JP2001140984A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2001140984A JP32370999A JP32370999A JP2001140984A JP 2001140984 A JP2001140984 A JP 2001140984A JP 32370999 A JP32370999 A JP 32370999A JP 32370999 A JP32370999 A JP 32370999A JP 2001140984 A JP2001140984 A JP 2001140984A
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rubber body
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stopper
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Minoru Toyoda
稔 豊田
Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
Masato Yamaguchi
正人 山口
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Sony Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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    • F16F15/04Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16F2236/00Mode of stressing of basic spring or damper elements or devices incorporating such elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、任意の姿勢で使用されて、多
方向からの振動入力に対して振動減衰およびストッパ機
能を有する防振装置を得る。 【解決手段】 被支持体2の側面21に支持軸3を突設
し、支持軸3を覆うように碗形に成形した防振ゴム体4
を嵌着する。防振ゴム体4は底面中央部に設けた嵌合穴
41にて支持軸3の端部に固定され、外周を筒状のブラ
ケット5内に保持して、ブラケット5の外周に張り出す
フランジ部52を基体1に固定することで、姿勢位置に
よらず被支持体2を浮動可能に支持し、多方向に振動減
衰効果を得る。防振ゴム体4は、開口端縁部に第1のス
トッパ部42を、開口端部内周面に第2のストッパ部4
3を形成して、被支持体2の相対移動時に側面21およ
び支持軸3にそれぞれ当接させ、多方向に対しストッパ
機能を働かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用または携帯
用のオーディオビジュアル機器、電子通信機器等に用い
られ、衝撃吸収用のストッパ機能を備えた防振装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】オーディオビジュアル機器や電子通信機
器等の精密機器では、振動や衝撃が機器本体部に直接伝
達されないように、機器本体部をケース内に防振ゴム体
を介して浮動可能に支持する防振構造が採用されてい
る。また、これらの機器を設置場所に応じて縦置きない
し横置きに変更したり、あるいは据え置き型とせず、コ
ンパクトに形成して携帯使用可能とした機器がある。こ
のような場合には、いずれの姿勢においても、高い防振
機能を有することが要求され、このために、種々の防振
構造が提案されている。
【0003】例えば、特開平8−55468号公報に
は、横置きと縦置きのいずれでも振動を効果的に減衰で
き、かつ他の部材との干渉を防止可能な防振構造とし
て、メインシャーシに対し立設する支持軸に、中空の管
状弾性体からなる第1の防振部材を貫通させて支持し、
この第1の防振部材を介して被支持体をメインシャーシ
に浮動可能に支持する防振装置が開示されている。被支
持体は第1の防振部材の中間部に設けた括れ部周りに嵌
着され、括れ部内周面には、第2の防振部材となる複数
の半円断面の凸部が設けられている。この構成では、横
置き姿勢時、括れ部内周面の凸部と支持軸とが接触せ
ず、被支持体が第1の防振部材が上下または横方向の振
動に対し弾性変形するすることで、振動を減衰させる。
また、横方向の強い振動に対しては、凸部がストッパと
して機能して、被支持体の過度の変位を規制する。
【0004】ところが、上記防振装置は、縦置き姿勢時
に、自重で下垂する被支持体を凸部が支持軸に当接する
ことで支持しており、浮動支持がなされない。このた
め、第1の防振部材は、上下方向に自由に弾性変形する
ことができず、凸部を半円断面としてバネ定数を非線形
とすることで振動減衰効果を得ている。また、横方向に
おいても、凸部と支持軸の摩擦が大きいと弾性変形が抑
制されるため、摩擦抵抗の小さい樹脂で被覆するなどの
対策が取られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の構成では、横置きと縦置きとで減衰特性に大きな差が
あり、これを改善するために、構成が複雑になりやす
い。また、減衰特性を良くするためにゴム硬度を低くす
ると、被支持体の保持が困難になるなど、材質や形状が
大きく制約され、所望の防振特性を得ることが容易では
ない。
【0006】さらに、車室内で使用されるオーディオビ
ジュアル機器や、持ち運び可能な電子通信機器のよう
に、衝撃を受けやすく、しかも使用時の姿勢が任意に変
化する機器では、多方向からの衝撃に対して、被支持体
の過度の変位を規制し衝撃を吸収するストッパ機能を有
し、他部材との干渉等により機器の作動に支障を生じる
のを確実に防止することが要求される。しかしながら、
従来の防振装置は、特定の方向からの振動入力を前提と
しており、全方向に十分なストッパ機能を有するものは
見られない。
【0007】本発明の目的は、任意の姿勢で使用可能で
あり、簡単な構成で、多方向からの振動入力に対して高
い振動減衰特性を有するとともに、多方向にストッパ機
能を有して衝撃を吸収可能な防振装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、基体上に防振ゴム体を介して被支持体を浮動可能に
支持する防振装置であって、上記被支持体から側方に突
出する支持軸を設けて、該支持軸を覆うように碗形に成
形した上記防振ゴム体を配設し、上記防振ゴム体の底面
中央部を上記支持軸の端部に固定する一方、上記防振ゴ
ム体の外周を保持する筒状保持部材を設けて、上記保持
部材の外周に張り出すフランジ部を上記基体に固定して
なる。また、上記防振ゴム体には、開口端縁部および開
口端部内周面に、上記被支持体が上記基体に対して相対
移動した時に、上記被支持体の側面および上記支持軸の
外周面にそれぞれ当接する第1および第2のストッパ部
を形成してある。
【0009】上記構成によれば、上記被支持体がどのよ
うな姿勢をとっても、上記支持軸周りに配設した碗形の
上記防振ゴム体によって、上記基体に浮動可能に支持す
ることができる。上記防振ゴム体は、使用姿勢によら
ず、多方向からの振動入力に対して弾性変形して振動減
衰を行うとともに、開口端部に設けた上記第1および第
2のストッパ部によって、多方向にストッパ機能を有す
る。すなわち、上記支持軸の軸方向の変位に対しては上
記第1のストッパ部が上記被支持体の側面に当接し、径
方向の変位に対しては上記第2のストッパ部が上記支持
軸の外周面に当接して、それ以上の変位を規制し、衝撃
を効果的に吸収する。よって、簡単な構成で、任意の姿
勢で使用可能であり、多方向に振動減衰および衝撃吸収
効果を有する高性能の防振装置が得られる。
【0010】請求項2の発明では、上記防振ゴム体の開
口端縁部を肉厚に形成して、上記第1のストッパ部とす
る。上記第1のストッパ部となる開口端縁部に、所望の
ストッパ機能が得られるように十分な厚みを持たせるこ
とで衝撃を確実に吸収することができる。
【0011】請求項3の発明では、上記開口端部内周面
に、周方向に延びる山形断面の環状凸部を形成して、上
記第2のストッパ部とする。山形断面とすることでバネ
特性を非線形とし、上記支持軸との当接初期のバネ定数
を低くして当たりを柔らかくするとともに、変位量が大
きくなった場合にはバネ定数を高くしてストッパ機能を
確実に得ることができる。また、全周に渡る環状凸部と
することで、全方向にストッパ機能を働かせることがで
きる。
【0012】請求項4の発明では、上記支持軸を上記被
支持体の外周面の少なくとも3か所に設ける。そして、
これら支持軸を、その軸線の延長線の交点が上記被支持
体の重心となるように配置する。これにより、上記被支
持体をバランスよく支持して防振効果を高めることがで
きる。
【0013】請求項5の発明では、上記防振ゴム体の底
面中央部に、上記支持軸に嵌着固定するための嵌合穴を
設けるとともに、嵌着固定によって上記防振ゴム体を予
圧縮する構成とする。上記嵌合穴によって上記防振ゴム
体を上記支持軸に容易に嵌着固定することができ、同時
に碗形の底面を圧縮変形させることで、上記防振ゴム体
の耐久性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図2は、本発明の防振装置の全
体構成を示す図で、本実施の形態では、平板状の基体1
上に、六角形の板状の被支持体2を配置し、被支持体2
を側面の3箇所に突設した支持軸3を用いて浮動可能に
支持する構成としている。図1(a)、(b)に示すよ
うに、各支持軸3には、それぞれ衝撃吸収用の防振ゴム
体4が取付けられ、防振ゴム体4の外周は、基体1に固
定される筒状保持部材としてのブラケット5に保持され
ている。なお、ここでは図示しないが、被支持体2上に
は、用途に応じて機器本体部を構成する部材が搭載され
る。
【0015】これら各構成部材の詳細を図3に示す。ま
ず、図3(a)において、各支持軸3は、それぞれ被支
持体2の側面21から水平方向に所定長で突出してお
り、先端部31に続く部分を小径部32となしている。
この小径部32は、防振ゴム体4を嵌着固定するための
もので、嵌着を容易にするために、先端部31の周縁部
と小径部32の端縁部は、いずれも角のない曲面状に形
成されている。先端部31は、基端側と同径としてあ
り、防振ゴム体4の抜け止めとして機能する。
【0016】図3(b)において、上記防振ゴム体4
は、椀形に成形してあり、底面中央部をやや肉厚に形成
して上記支持軸3に嵌着するための嵌合穴41を設けて
いる。一方、開口端縁部には、外周面を所定幅で径方向
に張り出すことにより、リング状の第1のストッパ部4
2が形成してある。第1のストッパ部42は、図1
(a)のように、防振ゴム体4を支持軸3に嵌着した時
に、被支持体2の側面21と所定の間隔L1をおいて対向
し、被支持体2の左右方向の相対変位を規制するように
なしてある。上記間隔L1は、通常の使用状態では、被支
持体2と第1のストッパ部42が当接せず、衝撃を受け
て被支持体2が大きく変位した時に当接するように適宜
設定される。第1のストッパ部42の軸方向の幅w1、突
出高さh1は、所望のストッパ特性が得られるように必要
に応じて適宜設定される。
【0017】上記防振ゴム体4は、開口端部の内周面
に、所定幅で周方向に延びる複数の山形断面の環状凸部
を形成して、リング状の第2のストッパ部43となして
いる。第2のストッパ部43は、図1(a)において、
支持軸3の外周面と所定の間隔L2をおいて対向し、支持
軸3の径方向の相対変位を規制する。第2のストッパ部
43を山形の断面形状とすることで、支持軸3との当接
初期にはバネ定数が小さく変位量が大きくなるにつれて
バネ定数が大きくなる非線形特性とすることができる。
【0018】第2のストッパ部43をなす山形断面の環
状凸部は、より具体的には、図3(b)に示すように、
断面形状が三角形となるように形成される。ただし、こ
れに限らず、頂点に丸みを持たせたり、半円形、半楕円
形等とすることもでき、第2のストッパ部43の軸方向
の幅w2や突出高さh2とともに、所望のストッパ特性に応
じて適宜設定することができる。上記間隔L2は、上記間
隔L1と同様に設定される。なお、第1のストッパ部42
を、断面が三角形、半円形、半楕円形等の環状凸部にて
形成して、バネ定数を非線形特性としてもよい。
【0019】上記防振ゴム体4の外周面には、ほぼ中央
部に所定幅の環状凸部45が設けてあり、該環状凸部4
5と第1のストッパ部42の間に形成される溝部44
に、ブラケット5を嵌着するようになしてある。図3
(c)、(d)において、ブラケット5は、溝部44に
嵌着される筒状部51と、これを基体1に固定するため
のフランジ部52を有している。フランジ部52は、筒
状部51の下半部外周に略三角形状に張り出す縦壁と、
その下端縁より水平方向に延びる底壁からなり、底壁に
は左右一対のボルト穴53が形成してある。
【0020】上記防振ゴム体4の材質は、特に制限され
るものではないが、車両用や携帯用のように、過酷な環
境での使用が予測される機器では、シリコンゴムが好適
に使用され、特に、低温で長期間使用された時の低温へ
たりに対して効果が大きい。上記防振ゴム体4は、碗形
の形状としているため、開口端部の強度が不十分である
とへたりが生じやすいが、シリコンゴムを用いると、第
1および第2のストッパ部42、43と対向面との間を
所定の間隔に保持して、防振ゴム体4の機能を効果的に
発揮させる。
【0021】図4に示すように、各支持軸3は、それぞ
れ軸線の延長線上に被支持体2の重心が位置するように
配置するのがよい。また、本実施の形態のように、支持
軸3を被支持体2の外周面の少なくとも3か所に設け
て、3点以上で支持するとよい。この時、これら3つの
支持軸3の軸線の交点が被支持体2の重心となり、被支
持体2をバランスよく支持して防振効果を高めることが
できる。
【0022】これら各部材の組付けは、図1(a)、
(b)に示すように、ブラケット5の筒状部51に防振
ゴム体4を圧入して、筒状部51を溝部44の外周に嵌
着するとともに、支持軸3を防振ゴム体4の開口端部か
ら内部に挿通して、小径部32を嵌合穴41に嵌合し、
先端部31を嵌合穴41より外方に突出させる。ブラケ
ット5は、フランジ部52の底壁が基体1上面に当接す
るように配置し、ボルト穴53にボルト54を挿通して
基体1に固定する。これにより、第1のストッパ部42
が被支持体2の側面21に所定間隔L2で対向し、第2の
ストッパ部42が支持軸3の外周に所定間隔L2で対向す
る。
【0023】また、この組付け時に、図1(a)に示す
ように、防振ゴム体4の底面が偏平な形状となるように
圧縮変形させ、組付けと同時に防振ゴム体4が予圧縮さ
れるようにするとよい。これにより、ゴム強度を高めて
耐久性を向上させることができる。また、支持軸3の小
径部32の外径を、嵌合穴41の内径よりやや大きく形
成するとよく、防振ゴム体4を支持軸3の小径部32周
りに確実に保持固定することができる。
【0024】上記構成の防振装置を、図1(a)のよう
に、横位置で使用した場合、被支持体2は支持軸3周り
に配した防振ゴム体4によって浮動可能に支持され、基
体1に入力する振動を、碗形の防振ゴム体4が支持軸3
の軸方向または径方向に弾性変形して減衰し、被支持体
2への振動の伝達を防止する。また、衝撃等の特に強い
振動が入力して被支持体2が変位した場合、軸方向の変
位に対しては、被支持体2が第1のストッパ部42に当
接し、径方向の変位に対しては、第2のストッパ部43
に当接して衝撃を吸収する。また、基体1に対し、例え
ば、斜め方向に振動が入力しても、第1のストッパ部4
2および第2のストッパ部43がリング状で支持軸3の
全周を包囲しているので、いずれかの部位に当接する。
よって、多方向からの振動、衝撃に対応することができ
る。
【0025】上記構成の防振装置を、縦位置で使用した
場合には、被支持体2の荷重が支持軸3の軸方向に加わ
るが、被支持体2の側面21と第1のストッパ部42の
間隔をL1を適切に設定して、被支持体2と防振ゴム体4
を非接触となるようにする。これにより、被支持体2を
基体1に対して浮動支持することができ、同様に、多方
向からの振動を減衰するとともに衝撃を吸収する効果が
得られる。また、携帯用機器に適用する場合には、使用
姿勢が横位置、縦位置に限らないが、これらの効果は、
どのような姿勢で使用されても、同様である。
【0026】このようにして、構成を複雑化することな
く、任意の姿勢で使用されて多方向に対し高い防振効果
を有する防振装置が実現でき、車載用、携帯用として有
利である。また、第2のストッパ部43を複数の山形断
面の環状凸部で構成して、バネ特性が非線形となるよう
にしたので、衝撃を受けた場合、変位量が小さい時に
は、防振ゴム体4が容易に弾性変形して衝撃を吸収し、
変位量が大きくなるとバネ定数を高くしてそれ以上の変
位を規制し、他部材との干渉等を確実に防止する。さら
に、環状凸部が内周面の全周に渡って設けられているの
で、径方向の全方向にストッパ機能を働かせることがで
きる。また、防振ゴム体4を支持軸3の嵌着時に予圧縮
する構成としたので、防振ゴム体4の耐久性が向上し、
防振性能を長期に渡り持続する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の防振装置の構成を示す断面
図、(b)は、その分解斜視図である。
【図2】本発明の防振装置の全体構成を示す図である。
【図3】(a)は支持軸の側面図、(b)は防振ゴム体
の部分断面側面図、(c)はブラケットの正面図、
(d)はブラケットの上方視図である。
【図4】本発明の防振装置の上方視図である。
【符号の説明】
1 基体 2 被支持体 21 側面 3 支持軸 31 先端部 32 小径部 4 防振ゴム体 41 嵌合穴 42 第1のストッパ部 43 第2のストッパ部 44 溝部 45 環状凸部 5 ブラケット(筒状保持部材) 51 筒状部 52 フランジ部 53 ボルト穴
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 達雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 山口 正人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA02 BA06 BC01 BD02 BD05 3J048 AA01 AD16 BA24 EA07 3J066 AA26 BA01 BB01 BE01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に防振ゴム体を介して被支持体を
    浮動可能に支持する防振装置であって、上記被支持体か
    ら側方に突出する支持軸を設けて、該支持軸を覆うよう
    に碗形に成形した上記防振ゴム体を配設し、上記防振ゴ
    ム体の底面中央部を上記支持軸の突出端部に固定する一
    方、上記防振ゴム体の外周を保持する筒状保持部材を設
    けて、該保持部材の外周に張り出すフランジ部を上記基
    体に固定してなり、上記防振ゴム体には、開口端縁部お
    よび開口端部内周面に、上記被支持体が上記基体に対し
    て相対移動した時に、上記被支持体の側面および上記支
    持軸の外周面にそれぞれ当接する第1および第2のスト
    ッパ部を形成したことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 上記防振ゴム体の開口端縁部を肉厚に形
    成して上記第1のストッパ部とした請求項1記載の防振
    装置。
  3. 【請求項3】 上記開口端部内周面に、周方向に延びる
    山形断面の環状凸部を形成して、上記第2のストッパ部
    とした請求項1または2記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 上記支持軸を上記被支持体の外周面の少
    なくとも3か所に設け、これら支持軸を、その軸線の延
    長線の交点が上記被支持体の重心となるように配置した
    請求項1ないし3のいずれか記載の防振装置。
  5. 【請求項5】 上記防振ゴム体の底面中央部に、上記支
    持軸に嵌着固定するための嵌合穴を設けるとともに、嵌
    着固定によって上記防振ゴム体を予圧縮する請求項1な
    いし4のいずれか記載の防振装置。
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