JP2019066528A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置に使用する消耗品の推定寿命の延長を図りつつ、画像品質を確保することができる。【解決手段】画像形成装置は、消耗部材の稼働量を計測する計測装置と、稼働量の増加に伴い変動する消耗部材の物性値を測定する測定装置と、画像形成装置による画像形成の履歴を記憶する記憶装置と、制御装置とを備える。制御装置は、履歴に基づいて、画像形成装置により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定し、許容度が予め定められた閾値より大きい場合、物性値に基づいて、消耗部材の寿命が到来したか否かを判定し、許容度が予め定められた閾値以下の場合、稼働量に基づいて、消耗部材の寿命が到来したか否かを判定する。【選択図】図3

Description

本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には画像形成装置の消耗品の寿命判定に関する。
従来、画像形成装置の交換ユニットの寿命推定として、交換ユニットごとに定められたライフカウンタのカウント値に基づき寿命を推定する技術が開発されている。カウント値に基づく寿命推定に関して、たとえば、特開2016−71043号公報(特許文献1)は、「電圧印加手段が印加した際に像担持体に流れる電流を検知する電流検知手段と、電流検知手段による検知電流に基づいて、像担持体又は帯電手段の交換の有無を判断する」技術を開示している([要約]の[解決手段]参照)。
特開2011−8120号公報(特許文献2)は、「用紙種類検知部で検知した用紙の種類に対応して各ユニットまたは部品のカウント値を補正する補正部と、補正部で補正されたカウント値と寿命値格納部に格納されている寿命値とを比較することで消耗部材の寿命を判断する」技術を開示している([要約]の[解決手段]参照)。
一方、交換ユニットごとに予め定められた物性値を測定し、当該測定結果に基づいて交換ユニットの寿命を推定する技術も開発されている。物性値に基づく寿命推定に関して、たとえば、特開2006−284671号公報(特許文献3)は、「選択した動作モードに応じた目標濃度および画像濃度の適正範囲を設定し、それらの値に基づく制御を行う」技術を開示している([要約]の[解決手段]参照)。
特開2016−71043号公報 特開2011−8120号公報 特開2006−284671号公報
しかし、上記従来のライフカウンタによる寿命推定では、実際にはまだ使用できる状態にあるにもかかわらず、寿命が到来したと判断してしまう事象が発生していた。一方、上記従来の物性値に基づく寿命推定では、ユニットの部分的な欠損などにより、推定された寿命が到来する前に形成画像の品質に不良が発生する事象が発生していた。したがって、推定寿命の延長を図りつつ、画像品質を確保する技術が必要とされている。
本開示は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ある局面における目的は、消耗品の推定寿命の延長を図りつつ画像品質が確保される画像形成装置を提供することである。
ある局面に従うと、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置は、画像形成に使用される消耗部材の稼働量を計測する計測装置と、稼働量の増加に伴い変動する消耗部材の物性値を測定する測定装置と、画像形成装置による画像形成の履歴を記憶する記憶装置と、制御装置とを備える。制御装置は、履歴に基づいて、画像形成装置により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定し、許容度が予め定められた閾値より大きい場合、物性値に基づいて、消耗部材の寿命が到来したか否かを判定し、許容度が予め定められた閾値以下の場合、稼働量に基づいて、消耗部材の寿命が到来したか否かを判定する。
好ましくは、制御装置は、履歴に基づいて、画像形成装置により形成された画像の用途を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する。
好ましくは、制御装置は、画像の用途を、当該画像の形成を指示した指示データのフォーマット情報に基づいて判断する。
好ましくは、制御装置は、画像の用途を、当該画像の形成を指示した指示データの発信先情報に基づいて判断する。
好ましくは、制御装置は、履歴に基づいて、画像形成装置による画像形成後の後処理の内容を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する。
好ましくは、制御装置は、履歴に基づいて、画像形成装置により画像形成がされた用紙の種類を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する。
好ましくは、制御装置は、履歴に基づいて、画像形成装置により形成された画像の種類を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する。
好ましくは、制御装置は、許容度が予め定められた閾値以上の場合、物性値が予め定められた基準値に到達したときに、消耗部材に寿命が到来したと推定し、許容度に基づいて、基準値を変動させる。
他の局面に従うと、画像形成装置に使用される消耗部材の寿命判定方法が提供される。消耗部材の寿命判定方法は、消耗部材の稼働量を計測するステップと、稼働量の増加に伴い変動する消耗部材の物性値を測定するステップと、画像形成装置による画像形成の履歴を記憶するステップと、履歴に基づいて、画像形成装置により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定するステップと、許容度が予め定められた閾値より大きい場合、物性値に基づいて、消耗部材の寿命が到来したか否かを判定するステップと、許容度が予め定められた閾値以下の場合、稼働量に基づいて、消耗部材の寿命が到来したか否かを判定するステップとを備える。
さらに他の局面に従うと、画像形成装置に使用される消耗部材の寿命判定方法を、制御装置に実行させるプログラムが提供される。プログラムは、消耗部材の稼働量を計測するステップと、稼働量の増加に伴い変動する消耗部材の物性値を測定するステップと、画像形成装置による画像形成の履歴を記憶するステップと、履歴に基づいて、画像形成装置により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定するステップと、許容度が予め定められた閾値より大きい場合、物性値に基づいて、消耗部材の寿命が到来したか否かを判定するステップと、許容度が予め定められた閾値以下の場合、稼働量に基づいて、消耗部材の寿命が到来したか否かを判定するステップとを、制御装置に実行させる。
ある局面において、画像形成装置に使用する消耗品の推定寿命の延長を図りつつ、画像品質を確保することができる。
上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
画像形成装置の全体構造の一例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における寿命判定制御の機能ブロック図である。 履歴テーブルの一例を示す図である。 感光体の膜厚と帯電電流の大きさとの関係の一例を示す図である。 帯電電流の大きさに基づく感光体の寿命判定を示す図である。 感光体の回転時間に基づく感光体の寿命判定を示す図である。 寿命判定処理の手順の一例を示すフロー図である。 第2の実施の形態における寿命判定制御の機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る履歴テーブルを示す図である。 第3の実施の形態における寿命判定制御の機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る履歴テーブルを示す図である。 第4の実施の形態における寿命判定制御の機能ブロック図である。 第4の実施の形態に係る履歴テーブルを示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<第1の実施の形態>
[1.画像形成装置100の構成]
図1を参照して、ある実施の形態に従う画像形成装置100について説明する。図1は、画像形成装置100の全体構造の一例を示す図である。
図1には、カラープリンターとしての画像形成装置100が示されている。以下では、カラープリンターとしての画像形成装置100について説明するが、画像形成装置100は、カラープリンターに限定されない。たとえば、画像形成装置100は、モノクロプリンターであってもよいし、モノクロプリンター、カラープリンターおよびファクシミリの複合機(いわゆるMFP(Multi Functional Peripheral))であってもよい。
画像形成装置100は、画像読取部としてのスキャナー20と、画像形成部90(詳細には、画像形成部90Y,90M,90C,90K)を含むプリンター25とを備える。スキャナー20は、カバー21と、用紙台22と、用紙トレイ37(詳細には、用紙トレイ37A,37B,37C)と、ADF(Auto Document Feeder)24とを備える。カバー21の一端は、用紙台22に固定されており、カバー21は、当該一端を支点として開閉可能に構成されている。
画像形成装置100のユーザーは、カバー21を開くことで、原稿を用紙台22にセットすることができる。画像形成装置100は、原稿が用紙台22にセットされた状態でスキャン指示を受け付けると、用紙台22にセットされた原稿のスキャンを開始する。また、画像形成装置100は、原稿が用紙トレイ37にセットされた状態でスキャン指示を受け付けると、ADF24によって1枚ずつ自動的に原稿を読み取る。
プリンター25は、画像形成部90Y,90M,90C,90Kと、IDC(Image Density Control)センサー19と、転写ベルト30と、一次転写ローラー31と、転写駆動機32と、二次転写ローラー33と、用紙トレイ37A,37B,37Cと、従動ローラー38と、駆動ローラー39と、レジストローラー40と、クリーニングユニット43と、定着装置60と、制御装置101とを備える。
画像形成部90Y,90M,90C,90Kは、転写ベルト30に沿って順に並べられている。画像形成部90Yは、トナーボトル15Yからトナーの供給を受けてイエロー(Y)のトナー像を形成する。画像形成部90Mは、トナーボトル15Mからトナーの供給を受けてマゼンタ(M)のトナー像を形成する。画像形成部90Cは、トナーボトル15Cからトナーの供給を受けてシアン(C)のトナー像を形成する。画像形成部90Kは、トナーボトル15Kからトナーの供給を受けてブラック(BK)のトナー像を形成する。
画像形成部90Y,90M,90C,90Kは、それぞれ、転写ベルト30に沿って転写ベルト30の回転方向の順に配置されている。画像形成部90Y,90M,90C,90Kはそれぞれ、回転可能に構成されている感光体10と、帯電装置11と、露光装置13と、現像器14と、クリーニングユニット17と、除電装置18とを備える。
画像形成部90Y,90M,90C,90Kがそれぞれ、上述したように作動した後に、転写駆動機32の転写によって、イエロー(Y)のトナー像、マゼンタ(M)のトナー像、シアン(C)のトナー像、およびブラック(BK)のトナー像が順に重ねられて感光体10から転写ベルト30に転写される。これにより、カラーのトナー像が転写ベルト30上に形成される。
IDCセンサー19は、転写ベルト30上に形成されるトナー像35の濃度を検出する。典型的には、IDCセンサー19は、反射型フォトセンサーからなる光強度センサーであり、転写ベルト30の表面からの反射光強度を検出する。
転写ベルト30は、従動ローラー38と駆動ローラー39とに張架されている。駆動ローラー39はモーター(図示しない)に接続されている。制御装置101が当該モーターを制御することにより、駆動ローラー39は回転する。転写ベルト30および従動ローラー38は、駆動ローラー39に連動して回転する。これにより、転写ベルト30上のトナー像35が二次転写ローラー33に送られる。
用紙トレイ37A,37B,37Cのそれぞれには、たとえば、異なるサイズまたは紙種の用紙がセットされる。用紙は、用紙トレイ37A,37B,37Cの内から給紙トレイとして設定されたものから1枚ずつ搬送経路41に搬送される。用紙は、レジストローラー40によって二次転写ローラー33に送られる。
制御装置101は、用紙が送り出されるタイミングに合わせて、二次転写ローラー33に印加される転写電圧を制御する。二次転写ローラー33は、トナー像35の帯電極性と逆極性の転写電圧を搬送中の用紙に印加する。その結果、トナー像35は、転写ベルト30から二次転写ローラー33に引き付けられ、転写ベルト30上のトナー像35が転写される。
二次転写ローラー33への用紙の搬送タイミングは、転写ベルト30上のトナー像35の位置に合わせてレジストローラー40によって制御される。その結果、転写ベルト30上のトナー像35は、用紙の適切な位置に転写される。
定着装置60は、定着装置60を通過する用紙を加圧および加熱する。これにより、トナー像は用紙に定着する。その後、用紙は、排紙トレイ48に排出される。
クリーニングユニット43は、転写ベルト30から用紙へのトナー像の転写後に転写ベルト30の表面に残留するトナーを回収する。回収されたトナーは、搬送スクリュー(図示しない)で搬送され、廃トナー容器(図示しない)に貯められる。
[2.ハードウェア構成]
図2を参照して、画像形成装置100のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置100は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ネットワークインターフェイス104と、操作パネル105と、スキャナー20と、温度センサー70と、湿度センサー80と、画像形成部90と、記憶装置120とを含む。
制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
制御装置101は、画像形成装置100の制御パラメーターを調整するためのプログラム122などの各種プログラムを実行することで画像形成装置100の動作を制御する。制御装置101は、プログラム122の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置120からRAM103にプログラム122を読み出す。RAM103は、ワーキングメモリとして機能し、プログラム122の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
ネットワークインターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。画像形成装置100は、アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、スマートフォンなどの携帯通信端末、サーバーなどを含む。画像形成装置100は、プログラム122をアンテナを介してサーバーからダウンロードできるように構成されてもよい。
操作パネル105は、ディスプレイ(図示しない)とタッチパネル(図示しない)とを含む。ディスプレイおよびタッチパネルは互いに重ねられており、画像形成装置100は、タッチパネルに対する操作を受け付ける。
記憶装置120は、たとえば、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)その他の記憶装置である。記憶装置120は、内蔵式、外付け式のいずれであってもよい。記憶装置120は、本実施の形態に従うプログラム122などを格納する。ただし、プログラム122の格納場所は記憶装置120に限定されず、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、サーバー)などに格納されていてもよい。
プログラム122は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、本実施の形態に従う制御処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従うプログラム122の趣旨を逸脱するものではない。
さらに、プログラム122によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーがプログラム122の処理の一部を実行する、いわゆるクラウドサービスのような形態で画像形成装置100が構成されてもよい。
[3.寿命判定制御]
図3を参照して、本実施形態における感光体10の寿命判定制御を説明する。図3は、第1の実施の形態における寿命判定制御の機能ブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置100は、感光体10の累積の回転時間を計測する計測器50と、帯電装置11に発生する帯電電流の大きさを測定する電流計51と、画像形成の履歴を記憶する履歴テーブル150を記憶する記憶装置120と、制御装置101とを備える。帯電電流は、帯電ローラー12にバイアス電圧を印加した際、帯電ローラー12と感光体10との間に流れる電流である。履歴テーブル150は、画像形成装置100によって実行された印刷ジョブの履歴が登録されたテーブルである。履歴テーブル150の詳細は後述する。
制御装置101は、許容度推定部131と、寿命判定部141とを有する。許容度推定部131は、履歴テーブル150に基づいて、画像形成装置100により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度(以下、単に許容度ともいう)を推定する。寿命判定部141は、許容度が予め定められた閾値より大きい場合、帯電電流の大きさに基づいて、感光体10の寿命が到来したか否かを判定する。一方、寿命判定部141は、許容度が予め定められた閾値以下の場合、感光体10の回転時間に基づいて、感光体10の寿命が到来したか否かを判定する。
図4を参照して、履歴テーブル150について説明する。図4は、履歴テーブル150の一例を示す図である。
図4に示すように、履歴テーブル150は、たとえば、ジョブNo151と、ファイル名152と、指示方法153と、日時154とを備える。
ジョブNo151は、画像形成装置100で行われた画像形成のジョブのシーケンスを意味する。ファイル名152は、印刷対象のファイル名である。指示方法153は、各印刷ジョブが指示された方法を表す。指示方法153についての詳細は後述する。日時154は、各印刷ジョブが指示された日時を示す。
本実施の形態では、指示方法153は、「JDFファイル」と「ドライバ」との2つの値をとるように構成されている。「JDFファイル」とは、各印刷ジョブがJDF(Job Definition Format)形式のファイルからの指示であることを意味する。JDFファイルは、公知の商業用印刷ソフトであるMIS(Management Information System)などのワークフローソフトで用いられるファイル形式である。一方、「ドライバ」とは、各印刷ジョブがPC(Personal Computer)に搭載されている印刷ドライバから指示されたことを意味する。
許容度推定部131は、履歴テーブル150を参照し、指示方法153が「JDFファイル」となっているジョブを、商業用の用途の印刷ジョブだと判断する。また、許容度推定部131は、指示方法153が「ドライバ」となっているジョブを、商業用以外の用途(たとえば、社内用)の印刷ジョブだと判断する。そして、許容度推定部131は、履歴テーブル150における商業用の用途の印刷ジョブと、商業用以外の用途の印刷ジョブとの比率に基づいて、画像形成装置100により形成される画像に画像不良が発生することに対する許容度を推定する。
より詳細には、許容度推定部131は、履歴テーブル150を参照し、当該画像の形成を指示した指示データのフォーマットがJDFファイルであるか否かに基づいて当該画像の用途を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する。
図4(A)に示す例では、履歴テーブル150に存在するジョブは、指示方法153がすべて「JDFファイル」となっている。すなわち、すべてのジョブが商業用の用途であることを意味する。商業用の用途の印刷ジョブについて画像不良は許容されないため、許容度推定部131は、許容度が0%であると推定する。
図4(B)に示す例では、履歴テーブル150に存在するジョブは、指示方法153が「JDFファイル」であるジョブが9件、「ドライバ」であるジョブが1件となっている。すなわち、商業用以外の用途のジョブが10%存在する。許容度推定部131は、許容度が10%であると推定する。
図4(C)に示す例では、履歴テーブル150に存在するジョブは、指示方法153が「JDFファイル」であるジョブが5件、「ドライバ」であるジョブが5件となっている。この場合、商業用以外の用途のジョブが50%存在する。許容度推定部131は、許容度が50%であると推定する。
上述のように許容度推定部131が許容度を推定すると、寿命判定部141は、許容度が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。当該閾値は、たとえば、記憶装置120に保存される。当該閾値は、たとえば、0%とすることができる。許容度が閾値より大きい場合(すなわち図4における(B)および(C)の場合)、寿命判定部141は、物性値として電流計51が測定した帯電電流の大きさに基づいて、感光体10の寿命が到来したか否かを判定する。
図5を参照して、感光体10と帯電電流との関係を説明する。図5は、感光体10の膜厚と帯電電流の大きさとの関係の一例を示す図である。
画像形成装置100の使用に伴い感光体10の回転時間(稼働量)が増加すると、感光体10の膜厚(より詳細にいえば感光体10の表面の感光層の膜厚)は減少する。図5に示すように、感光体10の膜厚が減少すると、帯電電流は大きくなる。すなわち、帯電電流の大きさを測定することにより、感光体10の膜厚がどの程度減少しているかを判断できる。そこで、寿命判定部141は、帯電電流に基づいて、感光体10の寿命を判定する。
図6を参照して、帯電電流の大きさに基づく感光体10の寿命判定について説明する。図6は、帯電電流の大きさに基づく感光体10の寿命判定を示す図である。
図6に示すように、Bとして示す例(図4(B)に対応)と、Cとして示す例(図4(C)に対応)では、回転時間の増加に伴う帯電電流の増加度合いが異なる。これは、感光体10の個体差に起因している。そして、Bとして示す例では、帯電電流が基準値である第1寿命値に到達したときに、寿命判定部141は、感光体10の寿命が到達したと判断する。この場合、Bにおける感光体10の寿命はt2となる。
それに対して、Cに示す例は、Bよりも許容度がより高いため、寿命判定部141は、寿命値を変化させる。より詳細には、寿命判定部141は、帯電電流の寿命値を第1寿命値よりも大きな第2寿命値とした上で寿命判定を行う。その結果、Cにおける感光体10の寿命は、t3(>t2)となる。このように、寿命判定部141は、許容度に応じて基準値としての寿命値を変動させることで、許容される範囲でできるだけ消耗品の寿命を延ばすことができる。
一方、画像不良が発生することに対する許容度が予め定められた閾値未満の場合、141は、感光体10の回転時間(稼働量)に基づいて、感光体10の寿命が到来したか否かを判定する。
図7を参照して、感光体10の回転時間に基づく感光体10の寿命判定について説明する。図7は、感光体10の回転時間に基づく感光体10の寿命判定を示す図である。
図7に示すように、Aに示す例(図4(A)に対応)では、感光体10の回転時間が寿命値として予め設定されているt1まで到達すると、寿命判定部141は、Aについて感光体10の寿命が到達したと判定する。ここで、回転時間に基づいて判定されたAの寿命と比較して、帯電電流に基づいて判定されたBおよびCの寿命は、より長い時間稼働させられることが可能となる。回転時間(稼働量)に基づく寿命値は、画像品質を確保するため、感光体10が本来使用できる期間よりも早い段階で寿命と判定されるように設定されているためである。すなわち、回転時間に基づく寿命判定は、帯電電流に基づく寿命判定と比較して、より早い段階で確実に寿命の到来を判定できるため、画像不良の発生を確実に防ぐことが可能となる。
[4.処理手順]
図8を参照して、寿命判定処理の手順の一例を説明する。図8は、寿命判定処理の手順の一例を示すフロー図である。当該処理は、たとえば制御装置101のCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。
ステップS710において、制御装置101は、ユーザーからの指示に基づいて、印刷ジョブが開始されているか否かを判定する。印刷が開始されている場合(ステップS710においてYES)、制御装置101は、制御をステップS720に切り替える。そうでない場合、制御装置101は、ステップS710を所定の間隔で繰り返す。
ステップS720において、制御装置101は、当該印刷ジョブの履歴情報を、履歴テーブル150に登録する。制御装置101は、制御をステップS730に切り替える。
ステップS730において、制御装置101は、印刷ジョブのプリント処理を制御する。制御装置101は、制御をステップS740に切り替える。
ステップS740において、制御装置101は、ライフカウンタを積算する。本実施形態では、制御装置101は、感光体10の回転時間を積算する。制御装置101は、制御をステップS750に切り替える。
ステップS750において、制御装置101は、ライフカウンタが予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。ライフカウンタが閾値以上である場合(ステップS750においてYES)、制御装置101は、制御をステップS760に切り替える。そうでない場合(ステップS750においてNO)、制御装置101は、制御をステップS710に戻し、後続の処理を繰り返す。
ステップS760において、制御装置101は、許容度推定部131として、履歴テーブル150を参照して、画像形成装置100により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定する。制御装置101は、制御をステップS770に切り替える。
ステップS770において、制御装置101は、S760において推定された許容度が、予め定められた閾値以上かであるか否かを判定する。許容度が閾値以上の場合、制御装置101は、制御をステップS800に切り替える。そうでない場合、制御装置101は、制御をステップS780に切り替える。
ステップS780において、制御装置101は、ステップS770において推定された許容度に基づいて、帯電電流の寿命値を調整する。例えば、制御装置101は、推定された許容度が高いときは、帯電電流の寿命値を高くする。
ステップS790において、制御装置101は、電流計51によって測定された帯電電流と寿命値とを比較する。物性値が寿命値に到達している場合(ステップS800においてYES)、制御装置101は、制御をステップS800に切り替える。そうでない場合(ステップS800においてNO)、制御装置101は、制御をS710に切り替え、後続の処理を繰り返す。
ステップS800において、制御装置101は、感光体10の寿命が到来したと判定する。制御装置101は、寿命判定処理を終了する。
[5.小括]
以上のようにして、第1の実施の形態では、許容度推定部131は、履歴テーブル150に基づいて、画像形成装置100により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定する。許容度が予め定められた閾値より大きい場合、寿命判定部141は、帯電電流の大きさに基づいて、感光体10の寿命が到来したか否かを判定する。許容度が予め定められた閾値以下である場合、寿命判定部141は、感光体10の回転時間に基づいて、感光体10の寿命が到来したか否かを判定する。
上記構成とすることにより、画像形成装置100が実行したジョブの履歴情報に基づいて、画像不良が発生することに対する許容度が低い場合には、回転時間に基づいた寿命判定を行い、画像不良を発生させることなく、確実に寿命の到来を判定することができる。また、画像不良が発生することに対する許容度が高い場合には、許容される範囲で本来使用できる限界近くまで感光体10を使用することが可能となり、画像形成装置100のコストパフォーマンスが向上する。
<第2の実施の形態>
[概要]
以下、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、制御装置101は、履歴テーブル250を参照し、画像形成装置200による画像形成後の後処理の内容を集計し、許容度を推定する点で第1の実施の形態と異なる。なお、本実施の形態に係る画像形成装置200は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100が備えるハードウェア構成と同様の構成によって実現される。したがってハードウェア構成の詳細の説明は、繰り返さない。
[詳細]
図9を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置200の構成について説明する。図9は、第2の実施の形態における寿命判定制御の機能ブロック図である。
図9に示すように、画像形成装置200は、計測器50と、電流計51と、記憶装置120と、制御装置101とを備える。制御装置101は、許容度推定部231を含む。許容度推定部231は、記憶装置120に記憶されている履歴テーブル250に基づいて、画像形成装置200により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定する。
図10を参照して、履歴テーブル250について説明する。図10は、第2の実施の形態に係る履歴テーブル250を示す図である。
図10に示すように、履歴テーブル250は、第1の実施の形態に係る履歴テーブル150の指示方法153の代わりに、後処理有無253を備える。後処理有無253とは、各ジョブにおいて印刷処理実行後に冊子とじ込みやラミネート加工などの後処理があったか否かを意味する。
許容度推定部231は、履歴テーブル250を参照し、印刷ジョブにおける印刷処理後の後処理の有無を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する。すなわち、許容度推定部231は、後処理を行っている印刷ジョブが履歴テーブル250に多いほど、画像形成装置200により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度が低いと判断する。
図10に示す例では、履歴テーブル250に存在するジョブは、後処理有無253が「有り」であるジョブが6件、「無し」であるジョブが4件となっている。この場合、許容度推定部231は、許容度が40%であると推定する。
上記構成とすることにより、印刷処理後の後処理に基づいて画像不良が発生する許容度を推定することができるため、ユーザーの利便性を向上することができる。
<第3の実施の形態>
[概要]
以下、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、制御装置101は、履歴テーブル350を参照し、画像形成装置100により画像形成がされた用紙の種類を集計し、許容度を推定する点で第1の実施の形態と異なる。なお、本実施の形態に係る画像形成装置300は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100が備えるハードウェア構成と同様の構成によって実現される。したがってハードウェア構成の詳細の説明は、繰り返さない。
[詳細]
図11を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置300の構成について説明する。図11は、第3の実施の形態における寿命判定制御の機能ブロック図である。
図11に示すように、画像形成装置300は、計測器50と、電流計51と、記憶装置120と、制御装置101とを備える。制御装置101は、許容度推定部331を含む。許容度推定部331は、記憶装置120に記憶されている履歴テーブル350に基づいて、画像形成装置300により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定する。
図12を参照して、履歴テーブル350について説明する。図12は、第3の実施の形態に係る履歴テーブル350を示す図である。
図12に示すように、履歴テーブル350は、第1の実施の形態に係る履歴テーブル150の指示方法153の代わりに、用紙種類353を備える。用紙種類353とは、画像形成装置300が実行する各ジョブにおいて画像が形成された用紙の種類を意味する。
許容度推定部331は、履歴テーブル350を参照し、画像形成装置300により画像が形成された用紙の種類を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する。すなわち、許容度推定部331は、用紙の種類を考慮して、画像形成装置200により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定する。
図12に示す例では、履歴テーブル350に存在するジョブは、用紙種類が「半紙」であるジョブが6件、「上質紙」であるジョブが4件となっている。この場合、許容度推定部331は、許容度が60%であると推定する。
上記構成とすることにより、用紙の種類に基づいて画像不良が発生する許容度を推定することができるため、ユーザーの利便性を向上することができる。
<第4の実施の形態>
[概要]
以下、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、制御装置101は、画像形成装置により形成された画像の種類を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する点で、第1の実施の形態と異なる。なお、本実施の形態に係る画像形成装置400は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100が備えるハードウェア構成と同様の構成によって実現される。したがってハードウェア構成の詳細の説明は、繰り返さない。
[詳細]
図13を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置400の構成について説明する。図13は、第4の実施の形態における寿命判定制御の機能ブロック図である。
図13に示すように、画像形成装置400は、計測器50と、電流計51と、記憶装置120と、制御装置101とを備える。制御装置101は、許容度推定部431を含む。許容度推定部431は、記憶装置120に記憶されている履歴テーブル450に基づいて、画像形成装置400により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定する。
図14を参照して、履歴テーブル450について説明する。図14は、第4の実施の形態に係る履歴テーブル450を示す図である。
図14に示すように、履歴テーブル450は、第1の実施の形態に係る履歴テーブル150の指示方法153の代わりに、画像種類453を備える。画像種類453は、各ジョブにおいて形成された画像の種類を意味する。
許容度推定部431は、履歴テーブル450を参照し、画像形成装置400により形成された画像の種類を集計し、当該集計結果に基づいて許容度を推定する。すなわち、許容度推定部431は、画像の種類を考慮して、画像形成装置400により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定する。
図12に示す例では、履歴テーブル450に存在するジョブは、画像種類が「文書」であるジョブが5件、「写真」であるジョブが2件、「バーコード」であるジョブが3件となっている。この場合、たとえば、許容度推定部331は、許容度が70%であると推定する。バーコードについては、印刷不良は許容されないと考えられるためである。
上記構成とすることにより、画像の種類に基づいて画像不良が発生する許容度を推定することができるため、ユーザーの利便性を向上することができる。
<他の実施形態>
なお、本開示に係る技術的思想の適用範囲は、上記実施形態に限定されない。例えば、第1の実施の形態において、画像の用途を、当該画像の形成を指示した指示データの発信先情報に基づいて判断してもよい。こうすることで、たとえばコンビニエンスストアなどに設置されている、いわゆるコインベンダー型の画像形成装置に対しても、本開示に係る技術的思想を適用することが可能となる。
また、上記実施形態では、稼働量の増加に伴い変動する物性値として帯電電流を採用して、感光体10について寿命判定を行っている。しかし、感光体10以外の消耗品について、本開示に係る技術的思想を適用してもよい。一例として、当該物性値としてトナー濃度を採用し、現像器14について寿命判定を行ってもよい。さらに、上記実施形態では、許容度の閾値として0%を設定しているが、たとえば20パーセントなど他の値としてもよい。さらに、画像不良が発生する許容度は、ユーザーが設定可能に構成してもよい。このようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 感光体、11 帯電装置、12 帯電ローラー、13 露光装置、14 現像器、15 トナーボトル、17,43 クリーニングユニット、18 除電装置、19 センサー、20 スキャナー、21 カバー、22 用紙台、25 プリンター、30 転写ベルト、31 一次転写ローラー、32 転写駆動機、33 二次転写ローラー、35 トナー像、37 用紙トレイ、38 従動ローラー、39 駆動ローラー、40 レジストローラー、41 搬送経路、48 排紙トレイ、50 計測器、51 電流計、60 定着装置、70 温度センサー、80 湿度センサー、90 画像形成部、100,200,300,400 画像形成装置、101 制御装置、102 ROM、103 RAM、104 ネットワークインターフェイス、105 操作パネル、120 記憶装置、122 プログラム、131,231,331,431 許容度推定部、141 寿命判定部、150,250,350,450 履歴テーブル、152 ファイル名、153 指示方法、154 日時、253 後処理有無、353 用紙種類、453 画像種類。

Claims (10)

  1. 記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
    画像形成に使用される消耗部材の稼働量を計測する計測装置と、
    前記稼働量の増加に伴い変動する前記消耗部材の物性値を測定する測定装置と、
    前記画像形成装置による画像形成の履歴を記憶する記憶装置と、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記履歴に基づいて、前記画像形成装置により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定し、
    前記許容度が予め定められた閾値より大きい場合、前記物性値に基づいて、前記消耗部材の寿命が到来したか否かを判定し、
    前記許容度が予め定められた閾値以下の場合、前記稼働量に基づいて、前記消耗部材の寿命が到来したか否かを判定する、画像形成装置。
  2. 前記制御装置は、前記履歴に基づいて、前記画像形成装置により形成された画像の用途を集計し、当該集計結果に基づいて前記許容度を推定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置は、前記画像の用途を、当該画像の形成を指示した指示データのフォーマット情報に基づいて判断する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、前記画像の用途を、当該画像の形成を指示した指示データの発信先情報に基づいて判断する、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記履歴に基づいて、前記画像形成装置による画像形成後の後処理の内容を集計し、当該集計結果に基づいて前記許容度を推定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、前記履歴に基づいて、前記画像形成装置により画像形成がされた用紙の種類を集計し、当該集計結果に基づいて前記許容度を推定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、前記履歴に基づいて、前記画像形成装置により形成された画像の種類を集計し、当該集計結果に基づいて前記許容度を推定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御装置は、前記許容度が予め定められた閾値以上の場合、
    前記物性値が予め定められた基準値に到達したときに、前記消耗部材に寿命が到来したと推定し、
    前記許容度に基づいて、前記基準値を変動させる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置に使用される消耗部材の寿命判定方法であって、
    前記消耗部材の稼働量を計測するステップと、
    前記稼働量の増加に伴い変動する前記消耗部材の物性値を測定するステップと、
    前記画像形成装置による画像形成の履歴を記憶するステップと、
    前記履歴に基づいて、前記画像形成装置により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定するステップと、
    前記許容度が予め定められた閾値より大きい場合、前記物性値に基づいて、前記消耗部材の寿命が到来したか否かを判定するステップと、
    前記許容度が予め定められた閾値以下の場合、前記稼働量に基づいて、前記消耗部材の寿命が到来したか否かを判定するステップとを備える、消耗部材の寿命判定方法。
  10. 画像形成装置に使用される消耗部材の寿命判定方法を、制御装置に実行させるプログラムであって、
    前記消耗部材の稼働量を計測するステップと、
    前記稼働量の増加に伴い変動する前記消耗部材の物性値を測定するステップと、
    前記画像形成装置による画像形成の履歴を記憶するステップと、
    前記履歴に基づいて、前記画像形成装置により形成された画像に、画像不良が発生することに対する許容度を推定するステップと、
    前記許容度が予め定められた閾値より大きい場合、前記物性値に基づいて、前記消耗部材の寿命が到来したか否かを判定するステップと、
    前記許容度が予め定められた閾値以下の場合、前記稼働量に基づいて、前記消耗部材の寿命が到来したか否かを判定するステップとを、制御装置に実行させるプログラム。
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