JPH031298Y2 - - Google Patents

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JPH031298Y2
JPH031298Y2 JP15592185U JP15592185U JPH031298Y2 JP H031298 Y2 JPH031298 Y2 JP H031298Y2 JP 15592185 U JP15592185 U JP 15592185U JP 15592185 U JP15592185 U JP 15592185U JP H031298 Y2 JPH031298 Y2 JP H031298Y2
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JP
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base plate
shift lever
vibration isolating
isolating material
vibration isolator
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JP15592185U
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用歯車変速機におけるシフトレ
バー支持部の取付構造に関するものである。
(従来の技術) 従来より、この種のシフトレバー支持部の取付
構造としては例えば実開昭59−188734号公報ある
いは第4図で示すように、シフトレバー支持部の
ベースプレート11を車両のボデイ30に対し、
ゴム等の素材よりなる防振材46及びカラー42
を介在した状態でボルト20によつて結合してい
る。このように、ボデイ30に対してシフトレバ
ー支持部のベースプレート11を防振材46によ
つてフルフローテイング状態で支持することによ
り、シフトレバー支持部に加わる衝撃荷重をボデ
イ30に対するベースプレート11の変位によつ
て吸収することができ、もつてシフトレバーのノ
ブ(いずれも図示しない)に対する直接的な衝撃
が緩和されることとなる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の第4図で示す取付構造においては、防振
材46をその耐久性確保のために比較的高いばね
定数に設定している。この結果、ボデテイ30に
対する上記ベースプレート11の支持剛性が高
く、特にシフト操作時における歯車変速機側から
の反力が吸収されにくく、この反力が一種の衝撃
荷重としてシフトレバーに伝達され、シフトレバ
ーの操作フイーリングが悪化するという問題を生
じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は第1図及び第2図で示すように、シフ
トレバー支持部10のベースプレート11とボデ
イ30側とをカラー21に挿通させたボルト20
によつて結合している。このカラー21の外周と
ベースプレート11との間に、前記のボデイ30
側に対して所定の隙間l1をもたせた状態で第一
防振材26を介在させるとともに、この第一防振
材26の外周にはボデイ30側とベースプレート
11との間に隙間なく介在させた環状の第二防振
材27を組付けている。この第二防振材27は、
その外周面に対して所定の隙間l2をもつてボデ
イ30側から一体的に形成したストツパー24a
により、その位置規制がなされるように構成して
いる。
(作用) 上記の構成によれば、シフトレバー支持部10
に作用する衝撃荷重の大きさや作用方向に応じて
第一防振材26及び第二防振材27のうちの一方
を単独で弾性変形させたり、あるいは第一防振材
26及び第二防振材27を共に弾性変形させたり
することができ、これによつてシフトレバー支持
部10の変位に対して二段ばね特性を発揮するこ
ととなる。特に、シフトレバー支持部10に作用
する押し引き方向の荷重に対しては、第一防振材
26及び第二防振材27共に容易に変形し、シフ
トレバー操作に伴う歯車変速機側からの反力を効
果的に吸収してシフトレバーノブに作用する直接
的な衝撃荷重を緩和することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第3図によつ
て説明する。
まず、第2図においてシフトレバー支持部10
の構成を説明すると、ベースプレート11の上面
に立てられた支持プレート12にはリテーナ13
が固定されており、このリテーナ13に対してシ
フトレバー14がシフトアンドセレクト操作可能
に球面支持されている。また、支持プレート12
にはセレクトベルクランク15がその軸15aを
中心として回動可能に取付けられており、このセ
レクトベルクランク15の軸15aから第2図の
右方向に伸びる部分にはシフトレバー14の一部
が互いに連動可能に球面結合されている。つま
り、シフトレバー14をセレクト操作したとき、
これに連動してセレクトベルクランク15がその
軸15aを回動軸心として回動操作されるのであ
る。
上記シフトレバー14の下端にはプツシユプル
ケーブルを用いたシフテイングケーブル17が連
結されており、かつセレクトベルクランク15の
下端には同じくプツシユプルケーブルを用いたセ
レクテイングケーブル18が連結されている。な
お、これらシフテイングケーブル17及びセレク
テイングケーブル18は、歯車変速機(図示しな
い)側へ導かれてそれぞれのコントロール系の部
材に連結されている。したがつて、シフトレバー
14のシフト操作はその下端の動きがそのままシ
フテイングケーブル17を通じて歯車変速機側に
伝えられ、シフトレバー14のセレクト操作はこ
れに伴う上記セレクトベルクランク15の回動動
作により、セレクテイングケーブル18を通じて
歯車変速機側に伝えられる。
上記シフトレバー支持部10のベースプレート
11はボデイ30に対し、複数箇所(四箇所〜六
箇所)においてフルフローテイング状態で支持さ
れている。そこで、これら支持部の構造を、その
うちの一つを拡大断面で表わした第1図によつて
説明する。まず、上記のベースプレート11とボ
デイ30とはカラー21に挿通させたボルト20
及びこのボルト20に対してボデイ30の下面側
から締付けたナツト23によつて結合されてい
る。ただし、このカラー21の外周面とベースプ
レート11との間には、ゴム等の素材よりなる第
一防振材26を介在させている。
上記のカラー21は、ボデイ30の上面に沿わ
せて一体に形成されたフランジ部24を有し、こ
のフランジ24の上面と上記第一防振材26下面
との間には所定の隙間l1が確保されている。さ
らに、このフランジ24と上記ベースプレート1
1との間には同じくゴム等の素材によつて環状に
形成された第二防振材27が、これらフランジ2
4及びベースプレート11に対して隙間なく組付
けられている。しかも、この第二防振材27は上
記第一防振材26の外周に対して隙間なく組付け
られていて、これによつてその位置決めがなされ
ている。また、上記カラー21におけるフランジ
24の外周部は上方に曲げ形成されてストツパー
24aを構成している。このストツパー24aと
上記の第二防振材27外周との間には所定の隙間
l2が確保されており、かつこのストツパー24
aの上端面とベースプレート11の下面との間に
は、前記の隙間l1よりも大きい寸法の隙間l3
が設定されている。
上記の構成において、シフトレバー14のシフ
トアンドセレクト操作に伴う操作反力あるいは歯
車変速機側からの振動などが前記シフテイングケ
ーブル17あるいはセレクテイングケーブル18
を通じてベースプレート11に伝わり、このベー
スプレート11をボデイ30に対して変位させる
ように作用した場合、そのときの荷重の大きさあ
るいはその作用方向に応じて前記第一防振材26
及び第二防振材27の一方が単独で弾性変形する
場合と、これら両防振材26,27が共に弾性変
形を起す場合とがある。例えば、ボデイ30に対
してシフトレバー支持部10のベースプレート1
1が第1図の下方向へ変位した場合には、まず第
二防振材27が圧縮されて弾性変形し、前記の隙
間l1を詰めた後は第一防振材26も圧縮されて
弾性変形を起すこととなる。なお、このときの各
防振材26,27の圧縮は、前記ストツパー24
aとベースプレート11とがこれらの間の隙間l
3を詰めて当接することにで阻止され、特に第二
防振材27の過大な圧縮変形を回避している。
このように、ベースプレート11に対する荷重
の大きさや方向に応じて第一防振材26および第
二防振材27をそれぞれ単独で弾性変形させた
り、あるいは両防振材26,27を共に弾性変形
させることにより、そのばね特性としては第3図
で示すように二段特性となる。そして、この第3
図において横軸にとつた変位量のうち、Lで示す
領域は上記第一防振材26および第二防振材27
のいずれか一方が単独で弾性変形した領域であつ
て、この領域においては比較的低いばね定数であ
るため、縦軸にとつた荷重の急激な変化を容易に
吸収することができる。
また、第一防振材26はボデイ30側の部材で
ある前記カラー21のフランジ24に対し上記の
隙間l1を隔てて浮き上がつており、かつ第二防
振材27は環状に形成されていて左右方向に関し
ては小さな荷重で弾性変形できるため、上記のベ
ースプレート11を第1図の左右方向へ変位させ
るような荷重に対しては、これを容易に吸収でき
る。ただし、この方向に関する荷重が増大したと
きには、第二防振材27と上記ストツパー24a
との間の隙間l2が詰められ、第二防振材27は
圧縮変形を開始し、この時点からは大きなばね定
数を発揮することとなる。
上記のシフトレバー支持部10に対する上下左
右方向の荷重が、シフトレバー14のシフト操作
に伴う操作反力によつて生じた場合でも、ベース
プレート11の変位量が小さい切期の時点では、
上述したように各防振材26,27が容易に弾性
変形を起して急激な荷重の変化を減衰させること
ができ、もつてシフト操作フイーリングを著しく
向上させることができる。また、ベースプレート
11の変位量が大きくなると、最終的には前記ス
トツパー24aが隙間l3を詰めてベースプレー
ト11に当接し、各防振材26,27の過大な弾
性変形を避けてその耐久性を確保している。
(考案の効果) 以上のように本考案は、第一防振材と第二防振
材との組合せにより、シフト操作時における操作
反力等がシフトレバー支持部に作用した場合、そ
のときの荷重が小さい領域では各防振材を小さい
ばね定数で容易に弾性変形させ、荷重の増大に伴
つてそのばね定数を増大させるように設定したの
で、このシフトレバー支持部の支持剛性を損うこ
となく、特にシフトレバー操作時における操作抵
抗を緩和してその操作フイーリングを向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図はシフトレバー支持部の拡大断面図、第2図は
ケーブル式変速操作機構の一部を表わした正面
図、第3図はシフトレバー支持部の取付け部のば
ね特性を表わした特性図である。第4図は従来の
シフトレバー支持部の取付構造を第1図との対応
によつて表わした断面図である。 10……シフトレバー支持部、11……ベース
プレート、20……ボルト、21……カラー、2
4a……ストツパー、26……第一防振材、27
……第二防振材、30……ボデイ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフトレバー支持部のベースプレートとボデイ
    側とをカラーに挿通させたボルトによつて結合す
    るとともに、このカラーの外周とベースプレート
    との間に、前記のボデイ側に対して所定の隙間を
    もたせた状態で第一防振材を介在させ、この第一
    防振材の外周にはボデイ側とベースプレートの間
    に隙間なく介在した環状の第二防振材を組付け、
    しかもこの第二防振材はその外周面に対して所定
    の隙間をもつてボデイ側から一体的に形成したス
    トツパーによつて位置規制されるように構成した
    ことを特徴とするシフトレバー支持部の取付構
    造。
JP15592185U 1985-10-12 1985-10-12 Expired JPH031298Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15592185U JPH031298Y2 (ja) 1985-10-12 1985-10-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15592185U JPH031298Y2 (ja) 1985-10-12 1985-10-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6264636U JPS6264636U (ja) 1987-04-22
JPH031298Y2 true JPH031298Y2 (ja) 1991-01-16

Family

ID=31077059

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15592185U Expired JPH031298Y2 (ja) 1985-10-12 1985-10-12

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JP6220667B2 (ja) * 2013-12-25 2017-10-25 株式会社Subaru 自動変速機のシフトレバー装置

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JPS6264636U (ja) 1987-04-22

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