JPH1014163A - 回転機の防振装置 - Google Patents

回転機の防振装置

Info

Publication number
JPH1014163A
JPH1014163A JP18422196A JP18422196A JPH1014163A JP H1014163 A JPH1014163 A JP H1014163A JP 18422196 A JP18422196 A JP 18422196A JP 18422196 A JP18422196 A JP 18422196A JP H1014163 A JPH1014163 A JP H1014163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber elastic
vibration
rotating machine
elastic body
foundation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18422196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hoshi
昌博 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP18422196A priority Critical patent/JPH1014163A/ja
Publication of JPH1014163A publication Critical patent/JPH1014163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水平方向及び垂直方向に充分な機械強度と防振
効果とを有する構造で、構造が簡単で取り付け及び交換
を容易にできる回転機の防振装置を提供する。 【解決手段】固定子枠の脚部4と基礎9とを連通して回
転機の位置決め固定をするスタッドボルト10と、この
スタッドボルト10の上端部の締付けナット12により
締付けられる座金11とから構成して、前記固定子枠の
脚部4と座金11間,前記脚部4と基礎9及びスタッド
ボルト10との間にそれぞれゴム弾性体13a,13b
及び13cを挿着して、前記ナット12により前記回転
機の固定子枠の脚部4を基礎9に締付け固定するように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転機、例えば
船舶用推進電動機を基礎に設置する際に施される回転機
の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜図8は従来の回転機の防振装置を
示すもので、図3は防振用のゴム弾性体の外形図、図4
は従来の防振装置の断面図、図5は異なる構成からなる
防振装置の構成図、図6は図5の右側面図、図7は更に
異なる構成からなる防振装置の断面図、図8は図7のVI
II−VIII断面図である。一般に回転機を架台等の基礎に
据付固定する場合には、回転機の駆動時に基礎への振
動,騒音の伝達を低減する目的で、回転機の固定子枠の
脚部と基礎との間に防振用の天然ゴムやクロロプレンゴ
ム等のゴム弾性体を設置するようにしている。この場合
に前記した防振と騒音の低減効果を上げるためには、ば
ね定数の小さなゴム弾性体を使用する必要がある。
【0003】しかしながら、回転機においては、特に船
舶用の推進電動機の場合には、この推進電動機の回転子
軸と船舶推進用のスラスト軸受及びプロペラシャフトと
は弾性継手を介して接続されているので、前記した推進
電動機の回転子軸中心の変位の許容値も定められてお
り、このため前記した防振用のゴム弾性体を使用するこ
とによる回転機の変位が制限されるために、使用される
ゴム弾性体のばね定数の選定にも制約が生じてくる。一
方、この防振用のゴム弾性体は、回転機自体の重量に対
して耐久性があることは無論、前記した推進電動機にお
いてはピッチングやローリング等の挙動に対しても耐久
性が要求されるために水平方向及び垂直方向の両方向に
対して所定の機械的強度も必要とする。したがって、回
転機の防振装置には、前記した水平方向及び垂直方向の
両方向に所定の強度を有した防振効果のあるゴム弾性体
を用いることが必要となってくる。
【0004】図3に示すように、従来の回転機の防振装
置では、角形の形状のゴム弾性体1の上下を上金具2と
下金具3とで挟持する構成が基本となっており、前記の
上金具2を回転機の固定子枠の脚部に、下金具3を基礎
に固定する構造が採用されている。しかしながら、前記
した構成からなる角形のゴム弾性体1は、一般には水平
方向(X,Y方向)には柔らかく,垂直方向(Z方向)
に硬いという性質を有している。したがって、前記した
図3のゴム弾性体1の動きを制限するために防振ゴムの
許容重量を水平方向の強度を基準にして合わせると、垂
直方向(Z方向)が硬くなりすぎ、ゴム弾性体1の防振
効果が小さくなるという欠点がある。このために、図3
の構成からなる防振装置を使用する場合には、以下に記
載する図4又は図5,図6に示す構成を採用している。
【0005】図4に示す防振装置の構成は、回転機を設
置する基礎面に対して傾斜して設けた固定子枠の脚部4
の上部部材4aと下部部材4bとの間に前記した図3に
示す上金具2と下金具3とで挟持されたゴム弾性体1を
挿入して、前記上部部材4aと上金具2,及び下部部材
4bと下金具3とをそれぞれボルト5,5にて固定して
回転機の荷重がゴム弾性体1のZ及びX方向に分散して
加わるように、ゴム弾性体1の水平面(X−Y平面)対
して斜めに配置する構造である。
【0006】また、図5及び図6は、前記した図3の防
振装置を使用した図4とは異なる構成のもので、上部金
具2と下部金具3とがL字形をしており、この上部金具
2と下部金具3との上部水平部材2aと下部水平部材3
aとの間、及び上部垂直部材2bと下部垂直部材3bと
の間にそれぞれゴム弾性体1a及び1bを挿着して配置
して防振装置を構成している。そして、図6に示す図5
の紙面手前側の面(Y方向)を覆うL字形のストッパー
金具6が固定子枠の脚部4の下部部材4bと前記下部金
具3の下部水平部材3aとに挟持されてボルト5,5に
より固定されており、そのストッパー金具6の垂直面に
ゴム弾性体1cが配置されており、ゴム弾性体1a及び
1bの水平方向(Y方向)の動きを制限する構造として
いる。
【0007】更に、防振装置のゴム弾性体の水平方向と
垂直方向との強度及び防振効果を上げるために、図7及
び図8に示す構成がある。この防振装置は固定子枠の脚
部4(図4参照)にボルト5a,5aにて結合される断
面凸形の円筒状の上金具21を、断面凹形の円筒状の下
金具31の凹部内に所定の間隔を保持して挿着して、こ
の上部金型21と下部金型31との側面と底部の間隙部
のそれぞれに、前記底部側に複数個の応力集中を回避す
るための空隙8を形成するようにしてゴムを充填して加
流成形したゴム弾性体7を設けて、防振装置の水平方向
の動きを側面のゴム弾性体7で制限する構造となってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の防振装置において、図3の構造を用いた図4、図5
及び図6の構成では、前記した図3のようにゴム弾性体
1を垂直方向に配する構成と比して幾分は改善される
が、ゴム弾性体1の水平方向(Y方向)は柔らかく強度
が不足するために、X及びZ方向が硬くなり所定の防振
効果が充分に発揮できないという問題があり、また、図
7及び図8に示す防振装置も前記した構成と比してゴム
弾性体の強度と防振効果は改善されるが、上金具21と
下金具31との重量が大きくなるために軽量化のために
上部金型21等に肉抜き穴21aを設けなければならな
いという欠点がある。
【0009】また、前記した従来の回転機の防振装置に
用いられる何れのゴム弾性体1も、回転機の固定子枠の
脚部4に取り付ける上金具2あるいは21と、基礎に取
り付ける下金具3あるいは31との間隙部に、ゴム弾性
体1を挿着して一体形の防振装置を構成しているので、
構造が複雑で、製作工数が掛かり防振防振装置が高価と
なる問題がある。更に、防振装置のゴム弾性体のばね定
数を変更する場合にも、防振装置を構成する部品を全部
交換する必要があり、作業時間に長時間を要するという
欠点があった。
【0010】この発明の課題は、ゴム弾性体からなる回
転機の防振装置において、水平方向及び垂直方向に充分
な機械強度と防振効果を有する構造で、かつ、構造が簡
単で取り付け及び交換を容易にできる回転機の防振装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、固定子枠の脚部と基礎とを連通し
て回転機を位置決め固定をするスタッドボルトと、この
スタッドボルト上端部の締付けナットにより締付けられ
る座金とからなり、前記固定子枠の脚部と座金,基礎及
びスタッドボルトとの間にそれぞれゴム弾性体を挿着し
て、前記スタッドボルト上端部の締付けナットにより前
記回転機の固定子枠の脚部を基礎に締付け固定するもの
とする。
【0012】これにより、従来の一体成形したゴム弾性
体を主体として使用することなく、前記のように防振装
置の各構成部品間に、水平方向と垂直方向に要求される
所定の強度と防振特性を有する特性,形状の異なるゴム
弾性体をそれぞれ独立して挿着することができるので、
機械的強度及び防振効果が優れた防振装置を得ることが
できる。また、防振装置の構造も簡単となり組立工数の
低減及びゴム弾性体の交換も容易にできる。
【0013】
【実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1及び図2は、この発明の実施の形態
からなる回転機の防振装置を示すもので、図1は防振装
置の断面図、図2は図1の平面図である。図1に示すよ
うに、この実施の形態からなる防振装置では、スタッド
ボルト10と、このスタッドボルト10に圧入されたゴ
ム弾性体13にて、回転機の基礎9への位置決め固定を
して、かつ回転機の防振機能を有する構成としている。
【0014】即ち、基礎9にネジ結合されるスタッドボ
ルト10は、固定子枠の脚部4を挟んで前記スタッドボ
ルト10に貫挿した座金11を前記スタッドボルト10
の上部端に設けられたナット12にて締付ける構造をし
ている。防振装置を構成するゴム弾性体13は、脚部4
と座金11間、脚部4と基礎9間とには平板状のゴム弾
性体13aと13bとを、固定子枠の脚部4のスタッド
ボルト10貫通孔の内周面とこのスタッドボルト10の
外周面の間には円筒状のゴム弾性体13cをそれぞれス
タッドボルト10に圧入して設けて、組立時に前記ゴム
弾性体13aと13bとが前記ゴム弾性体13cの両端
面と、脚部4の両端面の周面の一部を覆うように構成し
て、スタッドボルト10とゴム弾性体13とを組立てた
後に、前記したスタットボルト10の上部端のナット1
2を前記した脚部4の上下に配したゴム弾性体13a及
び13bを挟み込むように締付けて固定する。
【0015】前記のようにして基礎9に位置決め固定し
た防振装置においては、脚部4の水平方向の振動による
動きに対しては、スタッドボルト10と脚部4間のゴム
弾性体13cの寸法が縮小して垂直方向に伸びようとす
るが、上下方向に垂直方向から押圧保持しているゴム弾
性体13aと13bとにより拘束されて垂直方向の前記
ゴム弾性体13cの変形が阻止されて、このゴム弾性体
13cにより、水平方向の振動に対する強度が保持され
るとともに、防振効果をも得ることができる。
【0016】この実施の形態からなる防振装置を構成す
るゴム弾性体13a,13b,13cは、それぞれ独立
した別体から構成されているので、防振装置の要求性能
に合致したゴム弾性体13を選択して組み合わせること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、固
定子枠の脚部と基礎とを連通して回転機の位置決め固定
をするスタッドボルトと、このスタッドボルト上端部の
締付けナットにより締付けられる座金とからなり、前記
固定子枠の脚部と座金,基礎及びスタッドボルトとの間
にそれぞれゴム弾性体を挿着して、前記スタッドボルト
上端部の締付けナットにより前記回転機の固定子枠の脚
部を基礎に締付け固定するようにした。
【0018】これにより、防振装置を構成する前記した
ゴム弾性体を、防振装置の水平方向と垂直方向に要求さ
れる所定の強度と防振特性を有する特性,形状の異なる
ゴム弾性体をそれぞれ独立して請託して挿着することが
できるので、機械的強度及び防振効果が優れた防振装置
を得ることができる。また、従来と比して防振装置の構
造も簡単となり組立工数の低減及びゴム弾性体の交換,
その組合せをも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態からなる回転機の防振装
置の断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来の回転機の防振装置の防振用のゴム弾性体
の外形図である。
【図4】従来の回転機の防振装置の断面図である。
【図5】従来の異なる構成からなる回転機の防振装置の
構成図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】従来の更に異なる構成からなる回転機の防振装
置の断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
10 スタッドボルト 11 座金 12 ナット 13 ゴム弾性体 13a ゴム弾性体 13b ゴム弾性体 13b ゴム弾性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転機の固定子枠の脚部と、前記回転機を
    据え付ける基礎との間にゴム弾性体を挿入設置してなる
    回転機の防振装置において、固定子枠の脚部と基礎とを
    連通して回転機を位置決め固定するスタッドボルトと、
    このスタッドボルト上端部の締付けナットにより締付け
    られる座金とからなり、前記固定子枠の脚部と座金,基
    礎及びスタッドボルトとの間にそれぞれゴム弾性体を挿
    着して、前記スタッドボルト上端部の締付けナットによ
    り前記回転機の固定子枠の脚部を基礎に締付け固定して
    構成したことを特徴とする回転機の防振装置。
JP18422196A 1996-06-25 1996-06-25 回転機の防振装置 Pending JPH1014163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18422196A JPH1014163A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 回転機の防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18422196A JPH1014163A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 回転機の防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1014163A true JPH1014163A (ja) 1998-01-16

Family

ID=16149494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18422196A Pending JPH1014163A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 回転機の防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1014163A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2800526A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-04 Valeo Equip Electr Moteur Assemblage de pieces d'une machine electrique tournante comportant un tampon metallique de decouplage mecanique, et machine comportant un tel assemblage
US7045918B2 (en) * 2002-03-26 2006-05-16 Alstom Technology Ltd. Apparatus and method for suspending a stator core of an electric generator
KR101347745B1 (ko) * 2013-11-20 2014-01-06 박기주 수배전반용 방진유닛
CN104868645A (zh) * 2015-05-22 2015-08-26 遵义天义利威机电有限责任公司 一种可调式多重减震电机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2800526A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-04 Valeo Equip Electr Moteur Assemblage de pieces d'une machine electrique tournante comportant un tampon metallique de decouplage mecanique, et machine comportant un tel assemblage
US7045918B2 (en) * 2002-03-26 2006-05-16 Alstom Technology Ltd. Apparatus and method for suspending a stator core of an electric generator
KR101347745B1 (ko) * 2013-11-20 2014-01-06 박기주 수배전반용 방진유닛
CN104868645A (zh) * 2015-05-22 2015-08-26 遵义天义利威机电有限责任公司 一种可调式多重减震电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3899836B2 (ja) 筒型ゴムマウント
EP0069787A1 (en) A cushioned mounting device
US5944297A (en) Isolating mount with preloaded elastomeric components
US6540216B2 (en) Foamed elastomer engine mount isolating bushing
JP4356641B2 (ja) トルクロッド
JP2003511295A (ja) 電動パワーステアリングアシスト機構
JPH1014163A (ja) 回転機の防振装置
GB2060812A (en) Vibration isolators
JP6275978B2 (ja) 防振支持装置
US5523530A (en) Elastomeric acoustic insulator
JP2524958Y2 (ja) 船舶用防振ゴム
JPH03149432A (ja) 特に自動車エンジン用の弾性装着部
US20010054523A1 (en) Antivibration support, and a vehicle including such a support
US20030047661A1 (en) Anti-vibration assembly and anti-vibration support forming part of this assembly
JPH09284949A (ja) 電気接続箱の取付構造
JPH1053035A (ja) センターベアリングサポート
JP2561832Y2 (ja) センタベアリングのブラケット支持構造
JPH034581Y2 (ja)
JP3319236B2 (ja) パワーユニット支持装置
WO1996015938A1 (en) Marine engine mounting system
CN113818208B (zh) 用于洗衣机马达的定子
JPH031298Y2 (ja)
JPS6337538Y2 (ja)
JP2604668Y2 (ja) ダイナミックダンパ付プロペラシャフト
JPH031290Y2 (ja)