JPH05219891A - 高果汁フルーツベースの製造方法及びこの高果汁フルーツベースを用いた果汁入りキャンデー及びガムの製造方法 - Google Patents

高果汁フルーツベースの製造方法及びこの高果汁フルーツベースを用いた果汁入りキャンデー及びガムの製造方法

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JPH05219891A
JPH05219891A JP4112301A JP11230192A JPH05219891A JP H05219891 A JPH05219891 A JP H05219891A JP 4112301 A JP4112301 A JP 4112301A JP 11230192 A JP11230192 A JP 11230192A JP H05219891 A JPH05219891 A JP H05219891A
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fruit
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candy
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順三 由利
Jun Komiya
順 小宮
Masahiko Okubo
征彦 大久保
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Takasago International Corp
Takasago Perfumery Industry Co
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 濃縮果汁を糖類とともに減圧条件下、30〜
70℃で濃縮することを特徴とする水分5〜10重量%
の高果汁フルーツベースの製造方法、該高果汁フルーツ
ベースをキャンデー原料に混練することを特徴とする果
汁入りキャンデーの製造方法並びに該高果汁フルーツベ
ースをガムベースに混練することを特徴とする果汁入り
ガムの製造方法。 【効果】 本発明の方法によれば、水分が少なく、果汁
固形含量の高い高果汁フルーツベースが得られ、この高
果汁フルーツベースをキャンデー原料又はガムベースに
混練することにより、本来果汁の持つべき風味を有す
る、果汁固形含量の高い果汁入りキャンデーまたはガム
を効率よく製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水分含量が少なく果汁固
形分含量の高い高果汁フルーツベースの製造方法に関
し、さらにはこの高果汁フルーツベースを用いた天然の
果汁らしい風味を有する嗜好性の高い果汁入りキャンデ
ー及びガムを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】果汁入りキャンデー及びガムとしては、
従来様々なものが製造されているが、最近ではより果汁
固形含量が高く、かつ風味のよいものが要求されてい
る。
【0003】例えば、従来の果汁入りキャンデーの製造
方法は、ハードキャンデーの場合、砂糖,水飴などを高
温(通常150℃程度)でたき込んだものを120〜1
30℃で直接水分20〜70重量%の濃縮果汁と混ぜ込
む(キャンデー+果汁)か、さらには果汁粉末を添加す
るなどして製造するものであった。
【0004】しかし、濃縮果汁を用いる方法では、糖類
が果汁中に存在する酸類とメイラード反応を起こし易
く、褐変や風味の劣化等の問題があった。
【0005】また、従来の果汁入りガムの製造方法は、
例えばチューインガムの場合、ガムベース,砂糖,濃縮
果汁等を順次混合し均一化させる(ガムベース+果汁)
か、さらには果汁粉末を添加するなどして製造するもの
であった。
【0006】ところで、果汁入りキャンデー及びガムの
製造に用いられる濃縮果汁は、従来良好な風味を有する
ものとして通常水分含量10〜70重量%のものが使用
されていた。しかし、製品としてのキャンデー及びガム
では、それぞれ許容水分が限定されているため、その条
件を満たすように留意しなければならず、濃縮果汁の添
加量にも制限があった。
【0007】したがって、例えば従来の製品としてのキ
ャンデーは果汁固形分含量が5〜25重量%程度のもの
しか得られなかった。
【0008】また、製品としてのガムでは、その許容水
分量は約3重量%であり、例えば水分が50重量%の濃
縮果汁を使用する場合には、その添加量は全体の僅か約
4重量%であった。
【0009】一方、キャンデーの製造法において果汁粉
末を用いる方法では、果汁粉末を調製する際に高温を必
要とする場合もあり、風味の劣化を招き易い。しかも、
粉末であるため、水飴等に溶け難く、不均一になり易
く、味としてのバランスに欠けたり、ざらざらした感じ
となる上に、キャンデーとして成形したときに空気を取
り込むなどして白っぽくなり、外観的にも果汁のみずみ
ずしさを損なうという問題があった。
【0010】そのため、果汁入りキャンデーの製造法と
しては、褐変や風味の劣化を生起するメイラード反応を
防ぐべく、pH4〜8の緩衝液を用いて果汁固形物を5
〜25重量%含有するハードキャンデーを製造する方法
が報告されている(特開昭63−304947号公
報)。しかし、この方法では、クエン酸ナトリウムやク
エン酸等を使用してpHを調整する際に、果汁が本来持
つべき風味が減少するほか、煮詰める際にも約130〜
160℃の高温を必要とするなどの欠点がある。
【0011】また、別の方法として、減圧下に天然果汁
にマイクロ波を照射して加熱乾燥した後、冷却成型する
キャンデーの製造方法が提案されている(特開平3−2
16154号公報)。
【0012】一方、果汁入りガムの製造法としては、例
えば特開昭53−127858号公報には、ガムベ−
ス,糖アルコール及び濃縮果汁を混練する方法が報告さ
れているが、ここで使用する濃縮果汁の水分含量は10
〜70重量%、その果実固形分含量は0.5〜10重量
%のものであり、濃縮果汁の使用量に制限があった。
【0013】また、特開平3−133342号公報に
は、ガムベース,甘味剤及び濃縮果汁を含有するチュー
インガム組成物が報告されている。しかし、ここで使用
する濃縮果汁は、Brix30〜85で、その使用量は
1〜25重量%、実際にはガムベースの0.1〜0.7
倍量(重量)であり、さらに果汁固形分含量が多く風味
の良いものが求められていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は水分含量が少なく果汁固形分含量の高い高果汁フ
ルーツベースの製造方法を提供し、さらにはこの高果汁
フルーツベースを用いた天然の果汁らしい風味を有する
嗜好性の高い果汁入りキャンデー及びガムを製造する方
法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような実情に鑑み、
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、まず濃縮果汁を糖
類とともに濃縮させ高果汁フルーツベースを調製し、こ
の高果汁フルーツベースをキャンデー原料又はガムベー
スに混練してキャンデー又はガムを製造することによ
り、上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完
成したのである。
【0016】すなわち、本発明は濃縮果汁を糖類ととも
に減圧条件下、30〜70℃で濃縮することを特徴とす
る水分5〜10重量%の高果汁フルーツベースの製造方
法を提供するとともに、該高果汁フルーツベースをキャ
ンデー原料に混練することを特徴とする果汁入りキャン
デーの製造方法並びに該高果汁フルーツベースをガムベ
ースに混練することを特徴とする果汁入りガムの製造方
法を提供するものである。
【0017】本発明に用いる濃縮果汁については制限が
なく、種々の果実を原料としたものが用いられ、例えば
オレンジ,ぶどう,洋なし,グレープフルーツ,レモ
ン,りんご,いちご,もも,あんず,プラム,梅などを
挙げることができ、これらを単独でもしくは2種以上を
適宜組合わせて使用することができ、市販品も用いるこ
とができる。
【0018】濃縮果汁の水分含量は20〜80重量%、
好ましくは30〜40重量%であり、Brixについて
は特に制限はないが、Brix60〜70のものが好適
に使用することができる。
【0019】本発明に用いる糖類としては制限はない
が、通常は澱粉糖が用いられ、具体的には水飴,粉飴,
麦芽糖,ブドウ糖等があり、さらに詳しくはソルビトー
ル,酵素水飴,酸糖化水飴,麦芽糖水飴,還元麦芽糖水
飴,還元澱粉糖水飴などやこれらの混合物等が挙げられ
る。澱粉糖は、他の甘味料と比べ、濃縮の際に果汁に含
まれる酸類と褐変化を起こし難いので好ましい。
【0020】使用する糖類は特に制限されないが、Br
ix70〜85のものが好ましく使用でき、その使用量
は濃縮果汁に対して1/3〜1/2倍量(重量)が適当
である。
【0021】濃縮果汁と澱粉糖から高果汁フルーツベー
スを製造するにあたっては、30〜70℃、好ましくは
30〜60℃で、500〜700mmHgの減圧下、1
5〜120分間、好ましくは15〜60分間の条件が適
用される。
【0022】このようにして濃縮された高果汁フルーツ
ベースは、水分5〜10重量%(Brix90〜95に相
当)、果汁固形分含量が10〜75重量%であり、従来
のものより水分含量が少なく、また果汁の持つ豊かな風
味を有するため、下記のような利点がある。
【0023】果汁入りキャンデーの製造おいて、通常
の濃縮果汁をそのまま用いる方法では、濃縮果汁の水分
含量が多いため、水分を減らす目的で高温加熱が必要で
あったが、本発明で用いる高果汁フルーツベースは水分
含量が少ないので、果汁入りキャンデーの製造に際して
の練り込みのための高温条件の時間が短くてすみ、かつ
従来よりも低い温度で実施できるので、褐変化や風味の
劣化,糖類の変質が起こり難い。
【0024】練り込みの際の温度は、例えばハードキャ
ンデーの場合、従来100〜160℃の温度で処理され
ていたが、本発明では70〜100℃、つまり100℃
よりも低い温度での実施が可能である。処理時間は5〜
20分、好ましくは5〜10分程度でよい。また、ソフ
トキャンデーを製造する場合は、40〜60℃程度の温
度で十分である。
【0025】前記したように、濃縮果汁は水分含量が
多いため、その添加量に制限があったが、本発明で用い
る高果汁フルーツベースは水分含量が少ないので、果汁
固形含量基準で従来よりも多量に添加することができ、
果汁固形含量が高く、風味の良い製品が得られる。例え
ば、果汁入りガムを製造する場合には、本発明の高果汁
フルーツベースはガムベースに対し同量(重量)程度添
加することができる。
【0026】従来は果汁入りキャンデーの製造は、糖
類などのキャンデー原料+果汁という形で行われていた
が、本発明ではキャンデー原料+高果汁フルーツベース
の形で混合するため、均一なものを簡単に、かつ短時間
に製造することができる。
【0027】また、本発明は濃縮果汁を糖類とともに減
圧条件下、30〜70℃で濃縮して水分5〜10重量%
の高果汁フルーツベースを調製したのち、この高果汁フ
ルーツベースをキャンデー原料に混練することを特徴と
する果汁入りキャンデーの製造方法を提供するものであ
る。
【0028】ここで使用するキャンデー原料としては、
特に制限はなく、例えば砂糖や水飴を煮詰めてクエン酸
等の酸類や果実香料などを加えて練り込んだもの等を挙
げることができる。
【0029】高果汁フルーツベースの使用量は特に制限
されず、目的に応じた量を使用することができるが、好
ましくはキャンデー原料に対して0.2〜1.5倍量(重
量)使用することができる。
【0030】本発明は、高果汁フルーツベースをキャン
デー原料に通常の方法で混練することにより行われる。
具体的には、ハードキャンデーの場合は70〜100℃
で、5〜20分、好ましくは5〜10分で行うことがで
きる。また、ソフトキャンデーを製造する場合は、40
〜60℃で、5〜20分、好ましくは5〜10分で行う
ことができる。
【0031】このようにして得られる果汁入りキャンデ
ーは、果汁固形含量が10〜40重量%で、風味が良好
であり、外観上も果汁のみずみずしさを有している。
【0032】本発明により製造される果汁入りキャンデ
ーとしては、ハードキャンデーは勿論のこと、ソフトキ
ャンデー,その他のキャンデー類の全てを含む。
【0033】さらに、本発明は濃縮果汁を糖類とともに
減圧条件下、30〜70℃で濃縮して水分5〜10重量
%の高果汁フルーツベースを調製し、この高果汁フルー
ツベースをガムベースに混練することを特徴とする果汁
入りガムの製造方法を提供するものである。
【0034】ここで使用するガムベースとしては、特に
制限はなく、通常用いるものを使用できる。
【0035】本発明は、高果汁フルーツベースをガムベ
ースに通常の方法で混練することにより行われる。具体
的にはガムベースに高果汁フルーツベースを30〜60
℃、好ましくは40〜50℃で、5〜40分間、好まし
くは10〜30分間混練することにより行われる。
【0036】高果汁フルーツベースはガムベースに対し
0.5〜1.5倍、好ましくは0.8〜1.2倍量(重
量)使用することができる。また、他の材料、例えば着
色料,フレーバー等も適宜混練することができる。
【0037】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0038】実施例1 マルトース(Brix85)1000gにオレンジ濃縮果汁
(Brix64)を2000g加え、500〜700mmH
gの減圧下、50℃で60分間濃縮し、高果汁フル−ツ
ベース(水分5重量%,果汁固形含量57重量%、)2
242gを得た。
【0039】実施例2 還元澱粉糖水飴(Brix70)500gに洋なし透明濃縮
果汁(Brix70)1500gを加え、600〜700m
mHgの減圧下、50〜60℃で60分間濃縮し、高果
汁フルーツベース(水分5重量%、果汁固形含量71.
2重量%)1473gを得た。
【0040】実施例3 酵素水飴(Brix85)500gにグレープ濃縮果汁(Br
ix60)1000gを加え、600〜700mmHgの
減圧下、45〜50℃で30分間濃縮し、高果汁フルー
ツベース(水分8重量%、果汁固形含量53.8重量
%)1114gを得た。
【0041】実施例4 砂糖と水飴を煮詰めたものにクエン酸およびオレンジ香
料を加え、混合して水分2重量%のキャンデー9371
gを得た。
【0042】このようにして得たキャンデーに実施例1
で調製した高果汁フルーツベース2242gを加え、7
0〜100℃で5分間練り込んで混合し、果汁入りハー
ドキャンデー(水分2.8重量%,果汁固形含量11重
量%,ストレート換算果汁で100%)11613g得
た。
【0043】実施例5 還元麦芽糖水飴と乳糖を煮詰めたものにクエン酸および
ペアー香料を加え、混合して水分2重量%のキャンデー
1000gを得た。
【0044】このようにして得たキャンデーに実施例2
で調製した高果汁フルーツベース1473gを加え、7
0〜100℃で10分間練り込んで混合し、果汁入りハ
ードキャンデー(水分3.5重量%,果汁固形含量3
5.6重量%,ストレート果汁換算で300%)200
0gを得た。
【0045】実施例6 水飴,砂糖,全脂練乳,食用精製加工油脂および乳化剤
を減圧下で煮詰めたものに酒石酸とグレープ香料を加え
て混合し、ソフトキャンデー(キャラメル,水分含量7
重量%)1570gを得た。
【0046】このようにして得たソフトキャンデーに実
施例3で調製した高果汁フルーツベース1114gを加
え、40〜60℃で10分間練り込んで混合し、果汁入
りソフトキャンデー(水分7.4重量%,果汁固形含量
22.3重量%,ストレート果汁換算で200%)26
84gを得た。
【0047】比較例1 実施例3において高果汁フルーツベースの代わりにオレ
ンジ果汁粉末(果汁固形含量66重量%)を使用したこ
と以外は実施例3と同様に行い、同じ水分,果汁固形含
量の果汁入りハードキャンデーを調製した。
【0048】参考例1 実施例3で得た果汁入りハードキャンデーと比較例1で
得た果汁入りハードキャンデーについて10名のパネリ
ストにより官能評価を行った。なお、評価方法は、実施
例3の製品と比較例1の製品を比較し、各評価項目につ
いて好ましい方を選択して貰い、その理由についても特
にある場合には記載して貰った。結果を表1に示す。
【0049】
【表1】 表 1 評 価 項 目 実施例3の製品 比較例1の製品 ───────── ────────────────── 甘味の好ましさ 81) 2 酸味の好ましさ 82) 2 外観の好ましさ 73) 3 香り立ち 9 1 口当たり 10 0 全体のバランス 8 2 ───────────────────────────────1) さっぱりとした甘さが良い。2) 果汁らしい酸味がある。3) 透明感があり、みずみずしい。
【0050】上記の結果から、同じ果汁固形含量の果汁
入りハードキャンデーでも、本発明のものの方が良好な
風味を有し、外観上も好ましいことがわかる。
【0051】実施例7 下記の処方により高果汁フルーツベース等を順次ガムベ
ースに50℃で15分間練り込んで混合し、果汁入りガ
ム(果汁固形含量11.4重量%,ストレート果汁換算
100%)を得た。
【0052】 〔処方〕 ガムベース 22 (重量%) 水飴 6 粉糖 50.5 実施例1で得た 高果汁フルーツベース 20 クエン酸粉末 0.7 オレンジ香料 0.8 ───────────────────────────── 100
【0053】比較例2 実施例7において高果汁フルーツベースの代わりにオレ
ンジ果汁粉末(果汁固形含量66重量%)を使用したこ
と以外は実施例7と同様に行い、下記の処方により、果
汁入りガム(果汁固形含量11.4重量%,ストレート
果汁換算100%)を得た。
【0054】 〔処方〕 ガムベース 22 (重量%) 水飴 8 粉糖 51.2 オレンジ果汁粉末 17.3 クエン酸粉末 0.7 オレンジ香料 0.8 ────────────────────────────── 100
【0055】参考例2 実施例7で得た果汁入りガムと比較例2で得た果汁入り
ガムについて10名のパネリストにより官能評価を行っ
た。なお、評価方法は、実施例7の製品と比較例2の製
品を比較し、各評価項目について好ましい方を選択して
貰い、その理由についても特にある場合には記載して貰
った。結果を表2に示す。
【0056】
【表2】 表 2 評 価 項 目 実施例7の製品 比較例2の製品 ───────── ────────────────── 甘味の好ましさ 81) 2 酸味の好ましさ 7 3 香り立ち 8 2 口当たり 102) 0 全体のバランス 8 2 ───────────────────────────────1) 果汁の持つ独特の甘さがある。2) ガムベースに違和感がない。
【0057】
【発明の効果】本発明の方法によれば、水分が少なく、
果汁固形含量の高い高果汁フルーツベースが得られ、こ
の高果汁フルーツベースをキャンデー原料又はガムベー
スに混練することにより、本来果汁の持つべき風味を有
する、果汁固形含量の高い果汁入りキャンデーまたはガ
ムを効率よく製造することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃縮果汁を糖類とともに減圧条件下、3
    0〜70℃で濃縮することを特徴とする水分5〜10重
    量%の高果汁フルーツベースの製造方法。
  2. 【請求項2】 糖類が水飴,粉飴,麦芽糖及びブドウ糖
    のうちのいずれかである請求項1記載の高果汁フルーツ
    ベースの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高果汁フルーツベースを
    キャンデー原料に混練することを特徴とする果汁入りキ
    ャンデーの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の高果汁フルーツベースを
    ガムベースに混練することを特徴とする果汁入りガムの
    製造方法。
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