JPH05220984A - 印字ヘッド - Google Patents

印字ヘッド

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Publication number
JPH05220984A
JPH05220984A JP2770692A JP2770692A JPH05220984A JP H05220984 A JPH05220984 A JP H05220984A JP 2770692 A JP2770692 A JP 2770692A JP 2770692 A JP2770692 A JP 2770692A JP H05220984 A JPH05220984 A JP H05220984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
armature
print head
permanent magnet
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP2770692A
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English (en)
Inventor
Isao Kimoto
本 軍 生 木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板ばねのばね定数を低く抑えたままで、コア
の吸着点を下げることができる印字ヘッドを提供するこ
と。 【構成】 ハンマー打撃方式による印字ヘッドの、板ば
ね16とアーマチュア19の間において、両部材の結合
部の下方に隙間を設け、アーマチュア19の下端部分を
板ばね16から浮き上がらせた。これにより、板ばね1
6に対するアーマチュア19の取り付け位置を下方へず
らしても、板ばね16のばね定数は小さいままに抑える
ことができ、永久磁石13の磁力を強めなくても高速印
字を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字ヘッド、特に板ばね
のばね定数を増加させることなくコア吸着点を下げるこ
とのできる印字ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年OA機器の発達および普及に伴い、
各オフィスにおいて、オフィスコンピュータやワードプ
ロセッサの付属品としてプリンタが使用されている。こ
のようなプリンタの印字方式としては種々のものがある
が、ハンマーによる打撃方式を採用するプリンタの印字
ヘッドの構造例としては例えば図3および図4に示すよ
うなものがある。
【0003】この印字ヘッドは、電磁回路を形成するた
めの前側ヨーク1及び後側ヨーク2と、これらのヨーク
1、2の一端側に取付け固定された永久磁石3と、永久
磁石3に対向した位置において後側ヨーク2に取付け固
定されたコア4と、コア4に巻装され且つ制御回路及び
駆動回路に電気的に接続され、電磁作用により前記永久
磁石3と共に磁気回路を構成する電磁コイル5と、前側
ヨーク1と永久磁石3との間に挟持された板ばね6と、
この板ばね6の先端部に取り付けられ、板ばねと共に印
字用のハンマーを構成する記録素子としての印字ピン7
とから成る。印字ピン7は、板ばね6の先端部分に取り
付けられたアーマチュア9に固定取り付けされている。
アーマチュア9は、図3および図4から明らかなよう
に、ブロック体構造を有しており、板ばね6と重なった
部分で接着その他の方法により当該板ばね6に一体的に
取付け固定されている。このため、板ばね6についてみ
ると、図3中符号Aで示すクランプ点からアーマチュア
9との結合点Bまでの間(両者の距離H)が実質的なば
ね部分であり、このばね部分の長さによって板ばね6の
ばね定数が決まる。前側ヨーク1は、その先端部分にピ
ン通し孔8を有し、このピン通し孔8を通して印字ピン
7は前側ヨーク1の前方に突出している。磁石部材3、
4、5、板ばね6、および印字ピン7のセットは1つの
印字ヘッドについて複数セット(例えば24セット)設
けられ、このセット数分の印字ピン7の先端がプラテン
面に対向している。
【0004】かかる構成において、電磁コイル5に電流
が導通されていないときは永久磁石3の磁気作用によっ
てアーマチュア9が吸引され、図4に示すように、この
アーマチュア9は板ばね6の弾性力に対抗してコア4に
吸着する。このため、板ばね6は図4に示すように撓み
変形し、それ自身の中に弾性エネルギーを蓄える。
【0005】一方、印字ヘッドの動作中においては、電
磁コイル5に電流が断続的に流される。電磁コイル5に
電流が流されると、この電磁コイル5が励磁され、永久
磁石3による磁束を打ち消す。これによって、板ばね6
は自由となりそれ自身の反発力でアーマチュア9をコア
4から離し、印字ピン7が記録紙上に印字する。電磁コ
イル5への電流が遮断されると、アーマチュア9は再び
永久磁石3の作用によってコア4面に吸着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のハンマー打撃方式による印字ヘッドにあっては、
電磁コイル5に電流が導通しているときの状態(図4)
から、電流が遮断されているときの状態(図3)に移る
場合、永久磁石3の磁気作用によってアーマチュア9を
吸引しなければならないが、この吸引を効率よく行なう
には、コア4へのアーマチュア9の吸着点を下げること
が好ましい。すなわち、図3において、コア4およびこ
れに対向するアーマチュア9の位置をもっと下方へ設定
すれば、アーマチュア9が吸引または解放されるときの
移動距離が少なくても大きな印字ピン7のストロークが
得られるからコア4をアーマチュア9にもっと近づける
ことができ、それだけ高速印字にとっては都合がよい。
しかし、前記のようにアーマチュア9の吸着点を下げる
と、板ばね6とアーマチュア9との結合点Bも下がるこ
とになる。よって、板ばね6のクランプ点Aと結合点B
との間の距離が短くなり、板ばね6にとっては、実質的
なばね部分が少なくなるため、ばね定数が大きくなり、
永久磁石3によるアーマチュア9の吸引動作が行ないに
くくなるという問題が生じる。
【0007】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、板ばねのばね定数を低く抑えたまま
で、コアの吸着点を下げることができる印字ヘッドを提
供することである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記目的を
達成するために、ヨークに板ばねをクランプし、この板
ばねの先端部分にアーマチュアおよび印字ピンを取り付
け、板ばねの往復運動により印字動作を行なうハンマー
打撃方式による印字ヘッドにおいて、板ばねとアーマチ
ュアの結合部の下端に下方から上方に延びる切欠を設
け、アーマチュアの下端部分を板ばねから浮き上がらせ
たことを要旨とする。
【0009】
【作用】前記構成により、アーマチュアの下端部分を板
ばねから浮き上がらせてあるため、板ばねに対するアー
マチュアの取り付け位置を下方へずらしても、板ばねの
実質的なばね部分は減少させることなく確保することが
できる。このためコア吸着点を下げてもばね定数は小さ
いままに抑えることができ、永久磁石の磁力を強めなく
ても印字ピンの往復動作を高速で行なうことができる。
【0010】
【実施例】図1および図2は本発明による印字ヘッドの
一実施例を示す断面図である。このうち図1は、電磁コ
イルに電流が導通されて板ばねが自由になっているとき
の状態を示し、図2は電磁コイルの電流が遮断されて板
ばねが磁気作用によって撓み変形しているときの状態を
示す図である。この実施例にかかる印字ヘッドは、電磁
回路を形成するための前側ヨーク11及び後側ヨーク1
2と、後側ヨーク12の上端部分前面に設けられた永久
磁石13と、後側ヨーク12の上端部分に前側ヨーク1
1の方に延びて取り付け固定され且つ前記永久磁石13
をサンドイッチ状に挟持する上下対になったコア14
a,14bと、コア14a,14bのそれぞれに巻装さ
れ且つ制御回路及び駆動回路に電気的に接続され、電磁
作用により前記永久磁石3と共に磁気回路を生成する電
磁コイル15a,15bと、前側ヨーク11と後側ヨー
ク12との間に挟持された板ばね16と、この板ばね1
6の先端部に取り付けられ、板ばね16と共に印字用の
ハンマーを構成する記録素子としての印字ピン17とか
ら成る。印字ピン17は、板ばね16の先端部分に取り
付けられたアーマチュア19に固定取り付けされてい
る。前側ヨーク11は、その先端部分にピン通し孔18
を有し、このピン通し孔18を通して印字ピン17は前
側ヨーク11の前方に突出している。磁石部材13、1
4、15a,15b、板ばね16印字ピン17、および
アーマチュア19のセットは、先に従来例について述べ
たのと同様、1つの印字ヘッドについて複数セット設け
られており、このセット数分の印字ピン7の先端がプラ
テン面に対向している。
【0011】この実施例において、アーマチュア19
は、図1および図2から明らかなように、全体としては
ブロック体構造を有しており、また、側断面で見た場
合、アーマチュア19の下端の板ばね16に接する側の
部分には下方から上方へ向けて延びる切欠20が設けら
れている。このため、アーマチュア19を板ばね16に
対接させると、アーマチュア19の下端部分では両部材
16、19間に隙間21が形成される。そしてアーマチ
ュア19は、板ばね16と重なった部分で接着その他の
方法により当該板ばね16の先端部分に一体的に取付け
固定される。このため、板ばね16についてみると、図
1中符号Cで示すクランプ点からアーマチュア19との
結合点Dまでの間(両者の距離H1)が実質的なばね部
分であり、このばね部分の長さによって板ばね16のば
ね定数が決まる。なお前述のようにアーマチュア19の
下端に切欠20が設けられているため、この実施例にお
ける板ばね16のばね部分の長さH1と従来の印字ヘッ
ドにおける板ばね6のばね部分の長さHとを比較する
と、 H<H1 となる。
【0012】かかる構成を有する印字ヘッドについて以
下動作を説明する。電磁コイル15a,15bに電流が
導通されていないときは永久磁石13の磁気作用によっ
てアーマチュア19が吸引され、図2に示すように、こ
のアーマチュア19は板ばね16の弾性力に対抗してコ
ア14a,14bに吸着する。このため、板ばね16は
図2に示すように撓み変形し、それ自身の中に弾性エネ
ルギーを蓄える。
【0013】一方、印字ヘッドの動作中においては、電
磁コイル15a,15bに電流が断続的に流される。電
磁コイル15a,15bに電流が流されると、この電磁
コイル15a,15bが励磁され、永久磁石13による
磁束を打ち消す。これによって、板ばね16は自由とな
りそれ自身の反発力でアーマチュア19をコア14a,
14bから離し、印字ピン17が記録紙上に印字する。
電磁コイル15a,15bへの電流が遮断されると、ア
ーマチュア19は再び永久磁石13の作用によってコア
14a,14b面に吸着される。
【0014】かかる実施例において、電磁コイル15
a,15bに電流が導通しているときの状態(図2)か
ら、電流が遮断されているときの状態(図1)に移る場
合、永久磁石13の磁気作用によってアーマチュア19
を吸引しなければならないが、この吸引を効率よく行な
うべく、図1において、コア14a,14bへのアーマ
チュア19の吸着点を下げるためにコア14a,14b
の取り付け位置、および板ばね16に対するアーマチュ
ア19の取り付け位置を下方へ下げたものと仮定する。
この場合、板ばね16に対するアーマチュア19の取り
付け位置を下方へ下げたことにより、板ばね16の実質
的なばね部分が短くなるが、既に説明したように、もと
もと、 H<H1 であったため、前記短くなったばね部分は、従来例にお
けるとほぼ同様の長さになったに過ぎず、板ばね16の
ばね定数は低く抑えられたままである。その上、アーマ
チュア19の取付け位置を下方へ設定したことにより、
このアーマチュア19がコア14a,14bに吸引また
は解放されるときの移動距離が少なくても大きな印字ピ
ン17のストロークが得られるようになる。したがっ
て、コア14a,14bの先端をアーマチュア19にも
っと近づけることができ、それだけ高速印字がし易くな
る。
【0015】なお前記実施例においては、切欠20は板
ばね16とアーマチュア19との接合面のアーマチュア
19側下端に設けられている例を挙げて説明したが、こ
れとは異なり、同じく板ばね16とアーマチュア19と
の接合面の板ばね16側に設けられていてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンマー打撃方式による印字ヘッドの、板ばねとアーマ
チュアの間において、両部材の結合部の下方に隙間を設
け、アーマチュアの下端部分を板ばねから浮き上がらせ
たため、板ばねに対するアーマチュアの取り付け位置を
下方へずらしても、板ばねのばね定数は小さいままに抑
えることができ、永久磁石の磁力を強めなくても高速印
字を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による印字ヘッドの、電磁
コイルに電流が導通されて板ばねが自由になっていると
きの状態を示す断面図
【図2】 前記実施例の、電磁コイルの電流が遮断され
て板ばねが磁気作用によって撓み変形しているときの状
態を示す断面図
【図3】 従来の印字ヘッドの、電磁コイルに電流が導
通されて板ばねが自由になっているときの状態を示す断
面図
【図4】 前記従来例の、電磁コイルの電流が遮断され
て板ばねが磁気作用によって撓み変形しているときの状
態を示す断面図
【符号の説明】
11 前側ヨーク 12 後側ヨーク 13 永久磁石 14a,14b コア 15a,15b 電磁コイル 16 板ばね 17 印字ピン 19 アーマチュア 20 切欠 21 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路を形成するヨークと、ヨークに
    支持された永久磁石と、永久磁石の磁束を可変すべく電
    流が導通される電磁コイルと、ヨークに弾性変形可能に
    取り付けられ、コイル電流の非導通/導通によって永久
    磁石に対し吸着/反発運動を行なう板ばねと、板ばねに
    取り付けられて印字用のハンマーを構成するアーマチュ
    アと、アーマチュアに取り付けられ前記板ばねの吸着/
    反発運動に伴って記録紙上に印字を行なう印字ピンとを
    有する印字ヘッドにおいて、 前記板ばねとアーマチュアとの間において、両部材のう
    ち少なくともいずれか一方に上下方向に延びる切欠を設
    け、両部材の結合部の下方に隙間を形成することにより
    アーマチュアの下端部分を板ばねから浮き上がらせたこ
    とを特徴とする印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 切欠は板ばねとアーマチュアとの接合面
    のアーマチュア側下端に設けられていることを特徴とす
    る印字ヘッド。
  3. 【請求項3】 切欠は板ばねとアーマチュアとの接合面
    の板ばね側に設けられていることを特徴とする印字ヘッ
    ド。
JP2770692A 1992-02-14 1992-02-14 印字ヘッド Pending JPH05220984A (ja)

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JP2770692A JPH05220984A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 印字ヘッド

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JP2770692A JPH05220984A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 印字ヘッド

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JP (1) JPH05220984A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014080027A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Printronix Inc ラインプリンタハンマバンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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