JPH05214167A - 共役ジオレフィン、ビニル置換芳香族化合物及びオレフィン性不飽和ニトリルから誘導されたポリマー - Google Patents

共役ジオレフィン、ビニル置換芳香族化合物及びオレフィン性不飽和ニトリルから誘導されたポリマー

Info

Publication number
JPH05214167A
JPH05214167A JP4278414A JP27841492A JPH05214167A JP H05214167 A JPH05214167 A JP H05214167A JP 4278414 A JP4278414 A JP 4278414A JP 27841492 A JP27841492 A JP 27841492A JP H05214167 A JPH05214167 A JP H05214167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
rubber
polymer composition
butadiene
weight percent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4278414A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael L Senyek
マイケル・レスリー・セニエク
Howard A Colvin
ハワード・アレン・コルヴィン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Goodyear Tire and Rubber Co filed Critical Goodyear Tire and Rubber Co
Publication of JPH05214167A publication Critical patent/JPH05214167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08L9/10Latex
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F236/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/02Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • C08F236/12Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated with nitriles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L21/00Compositions of unspecified rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08L9/06Copolymers with styrene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08L9/06Copolymers with styrene
    • C08L9/08Latex
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L7/00Compositions of natural rubber
    • C08L7/02Latex

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤの湿潤牽引力と耐摩耗性と言う互いに
相反する性質を同時に改善して、二つの性質の優れた兼
合いを有するトレッドゴム原料の配合用のラテックスポ
リマーを製造する。 【構成】 少なくとも3種のモノマーを共重合して得ら
れるポリマーの製造に関する。ポリマーの約40〜84
重量パーセントは共役ジオレフィンから誘導され、ポリ
マーの約15〜50重量パーセントはビニル基で置換さ
れた芳香族化合物から誘導され、そしてポリマーの約1
〜8重量パーセントはオレフィン性不飽和ニトリルから
誘導される。これらのポリマーはトレッド用のゴム原料
に添加して、湿潤牽引力と耐摩耗性の両方を改善するの
に使うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジエンモノマー、ビニル
芳香族モノマー及びオレフィン性ニトリルモノマーと言
う少なくとも3種のモノマーを共重合することによって
得られるポリマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤトレッドの湿潤牽引力を改善する
のは一般に望ましいことである。例えば、トレッド(タ
イヤの踏み面)原料の処方に高スチレン含量のSBR(ス
チレン‐ブタジエン ラバー)ポリマーを配合し、それに
付随して湿潤牽引力を高めるのは極く普通のことであ
る。残念なことに、湿潤牽引力の改善と一緒に、タイヤ
の磨耗を高める原因となるタイヤの磨耗抵抗にそれに相
当する減少が起こる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の理由から、磨耗
抵抗(耐磨耗性)を犠牲にすること無くタイヤの湿潤牽引
力を改善するのは非常に望ましいことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
3種のモノマーを共重合することによって得られるポリ
マー組成物に関する。この独特のポリマー組成物は、約
40重量パーセントから約84重量パーセントの共役ジ
オレフィン、約15重量パーセントから約50重量パー
セントのビニル‐置換された芳香族化合物、及び約1重
量パーセントから約8重量パーセントのオレフィン性不
飽和ニトリルから誘導される。これらの新奇なポリマー
組成物は、湿潤牽引力と磨耗抵抗を改善する為に慣用の
トレッド原料の処方に加えることができる。
【0005】本発明は (a)ポリマー約40重量パーセントから約84重量パ
ーセントが1,3‐ブタジエン、2,3‐ジメチル‐1,
3‐ブタジエン、2‐メチル‐1,3‐ブタジエン、2
‐エチル‐1,3‐ブタジエン、1,3‐ペンタジエン、
2‐メチル‐1,3‐ペンタジエン、1,3‐ヘキサジエ
ン、2‐フェニル‐1,3‐ブタジエン、3,4‐ジメチ
ル‐1,3‐ヘキサジエン、1,3‐ヘプタジエン、1,
3‐オクタジエン、4,5‐ジエチル‐1,3‐オクタジ
エン、3‐メチル‐1,3‐ペンタジエン、4‐メチル
‐1,3‐ペンタジエン又はそれらの混合物より成る群
から選ばれる共役ジオレフィンから誘導され; (b)ポリマーの約15重量パーセントから約50重量
パーセントが炭素原子を8〜16個含むビニル置換され
た芳香族化合物から誘導され;そして (c)ポリマー約1重量パーセントから約8重量パーセ
ントアクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリ
ロニトリル、クロトノニトリル又はそれらの混合物より
成る群から選ばれるオレフィン性不飽和ニトリルから誘
導されて成る;少なくとも3種のモノマーを共重合する
ことによって得られるポリマーが開示される。
【0006】モノマーの相対比率に依存して、ポリマー
のガラス転移温度は変化するだろう。一般的に言えば、
ポリマーのガラス転移温度は約ー60℃から約0℃の範
囲にあるだろう。好ましくは、ガラス転移温度は約ー4
5℃から約ー15℃の範囲にあるだろう。
【0007】上述したように、ポリマー組成物は約40
重量パーセントから約84重量パーセントの共役ジオレ
フィンから誘導される。好ましくは、ポリマーの約50
重量パーセントから約70重量パーセントが共役ジオレ
フィンから誘導される。好ましい共役ジオレフィンは
1,3‐ブタジエンである。
【0008】ポリマーの約15重量パーセントから約5
0重量パーセントは、炭素原子を8〜16個含む、ビニ
ル基で置換された芳香族化合物から誘導される。本発明
のポリマー組成物を調製するのに使用できるビニル基で
置換された芳香族化合物の代表例は、スチレン、α‐メ
チルスチレン、ビニルトルエン、3‐メチルスチレン、
4‐メチルスチレン、4‐シクロヘキシルスチレン、4
‐p‐トリルスチレン、p‐クロロスチレン、4‐第三・
ブチルスチレン、1‐ビニルナフタレン、2‐ビニルナ
フタレン又はその混合物を含む。好ましくは、ポリマー
の約30重量パーセントから約45重量パーセントがビ
ニル基で置換された芳香族化合物から誘導される。ビニ
ル基で置換された好ましい芳香族化合物はスチレンであ
る。
【0009】ポリマーの約1重量パーセントから約8重
量パーセントはオレフィン性不飽和のニトリルから誘導
される。好ましくは、ポリマーの約2重量パーセントか
ら約6重量パーセントがオレフィン性不飽和のニトリル
から誘導される。好ましいオレフィン性不飽和のニトリ
ルはアクリロニトリルである。
【0010】本発明のポリマー組成物は、フリーラジカ
ル溶液重合、モノマーと他の成分のバッチ的、連続的又
は断続的な添加による乳化または懸濁の重合技法を含む
既知の一般的な技法のいずれによっても調製することが
できる。好ましい調製方法は乳化重合である。重合は、
好ましくは乳化剤とフリーラジカル発生重合開始剤の存
在で、約0℃〜100℃の温度で事実上分子酸素の不在
下に水性媒体中で行なわれる。好ましくはオレフィン性
不飽和ニトリルは、プロセスが連続式かバッチ式かに依
存して連続的に又は漸増的に反応器に添加される。
【0011】乳化重合では、酸、電解質、連鎖移動剤、
キレート化剤、及び当該技術で乳化重合に有用であるこ
とが知られている類似の成分を含む他の成分が原料の供
給流れの任意の場所で使用される。
【0012】本発明の組成物を調製するのに有用な代表
的なキレート化剤は、エチレンジアミンテトラ酢酸・四
ナトリウム塩である。キレート化剤の慣用的な量が用い
られる。
【0013】ラテックス工業で伝統的に用いられる電解
質が本発明の組成物を調製するのに使用できる。これら
の電解質の中で典型的な物は、ピロ燐酸四ナトリウムと
ピロ燐酸四カリウム、燐酸三ナトリウムと燐酸三カリウ
ム、燐酸水素二カリウムと燐酸水素二ナトリウム、炭酸
カリウムと炭酸アンモニウム、炭酸水素カリウムと炭酸
水素ナトリウム、及び亜硫酸カリウムと亜硫酸ナトリウ
ムである。更に特定すれば、ピロ燐酸四ナトリウムとピ
ロ燐酸四カリウム、燐酸三ナトリウムと燐酸三カリウム
が好ましく用いられる。電解質の濃度は希望する効果を
得る為に必要な最低値である。
【0014】慣用の重合調節剤又は連鎖移動剤が本発明
のエラストマーを調製する為に使用できる。これらの連
鎖移動剤の例は、メルカプタン、ブロモホルム、四臭化
炭素、及び四塩化炭素を含む。最も好ましいのはメルカ
プタンである。適当なメルカプタンの例には、n‐オク
チルメルカプタン、n‐ノニルメルカプタン、第三・ノ
ニルメルカプタン、n‐デシルメルカプタン、n‐ドデシ
ルメルカプタン、第二・ドデシルメルカプタン、第三・
ドデシルメルカプタン、第三・テトラデシルメルカプタ
ン、第三・ヘキサデシルメルカプタン、第二・ヘキサデ
シルメルカプタン、n‐ヘキサデシルメルカプタン、又
はメルカプタンの混合物がある。これらの重合調節剤の
いかなるものでも、夫れぞれ個々に、又は希望するポリ
マーが得られるような組み合わせで使用することができ
る。本発明の組成物を調製するのに用いられるモノマー
と一緒に、重合調節剤が存在するのが好ましい。第三・
ドデシルメルカプタンは好ましい連鎖移動剤である。連
鎖移動剤は、0.05phmから0.8phm(モノマー100
部当たりの部)の水準で用いられるのが慣例である。連
鎖移動剤は主モノマーと予備混合しても別々に添加して
も良い。
【0015】本発明の組成物を調製する為に用いられる
適当なフリーラジカル重合開始剤は、乳化重合に従来か
ら伝統的に利用されてきたような物である。典型的な重
合開始剤または触媒は、過硫酸塩、水溶性の過酸化物及
びヒドロペルオキシドである。これらの開始剤の代表的
な例は、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸
ナトリウム、過酸化水素、第三・ブチルヒドロペルオキ
シド、クメンヒドロペルオキシド、パラ‐メンタンヒド
ロペルオキシド、ピナンヒドロペルオキシド、及びペル
オキシ炭酸塩である。好ましくは、ヒドロペルオキシド
が使用される。
【0016】レドックス触媒(酸化還元触媒)などの他の
触媒も使用できる。そのようなレドックス触媒系の一つ
は硫酸第一鉄・7水和物とホルムアルデヒドスルホキシ
ル酸ナトリウムから構成される。レドックス触媒の有利
な点は当該技術に良く知られており、普通は重合温度を
低下させる機能を持っている。開始剤または触媒は重合
を生じさせるに足る量で使用される。
【0017】本発明の組成物を調製するのに使用される
種々の乳化剤と界面活性剤の一覧表が、McCutcheonの
著書、“乳化剤と界面活性剤、1981年年鑑"に見え
る。そっくりそのまま参考として本明細書に組み入れ
る。この発明で有用な乳化剤は、アニオン性、カチオン
性、ノニオン性の乳化剤の一つ又は一つ以上の組み合わ
せ、又は両性の界面活性剤のクラスであろう。適当なア
ニオン性の乳化剤は、アルキルスルホン酸、アルキルア
リールスルホン酸、縮合ナフタレンスルホン酸、硫酸ア
ルキル、エトキシル化した硫酸塩、燐酸エステル、スル
ホ琥珀酸のエステルである。これらの乳化剤の代表的な
例は、α‐オレフィン(C14〜C16)スルホン酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩また
はアンモニウム塩、ドデシルジフェニルオキシドジスル
ホン酸・二ナトリウム、パルミチルジフェニルオキシド
ジスルホン酸・二ナトリウム、直鎖アルキルのベンゼン
スルホン酸のナトリウム塩、カリウム塩又はアンモニウ
ム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキルフェノールエ
トキシレート硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸
アンモニウム又はナトリウム、アルキルエーテル硫酸ア
ンモニウム、アルキルエーテル硫酸ナトリウム、ジヘキ
シルスルホ琥珀酸ナトリウム、ジシクロヘキシルスルホ
琥珀酸ナトリウム、ジアミルスルホ琥珀酸ナトリウム、
ジイソブチルスルホ琥珀酸ナトリウム、スルホ琥珀酸の
エトキシル化ノニルフェノールの半エステル・二ナトリ
ウム、N‐(1,2‐ジカルボキシエチル)‐N‐オクタ
デシルスルホ琥珀酸・四ナトリウム、ビストリデシルス
ルホ琥珀酸・二ナトリウム、アルキルアリールポリエー
テル硫酸のナトリウム塩、硫酸ラウリルアルコールエー
テル、縮合ナフタレンスルホン酸のナトリウム塩、エチ
レンオキシド付加物の錯体燐酸エステル、及びその混合
物である。同じく又、ロジン酸のナトリウム又はカリウ
ム塩と混合脂肪酸のナトリウムとカリウム塩、及びその
混合物も使用することができる。乳化剤(界面活性剤)の
量は変動するだろう。慣例的に、重合系に於ける乳化剤
系の濃度は、通常は約0.3phmから8.0phmの範囲にあ
る。
【0018】本発明のポリマーは重合性の酸化防止剤を
配合することを想定している。これらの酸化防止剤は、
酸化性の有機物質の非抽出性と非揮発性に基づく有機物
質の安定に大きな可能性を示してきた。モノマーとして
のこれらの酸化防止剤は一つ又は一つ以上のコモノマー
と重合して、それによってポリマー構造に化学的に結合
した抗酸化性の部分を持つ。以下の一覧は本発明のプロ
セスの中で使用できる重合性の酸化防止剤の代表例であ
る。
【0019】N‐(4‐アニリノフェニル)アクリルアミ
ド N‐(4‐アニリノフェニル)メタクリルアミド N‐(4‐アニリノフェニル)マレイミド N‐(4‐アニリノフェニル)イタコンイミド 4‐アニリノフェニルアクリレート 4‐アニリノフェニルメタクリレート 3‐N‐(4′‐アニリノフェニル)アミノ‐2‐ヒドロ
キシ‐プロピルメタクリレート。
【0020】これらの重合性の酸化防止剤はポリマーの
中に有効量組み入れられる。これらの重合性の酸化防止
剤は、機能性モノマー又は特殊モノマーと考えることが
でき、従って使用される。
【0021】本発明のポリマーはゴム原料に添加する一
成分として特別な用途を持っている。特に、本発明のポ
リマーは、トレッド用のゴム原料を形成する為に天然ゴ
ム又はジエンモノマーから誘導されるゴムと後でブレン
ドする時に特別の有用性を持っている。本発明のポリマ
ー組成物とゴムの重量比は変動することがある。例え
ば、ポリマー組成物の約1〜約99重量部は、天然ゴム
又はジエンモノマーから誘導されるゴムと化合させるこ
とができる。好ましくは、本発明のポリマー組成物の約
25〜約85重量部が天然ゴム又はジエンモノマーから
誘導されるゴムと化合させられる。ジエンモノマーから
誘導されるゴムは、ポリブタジエン、スチレン‐ブタジ
エン ゴム(SBR)、合成ポリイソプレンゴム、イソプ
レン‐ブタジエンゴム、イソプレン‐ブタジエン‐スチ
レン ゴム、ニトリルゴム、カルボキシル化ニトリルゴ
ム及びEPDMである。当該技術に熟練した人々にとっ
て周知のこれらのゴムは種々の重合方法によって製造さ
れる。例えば、フリーラジカル乳化重合、フリーラジカ
ル溶液重合、アニオン性又はカチオン性の重合又はチー
グラー・ナッタ重合が使用できる。好ましくは、ゴムは
ポリブタジエンゴムである。
【0022】天然ゴム又はジエンモノマーから誘導され
るゴムは、本発明のポリマーと化合する時は、ラテック
スの形態であるか又は乾燥ゴムの形である。ブレンディ
ングの容易さの為に、特に本発明のポリマーが乳化重合
の技術によって造られ、そして重合体がラテックスの形
態を成している時は、ゴムは好ましくはラテックスの形
態にあるのが便利である。ラテックスのブレンディング
は、バンバリーミキサーの中でのドライブレンディング
に対してより容易なブレンド技法を可能にする。しか
し、ドライブレンディングを使用しても良い。
【0023】本発明のポリマーに加えて、ゴム原料は充
填剤、顔料、酸化亜鉛、ステアリン酸、促進剤、加硫
剤、安定剤、劣化防止剤、プロセス油、粘着付与剤、可
塑剤、ワックス、早期加硫防止剤、エキステンダー油な
どを含む慣用の添加剤を含むことができる。適当な充填
剤の例としては、カーボンブラック、シリカ、二酸化チ
タン及びクレー等があり、これらの充填剤はゴム原料の
用途に依存して典型的には約25〜約125phr(part p
er hundred of resine)の範囲の量添加される。慣用の
促進剤の代表例は、アミン、グワニジン、チオ尿素、チ
アゾール、チウラム、スルフェンアミド、ジチオカルバ
メート及びキサントゲン酸塩(ザンテートとも言う)であ
り、これらは典型的には約0.2phrから約5phrの範囲
の量添加される。加硫剤の代表例は、元素硫黄(フリー
硫黄)、又は、例えばジチオカルバメート、ポリマーの
ポリスルフィド又は硫黄‐オレフィン付加物のような硫
黄放出型の加硫剤である。加硫剤の添加量はゴムのタイ
プと使用する加硫剤に依存して変化するだろうが、一般
には約0.1phrから約5phr、好ましくは約0.5phrか
ら約2phrの範囲である。ゴム原料の中で用いられる劣
化防止剤の代表例は、モノフェノール、ビスフェノー
ル、チオビスフェノール、ポリフェノール、ハイドロキ
ノン誘導体、ホスフィット(亜燐酸の塩又はエステル)、
燐酸エステルブレンド、チオエステル、ナフチルアミ
ン、ジフェニルアミン、並びに他のジアリールアミン誘
導体、パラ‐フェニレンジアミン、キノリン及びブレン
ドしたアミンである。劣化防止剤は、一般に約0.10p
hrから約10phrの範囲の量で用いられる。ゴム原料の
中で使用されるプロセス油の代表例は、高度に芳香族性
のオイル、脂肪族‐ナフテン系の芳香族樹脂、ポリエチ
レングリコール、石油、エステル系の可塑剤、加硫した
植物油、パインタール、フェノール樹脂、石油樹脂、ポ
リマーのエステル及びロジンである。これらのプロセス
油は約0〜約45phrの範囲の慣用的な量で使用され
る。
【0024】本発明のポリマーを含むゴム原料は、タイ
ヤ、ベルト、靴底、又はホースを含む多くの複合材料を
成型するのに使用することができる。好ましくは、複合
材料はタイヤである。
【0025】
【実施例】以下に述べる実施例は、本発明を具体的に例
示する為に用いるもので、決して発明を限定するもので
はない。実施例の中に出てくる総ての部(parts)は、特
に断わらない限り重量ベースである。
【0026】実施例1スチレン‐ブタジエン‐アクリロニトリル ポリマー(S
BR‐6AN) 減圧下に排気された10ガロン容の反応器に、17.6
2kgの水、16.1グラムの縮合ナフタレンスルホン酸
のナトリウム塩(85%活性)、40グラムの燐酸三カリ
ウム、400グラムの不均化されたロジン酸のカリウム
石鹸と水素添加した混合脂肪酸のナトリウム塩の混合物
から成る溶液を添加し、10重量パーセントの水酸化ナ
トリウム溶液を用いて溶液のpHを10〜11に調節し
た。次に、475グラムの水、2.9グラムのエチレン
ジアミンテトラ酢酸の四ナトリウム塩(40%)、0.73
グラムの硫酸第一鉄・7水和物、及び4.0グラムのホル
ムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウムから成る溶液を
添加した。次に、3.9kgのスチレン、227.5グラム
のアクリロニトリル、9.1グラムの第三ドデシルメル
カプタン及び4.54kgの1,3‐ブタジエンを添加し
た。反応混合物を10℃に冷却し、8.3グラムのパラ
‐メンタンヒドロペルオキシド(55%活性)と91グラ
ムのスチレンの溶液を添加した。残りのアクリロニトリ
ルを重合混合物に次のように漸増的に添加した:転化率
20%の時に136.5グラム、転化率38%の時に9
1グラム、転化率53%の時に91グラム。混合物を2
50rpmで攪拌した。386グラムの水、144グラム
のジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム(40%活
性)、及び5.4グラムのN,N‐ジエチルヒドロキシル
アミンの溶液を用いて、転化率68%の時点で重合を停
止した。残留する1,3‐ブタジエンをガス抜きし、残
留するスチレンとアクリロニトリルを50℃で3時間、
水蒸気ストリッピングによって除去した。得られたラテ
ックスは11.2のpH、19.1%の固形分、0.05%
の残留スチレン、及び0%の残留アクリロニトリル含量
(気液クロマトグラフィー法によって)を持っていた。7
50グラムのストリッピングしたラテックスに、2.5
グラムのWingstay(登録商標名)29と1.25グラムの
Polygard(商標名)[トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト]酸化防止剤を添加した。ラテックスは、次に3,00
0グラムの水、15グラムの塩化ナトリウム及び2.4
グラムのポリアミンの熱(75〜80℃)溶液の中に、p
H3〜4でゆっくりと注ぎ出すことによって凝固させ
た。得られた水分を含むゴムの少量を強制循環式のエア
オーブンの中で65℃で乾燥した。乾燥したゴムは、1
38のムーニー粘度(100℃)、6.4重量パーセント
の結合アクリロニトリル含量(CarloErba窒素分析によ
り)、36.4重量パーセントの結合スチレン含量(フー
リエ変換赤外分光分析(FTIR)によって)、及びー2
8.5℃のガラス転移温度(示差走査型熱量測定分析(D
SC)により)を持っていた。
【0027】実施例2スチレン‐ブタジエン‐アクリロニトリル ポリマー(S
BR‐3AN) 実施例1の合計546グラムのアクリロニトリルの代わ
りに合計で273グラムのアクリロニトリルを用いた以
外は、実施例1の手順を踏襲した。この実施例では、ア
クリロニトリルの漸増的な添加を毎回の添加量を半分に
して繰り返し行なった。後のブレンディングの為に一部
のラテックスを単離し、残りのラテックスは実施例1の
場合と同様に凝固した。乾燥したゴムは、127のムー
ニー粘度(100℃)、3.8重量パーセントの結合アク
リロニトリル含量(Carlo Erbaの窒素分析により)、4
0.4重量パーセントの結合スチレン(FTIR分析によ
り)、及びー28℃のガラス転移温度(DSCにより)を
持っていた。
【0028】実施例3エマルションのポリブタジエン(EPBD)の調製 真空下に排気した10ガロン容の反応器に、17.52k
gの水、16.05グラムの縮合ナフタレンスルホン酸の
ナトリウム塩(85%活性)、40グラムの燐酸三カリウ
ム、400グラムのロジン酸のカリウム石鹸と水素添加
した混合脂肪酸のナトリウム塩の混合物、及び18.2
グラムの第三ドデシルメルカプタンを添加し、10重量
パーセントの水酸化ナトリウム水溶液を用いて溶液のp
Hを10〜11に調節した。次に、475グラムの水、
2.9グラムのエチレンジアミンテトラ酢酸の四ナトリ
ウム塩、0.73グラムの硫酸第一鉄・7水和物と4.0
グラムのホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウムを
添加した。次に、 9.08kgの1,3‐ブタジエンを添
加した。反応混合物を10℃に冷却し、91グラムの水
の中の8.27グラムのパラ‐メンタンヒドロペルオキ
シド(55%活性)を添加した。乳化重合を進行させ、ポ
リマーの転化率を追跡する為に一定の時間の間隔を置い
てラテックス溶液から試料を採取して、パーセント固形
分を調べた。転化率59%の時点で114グラムのジメ
チルジチオカルバミン酸ナトリウム(40%活性)、5.
35グラムのN,N‐ジエチルヒドロキシルアミン(85
%活性)、及び386グラムの水から成る溶液を用いて
重合を停止した。得られたラテックスを50℃で2時
間、水蒸気ストリッピングした。最終的な固形分は1
8.7%であった。
【0029】実施例4スチレン‐ブタジエン‐アクリロニトリル ポリマー(S
BR‐6AN)/乳濁液ポリブタジエンの75/25重量
パーセントのブレンド 実施例1に従って調製された実施例1のスチレン‐ブタ
ジエン‐アクリロニトリル ラテックス2175グラム
と実施例3に従って調製された乳濁液のポリブタジエン
ラテックス740グラムのブレンドに、6.0グラムの
トリス(ノニルフェニル)ホスフィト(Polygard(商標
名)、Uniroyal Chemical Companyの製品)と420グ
ラムの高度に芳香族性のエキステンダー油の乳濁液(5
0重量パーセントの油を含む)を攪拌しながら添加し
た。50重量パーセントの油の乳濁液は下記のようにし
て調製した。840グラムの高度に芳香族性のエキステ
ンダー油、34グラムのオレイン酸、及び34グラムの
Wingstay(登録商標名)100(The Goodyear Tire
& Rubber Companyの製品)の混合物を混合し、60℃
に加熱してWingstay 100を溶解した。攪拌しなが
ら、768グラムの水に6.4グラムの水酸化カリウム
を溶解した溶液を60℃でゆっくりと添加した。水酸化
カリウム溶液の添加が完了した後、乳濁液を高速度で1
0分間混合した。水、塩化ナトリウム、及びPerchem
(登録商標名)503(ポリアミンの一つ)を混合して凝固
液を調製した。pHは3〜4に調節した。凝固液にラテ
ックスを攪拌しながらゆっくりと加えた。得られたゴム
の少量を溶液から取り出し、水で三回洗浄した。水分を
含むゴムの一切れを強制循環式のエアオーブンの中で6
5℃で乾燥した。乾燥した油展(oil‐extended)ゴムの
ムーニー粘度は64であった。
【0030】実施例5スチレン‐ブタジエン‐アクリロニトリル ポリマー(S
BR‐6AN)/乳濁液ポリブタジエンの50/50重量
パーセントのブレンド 50重量パーセント/50重量パーセントのブレンドを
調製した他は、実施例4の手順を繰り返した。乾燥した
油展ゴムのムーニー粘度は52であった。
【0031】実施例6スチレン‐ブタジエン‐アクリロニトリル ポリマー(S
BR‐3AN)/乳濁液ポリブタジエンの75/25重量
パーセントのブレンド 実施例1のSBR‐6ANラテックスの代わりに実施例
2のSBR‐3ANを使用した以外は、実施例3の手順
を繰り返した。乾燥した油展ゴムのムーニー粘度は5
8.5であった。
【0032】実施例7スチレン‐ブタジエン コポリマーの調製 以下の例外を除いて、実施例1で使用したのと同じ全般
的な10ガロンバッチの手順と反応体物質の量を使用し
た。アクリロニトリルは全く使用せず、2.63kgのス
チレンと6.36kgの1,3‐ブタジエンを実施例1の中
で指定した量の代わりに添加した。最終的に得られたラ
テックスの固形分含量は19.0%であった。ラテック
スを油展し、実施例3のラテックスの場合と同様に凝固
させた。油展したゴムのムーニー粘度は64であった。
生ゴムは、ー53℃のガラス転移温度と21.6%の結
合スチレン含量(FTIR分析により)を持っていた。
【0033】実施例8スチレン‐ブタジエン コポリマーの調製 以下の例外を除いて、実施例1で使用したのと同じ全般
的な10ガロンバッチの手順と反応体物質の量を使用し
た。アクリロニトリルは全く使用せず、4.63kgのスチ
レン、4.36kgの1,3‐ブタジエン及び7.28グラ
ムの第三ドデシルメルカプタンを実施例1の中で指定し
た量の代わりに添加した。最終的に得られたラテックス
の水蒸気ストリッピング後の固形分含量は18.0%で
あった。ラテックスを油展し、実施例3のラテックスの
場合と同様に凝固させた。油展したゴムのムーニー粘度
は56であり、生ゴムの結合スチレン含量は40.0%
であった。
【0034】実施例9 実施例4〜8から得られたゴムを、表Iに示す配合成分
を用いてブラベンダーミキサーの中でコンパウンドし
た。Amax(N‐オキシジエチレンベンゾチアゾール‐2
‐スルフェンアミド)、methyl tuads(テトラメチルチウ
ラムジスルフィド)、及び硫黄を粉砕機の上の黒色原料
に添加した。コンパウンド(配合)された原料を2″x
2″x0.020″の硬化用の流し込み金型の中で、15
0℃で25分間硬化して、Autovibronの動的粘弾性計
(Inmass Inc.製)の上で0℃で周波数11ヘルツで試
験する為の試料を得た。ASTM D1054‐87の
手順に従って、Goodyear‐Healyの弾性反発力試験を
行なった。Dinの摩耗は、ISO(Inter‐national S
tandards Organization)の手順ISO 4649‐19
85(E)、A‐nnex B、標準ゴムに対する試験法に従
ってZeickの摩耗試験器を用いて測定した。
【0035】
【表1】 表 1 配合(コンパウンド)成分 ポリマー* 137.50 酸化亜鉛 3.00 ステアリン酸 2.00 Wingstay 29 1.00 Wingstay 100 1.25 Sunolite 240ワックス 2.00 N‐299 Black 75.00 高度に芳香族性のオイル 12.50 Amax ** 1.30 Methyl Tuads*** 0.30 硫黄 1.60 237.45 注) * ポリマー100重量部当たり高度に芳香族性の
オイルを37.5重量部含有する。
【0036】** N‐オキシジエチレンベンゾチア
ゾール‐2‐スルフェンアミド、R.T. Vand
erbilt *** テトラメチルチウラムジスルフィド、R.T.
Vanderbilt下の表2は実施例4〜8に対する物理的デ
ータを示す。
【0037】
【表2】 表 2 実施例No. 4 5 6 対照(7) 対照(8) SBR‐6AN(実施例1) 75 50 SBR‐3AN(実施例2) 75EPBD(実施例3) 25 50 25 SBR(実施例7)(21.6%スチレン) 100 SBR(実施例8)(40.0%スチレン) 100 DIN摩耗試験(平均重量減 、mgm) 108.1 86.0 94.1 94 172 Goodyear‐Healy弾性反発力(冷寒反発力、%) 32.2 34.5 33.0 44.5 32.2 Autovibron 0℃(tan δ) 0.450 0.448 0.521 0.193 0.482 上に見られるように、対照ゴム7(23%スチレンを含
むSBR)に優る湿潤牽引力の改善が、実施例4〜6の
ゴムの0℃に於ける低いGoodyear‐Healyの弾性反発
力の値と高いタンデルタ(tan δ)の値の中で注目され
る。これらの値は対照8(40%のスチレンを含むSB
R)の対応する値に匹敵する。低いDin摩耗値によって
示される対照7(23%のスチレンを含むSBR)の良好
な耐摩耗は性が、対照8(40%のスチレンを含むSB
r)に対する劣った耐摩耗性を示す高いDinの摩耗値と比
較した時に実施例4〜6のゴムによっても示されてい
る。
【0038】それによって、実施例4〜6のゴムは対照
7の良好な耐摩耗性と対照8の優れた湿潤牽引力を同時
に示している。普通には、タイヤトレッド用のゴム原料
中のSBRゴムに関しては、SBRゴムの中のスチレン
の含量水準が増加するにつれて、湿潤牽引力は改善され
るが、一方で耐摩耗性はそれに対応して大きく減少する
という犠牲を払わなければならなかった。この性質の兼
ね合い(同時には成り立たない性質)が、表IIに示される
対照7(23%のスチレンを含むSBR)と対照8(40
%のスチレンを含むSBR)のデータを比較することに
よって注目される。対照8の良好な湿潤牽引力は、0℃
に於ける高いtan δと、低いGoodyear‐Healyの弾性
反発力の値によって反映されるが、しかし、それに対応
して貧弱な耐摩耗性が高いDinの摩耗値によって反映さ
れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 25/10 LDR 9166−4J (72)発明者 ハワード・アレン・コルヴィン アメリカ合衆国オハイオ州44278,トール マッジ,エルム・アベニュー 534

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) ポリマーの約40重量パーセントから
    約84重量パーセントが1,3‐ブタジエン、2,3‐ジ
    メチル‐1,3‐ブタジエン、2‐メチル‐1,3‐ブタ
    ジエン、2‐エチル‐1,3‐ブタジエン、1,3‐ペン
    タジエン、2‐メチル‐1,3‐ペンタジエン、1,3‐
    ヘキサジエン、2‐フェニル‐1,3‐ブタジエン、3,
    4‐ジメチル‐1,3‐ヘキサジエン、1,3‐ヘプタジ
    エン、1,3‐オクタジエン、4,5‐ジエチル‐1,3
    ‐オクタジエン、3‐メチル‐1,3‐ペンタジエン、
    4‐メチル‐1,3‐ペンタジエン又はそれらの混合物
    より成る群から選ばれる共役ジオレフィンから誘導さ
    れ; (b) ポリマーの約15重量パーセントから約50重量パ
    ーセントがビニル基で置換された、炭素原子を8〜16
    個含む芳香族化合物から誘導され;そして (c) ポリマーの約1重量パーセントから約8重量がパー
    セントアクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタク
    リロニトリル、クロトノニトリル又はそれらの混合物よ
    り成る群から選ばれるオレフィン性不飽和ニトリルから
    誘導されて成る;少なくとも3種のモノマーを共重合す
    ることによって得られるポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 該ビニル置換芳香族化合物が、スチレ
    ン、α‐メチルスチレン、ビニル‐トルエン、3‐メチ
    ルスチレン、4‐メチルスチレン、4‐シクロヘキシル
    スチレン、4‐p‐トリルスチレン、p‐クロロスチレ
    ン、4‐第三・ブチルスチレン、1‐ビニルナフタレ
    ン、2‐ビニルナフタレン又はそれらの混合物より成る
    群から選ばれる請求項1記載のポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 該ポリマー組成物が約ー60℃から約0
    ℃の範囲にあるTgを有する請求項1記載のポリマー組
    成物。
  4. 【請求項4】(a) ポリマーの約50重量パーセントから
    約70重量パーセントが共役ジオレフィンから誘導さ
    れ; (b) ポリマーの約30重量パーセントから約45重量パ
    ーセントがビニル置換芳香族化合物から誘導され;そし
    て (c) ポリマーの約2重量パーセントから約6重量パーセ
    ントがオレフィン性不飽和ニトリルから誘導されてい
    る:請求項1記載のポリマー組成物。
  5. 【請求項5】 該共役ジオレフィンが1,3‐ブタジエ
    ンである請求項1記載のポリマー組成物。
  6. 【請求項6】 該ビニル置換芳香族化合物がスチレンで
    ある請求項2記載のポリマー組成物。
  7. 【請求項7】 該オレフィン性不飽和のニトリルがアク
    リロニトリルである請求項1記載のポリマー組成物。
  8. 【請求項8】 ラテックスの形態をなしている請求項1
    に記載のポリマー組成物。
  9. 【請求項9】 Tgの範囲が約ー45℃から約ー15℃
    である請求項3記載のポリマー組成物。
  10. 【請求項10】 該ポリマー組成物約1重量部から約9
    9重量部が、天然ゴム、又はポリブタジエン、スチレン
    ‐ブタジエンゴム、合成ポリイソプレンゴム、イソプレ
    ン‐ブタジエンゴム、イソプレン‐ブタジエン‐スチレ
    ンゴム、ニトリルゴム、カルボキシル化ニトリルゴム及
    びEPDMより成る群から選ばれるジエンモノマーから
    誘導されたゴムの約99重量部から約1重量部と組合わ
    されている請求項1記載のポリマー組成物。
  11. 【請求項11】 該ジエンゴムがラテックスの形態をな
    している請求項10記載のポリマー組成物。
  12. 【請求項12】 該ポリマー組成物約25重量部から約
    85重量部が該天然ゴム又はジエンモノマーから誘導さ
    れたゴム約75重量部から約15重量部と組合わされて
    いる請求項10記載のポリマー組成物。
  13. 【請求項13】 該ジエンモノマーから誘導されたゴム
    がポリブタジエンゴムである請求項10記載のポリマー
    組成物。
JP4278414A 1991-10-17 1992-10-16 共役ジオレフィン、ビニル置換芳香族化合物及びオレフィン性不飽和ニトリルから誘導されたポリマー Pending JPH05214167A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US777953 1991-10-17
US07/777,953 US5225479A (en) 1991-10-17 1991-10-17 Polymers derived from a conjugated diolefin, a vinyl-substituted aromatic compound, and olefinically unsaturated nitrile

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05214167A true JPH05214167A (ja) 1993-08-24

Family

ID=25111811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4278414A Pending JPH05214167A (ja) 1991-10-17 1992-10-16 共役ジオレフィン、ビニル置換芳香族化合物及びオレフィン性不飽和ニトリルから誘導されたポリマー

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5225479A (ja)
EP (1) EP0537640B1 (ja)
JP (1) JPH05214167A (ja)
AU (1) AU646215B2 (ja)
CA (1) CA2063155A1 (ja)
DE (1) DE69216041T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002145965A (ja) * 2000-08-30 2002-05-22 Jsr Corp 共役ジエン系ゴム及び油展ゴム並びにこれらを含むゴム組成物

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5462979A (en) * 1994-09-28 1995-10-31 The Goodyear Tire & Rubber Company Sulfur cured rubber composition containing epoxidized natural rubber and carboxylated nitrile rubber
DE19512543C2 (de) * 1995-04-06 1999-02-25 Continental Ag Laufstreifenmischung für pneumatische Reifen sowie Verfahren zu ihrer Herstellung und Ihre Verwendung
US6346579B1 (en) 1995-08-23 2002-02-12 The Goodyear Tire & Rubber Company Pneumatic tire having a tread compound derived from latex blend
DE19643035A1 (de) * 1996-10-18 1998-04-23 Bayer Ag Terpolymere bestehend aus konjugiertem Diolefin, vinylsubstituiertem Aromat und olefinisch ungesättigtem Nitril
US5969051A (en) * 1997-08-11 1999-10-19 The Goodyear Tire & Rubber Company Hydrophilic nitrile rubber
US6852785B1 (en) * 1999-04-22 2005-02-08 Dunlop Tire Corporation Vulcanizable elastomeric compositions for use as tire treads
CA2367674A1 (en) * 1999-04-22 2000-11-02 Dunlop Tire Corporation Vulcanizable elastomeric compositions for use as tire treads
EP1184414A3 (en) * 2000-08-30 2003-08-06 JSR Corporation Conjugated diene-based rubber and method of producing the same, oil extended rubber and rubber composition containing the same
AU2001279824A1 (en) * 2000-09-08 2002-03-22 Bayer Aktiengesellschaft Quaternary polymers with functional amine groups
DE10060222A1 (de) * 2000-12-04 2002-06-13 Bayer Ag Quaterpolymere mit funktionellen Hydroxyl- oder Epoxy-Gruppen
DE10120091A1 (de) * 2001-04-25 2002-11-07 Continental Ag Kautschukmischung für Laufstreifen von Reifen
DE10121161A1 (de) * 2001-04-30 2002-10-31 Bayer Ag Terpolymere und spezielle Mineralöle ernthaltende Kautschukmischungen
US6716925B2 (en) * 2001-11-02 2004-04-06 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire with a component made of a rubber composition comprised of a rubber having pendant hydroxyl groups and a rubber containing a nitrile moiety
DE10221287A1 (de) * 2002-05-14 2003-11-27 Bayer Ag Terpolymere enthaltende Kautschukmischungen
DE10222887A1 (de) * 2002-05-23 2003-12-11 Bayer Ag Quaterpolymere und polare Weichmacher enthaltende Kautschukmischungen
FR2933417B1 (fr) 2008-07-04 2011-12-30 Michelin Soc Tech Bande de roulement de pneumatique
FR2970256B1 (fr) 2010-11-30 2013-01-11 Michelin Soc Tech Pneumatique comportant une sous-couche de bande de roulement a base de caoutchouc nitrile.
CN103483702A (zh) * 2013-10-11 2014-01-01 昆山纯柏精密五金有限公司 一种用于鞋底的橡胶组合物
KR102536743B1 (ko) * 2019-10-11 2023-05-26 주식회사 엘지화학 니트릴계 고무의 제조방법, 이로부터 제조된 니트릴계 고무 및 상기 고무를 포함하는 고무 조성물
CN114031889B (zh) * 2021-12-22 2022-06-07 湖州伟悦高分子材料有限公司 一种耐高温abs复合材料及其制备方法

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA783627A (en) * 1968-04-23 Kureha Chemical Industry Co. Process for the production of polyvinyl chloride compositions and compositions obtained thereby
GB522982A (en) * 1938-03-31 1940-07-02 Wingfoot Corp Improvements in polymerization
US2388346A (en) * 1941-10-28 1945-11-06 United Gas Improvement Co Rubber compositions containing hydrocarbon resins
US2414803A (en) * 1942-09-17 1947-01-28 Gen Electric Vulcanizable compositions
US2409809A (en) * 1943-12-11 1946-10-22 Phillips Petroleum Co Curing butadiene-styrene synthetic rubber
US2460300A (en) * 1944-06-29 1949-02-01 Dow Chemical Co Polymeric products derived from diolefins and vinyl aromatic compounds and method of making same
US2498931A (en) * 1945-04-09 1950-02-28 Wagner Hans Paul Manufacture of rubber-like products
US2601632A (en) * 1949-11-25 1952-06-24 Phillips Petroleum Co Producing an improved synthetic rubber from a multicomponent monomeric material
GB744455A (en) * 1953-01-15 1956-02-08 Union Carblde And Carbon Corp Improvements in shock-resistant plastic compositions
US2922781A (en) * 1955-02-22 1960-01-26 Polymer Corp Process for polymerizing a conjugated diolefin in the presence of an unsaturated dimer of alphamethylstyrene
US3053800A (en) * 1959-05-04 1962-09-11 Borg Warner Blends of (1) polyvinylchloride, (2) a copolymer of polybutadiene, styrene and acrylonitrile and (3) a copolymer of acrylonitrile, styrene and alpha methyl styrene
GB919381A (en) * 1959-09-16 1963-02-27 Bx Plastics Ltd Improvements in and relating to thermoplastic compositions
GB970272A (en) * 1961-02-02 1964-09-16 Dunlop Rubber Co Improvements relating to the curing of elastomeric materials
FR1406020A (fr) * 1964-06-04 1965-07-16 Pechiney Saint Gobain Compositions à base de styrène présentant une résistance au choc élevée
US3501422A (en) * 1964-07-14 1970-03-17 Huels Chemische Werke Ag High tear strength vulcanizates based on cis-polybutadiene
GB1189767A (en) * 1967-04-01 1970-04-29 Polymer Corp Block Copolymers and their preparation
US3554940A (en) * 1968-01-04 1971-01-12 Arakawa Rinsan Kagaku Kogyo Kk Pressure-sensitive adhesives
US3808295A (en) * 1971-12-20 1974-04-30 Polymer Corp Vulcanizable compositions
US3947527A (en) * 1975-02-21 1976-03-30 The Standard Oil Company Polymerizates of olefinic nitriles and diene rubbers
DE2909949A1 (de) * 1979-03-14 1980-10-02 Basf Ag Verfahren zur herstellung von wae"rigen butadien-copolymerisat-dispersionen eines polymerisatgehaltes von mindestens 58 gew.% durch emulsionscopolymerisation
US4410659A (en) * 1979-11-07 1983-10-18 The Standard Oil Company Manufacture of rubber modified copolymers in an extruder type reactor
US4480078A (en) * 1981-09-23 1984-10-30 The Goodyear Tire & Rubber Company Continuous emulsion polymerization process
JPS58154752A (ja) * 1982-03-09 1983-09-14 Asahi Chem Ind Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JPS5966412A (ja) * 1982-10-08 1984-04-14 Asahi Chem Ind Co Ltd スチレン系樹脂組成物
JPS6072910A (ja) * 1983-09-30 1985-04-25 Mitsubishi Monsanto Chem Co 非曳糸性ゴム変性スチレン系樹脂組成物
CA1247773A (en) * 1983-12-12 1988-12-28 Bridgestone Corporation Pneumatic tire suitable for running on snow and ice roads
US4559374A (en) * 1984-09-19 1985-12-17 The Goodyear Tire & Rubber Company Continuous emulsion polymerization process for preparation of flame-retardant latex
DE3837047A1 (de) * 1988-10-31 1990-05-03 Continental Ag Laufstreifenkautschukmischung fuer fahrzeugluftreifen
US5159020A (en) * 1989-12-28 1992-10-27 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire with tread comprising styrene, isoprene, butadiene terpolymer rubber

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002145965A (ja) * 2000-08-30 2002-05-22 Jsr Corp 共役ジエン系ゴム及び油展ゴム並びにこれらを含むゴム組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CA2063155A1 (en) 1993-04-18
DE69216041D1 (de) 1997-01-30
DE69216041T2 (de) 1997-06-05
EP0537640A1 (en) 1993-04-21
US5310815A (en) 1994-05-10
US5225479A (en) 1993-07-06
AU646215B2 (en) 1994-02-10
EP0537640B1 (en) 1996-12-18
AU2708892A (en) 1993-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5310815A (en) Polymers derived from a conjugated diolefin, a vinyl-substituted aromatic compound, and olefinically unsaturated nitrile
US4341672A (en) Sulfur or peroxy cured epoxidized diene rubbers
US5237015A (en) Core-shell polymer for use in tire treads
JP3647963B2 (ja) シリカ強化ゴム配合物及びそのトレッドを有するタイヤ
JP3655702B2 (ja) シリカにより強化されたトレッドを有するタイヤ
JP2000273245A (ja) 液状の高Tg重合体を含むゴム組成物およびそのゴム組成物より成るトレッドを有するタイヤ
EP0864592B1 (en) Diene rubber
US7294666B2 (en) Tire with component of rubber composition comprised of silica reinforcement and emulsion polymerization derived terpolymer rubber of diene/vinyl aromatic compound which contains pendant hydroxyl groups
JPH08239514A (ja) シリカ強化ゴム組成物およびタイヤにおけるその使用
JP2012117060A (ja) カルボキシル化スチレン/ブタジエンゴム含有トレッドを有するタイヤ
US6716925B2 (en) Tire with a component made of a rubber composition comprised of a rubber having pendant hydroxyl groups and a rubber containing a nitrile moiety
WO1999050309A1 (fr) Caoutchouc diene conjugue, procede de production et composition a base de caoutchouc
US6232404B1 (en) Elastomer blend and use in tires
JP5067812B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JPS6218447A (ja) タイヤトレツド用ゴム配合組成物
RU2771752C1 (ru) Бутадиен-нитрильный латекс, латексная композиция для погружного макания, маканое изделие
JP4670132B2 (ja) 共役ジエン系重合体及びその製法
US2462742A (en) Aryl trichlorothio acetates in elastomer treatment
JPH10237230A (ja) ゴム組成物
JP2006152197A (ja) タイヤ用ゴム組成物
CN115141314A (zh) 一种基于充油型聚丙烯腈-苯乙烯-丁二烯共聚橡胶的轮胎胎面胶及其制备方法
JPH07102117A (ja) 加硫可能なゴム組成物
JP2000309675A (ja) 耐摩耗性に優れた熱可塑性エラストマー組成物
JPH07103270B2 (ja) 耐摩耗性高ヒステリシスロスゴム組成物
JPS5914056B2 (ja) ゴム組成物