JPH03172636A - ブツシユ形装架体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、特に自動車用のブッシュ形装架体に関する
。

［従来の技術］ 円筒形の外側ブッシュと内部に設けられ弾性のある装架
ピンの支持部とを備えた従来構造のブッシュ形装架体は
、ドイツ連邦共和国特許第２７５５１１７号明細書によ
り知られている。その場合装荷ピンを収容する内側ブッ
シュは弾性のあるゴム要素を介して外側ブッシュ内に支
えられている。しかしながらこの種のゴム・金属要素に
よる振動減衰及び騒音伝達低減のためのこの種の装荷方
式は、静的たわみが負荷時間と共にゴムの沈下のために
増すので、圧縮ストッパが早期に係合する場合に音響的
絶縁効果の劣化を生じるという欠点を有する。更にゴム
は動的硬化性を有するので、周波数の増加と共に装架体
の動的剛性が増し、それにより高周波振動の伝達を促進
する。

ゴムのこの欠点である材料特性を克服するために、弾性
のある支持装架体の主として負荷を担う要素を繊維強化
プラスチック酸のリング形ばね体から構成することが欧
州特許出願公開第０３２４８８３号公報から知られてい
る。それにより静的沈下及び動的硬化の無い最適なばね
特性を有するばね要素を提供することができる。

［発明が解決しようとする課題］ この発明の課題は、ｍｒａ強化プラスチック製のこの種
のばね要素を使用しながら駆動ユニットを振動絶縁的に
支持するために、小さい行程振幅又は角度振幅を有する
振動運動の補整のための保守不要の装架体としても使用
することができるブッシュ形装架体を提供することにあ
る。

［課題を解決するための手段］ この課題はこの発明に基づき、外側ブッシュの内部に繊
維強化プラスチックから成るリング形のばね体が配置さ
れ、このばね体が周領域の一個所で弾性的に外側ブッシ
ュに結合され、周領域の反対側にゴム中間層を介してば
ね体に結合され装束ピンを収容する内側ブッシュを有す
ることにより解決される。

［作用効果］ この発明によればｍ維強化プラスチック製ばね体の長所
をブッシュ形装架体の安全及び組立技術上の長所と組み
合わせるばね装置が得られ、その際補助的に簡単な手段
によりＳ字形ばね特性曲線を実現することができる。こ
の特性曲線により作動点での低い静的及び動的剛性及び
作動点外での引張り圧縮領域における累進的特性が得ら
れる。

その際リング形ばね体が長円形又は楕円形断面を有する
のが合目的であり、それにより高さ方向及び横方向の異
なるばねこわさを実現することができる。

この種の装架体の場合に、内側ブッシュがＵ字形弓形片
から成り、この弓形片がばね体に直角に配置され、弓形
片の自由脚に装架ピンを収容する孔を備えるのが合目的
である。

主として圧縮方向におけるこの種のブッシュ形装架体の
負荷の場合に、Ｕ字形弓形片がばね体に対し外側に配置
され、弓形片の自由脚によりばね体を横からかつ半径方
向に内へ向かって囲むのが合目的である。

主として引張り方向における負荷の場合に、Ｕ字形弓形
片がばね体に対し内側に、脚を半径方向に内へ向けて配
置することができる。

その際主剛性の所望の方向に応じてばね体を外側ブッシ
ュに対し同軸に、又は外側ブッシュに対し直交して配置
することができる。

直交配置の場合には、リング形のばね体が相互に平行に
かつ間隔を置いて配置された別個の二つの単独ばねから
形成され、Ｕ字形弓形片が両単独ばねの上方に直角に延
びる基部と、両単独ばね間の中間空間中に延びる比較的
幅の狭い二つの脚とを有するのが合目的である。

圧縮方向におけるブッシュ形装架体の負荷の場合には、
ばね体を外側ブッシュに結合するために、ばね体の外面
上にゴム中間層を介して保持板が加硫接着され、この保
持板が外側ブッシュに強固に結合されるのが合目的であ
る。

引張り負荷が優勢の場合には、ばね体を外側ブッシュに
結合するために、ゴム中間層を介してばね体を囲むリン
グが加硫接着され、このリングが外側ブッシュに強固に
結合されるようにすることができる。

固定方法を改善するために、外側ブッシュの内面上にブ
リッジ形弓形片が設けられ、この弓形片にばね体保持部
をねじ止めすることができる。

振動運動での行程制限のために、ばね体の外面上に少な
くとも外側ブッシュのそばにまで達し弾性のあるストッ
パクッションが加１ｉ！接着されるのが合目的である。

更に相互に向かい合ってばね体の内部にゴムクッション
を圧縮ストッパとして設けることができる。その際一方
の圧縮ストッパがゴムクッシ。

ンにより形成され、このゴムクッションがＵ字形弓形片
の半径方向内向きに突出する脚の間の自由中間空間を少
なくとも満たすようにすることができる。

ブッシュ平面内に運動を制限するために、外側ブッシュ
の内部には外側に置かれたストッパクッションに対し側
方にかつ平行に、ブッシュ平面内に運動を制限する強固
なストッパが設けられるのが合目的である。

ブッシュに対し直角な連動を制限するために。

外側ブッシュの向かい合う端縁上にストッパクッション
の両側に同勢片形のストッパ桟を配置することができる
。

特殊なばね特性曲線を得るために更に１弾性のあるスト
ッパクッションのうちの一つの相応の過大寸法により初
期荷重を加えられた状態で、ばね体が外側ブッシュ中に
組み込まれるのが合目的である。

［実施例］ 次にこの発明に基づくブッシュ形装架体の複数の実施例
を示す図面により、この発明の詳細な説明する。

第１図及び第２図に示すように、金属製の円筒形外側ブ
ッシュｌの内部にかつこれに同軸に繊維強化プラスチッ
ク製の長円形のばね体２が配置されている。このばね体
２は、巻き付は体の周方向にかつ負荷方向に直角に延び
る＃ａ維の同心の複数の巻き付は層と、これらの層に対
し角度を成して延びる繊維から成る少なくとも一つの層
とから成る。ばね体２の下面上にはゴム中間層３を介し
て金属製保持板４が加硫接着され、この保持板は外側ブ
ッシュ１の内面上のブリッジ形弓形片５に対してポルト
６により強固に取り付けられている。

図示されていない支持すべき装荷ピンの固定のために、
向かい合う側面上にはばね体２を囲むＵ字形弓形片７が
相応のゴム中間層８を介して加硫接着され、その際弓形
片７の両自由脚９．ｌＯはばね体２を側面から囲みかつ
半径方向に内へ向いている。そしてこれらの自由脚９．
１０には装荷ピンの収容のための孔１１．１２が設けら
れている。

弓形片７の基部を覆ってかつゴム中間層８に結合されて
外側にゴム製のアーチ形ストッパクッション１５が設け
られ、このストッパクッションは図示の無負荷状態にお
いて外側ブッシュ１の内壁に支えられている。同様にば
ね体２の内部には相互に向かい合うストッパクッション
１６．１７が設けられ、その際ストッパクッション１７
は弓形片７の脚９とｌＯの間の自由空間全体を満たしか
つ更にこれを越えて延び、またこのゴムクッション１７
は装荷ピンのための二つの孔１１と１２の間に相応の空
所１８を有する。

図示のブッシュ形装架体は主とルて圧縮方向に負荷を掛
けられ、その際初期荷重を加えた状態で組み込むことが
でき、このために上側のストッパクッション１５はそれ
自体リング形のばね体２の上面と外側ブッシュ１との間
の間隙を橋絡するのに必要な高さより大きい高さを有す
る。この種の初期荷重によりＳ字形のばね特性曲線が得
られ、それにより作動点での低い静的及び動的剛性と作
動点外での引張り圧縮領域での累進的特性とが得られる
。

ブッシュ平面内にばね体２の運動を制限するために、ス
トッパクッション１５の両側にアングル形ストッパ２０
．２１がブッシュ２の内面上に組み込まれる。そしてブ
ッシュに対する直角な運動を制限するために特に第２図
に示すように、補助的に更に外側ブッシュｌの向かい合
う端縁上にストッパクッション１５の両側に同勢片状の
ストッパ桟２２．２３を配置することができる。

内部に置かれているばね体が主として引張り荷重を受け
るようなブッシュ形装架体が第３図及び第４図に示され
ている。ここでも外側ブッシュｌの内部にこれに対し同
軸に長円形又は楕円形のばね体２が配置されている。ば
ね体２はここでは外側ブッシュとの結合のためにばね体
２を囲むリング２５により囲まれ、このリングはゴム中
間層２６を介してばね体２に結合され、同様にボルト２
７を介して外側ブッシュ１の内面上のブリッジ形弓形片
５に固定されている。

反対側にはここではばね体２の内部にＵ字形弓形片３０
が配置され、この弓形片は同様にゴム中間層３１を介し
てばね体２に結合され、相応の孔３４．３５を備えたそ
の側方の脚３２．３３が装荷ビンの収容のために半径方
向内向きに突出する。その際ばね体２の外面上に同様に
運動制限のためのスト７バクツシヨン３６が外側ブッシ
ュｌに対して引張り方向に設けられている。ばね体２の
内側にも相互に向かい合って相応の圧縮荷重の際に係合
するストッパクッション３７．３８が組み込まれている
。

この種のブッシュ形装束体もストパクッション３７．３
８の加硫接着の際にばね体２が引張り方向に伸ばされ、
それ自体ばね体２に荷重の加わっていない場合の自由空
間に相応するよりも大きいスト７バクツシヨンが加硫接
着されることにより初期荷重を加えることができる。

しかし第５図及び第６図に示すように、ばね体を外側ブ
ッシュｌに対し直角に組み込むことも可能である。その
際ばね体は相互に平行にかつ相互に間隔を訝いて延びる
別個の二つの単独ばね４０．４１から成り、これらの単
独ばねは外側ブッシュ１への結合側で二つの金属製桟４
２．４３及びこれらの桟の間に設けられたゴム層４４を
介して相互に結合され、両枝４２．４３の間の間隔スリ
ーブ４５を貫通するポルト４６を介して外側ブッシュの
内面上のブリッジ形弓形片４７上に固定されている。

装荷ビンの固定のために向かい合う側面上に。

直角に両単独１ｆね４０．４１の上方に延びる基部５１
と、装荷ビンのための収容孔５４．５５を備え両単独ば
ね４０と４１の間の中間空間内で延びる比較的幅の狭い
二つの脚５２．５３とを備えるＵ字形弓形片５０が、同
様にゴム層５６を介して加硫接着されている。

ここでも弓形片５０の外面上にストッパクッション５７
が設けられ、またばね体４０．４１の内部に弓形片脚５
２と５３の間の相応のストッパクッション５８並びにス
トッパクツシ、ン５９が設けられている。

ばね体の直交組み込みかつ引張り方向への負荷の場合に
は、第７図及び第８図に示す構造が採用可能である。こ
の場合には比較的幅の狭い両方の脚６１．６２を備えた
相応のＵ字形弓形片６０が両単独ばね４０，４１の内側
に配置され、弓形片６０と反対側に同様にゴム中間層６
３ａを介して外に向かって突出するストッパクッション
６３が固定されている。

外側ブッシュ１に対する固定は第５図及び第６図に示す
実施例の場合と同様に、単独ばね４０゜４１を囲む二つ
の桟４２．４３及びこれらの桟の間に設けられたゴム層
４４及び間隔スリーブ４５を貫通するポルト４６により
行われる。単独ばね４０．４１の内面上の相応のゴムク
ッション６４．６５は過度の振動振幅の場合の圧縮方向
におけるストッパとして働く。

従ってばね体を囲むブッシュの内部の繊維強化プラスチ
ック製ばね体の図示の四つの異なる実施例により、三つ
の空間方向における異なるばね特性曲線が得られるので
、それによりそれぞれのばねこわさに関する所望のすべ
ての要求を満たすことができる。そ・の際相応の初期荷
重によりどの実施例の場合にも作動点での低い剛性をも
たらすＳ字形ばね特性曲線が得られる。

従って基本的に保守不要であり静荷重の場合に沈下の発
生の無いかつ最適な振動絶縁性の支持を保証するブッシ
ュ形装架体が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図、第３図と第４図、第５図２第６図、第
７図と第８図はそれぞれこの発明に基づくブッシュ形装
架体の異なる実施例の軸線直角断面図及び軸線方向断面
図である。 １・・・外側ブッシュ ２．４０．４１・・・ばね体 ３．８，２６．５６．・・・ゴム中間層４・・・保持板 ５．４７・・・ブリッジ形弓形片 ７．３０．５０．６０・・・内側ブッシュ（Ｕ字形弓形
片） ９、１０、３２、３３、５２、５３、６１．　６２・・
・自由脚 １５．１６，１７．３６．３７．３８．５７．５８．５
９．６，３．６４．６５・・・クツション２０．２１・
・・ストッパ ２２．２３・・・ストッパ桟 ２５・・・リング ５１．６３・・・基部 ＦＩＧ、３ バー− ＦＩＧ、４ −や−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）円筒形の外側ブッシュと内部に設けられ弾性のある
   装架ピンの支持部とを備えたブッ シュ形装架体において、外側ブッシュ（１）の内部に繊
   維強化プラスチックから成るリング形のばね体（２、４
   ０、４１）が配置さ れ、このばね体が周領域の一個所で弾性的に外側ブッシ
   ュ（１）に結合され、周領域の反対側にゴム中間層（８
   、５６）を介してばね体（２、４０、４１）に結合され
   装架ピンを収容する内側ブッシュ（７、３０、５０、 ６０）を有することを特徴とするブッシュ形装架体。 ２）リング形ばね体（２、４０、４１）が長円形又は楕
   円形断面を有することを特徴とする請求項１記載の装架
   体。 ３）内側ブッシュがＵ字形弓形片（７、３０、５０、６
   ０）から成り、この弓形片がばね体（２、４０、４１）
   に直角に配置され、弓形片の自由脚（９、１０、３２、
   ３３、５２、５３、６１、６２）に装架ピンを収容する
   孔を備えることを特徴とする請求項１又は２記載の装架
   体。 ４）主として圧縮方向における負荷の場合に、Ｕ字形弓
   形片（７、５０）がばね体（２、 ４０、４１）に対し外側に配置され、弓形片の自由脚（
   ９、１０、５２、５３）によりばね体（２、４０、４１
   ）を横からかつ半径方向に内へ向かって囲むことを特徴
   とする請求項３記載の装架体。 ５）主として引張り方向における負荷の場合に、Ｕ字形
   弓形片（３０、６０）がばね 体（２、４０、４１）に対し内側に、脚 （３２、３３、６１、６２）を半径方向に内へ向けて配
   置されていることを特徴とする請求項３記載の装架体。 ６）ばね体（２）が外側ブッシュ（１）に対し同軸に配
   置されていることを特徴とする請求項１ないし５の一つ
   に記載の装架体。 ７）ばね体（４０、４１）が外側ブッシュ （１）に対し直交して配置されていることを特徴とする
   請求項１ないし５の一つに記載の装架体。 ８）リング形のばね体が相互に平行にかつ間隔を置いて
   配置された別個の二つの単独ばね （４０、４１）から形成され、Ｕ字形弓形片（５０、６
   ０）が両単独ばねの上方に直角に延びる基部（５１、６
   ３）と、両単独ばね （４０、４１）間の中間空間中に延びる比較的幅の狭い
   二つの脚（５２、５３、６１、 ６２）とを有することを特徴とする請求項３又は７記載
   の装架体。 ９）ばね体（２、４０、４１）を外側ブッシュ（１）に
   結合するために、ばね体の外面上にゴム中間層（３）を
   介して保持板（４）が 加硫接着され、この保持板が外側ブッシュ （１）に強固に結合されることを特徴とする請求項１又
   は４記載の装架体。 １０）ばね体（２）を外側ブッシュ（１）に結合するた
   めに、ゴム中間層（２６）を介してばね体（２）を囲む
   リング（２５）が加硫接着され、このリングが外側ブッ
   シュ（１）に強固に結合されることを特徴とする請求項
   １又は５記載の装架体。 １１）外側ブッシュ（１）の内面上にブリッジ形弓形片
   （５、４７）が設けられ、この弓形片にばね体保持部が
   ねじ止めされることを特徴とする請求項９又は１０記載
   の装架体。 １２）ばね体（２、４０、４１）の外面上に少なくとも
   外側ブッシュ（１）のそばにまで達 し弾性のあるストッパクッション（１５、 ３６、５７、６３）が加硫接着されることを特徴とする
   請求項１ないし１１の一つに記載の装架体。 １３）相互に向かい合ってばね体（２、４０、４１）の
   内部にゴムクッション（１６、 １７、３７、３８、５８、５９、６４、 ６５）が圧縮ストッパとして設けられることを特徴とす
   る請求項１ないし１２の一つに記載の装架体。 １４）一方の圧縮ストッパがゴムクッション（１７、３
   ８、５８、６４）により形成さ れ、このゴムクッションがＵ字形弓形片 （７、３０、５０、６０）の半径方向内向きに突出する
   脚の間の自由中間空間を少なくとも満たすことを特徴と
   する請求項１３記載の装架体。 １５）外側ブッシュ（１）の内部には、外側に置かれた
   ストッパクッション（１５、３６、 ５７、６３）に対レ側方にかつ平行に、ブッシュ平面内
   に運動を制限する強固なストッパ（２０、２１）が設け
   られることを特徴とする請求項１２記載の装架体。 １６）外側ブッシュ（１）の向かい合う端縁上にストッ
   パクッション（１５、３６、５７、 ６３）の両側に、円切片形のストッパ桟 （２２、２３）が配置されていることを特徴とする請求
   項１２記載の装架体。 １７）弾性のあるストッパクッションのうちの一つの相
   応の過大寸法により初期荷重を加えられた状態で、ばね
   体が外側ブッシュ中に組み込まれることを特徴とする請
   求項１ないし１６の一つに記載の装架体。