が増加しているため、当該膜厚が薄い部分の電位を下げるには、画像露光によってより多くのプラスの電荷を生じさせる必要があるが、画像露光量は、感光体ドラム15上で一定であるため、感光体層52の膜厚が薄い部分の露光部電位VLは、他の部分に比較して高くなる電位ムラが発生する。
このように、感光体ドラム15の感光体層52の膜厚の偏磨耗等に起因して、感光体ドラム15の露光部電位VLにバラツキがあると、図7に示すように、当該感光体ドラム15の表面にレーザビームLBによって画像露光を施して静電潜像53を形成し、当該静電潜像53を現像装置17の現像ロール17aによって反転現像する際に、感光体ドラム15の露光部電位VLが異なると現像電界が変動してしまい、現像されるトナー像の濃度が異なることになる。つまり、現像されるトナー像の濃度は、感光体ドラム15の露光部電位VLが高い方が、感光体ドラム15の露光部電位VLが低い場合と比較して薄くなる。
その結果、感光体ドラム15の感光体層52の膜厚dが変動すると、図8に示すように、感光体層52の膜厚dの変動に応じて、感光体ドラム15の露光部電位VLが変化し、感光体ドラム15の表面に均一な濃度の画像を形成した場合など、感光体ドラム15の回転方向に沿って部分的な濃淡のムラ(所謂、バンディング)が現れることになる。
そこで、この実施の形態では、図1に示すように、感光体ドラム15の表面を帯電ロール16によって帯電する際に、当該帯電ロール16に流れる直流電流IDCを電流検知回路60によって検知し、当該電流検知回路60によって検知された直流電流IDCに応じて、感光体ドラム15の感光体層52の部分的な膜厚dの変動である偏磨耗量を、膜厚変動検出手段としての膜厚変動検出部61によって検出するように構成されている。なお、この膜厚変動検出部61は、例えば、プリンタの制御手段としてのCPU等によって構成されるが、これに限らず、他の独立した回路として構成しても勿論良い。
上記帯電ロール16に流れる直流電流IDCは、コンデンサとして機能する感光体ドラム15の感光体層52を所定の電位に充電する際に、当該感光体層52に付与される電荷量Qを、充電時間Tで除算した値であり、次の式で与えられる。
DC=Q/T
ここで、感光体ドラム15の表面電位Vは、V=Q/Cで与えられるため、感光体ドラム15の感光体層52の単位面積当たりの静電容量Cは、C=Q/Vとなり、感光体層52の誘電率ε、感光体層52の膜厚dを用いて表すと、C=ε/dで与えらるため、感光体層52の膜厚dは、図9に示すように、帯電ロール16に流れる直流電流IDCに対して、d=εV/(IDC・T)と求まる。
したがって、感光体ドラム15の表面を帯電ロール16によって帯電する際に、当該帯電ロール16に流れる直流電流IDCを電流検知回路60によって検知することにより、当該直流電流IDCに応じて、感光体ドラム15の感光体層52の部分的な膜厚dが膜厚変動検出部61によって検出される。
また、この実施の形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kにおける各感光体ドラム15の使用サイクル数(回転数)を、図1に示すように、感光体使用サイクル数カウント部62によって累積的にカウントするように構成されている。さらに、上記感光体ドラム15の感光体層52の膜厚dは、図10に示すように、感光体ドラム15の使用サイクル数に応じて、徐々に減少することが予め実験によって求められている。
そこで、感光体使用サイクル数カウント部62では、累積的にカウントされた感光体ドラム15の使用サイクル数(回転数)に応じて、図10に示すような感光体層52の膜厚dのデータを予め保持している。図10に示す感光体層52は、所期の膜厚dが24μmに設定されている。また、この感光体層52の膜厚dのデータは、プリンタで使用する感光体ドラム15の1周分を平均した値である。なお、上記感光体使用サイクル数カウント部62では、感光体ドラム15の使用サイクル数として、感光体ドラム15の回転数そのものをカウントしても良いが、感光体ドラム15上にトナー像を形成するかしないかによって、感光体層の摩耗に及ぼす影響が異なるため、感光体ドラム15の回転数ではなく、画像形成サイクル数、つまり画像形成動作における回転数、あるいはこれに代わってプリント枚数をカウントするように構成して良い。
さらに、上記膜厚変動検出部61は、図1に示すように、電流検知回路60によって検知された帯電ロール16に流れる直流電流IDCを平均する平均値算出部63と、前記感光体使用サイクル数カウント部62及び平均値算出部63、並びに電流検知回路60からの直流電流値IDCに応じて、感光体層52の部分的な膜厚dを算出する膜厚ムラ算出部64とを備えている。上記帯電ロール16に流れる直流電流IDCは、図10に示すように、感光体層52の膜厚dに依存して変動するが、当該感光体層52の膜厚dは、図12に拡大して示す直流電流IDCに依存して、感光体ドラム15の回転方向に沿った位置に応じて部分的に異なる。
この実施の形態では、図1に示すように、上述した如く、電流検知回路60によって検知された帯電ロール16に流れる直流電流IDCを平均する平均値算出部63を備えている。そして、この平均値算出部63では、図12に示すように、感光体ドラム15の回転方向に沿った位置に応じて部分的に異なる直流電流IDCの平均値(1周分)を算出し、膜厚ムラ算出部64では、直流電流IDCの平均値と、上述した感光体使用サイクル数カウント部62でカウントされた感光体ドラム15の使用サイクル数に応じて、図20に示すようなグラフを参照して、感光体層52の膜厚dを求めるように構成されている。ここで、求められる感光体層52の膜厚dは、感光体ドラム15の1回転当たりで平均した膜厚dである。
さらに、上記膜厚ムラ算出部64では、上記の如く求められた感光体層52の膜厚dの平均値以外に、電流検知回路60から入力される直流電流値IDCに基づき、図9に示すような直流電流値IDCと感光体層52の膜厚dとの関係を参照して、感光体ドラム15の1周分における感光体層52の部分的な膜厚d、つまり感光体層52の膜厚ムラが dが算出される。
つまり、平均値算出部63で算出された直流電流IDCの平均値に応じて、感光体ドラム15の使用サイクル数に応じた感光体層52の平均した膜厚dが求められるが、感光体層52の膜厚dは、個々の直流電流値IDCに応じて算出されるように、感光体層52の回転方向に沿った位置で部分的に膜厚dが異なる。
そこで、上記膜厚ムラ算出部64では、感光体層52の膜厚dの平均値以外に、感光体ドラム15の1周分における感光体層52の部分的な膜厚d、つまり感光体層52の膜厚ムラが d1 、 d2 ・・・が算出される。なお、膜厚ムラ算出部64では、電流検知回路60から入力される直流電流値IDCに対するノイズの影響を除去するため、電流検知回路60や、後述する階調カーブ演算部66において、電流検知信号に対するローパスフィルタやバンドパスフィルタ等からなるフィルタを追加しても良い。
また、この実施の形態では、図1に示すように、濃度補正部110を備えており、この濃度補正部110は、階調カーブ演算部66と、階調補正部67とから構成されている。階調カーブ演算部66では、膜厚ムラ算出部64で算出された感光体層52の部分的な膜厚dのムラに応じて、感光体ドラム15の感光体層52の部分的な膜厚ムラである偏磨耗の影響を補正するために、階調カーブが演算される。
さらに、この実施の形態では、図1に示すように、膜厚ムラ算出部64で算出された感光体層52の膜厚dが、一部でも下限値を下回っていることが、濃度補正部110によって判定された場合には、当該濃度補正部110は、プリント動作を禁止し、当該感光体ドラム15が寿命に達したことを図示しないユーザーインターフェースに表示するように構成されている。その際、膜厚ムラ算出部64では、誤検知によって感光体層52の膜厚dが下限値を下回っていると判定される虞れがあるため、複数回連続して感光体層52の膜厚dが下限値を下回っていることが判定された場合にのみ、プリント動作を禁止し、当該感光体ドラム15が寿命に達したことを図示しないユーザーインターフェースに表示するように構成しても良い。
そして、上記階調カーブ演算部66には、図14に示すように、感光体ドラム15の感光体層52の膜厚dが変動した場合に、当該感光体層52の膜厚dの変動に応じて、入力される画像データに対する出力される画像濃度がどのように変化するかというデータが予め記憶されている。ここで、C1は感光体ドラム15が所期状態にある場合を示しており、感光体層52の膜厚dは、例えば、24μmとなっている。また、C2は感光体層52の膜厚dが5μm減少した状態を、C3は感光体層52の膜厚dが10μm減少した状態を、C4は感光体層52の膜厚dが15μm減少した状態を、それぞれ示している。
そこで、上記階調カーブ演算部64では、図10に示すように、感光体使用サイクル数カウント部62で累積的にカウントされた感光体ドラム15の使用サイクル数に応じて、平均した感光体層52の膜厚dが、例えば5μm減少したことが入力されると、図14のC2に示すように、階調カーブが変化したことが識別される。
これと同様に、上記階調カーブ演算部64は、図11及び図12に示すように、電流検知回路60によって検知された直流電流の検知値IDCに応じて、感光体ドラム15の回転方向に沿って部分的に直流電流の検知値IDCが変動した場合には、感光体ドラム15の回転方向に沿って感光体層52の膜厚dに変動があることが認識される。
いま、判り易くするために、感光体ドラム15が未使用状態であると仮定すると、当該感光体ドラム15の階調カーブは、図15に示すように、予め実験によって求められたC1の曲線に一致する。ところが、感光体ドラム15の感光体層52の膜厚dに回転方向に沿った部分的な変動があり、当該感光体層52の膜厚dの変動が、電流検知回路60によって検知された直流電流の検知値IDCに応じて5μmであることが、膜厚ムラ算出部64によって算出されたとする。
すると、階調カーブ演算部64は、図16に示すように、当該部位における感光体ドラム15の表面では、感光体層52の膜厚dが5μm減少しているため、例えば、Cin=40%の濃度の画像を形成する場合、この感光体層52の膜厚dが5μm減少した部分では、画像濃度が Dだけ高くなってしまうことになる。
そこで、上記階調カーブ演算部64は、感光体層52の膜厚dが5μm減少した部分における Dなる画像濃度の変動を抑制するため、Cin=40%における濃度画像が、未使用状態の感光体の画像濃度と等しくなるように、あるいは略等しくなるように、入力される画像データに応じてROS14に出力する画像データを補正することによって、階調カーブを修正するように、階調カーブを演算するようになっている。
具体的に、上記階調カーブ演算部66における階調カーブの演算は、例えば、感光体層52の膜厚dが5μm減少した部分であっても、感光体ドラム15が未使用状態である場合と同様の画像濃度が得られるように、入力画像データを図17に示すような曲線D2、D3、D4に応じてグラフ乃至テーブルを参照して出力画像データを求めることによって行われる。なお、曲線D2は、図14の曲線C2に対応しており、曲線D3は曲線C3に、曲線D4は曲線C4にそれぞれ対応している。
また、上記図14に示す曲線C1、C2、C3、C4の中間の値に対しては、これらの曲線C1、C2、C3、C4の値を補間して用いるように構成しても良いし、あるいは図14とは別に感光体層52の膜厚dが例えば1μm毎に変化した値を備えていてもよい。
そして、制御手段としての階調補正部67では、階調カーブ演算部66で演算された階調カーブに応じて、入力画像データに対して補正を施して、露光装置としてのROS14に画像データを出力して半導体レーザ101の点灯時間や光量を補正するように構成されている。
この階調補正部67による半導体レーザ101の点灯時間や光量の補正は、電流検知回路60によって帯電ロール16に流れる直流電流IDCが検知された感光体ドラム15の表面がROS14の位置に移動した際に、同期をとって逐次的に行われる。
なお、上記階調補正部67では、ROS14に出力する画像データを補正する際に、面積階調によって濃度を補正する場合は、光量ではなく、半導体レーザ101の点灯時間が制御される。
以上の構成において、この実施の形態に係るフルカラープリンタでは、次のようにして、トナー像のトナー量、あるいは感光体の膜厚や感度ムラ、更には感光体の表面電位等の物理量を直接的に検出する手段を用いることなく、感光体の膜厚の変動等に起因した画像の濃度ムラを抑制することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るフルカラープリンタでは、図2に示すように、フルカラー画像をプリントするにあたって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kにおいて、感光体ドラム15の表面が帯電ロール16によって所定の電位に帯電された後、各感光体ドラム15の表面には、ROS14Y、14M、14C、14Kによって各色の画像データに対応した画像露光が施されて静電潜像が形成され、これらの感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各現像装置17によって対応する色のトナーにより顕像化され、トナー像が形成される。上記各感光体ドラム15上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、中間転写ベルト25上に多重に転写された後、当該中間転写ベルト25上から二次転写ロール34によって記録用紙35上に一括して二次転写され、定着装置38によって定着されて、フルカラー画像が形成される。
その際、上記感光体ドラム15は、図1に示すように、その表面を帯電ロール16によって所定の電位に帯電する際に、帯電ロール16に流れる直流電流の電流値IDCが、電流検知回路60によって直ちに検知される。この電流検知回路60によって直ちに検知された直流電流値IDCは、平均値算出部63に入力され、当該平均値算出部63によって平均電流量AveIDCが算出される。
上記平均値算出部63によって算出された平均電流量AveIDCは、膜厚ムラ算出部64に入力される。また、この膜厚ムラ算出部64には、電流検知回路60によって検知された直流電流値IDCが、そのまま入力されている。さらに、上記膜厚ムラ算出部64には、感光体使用サイクル数カウント部62で累積的にカウントされた感光体ドラム15の使用サイクル数に応じた感光体層52の膜厚データが記憶されている。
上記膜厚ムラ算出部64では、感光体使用サイクル数カウント部62で累積的にカウントされた感光体ドラム15の使用サイクル数に応じて、感光体層52の平均した膜厚ムラが算出される。
また、上記膜厚ムラ算出部64では、電流検知回路60によって検知された直流電流値IDCと、平均値算出部63によって算出された平均電流量AveIDCとの差分が演算され、当該電流検知回路60によって検知された直流電流値IDCと、平均値算出部63によって算出された平均電流量AveIDCとの差分ΔIDCに応じて、感光体層52の部分的な膜厚ムラの値が算出される。
感光体層52の部分的な膜厚ムラの値は、階調カーブ演算部66に入力され、この階調カーブ演算部66では、前述したように、例えば、図14に示す関係に応じて、図17に示す階調カーブに対して補正値が演算される。この階調カーブに対する補正は、図10に示すように、感光体使用サイクル数カウント部62に保持された感光体層52の膜厚データに基づく階調カーブに対して、平均電流量との差分ΔIDCに基づく感光体層52の膜厚データの補正値が、例えば、5μmと求まった場合には、図17に示すような階調カーブにおいて、膜厚5μmの階調カーブである曲線D2に応じて、入力される画像データが補正演算されて出力される画像データが求められる。
そして、上記階調補正部65では、上述したように、階調カーブ演算部64で演算された補正用の階調カーブに応じて、画像データに対して階調補正が加えられ、帯電ロール16によって帯電された感光体ドラム15の表面が、露光装置としてのROS14の位置に移動した際に、露光装置としてのROS14によって感光体ドラム14上に光量が補正された状態で画像露光が施される。
そのため、感光体ドラム15の感光体層52の膜厚に回転方向に沿った部分的な変動が存在する場合であっても、階調カーブに応じて画像データに対して階調補正が加えられ、画像の露光量が補正されるので、感光体層52の膜厚の変動に起因した画像の濃度ムラが抑制される。
実施の形態2
図18はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、感光体の回転位相を検出する位相検出手段を備えており、当該位相検出手段によって検出された感光体の回転位相に応じて、帯電ロールに流れる直流電流の変動を検知し、感光体の回転位相における感光体層の膜厚の変動を予め求め、求められた膜厚による階調補正データに応じて階調補正を行うように構成されている。
すなわち、この実施の形態2では、図18に示すように、濃度補正部110によって設定された光量設定信号に応じて画像露光装置14を動作させることで、感光体ドラム15の回転方向に沿った濃度むらの抑制を行っている。そして、濃度補正部110では、感光体ドラム15の回転方向に沿った感光体層52の部分的な膜厚のデータを、膜厚変動検出部61から適宜タイミングで取得し、この結果に応じて光量設定信号を生成するための階調補正データを設定している。
感光体ドラム15の表面には、図18に示すように、位相マークM1が形成されている。この位相マークM1は、例えば、図2に示したように、感光体ドラム15における画像形成領域(静電潜像およびトナー像を形成可能な領域)の外側に形成される。また、感光体ドラム15の表面と対向する位置には、位相マークM1を検出する位相検知センサ71が配置されている。位相検知センサ71では、感光体ドラム15が一回転する毎に位相マークM1が検出される。そして、上記位相検知センサ71からは、位相マークM1を検出する毎に、位相信号PS1が膜厚変動検出部61に出力される。なお、位相センサ71からは、濃度補正部110にも位相信号PS1が出力される。
上記位相マークM1は、例えば、図2に示すように、感光体ドラム15の表面の一部を塗りつぶすことによって形成されるが、これに限定されるものではない。具体的には、例えば、感光体ドラム15の一部の表面状態(例えば表面粗さ)を変化させたり、あるいは、端部側に一部切り欠きを設けたりするように構成しても良い。また、センサを用いてマークを読み取る手段に代えて、例えば感光体ドラム15の駆動トルクを検知するセンサを設けたり、感光体ドラム15を駆動するモータのパルス信号数をカウントしたりすることによっても、感光体ドラム15の回転周期を取得することが可能である。
図19は、図18に示す膜厚変動検出部61の構成を示すブロック図である。
膜厚変動検出部61は、電流値データ格納部81と、同期処理部82と、データ切り出し部83と、周期データ格納部84と、平均化処理部85とを備えている。
上記電流値データ格納部81には、電流検知回路60によって検知された直流電流値IDCのデータが、感光体ドラム15の回転方向に配列された電流値データ(デジタルデータ)として格納される。同期処理部82は、電流値データ格納部81から読み出した電流値データIDCと、位相センサ71から入力されてくる位相信号PS1とを対応付けて同期させる。すなわち、電流値データのどの位置が、図20に示すように、感光体ドラム15における位相マークM1の形成部位に対応するのかを決定する。
周期データ格納部84には、感光体ドラム15が一回転する周期(以下の説明では第1周期T1と呼ぶ)が格納される。この第1周期T1は、感光体ドラム15の外径とその回転速度とに応じて予め決められる。データ切り出し部83は、周期データ格納部84に格納された第1周期T1を読み出す。そして、データ切り出し部83は、同期処理部82から入力されてくる同期処理済みの電流値データから、第1周期T1毎に感光体ドラム15の複数周分(複数の第1周期T1分)の電流値データが切り出される。
平均化処理部85は、データ切り出し部83から入力されてくる複数の電流値データを、感光体ドラム15上の同一部位毎に平均化する。電流値−膜厚変換部86は、図21に示すように、平均化処理部85によって平均化された電流値データを膜厚データに変換する。ここで、平均化処理部85によって平均化された電流値データは、感光体ドラム15の1周分を平均化したデータではなく、感光体ドラム15上の個々の位置における電流値データを、感光体ドラム15の複数周期にわたって平均化したデータである。
膜厚ムラ記憶部87は、図21(b)に示すように、電流値−膜厚変換部86によって変換された膜厚データに応じて、膜厚ムラを感光体ドラム15の回転方向に沿って1周期分記憶する。
階調補正データ演算部88は、膜厚変動検出部61の膜厚ムラ記憶部88から入力されてくる感光体層52の膜厚ムラのデータに応じて階調補正データを演算し、その結果を階調補正データLC1として格納して、所定のタイミングで出力する。階調補正データ演算部88に格納された階調補正データLC1は、階調補正部67からの要求を受けて出力される。
図22は、図18に示す濃度補正部110における階調補正部67の構成を説明する図である。制御手段としての階調補正部67は、カウンタ91、補正部92を備える。
カウンタ91は、SOSセンサ108(図2参照)から入力されるSOS信号の数をカウントする。また、カウンタ91には、位相センサ71(図18参照)から位相信号PS1が入力される。そして、第1カウンタ91では、位相信号PS1が入力される度に、そのカウント値(第1カウント値と呼ぶ)がリセットされるようになっている。第1補正部92は、階調補正データ演算部88(図18参照)から読み出された光量補正データLC1を参照し、第1カウンタ91から入力されてくる第1カウント値に応じた第1補正値を出力する。
以上の構成において、この実施の形態2に係るフルカラープリンタでは、次のような動作が行われる。
すなわち、この実施の形態2では、図18に示すように、画像のプリント動作に先立って、予め所定のタイミングで感光体ドラム15の膜厚検知動作が行われる。この膜厚検知動作は、例えば、プリンタの電源投入時や、所定枚数プリント動作を行った後など、所定のタイミングで実行される。
上記膜厚検知動作は、図18に示すように、感光体ドラム15を回転駆動するとともに、当該感光体ドラム15の表面を帯電ロール16によって所定の電位に帯電し、帯電ロール15に流れる直流電流IDCを電流検知回路60によって検知することによって行われる。なお、このとき、感光体ドラム15の表面には、画像露光や現像工程は行わない。
上記電流検知回路60によって検知された帯電ロール15に流れる直流電流値IDCは、図18に示すように、膜厚変動検出部61に入力され、当該膜厚変動検出部61の電流値データ格納部81にデジタルデータとして格納される。次に、同期処理部82では、電流値データ格納部81に格納された電流値データが、位相センサ71(図18参照)から入力される位相信号PS1に応じて同期がとられ、感光体ドラム15の1周期毎に、図20に示すように、電流値データ格納部81に格納された電流値データが、データ切り出し部83によって切り出された後、図21(a)に示すように、平均化処理部84によって感光体ドラム15の周方向に沿った各位置毎に電流値が平均化される。そして、上記平均化処理部84によって平均化された各位置毎の電流値は、図21(b)に示すように、電流値−膜厚変換部86において感光体層52の膜厚データに変換され、膜厚ムラ記憶部87に記憶される。上記平均化処理部84で感光体ドラム15の周方向に沿った各位置毎に電流値を平均化することで、当該電流値に基づく膜厚の検出精度が向上する。
そして、階調補正データ演算部88では、膜厚変動検出部61の膜厚ムラ記憶部87から入力されてくる感光体層52の膜厚ムラのデータに応じて階調補正データを演算し、その結果を階調補正データLC1として格納するようになっている。
その後、上記フルカラープリンタでは、図2に示すように、フルカラー画像等をプリントするにあたって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kにおいて、感光体ドラム15の表面が帯電ロール16によって所定の電位に帯電された後、各感光体ドラム15の表面には、ROS14Y、14M、14C、14Kによって各色の画像データに対応した画像露光が施されて静電潜像が形成され、これらの感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各現像装置17によって対応する色のトナーにより顕像化され、トナー像が形成される。上記各感光体ドラム15上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、中間転写ベルト25上に多重に転写された後、当該中間転写ベルト25上から二次転写ロール34によって記録用紙35上に一括して二次転写され、定着装置38によって定着されて、フルカラー画像が形成される。
その際、上記フルカラープリンタでは、図18に示すように、感光体ドラム15の位相が位相センサ71によって検知され、当該位相センサ71からは、位相信号PS1が出力される。この位相センサ71から出力される位相信号PS1は、図22に示すように、第1カウンタ91に入力される。
第1カウンタ91は、SOSセンサ108(図2参照)から入力されるSOS信号の数をカウントする。また、第1カウンタ91には、位相センサ71(図18参照)から位相信号PS1が入力される。そして、第1カウンタ91では、位相信号PS1が入力される度に、そのカウント値(第1カウント値と呼ぶ)がリセットされるようになっている。第1補正部92は、階調補正データ演算部88(図4参照)から読み出された階調補正データLC1を参照し、第1カウンタ91から入力されてくる第1カウント値に応じた第1補正値を出力する。そして、画像露光装置としてのROS14では、第1補正値にで補正に応じて階調データを補正した状態で、感光体ドラム15の表面に対して画像露光を施すようになっている。
その結果、上記感光体ドラム15には、感光体層52の膜厚に感光体ドラム15の回転方向に沿った膜厚のムラが存在する場合であっても、当該感光体層52の膜厚のムラに応じて、画像露光の露光量を、感光体ドラム15の回転方向に沿った位置で制御することにより、感光体層52の膜厚のムラに起因して発生する濃度ムラが抑制される。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
なお、上記実施の形態では、感光体ドラム15における感光体層52の部分的な膜厚のムラが、帯電ロール16による感光体ドラム15の表面電位のムラとして現れる場合について説明したが、これに限らず、感光体ドラム15における感光体層52の部分的な膜厚のムラが、現像装置17における現像電界や、一次転写ロール26における転写電界に影響することにより、感光体ドラム15の回転方向に沿った濃度ムラを生じさせる場合には、膜厚変動検出部61によって現像ロールや一次転写ロール26の回転周期に対応した膜厚のムラを検出し、これに応じて画像露光等を補正するように構成しても良い。
また、本発明は、フルカラーの画像形成装置に限らず、モノクロの画像形成装置にも同様で適用できることは勿論である。
図1はこの発明の実施の形態1に係る感光体の膜厚変動検出装置及び画像形成ユニットを適用した画像形成装置としての所謂タンデム方式のフルカラープリンタの要部を示す構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る感光体の膜厚変動検出装置及び画像形成ユニットを適用した画像形成装置としての所謂タンデム方式のフルカラープリンタを示す構成図である。 図3は感光体ドラムの感光体層を示す模式図である。 図4はROSを示す構成図である。 図5はフルカラープリンタの電源回路を示す構成図である。 図6は感光体ドラムの感光体層の帯電状態を示す模式図である。 図7は感光体ドラムの帯電電位を示す模式図である。 図8は感光体ドラムの感光体層の膜厚と表面電位との関係を示すグラフである。 図9は直流電流値と感光体層の膜厚と表面電位との関係を示すグラフである。 図10は感光体ドラムの使用サイクル数と感光体層の膜厚との関係を示すグラフである。 図11は帯電ロールに流れる直流電流値の変化を示すグラフである。。 図12は帯電ロールに流れる直流電流値の変化を示すグラフである。。 図13は感光体層の膜厚を示すグラフである。 図14は感光体層の膜厚に伴う画像濃度の変化を示すグラフである。 図15は感光体層の膜厚に伴う画像濃度の変化を示すグラフである。 図16は感光体層の膜厚に伴う画像濃度の変化を示すグラフである。 図17は感光体層の膜厚に伴う画像データの補正値を示すグラフである。 図18はこの発明の実施の形態2に係る感光体の膜厚変動検出装置及び画像形成ユニットを適用した画像形成装置としての所謂タンデム方式のフルカラープリンタの要部を示す構成図である。 図19は膜厚変動検出部を示すブロック図である。 図20は感光体層の膜厚を示すグラフである。 図21は帯電ロールに流れる直流電流値と感光体層の膜厚をそれぞれ示すグラフである。 図22は階調補正部を示すブロック図である。
符号の説明
13Y、13M、13C、13K:画像形成ユニット、14:ROS、15:感光体ドラム、16:帯電ロール、17:現像装置、60:電流検知回路、61:膜厚変動検出部、67:階調補正部、110:濃度補正部。

Claims (10)

  1. 感光体の表面を当該感光体の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電手段に流れる電流を検知する電流検知手段と、
    前記電流検知手段によって検知された電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出する膜厚変動検出手段とを備えたことを特徴とする感光体の膜厚変動検出装置。
  2. 前記膜厚変動検出手段は、感光体の回転数に応じて算出される感光体の膜厚と、前記電流検知手段によって検知された直流電流値と、前記電流検知手段によって検知された直流電流値の平均値とに応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出することを特徴とする請求項1に記載の感光体の膜厚変動検出装置。
  3. 回転駆動される感光体と、
    前記感光体の表面を当該感光体の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電手段と、
    前記帯電手段に流れる直流電流を検知する電流検知手段と、
    前記電流検知手段によって検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出する膜厚変動検出手段と、
    前記膜厚変動検出手段の検出結果に応じて画像形成条件を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成ユニット。
  4. 前記制御手段は、前記膜厚変動検出手段によって検出された検出値に応じて、前記感光体に露光する画像の露光量を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成ユニット。
  5. 前記制御手段は、前記膜厚変動検出手段によって検出された検出値が閾値を超えた場合には、画像形成動作を禁止することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成ユニット。
  6. 回転駆動される感光体と、
    前記感光体の表面を当該感光体の表面に接触した状態で帯電する接触型の帯電手段と、
    前記帯電手段に交流電圧が重畳された直流バイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、
    前記帯電手段に流れる直流電流を検知する電流検知手段と、
    前記電流検知手段によって検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出する膜厚変動検出手段と、
    前記膜厚変動検出手段の検出結果にに応じて画像形成条件を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記膜厚変動検出手段によって検出された検出値に応じて、前記感光体に露光する画像の露光量を制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記膜厚変動検出手段によって検出された検出値が閾値を超えた場合には、画像形成動作を禁止することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記膜厚変動検出手段は、前記電流検知手段によって検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った部分的な膜厚の変動を直ちに検出することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記膜厚変動検出手段は、前記電流検知手段によって予め検知された直流電流値に応じて、前記感光体の回転方向に沿った膜厚の変動を検出し、当該検出された膜厚の変動を膜厚変動記憶手段に記憶することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
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