JPH019693Y2 - - Google Patents

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JPH019693Y2
JPH019693Y2 JP13222381U JP13222381U JPH019693Y2 JP H019693 Y2 JPH019693 Y2 JP H019693Y2 JP 13222381 U JP13222381 U JP 13222381U JP 13222381 U JP13222381 U JP 13222381U JP H019693 Y2 JPH019693 Y2 JP H019693Y2
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JP
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power unit
mounting device
bracket
vehicle body
rebound
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【考案の詳細な説明】 この考案はパワーユニツトのマウンテイング装
置、特に、車輌に装載されるパワーユニツトを車
体に弾性的に支持するマウンテイング装置に関す
る。
従来のパワーユニツトのマウンテイング装置と
しては、例えば、実開昭55−106118号公報にて知
られる第1図に示すマウンテイング装置あるいは
第2図に示すマウンテイング装置が知られてい
る。第1図に示すマウンテイング装置1は、パワ
ーユニツトを下方から支持するもので、図示しな
い車体に螺着する2つの取付ボルト2a,2bを
固着された車体側のブラケツト2と、同様に図示
しないパワーユニツトに螺着する取付ボルト3a
を固着したパワーユニツト側のブラケツト3と、
これらのブラケツト2,3間に介装される防振ゴ
ム4と、を備えている。また、車体側のブラケツ
ト2は、その上部に内側に屈曲したフランジ状の
リバウンドストツパ5が一体に形成され、このリ
バウンドストツパ5に防振ゴム4と加硫接着され
たストツパラバー6が固着している。なお、7は
バウンドストツパラバーである。
第2図に示すマウンテイング装置8は、パワー
ユニツトを斜め下方から支持するもので、前述の
マウンテイング装置1と同様に、車体に螺着する
取付ボルト9aを固着した車体側のブラケツト9
と、パワーユニツトに螺着する取付ボルト10a
を固着したパワーユニツト側のブラケツト10
と、これらのブラケツト9,10間に介装された
防振ゴム11と、を有している。また、車体側の
ブラケツト9には、防振ゴム11を囲むようパワ
ーユニツト側へ展開するリバウンドストツパ12
が一体に形成され、また、このリバウンドストツ
パ12には、その内面にストツパラバー13が固
着されている。
しかしながら、このような従来のパワーユニツ
トのマウンテイング装置1,8にあつては、リバ
ウンド時にパワーユニツト側のブラケツト3,1
0がリバウンドストツパ5,12に係合すると、
マウンテイング装置1にあつては、リバウンドス
トツパ5の長さ1と入力荷重P1とによるモーメ
ントが根本部5aに生じ、マウンテイング装置8
にあつてはリバウンドストツパ12の長さ2
入力荷重P2とによるモーメントが根本部12a
に生じ、また、車体側のブラケツト2,9に大き
なモーメントが生じるため、ブラケツト2,9の
板厚を大きくするなどして強度を大きくしなけれ
ばならないという問題点があつた。また、これら
の防振ゴム4,11およびストツパラバー6,1
3は、その成形の都合上、防振ゴム4,11とス
トツパラバー6,13との間に相当のクリアラン
スCが形成されるため、車体とパワーユニツトが
クリアランスCに相当するリバウンド変位をした
後でなければ、ブラケツト3,10はストツパラ
バー6,13に当接せず、リバウンドを規制する
効果も充分でないという問題点があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、車体とパワーユニツトにそれ
ぞれ設けられる弾性体の圧縮方向と同一方向とな
るように配設されてブラケツト間を連結し、マウ
ンテイング装置へ所定の静荷重負荷時に所定の余
裕長さを有する可撓性部材を設け、上記問題点を
解決することを目的としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第3図は、この考案にかかるパワーユニツトの
マウンテイング装置の一実施例を示す図である。
第1図の説明で述べたように、図中、2は2本
の取付ボルト2a,2bを固着した車体側のブラ
ケツト、3は取付ボルト3aを固着したパワーユ
ニツト側のブラケツト、4はこれらのブラケツト
2,3間に介装された弾性体である防振ゴム、7
はバウンドストツパラバーであり、防振ゴム4は
バウンドストツパラバー7との間に防振ゴム4の
変形に伴い容積変化自在の空室4aを画成してい
る。
また、パワーユニツト側の取付ボルト3aには
プレート14が挿通され、このプレート14の両
端に、可撓性を有し引つ張りに対し十分な剛性を
有したナイロン繊維織布、あるいは金属細線の織
布等から成る2つのベルト15a,15bの一端
がかしめられ、これらのベルト15a,15bの
他端は車体側のブラケツト2にかしめられてい
る。また、ベルト15a,15bは防振ゴム4の
圧縮方向と同一方向となるように配置されてい
る。これらのベルト15a,15bは、マウンテ
イング装置1のブラケツト2,3間にパワーユニ
ツトに対応した静荷重を負荷して行えば、マウン
テイング装置1のリバウンド量の設定が容易であ
る。すなわち、リバウンド量は、上記ベルト設定
時の撓み量(余裕長さ)と対応しているため、撓
み量を適当に変更すると、希望のリバウンド量が
得られる。
このようなマウンテイング装置1にあつては、
防振ゴム4が車体とパワーユニツトとの相対変位
を弾性的に緩衝する。すなわち、車体とパワーユ
ニツトとが接近する方向に変位するリバウンド時
にあつては、防振ゴム4の弾性変形(剪断方向)
よりこの変位は緩衝され、また、過大の変位は防
振ゴム4がバウンドストツパラバー7に当接して
規制される。さらに、パワーユニツトと車体とが
離間する方向に変位するリバウンド時にあつて
は、防振ゴム4の引張方向の弾性変形でこの変位
は緩衝される。このとき、ブラケツト2の端部
A,A′にストツパ荷重P3が入力される。この荷
重は端部A,A′とも同程度の大きさなので、端
部Aについて考察すると、ストツパ荷重P3に対
して、ブラケツト2の端部Aにはブラケツト2自
身の曲げ荷重P33が弾性体4の圧縮方向に入
力される。しかしながら、そのほとんどの曲げ荷
重入力は防振ゴム4によつて受けることができ、
ブラケツト2自身で受ける曲げ荷重入力はストツ
パ荷重P3の入力点から距離4で受けるP34
いう小さなモーメントとなる。このため、ブラケ
ツト2に過大なモーメントが直接的に加わること
がなく、ブラケツト2の強度を従来に比べ補強す
る必要はない。さらに、リバウンド方向の変位
が、前記ベルト15a,15bにより設定された
変位量を超える際には、ベルト15a,15bが
引つ張られ、車体とパワーユニツトの変位を規制
して、この過度の引張変形による防振ゴム4の破
断を防止する。
本実施例では、ベルト15a,15bの余裕長
さを予め各車体のサスペンシヨン特性に応じて適
宜選定することで、ブラケツト2,3の形状を変
えることなく、希望通りのリバウンド量でリバウ
ンドを規制することができる。第4図には、他の
実施例を示す。
この実施例に示すマウンテイング装置8′も、
第2図で説明したように、取付ボルト10aを、
固着されたパワーユニツト側のブラケツト10
と、取付ボルト9aを固着された略「く」の字形
の連体側のブラケツト9と、これらのブラケツト
9,10の間に介装される防振ゴム11と、を有
している。
さらに、取付ボルト9a,10a間には、前述
の実施例におけるベルト15a,15bと同様の
材料から成り可撓性を有したロープ16を橋架し
ている。このロープ16の一端には、取付ボルト
10aに係合する切欠17aが形成された金具1
7が固着され、他端には、同様に取付ボルト9a
を挿通する孔18aが形成された金具18が固着
されている。これらの金具17,18は、その端
部がロープ16側に向つて拡径するスカート状と
され、力集中を阻止するとともに、金具17,1
8のエツジ状端部がロープ16に係合しないよう
構成されている。なお、このロープ16をマウン
テイング装置Z′に取り付ける際には、前記実施例
と同様に許容するリバウンド量に対応した余裕長
さをもたせて取り付ければ、リバウンド量の設定
が容易である。また、この実施例においては、一
側面からのみ、ロープ16を橋架しているため、
この対向する側面には、ブラケツト9に一体にバ
ウンドストツパ12を設け、このバウンドストツ
パ12′に固着されたストツパラバー13′が防振
ゴム4と当接することにより、マウンテイング装
置8′の揺動を防止している。
このマウンテイング装置8′も同様に、車体と
パワーユニツトとの相対変位時におおいては、そ
の相対変位は防振ゴム11弾性変形により緩衝さ
れ、さらに、リバウンド方向の過大変位は防振ゴ
ム11の最大圧縮変形により規制される。また、
リバウンド方向の最大変位は、ロープ16の長さ
により規制され、最大変位時には、ロープ16が
引つ張られ、この最大変位を超える変位を阻止す
る。なお、本実施例においては、ロープ16が1
方向からしか設けられていないため、この最大変
位時、車体とパワーユニツトが揺動する可能性が
あるが、ブラケツト9にバウンドストツパ12′
が形成されているため、この揺動も防止される。
以上、説明してきたように、この考案によれ
ば、車体に固定されるブラケツトとパワーユニツ
トに固定されるブラケツトとの間に防振ゴムを介
装し、パワーユニツトを車体に弾性的に支持する
パワーユニツトのマウンテイング装置おいて、前
記弾性体の圧縮方向と同一方向となるように配置
されてブラケツト間を連結し、マウンテイング装
置への所定の静荷重負荷時に所定の余裕長さを有
する可撓性部材を設けるようにしたため、ブラケ
ツトを補強する必要がなくなり、リバウンド量の
規制可能なマウンテイング装置が軽重量かつ小型
にて作製可能となり、さらに、車体のサスペンシ
ヨン特性等に応じて希望のリバウンド量を得るこ
とが可能となるという効果が得られる。
また、可撓性部材が両ブラケツト間を連結して
いるため、疲労等により防振ゴムが破断した場合
においても、パワーユニツトの脱落を防止できる
という効果も得られる。さらに、第2実施例にあ
つては第2図に示された従来例のものに比べ右上
方のストツパ部を省略することができるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図は従来のパワーユニツトのマ
ウンテイング装置を示す断面図、第3図はこの考
案の一実施例にかかるパワーユニツトのマウンテ
イング装置を示す断面図、第4図はこの考案の他
の実施例にかかるパワーユニツトのマウンテイン
グ装置を示す分解斜視図である。 1′,8′…マウンテイング装置、2,3,9,
10…ブラケツト、4,11…防振ゴム(弾性
体)、15a,15b…ベルト(可撓性部材)、1
6…ロープ(可撓性部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固定されるブラケツトとパワーユニツト
    に固定されるブラケツトとの間に弾性体を介装
    し、パワーユニツトを車体に弾性的に支持するパ
    ワーユニツトのマウンテイング装置において、前
    記弾性体の圧縮方向と同一方向となるように配置
    されてブラケツト間を連結し、マウンテイング装
    置への所定の静荷重負荷時に所定の余裕長さを有
    する可撓性部材を設けたことを特徴とするパワー
    ユニツトのマウンテイング装置。
JP13222381U 1981-09-04 1981-09-04 パワ−ユニツトのマウンテイング装置 Granted JPS5836916U (ja)

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JP13222381U JPS5836916U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 パワ−ユニツトのマウンテイング装置

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JP13222381U JPS5836916U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 パワ−ユニツトのマウンテイング装置

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Publication Number Publication Date
JPS5836916U JPS5836916U (ja) 1983-03-10
JPH019693Y2 true JPH019693Y2 (ja) 1989-03-17

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JP13222381U Granted JPS5836916U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 パワ−ユニツトのマウンテイング装置

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57155350U (ja) * 1981-03-26 1982-09-29
JPS60182553U (ja) * 1984-05-14 1985-12-04 株式会社椿本チエイン 歯付ベルト用テンシヨナ
JPH0234508Y2 (ja) * 1986-08-05 1990-09-17
JPS63120949A (ja) * 1986-11-06 1988-05-25 Aisin Seiki Co Ltd フリ−ピストン型オ−トテンシヨナ
JPS6412955U (ja) * 1987-06-05 1989-01-24

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JPS5836916U (ja) 1983-03-10

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