JPH0521469A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0521469A
JPH0521469A JP17152891A JP17152891A JPH0521469A JP H0521469 A JPH0521469 A JP H0521469A JP 17152891 A JP17152891 A JP 17152891A JP 17152891 A JP17152891 A JP 17152891A JP H0521469 A JPH0521469 A JP H0521469A
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JP
Japan
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JP17152891A
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English (en)
Inventor
Takukatsu Yoshida
卓克 吉田
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲート電極の空洞の発生を防止し、ゲート抵抗
を低減する。 【構成】半導体基板11上に第1のスペーサ層12と第
2のスペーサ層13を順次形成し、第2のスペーサ層1
3にゲート電極パターンに対応した開口部を形成し、第
2のスペーサ層13の上面及び側面にマスク層15を形
成し、マスク層15をマスクとして第1のスペーサ層1
2をエッチングして開口部を形成し、マスク層15を除
去した後前記第1のスペーサ層12の開口部を含んで金
属層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にショットキーゲート電界効果トランジスタの
ゲート電極の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体を用いたショットキーゲー
ト電界効果トランジスタ(FET)の従来のゲート電極
形成方法の一つとして、化合物半導体基板表面に形成し
たスペーサ層にゲート電極パターンに対応した開孔部を
設け、この開孔部内にゲート電極となる金属層を形成す
る方法が知られている。
【0003】図2(a)〜(d)は、この従来のゲート
電極形成方法を説明するための、工程順に示した断面図
である。
【0004】まず図2(a)に示すように、半導体基板
21の上に二酸化珪素(SiO2 )よりなるスペーサ層
22をCVD法等で形成し、その上に、ゲート電極パタ
ーンに対応した開口を有する第1のホトレジスト層23
を通常のホトリソグラフィ工程で形成する。次に図2
(b)に示すように、第1のホトレジスト層23をマス
クとした反応性イオンエッチング(RIE)法によっ
て、スペーサ層22にゲート電極パターンに対応した開
孔部を形成する。次で第1のホトレジスト層23を除去
する。
【0005】次に、図2(c)に示すように、スペーサ
層22および開孔部によって露出した半導体基板21の
表面を含む全面に、タングステンシリサイド等の耐熱性
金属よりなる第1の電極金属層24および、ゲート抵抗
を小さくするための金(Au)等の低抵抗金属よりなる
第2の電極金属層25を真空蒸着法又はスパッタ法等に
よって形成し、次に、ゲート電極パターンを有する第2
のホトレジスト層26を通常のホトリソグラフィ工程に
よって形成する。
【0006】図2(d)に示すように、第2のホトレジ
スト層26をマスクとしたイオンミリング法やRIE法
等によって、第2の電極金属層25および第1の電極金
属層24をエッチングする。この後、スペーサ層22を
バッファード弗酸(BHF)でエッチング除去すること
によって、第1及び第2の電極層24,25からなるゲ
ート電極が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FET
特性向上のためゲート長(Lg)を小さくするためには
この従来のゲート電極形成方法においてLgを規定して
いるスペーサ層22の開孔部の幅を小さくする必要があ
る。このとき、スペーサ層の開孔部のアスペクト比が大
きくなり電極金属が内部まで十分入らず、空洞部27が
できてしまうという問題があった。この空洞部のため、
ゲート電極の外径の割にゲート抵抗が高くなってしま
う。FETの特性向上のためにはこのゲート抵抗を小さ
く抑える必要があり、この空洞部の形成は重要な問題点
であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に第1のスペーサ層と第2のス
ペーサ層を順次形成する工程と、前記第2のスペーサ層
に所望の電極パターンに対応した開孔部を形成する工程
と、この開孔部の側面及び前記第2のスペーサ層の上面
にマスク層を形成する工程と、前記マスク層をマスクと
し前記開孔部内の前記第1のスペーサ層の露出部をエッ
チングし第1のスペーサ層に開孔部を形成する工程と、
前記マスク層を除去したのち、前記第1のスペーサ層の
開孔部を含む全面に金属層を形成する工程とを含むもの
である。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を用いて説明す
る。図1(a)〜(e)は、本発明の第1の実施例を説
明するための工程順に示した断面図である。
【0010】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板11であるGaAs基板上に、SiO2 よりなる第1
のスペーサ層12をCVD法で250nmの厚さに成膜
し、続いてニオブ(Nb)よりなる第2のスペーサ層1
3をスパッタ法で250nmの厚さに成膜する。次に、
ゲート電極パターンに対応する幅1μm,長さ約200
μmの開口を有する第1のホトレジスト層14を、通常
のホトリソグラフィ工程によって約1μmの厚さに形成
する。次に、前記第1のホトレジスト層14をマスクと
して、CF4 ガスによるRIE法で、第2のスペーサ層
13のNb膜をエッチングし開口部を形成する。このと
き、NbのSiO2 に対するエッチング速度比は5以上
あるので、SiO2層がNbエッチングのストッパーと
なる。
【0011】次に、図1(b)に示すように、第1のホ
トレジスト層14をO2 プラズマ又は有機溶剤で除去
し、アルミニウム(Al)膜を全面に真空蒸着し、続い
て半導体基板11の主面に対して垂直にイオンミリング
法によりAlをエッチバックすることによって、Alよ
りなるマスク層15を形成する。この工程において、半
導体基板11を回転しながら基板11の主面に対して斜
め方向からAlを蒸着することによって、第2のスペー
サ層13の表面に付着するAlの膜厚を開口部内の第1
のスペーサ層12の表面に付着するAl膜厚より厚くす
ることができるので、イオンミリング法によるAl膜の
エッチバックによって、第1のスペーサ層12の表面の
Al膜を除去したときに、第2のスペーサ層13表面に
Al膜を残すことができる。従って、図1(b)に示し
た形状のマスク層15を形成することができる。また、
この実施例では、第2のスペーサ層13の側面のマスク
層の厚さが200nmとなる条件を用いている。
【0012】次に、図1(c)に示すように、マスク層
15をマスクにして第1のスペーサ層12をCF4 ガス
を用いたRIE法でエッチングして開口部を形成する。
SiO2 のAlに対するエッチング速度比は約100と
できるので充分マスクとして用いられる。その後、熱リ
ン酸液中でマスク層15であるAl膜を溶解除去する。
この工程によって、図1(c)に示すように、Lgを規
定する第1のスペーサ層12の開口部の幅よりも第2の
スペーサ層13の開口部の幅が、第2のスペーサ層13
の側面のマスク層15の厚さの2倍分広い構造を自己整
合的に形成することができる。従って、この後の工程で
の第1の電極金属層16及び第2の電極金属層17の形
成工程において、従来の形成方法が発生した空洞部の形
成を抑えることが可能となる。
【0013】次に、図1(d)に示すように、膜厚10
0nmのタングステン・シリサイド(WSix )よりな
る第1の電極金属層16及び膜厚500nmの金(A
u)よりなる第2の電極金属層17を順次スパッタ法に
よって形成し、通常のホトリソグラフィ工程によってゲ
ート電極パターンに対応する第2のホトレジスト層18
を形成する。
【0014】次に、図1(e)に示すように、第2のホ
トレジスト層18をマスクとして、第2の電極金属層1
7をArガスを用いたイオンミリング法でエッチング
し、さらに第1の電極金属層16をSF6 ガスを用いた
RIE法でエッチングする。次に第2のホトレジスト層
18をO2 プラズマ処理又は有機溶剤によって除去し、
第1のスペーサ層12のSiO2 膜と第2のスペーサ層
13のNb膜を弗酸で除去することによって所望のゲー
ト電極が得られる。
【0015】以上説明したように本発明の第1の実施例
によれば、Lgを規定する第1のスペーサ層12より大
きい開口部の幅を有する第2のスペーサ層13との組合
せにより、第1および第2の電極金属層形成時に空洞部
の発生を抑制できる。本実施例では従来例に比べてゲー
ト抵抗を約70%に低下させることができた。
【0016】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。第2の実施例においては、図1(a)に示した第1
のスペーサ層12と第2のスペーサ層13として、とも
にSiO2 を用いる。従って、第1のスペーサ層12と
第2のスペーサ層13を連続して形成できるため工程が
簡略化できる。また、第1のスペーサ層12と第2のス
ペーサ層13の開口部形成のエッチングに関しても、同
一の設備で同一条件が採用できる。第2のスペーサ層1
3の開口部形成エッチングの深さは、エッチング時間に
よって制御する必要があるが、特に大きな問題とはなら
ない。
【0017】以上説明したように、本発明の第2の実施
例では、第1のスペーサ層12および第2のスペーサ層
13に同一材料を用いているため設備及び工程を簡略化
できる。第1のスペーサ層12が第2のスペーサ層13
の開口部形成エッチングのときのストッパーにならない
ため、エッチング時間の制御が要求されるが特に大きな
問題はない。また本発明の効果は基本的に変らないため
ゲート抵抗を従来例の約70%に低減できた。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ペーサ層の開口部上部の幅を、Lgを規定する開口部底
部の幅よりも自己整合的に広げることができるため、電
極金属層を形成する際に空洞部の形成を抑止できる。こ
のために、ゲート抵抗の低減されたゲート電極を有する
半導体装置が得られるという効果がある。特にLgが微
細になった場合にこのゲート抵抗低減の効果は顕著とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための主要工程にお
ける断面図。
【図2】従来例を説明するための主要工程における断面
図。
【符号の説明】
11,21 半導体基板 12 第1のスペーサ層 13 第2のスペーサ層 22 スペーサ層 14,23 第1のホトレジスト層 15 マスク層 16,24 第1の電極金属層 17,25 第2の電極金属層 18,26 第2のホトレジスト層 27 空洞部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 半導体基板上に第1のスペーサ層と第2
    のスペーサ層を順次形成する工程と、前記第2のスペー
    サ層に所望の電極パターンに対応した開孔部を形成する
    工程と、この開孔部の側面及び前記第2のスペーサ層の
    上面にマスク層を形成する工程と、前記マスク層をマス
    クとし前記開孔部内の前記第1のスペーサ層の露出部を
    エッチングし第1のスペーサ層に開孔部を形成する工程
    と、前記マスク層を除去したのち、前記第1のスペーサ
    層の開孔部を含む全面に金属層を形成する工程とを含む
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP17152891A 1991-07-12 1991-07-12 半導体装置の製造方法 Pending JPH0521469A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007048863A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
KR100983113B1 (ko) * 2008-10-29 2010-09-17 서울메트로 Pcb 유지보수용 점검장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007048863A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
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