JP2501932Y2 - コントロ―ルケ―ブル支持装置 - Google Patents

コントロ―ルケ―ブル支持装置

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JP2501932Y2
JP2501932Y2 JP10309591U JP10309591U JP2501932Y2 JP 2501932 Y2 JP2501932 Y2 JP 2501932Y2 JP 10309591 U JP10309591 U JP 10309591U JP 10309591 U JP10309591 U JP 10309591U JP 2501932 Y2 JP2501932 Y2 JP 2501932Y2
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rubber
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伸宜 根木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトランスミッションのコ
ントロールケーブルの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の静粛性を得るには、トランスミ
ションの振動が車室内に伝たわるのをできるだけ防ぐこ
とが必要である。そのためには振動の伝導経路の1つで
あるトランスミッションのコントロールケーブルの支持
装置の振動減衰特性を改良することが有効である。しか
し、防振構造を有するコントロールケーブル支持装置で
は、ゴムの硬度を下げると減衰性は良くなるが、トラン
スミッションのシフトフィーリングが損なわれるので、
減衰性を良くすることとシフトフィーリングを良くする
ことの2つの機能を両立させることは難しい。
【0003】トラスミッションのコントロールケーブル
の支持装置の二つの例を図8と図9,10とに基づいて
説明する。
【0004】まず、第1の例を説明する。
【0005】図8において、符号1は第1のブラケット
を示していて、このブラケット1は、互いに重ね合わさ
れた2枚の板材1a,1bで構成されていて、その基部
1cがトランスミッションケースに支持されている。板
材1a,1bの間にはゴム材2を介在して第2のブラケ
ット4が設けられている。符号4aはコントロールケー
ブルのケーブルアウター9のケーブル固定部を示してい
る。ゴム材2の硬度はシフトケーブルのシフト時の変形
を極力抑えて、シフト操作力が十分に得られるようにす
るために高く設定されている。
【0006】次に第2の例を説明する。
【0007】図9において、符号11は第1のブラケッ
トを示していて、このブラケット11は、トランスミッ
ションケース20に固定される固定部11aと、第2の
ブラケット12を支持する第2ブラケット支持部11c
とにより構成されている。第2のブラケット12は、コ
ントロールケーブルのケーブルアウター9を支持するケ
ーブル固定部12aと、第1のブラケット11に支持さ
れる被支持部12bと、ゴム材の他側面が固着される自
由端部12cとにより構成されている。第2ブラケット
支持部11cには、図10に示すように被支持部12b
が、第1のブラケット11に固定されたウエルドナット
14にボルト15を螺合させることにより固定されてい
る。被支持部12bの両面は、ストッパー部材13a,
13b間に、ゴム材16を介在させて支持されている。
【0008】第1のブラケット11の中間部11bと第
2のブラケット12の自由端部12cとの間には、中間
部11bに一側面が、自由端部12cに他側面がそれぞ
れ固定されたゴム材17が設けられている。ゴム材1
6,17の硬度はトランスミッションの振動を十分に吸
収できるように小さく設定されている。
【0009】この第2の例では、トランスミッションの
振動はゴム材16,17の硬度をさげることにより十分
吸収され、また、シフト時のゴム変形は、ストッパー部
材13a,13bにより制限され、シフトフィーリング
は良好である。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】図8に示したコントロ
ールケーブル支持装置では、シフトフィーリングを損な
わないようにするためにゴムの硬度を大きく設定してあ
るので、トランスミッションの振動を十分に吸収するこ
とができず、振動減衰特性を良好にすることができない
という問題点がある。
【0011】また、図9,10に示したコントロールケ
ーブル支持装置では、ストッパー部材13a,13b、
ボルト15、ウエルドナット14などの部品数が多くな
り構造が複雑になるという問題点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、コントロール
ケーブルをトランスミッションケースに支持するコント
ロールケーブル支持装置において、上記トランスミッシ
ョンケースへの取付部を有する基部と、上記コントロー
ルケーブルの両側方に位置を占めるように上記基部から
立ち上がった一対の支持腕とを有する第1のブラケット
と、上記コントロールケーブルの支持部を有し、両側が
上記支持腕を囲むように、かつ上記支持腕のコントロー
ルケーブルの移動方向における両側縁との間に小間隙を
置いてコ字形に折り曲げられた第2のブラケットと、上
記第2のブラケットの、上記支持腕との対向面と上記支
持腕との間に介装され、一方の側面を上記支持腕に、他
方の側面を上記対向面に固着したゴム材とからなるコン
トロールケーブル支持装置にある。
【0013】
【作用】第2のブラケットと、第1のブラケットとの間
にゴム材を介在させたコントロールケーブル支持装置に
コントロールケーブルを支持させたので、トランスミッ
ションケースの振動がゴム材に吸収される。
【0014】第2のブラケットの両側が支持腕に小間隙
をおいて支持されているので、コントロールケーブルを
操作したときに、第2のブラケットの両側が支持腕の両
側縁に当接し、コントロールケーブルの操作力が第1の
ブラケットに確実に伝達される。
【0015】
【実施例】本考案の一実施例を図1ないし6に基づいて
説明する。
【0016】図1ないし4において、符号31は第1の
ブラケットを示していて、第1のブラケット31はトラ
ンスミッションケースに固定される取付部31Aを有す
る基部31aと、この基部31aの両腕部分をそれぞれ
内側に折り、平行に立ち上がらせた一対の支持腕31
b,31bとからなる。支持腕31b,31bには、コ
ントロールケーブルの移動方向Xに平行な支持面31b
A,31bBと、その両側縁31cA,31cBとを有
している。
【0017】符号32は矩形の板材の両側を互いに向き
合うようにコ字形に折り曲げ、両側が支持腕31b,3
1bを囲むように形成された第2のブラケットを示す。
この第2のブラケット32は、コントロールケーブルの
ケーブルアウター9を支持する逆鍵穴状の穴32Eを有
するケーブル支持部32aと、支持腕31b,31bの
支持面31bA,31bBにそれぞれ対向する対向面3
2bA,32bBと、両側縁31cA,31cBにそれ
ぞれ対向する係合部32cA,32cBとを有してい
る。
【0018】図3に示すように係合部32cA,32c
Bと両側縁31cA,31cBとの間には、小間隔αが
設けられている。
【0019】支持面31bA,31bBと対向面32b
A,32bBとの間には、一側面が支持面31bA,3
1bBに、他側面が対向面32bA,32bBにそれぞ
れ接着固定された角柱状のゴム材34,34が設けられ
ている。ゴム材34はトランスミッションの振動を十分
に吸収することができるように比較的硬度の小さいゴム
で形成されている。
【0020】図5に示すように、トランスミッションが
操作されて、コントロールケーブルのケーブルアウター
9が図5の矢印方向に移動させられると、ケーブルとケ
ーブルアウタとの摩擦力によって、第2のブラケット3
2にも同方向の力が加わり、ゴム材34,34の変形に
より第2のブラケット32が同じく矢印方向に移動し、
対向面32cAが側縁31cAに当接し、シフトケーブ
ルの操作力がコントロールケーブル支持装置に伝達され
る。
【0021】また、図6に示すように、シフトレバーが
戻されて、ケーブルアウター9が図6の矢印方向に移動
させられたときは、第2のブラケット32にも同方向の
力が加わり、第2のブラケット32が矢印方向に移動
し、対向面32cBが側縁31cBに当接する。シフト
操作力がコントロールケーブル支持装置に受け止められ
る。
【0022】図7は、図8に示した従来のコントロール
支持装置と本考案のコントロールケーブル支持装置との
車速に応じて変化するトランスミッションからの振動音
のレベルを示している。図7において、一点鎖線曲線A
は図8に示した従来のコントロールケーブル支持装置の
振動レベルを、また実線曲線Bは、本考案のコントロー
ルケーブル支持装置の振動レベルをそれぞれ示す。この
図7により、図8に示した従来のコントロールケーブル
支持装置と本考案のコントロールケーブル支持装置とで
は、一点鎖線曲線Aと実線曲線Bとにより表われされて
いるように、一点鎖線曲線Aよりも実線曲線Bが低いレ
ベルに抑えられている。したがって、本考案のコントロ
ールケーブル支持装置では図8に示した従来のコントロ
ールケーブル支持装置よりも振動減数量が高くなる。
【0023】上記実施例は、ケーブルアウタ9に対し
て、ゴム材34,34の一側面が固定される支持腕31
bを内側に、ゴム材34,34の他側面が固定される第
2ブラケットの対向面32bA,32bBを外側にそれ
ぞれ配置した例を示したが、本考案は、上記例の逆の支
持腕を外側に、第2のブラケットを対向面を内側にそれ
ぞれ配置したものでもよい。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、第1のブラケットと第
2ブラケットの間にゴム材を介在させたコントロールケ
ーブル支持装置にコントロールケーブルを支持させたの
で、トランスミッションケースの振動がゴム材に吸収さ
れ、トランスミッションの振動減衰特性が良好になり、
振動が車室に伝わることが少なく、コントロールケーブ
ルを操作したときに、両側縁と第2のブラケットの側部
が当接するので、シフトフィーリングを損なうことの少
なく、構造が簡単なコントロールケーブル支持装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すコントロールケーブル
支持装置の斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示すコントロールケーブル
支持装置の正面図である。
【図3】本考案の一実施例を示すコントロールケーブル
支持装置の平面図である。
【図4】本考案の一実施例を示すコントロールケーブル
支持装置の分解斜視図である。
【図5】同コントロールケーブル支持装置の正方向のシ
フト操作時の移動状況を示す作用図である。
【図6】同コントロールケーブル支持装置の逆方向のシ
フト操作時の移動状況を示す作用図である。
【図7】本考案のコントロールケーブル支持装置と従来
のコントロールケーブル支持装置とのトランスミッショ
ンからの振動音のレベルの変化を示すグラフである。
【図8】従来のコントロールケーブル支持装置の第1の
例を示す斜視図である。
【図9】従来のコントロールケーブル支持装置の第2の
例を示す側面図である。
【図10】同第2の例の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
31 第1のブラケット 31A 取付部 31a 基部 31b,31b 支持腕 31cA,31cB 両側縁 32 第2のブラケット 32a ケーブル固定部 32bA,32bB 対向面 34 ゴム材 α 微小間隙

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントロールケーブルをトランスミッショ
    ンケースに支持するコントロールケーブル支持装置にお
    いて、 上記トランスミッションケースへの取付部を有する基部
    と、上記コントロールケーブルの両側方に位置を占める
    ように上記基部から立ち上がった一対の支持腕とを有す
    る第1のブラケットと、 上記コントロールケーブルの支持部を有し、両側が上記
    支持腕を囲むように、かつ上記支持腕のコントロールケ
    ーブルの移動方向における両側縁との間に小間隙を置い
    てコ字形に折り曲げられた第2のブラケットと、 上記第2のブラケットの、上記支持腕との対向面と上記
    支持腕との間に介装され、一方の側面を上記支持腕に、
    他方の側面を上記対向面に固着したゴム材とからなるコ
    ントロールケーブル支持装置。
  2. 【請求項2】上記ゴム材はトランスミッションの振動を
    十分に吸収するゴム硬度のゴムで形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のコントロールケーブル支持装
    置。
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KR100705136B1 (ko) * 2006-03-02 2007-04-09 현대자동차주식회사 차량용 시프트케이블 브라켓

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