JPH05222946A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH05222946A
JPH05222946A JP4059150A JP5915092A JPH05222946A JP H05222946 A JPH05222946 A JP H05222946A JP 4059150 A JP4059150 A JP 4059150A JP 5915092 A JP5915092 A JP 5915092A JP H05222946 A JPH05222946 A JP H05222946A
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JP
Japan
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valve
exhaust
turbocharger
switching valve
engine
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Application number
JP4059150A
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English (en)
Inventor
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
Kunihiko Nakada
邦彦 中田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイドル状態からの発進加速性能を悪化させ
ることなく、減速時における排気切替弁のビビリ音の発
生を防止する。 【構成】 減速検知手段71によって減速状態が検知さ
れた時には、主ターボチャージャ7のみによる過給作動
条件が成立している場合でも開弁指令手段72によって
排気切替弁17を開弁させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主ターボチャージャと
副ターボチャージャを有し、低吸入空気量域では主ター
ボチャージャのみで過給し、高吸入空気量域では両ター
ボチャージャを作動させて両ターボチャージャで過給す
る過給機付エンジン、いわゆる2ステージツインターボ
エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン本体に対し、主、副二つのター
ボチャージャを並列に配置し、低吸入空気量域では主タ
ーボチャージャのみ作動させて1個ターボチャージャと
し、高吸入空気量域では両ターボチャージャを作動させ
るようにした、いわゆる2ステージターボシステムを採
用した過給機付エンジンが知られている。
【0003】この種の過給機付エンジンの構成は、たと
えば図12に示すようになっている。エンジン本体39
1に対し、主ターボチャージャ(T/C−1)392と
副ターボチャージャ(T/C−2)393が並列に設け
られている。副ターボチャージャ393に接続される
吸、排気系には、それぞれ吸気切替弁394、排気切替
弁395が設けられ、副ターボチャージャ393のコン
プレッサをバイパスする吸気バイパス通路397には、
吸気バイパス弁396が設けられている。低吸入空気量
域では吸気切替弁394、排気切替弁395をともに全
閉とすることにより、主ターボチャージャ392のみを
過給作動させ、高吸入空気量域では両切替弁394、3
95をともに全開とし、吸気バイパス弁396を閉じる
ことにより、副ターボチャージャ393にも過給作動を
行わせ、2個ターボチャージャ作動とすることができ
る。
【0004】低吸入空気量域から高吸入空気量域に移行
するときには、吸気切替弁394および排気切替弁39
5が閉じられているときに排気バイパス弁398を小開
制御し、さらに吸気バイパス弁396を閉じることによ
り副ターボチャージャ393の助走回転数を高め、ター
ボチャージャの切替をより円滑に(切替時のショックを
小さく)行うことが可能になっている。
【0005】2ステージツインターボエンジンにおいて
は、低吸入空気量域で発生する排気脈動によって排気切
替弁がばたつき、ビビリ音が発生するという問題があ
る。このビビリ音の発生を防止する技術の一例として、
特開平3−213620号公報が知られている。この装
置では、アイドル時、減速時、極軽負荷時などの低吸入
空気量域では、排気切替弁が強制的に開かれ、排気切替
弁の上流側および下流側の圧力差をなくすことにより、
排気切替弁のバタツキが防止されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報のような構成の場合は、アイドル時には排気切替弁が
常に開かれることになり、僅かに回転している主ターボ
チャージャの回転数をさらに低くすることになる。その
ため、加速初期のタービン回転数の差がそのまま加速時
のレスポンスの差となって現われ、アイドル状態からの
加速性能が悪化するという問題が生じる。
【0007】本発明は、上記の問題に着目し、アイドル
状態からの発進加速性能を悪化させることなく、減速時
における排気切替弁のビビリ音の発生を防止することが
可能な過給機付エンジンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係る過給機付エンジンの制御装置は、主ターボチャージ
ャと、副ターボチャージャとを備え、前記副ターボチャ
ージャのコンプレッサ下流に吸気通路を開閉する吸気切
替弁を設けるとともに、副ターボチャージャのタービン
下流または上流に排気通路を開閉する排気切替弁を設
け、低吸入空気量域では前記吸気切替弁と排気切替弁を
共に閉弁させることにより主ターボチャージャのみを過
給作動させ、高吸入空気量域では前記吸気切替弁と排気
切替弁とを共に開弁させ両方のターボチャージャを過給
作動させるようにした過給機付エンジンの制御装置にお
いて、前記エンジンの運転条件から減速状態を検知する
減速検知手段と、前記減速検知手段によって減速状態が
検知された時には、主ターボチャージャのみによる過給
作動条件が成立している場合でも前記排気切替弁を開弁
させる旨の指令を出力する開弁指令手段と、を具備した
ものから成る。
【0009】
【作用】このように構成された過給機付エンジンの制御
装置は、減速検知手段によって減速状態が検知された場
合のみ、開弁指令手段により排気切替弁の開弁指令が出
力される。そのため、アイドリング時は排気切替弁は閉
弁され、アイドリング時における主ターボチャージャの
回転の低下は防止される。したがって、アイドリング状
態からの加速の場合でも、主ターボチャージャの回転を
短時間で上昇させることができ、加速性能の悪化が防止
される。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係る過給機付エンジンの制
御装置の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
【0011】第1実施例 図1ないし図3は、本発明の第1実施例を示しており、
とくに車両に搭載される6気筒エンジンに適用した場合
を示している。図2において、1はエンジン、2はサー
ジタンク、3は排気マニホールドを示す。排気マニホー
ルド3は排気干渉を伴わない#1〜#3気筒群と#4〜
#6気筒群の2つに集合され、その集合部が連通路3a
によって連通されている。7、8は互いに並列に配置さ
れた主ターボチャージャ、副ターボチャージャである。
ターボチャージャ7、8のそれぞれのタービン7a、8
aは排気マニホールド3の集合部に接続され、それぞれ
のコンプレッサ7b、8bは、インタクーラ6、スロッ
トル弁4を介してサージタンク2に接続されている。
【0012】主ターボチャージャ7は、低吸入空気量域
から高吸入空気量域まで作動され、副ターボチャージャ
8は低吸入空気量域で停止される。双方のターボチャー
ジャ7、8の作動、停止を可能ならしめるために、副タ
ーボチャージャ8のタービン8aの下流に排気切替弁1
7が、コンプレッサ8bの下流に吸気切替弁18が設け
られる。吸、排気切替弁18、17の両方とも開弁のと
きは、両方のターボチャージャ7、8が作動される。副
ターボチャージャ8のタービン8aの下流と主ターボチ
ャージャ7のタービン7aの下流とは、排気バイパス通
路40を介して連通可能となっている。排気バイパス通
路40には、この排気バイパス通路40を開閉する排気
バイパス弁41が設けられている。排気バイパス弁41
は、ダイヤフラム式アクチュエータ42によって開閉さ
れるようになっている。
【0013】低吸入空気量域で停止される副ターボチャ
ージャ8の吸気通路には、1個ターボチャージャから2
個ターボチャージャへの切替を円滑にするために、コン
プレッサ7bの上流とコンプレッサ8bの下流とを連通
する吸気バイパス通路13と、吸気バイパス通路13の
途中に配設される吸気バイパス弁33が設けられる。吸
気バイパス弁33はダイヤフラム式のアクチュエータ1
0によって開閉される。吸気切替弁18の上流と下流と
を連通するバイパス通路には、逆止弁12が設けられて
おり、吸気切替弁18の閉時において副ターボチャージ
ャ8側のコンプレッサ出口圧力が主ターボチャージャ7
側より大になったとき、空気が上流側から下流側に流れ
ることができるようにしてある。なお、図中、14はコ
ンプレッサ出口側の吸気通路、15はコンプレッサ入口
側の吸気通路を示す。
【0014】吸気通路15はエアフローメータ24を介
してエアクリーナ23に接続される。排気通路を形成す
るフロントパイプ20は、排気ガス触媒21を介して排
気マフラーに接続される。吸気切替弁18はアクチュエ
ータ11によって開閉され、排気切替弁17はダイヤフ
ラム式アクチュエータ16によって開閉されるようにな
っている。ウエストゲートバルブ31は、アクチュエー
タ9によって開閉されるようになっている。
【0015】両ターボチャージャ7、8のコンプレッサ
下流とインタクーラ6との間の吸気通路には、蓄圧タン
ク(正圧タンク)51が接続されている。蓄圧タンク5
1には、正圧のみを蓄えるためのチェック弁が設けられ
ている。蓄圧タンク51の容積は、たとえば300cc
となっている。
【0016】アクチュエータ9、10、11、16、4
2は、過給圧の導入によって作動するようになってい
る。各アクチュエータ9、10、11、16、42に
は、蓄圧タンク51からの過給圧とたとえばエアフロー
メータ24の下流からの大気圧とを選択的に切り替える
ために、第1、第3、第4、第5、第6の電磁弁25、
27、28、32、44が接続されている。各電磁弁2
5、27、28、32、44の切替は、エンジンコント
ロールコンピュータ29からの指令に従って行なわれ
る。
【0017】第1の電磁弁25のONは、吸気切替弁1
8を全開とするようにアクチュエータ11を作動させ、
OFFは吸気切替弁18を全閉とするようにアクチュエ
ータ11を作動させる。第4の電磁弁28のONは、排
気切替弁17を全開とするようにアクチュエータ16を
作動させ、OFFは排気切替弁17を全閉するようにア
クチュエータ16を作動させる。第2の電磁弁27のO
Nは、吸気バイパス弁33を全閉するようにアクチュエ
ータ10を作動させ、OFFは吸気バイパス弁33を全
開するようにアクチュエータ10を作動させる。排気切
替弁17を駆動するアクチュエータ16のばね室16b
には、第7の電磁弁55を介してサージタンク2内の負
圧が導かれるようになっている。
【0018】排気バイパス弁41を作動させるアクチュ
エータ42に大気圧を導入する第5の電磁弁32は、O
N、OFF制御でなく、デューティ制御される。同様
に、ウエストゲートバルブ31を作動させるアクチュエ
ータ9に負圧を導く第6の電磁弁44は、ON、OFF
制御でなく、デューティ制御される。デューティ制御
は、周知の通り、デューティ値により通電時間を制御す
ることであり、デジタル的に通電、非通電の割合を変え
ることにより、アナログ的に平均電流が可変制御され
る。なお、デューティ値は、1サイクルの時間に対する
通電時間の割合であり、1サイクル中の通電時間をA、
非通電時間をBとすると、デューティ値=A/(A+
B)×100(%)で表わされる。
【0019】排気バイパス弁41の開度は、アクチュエ
ータ42のダイヤフラム室に導入される過給気の大気へ
のブリード量(リーク量)を第5の電磁弁32のデュー
ティ制御によって可変させることにより可変可能となっ
ている。ウエストゲートバルブ31の開度は、アクチュ
エータ9のダイヤフラム室に導入される過給気の大気へ
のブリード量(リーク量)を第6の電磁弁44のデュー
ティ制御によって可変させることにより可変可能となっ
ている。
【0020】エンジンコントロールコンピュータ29
は、エンジンの各種運転条件検出センサと電気的に接続
され、各種センサからの信号が入力される。エンジン運
転条件検出センサには、吸気管圧力センサ30、スロッ
トル開度センサ5、吸入空気量測定センサとしてのエア
フローメータ24、エンジン回転数センサ50、および
酸素センサ19が含まれる。エンジンコントロールコン
ピュータ29は、演算をするためのセントラルプロセッ
サユニット(CPU)、読み出し専用のメモリであるリ
ードオンリメモリ(ROM)、一時記憶用のランダムア
クセスメモリ(RAM)、入出力インターフェイス(I
/Oインターフェイス)、各種センサからのアナログ信
号をディジタル量に変換するA/Dコンバータを備えて
いる。
【0021】図1に示すように、エンジンコントロール
コンピュータ29内には、減速検知手段71、開弁指令
手段72が形成されている。減速検知手段71および開
弁指令手段72は、エンジンコントロールコンピュータ
29内に格納されるプログラムから構成されている。
【0022】減速検知手段71は、エンジン1の運転条
件から減速状態を検知する機能を有している。ここでい
う減速状態には、アイドル状態でかつ減速フューエルカ
ットされている場合、またはアイドル状態が1秒以上継
続しかつエンジン回転数NEが1500rpmを超えて
いる場合が含まれる。
【0023】減速検知手段71からの信号は、開弁指令
手段72に入力されている。開弁指令手段72は、減速
検知手段71によって減速状態が検知された時には、主
ターボチャージャ7のみによる過給作動条件が成立して
いる場合でも排気切替弁17を開弁させる旨の指令を出
力する機能を有している。
【0024】減速検知手段71によって減速状態が検知
された時には、開弁指令手段72によって第7の電磁弁
55が開弁され、サージタンク2内の負圧がアクチュエ
ータ16のばね室16bに導かれ、排気切替弁17が強
制的に開弁されるようになっている。
【0025】つぎに、第1実施例における作用について
説明する。高吸入空気量域では、吸気切替弁18と排気
切替弁17がともに開かれ、吸気バイパス弁10が閉じ
られる。これによって2個ターボチャージャ7、8が駆
動され、十分な過給空気量が得られ、出力が向上され
る。低速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気
切替弁17がともに閉じられ、吸気バイパス弁33が開
かれる。これによって主ターボチャージャ7のみが駆動
される。低吸入空気量域で1個ターボチャージャとする
理由は、低吸入空気量域では1個ターボチャージャ過給
特性が2個ターボチャージャ過給特性より優れているか
らである。1個ターボチャージャとすることにより、過
給圧、トルクの立上りが早くなり、レスポンスが迅速と
なる。
【0026】低吸入空気量域から高吸入空気量域に移行
するとき、つまり1個ターボチャージャから2個ターボ
チャージャ作動へ切り替えるときには、吸気切替弁18
および排気切替弁17が閉じられているときに排気バイ
パス弁41をデューティ制御により小開制御し、さらに
吸気バイパス弁33を閉じることにより副ターボチャー
ジャ8の助走回転数を高め、ターボチャージャの切替を
より円滑(切替時のショックを小さく)に行うことが可
能になる。
【0027】図3は、排気切替弁17の開弁制御手順を
示している。図3のステップ201において、制御ルー
チンが開始され、ステップ202に進む。ステップ20
2ではアイドリング状態であるか否かが判断される。こ
こで、アイドリング状態でないと判断された場合は、ス
テップ206に進み第7の電磁弁(VSV7)55がO
FFとされる。ステップ202において、アイドリング
状態であると判断された場合は、ステップ203に進
み、アイドリング状態がたとえば1秒間以上継続してい
るか否かが判断される。
【0028】ステップ203において、アイドリング状
態が1秒以下であると判断された場合は、ステップ20
6に進み第7の電磁弁55がOFFとされる。ステップ
203でアイドリング状態が1秒以上継続していると判
断された場合は、ステップ204に進み、エンジン回転
数NEが1500rpmを超えているか否かが判断され
る。ここで、エンジン回転数NEが1500rpmまで
上昇していないと判断された場合は、ステップ206に
進み、第7の電磁弁55がOFFとされる。
【0029】ステップ204において、エンジン回転数
NEが1500rpmを超えていると判断された場合
は、ステップ205に進み、第7の電磁弁55がONと
され、第7の電磁弁55は開弁される。第7の電磁弁5
5が開弁されると、サージタンク2内の負圧が第7の電
磁弁55を介してアクチュエータ16のばね室16bに
導かれ、排気切替弁17が開弁される。ステップ20
5、206の処理が終了すると、ステップ207に進
み、リターンされる。
【0030】このように、エンジン回転数NEが高い場
合は、排気切替弁17の開弁が行なわれる。そのため、
排気切替弁17の上流側および下流側の圧力に差がなく
なり、排気脈動に起因する排気切替弁17のビビリ音の
発生が防止される。
【0031】また、アイドリング状態においてエンジン
回転数NEが高くない場合は、第7の電磁弁55のOF
Fによって排気切替弁17は開弁されない。したがっ
て、主ターボチャージャ7のタービン回転数は排気切替
弁17の開弁によってさらに低くされることはなくな
り、アイドル状態からの発進加速性能が悪化するのを防
止することができる。
【0032】第2実施例 図4は、本発明の第2実施例を示している。第1実施例
では、減速状態がアイドリング状態でかつエンジン回転
数NEが1500rpmである場合として処理を行なう
ようにしていたが、本実施例では減速状態がアイドリン
グ状態でかつ減速フューエルカット中である場合として
処理を行なうようにしている。
【0033】図4のステップ211において、排気切替
弁の制御ルーチンが開始され、ステップ212に進ん
で、アイドリング状態でかつ減速フューエルカット中か
否かの判断が行なわれる。ここで、アイドリング状態で
かつ減速フューエルカット中でないと判断された場合
は、ステップ214に進み、第7の電磁弁55がOFF
とされる。ステップ212において、アイドリング状態
でかつ減速フューエルカット中であると判断された場合
は、ステップ213に進み、第7の電磁弁55がONと
される。
【0034】第7の電磁弁55がONとされると、第7
の電磁弁53の開弁作動が行なわれ、サージタンク2内
の負圧がアクチュエータ16のばね室16b内に導か
れ、排気切替弁17が開弁される。したがって、第1実
施例と同様に、排気切替弁17の上流側と下流側の圧力
差がなくなり、排気脈動による排気切替弁17のビビリ
音の発生が防止される。
【0035】なお、減速フューエルカット中は燃焼室内
での燃焼が行なわれないので、主ターボチャージャ7の
タービン回転エネルギは大幅に低下することになる。し
たがって、排気切替弁17を開閉作動させても開閉差に
よる主ターボチャージャ7の回転数はあまり変動するこ
とがない。さらに、エンジン高回転からの加速の場合
は、吸入空気量が急激に増加するので、ターボラグも小
さく、開閉差によるレスポンス差は問題とならない。
【0036】第3実施例 図5ないし図11は、本発明の第3実施例を示してい
る。本実施例が第1実施例と異なるところは、排気切替
弁の制御処理のみであり、その他の部分は第1実施例に
準じるので、準じる部分に第1実施例と同一の符号を付
すことにより、準じる部分の説明を省略し、異なる部分
についてのみ説明する。
【0037】第1実施例および第2実施例では、第7の
電磁弁55を介して排気切替弁17の開弁制御を行なう
ようになっていたが、本実施例では、図6に示すよう
に、第7の電磁弁55を用いることなく、排気切替弁1
7のビビリ音の発生を防止するようにしている。しか
し、この場合はつぎのような問題を考慮する必要があ
る。第1実施例および第2実施例では、アクチュエータ
16に負圧を導いて排気切替弁17を開弁させるので、
圧力源である負圧が不足することはない。すなわち、減
速時にはピストンの往復動によって必ず大きな吸気管負
圧が発生するため、頻繁に減速が行なわれても圧力源が
不足することはない。
【0038】これに対し、第7の電磁弁55を廃止し、
アクチュエータ16のダイヤフラム室に正圧を導き、排
気切替弁17を開弁させる場合は、圧力源の低下によっ
て、つぎのような問題が生じる。蓄圧タンク51内の圧
力が低下している場合、この蓄圧タンク51内の圧力を
アクチュエータに導いて排気切替弁17を開弁させて
も、開弁力が十分でないため排気切替弁17は全開せず
中間開度のままとなる。そのため、排気切替弁17の弁
体はエンジンの振動等によってばたつき、かえってビビ
リ音が大となる。本実施例では、このような排気切替弁
の動作を防止するため、つぎのような制御処理が行なわ
れる。
【0039】図5に示すように、本実施例では開弁指令
手段72には、圧力検知手段73からの信号が入力され
ている。圧力検知手段73は、エンジンの運転条件から
蓄圧タンク51内の圧力を算出する機能を有している。
圧力検知手段73は、エンジンコントロールコンピュー
タ29に格納されるプログラムから構成されている。図
7のステップ94ないしステップ99は、圧力検知手段
73および開弁指令手段72を構成している。
【0040】図7ないし図11は、第3実施例における
過給圧制御を示しており、第1実施例または第2実施例
に示した減速状態の検知処理は省略している。図7のス
テップ91において、制御ルーチンが開始され、つぎに
ステップ92に進んでイグニッションスイッチがONで
あるか否かが判断される。ここで、イグニッションスイ
ッチがOFFであると判断された場合は、ステップ96
に進み、過給圧が高い旨を示す高過給圧フラグXPMH
がリセットされる。
【0041】ステップ92において、イグニッションス
イッチがONであると判断された場合は、ステップ93
に進み、エンジン1と連結される変速機56の変速比が
ニュートラルか否かが判断される。ここで、変速比がニ
ュートラルであると判断された場合は、ステップ94に
進む。
【0042】ステップ94においては、過給圧が高い旨
を示す高過給圧フラグXPMH=1が立てられているか
否かが判断される。ここで、高過給圧フラグXPMH=
1であると判断された場合は、ステップ95に進み、第
4の電磁弁28がONとされ、第4の電磁弁28が開弁
される。第4の電磁弁28が開弁されると、蓄圧タンク
51からアクチュエータ16のダイヤフラム室16aに
正圧が導かれ、排気切替弁17が開弁される。ステップ
95の処理が終了すると、図11のステップ143に進
み、処理のリターンが行なわれる。
【0043】ステップ93において、変速比がニュート
ラルでないと判断された場合は、ステップ97に進む。
ステップ94において、過給圧が高い旨を示す高過給圧
フラグXPMH=1が立てられていないと判断された場
合は、同様にステップ97に進む。
【0044】ステップ97では、吸気圧力(絶対圧)P
Mから大気圧PAが減算され、差圧Ptが算出される。
差圧Ptが算出されると、ステップ98に進み、差圧P
tが200mmHgであるか否かが判断れれる。ステッ
プ98において、差圧Ptが200mmHgを超えてい
ると判断された場合は、ステップ99に進み、高過給圧
フラグXPMHが立てられる。ステップ99の処理が終
了すると、図8のステップ102に進む。ステップ98
において差圧Ptが200mmHgに達していないと判
断された場合は、同様にステップ102に進む。
【0045】図8のステップ102では、エンジン回転
数NEが3000rpmよりも高回転か否かが判断され
る。ステップ102で、エンジン回転数NEが3000
rpmよりも高回転であると判断された場合は、ステッ
プ103に進み、排気切替弁17を駆動する第4の電磁
弁(VSV4)28をONとする旨のフラグが立てられ
ているか否かが判断される。ここで、フラグに基づいて
第4の電磁弁28がONであると判断された場合は、図
11のステップ143に進みリターンする。
【0046】ステップ102において、エンジン回転数
NEが3000rpmよりも低回転であると判断された
場合は、ステップ104に進む。ステップ103におい
て、第4の電磁弁28をONとするフラグが立っていな
いと判断された場合は、同様にステップ104に進む。
ステップ104では、吸入空気量Gaが130g/se
cよりも多いか否かが判断される。ここで、吸入空気量
Gaが130g/secよりも多いと判断された場合
は、ステップ105に進み、エンジン回転数NEが35
00rpmよりも高回転であるか否かが判断される。
【0047】ステップ105において、エンジン回転数
NEが3500rpmよりも高回転であると判断された
場合は、図11のステップ106に進み、第4の電磁弁
28がONとされる。これにより、排気切替弁17が開
弁される。つぎに、ステップ107に進み、第1の電磁
弁(VSV1)25がONとされ、吸気切替弁18が開
弁される。ステップ107の処理が終了すると、ステッ
プ108に進み第4の電磁弁28がONである旨のフラ
グを立て、ステップ109に進む。
【0048】ステップ109では第5の電磁弁32の作
動に基づく昇温累計時間T1 のカウント値がリセットさ
れ、ステップ110では第5の電磁弁32のデューティ
比のリセットが行なわれる。ステップ110の処理が終
了すると、ステップ313に進み、第5の電磁弁32に
基づく最小助走回転時間T2 のカウント値のリセットが
行なわれ、ステップ143に進んでリターンする。
【0049】ステップ104において、吸入空気量Ga
が130g/secよりも少ないと判断された場合は、
ステップ111に進む。同様に、ステップ105でエン
ジン回転数NEが3500rpmよりも低回転であると
判断された場合は、ステップ111に進む。ステップ1
11では、排気切替弁17を駆動する第4の電磁弁28
をOFFとする旨のフラグが立てられていないか否かが
判断される。つまり、ステップ111では2個ターボチ
ャージャから1個ターボチャージャへ切替った初期状態
におけるフラグの判定が行なわれる。ステップ111に
おいて、第4の電磁弁28をOFFとするフラグが立て
られていないと判断された場合は、ステップ112に進
む。
【0050】ステップ112では、過給圧PMが125
0mmHgabsよりも高くなっているか否かが判断さ
れる。ここで、過給圧PMが1250mmHgabsよ
りも高いと判断された場合は、ステップ113に進み、
目標過給圧を下げるために、排気バイパス弁41を駆動
する第5の電磁弁32のデューティ比が小とされ、アク
チュエータ42に供給される過給気のブリード量が減少
される。つぎに、図9のステップ114に進んで、第5
の電磁弁32のデューティ比がゼロよりも小であるか否
かが判断される。
【0051】ステップ114において、第5の電磁弁3
2のデューティ比がゼロよりも小であると判断された場
合は、ステップ115に進んで、デューティ比はゼロに
リセットされる。つまり、デューティ比は0%以下はな
いので、ステップ113のデューティ比の減算によって
デューティ比が0%以下となった場合は、ステップ11
4およびステップ115でデューティ比の補正が行なわ
れる。なお、ステップ114で第5の電磁弁32のデュ
ーティ比がゼロよりも大であると判断された場合は、ス
テップ115を超えて図10のステップ116に進む。
【0052】ステップ116では、吸気バイパス弁18
を駆動する第3の電磁弁(VSV3)27がONとさ
れ、これによって吸気バイパス弁18は閉弁される。ス
テップ116の処理が終了すると、ステップ117に進
み、排気バイパス弁41を駆動する第5の電磁弁32が
フィードバック制御されている時間のカウントが開始さ
れる。すなわち、ここでは、副ターボチャージャ8が排
気バイパス弁41の開弁により助走回転する際の時間
が、コンピュータ29内のカウンタによって計測され
る。この時間を計測することにより、副ターボチャージ
ャ8のコンプレッサ8bの加熱度が計測可能となる。こ
の助走時間は、エンジン起動後からエンジン停止に至る
まで累積される。
【0053】図10のステップ132では、排気バイパ
ス弁41を駆動する第5の電磁弁32の閉弁時、すなわ
ち第5の電磁弁32がフィードバック制御されていない
時間のカウントが開始される。この時間をコンピュータ
29内のカウンタによって計測することにより、副ター
ボチャージャ8のコンプレッサ8bの冷却の度合が計測
可能となる。この冷却時間は、副ターボチャージャ8の
最初の加熱後からエンジン停止に至るまで累積される。
エンジンコントロールコンピュータ29内では、副ター
ボチャージャ7の助走時間の累計時間から冷却時間の累
計時間が減算される。これによって、副ターボチャージ
ャ8のコンプレッサ8bの昇温に有効な昇温累計時間が
算出される。
【0054】図10のステップ117で昇温累計時間が
算出されると、ステップ118に進み、算出された昇温
累計時間と予め設定された設定時間とが比較される。こ
こで、昇温累計時間が設定時間に達していると判断され
た場合はステップ119へ進む。ステップ119では、
昇温累計時間が設定時間に置換されステップ120に進
む。ステップ120では、吸入空気量Gaが100g/
secよりも多いか否かが判断される。
【0055】図10において、ステップ120で吸入空
気量Gaが100g/secよりも多いと判断された場
合は、ステップ311に進み、排気バイパス弁41を駆
動する第5の電磁弁32の動作に基づき最小助走回転時
間T2 がカウントされる。つまり、助走回転が行なわれ
る毎に助走回転の最小時間がカウントされる。ステップ
311で第5の電磁弁32の動作に基づき最小助走回転
時間がカウントされると、ステップ312に進み、最小
助走回転時間T2 が設定値と比較される。この比較によ
り、副ターボチャージャ8の助走回転が十分に行なわれ
ているか否かが判定可能となる。
【0056】ここで、最小助走回転時間T2 が設定値と
同じかるいは設定値を超えていると判断された場合は、
すなわち、助走回転が十分に行なわれていると判断され
た場合は、図11のステップ106に進み、上述したよ
うに1個ターボチャージャから2個ターボチャージャへ
の切替が開始される。ステップ118で昇温累積時間が
設定時間に達していないと判断された場合は、ステップ
143に進み、リターンされる。
【0057】図8のステップ112において、過給圧が
1250mmHgabsよりも低いと判断された場合
は、ステップ121に進み、スロットル開度TAが60
degを超えているか否かが判断される。ここで、スロ
ットル開度TAが60degを超えていると判断された
場合は、ステップ122に進み、過給圧PMが1100
mmHgabsよりも高いか否かが判断される。ステッ
プ122で過給圧PMの判定を行なうのは、ターボラグ
により過給圧が上昇するのが遅れるからであり、過給圧
PMが所定値以上になっていると判断された際に、図9
のステップ123へ進む。
【0058】ステップ123では、排気バイパス弁41
を駆動する第5の電磁弁32のデューティ制御が初めて
行なわれるか否かが判断される。ここで、排気バイパス
弁41のデューティ制御が初めて行なわれる場合は、ス
テップ124に進み、スキップ制御が行なわれる。スキ
ップ制御は、排気バイパス弁41における開弁開始時の
駆動力と開弁終了時の駆動力に差があるために必要な制
御である。すなわち、排気バイパス弁41の駆動力には
ヒステリシスが存在し、これに対応するためにデューテ
ィ比を積分定数値によって補正するスキップ制御が行な
われる。
【0059】ステップ124の処理が終了すると、ステ
ップ125に進み、第5の電磁弁32のデューティ制御
の初期ステップが完了した旨のフラグが立てられ、ステ
ップ126に進む。ステップ123において、第5の電
磁弁32のデューティ制御が初めて行なわれるのではな
いと判断された場合は、ステップ128に進んでデュー
ティ比2%が付加され、その後、ステップ126に進
む。
【0060】ステップ126においては、第5の電磁弁
32のデューティ比が100%に達しているか否かが判
断される。ここで、第5の電磁弁32のデューティ比が
100%に達していると判断された場合は、ステップ1
27に進み、第5の電磁弁32のデューティ比を100
%とし、図10のステップ116に進む。ステップ11
6では、上述したように、吸気バイパス弁33を駆動す
る第3の電磁弁27がONとされ、ステップ117に進
んで排気バイパス弁41を駆動する第5の電磁弁32の
フィードバック制御による開弁時間のカウントが行われ
る。
【0061】図8のステップ121でスロットル開度T
Aが60degよりも小さいと判断された場合は、図5
のステップ130に進む。図8のステップ122で過給
圧PMが1100mmHgabsよりも低いと判断され
た場合は、同様にステップ130に進む。ステップ13
0においては、第5の電磁弁32のデューティ比が0%
にリセットされる。この処理が終了すると、ステップ1
31に進み、第5の電磁弁32のデューティ比が0%と
された旨のフラグが立てられる。すなわち、この状態で
は排気バイパス弁41を駆動するアクチュエータ42に
供給される正圧はすべてブリードされ、排気バイパス弁
41は閉弁される。
【0062】ステップ131の処理が終了すると、ステ
ップ132に進み、排気バイパス弁41を駆動する第5
の電磁弁32の閉弁時間のカウントが開始される。ここ
では、排気バイパス弁41の閉弁の際に副ターボチャー
ジャ8が放熱によって冷却される時間がコンピュータ2
9内のカウンタによって計測される。ここでは、前述し
た昇温累計時間から冷却時間が減算される。図10のス
テップ132において、第5の電磁弁32のカウントが
行なわれると、ステップ314に進み、上述と同様に第
5の電磁弁32に基づく最小助走回転時間T2 のカウン
ト値がリセットされる。この処理が完了すると、ステッ
プ133に進み、算出された昇温累計時間の比較が行わ
れ、昇温累計時間がゼロよりも小さいか否かが判断され
る。ここで、算出された昇温累計時間がゼロよりも小さ
い場合は、ステップ134に進み、昇温累計時間がゼロ
に置換される。
【0063】ステップ134で昇温累計時間がゼロに置
換されると、ステップ135に進み、排気切替弁17を
駆動する第4の電磁弁28をONとした旨のフラグが立
てられているか否かが判断される。すなわち、排気切替
弁17が全開であるか否かが判断される。ここで、排気
切替弁17が全開であると判断された場合は、図11の
ステップ136に進み、吸気切替弁18を駆動する第1
の電磁弁25がOFFとされ、吸気切替弁18が閉弁さ
れる。
【0064】ステップ137では、第1の電磁弁25が
OFFとされた1秒後に、排気切替弁17を駆動する第
4の電磁弁28がOFFとされ、排気切替弁17が閉弁
される。ステップ137の処理が終了すると、ステップ
138に進み、吸気バイパス弁18を駆動する第3の電
磁弁27がOFFとされる。これによって、吸気バイパ
ス弁18が開弁され、2個ターボチャージャから1個タ
ーボチャージャへの切替えが行なわれる。
【0065】ステップ138で第3の電磁弁27がOF
Fとされると、ステップ139に進み、第4の電磁弁2
8がOFFとされた旨のフラグが立てられ、ステップ1
43に進んでリターンされる。
【0066】図10のステップ135において、第4の
電磁弁28をONとするフラグが立てられていないと判
断された場合、すなわち2個ターボチャージャであると
判断された場合は、図11のステップ140に進み、過
給圧PMが200mmHgabsよりも低いか否かが判
断される。ここで、過給圧PMが200mmHgabs
よりも低いと判断された場合は、ステップ141に進
み、第1の電磁弁25がONとされ、吸気切替弁18が
開弁される。この処理が終了すると、図11のステップ
143に進み、リターンされる。ステップ140におい
て、過給圧PMが200mmHgabsよりも高いと判
断された場合は、ステップ142に進み、第1の電磁弁
25がOFFとされ、吸気切替弁18が閉弁される。吸
気切替弁18が閉弁されると、ステップ143に進み、
リターンされる。
【0067】図10は、副ターボチャージャ8の昇温程
度を判断し、副ターボチャージャの温度が所定値を超え
ている場合は、優先的に2個ターボチャージャへの切替
えを行なうことにより、導入される外気によって副ター
ボチャージャ8のコンプレッサ8bを冷却するための処
理であり、この処理がない場合でもターボチャージャの
切替制御は成立する。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、つぎのような効果が得
られる。エンジンの運転状態に基づき減速検知手段によ
って減速状態を検知した場合は、開弁指令手段によって
排気切替弁の開弁指令を行なうようにしたので、アイド
ル状態からの発進加速性能を悪化させることなく、減速
時における排気切替弁のビビリ音を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る過給機付エンジンの
制御装置のブロック図である。
【図2】図1の装置を備えた過給機付エンジンの制御系
統図である。
【図3】図1の装置における制御処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2実施例に係る過給機付エンジンの
制御処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施例に係る過給機付エンジンの
ブロック図である。
【図6】図5の装置を備えた過給機付エンジンの制御系
統図である。
【図7】図6の装置における制御の処理手順の一部を示
すフローチャートである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】図8に続くフローチャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】図10に続くフローチャートである。
【図12】従来の過給機付エンジンの概略構成図であ
る。
【図13】図12の過給機付エンジンにおける特性図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 7 主ターボチャージャ 8 副ターボチャージャ 17 排気切替弁 18 吸気切替弁 26 第4の電磁弁 29 エンジンコントロールコンピュータ 51 蓄圧タンク 55 第7の電磁弁 71 減速検知手段 72 開弁指令手段 73圧力検知手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ターボチャージャと、副ターボチャー
    ジャとを備え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ
    下流に吸気通路を開閉する吸気切替弁を設けるととも
    に、副ターボチャージャのタービン下流または上流に排
    気通路を開閉する排気切替弁を設け、低吸入空気量域で
    は前記吸気切替弁と排気切替弁を共に閉弁させることに
    より主ターボチャージャのみを過給作動させ、高吸入空
    気量域では前記吸気切替弁と排気切替弁とを共に開弁さ
    せ両方のターボチャージャを過給作動させるようにした
    過給機付エンジンの制御装置において、 前記エンジンの運転条件から減速状態を検知する減速検
    知手段と、 前記減速検知手段によって減速状態が検知された時に
    は、主ターボチャージャのみによる過給作動条件が成立
    している場合でも前記排気切替弁を開弁させる旨の指令
    を出力する開弁指令手段と、を具備したことを特徴とす
    る過給機付エンジンの制御装置。
JP4059150A 1992-02-14 1992-02-14 過給機付エンジンの制御装置 Pending JPH05222946A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012108466A1 (ja) * 2011-02-09 2012-08-16 アイシン・エーアイ株式会社 車両の動力伝達制御装置
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