JPH0521564Y2 - - Google Patents

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JPH0521564Y2
JPH0521564Y2 JP6877887U JP6877887U JPH0521564Y2 JP H0521564 Y2 JPH0521564 Y2 JP H0521564Y2 JP 6877887 U JP6877887 U JP 6877887U JP 6877887 U JP6877887 U JP 6877887U JP H0521564 Y2 JPH0521564 Y2 JP H0521564Y2
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vibration isolating
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、建設機械のたとえば運転室などの防
振支持装置に関する。
従来の技術 第4図は、建設機械用運転室付近の側面図であ
る。図において、1はフレーム、2は運転室、3
は床板、4は運転室、5は運転室2を床板3に固
着しているボルト、6はフレーム1の取付板、
7′は従来技術の防振支持装置である。第5図は、
従来技術の防振支持装置7′の断面図である。図
において、8′は上部防振部材、9′は下部防振部
材、10′,11′は上部および下部のそれぞれカ
バー、12はボルト、13はカラである。
防振支持装置7′の構造は、中心に貫通穴を有
する円筒形の上部防振部材8′と下部防振部材
9′との間に取付板6を挟持するように配設し、
上部防振部材8′の上面側、および下部防振部材
9′の下面側にそれぞれカツプ形カバー10′,1
1′を装着した。そして、上部および下部防振部
材8′,9′とカバー10′,11′にボルト12を
挿通すると共に、取付板6と他の板(たとえば床
板)3とをボルト12を介して連結している。そ
れで、板3は取付板6に対して緩衝可能となつて
いる。
考案が解決しようとする問題点 建設機械のたとえば運転室は、作業時や走行時
の振動を緩衝するために防振支持装置を介して、
フレーム上に支持されている。防振支持装置内に
装備されている防振部材には、弾性を有するゴム
部材などが使用されているが、その弾性特性は、
第3図荷重一撓み変位線図におけるa線のように
直線状である。それで、防振支持装置を構成して
いる防振部材に、ばね定数の小さい弾性部材を使
用すると、大きな外力に対してその撓み変位が大
き過ぎるので、運転席の揺動および振動が大とな
り、運転者の気分が悪くなることがあつた。また
第6図のように、板3に外力pが作用したとき、
防振部材8′の外径D0がD1に拡大される。そのと
きに、カバー10′円筒部の内周面と防振部材
8′の外径部D1との間に〓間C1が存在するが、カ
バー10′の開口側端面イ′部と取付板6上面との
〓間C2がなくなり、接触干渉をおこして、クツ
シヨン効果を減少させていた。逆に、ばね定数の
大きい弾性部材を使用すると、小さな外力が作用
した場合に、防振部材の撓み変位が小さく、いわ
ゆるクツシヨン効果の少いごつごつした感じとな
り、その振動が伝播したり、騒音を発生したりし
て、運転者に不快感を与えていた。また上記振
動、揺動などが、運転室キヤプに直接衝撃的に伝
達され、クラツク発生の原因となつていた。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じた本考案の手
段は、 イ 中心に貫通穴を有する円筒形の上部防振部材
と下部防振部材との間にフレーム用取付板を挟
持するように配設し、上記上部防振部材の上面
側および下部防振部材の下面側にそれぞれカツ
プ形カバーを装着し、上記上部および下部防振
部材とカバーにボルトを挿通すると共に、上記
取付板と他の板とをボルトを介して連結した支
持装置において、 ロ カツプ形カバーの円筒部分を開口部側が大径
で、防振部材との当接面側が小径となるような
二段形円筒形状とし、上記カバーの小径内径部
に防振部材の端部外周面が接するように設定し
て構成した。
作 用 イ 小さな外力が作用すると、防振部材はそのば
ね常数で防振効果を示す。
ロ 一定以上の外力が、防振部材を圧縮するよう
に作用すると、その防振部材は樽形に撓み変形
する。そして、その樽形外径部がカバー円筒部
分の大径内周面に当接するので、この時点で、
防振部材のばね定数は、規制されたみかけのば
ね定数に増大する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は、本考案の防振支持装置の実
施例断面図である。7は防振支持装置、8は上部
防振部材、9は下部防振部材、10は上部カバ
ー、11は下部カバーである。
次に、本考案の防振支持装置7の構造を第1図
について説明する。上部および下部カバー10,
11の円筒部分内径を、開口部側口部が大径の
D2で、防振部材との当接面側ハ部を小径のD3
なるような二段形円筒形状とした。そして、上記
カバー10,11の小径内径部に、防振部材8,
9のそれぞれ端部外周面が接するように設定し、
取付板6と他の板3とをボルト12を介して連結
した。
次に、本考案の防振支持装置7の作用について
説明する。防振部材8のばね常数は、小さな外力
が作用する場合には、本来のばね常数を示す。ま
た、その状態の防振部材8に、一定以上の外力p
が防振部材8を圧縮するように作用すると、カバ
ー10の小径ハ部側内径D3に防振部材8の端部
外周面が接しているので、防振部材8は樽形に撓
み変形する。第2図は、本考案の防振支持装置7
に外力pが作用したときの状態を示す実施例断面
図である。第2図のように樽形外形部がカバー1
0の大径口部内周面に当接するので、この時点
で、防振部材8のばね定数は、さらに規制された
みかけのばね定数の増大する。上記の場合におけ
る荷重(外力)と撓み変位との関係は、第3図の
ようなb線によつて示される。b線は、従来技術
における防振部材8に比べて、いわゆるみかけの
ばね定数が増大している。なお、b線における折
曲げ部ニは、防振部材8が樽形に撓み変形し、そ
の外径部がカバー10の大径口部内周面に当接し
た時点である。したがつて、この考案にかかる防
振支持装置では、作用する外力が小さい範囲では
防振部材のばね定数は小さいので、クツシヨン効
果の適切な防振部材を選定し、振動を緩衝してか
つ騒音を低減させることができる。また、作用す
る外力が一定以上の大きさを超えると、防振部材
の樽形に変形した外径部がカバーの大径内周に当
接するので、その規制によるみかけのばね定数は
増大する。つまり、上記の防振部材は、大きな外
力に対して硬いクツシヨン効果をもたらすように
なるので、運転室などの大きな揺動を防止する。
一方カバーの開口部端面イ部が、取付板に対して
接触干渉をおこすことも防止される。
考案の効果 従来技術の防振支持装置では、ばね常数の小さ
い防振部材を使用すると、小さい外力に対してク
ツシヨン効果が良好であつた。しかし、大きな外
力が作用すると、大きな外力に対してその撓み変
位が大き過ぎるので、運転席の揺動及び振動が大
となり、運転者の気分が悪くなることがあつた。
また、カバーの開口側端面が取付板上面に接触干
渉して、クツシヨン効果を減少させていた。逆に
ばね定数の大きい防振部材を使用すると、小さな
外力が作用した場合に、防振部材の撓み変位が小
さく、いわゆるクツシヨン効果の少いごつごつし
た感じとなり、その振動が伝播したり、騒音を発
生したりして、運転者に不快感を与えていた。ま
た、上記振動、揺動などが、運転室キヤブに直接
衝撃的に伝達され、クラツク発生の原因となつて
いた。
しかし、本考案にかかる防振支持装置では、防
振部材のカバー当接面側における端部外周面がカ
バーの小径内径部に接するように設定して構成し
た。それにより、比較的ばね定数の小さいクツシ
ヨン効果の適切な防振部材を選定することによ
り、小さな外力に対して振動を緩衝することがで
きる。また、作用する外力が一定以上の大きさを
超えると、防振部材の樽形に変形した外径部がカ
バーの大径内周面に当接するので、その規制によ
るみかけのばね定数は増大する。つまり、上記の
防振部材は、大きな外力に対して硬いクツシヨン
効果をもたらすようになるので、運転室などの大
きな揺動を防止する。一方、カバーの開口部端面
が、取付板に対して接触干渉をおこすことも防止
される。
したがつて、この考案にかかる防振支持装置
は、たとえば運転室などに作用する大小の外力に
対応して規制によるみかけのばね定数が変化する
ので、建設機械用支持装置の防振機能を向上させ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防振支持装置の実施例断面
図、第2図は第1図における防振支持装置に外力
が作用したときの状態を示す実施例断面図、第3
図は防振部材の荷重一撓み変位線図、第4図は建
設機械用運転室付近の側面図、第5図および第6
図は従来技術の防振支持装置の断面図である。 3……板、6……取付板、7,7′……防振支
持装置、8,8′……上部防振部材、9,9′……
下部防振部材、10,10′……上部カバー、1
1,11′……下部カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心に貫通穴を有する円筒形の上部防振部材と
    下部防振部材との間にフレーム用取付板を挟持す
    るように配設し、上記上部防振部材の上面側およ
    び下部防振部材の下面側にそれぞれカツプ形カバ
    ーを装着し、上記上部および下部防振部材とカバ
    ーにボルトを挿通すると共に、上記取付板と他の
    板とをボルトを介して連結した支持装置におい
    て、カツプ形カバーの円筒部分を開口部側が大径
    で、防振部材との当接面側が小径となるような二
    段形円筒形状とし、上記カバーの小径内径部に防
    振部材の端部外周面が接するように設定して構成
    したことを特徴とする建設機械の防振支持装置。
JP6877887U 1987-05-07 1987-05-07 Expired - Lifetime JPH0521564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6877887U JPH0521564Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07

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JP6877887U JPH0521564Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07

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JPS63176156U JPS63176156U (ja) 1988-11-15
JPH0521564Y2 true JPH0521564Y2 (ja) 1993-06-02

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ID=30908910

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JP6877887U Expired - Lifetime JPH0521564Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07

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JP4888032B2 (ja) * 2006-10-13 2012-02-29 トヨタ自動車株式会社 防振支持構造
US20130045044A1 (en) * 2010-04-28 2013-02-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Case-fixing structure
JP6148030B2 (ja) * 2013-02-13 2017-06-14 東洋ゴム工業株式会社 緩衝具及びこれを用いた建機用タンク支持構造

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