JPH05270016A - 印字ヘッド - Google Patents

印字ヘッド

Info

Publication number
JPH05270016A
JPH05270016A JP7060392A JP7060392A JPH05270016A JP H05270016 A JPH05270016 A JP H05270016A JP 7060392 A JP7060392 A JP 7060392A JP 7060392 A JP7060392 A JP 7060392A JP H05270016 A JPH05270016 A JP H05270016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
frame member
leaf spring
core
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7060392A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Kimoto
本 軍 生 木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7060392A priority Critical patent/JPH05270016A/ja
Publication of JPH05270016A publication Critical patent/JPH05270016A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強力な磁気回路を発生させることができ、小
型で効率的なハンマー駆動を行なうことができる印字ヘ
ッドを提供すること。 【構成】 印字ヘッドの、垂直方向に対になって取り付
けられたコア部材12、13とフレーム部材11の天頂
部または底部との間に、コア部材12、13の対に隣接
して設けられた第2の永久磁石20と、この第2の永久
磁石20に対して前記コア部材12、13とは反対側に
付加的に設けられた追加コア部材21とを配設した。こ
れにより、磁気アッセンブリには外部から磁気補給が行
なわれて強力な磁気回路Mが形成され、印字動作を高速
で行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字ヘッド、特に印字ピ
ンのハンマー動作を高速で行なえる印字ヘッドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年OA機器の発達および普及に伴い、
各オフィスにおいて、オフィスコンピュータやワードプ
ロセッサの付属品としてプリンタが使用されている。こ
のようなプリンタの印字方式としては種々のものがある
が、ハンマーによる打撃方式を採用するプリンタの印字
ヘッドの構造例としては例えば図3および図4に示すよ
うなものがある。
【0003】この印字ヘッドは、基台を形成するための
前側フレーム1及び後側フレーム2と、後側フレーム2
の上端部分においてこの後側フレーム2の側壁から前側
フレーム1の方向へ延びて取り付けられた一対の柱状の
コア3、4と、コア3および4の後側フレーム2への取
付け端部においてこれらコア3、4の間に挟まれた形で
配設された永久磁石5と、間にコア3および4のそれぞ
れに巻装され且つ制御回路及び駆動回路に電気的に接続
され、電磁作用により前記永久磁石5の磁界を打ち消す
電磁コイル6、7と、前側フレーム1と後側フレーム2
との結合部分に挟持された板ばね8と、この板ばね8の
先端部に取り付けられたアーマチュア9と、アーマチュ
ア9に固定取り付けられ、板ばねと共に印字用のハンマ
ーを構成する記録素子としての印字ピン10とから成
る。アーマチュア9は、図3および図4から明らかなよ
うに、ブロック体構造を有しており、板ばね8と重なっ
た部分で接着その他の方法により当該板ばね8に一体的
に取付け固定されている。前側フレーム1は、その先端
部分にピン通し孔11を有し、このピン通し孔11を通
して印字ピン10は前側フレーム1の前方に突出してい
る。コア3、4、永久磁石5、電磁コイル6、7および
アーマチュア9は、全体で磁気回路を形成する1つの磁
気アッセンブリを構成している。この磁気アッセンブリ
に板ばね8および印字ピン10を加えたセットは1つの
印字ヘッドについて複数セット(例えば24セット)設
けられ、このセット数分の印字ピン10の先端がプラテ
ン面に対向している。
【0004】かかる構成において、電磁コイル6、7に
電流が導通されていないときは永久磁石5の磁気作用に
よってアーマチュア9が吸引され、図4に示すように、
このアーマチュア9は板ばね8の弾性力に対抗してコア
3、4に吸着する。このため、板ばね8は撓み変形し、
それ自身の中に弾性エネルギーを蓄える。
【0005】一方、印字ヘッドの動作中においては、電
磁コイル6、7に電流が断続的に流される。電磁コイル
6、7に電流が流されると、この電磁コイル6、7が励
磁され、永久磁石5による磁界を打ち消す。これによっ
て、板ばね8は自由となりそれ自身の反発力でアーマチ
ュア9をコア3、4から引き離し(図3の状態)、印字
ピン10が記録紙上に印字する。電磁コイル6、7への
電流が遮断されると、アーマチュア9は再び永久磁石5
の作用によってコア3、4面に吸着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のハンマー打撃方式による印字ヘッドにあっては、
電磁コイル6、7に電流が導通しているときの状態(図
3)から、電流が遮断されているときの状態(図4)に
移った場合、永久磁石5の磁気作用によってアーマチュ
ア9をコア3、4にしっかりと吸引し、保持しておかな
ければならないが、この吸引および保持を効率よく行な
うには、コア3および4、永久磁石5、およびアーマチ
ュア9の間で、図4中実線Mで表すような強力な磁気回
路が形成されなければならない。ところが、通常の磁気
回路にあっては、同じく図4中点線mで示すように磁束
の漏れが生じ、この磁束の漏れのために永久磁石5から
出される磁束をコア3、4の先端まで通過させることが
できず、このコア先端の磁束密度が飽和しない。そのた
め、電磁コイル6、7が巻装されている断面の最大磁束
密度を確保してアーマチュア9を吸引することができ
ず、永久磁石5による吸引力が弱められてしまう。そこ
で、従来は実際に必要な磁力を発生するよりも大きめの
パワーを持つ永久磁石5を使わなければならず、ハンマ
ー部分の大型化を招いたり、永久磁石5の磁界を打ち消
すために多くの電流を電磁コイル6、7に導通しなけれ
ばならないという問題が生じる。
【0007】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、強力な磁気回路を発生させることがで
き、小型で効率的なハンマー駆動を行なうことができる
印字ヘッドを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は前記目的を達
成するため、印字ヘッドの、垂直方向に対になって取り
付けられたコア部材とフレーム部材の天頂部または底部
との間において、コア部材に隣接して設けられた第2の
永久磁石と、この第2の永久磁石に対して前記コア部材
とは反対側に付加的に設けられた追加コア部材とを配設
したことを要旨とする。
【0009】また前記のように第2の永久磁石と追加コ
ア部材とを備えた磁気アッセンブリを上下に配置すると
共に、上側永久磁石と下側永久磁石とを、双方のN,S
磁極が互いに反対の配置関係になるように配設したこと
を要旨とする。
【0010】
【作用】本発明では、垂直方向に対になったコア部材と
このコア部材の対に挟持された永久磁石とを含む磁気ア
ッセンブリに付加的に設けられた第2の永久磁石と追加
コア部材とにより、前記磁気アッセンブリには外部から
磁気補給が行なわれる。これにより、磁気アッセンブリ
には強力な磁気回路が形成され、印字動作がより一層高
速で行なえる。
【0011】また磁気アッセンブリが上下に配置されて
いる態様では、上側および下側の磁気アッセンブリのそ
れぞれで磁気回路が形成される。両方の磁気アッセンブ
リの間では永久磁石のN,S磁極が互いに反対の配置関
係になるように配設してあるから、それぞれの磁気アッ
センブリ内では磁束の漏れが起こらず、高率の磁気回路
が形成される。このため、永久磁石による磁気作用は完
全にアーマチュアに及び、強力な吸引力で引き付けるこ
とができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明による印字ヘッドの第1の実施
例を示す図である。この実施例に係る印字ヘッドは、基
台となる略L字状のフレーム部材11と、フレーム部材
11の上端部分においてこのフレーム部材11の垂直壁
から前方へ、垂直方向(すなわち上下方向)に対になっ
て取り付けられた柱状のコア部材12、13と、コア部
材12および13のフレーム部材11への取付け端部に
おいてこれらコア部材12、13の対の間に挟まれた形
で配設された永久磁石14と、間にコア部材12および
13のそれぞれに巻装され且つ制御回路及び駆動回路に
電気的に接続され、電磁作用により前記永久磁石14の
磁界を打ち消す電磁コイル15、16と、フレーム部材
11の底部の先端部分に挟持され且つ上方に延びるた板
ばね17と、この板ばね17の先端部に取り付けられた
アーマチュア18と、アーマチュア18に固定取り付け
られ、板ばね17と共に印字用のハンマーを構成する記
録素子としての印字ピン19と、前記垂直方向に対にな
って取り付けられたコア部材12、13の対とフレーム
部材11の底部との間において、コア部材12、13に
隣接して設けられた第2の永久磁石20と、この第2の
永久磁石20に対して前記コア部材12、13の対とは
反対側に付加的に設けられた追加コア部材21とから成
る。
【0013】この実施例において、フレーム部材11は
例えばアルミニウム等の非磁性材料から成っている。永
久磁石14は上側がS極、下側がN極になるように配置
されている。また、第2の永久磁石20は、前記永久磁
石14と同じように、上側がS極、下側がN極になるよ
うに配置されている。アーマチュア18は、図1から明
らかなように、ブロック体構造を有しており、板ばね1
7と重なった部分で接着その他の方法により当該板ばね
17に一体的に取付け固定されている。磁石部材12、
13、14、15、16、板ばね17、アーマチュア1
8および印字ピン19のセットは1つの印字ヘッドにつ
いて複数セット(例えば24セット)設けられ、このセ
ット数分の印字ピン19の先端がプラテン面に対向して
いる。追加コア部材21はフレーム部材11の垂直壁か
ら水平方向へ延びる一方、その先端部分21aは、第2
の永久磁石20、およびコア部材13に巻装された電磁
コイル16を包み込むようにしてコア部材12、13の
側へ直角に曲げられた形状を有しており、これらのコア
部材12、13に吸引されたときのアーマチュア18に
対して小さなギャップ22を介して近接するようになっ
ている。なお、コア部材12、13において、電磁コイ
ル15、16は少なくともいずれか一方が巻装されてい
ればよい。これに対して、追加コア部材21には通常電
磁コイルは巻装されず、磁気補給を行なう役目を持つの
みで電磁作用による永久磁石14の磁束の打ち消し動作
は行なわない。
【0014】かかる構成を有する印字ヘッドについて、
以下動作を説明する。電磁コイル15、16に電流が導
通されていないときは、永久磁石14の磁気作用によっ
てアーマチュア18が吸引され、図1に示すように、こ
のアーマチュア18は板ばね17の弾性力に対抗してコ
ア部材12、13に吸着する。このため、板ばね17は
図1に示すように撓み変形し、それ自身の中に弾性エネ
ルギーを蓄える。
【0015】このとき、コア部材12、13、永久磁石
14、アーマチュア18の間には、永久磁石14のN極
→コア部材13→アーマチュア18→コア部材12→永
久磁石14のS極へと、図4中実線Mで表したのと同じ
向きに周回して延びる磁気回路が形成される。この磁気
回路には、第2の永久磁石20と追加コア部材21とに
よって形成される磁気回路から磁束の補給がなされる。
よって、アーマチュア18の吸着面が常に飽和磁束にな
り、磁気アッセンブリには強力な磁気回路が形成され
る。このため、アーマチュア18はコア部材12、13
に強力な吸引力で引き寄せられる。
【0016】一方、印字ヘッドの動作中においては、電
磁コイル15、16に電流が断続的に流される。電磁コ
イル15、16に電流が流されると、これらの電磁コイ
ル15、16が励磁され、永久磁石14および追加永久
磁石20による磁束を打ち消す。これによって、板ばね
17は自由となりそれ自身の反発力でアーマチュア18
をコア部材12、13から離し、印字ピン19が記録紙
上に印字する。電磁コイル15、16への電流が遮断さ
れると、アーマチュア18は再び永久磁石14の作用に
よってコア部材12、1面に吸着される。
【0017】図2は本発明による印字ヘッドの第2の実
施例を示す図である。この実施例にかかる印字ヘッド
は、上側および下側共通の基台を形成する縦方向断面が
略コ字条のフレーム部材31と、フレーム部材31の垂
直壁の上下方向中央から上半分の部分において垂直方向
に対になって前方に突出して取り付けられた上側コア部
材32、33と、これらの上側コア部材32、33のフ
レーム部材31への取付け端部においてこれらの上側コ
ア部材32、33の間にサンドイッチ状に挟まれた形で
取り付けられた上側永久磁石34と、上側永久磁石34
の磁束を可変または打ち消すべく前記上側コア部材3
2、33のそれぞれに巻装された電磁コイル35、36
と、フレーム部材31の上下方向中央から下半分の部分
において垂直方向に対になって前方に突出して取り付け
られ、且つ前記上側コア部材に対して水平方向に半ピッ
チずれて千鳥状に配置された下側コア部材37、38
と、これらの下側コア部材37、38のフレーム部材3
1への取付け端部においてこれらの下側コア部材37、
38の間にサンドイッチ状に挟まれた形で取り付けられ
た下側永久磁石39と、下側永久磁石39の磁束を可変
または打ち消すべく前記下側コア部材37、38のそれ
ぞれに巻装された電磁コイル40、41と、フレーム部
材31の両端部に弾性変形可能に取り付けられ、且つフ
レーム部材31の中央部分まで上下方向互いに反対方向
に延び、コイル電流の非導通/導通動作によって永久磁
石34、39に対し吸着/反発運動を行なう上側板ばね
42および下側板ばね43と、各板ばね42、43の先
端部分にそれぞれ取り付けられたアーマチュア44、4
5と、アーマチュア44、45に固定取り付けされて印
字用のハンマーを構成し前記板ばね42、43の吸着/
反発運動に伴って記録紙上に印字を行なう記録素子とし
ての印字ピン46、47と、前記上側コア部材32、3
3とフレーム部材31の天頂部31aとの間において、
上側コア部材32,33に隣接して設けられた第2の上
側永久磁石48と、この第2の上側永久磁石48に対し
て前記上側コア部材32,33の対とは反対側に付加的
に設けられた上側追加コア部材49と、前記下側コア部
材37,38とフレーム部材31の底部31bとの間に
おいて、下側コア部材37、38に隣接して設けられた
第2の下側永久磁石50と、この第2の下側永久磁石5
0に対して前記下側コア部材37、38の対とは反対側
に付加的に設けられた下側追加コア部材51とを有して
成る。
【0018】この実施例において、基台を構成するフレ
ーム部材31は、例えばアルミニウム等の非磁性材料か
ら成っている。この非磁性材料から成るフレーム部材3
1に固定されている上側コア部材32、33、上側永久
磁石34、電磁コイル35、36はフレーム部材31の
上半分の部分で上側磁気アッセンブリを構成する一方、
下側コア部材37、38、下側永久磁石39電磁コイル
40、41はフレーム部材31の下半分の部分で下側磁
気アッセンブリを構成する。また、前記上側永久磁石3
4と下側永久磁石39とは、双方のN,S磁極が互いに
反対の配置関係になるように配設されている。すなわ
ち、この実施例では図2に示してあるように、上側永久
磁石34は上にN極、下にS極が来るように配置されて
いる一方、下側永久磁石39は上にS極、下にN極が来
るように配置されている。また、第2の上側永久磁石4
8は、前記上側永久磁石34と同じように、上側がN
極、下側がS極になるように配置されている一方、第2
の下側永久磁石50は、前記下側永久磁石39と同じよ
うに、上側がS極、下側がN極になるように配置されて
いる。
【0019】上側追加コア部材49はフレーム部材31
の上半分の垂直壁から水平方向前方へ延びる一方、その
先端部分49aは、第2の上側永久磁石48、および上
側コア部材32に巻装された電磁コイル35を包み込む
ようにして上側コア部材32、33の側へ直角に曲げら
れた形状を有しており、これらの上側コア部材32、3
3に吸引されたときのアーマチュア44に対して小さな
ギャップ52を介して近接するようになっている。下側
追加コア部材51についてもほぼ同様である。すなわ
ち、この下側追加コア部材51はフレーム部材31の下
半分の垂直壁から水平方向前方へ延びる一方、その先端
部分51aは、第2の下側永久磁石50、および下側コ
ア部材38に巻装された電磁コイル41を包み込むよう
にして下側コア部材37、38の側へ直角に曲げられた
形状を有しており、これらの上側コア部材37、38に
吸引されたときのアーマチュア45に対して小さなギャ
ップ53を介して近接するようになっている。上側コア
部材32、33において、電磁コイル35、36は少な
くともいずれか一方が巻装されていればよく、また下側
コア部材37、38において、電磁コイル37、38は
少なくともいずれか一方が巻装されていればよい。これ
に対して、上側追加コア部材49および下側追加コア部
材51には通常電磁コイルは巻装されず、磁気補給を行
なう役目を持つのみで電磁作用による永久磁石48、5
0の磁束の打ち消し動作は行なわない。
【0020】また、上側板ばね42に取り付けられた印
字ピン46と下側板ばねに取り付けられた印字ピン47
とは、フレーム部材31の上下方向ほぼ中央の位置で一
直線状に並んで配置されている。さらに、磁気アッセン
ブリ、板ばね42、43アーマチュア44、45および
印字ピン46、47のセットは、前記第1の実施例につ
いて述べたのと同様、1つの印字ヘッドについて複数セ
ット設けられており、このセット数分の印字ピン46、
47の先端がプラテン面に対向している。なお、アーマ
チュア44、45の構造、およびそれらの板ばね42、
43への取付けは前記第1の実施例と同様にして行なわ
れている。
【0021】かかる構成を有する印字ヘッドについて以
下動作を説明する。電磁コイル35、36、40、41
に電流が導通されていないときは永久磁石34、39の
磁気作用によってアーマチュア44、45が吸引され、
図1に示すように、これらのアーマチュア44、45は
それぞれ上側および下側板ばね42、43の弾性力に対
抗して上側および下側コア部材42、43、37、38
に吸着する。このため、各板ばね42、43は図1に示
すように撓み変形し、それ自身の中に弾性エネルギーを
蓄える。
【0022】このとき上側磁気アッセンブリにおいて
は、上側永久磁石34の作用によって上側コア部材3
2、33、とアーマチュア44との間には、上側永久磁
石34のN極→上側コア部材32→アーマチュア44→
上側コア部材33→上側永久磁石34のS極へと、図6
中実線Mで表したのとは反対向きに周回して延びる磁気
回路が形成される。また、下側磁気アッセンブリにおい
ては、下側永久磁石39の作用によって下側コア部材3
7、38、とアーマチュア45との間には、下側永久磁
石39のN極→下側コア部材38→アーマチュア45→
下側コア部材37→下側永久磁石39のS極へと、図6
中実線Mで表したのと同じ向きに周回して延びる磁気回
路が形成される。そして、上側コア部材33と下側コア
部材37との間では互いに同極が対面し、反発し合って
いることになり、相互に相手側からの磁束の漏れを防止
しているため、上側および下側の磁気アッセンブリから
は図6中点線mで示すような磁束の漏れは起こらない。
【0023】さらに、上側磁気アッセンブリの磁気回路
には、第2の上側永久磁石48と上側追加コア部材49
とによって形成される磁気回路から磁束の補給がなされ
る。よって、アーマチュア44の吸着面が常に飽和磁束
になり、上側磁気アッセンブリには強力な磁気回路が形
成される。下側磁気アッセンブリについても同様であ
る。こ下側磁気アッセンブリの磁気回路には、第2の下
側永久磁石50と下側追加コア部材51とによって形成
される磁気回路から磁束の補給がなされる。よって、ア
ーマチュア45の吸着面が常に飽和磁束になり、下側磁
気アッセンブリには強力な磁気回路が形成される。
【0024】一方、印字ヘッドの動作中においては、電
磁コイル35、36、40、41に電流が断続的に流さ
れる。電磁コイル35、36、40、41に電流が流さ
れると、これらの電磁コイル35、36、40、41が
励磁され、永久磁石34、39による磁束を打ち消す。
これによって、板ばね42、43は自由となりそれ自身
の反発力でアーマチュア44、45をコア部材32、3
3、37、38から離し、印字ピン46、47が記録紙
上に印字する。電磁コイル35、36、40、41への
電流が遮断されると、アーマチュア44、45は再び永
久磁石34、39の作用によってコア部材32、33、
37、38面に吸着される。
【0025】なお前記実施例においては、上側板ばね4
2に取り付けられた印字ピン46と下側板ばね43に取
り付けられた印字ピン47とは、フレーム部材31の上
下方向ほぼ中央の位置で一直線状に並んで配置されてい
たが、このような構成に限定されるものではない。すな
わち、上側板ばね42に取り付けられた印字ピン46と
下側板ばね43に取り付けられた印字ピン47とは、フ
レーム部材31の上下方向ほぼ中央の位置で、上下方向
に一定の間隔を置いて2列に並んで配置されていてもよ
く、このような構成にすると印字ピン46、47の配置
スペースに余裕ができて印字ヘッドの製作が行ない易い
というメリットが得られる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンマー打撃方式による印字ヘッドの、垂直方向に対に
なって取り付けられたコア部材とフレーム部材の天頂部
または底部との間に、コア部材に隣接して設けられた第
2の永久磁石と、この第2の永久磁石に対して前記コア
部材とは反対側に付加的に設けられた追加コア部材とを
配設したため、磁気アッセンブリには外部から磁気補給
が行なわれて強力な磁気回路が形成され、印字動作がよ
り一層高速で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による印字ヘッドの構
成を示す断面図
【図2】 本発明の第2の実施例による印字ヘッドの構
成を示す断面図
【図3】 従来の、印字ヘッドの構成例を示す断面図
【図4】 前記従来例において形成される磁気回路を示
す部分拡大断面図
【符号の説明】
11 フレーム部材 12、13 コア部材 14 永久磁石 15、16 電磁コイル 17 板ばね 18 アーマチュア 19 印字ピン 20 第2の永久磁石 21 追加コア部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台となる略L字状のフレーム部材と、
    フレーム部材の垂直壁からほぼ水平方向前方に突出し、
    また垂直方向に対になって取り付けられた1対のコア部
    材と、これらのコア部材のフレーム部材への取付け端部
    において当該コア部材の間に取り付けられた永久磁石
    と、永久磁石の磁束を可変すべく前記コア部材の少なく
    ともいずれか一方に巻装された電磁コイルと、コア部材
    の先端部分に対応する位置でフレーム部材の底部に一端
    が固定され且つ上方へ延びる板ばねと、板ばねに取り付
    けられて印字用のハンマーを構成するアーマチュアと、
    アーマチュアに取り付けられ前記板ばねの吸着/反発運
    動に伴って記録紙上に印字を行なう印字ピンと、前記垂
    直方向に対になって取り付けられたコア部材とフレーム
    部材の底部との間において、コア部材に隣接して設けら
    れた第2の永久磁石と、この第2の永久磁石に対して前
    記コア部材の対とは反対側に付加的に設けられた追加コ
    ア部材と、を備えた印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 基台となる縦方向断面が略コ字条のフレ
    ーム部材と、フレーム部材の垂直壁の上下方向中央から
    上半分の部分において垂直方向に対になって前方に突出
    して取り付けられた上側コア部材と、これらの上側コア
    部材のフレーム部材への取付け端部において当該上側コ
    ア部材の間に取り付けられた上側永久磁石と、上側永久
    磁石の磁束を可変すべく前記上側コア部材の少なくとも
    いずれか一方に巻装された電磁コイルと、フレーム部材
    の垂直壁の上下方向中央から下半分の部分において垂直
    方向に対になって前方に突出して取り付けられた下側コ
    ア部材と、これらの下側コア部材のフレーム部材への取
    付け端部において当該下側コア部材の間に取り付けられ
    た下側永久磁石と、下側永久磁石の磁束を可変すべく前
    記下側コア部材の少なくともいずれか一方に巻装された
    電磁コイルと、フレーム部材の両端部に弾性変形可能に
    取り付けられ、且つフレーム部材の中央部分まで上下方
    向互いに反対方向に延び、コイル電流の非導通/導通動
    作によって永久磁石に対し吸着/反発運動を行なう上側
    板ばねおよび下側板ばねと、板ばねに取り付けられて印
    字用のハンマーを構成するアーマチュアと、アーマチュ
    アに取り付けられ前記板ばねの吸着/反発運動に伴って
    記録紙上に印字を行なう印字ピンと、前記上側コア部材
    とフレーム部材の天頂部との間において、上側コア部材
    に隣接して設けられた第2の上側永久磁石と、この第2
    の上側永久磁石に対して前記上側コア部材の対とは反対
    側に付加的に設けられた上側追加コア部材と、前記下側
    コア部材とフレーム部材の底部との間において、下側コ
    ア部材に隣接して設けられた第2の下側永久磁石と、こ
    の第2の下側永久磁石に対して前記下側コア部材の対と
    は反対側に付加的に設けられた下側追加コア部材とを有
    し、前記上側永久磁石と下側永久磁石とは、双方のN,
    S磁極が互いに反対の配置関係になるように配設されて
    いることを特徴とする印字ヘッド。
  3. 【請求項3】 上側板ばねに取り付けられた印字ピンと
    下側板ばねに取り付けられた印字ピンとは、フレーム部
    材の上下方向ほぼ中央の位置で一直線状に並んで配置さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の印字ヘッド。
  4. 【請求項4】 上側板ばねに取り付けられた印字ピンと
    下側板ばねに取り付けられた印字ピンとは、フレーム部
    材の上下方向ほぼ中央位置において、上下方向に一定の
    ピッチ間隔を置いて2列に並んで配置されていることを
    特徴とする請求項2記載の印字ヘッド。
JP7060392A 1992-03-27 1992-03-27 印字ヘッド Pending JPH05270016A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7060392A JPH05270016A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 印字ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7060392A JPH05270016A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 印字ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05270016A true JPH05270016A (ja) 1993-10-19

Family

ID=13436318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7060392A Pending JPH05270016A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 印字ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05270016A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0988980A2 (en) * 1998-09-25 2000-03-29 Printronix, Inc. Line printer with reduced magnetic permeance

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0988980A2 (en) * 1998-09-25 2000-03-29 Printronix, Inc. Line printer with reduced magnetic permeance
EP0988980A3 (en) * 1998-09-25 2000-10-25 Printronix, Inc. Line printer with reduced magnetic permeance

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5856354B2 (ja) ワイヤ印字ヘッド
US4343239A (en) Electromagnetic release mechanism for print hammers or the like
US4423675A (en) Magnetic circuit and print hammer
JPH0733093B2 (ja) 印字ヘッド
JPH05270016A (ja) 印字ヘッド
JPS59138473A (ja) インパクト型ドツト印字ヘツド
JPH05270015A (ja) 印字ヘッド
US5676474A (en) Print actuator
EP0411148B1 (en) Wire dot printing head
JPH05254154A (ja) 印字ヘッド
JPH05318779A (ja) 印字ヘッド
JPS5919173A (ja) ドツトラインプリンタにおける印字ヘツド
US4484519A (en) Stylus driving apparatus for printers
JP2608182B2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPH038446Y2 (ja)
JPS629033B2 (ja)
JPH0768798A (ja) 印字ヘッド
JPS6216829B2 (ja)
JPH05220984A (ja) 印字ヘッド
JPH0732614A (ja) 印字ヘッド用の印字ハンマ
JPH0716438Y2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JP2874817B2 (ja) 電磁釈放型印字ヘッド
JPH018364Y2 (ja)
JPS5989175A (ja) 印字ヘツド
JPS5825969A (ja) 印字機における印字針駆動装置