JPH05220023A - リンク式リクライニング装置 - Google Patents

リンク式リクライニング装置

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Publication number
JPH05220023A
JPH05220023A JP5906692A JP5906692A JPH05220023A JP H05220023 A JPH05220023 A JP H05220023A JP 5906692 A JP5906692 A JP 5906692A JP 5906692 A JP5906692 A JP 5906692A JP H05220023 A JPH05220023 A JP H05220023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding member
back frame
support link
rotation
reclining device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5906692A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Suyama
孝一 陶山
Takeo Kawade
健雄 川出
Sadahiro Yokoyama
貞洋 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP5906692A priority Critical patent/JPH05220023A/ja
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Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構造で大きな剛性を有するリンク式リ
クライニング装置を提供する。 【構成】 リクライニング装置は、バックフレーム2a
に連結するサポートリンク3とこれを保持する保持部材
4とからなる。保持部材4は、バックフレームの傾動中
心点Bから離れた位置Eに回動自在に設けられ、係合部
4bを一体に備える。この係合部4bには、係脱自在に
係合してその回動を規制する拘束部材5を備える。ガイ
ド体6には拘束部材5のピン5bが係合するカム溝6a
を備え、また、ピン6bを介して略一体に動作する作用
部6cを備える。作用部6cは、ガイド体6のカム溝6
aと協調し、拘束部材5の位置を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座席の脊もたれ角度の
調節を可能にするリンク式リクライニング装置に関し、
特に、簡易な構造で大きな剛性を有するリンク式リクラ
イニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等の座席の脊もたれ角度の調節を可
能にするリクライニング装置10は、図5に示すごと
く、脊もたれ11の傾動を可能にするヒンジ部12に歯
車状をなすヒンジ軸係合部13を設け、このヒンジ軸係
合部13に係合してヒンジ部の回動をその適宜の角度に
固定する係合爪14を係脱自在に設けて構成する技術が
知られている。また、図6に示すごとく、座席の脊もた
れ21にラック状の歯を有する歯付きリンク22を回動
自在に連結し、この歯付きリンク22をヒンジ部23か
ら離れた位置に固定された歯車状をなす固定歯24側に
係合して脊もたれ角度を固定するリクライニング装置2
0(例えば、実開昭61−40953号公報)等が知ら
れている。この歯付きリンク22は、一体に形成された
レバー部22aによって係脱操作が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両等
に用おるリクライニング装置は、座席装置の一部として
コンパクトに構成する必要があり、かつ、座席の脊もた
れの傾動角が直立位置から後方水平位置までの広い角度
範囲にわたって、その傾斜角を維持することができるよ
うに大きな剛性を必要とするので、上記ヒンジ軸係合部
13でなるリクライニング装置10は、部品強度を確保
するために大きな重量で形成せざるを得ない。また、上
記歯付きリンク22でなるリクライニング装置20は、
大きな傾動角をカバーするには、ロック機構を含めて固
定歯24等をコンパクトに構成することが困難である。
本願の目的は、リクライニング装置を座席装置の一部と
してコンパクトに構成し、かつ、軽量で十分な剛性を有
し、確実な拘束機能と良好なる操作性とを備えたロック
機構を組み込むことが可能なリクライニング装置を得る
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、バックフレームに連結してその傾動荷重を支えるサ
ポートリンクと、このサポートリンクに連結してこの連
結点の位置を保持することが可能な保持部材とからな
り、この保持部材は、上記バックフレームの傾動中心点
から離れた位置に回動自在に設けられ、その回動中心か
ら離れた位置に係合部を備え、この係合部に係脱自在に
係合してその回動規制を可能にする拘束部材を備えた。
【0005】
【作用】係脱自在な拘束部材が保持部材の回動を規制し
ている時は、この保持部材によってサポートリンクの連
結点の位置が保持され、このサポートリンクは、バック
フレームの傾動中心点から離れた位置においてバックフ
レームの傾動荷重を支える。
【0006】
【実施例】発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説
明する。図1は発明に係るリクライニング装置を組み付
けた座席の斜視図、図2は図1のA矢視拡大図、図3は
発明に係るリクライニング装置の分解斜視図、図4は同
装置の作用説明図である。
【0007】図1において、リクライニング装置は、座
面1と脊もたれ2とからなるリクライニング用座席装置
において、座面1の主枠をなすシートフレーム1aに対
して脊もたれ2の主枠をなすバックフレーム2aを傾動
自在に連結するヒンジ部Bの近傍で座席の両脇位置に組
み込まれる。
【0008】リクライニング装置は、上記バックフレー
ム2aのヒンジ部Bから離れた点Cでその傾動荷重を支
えるサポートリンク3と、図2に示すごとく、このサポ
ートリンク3に連結してこの連結点Dの位置を保持する
ことが可能な略円板状をなす保持部材4とからなる。
【0009】この保持部材4は、バックフレームの傾動
中心点Bから離れた位置Eに回動自在に設けられ、傾動
荷重が除かれた時に、サポートリンク3を介してバック
フレーム2aの傾動を戻す方向に回動させるばね4aを
備える。また、保持部材4は、その回動中心Bと同心の
扇形歯車状の係合部4bを一体に備える。この係合部4
bには、その円弧状に並ぶ歯部4cに係脱自在に係合し
てその回動を規制する拘束部材5を備える。
【0010】拘束部材5は、上記保持部材4の歯部4c
に係合する歯5aを備えた揺動自在なアーム状をなし、
このアーム状の拘束部材5を揺動させるピン5bが揺動
中心Fから離れた位置に立設する。
【0011】上記拘束部材5に隣接してガイド体6が揺
動自在に設けられる。このガイド体6には上記拘束部材
5のピン5bが係合するカム溝6aを備える。このカム
溝6aはガイド機構をなし、係合するピン5bをカム溝
6aに沿ってガイドすることにより、ガイド体6の揺動
中心Gからピン5bまでの距離を変化させ、拘束部材5
を揺動させるように形成される。
【0012】また、ガイド体6は、遊間をもって嵌合す
るピン6bを介して略一体に動作する作用部6cをガイ
ド体6と同心に備える。ガイド体6の作用部6cは、ガ
イド体6のガイド作用と協調し、拘束部材5が保持部材
4に係合した時に、拘束部材5のカム面5cに係合して
その揺動位置を固定するロック機構をなす。
【0013】ガイド体6は、その一端にアーム部6dを
備え、このアーム部6dには、上記拘束部材5が保持部
材4に係合する方向に付勢するばね6eを備える。ま
た、ガイド体6は、上記ばね6eに抗してガイド体6を
動作させるための他のアーム部6fを備える。
【0014】解放レバー7は一端に操作部7aを備えて
揺動自在に設けられる。解放レバー7には、遊間をもっ
て嵌合するピン7bを介して略一体に動作するアーム7
cを揺動中心Hと同心に備える。ピン7bは上記ガイド
体6のアーム部6fに係合し、解放レバー7の操作によ
ってガイド体6を動作させる。
【0015】アーム7cの揺動中心Hは、図3に示すご
とく、座席装置の他方の側のアーム7cに至る連結部7
dをなす。解放レバー7は、少なくとも片側のリクライ
ニング装置に備える。
【0016】上記構成からなるリクライニング装置の作
用を以下に説明する。脊もたれ2を希望の傾動角にセッ
トする場合には、解放レバー7を上に引き上げることに
より、嵌合するピン7bを介してガイド体6が揺動され
る。略一体になる作用部6cが、拘束部材5のカム面5
cとの係合を解くとともに、カム溝6aを介して拘束部
材5を揺動し、保持部材4との係合が解除される。
【0017】この状態において、ばね4aがサポートリ
ンク3を介して脊もたれ2の傾動を戻す。また、この回
動力に抗して脊もたれ2を傾動させることにより、脊も
たれ2を希望の傾斜角に合わせることができ、その上で
解放レバー7を元に戻せば、ガイド体6がそのばね6e
によってロック動作を行い、拘束部材5が保持部材4を
係合状態に維持する。
【0018】解放レバー7の操作は、ピン7b、アーム
7cおよび連結部7dを介して座席の他方の側のアーム
7cに至り、座席両脇のリクライニング装置がそれぞれ
同様に作用する。
【0019】リクライニング装置によって脊もたれ2が
ロックされた状態において、更に脊もたれ2に傾動力が
作用した場合には、この傾動力は座席の両側のサポート
リンク3を経て保持部材4に作用する。この保持部材4
は拘束部材5の歯5a係合されて拘束される。
【0020】この時、過大な傾動力が作用しても、ガイ
ド体6の作用部6cは、ばね6eの付勢力によってロッ
ク位置に保たれ、上記作用部6cが拘束部材5のカム面
5cに係合することにより、拘束部材5は係合状態を維
持する。
【0021】この状態でサポートリンク3から保持部材
4に作用するトルクT4は、図4において、次式にて表
される。 T4=T2・L4・cosA4/(L2・sinA2)
【0022】ただし、脊もたれ2に加わるトルクをT
2、バックフレーム2a上のサポートリンク3の連結点
Cの半径距離をL2、バックフレーム2aとサポートリ
ンク3とのなす角をA2、保持部材4上のサポートリン
ク3の連結点Dの半径距離をL4、保持部材4の中心点
Eからサポートリンク3に垂下した垂線位置から連結点
Dを通る半径位置までの角度をA4とする。
【0023】または、トルクT4は次式にて表される。 T4=T2・H4/H2 ただし、サポートリンク3からバックフレーム2aの支
持点Bまでの高さをH2、サポートリンク3から保持部
材4の支持点Eまでの高さをH4とする。すなわち、保
持部材4に作用するトルクT4は、脊もたれ2に加わる
トルクT2とH4/H2の比との積に等しく、したがっ
て、H4/H2を小さく採ることにより、保持部材4に
作用するトルクT4を小さく抑えることが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したごとく、発明に係るリク
ライニング装置は、バックフレームを支えるサポートリ
ンクとこれに連結する保持部材と係脱自在な拘束部材と
から構成することにより、拘束部材が保持部材の回動を
規制している時はサポートリンクがバックフレームの傾
動中心点から離れた位置で確実に保持される。
【0025】サポートリンクから保持部材の支持点まで
の距離を小さく採れば、バックフレームが受けるトルク
に比較して保持部材が受けるトルクが低減されるので、
相対的に大きな剛性を得ることができる。このように、
発明に係るリクライニング装置は、座席装置の一部とし
てコンパクトに構成し、また、重量増加によらずに十分
な剛性を有し、かつ、確実な拘束機能と良好なる操作性
とを備えたロック機構を組み込むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に係るリクライニング装置を組み付けた座
席の斜視図
【図2】図1のA矢視拡大図
【図3】発明に係るリクライニング装置の分解斜視図
【図4】同装置の作用説明図
【図5】従来技術に係るヒンジ軸係合部でなるリクライ
ニング装置
【図6】従来技術に係る歯付きリンクでなるリクライニ
ング装置
【符号の説明】
1 …座面 1a…シートフレーム 2 …脊もたれ 2a…バックフレーム 3 …サポートリンク 4 …保持部材 4b…係合部 5 …拘束部材 6 …ガイド体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座面の主枠をなすシートフレームに対し
    て脊もたれの主枠をなすバックフレームを傾動自在に連
    結してなるリクライニング用座席において、上記バック
    フレームに連結してその傾動荷重を支えるサポートリン
    クと、このサポートリンクに連結してこの連結点の位置
    を保持することが可能な保持部材とからなり、この保持
    部材は、上記バックフレームの傾動中心点から離れた位
    置に回動自在に設けられ、その回動中心から離れた位置
    に係合部を備え、この係合部に係脱自在に係合してその
    回動規制を可能にする拘束部材を備えたことを特徴とす
    るリンク式リクライニング装置。
JP5906692A 1992-02-12 1992-02-12 リンク式リクライニング装置 Withdrawn JPH05220023A (ja)

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JP5906692A JPH05220023A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 リンク式リクライニング装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5906692A JPH05220023A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 リンク式リクライニング装置

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JPH05220023A true JPH05220023A (ja) 1993-08-31

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ID=13102607

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5906692A Withdrawn JPH05220023A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 リンク式リクライニング装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518