JPH0520868A - メモリアクセス方法 - Google Patents

メモリアクセス方法

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JPH0520868A
JPH0520868A JP3170216A JP17021691A JPH0520868A JP H0520868 A JPH0520868 A JP H0520868A JP 3170216 A JP3170216 A JP 3170216A JP 17021691 A JP17021691 A JP 17021691A JP H0520868 A JPH0520868 A JP H0520868A
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cycle
data
page mode
read
time
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JP3170216A
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Inventor
Haruki Toda
田 春 希 戸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプラインファーストページモードを用い
た場合においても、リードとライトの切り換えを、同じ
ページモード内で可能とする。 【構成】 連続したページモードサイクルの途中で、状
態をデータの読み出しと書き込みとの間で一方から他方
へ切り換える際に、切り換えの指示のあったサイクルを
データの出力も書き込みも行なわないダミーサイクルと
する。読み出しから書き込みへの切り換えの場合は、ダ
ミーサイクルの次サイクルから書き込み動作を行なう。
書き込みから読み出しへの切り換えの際には、ダミーサ
イクルの次のサイクルから読み出し動作を行ない、さら
に次のサイクルから読み出しをデータ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリアクセス方法に
関し、特に、ページモード等の高速なカラムアドレスア
クセスモードを有するメモリアクセス方法であって、リ
ードモードとライトモードを効果的な切り換えを得るよ
うにしたメモリアクセス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダイナミックRAMにおいて
は、いわゆるページモードが高速なデータ読み出しに適
していることはよく知られている。このモードにおいて
は、まずロウアドレスをデコードしてあるワード線を選
択する。これにより、このワード線に接続されるセルデ
ータをセンスする。次に、カラムアドレスをデコードす
る。これによるとカラムアドレスに対応する列からデー
タを読み出す。このときに、1つのワード線を立てた後
に、カラムアドレスのみを変化させて、データを読み出
す。このページモードにおいて、途中でリードとライト
を切り換える場合のコントロール信号のタイミングチャ
ートを、図8に示す。同図において、(a)はカラムア
ドレスセンス信号であるCAS、(b)はアドレス信
号、(c)はライトイネーブル信号であるWE
(d)はデータ出力、(e)はデータ入力をそれぞれ示
すものである。
【0003】図8からも明らかなように、リードモード
においては、CAS(a)の立ち上がりから次の立ち
上がりまでの1サイクルで、全ての動作を完了する。図
8にはファーストページモードを示している。それに、
時刻t1におけるCASの立ち上げ後のアドレストラ
ンジッションからアクセス動作が始まり、期間tAA経過
後の時刻t3、またはCAS立ち下げの後時刻tCAC
経過後の時刻t2で、データが出力される。ライト動作
は時刻t4におけるCASの立ち下げ時に、一定時刻
tW保持、入力される入力データ(e)が、アドレスト
ランジッション時に選択されたカラムについて取り込ま
れる。リードまたはライトの判断は、CAS(a)の
立ち下げ時のWE(C)の状態によって行なわれる。
【0004】さて、このファーストページモードを、2
サイクルにまたがって動作させることにより、より短い
サイクル時間でページモードを行なうようにしたのが、
パイプラインページモードである。内部でのデータ転送
のシーケンスを参照しながら、このパイプラインページ
モードの動作を、詳細に説明する。
【0005】図7は、ビット線とデータ入出力端との間
のデータ経路を模式的に示した説明図である。(a)は
データの読み出し経路を示し、(b)はデータの書き込
み経路を示す。図7(a),(b)において、ビット線
28は、メモリセルとの間で、データを書き込んだり読
み出したりするためのものである。このビット線28
は、カラムアドレスによって選択されるカラムセレクト
ゲート21によって、選択される。さて、データの読み
出しの場合、図7(a)に示すように、カラムセレクト
ゲート21によって選択されたビット線28は、中間セ
ンスバッファ22によってセンスされ、CASの立ち
下がりに同期してデータ出力する出力バッファ23を通
じて、出力端子24に接続される。この場合のデータの
経路は、A−A1−A2−A3となる。一方、データの
書き込みの場合、図7(b)に示すように、入力端子2
7からのデータは、CASの立ち下がりに同期してデ
ータをラッチして信号レベルを変換する入力バッファ2
6から、中間バッファ25を通じて、取り込まれ、カラ
ムセレクトゲート21からビット線28に伝えられる。
この場合のデータの経路は、a1−a2−a3−aとな
る。ちなみに、ビット線28の経路A、aはセルのアド
レスA、aに対応付けて示している。
【0006】以上述べた構成において、図7(a)デー
タリードの場合、カラムセレクトゲート21は、カラム
アドレスによって選択され、データを転送する。その結
果、ビット線28の経路Aは、カラムセレクトゲート2
1によって、中間センスバッファ22までの経路A1に
つなげられる。中間センスバッファ22は、データを増
幅し、出力バッファ23につながる経路A2にデータを
送出する。出力バッファ23は、データを受け取ると、
CASの立ち下がりに同期して、データを、出力端子
24につながる経路A3へ出力する。
【0007】一方、図7(b)のデータライトの場合、
入力端子27へのデータは、経路a1を経て入力バッフ
ァ26に伝えられる。このバッファ26では、CAS
の立ち下がりに同期して、ラッチと信号レベルの変換が
行なわれる。入力バッファ26の出力は、経路a2を経
て中間バッファ25に伝えられる。このバッファ25
は、入力データを増幅し、増幅データとして、経路a3
からカラムセレクトゲート21を介して、ビット線28
の経路aに送出する。ここで、経路a3とビット線28
とをつなぐカラムセレクトゲート21は、既に選択され
ており、転送されたデータはビット線28に書き込まれ
る。
【0008】さて、次に、以上のようなデータの流れ
を、CASによって決まるサイクルの中で、どのよう
に時間的に割り振って、ページモードやパイプラインペ
ージモードが実現されるかを示す。
【0009】図6は、データリードの場合の時間の割り
振りについての説明図である。同図(A)はファースト
ページモード、同図(B)はパイプラインページモード
である。図6(A)、(B)それぞれにおいて、(a)
はCAS、(b)はアドレス信号、(c)はデータ出
力、(d)はデータの経路の活性化状態を示すものであ
る。
【0010】ファーストページモードにおいては、時刻
t1でCASが立ち上がった後の時刻t2で、アドレ
ス信号がトランジッションする。直ちに経路A1が活性
化されて、時刻t3に経路A2が活性化するまでは自動
的に進行する。ここで、CASが時刻t4で立ち下が
るのを待って、経路A3が活性化される。図6では、サ
イクルタイムがぎりぎりの状態を示している。このた
め、経路A2とA3の間には間隙はない。そして、経路
A3が活性化して時間tCAC が経過した時刻t5で、デ
ータ出力が行なわれる。一方、CAS*が立ち下がる前
の時刻t6でアドレスが再びトランジッションすると、
その時刻から経路A1からの過程を再び始めることにな
る。点線がこの場合を示している。この場合には、既に
CASが立ち下がっているので、経路A1からA2,
A3へと過程は順次進行していき、時刻t7でデータが
出力される。
【0011】パイプラインページモードでは、経路A1
〜A3までのデータ転送の過程をパイプラインで動かし
て、より短いサイクルタイムを実現している。このた
め、アドレスのトランジッション後のアクセスは1つ手
前のサイクルによって定義されることになる。
【0012】さて、時刻t1の時点でCASが立ち上
がり、時刻t2にカラムアドレスが入力されるとする。
このとき、時刻t2から経路Aからのデータの読み出し
が行なわれ、経路A1が活性化される。読み出されたデ
ータは、時刻t3で経路A2に送出され、時刻t4で経
路A3に転送される。このため、時刻t4から期間t
CAC 経過後の時刻t5に、外部に出力される。一方、経
路A1は、その活性化が終った時刻t3以降は、次のカ
ラムアドレス(経路B)からのデータの読み出し過程に
使用できる。そこで、経路Bからの過程B1〜B3を、
経路A1の活性化の後の時刻t3以降直ちに開始するこ
とによって、データ転送系を無駄なく効率的に使用する
ことができる。そして、アドレスをX、A、B、C、D
と順次変化してゆくことにより、データ出力をdX、d
A、dBと順次連続的に得ることができる。
【0013】図5は、データのライトについて、この時
間割り振りを行なった場合の説明図である。同図(A)
はファーストページモード、同図(B)はパイプライン
ページモードである。(A)、(B)のそれぞれにおい
て、(a)はCAS、(b)はアドレス信号、(c)
はデータ入力、(d)はデータの経路の活性化状態を示
すものである。
【0014】ファーストページモードにおいて、CAS
サイクルのCASの立ち下がりでライトかリードか
が判断される。このため、それ以前に生じているアドレ
ストランジッションからはまずリード動作を開始する。
時刻t1において、CASの立ち下がり時にライトで
あることが判明するとする。その時刻でリード動作を止
め、ライト動作を開始する。ライト動作は、経路a1、
a2、a3を順次t1、t2、t3の各時刻で活性化す
る一連の動作として行なわれる。なお、時刻t4でアド
レストランジッションが行なわれた場合、CASの立
ち下がりの時刻t1まではリード動作状態にあるので、
実際にデータの入力が開始されるのは時刻t1からとな
る。
【0015】パイプラインページモードでは、CAS
が立ち下がる時刻t1において、ライト動作を開始す
る。ライト動作は、経路a1、a2、a3を順次t1、
t2、t3の各時刻tで活性化する一連の動作として行
なわれる。なお、この場合、経路a3の活性化が始まる
時刻t3までは、a3を別のカラムアドレスxのライト
動作に利用できる。このため、パイプライン動作を行な
わせることにより、より短いサイクル時間の書き込み動
作を可能である。ただし、この場合、リード動作が混ざ
らないライト動作を想定している。従って、あらかじめ
リード動作を行なう必要はない。このパイプラインのラ
イト動作では、リードの場合のように、CASのサイ
クルがずれることはない、しかし、次のサイクルのかな
りの部分まで、前のサイクルの書き込み動作が入り込む
ことになる。以上のようにして、アドレスをCAS
イクルに合わせて、y、x、a、b、cと切り換えてゆ
くことにより、iy、ix、ia、ib、icのデータ
が順次読み込まれる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリアクセス
方法では、パイプラインファーストページモードによる
データの転送過程を各サイクルで重ねていること、リー
ドとライトではCASサイクルがずれる/ずれないの
違いがある等、同じページモードサイクル内でリードと
ライトを混合して使用する場合の運用が困難である。
【0017】本発明は、この上記に鑑みてなされたもの
で、その目的は、パイプラインファーストページモード
を用いた場合においても、リードとライトの切り換え
を、同じページモード内で可能とすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のメモリア
クセス方法は、ランダムアクセス部を有するダイナミッ
クメモリをアクセスするメモリアクセス方法であって、
前記ランダムアクセス部におけるメモリセル中のセルデ
ータをセンスした後、次にセンス動作する前に前記セン
スしたセルデータをアクセスする複数のアクセス方式を
設定しておき、外部からコントロール信号を加えて前記
複数のアクセス方式のいずれかを選択して前記アクセス
を実行するものとして構成される。
【0019】本発明の第2の方法は、前記第1の方法に
おいて、前記複数のアクセス方式は、ファーストページ
モードとパイプラインファーストページモードであり、
これらの2つのモードの切り換えを選択タイミング及び
選択サイクルのいずれかによって実行するものとして構
成される。
【0020】本発明の第3の方法は、パイプラインファ
ーストページモードを有するメモリアクセス方法であっ
て、連続したページモードサイクルの途中でデータ読み
出し状態を書き込み状態へ切り換える際に、切り換えの
指示のあったサイクルを、与られたアドレスのメモリセ
ルのデータが出力されず且つ与えられたデータも前記与
えられたアドレスのメモリセルに書き込まれないダミー
サイクルとし、このダミーサイクルの次のサイクルから
書き込み動作を行う制御方式を有するものとして構成さ
れる。
【0021】本発明の第4の方法は、パイプラインファ
ーストページモードを有するメモリアクセス方法であっ
て、連続したページモードサイクルの途中でデータ書き
込み状態を読み出し状態へ切り換える際に、切り換えの
指示のあったサイクルを、与られたアドレスのメモリセ
ルのデータが出力されず且つ与えられたデータも前記与
えられたアドレスのメモリセルに書き込まれないダミー
サイクルとし、このダミーサイクルの次のサイクルから
読み出し動作を開始させ、さらに次のサイクルから読み
出しデータを出力させる制御方式を有するものとして構
成される。
【0022】本発明の第5の方法は、前記第3の方法に
おいて、前記はパイプラインファーストページモードの
最初のサイクルにおいて前記切り換えの指示のあった場
合においても、前記サイクルを前記ダミーサイクルとす
ることなく、直ちに書き込み動作を実行するものとして
構成される。
【0023】本発明の第6の方法は、前記第4の方法に
おいて、前記はパイプラインファーストページモードの
最初のサイクルにおいて前記切り換えの指示のあった場
合においても、前記サイクルを前記ダミーサイクルとす
ることなく、直ちに読み出し動作を実行するものとして
構成される。
【0024】本発明の第7の方法は、パイプラインファ
ーストページモードを有するメモリアクセス方法であっ
て、連続したページモードサイクルの途中でデータ書き
込み状態と読み出し状態の一つの状態から他方への状態
を切り換える場合に、一つの状態のサイクルと他方の状
態のサイクルとの間に、与られたアドレスのメモリセル
のデータが出力されず且つ与えられたデータも前記与え
られたアドレスのメモリセルに書き込まれないダミーサ
イクルを挿入するものとして構成される。
【0025】
【作用】ダイナミックメモリのランダムアクセス部中の
メモリセル中のセルデータをセンスする。この後、外部
からのコントロール信号が複数のアクセス方式の1つを
選択する。選択した方式によって先にセンスしたセルデ
ータがアクセスされる。この後上記動作が繰り返され
る。
【0026】上記方式は、例えば、ファーストページモ
ードとパイプラインファーストページモードである。こ
れらの2つのモードの切り換えは、選択タイミングまた
は選択サイクルによって実行される。
【0027】パイプラインファーストページモードにお
ける連続したページモードサイクルの途中でのリードと
ライトの状態切り換えの際には、切り換えの途中にリー
ドもライトも実行されないダミーサイクルが設定され
る。このダミーサイクルによってリードとライトの不整
合が解消される。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0029】図1は本発明の一実施例を説明するための
タイミングチャートであり、特にリードからライトへの
切り換えの場合を示す。図1において、(a)はCAS
、(b)はWE、(c)はアドレス信号、(d)は
データ出力、(e)はデータ入力、(f)はデータ経路
の状態をそれぞれ示す。
【0030】さて、以下の状態を想定する。即ち、時刻
t1でCASが立ち下がり、アドレスCを取り込む。
このサイクルの次のCASサイクルに、そのデータを
出力する。このサイクルの後の時刻t3にWEが立ち
下がり、ライト動作になるとする。この場合、アドレス
Cのデータ出力サイクルは、ダミーサイクルDC2とな
り、時刻t2にCASが立ち下がってから期間tCAC
後にデータdCを出力する。ダミーサイクルDC2、D
C1の間のCASの立ち下がり時点で入力されていた
アドレス信号α、βに対応するデータは、結局出力され
ず、無意味となる。しかし、回路的には、このリードの
過程を、ダミーサイクルのDC1、DC2の間に順次実
行する。これは、ダミーサイクルDC1の途中にCAS
が立ち下がることによって初めてライト動作になった
ことが分かるからである。また、ダミーサイクルDC1
も、CASの立ち下がり前のアドレストランジッショ
ンのリード動作を行なうことになる。従って、経路β
1,β2へのデータ転送動作は行なわれる。これは、ダ
ミーサイクルDC1におけるこの動作が、次のライト動
作に影響しないためである。ダミーサイクルDC1で
は、時刻t4にCASが立ち下がることよりライト動
作であることが分かると、CASからのデータ出力を
行なわない。ダミーサイクルDC2は、リードした最後
のデータを出力するために必要であり、この時点で与え
られるアドレス信号は意味を持たない。一方、ダミーサ
イクルDC1は、リードからライトへの切り換えの指示
を受け取るサイクルであり、アドレスの意味も無くデー
タの出力も行なわない。ダミーサイクルDC1の後のC
ASサイクルにおいて、CASの立ち下がりの時刻
t5で、WEがライト状態であれば、アドレスaへの
データiaの書き込みが行なわれる。
【0031】図2は、本発明の一実施例を説明するため
のタイミングチャートであり、特にライトからリードへ
の切り換えの場合を示す。図2において、(a)はCA
、(b)はWE、(c)はアドレス信号、(d)
はデータ出力、(e)はデータ入力、(f)はデータ経
路の状態をそれぞれ示すものである。
【0032】以下の状態を想定する。即ち、時刻t1の
CASの立ち下がりで、アドレス信号dに基づいて、
データidを取り込む。このサイクルの後に、時刻t2
でWE*が立ち上がり、リード動作になろうとする。W
E*の変化を、時刻t3のCASの立ち下がりで捕ら
える。これにより、リード動作であることが分かると、
ダミーサイクルDC1で取り込むデータの書き込み動作
を全て中止する。ただし、前のサイクルからの書き込み
動作は持続して完了させる。このために、このサイクル
では、リード動作を直ちに行なうことはできない。この
次のサイクルにおいてリード動作は始まる。しかし、こ
のサイクルはデータの出力は行なわないのでダミーサイ
クルDC2となる。このダミーサイクルDC2では、C
ASが“1”である時刻t4に確定したアドレスAの
読み出しが行なわれる。そして、経路A1〜A3の活性
化が順次行なわれる。そして、次のCASサイクルに
おいてCASが立ち下がる時刻t5から時間tCAC
過後の時刻t6から、データdAが出力される。
【0033】以上説明したように、例えばリードからラ
イトへの切り換えにおいては、ダミーサイクルDC1で
あるモードのセットがなされ、次のサイクルでそれと同
じモードが指定される。これによって、モードがアクテ
ィブとなった後、実際にこのモードが実行される。この
ように、2サイクルにおいて同じモードが指定されて動
作が切り替わるのは、パイプラインでは2サイクルで一
連の動作が完結するようになっているためである。ま
た、ライトからリードへの切り換えでは、ダミーサイク
ルDC1でリードに切り替わると、このサイクルで書き
込み動作は終了する。そして、CASの立ち上がり後
は、書き込み動作終了と共にリードの動作を開始する。
【0034】このように、2サイクルでモードを切り換
えたりするために必要な内部信号を作成するための具体
的な回路のブロック図を図3に示す。
【0035】図3において、CASとWEはノア回
路2に入力され、ノア回路2の出力はラッチ6とアンド
回路14に与えられる。ラッチ6は、初期状態“1”で
CASによって入力信号をラッチし、それからの出力
はライトセット信号WSとなる。さらに、ラッチ6の出
力は、CASで制御されるトランスファーゲート回路
10を通じて、CASによってラッチ動作するラッチ
12に入力される。ラッチ12の出力はアンド回路14
に与えられる。アンド回路14の出力は、ライトアクテ
ィブ信号WAとして出力される。一方、CASの反転
信号NCASとWEとがアンド回路4に入力され
る。アンド回路4の出力は、初期状態が“1”でCAS
でラッチ動作するラッチ8に入力される。ラッチ8の
出力は、リードセット/アクティブ信号RS/ACTと
して出力される。
【0036】以上のような構成において、ラッチ6から
ライトセット信号が出力されると、そのサイクルで働い
ている読み出し過程は、図1からわかるように、データ
出力過程である経路α3,β3の活性化までには至らな
い。そして、ラッチ8からリードセット信号が出力され
ると、そのサイクルで読み込まれるデータの読み込み動
作は図3のようには行なわれず、このサイクルでライト
動作は完了し、CASの立ち上がりからリード動作を
開始する。この2つの信号は共に、CAS降下時のW
の状態をラッチ6,8にラッチしたものである。こ
のラッチ6,8においては、CASの降下時に、その
内容の更新が行なわれる。ライトモードに対しては、こ
のラッチの内容はCASが“1”の時にオンとなるト
ランスファーゲート回路10を経て、次のラッチ12に
伝えられる。このラッチ12においては、トランスファ
ーゲート回路10がオンしたときに、その内容を更新す
る。ラッチ12の出力とノア回路2の出力とに基づいて
アンド回路14から得た信号をライトアクティブ信号W
Aとする。CASの立ち下がり時に同じWEの状態
が2サイクル続けば、この信号WAが立ち上がる。ライ
トアクティブ信号WAはライト動作をCASの立ち下
がり時から開始する。なお、リードに関しては、セット
とアクティブ信号は同じであり、リードセット/アクテ
ィブ信号RA/ACTとして用いられる。ちなみに、ラ
ッチ6,8において初期状態を“1”としてあるのは、
RAS(ロウアドレス選択信号)の立ち下がり直後の
CASによって始まるパイプラインページモードの最
初のサイクルでのリードまたはライトの動作を規定する
ためである。
【0037】図4はかかる状態のタイミングチャートを
示す。同図において、(a)はRAS、(b)はCA
、(c)はアドレス信号、(d)はデータリード時
におけるデータ出力、(e)はデータリード時における
WE、(f)はデータライト時におけるWE
(g)はデータライト時におけるデータ入力を示す。
【0038】図4に示すように、時刻t1でRAS
立ち下がる、この時点でWEがリード状態にあれば、
アドレス信号RAに基づくセルの読み出しが行なわれ
る。次に、時刻t2でアドレスAが確定すると、その時
点からデータの転送が開始される。そして、時刻t4に
データdAが出力される。つまり時刻t4は、RAS
の立ち下がりの時刻t1から時間tRAC 経過後であっ
て、且つアドレスAが確定する時刻t2から時間tAA
経過後である。つまり、RASが立ち下がって(時刻
t1)から次の次のサイクルにおけるCASの立ち下
がる時刻t3より時間tCAC 後に、データdAの出力が
なされる。ちなみに、RASの立ち下がり後のCAS
サイクルにおける最初のCASの立ち下がりの時刻
t5時点でリードかライトかが分かる。そして、実際の
動作はこのサイクルからすぐに行なう。これはリードの
場合は、図2のダミーサイクルDC2に相当し、ライト
の場合は図1におけるライトがアクティブとなるサイク
ルに相当していることによる。そこで、図3の各信号
を、ラッチ6,8の初期状態を“1”にセットしておい
て、設定するとこの要求を満足することができる。ライ
トセットWSが“1”、リードセット/アクティブRS
/ACTが“1”のとき、ライトアクティブWAは、C
ASが時刻t5で立ち下がるまでは“0”である。そ
こで、内部ではまずリードの動作を始める。ライトセッ
トが出力されているので、データ出力をしない動作とな
る。CASの立ち下がりの時刻t5にWEがリード
状態であれば、直ちにライトセットが立ち下がる。この
ため、リード動作は継続されて、2サイクル目の時刻t
4でデータが出力される。CASの立ち下がり時の時
刻t5にWEがライトの状態であれば、ライトアクテ
ィブが立ち上がり、このサイクルからライト動作を行な
い、アドレスAにデータiAを、アドレスBにデータi
Bを、アドレスCにデータiCをそれぞれ取り込むこと
になる。以後のCASサイクルは図1、図2に示すよ
うに動作の切り換えは図3を通じてコントロールされ
る。
【0039】次に、普通のファーストページモードとパ
イプラインファーストページモードとが同一の回路シス
テムで容易に切り換えられることを説明する。カラムア
ドレスによる高速アクセスサイクルのモードは、図7に
示したデータ転送経路を通じてアクセスされることは、
それがどのようなモードであっても変わりがない。特
に、ファーストページモードとパイプラインファースト
ページモードとの差は、データ転送の経路部分をどのよ
うに時間で割り振るかであることは、図5、図6でも示
したとおりである。この割り振りは、例えば、モードを
設定するサイクルを設けて選択するようにすれば容易に
回路システムで対応できる。同一のチップで、従来の応
用にも、新しい高速モードにも、外部信号のコントロー
ルのみによって対応することができることになる。
【0040】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、ランダムアクセス部を持つダイナミックメモリに
おいて、セルデータのセンス後に、そのデータを次のセ
ンス前にアクセスする複数の方式を同一メモリ上に持
ち、どの方式を選択するかを外部からのコントロール信
号で行なうことができる。また、上記のメモリにおい
て、センスデータをアクセスする方式が、ファーストペ
ージモードとパイプラインファーストページモードであ
るものにおいて、この機能を切り換えるための選択タイ
ミングまたはサイクルを持ったメモリアクセス方法を得
ることができる。そして、パイプラインファーストペー
ジモードにおいて、連続したページモードサイクルの途
中でデータ読み出し状態から書き込み状態に切り換える
場合に、切り換えの指示のあったサイクルは、与えられ
るアドレスのデータが出力されず且つ与えられたデータ
もセルに書き込まれないダミーサイクルとなり、この次
のサイクルから書き込み動作が行なわれるような制御方
式を持ったメモリアクセス方法を構成できる。一方、パ
イプラインファーストページモードにおいて、連続した
ページモードサイクルの途中でデータ書き込み状態から
読み出し状態に切り換える場合に、切り換えの指示のあ
ったサイクルは、与えられたアドレスのデータが出力さ
れず且つ与えられたデータもセルに書き込まれないダミ
ーのサイクルとなり、この次のサイクルから読み出し動
作が始まり、さらに次のサイクルでデータが出力される
ような制御方式を持ったメモリアクセス方法も構成でき
る。さらに、パイプラインファーストページモードの最
初のモードでは、ダミーサイクルを必要としないような
メモリアクセス方法を構成することもできる。また、パ
イプラインファーストページモードにおいて、連続した
ページモードサイクルの途中でデータ書き込み状態から
読み出し状態に切り換える場合に、与えられたアドレス
のデータが出力されず、且つ与えられたデータもセルに
書き込まれないダミーのサイクル状態を切り換えの間に
挿入するようなメモリアクセス方法を実現することもで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、い
くつかの高速なカラムアドレスのアクセスモードを同一
チップ上に実現でき、そのモードの1つであるパイプラ
インファーストページモードでリードとライトの各モー
ドを切り換えるタイミングと方法を規定するようにした
ので、実際にこのモードの使用が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるリードからライトへ
の切り換えを説明するためのタイミングチャート。
【図2】本発明の一実施例におけるライトからリードへ
の切り換えを説明するためのタイミングチャート。
【図3】モード切り換えに必要な内部信号の作成回路の
ブロック図。
【図4】パイプラインページモードの最初のサイクルで
の動作状態のタイミングチャート。
【図5】データ書き込みにおけるデータの流れの時間的
な割り振りの説明図。
【図6】データ読み出しにおけるデータの流れの時間的
な割り振りの説明図。
【図7】ビット線からデータ入出力端に至るまでのデー
タの経路を模式的に示した説明図。
【図8】ページモードにおいて途中でリードとライトを
切り換える場合のコントロール信号のタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
2 ノア回路 4 アンド回路 6 ラッチ 8 ラッチ 10 トランスファーゲート回路 12 ラッチ 14 アンド回路 21 カラムセレクトゲート 22 中間センスバッファ 23 出力バッファ 24 出力端子 25 中間バッファ 26 入力バッファ 27 入力端子 28 ビット線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランダムアクセス部を有するダイナミック
    メモリをアクセスするメモリアクセス方法であって、 前記ランダムアクセス部におけるメモリセル中のセルデ
    ータをセンスした後、次にセンス動作する前に前記セン
    スしたセルデータをアクセスする複数のアクセス方式を
    設定しておき、外部からコントロール信号を加えて前記
    複数のアクセス方式のいずれかを選択して前記アクセス
    を実行することを特徴とする、メモリアクセス方法。
  2. 【請求項2】前記複数のアクセス方式は、ファーストペ
    ージモードとパイプラインファーストページモードであ
    り、 これらの2つのモードの切り換えを選択タイミング及び
    選択サイクルのいずれかによって実行する、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】パイプラインファーストページモードを有
    するメモリアクセス方法であって、 連続したページモードサイクルの途中でデータ読み出し
    状態を書き込み状態へ切り換える際に、切り換えの指示
    のあったサイクルを、与られたアドレスのメモリセルの
    データが出力されず且つ与えられたデータも前記与えら
    れたアドレスのメモリセルに書き込まれないダミーサイ
    クルとし、このダミーサイクルの次のサイクルから書き
    込み動作を行う制御方式を有することを特徴とする、メ
    モリアクセス方法。
  4. 【請求項4】パイプラインファーストページモードを有
    するメモリアクセス方法であって、 連続したページモードサイクルの途中でデータ書き込み
    状態を読み出し状態へ切り換える際に、切り換えの指示
    のあったサイクルを、与られたアドレスのメモリセルの
    データが出力されず且つ与えられたデータも前記与えら
    れたアドレスのメモリセルに書き込まれないダミーサイ
    クルとし、このダミーサイクルの次のサイクルから読み
    出し動作を開始させ、さらに次のサイクルから読み出し
    データを出力させる制御方式を有することを特徴とす
    る、メモリアクセス方法。
  5. 【請求項5】前記はパイプラインファーストページモー
    ドの最初のサイクルにおいて前記切り換えの指示のあっ
    た場合においても、前記サイクルを前記ダミーサイクル
    とすることなく、直ちに書き込み動作を実行する、請求
    項3記載の方法。
  6. 【請求項6】前記はパイプラインファーストページモー
    ドの最初のサイクルにおいて前記切り換えの指示のあっ
    た場合においても、前記サイクルを前記ダミーサイクル
    とすることなく、直ちに読み出し動作を実行する、請求
    項4記載の方法。
  7. 【請求項7】パイプラインファーストページモードを有
    するメモリアクセス方法であって、 連続したページモードサイクルの途中でデータ書き込み
    状態と読み出し状態の一つの状態から他方への状態を切
    り換える場合に、一つの状態のサイクルと他方の状態の
    サイクルとの間に、与られたアドレスのメモリセルのデ
    ータが出力されず且つ与えられたデータも前記与えられ
    たアドレスのメモリセルに書き込まれないダミーサイク
    ルを挿入する、ことを特徴とする、メモリアクセス方
    法。
JP3170216A 1991-07-10 1991-07-10 メモリアクセス方法 Pending JPH0520868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5703829A (en) * 1995-12-28 1997-12-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Synchronous type semiconductor memory device which can be adapted to high frequency system clock signal
JP2006228395A (ja) * 2005-01-19 2006-08-31 Nec Electronics Corp 半導体記憶装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5703829A (en) * 1995-12-28 1997-12-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Synchronous type semiconductor memory device which can be adapted to high frequency system clock signal
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