JPH0862931A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0862931A
JPH0862931A JP19252194A JP19252194A JPH0862931A JP H0862931 A JPH0862931 A JP H0862931A JP 19252194 A JP19252194 A JP 19252194A JP 19252194 A JP19252194 A JP 19252194A JP H0862931 A JPH0862931 A JP H0862931A
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JP
Japan
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charging
charged
image forming
voltage
charging member
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Application number
JP19252194A
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English (en)
Inventor
Yosuke Morikawa
陽介 森川
Koji Goto
浩二 後藤
Akira Yoshida
晃 吉田
Hiroyuki Omori
弘之 大森
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP19252194A priority Critical patent/JPH0862931A/ja
Publication of JPH0862931A publication Critical patent/JPH0862931A/ja
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久後の感度の劣化がなく、ボケ等のない良
好な画像が得られる画像形成装置を提供する。 【構成】 接触式帯電方式を用いた画像形成装置におい
て、該被帯電体が、導電性支持体上に下記一般式(1)
で示される電荷輸送材料を含有する感光層を有する感光
体であり、帯電部材が該被帯電体の非画像形成領域に対
応しているときに該帯電部材を直流定電圧(または定電
流)制御し、そのときの被帯電体層厚に応じた直流電流
量(または電圧量)を検知し、該帯電部材が該被帯電体
の画像形成領域に対応しているときは上記検知した直流
電流量(または電圧量)に応じた直流電圧(または電
流)で該帯電部材を直流定電圧(または定電流)制御す
るようにした、画像形成装置。 【化10】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、詳
しくは直流電圧を直接帯電させる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方法において、例えばセレン,
硫化カドミウム,酸化亜鉛,アモルファスシリコン,有
機光導電体などの電子写真感光体に帯電,露光,現像,
転写,定着,クリーニングなどの基本的プロセスを行う
ことにより画像を得る際、帯電プロセスは従来より殆ど
金属ワイヤーに高電圧(DC5〜8KV)を印加し発生
するコロナにより帯電を行っている。しかし、この方法
ではコロナ発生時にオゾンやNOX などのコロナ生成物
により感光体表面を変質させ画像ボケや劣化を進行させ
たり、ワイヤーの汚れが画像品質に影響し、画像白抜け
や黒スジを生じるなどの問題があった。特に感光層が有
機光導電体を主体として構成される電子写真感光体は、
他のセレン感光体やアモルファスシリコン感光体に比べ
て化学的安定性が低く、コロナ生成物にさらされると化
学反応(主に酸化反応)が起こり劣化しやすい傾向にあ
る。従って、コロナ帯電下で繰り返し使用した場合には
前述の劣化による画像ボケや感度の低下によるコピー濃
度薄が起こり耐印刷(耐複写)寿命が短かくなる傾向に
あった。
【0003】また、コロナ帯電では電力的にも感光体に
向かう電流がその5〜30%に過ぎず、殆どがシールド
板に流れ帯電手段としては効率の悪いものであった。
【0004】このような問題点を補うために、コロナ放
電器を利用しないで特開昭57−178267号公報、
特開昭56−104351号公報、特開昭58−405
66号公報、特開昭58−139156号公報、特開昭
58−150975号公報などに提案されているよう
に、接触帯電させる方法が研究されている。
【0005】具体的には、感光体表面に1〜2KV程度
の直流電圧を外部より印加した導電性弾性ローラなどの
帯電用部材を接触させることにより感光体表面を所定の
電位に帯電させるものである。
【0006】しかしながら、直接帯電方法は多数の提案
があるにもかかわらず、市場実績は殆どない。その理由
としては帯電の不均一性、及び直接電圧を印加すること
による感光体の放電絶縁破壊の発生が原因として挙げら
れる。
【0007】このような問題点を解決して帯電の均一性
を向上させるために、直流電圧に交流電圧を重畳して帯
電用部材に印加する方法が提案されている(特開昭63
−149668号公報)。この帯電方法は、直流電圧
(VDC)に交流電圧(VAC)を重畳することによって脈
流電圧を印加して均一な帯電を行うものである。
【0008】しかしながら、交流電圧を重畳することに
より、感光層に与えるダメージも大きく、耐久性能を著
しく低下させてしまうという問題点があった。
【0009】図1に画像形成装置の概略図を示す。
【0010】1は被帯電体である。本例では回転ドラム
型の電子写真感光体(以下、感光体と記す)である。本
例の該感光体1はアルミニウム等の導電性支持体1b
と、その外面に形成した感光層1aとを基本構成層とす
るものである。
【0011】2は帯電部材である。本例はローラタイプ
である(以下帯電ローラと記す)。該帯電ローラ2は中
心の芯金2cと、その外周に形成した導電層2bと、更
にその外周に形成した抵抗層2aとからなる。
【0012】帯電ローラ2は芯金2cの両端部を不図示
の軸受部材に回転自由に軸受させて、ドラム型の感光体
1に並行に配置して不図示の押圧手段で感光体1面に対
して所定の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転駆
動に伴い従動回転する。ギア等を取り付け、モータから
駆動力を伝達させて強制回転駆動させることも可能であ
る。
【0013】3は帯電ローラ2に対するバイアス印加電
源である。この電源3と帯電ローラ2の芯金2cとが電
気的に接続されていて電源3により帯電ローラ2に対し
て所定のバイアスが印加される。
【0014】そして、被帯電体たる感光体1が回転駆動
されると、該感光体1に圧接され且つバイアス電圧が印
加された帯電部材としての帯電ローラ2により感光体1
の外周面が所定の極性・電位に帯電処理される。
【0015】感光体1の周囲・周辺には図1のように、
上記の帯電手段としての帯電ローラ2の他に露光手段1
0、現像手段11、転写手段12、クリーニング手段1
3、前露光手段15、画像定着手段等の所要の作像プロ
セス機器が配設されて画像形成機構が構成されていて転
写材14上に画像形成が実行される。
【0016】
【発明が解決しようとしている課題】上記のような画像
形成装置は画像形成回数が増加するにつれて感光体の外
周面がクリーニング手段のクリーニングブレードや現像
剤などにより削られる。そして感光体の厚み(層厚、膜
厚)が減少することにより等価容量変化により帯電特性
が変化する。
【0017】特に、帯電手段が接触方式の直流電圧印加
の場合には、感光体の容量変化に大きく影響を受ける。
すなわち、画像形成使用回数が増え、感光体の膜厚が減
少すると、帯電ローラに流れる直流電流が増加し感光体
の外周面の表面電位が上昇する。また、感光体の膜厚が
減少して表面電位が上昇すると、現像コントラストが増
加し現像画像濃度が上昇するのと同時に、白画像の電位
に対して充分な逆コントラストが得られず、現像剤で薄
く現像されて「かぶり」画像となる障害があった。
【0018】すなわち、感光体の膜厚が減少すると、表
面電位が上昇しかつそれにつれて表面電位の明部電位も
上昇する。また、感光体感度は膜厚減少に応じて低下す
ることに加えて、暗電位が高いことにより電荷輸送材料
の劣化が起こり、明電位が十分に電位降下しない。
【0019】以上の2つの現象により明部電位は大きく
上昇し、そのため黒原稿と白原稿との表面電位コントラ
ストが狭くなり、現像時に十分な現像コントラストを得
ようとすると白画像の電位に対して十分な逆コントラス
トが得られず、明部電位部が現像剤で薄く現像されて
「かぶり」画像となる障害があった。
【0020】本発明は、上記のような問題点を解消する
ことを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
点について検討を重ねた結果、感光体に帯電用部材から
接触帯電する際に、直流電圧のみにより該感光体に印加
しても、帯電プロセスを改良した画像形成装置を用い、
かつ電荷輸送材料として一般式(1)で示される化合物
を用いることにより、問題を解決できることを見いだし
た。
【0022】すなわち、本発明は、被帯電体に該被帯電
体面を帯電処理する工程を含む作像プロセスを適用して
画像形成を実行する画像形成装置において、該被帯電体
が、導電性支持体上に下記一般式(1)で示される電荷
輸送材料を含有する感光層を有する感光体であり、該被
帯電体の帯電処理手段は、電圧を印加した帯電部材を該
被帯電体に当接させて被帯電体面を帯電する接触式帯電
装置であり、該帯電部材が該被帯電体の非画像形成領域
に対応しているときに該帯電部材を直流定電圧制御し、
そのときの被帯電体層厚に応じた直流電流量を検知し、
該帯電部材が該被帯電体の画像形成領域に対応している
ときは上記検知した直流電流量に応じた直流電圧で該帯
電部材を直流定電圧制御するようにした、ことを特徴と
する画像形成装置。
【0023】
【化3】 (式中、R1 ないしR4 は水素原子、アルキル基または
アリール基を示す。) また、本発明は、被帯電体に該被帯電体面を帯電処理す
る工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行す
る画像形成装置において、該被帯電体が、導電性支持体
上に前記一般式(1)で示される電荷輸送材料を含有す
る感光層を有する感光体であり、該被帯電体の帯電処理
手段は、電圧を印加した帯電部材を該被帯電体に当接さ
せて被帯電体面を帯電する接触式帯電装置であり、該帯
電部材が該被帯電体の非画像形成領域に対応していると
きに該帯電部材を直流定電流制御し、そのときの被帯電
体層厚に応じた直流電圧量を検知し、該帯電部材が該被
帯電体の画像形成領域に対応しているときは上記検知し
た直流電圧量に応じた直流電流で該帯電部材を直流定電
流制御するようにした、ことを特徴とする画像形成装置
である。
【0024】以下、本発明を詳細に説明する。
【0025】電子写真感光体に対し、帯電用部材を接触
させて帯電を行う接触帯電法は、感光体と帯電用部材と
の接触部近傍の微小空間において、パッシェン則に従う
空隙破壊放電によって行われる。
【0026】パッシェン則に従う空隙破壊放電がなされ
るが、このような帯電メカニズムの性格上、感光体の比
誘電率、膜厚(静電容量)、帯電部材の抵抗値、印加電
圧など多数の要因が関与して安定に帯電させることは容
易でない。例えば、画像形成回数が増加するにつれて感
光体の外周面がクリーニング手段のクリーニングブレー
ドや現像剤などにより削られた場合、感光体の厚み(層
厚、膜厚)が減少することにより等価容量変化により帯
電特性が変化する。
【0027】特に、帯電手段が接触方式の直流電圧印加
の場合には、感光体の容量変化に大きく影響を受ける。
すなわち、画像形成使用回数が増え、感光体の膜厚が減
少すると、帯電ローラに流れる直流電流が増加し感光体
の外周面の表面電位が上昇する。
【0028】更に、感光体感度は膜厚減少に応じて低下
することに加えて、感光体の外周面に電荷(電流)がよ
り多く流れることにより電荷輸送材料の劣化が起こり、
明電位が十分に電位降下しない。
【0029】そこで、画像形成回数が増加して画像形成
装置の像担持体としての被帯電体の厚みが減少すること
にる被帯電体の容量変化があっても、その都度、被帯電
体の厚みに対する容量に応じた電圧−電流特性を検知す
ることにより、その時の最適な補正印加電圧を帯電部材
に印加することができる。プロセスと組合せることによ
り、電荷輸送材料の劣化を抑え、明電位が十分に電位降
下させることができる。また、感光体に対し最適な補正
露光を行うことにより、更に安定な明電位を得ることも
できる。
【0030】本発明で使われる帯電用部材1の形状とし
ては、図1に示すようなローラの他、ブレード、ベルト
などいずれの形状をとってもよく、電子写真装置の仕様
や形態に合わせて選択可能である。また、この帯電用部
材の材質としては、アルミニウム,鉄,銅などの金属、
ポリアセチレン,ポリピロール,ポリチオフェンなどの
導電性高分子材、カーボン,金属などを分散させて導電
性処理したゴムや人工繊維、またはポリカーボネート,
ポリビニル,ポリエステルなどの絶縁性物質の表面を金
属や他の導電性物質によってコートしたものなどを用い
ることができる。帯電用部材の体積抵抗値としては、1
0 〜1012Ω・cm、特には102 〜1012Ω・cm
の範囲が好ましい。
【0031】有機光導電体としては、ポリビニルカルバ
ゾールなどの有機光導電性ポリマーを用いたもの、ある
いは低分子量の有機光導電性物質を結着剤樹脂中に含有
したものなどがある。
【0032】図2の電子写真感光体は、導電性支持体2
0上に感光層21が設けられており、この感光層21
は、結着剤樹脂中に電荷発生材料(図示せず)を分散含
有した電荷発生層23と、電荷輸送材料(図示せず)を
含有した電荷輸送層24の積層構造である。この場合、
電荷輸送層24は、電荷発生層23の上に積層されてい
る。
【0033】図3の電子写真感光体は、図2の場合と異
なり、電荷輸送層24は、電荷発生層23の下に積層さ
れている。この場合、電荷発生層23中には電荷輸送材
料が含有されていてもよい。
【0034】図4の電子写真感光体は、導電性支持体2
0上に感光層21が設けられており、この感光層21
は、結着剤樹脂中に電荷発生材料22と電荷輸送材料
(図示せず)を含有されている。
【0035】また、図2,3,4の構成に加えてオーバ
ーコート層を塗布することもできる。
【0036】導電性支持体20としては、アルミニウ
ム、ステンレスなどの金属,紙,プラスチックなどの円
筒状シリンダー,シートまたはフィルムなどが用いられ
る。また、これらの円筒状シリンダー,シートまたはフ
ィルムは、必要に応じて導電性ポリマー層あるいは酸化
スズ,酸化チタン,銀粒子などの導電性粒子を含有する
樹脂層を有していてもよい。
【0037】また、導電性支持体と感光層の間には、バ
リアー機能と下引機能をもつ下引層(接着層)を設ける
ことができる。
【0038】下引層は感光層の接着性改良、塗工性改
良、支持体の保護、支持体上の欠陥の被覆、支持体から
の電荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護な
どのために形成される。その膜厚は0.2〜2μm程度
である。
【0039】電荷発生材料としては、ピリリウム,チオ
ピリリウム系染料,フタロシアニン系顔料,アントアン
トロン顔料,ジベンズピレンキノン顔料,ピラトロン顔
料,アゾ顔料,インジゴ顔料,キナクリドン系顔料,非
対称キノシアニン,キノシアニンなどを用いることがで
きる。
【0040】電荷発生層23は、前記の電荷発生材料を
0.3〜4倍量の結着剤樹脂、および溶剤と共に、ホモ
ジナイザー、超音波、ボールミル、振動ボールミル、サ
ンドミル、アトライター、ロールミルなどの方法でよく
分散し、塗布、乾燥されて形成される。その厚みは5μ
m以下、特には0.01〜1μmの範囲が好ましい。
【0041】電荷輸送層24は一般的には前記の電荷輸
送材料と結着剤樹脂を溶剤に溶解し、塗布して形成す
る。電荷輸送材料と結着剤樹脂との混合割合は2:1〜
1:2程度である。溶剤としてはアセトン、メチルエチ
ルケトンなどのケトン類、酢酸メチル、酢酸エチルなど
のエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類、クロルベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素など
の塩素系炭化水素類などが用いられる。この溶液を塗布
する際には、例えば浸漬コーティング法、スプレーコー
ティング法、スピンナーコーティング法などのコーティ
ング法を用いることができ、乾燥は10℃〜200℃、
好ましくは20℃〜150℃の範囲の温度で5分〜5時
間、好ましくは10分〜2時間の時間で送風乾燥または
静止乾燥下で行うことができる。
【0042】電荷輸送層24を形成するのに用いられる
結着剤樹脂としては、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、
ポリエステル、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレー
ト、ポリサルホン、ポリフェニレンオキシド、エポキシ
樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、及び不飽和樹
脂などから選ばれる樹脂が好ましい。特に好ましい樹脂
としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリカーボネー
ト樹脂又はジアリルフタレート樹脂が挙げられる。
【0043】また、電荷発生層あるいは電荷輸送層に
は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、潤滑剤など種々の添加
剤を含有させることができる。また表面層の潤滑性、耐
摩耗性を向上させるためにフッ素系樹脂粉体を分散させ
たり、シリコン系オイルを添加すること、更に該感光層
上に、保護層を塗布することもできる。
【0044】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 [実施例1]φ30mm×357.5mmのアルミニウ
ムシリンダーを支持体として、これにポリアミド樹脂
(商品名:アミランCM8000、東レ製)の5重量%
メタノール溶液を浸漬法で塗布し、0.5μm厚の下引
層を設けた。
【0046】次に下記構造式
【0047】
【化4】 のビスアゾ顔料を2部(重量部、以下同様)、下記構造
式に示す樹脂(a)を1部および
【0048】
【化5】 シクロヘキサノン100部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で20時間分散した。この分散液に
テトラヒドロフラン100部を加えて、下引層上に塗布
した。
【0049】次いで、下記構造式の化合物(3)10部
【0050】
【化6】 及びビスフェノールZ型ポリカーボネート(商品名:Z
−200、三菱ガス化学製)10部をモノクロロベンゼ
ン100部に溶解した。この溶液を前記電荷発生層上に
塗布し、100℃、1時間熱風乾燥して25μmの電荷
輸送層を形成した。
【0051】電子写真装置は、キヤノン製NP6030
を用いた。この装置は、該帯電部材が被帯電体の非画像
形成領域に対応しているときに該帯電部材を直流定電圧
制御し、そのときの被帯電体層厚に応じた直流電流量を
検知し、該帯電部材が被帯電体の画像形成領域に対応し
ているときは上記検知した直流電流量に応じた直流電圧
で該帯電部材を直流定電圧制御するようにした画像形成
装置である。
【0052】評価は、この装置を用いてA4通紙耐久で
連続5000枚耐久し、耐久前後の暗電位および明電位
を測定した。更に耐久後の暗電位を耐久前の明電位とほ
ぼ同じにした後、明電位を測定した。
【0053】[実施例2]実施例1において、電子写真
装置を改造し、該帯電部材が被帯電体の非画像形成領域
に対応しているときに該帯電部材を直流定電流制御し、
そのときの被帯電体層厚に応じた直流電圧を検知し、該
帯電部材が被帯電体の画像形成領域に対応しているとき
は上記検知した直流電圧に応じた補正直流電流で該帯電
部材を直流定電流制御するようにした以外は、実施例1
と同様に行った。
【0054】[実施例3]実施例1において、アルミニ
ウムシリンダーをφ30mm×254mmとした。ま
た、電荷発生材料として下記構造式の化合物(4)
【0055】
【化7】 を1.5部、下記構造式に示す樹脂(b)を1部、
【0056】
【化8】 およびシクロヘキサノン100部をφ1mmガラスビー
ズを用いたサンドミル装置で4時間分散した。この分散
液に酢酸エチルを100部を加えて下引層上に塗布した
以外は、実施例1と同様に感光体を作製した。
【0057】更に、電子写真装置は、キヤノン製レーザ
ービームプリンターLBP−EXを直流電圧のみの印加
に改造し、また該帯電部材が被帯電体の非画像形成領域
に対応しているときに該帯電部材を直流定電圧制御し、
そのときの被帯電体層厚に応じた直流電流量を検知し、
該帯電部材が被帯電体の画像形成領域に対応していると
きは上記検知した直流電流量に応じた直流電圧で該帯電
部材を直流定電圧制御するようにした。
【0058】[比較例1]実施例1において、電子写真
装置の直流定電圧制御をOFFにした以外は、実施例1
と同様に行った。
【0059】[比較例2]実施例1において、電荷輸送
材料を下記構造式(5)の化合物
【0060】
【化9】 に代えた以外は実施例1と同様に行った。
【0061】[比較例3]実施例2において、電子写真
装置の直流定電圧制御をOFFにした以外は実施例2と
同様に行った。
【0062】[比較例4]実施例2において、電荷輸送
材料を前記化合物(5)に代えた以外は実施例2と同様
に行った。
【0063】[比較例5]実施例3において、電子写真
装置の直流定電圧制御をOFFにした以外は、実施例3
と同様に行った。
【0064】[比較例6]実施例3において、電荷輸送
材料を前記化合物(5)に代えた以外は実施例3と同様
に行った。
【0065】結果は表1に示す。
【0066】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、耐
久後の感度の劣化が少なく、ボケ等もなく良好な画像が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略構成例を示す図で
ある。
【図2】本発明に用いる感光体の層構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明に用いる感光体の層構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明に用いる感光体の層構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 被帯電体(感光体) 2 帯電ローラ 3 帯電バイアス印加電源 10 画像露光手段 11 現像手段 12 転写手段 13 クリーニング手段 14 転写材 15 前露光手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 弘之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に該被帯電体面を帯電処理する
    工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する
    画像形成装置において、 該被帯電体が、導電性支持体上に下記一般式(1)で示
    される電荷輸送材料を含有する感光層を有する感光体で
    あり、 該被帯電体の帯電処理手段は、電圧を印加した帯電部材
    を該被帯電体に当接させて被帯電体面を帯電する接触式
    帯電装置であり、 該帯電部材が該被帯電体の非画像形成領域に対応してい
    るときに該帯電部材を直流定電圧制御し、そのときの被
    帯電体層厚に応じた直流電流量を検知し、該帯電部材が
    該被帯電体の画像形成領域に対応しているときは上記検
    知した直流電流量に応じた直流電圧で該帯電部材を直流
    定電圧制御するようにした、 ことを特徴とする画像形成装置。 【化1】 (式中、R1 ないしR4 は水素原子、アルキル基または
    アリール基を示す。)
  2. 【請求項2】 被帯電体に該被帯電体面を帯電処理する
    工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する
    画像形成装置において、 該被帯電体が、導電性支持体上に下記一般式(1)で示
    される電荷輸送材料を含有する感光層を有する感光体で
    あり、 該被帯電体の帯電処理手段は、電圧を印加した帯電部材
    を該被帯電体に当接させて被帯電体面を帯電する接触式
    帯電装置であり、 該帯電部材が該被帯電体の非画像形成領域に対応してい
    るときに該帯電部材を直流定電流制御し、そのときの被
    帯電体層厚に応じた直流電圧量を検知し、該帯電部材が
    該被帯電体の画像形成領域に対応しているときは上記検
    知した直流電圧量に応じた直流電流で該帯電部材を直流
    定電流制御するようにした、 ことを特徴とする画像形成装置。 【化2】 (式中、R1 ないしR4 は水素原子、アルキル基または
    アリール基を示す。)
JP19252194A 1994-08-16 1994-08-16 画像形成装置 Pending JPH0862931A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5717979A (en) * 1995-10-04 1998-02-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with AC current controlled contact charging
JP2008134287A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Fuji Xerox Co Ltd 感光体の膜厚変動検出装置、及びこれを用いた画像形成ユニット、並びに画像形成装置

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JP2008134287A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Fuji Xerox Co Ltd 感光体の膜厚変動検出装置、及びこれを用いた画像形成ユニット、並びに画像形成装置

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