JPH03149432A - 特に自動車エンジン用の弾性装着部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の構造体に固定するようにした第１ア
ーマチャと、エンジンに固定してこれを支持するように
した第２アーマチャと、これら−２種のアーマチャの間
にあって、２方向（すなわち垂直方向）に比較的弱い剛
性を有すると共に、２つの横方向Ｘおよびｙにはより高
い剛正（互いに異なってもよい）を有しＸおよびｙ方向
が２方向に対し正規直交系を構成する弾性システムとか
らなる種類の特に自動車エンジン用の弾性装着部に関す
るものである。

従来技術 この種の弾性装着部は既に公知であり、例えば水平軸線
を有する複合材のチューブで構成されると共に、！！直
荷重下での優秀な特性、すなわちこの方向（Ｚ）におけ
る弱い剛性および極めて低いクリープを有するものが知
られている。′−しかしながら経験が示すところでは、
この種のばねは、横方向の力（すなちわ水平面（ｘ−ｙ
）に及ぼされる力）に対し充分な剛性を必ずしも示さず
、−この種の装着部を用いて自動車エンジン駆動ユニッ
トを支持する際に明らかな欠点となる。

発明が解決しようとするａ題 本発明の主たる課題はこの欠点を解消すると共に、エン
ジンの音響絶縁を計るべく垂直方向の所望の弾力性を保
持することにある。

課題を解決するための手段 従って冒頭記載の一般的種類の弾性装着部は、本発明に
よれば主として前記弾性システムが、前記垂直方向に対
し一般に横方向に延在する１組の可撓性材料よりなる薄
い平行かつ離間したプレートを備え、これらプレートの
端部を弾性材料の重畳ブロックを介し、一方では前記第
１アーマチャに支持すると共に、他方では第２アーマチ
ャに支持して前記重畳ブロック′をプレートの前記端部
にザントイッチとして介装し、これらユニットは、各ア
ーマチャに対し固着することなくプレートの端部を埋設
することを特徴とする特 蘭えば、ねじーナットのような固着手段が存在しないた
め、２個のアーマチャの間におけるプレートを介する横
方向の振動伝達（すなわち考えられる使用に際し、エン
ジンから自動車への振動伝達）が効果的に防止される。

本発明の補足的特徴によれば、プレートの端部と各アー
マチャとの間の埋設カップリングは、これら端部を頂部
と底部と、好ましくは更に側部とで包封する前記アーマ
チャの部分を介して確保される。

この配置は、弾性材料の説着の危険なしに繊維の優秀な
連続性を保ちながらアーマチャに対するプレート端部の
優れた追随性を確保する。

最も簡単な形態において、これらプレートは偏平、丸形
若しくは正方形とし得るが、好ましくは矩形若しくは実
質的に矩形である。

しかしながらこれらプレートを僅かに湾曲させると共に
、その凸面を上方向に指向させて静荷重を補うこともで
きる。

これらを構成するのに適した材料に関し、有利には複合
材、すなわち強繊維（ガラス、炭素等）が好ましくは配
向されて、主としてプレートの大寸法（ｘ）に沿って強
化された合成樹脂（エポキシ、ポリエーテル等）が選択
される。

繊維の比率は、プレートの全重量に対し約４０％とする
ことができる。

何れの場合にも判るように、これらプレートはエンジン
の静的および動的荷重の作用下で実質的に屈曲して作動
し、更に充分薄ければ（例えば２ｍｍ程度の２方向の厚
さ）、これらは極めて僅かの剛性しか持たず、すなわち
大きい可撓性をこの方向に有する。自動車エンジンの場
合、プレートの全体的剛性は１５０　Ｎ／ｍｍの程度と
することができる。

Ｘ方向およびｙ方向における剛性は、両者とも２方向に
おけるよりもずっと強力であり、これはプレートが略水
平に配向されているという事実に基づくことを了解すべ
きである。しかしながら、弾性材料のブロックをその端
部で支持すると共に。

水平面で剪断下に作用させ、この平面で極めて剛性とな
り、好ましくは衝撃吸収作用を示すよう、これらブロッ
クを配置するのが便利である。

更に本発明は、上記種類の複合材における固有の物理的
性質を保持することができ、すなわちクリープ、腐食お
よび疲労に関し優れた特性を保持することができる。

更に本発明は、プレートの垂直変位を各側にて制限する
のに有用である緩衝部に関し、種々の特徴を備える。

これら特徴並びに既に説明した特徴は、本発明による弾
性支持装着部の実施例に関する幾つかの以下の説明から
−層明らかとなるであろうが、二ｂら実施例のみに限定
されない。

実施例 以下、添付図面を参照して本発明を実施例につき、更に
説明する。

各図面において、装着部の同じ部分または同様であるか
、あるいは同じ作用を有する部分を示すべく同じ参照符
号を使用する。

参照符号ｌは軟質複合材の平行かつ離間した薄いプレー
トを示し、これらプレートは装着部につき望まれる大き
い可撓性を垂直方向に有する。全ての図面において、こ
れらプレートの個数を３枚としたが、特に支持すること
を意図するエンジンの重量に応じて異なってもよいこと
は勿論である。

参照符号２は、自動車の構造体に固定するのに適した第
１アーマチャを示す。

参照符号３−３１は、エンジンに固定してこれを支持す
るのに適した第２アーマチャを示す。

参照符号４は、堅固な結合なしにアーマチャ２に固定す
るための弾性材料のブロック（埋設するプレートの端部
に重畳されかつ介装されたサンドイッチ型のエラストマ
）を示し、これらブロックはプレートおよびこのアーマ
チャに付着される。

参照符号５は、プレートの対向端部とアーマチャ３−３
′との闇に同様に固定された同種類のブロックを示す。

以下、特に緩衝部の配置に関し異なる実施例の詳細につ
いて説明する。

第１図の実施例に見られるように、アーマチヤ３−３′
はブロック５並びに下側カップ７（これは可能ならば衝
撃吸収性のエラストマよりなる緩衝部８を支持する）の
ための支持体として作用する固定部材６により軸方向に
横断する。緩衝部は所謂「牽引」緩衝部である。何故な
ら、これはエンジンの上方向垂直変位を制限するよう作
用するからである。

同様な圧縮緩衝部を参照符号９で示す、エンジンに固定
さ九たアーマチャの部分３に対し停止部として作用する
ことにより、この緩衝部はエンジンの上方向垂直変位を
制限する。これらの変位をある程度の振幅で可能にする
には、緩衝部９をアーマチャ２に固定されたアーマチャ
２ａの下降部分１０に配置する。

この種の他のアーマチャ２ａは包封用外周フランジ１２
を備え、ここにプレート１の端部を埋設すると共に、エ
ラストマブロック４を介装する。

この配置は軸線Ｘの方向に大きい剛性を確保し、しかも
垂直方向における装着部の可撓性を妨げない、更に、フ
ランジ１２の端部における折畳み（図示せず）は、軸線
ｙの方向における剛性を増大させることができる。

第２図の実施例には、アーマチャ２ａのフランジ１２に
牽引緩衝部８を設置する可能性が示され、これは第１図
の実施例における交差アクスル６を回避すると共に、穿
孔による複合材プレート１の弱化を防止する。

この場合、第３図に示すように、装着部に対するエンジ
ンの固定は包封用金属シート１３により横方向アクスル
なしに行なおれる。

更に第２図および第３図には、エンジンに固定されたア
ーマチャ１３の部分３と連携するようにした圧縮緩衝部
９が示されている。

第５図および第６図の実施例において、自動車の構造体
に固定するよう設計した第１アーマチャ２は折重ね金属
シニトの２個の半シェル（すなわち上側シェル２ｓおよ
び下側シェル２ｉ）により構成され、これらをその縁部
２′および２”にて互いに折り曲げる。画して、これら
縁部は折曲げに際しそれらの間に可撓性プレート１の端
部を固定するためのエラストマのブロック４を把持し、
これらのアセンブリを別途に製作する。

エンジン固定するための第２フーマチ′ヤ３については
、これも折重ね金属シートの２個の半シェル３ｓおよび
３１によって構成され、その縁部を介して折り曲げると
共にアーマチャ２と境接する。

折曲げに際し、閉鎖した下側半シェル３１は中央エラス
トマ塊５を圧縮して、プレートｌの中央部分との固定を
可能にする。更に第５図および第６図には、半シェル２
１および３５における夫々参照符号２”および３”の溶
接ナツトも示され、これらは一方では自動車の構造体お
よび他方ではエンジンに対する固定を可能にする。

アーマチャ２は更に、内部に閉鎖半シェル３１の各側に
て、エラストマの緩衝部８および９をも備え、これら緩
衝部はアーマチャ２に対するアーマチャ３の相対的な垂
直移動を両方向で制限するのに適する。

画して、極めて簡単かつ経済的な実施例が得られるが、
上記した他の実施例と全体的に同じ−能を有する。

第７図を参照して説明する実施例は一層簡単である。何
故なら、これは２個より多いアーマチャを備えず、アー
マチャ２および３の夫々を簡単な折重ね金属シートで構
成すると共に、プレートｌの中央部分に固定することな
く片持ち配置にて装着するからである。これらプレート
の端部をこれらアーマチャの対応する内部リベート１２
および１３に把持されたエラストマブロック４に埋設す
る。圧縮緩衝部９および牽引緩衝部８は、例えばアーマ
チャ３の外部リベート３′に異なる方法で配置すること
ができ、その際アーマチャ２の後方向屈曲リップ１４の
両側に結合させて配置する。ボルト２”および３”に関
し、これらは先の実施例におけると同じ作用を示す、プ
レート１は予備緊張状態で配置してエンジンの静荷重を
補い得ることに注目すべきである。

最後に、第８１ｉｉには埋設の特徴に関する有利な詳細
が示され、これは上記した全ての実施例に用いることが
できる溝部４′をプレート１とエラストマブロック４と
の間に形成する。このエラストマを包封用金属シート２
の縁部まで延在させて、ヒール１５を形成する。

エンジンの空転状態において、装着部はエンジンの静荷
重以外には何ら荷重を受けず、剛性は振動および騒音の
伝達と同様に低い、トルク下において、プレート１はヒ
ール１５の一方または他方に支持されるようになり、そ
の自由長さが減少すると共にその剛性が増大する。従っ
て、空転時の。

低剛性およびトルク下での剛性増大の利点が同時に得ら
れ、画してこれは変位をＭＡＬ得ると共に、緩衝部間の
顕著な遊びを保持する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装着部の平面Ｚ−０−Ｘにおける
軸線半断面図であって、第１フーマチャはプレートを堅
固にすると共に埋設するための包封用フランジ部分を備
え、第２図はこのフランジが緩衝部の１個を支持する改
変実施例の同様に平面Ｚ−０−Ｘにおける部分断面図で
あり、第２図は第２図の装着部の平面ｚ　−ｏ　−ｙに
おける断面図であり、第４図は第２図の同じ装着部に関
す一平面ｘ　−ｏ　−ｙのｍＶ−ＩＶ線部分水平断面図
であり、第５１１は本発明による弾性装着部の他の実施
例に関する平面Ｚ　−０−Ｘの軸線断面図であり、第６
図は同じ装着部の平面ｚ−ｏ−ｙにおける横断面図であ
り、第７図は更に他の装着部の改変実施例の軸線断面図
であり、第８図は埋設の特徴を詳細に示す部分断面図あ
る。 １・・・プレート　　　　　　２・・・第１フーマチャ
３　、３−・・・第２フーマチャ ４．５′−・・弾性材料ブロック６・・・固定用部材７
・・・下側カップ　　　　　８・・・緩衝部特許出願人
　　　ハッチソンエス、エイ。 出願人代理人　　弁理士　山　本　喜　、５１１１４ｔ
１　？、、、ａｈフ１ １２　　　　　　門

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕自動車の構造体に固定するようにした第１アーマ
   チャと、エンジンに固定してこれを支持するようにした
   第２アーマチャと、これら２種のアーマチャの間にあっ
   て、ｚ方向（すなわち垂直方向）に比較的弱い剛性を有
   すると共に、２つの横方向ｘおよびｙにはより高い剛性
   （互いに異なってもよい）を有し、ｘおよびｙ方向がｚ
   方向に対し正規直交系を構成する弾性システムとからな
   る種類の特に自動車エンジン用の弾性装着部において、
   前記弾性システムは、前記垂直方向に対し、一般に横方
   向に延在する１組の可撓性材料よりなる薄い平行かつ離
   間したプレートを備え、これらプレートの端部を弾性材
   料の重畳ブロックを介し、一方では前記第１アーマチャ
   に支持すると共に、他方では第２アーマチャに支持して
   前記重畳ブロックをプレートの前記端部にサンドイッチ
   として介装し、これらブロックは各アーマチャに対し固
   着することなく、プレートの端部を埋設することを特徴
   とする弾性装着部。 〔２〕プレートの端部と各アーマチャとの間の埋設固定
   手段が、前記端部を頂部と底部と、好ましくは更に側部
   とで包封するアーマチャの部分により確保される請求項
   １記載の装着部。 〔３〕プレートが偏平である請求項１記載の装着部。 〔４〕プレートが僅かドーム状であり、その凸面が上方
   向に指向して静荷重を補う請求項１記載の装着部。 〔５〕プレートが複合材、すなわち強繊維で強化された
   合成樹脂よりなる請求項１記載の装着部。 〔６〕繊維が主としてプレートの大寸法に沿って配向さ
   れる請求項５記載の装着部。 〔７〕プレートが実質的に矩形である請求項１記載の装
   着部。 〔８〕下方向へのエンジンの垂直移動を制限するための
   圧縮緩衝部と、上方向へのエンジンの垂直移動を制限す
   るための牽引緩衝部とを備え、これら緩衝部がエラスト
   マよりなる好ましくは衝撃吸収性の少なくとも１個のブ
   ロックにより構成されてなる請求項１記載の装着部。 〔９〕牽引緩衝部をエンジン用の固定部分として作用す
   る交差構造体の下端部に固定すると共に、固定部分を第
   ２アーマチャに固定し、前記緩衝部を上方向へのエンジ
   ンの変位に際し、第１アーマチャにより停止されてその
   振幅を制限するよう配置してなる請求項８記載の装着部
   。 〔１０〕牽引緩衝部をプレートの包封用リムに装着して
   、第１アーマチャに固定されたアーマチャを剛化させて
   なる請求項８記載の装着部。 〔１１〕圧縮緩衝部が第１アーマチャにより支持されて
   、下方向へのエンジンの変位に際し、第２アーマチャの
   停止部として作用させ、その振幅を制限する請求項９記
   載の装着部。 〔１２〕第１アーマチャを折重ね、金属シートをその縁
   部を介し、互いに折り曲げてそれらの間にプレートの端
   部にて弾性材料のブロックを把持してなる２個の半シェ
   ルにより構成し、更に第２アーマチャを折重ね、金属シ
   ートをその縁部を介し互いに折り曲げて前記第１アーマ
   チャを境接する２個の半シェルにより構成し、下側半シ
   ェルが中央エラストマ塊を内蔵して可撓性プレートの中
   央部分に対する固定を確保する請求項１記載の装着部。 〔１３〕第１および第２アーマチャを夫々、プレートの
   ための各埋設用弾性ブロックを収容するよう互いに対面
   する２個のリベートを備えた簡単な折重ね金属シートに
   より構成して、プレートの中央部分に固定することなく
   張出アセンブリを形成してなる請求項１記載の装着部。 〔１４〕弾性埋設用ブロックが対応プレートの端部に近
   接した溝部を有し、弾性材料を対応アーマチャの埋設用
   部分の縁部まで延在させて、静止している隣接プレート
   から離間したヒールを形成してなる請求項１記載の装着
   部。