JP3180877B2 - メモリインターフェ−ス回路 - Google Patents

メモリインターフェ−ス回路

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JP3180877B2
JP3180877B2 JP01104195A JP1104195A JP3180877B2 JP 3180877 B2 JP3180877 B2 JP 3180877B2 JP 01104195 A JP01104195 A JP 01104195A JP 1104195 A JP1104195 A JP 1104195A JP 3180877 B2 JP3180877 B2 JP 3180877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロプロセッサから
のアドレス出力に応答してメモリへのアクセスを制御す
るメモリインターフェース回路および同回路を用いたマ
イクロプロセッサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CPUの動作速度はめざましく向
上している。しかし、一方でDRAM等の主記憶装置の
アクセス速度はCPUの動作度よりも遅いため、メモリ
の一部に高速メモリを用いることが一般に行われてい
る。高速メモリとは、CPUがメモリのアドレスを指定
してメモリがデータをバスに出力するまでのアクセス時
間が一般のメモリよりも極めて短いメモリをいい、代表
的なものにキャッシュメモリがある。キャッシュメモリ
はSRAMが用いられるが、そのアクセス時間は20n
s以下であり、極めて高速である。しかし、キャッシュ
メモリは一般のDRAMの価格の10倍以上と高価であ
るため、製品の価格を上昇させる欠点がある。
【0003】そこで、高速メモリのようにその構造の特
性によりアクセス時間を短縮するのではなく、一般のメ
モリにおいてアクセス方法を工夫することで、データを
高速にアクセスする方法が開発された。この方法は、行
アドレスの入力により特定の行を選択し、その行の全メ
モリセルとビット線群とを接続した後、ビット線群に連
続してアクセスすることにより同一行のメモリセルに連
続かつ高速にアクセスするというものであり、具体的に
はこの動作モードにはページモード、スタティックモー
ド等の高速モードがある。この機能を有効に活用するこ
とで、マイクロプロセッサにおけるプログラムコードの
プリフェッチやデータのブロック転送のような局所的な
アドレスへのアクセスにおいて、メモリ・アクセスを高
速化できる。
【0004】かかるページモードアクセスのためのイン
ターフェース回路は、従来は図6のように構成されてい
る。ここではメモリA102,メモリB108としてR
OMを用いている。これらメモリ102,108はチッ
プイネーブルCEにアクティブハイレベルの信号が常に
加えられているため動作状態にある。
【0005】マイクロプロセッサ101はREAD等の
メモリ102,108へのアクセス命令を実行すると、
メモリへのアドレス信号135を出力する。このアドレ
ス信号135は上位アドレスバス上のページアドレス1
20と下位アドレスバス上の下位アドレス121とから
なり、メモリ102,108にそのまま送られる。ペー
ジアドレス120はさらに比較器104,ページアドレ
ス用ラッチ103,デコーダ106にも供給される。
【0006】ページアドレス用ラッチ103は、マイク
ロプロセッサ101からのアドレスストローブ信号12
7がアクティブロウレベルからハイレベルへの反転エッ
ジに同期してページアドレス120をラッチし、ラッチ
したページアドレスを比較器104へ出力する。
【0007】比較器104は、ページアドレス用ラッチ
103にかくしてラッチされ出力されているページアド
レスをページアドレス120と比較する。両者が一致す
る場合は状態ラッチ回路111に出力している同一ペー
ジ信号123をアクティブハイレベルにし、不一致の場
合はインアクティブロウレベルにする。
【0008】デコーダ106は、ページアドレス120
がエモリA102のアドレスである場合、チップセレク
ト信号124をアクティブハイレベルにする。
【0009】マイクロプロセッサ101からのアドレス
ストローブ信号127は、アドレス信号135の出力と
ともにアクティブロウレベルをとり、一定時間経過後に
ハイレベルに変化する。デコーダ106はそのデコード
出力をアドレスストローブ信号127のアクティブ期間
に完了する。
【0010】状態ラッチ回路111は、チップセレクト
信号124がアクティブレベルのとき、アドレスストロ
ーブ信号127に応答して同一ページ信号123をラッ
チする。ラッチした同一ページ信号123がアクティブ
ハイレベルの場合には、アクティブハイレベルの高速ア
クセス信号129をウェイト制御回路105に出力しイ
ンアクティブの場合には低速アクセス信号130をアク
ティブハイレベルにする。デコーダ106からのチップ
セレクト信号124がインアクティブのときは、状態ラ
ッチ回路111は同一ページ信号123にかかわらずリ
セット状態となり、高速アクセス信号129、低速アク
セス信号130のいずれもインアクティブとなる。
【0011】ウェイト制御回路105は、メモリA10
2がアドレスを指定されてからデータをデータバス12
6へ出力するまでの遅延時間分だけ、マイクロプロセッ
サ101がデータバス126上のデータを読み込むのを
遅らせるアクティブハイレベルのウェイト信号A132
をマイクロプロセッサ101へ出力する。マイクロプロ
セッサ101はウェイト信号131がアクティブレベル
の間、データバス126上のデータを読み込むのを遅ら
せる動作を行うが、ウェイト信号A132をアクティブ
にしている時間はウェイト制御回路105にあらかじめ
設定されており、マイクロプロセッサ101からのクロ
ック信号134をうけて、所定クロック数に相当する時
間だけウェイト信号A132をアクティブにする。本従
来例では、高速アクセス信号129がアクティブのとき
ウェイト信号A132はインアクティブ、低速アクセス
信号130がアクティブのとき2クロック分相当の時間
だけ、ウェイト信号A132をアクティブにする。な
お、前記遅延時間はメモリの種類によって異なるため、
各メモリのウェイト制御回路ごとに設定値が異なり、本
例では、メモリB108については高速にアクセスする
とき、メモリB用出力制御回路109はウェイト信号B
133をインアクティブ、低速にアクセスするときには
1クロック分相当の時間だけウェイト信号B133をア
クティブにするように設定している。また、高速アクセ
ス信号129、低速アクセス信号130がいずれもイン
アクティブのときは、ウェイト信号A132はインアク
ティブとなる。
【0012】マイクロプロセッサ101は、例えばクロ
ックの立ち上がり毎にウェイト信号131がアクティブ
かどうかを確認し、アクティブの場合は、データバス1
26上のデータを読み込む動作を延期し、インアクティ
ブを確認したとき、その確認時のクロックの立ち下がり
でデータ読み込み動作を行う。
【0013】メモリA102はチップセレクト信号12
4とアドレスストローブ信号127がいずれもハイレベ
ルのとき、アンド回路110の出力であるアウトプット
イネーブル信号A125がアクティブハイレベルになる
ことにより、データバス126上へデータを出力可能と
なる。メモリB108についても同様で、アウトプット
イネーブル信号B128がアクティブのとき、メモリB
108はデータバス126上へデータを出力可能とな
る。
【0014】なお、図6では、メモリA102とマイク
ロプロセッサ101とのインターフェースについて詳し
く記載しており、メモリA102とアクセス速度の異な
るメモリB108に対するインターフェースはメモリA
102におけるインターフェースと同様の構成であるた
め、これをメモリB用出力制御回路109と簡略化して
記載している。
【0015】さらに、図6では、メモリの数をメモリA
102、メモリB108の二つしか記載していないが、
これは説明容易にするためであり、さらに多種、多数の
メモリがインターフェース回路を介してマイクロプロセ
ッサ101に接続していることももちろんあり得る。
【0016】次に、本システムのメモリアクセスにつ
き、図7のタイミング図を用いて説明する。図7は4つ
のメモリアクセス1,2,3および4について示してお
り、以下順に説明する。 (1)アクセス1 マイクロプロセッサ101はメモリA102をアクセス
するために同メモリのページアドレスaを出力する。こ
のときページアドレス用ラッチ103には前回のメモリ
B108へのアクセスとしてアドレスxがラッチされて
いるので、比較器104は同一ページ信号123をイン
アクティブレベルにする。
【0017】一方、デコーダ106はページアドレスa
をデコードし、チップセレクト信号124をアクティブ
にする。従ってアドレスストローブ信号127がインア
クティブハイレベルになることでアウトプットイネーブ
ル信号A125がアクティブになるので、メモリA10
2はデータバス126上にデータを出力可能状態とな
る。ただし、この時点ではメモリA固有のアクセス時
間、つまりメモリA102にアドレス信号が入力され、
データバス126へデータを出力するまでの時間に満た
ないので、事実上メモリA102はデータバス126へ
データを出力することができない。ただし、出力可能状
態となることで、求めるアドレスのデータ以外の信号が
データバス126に出力される可能性があるが、マイク
ロプロセッサ101は後述のウェイト信号131がアク
ティブのときはデータバス126上のデータを読み込ま
ないので、問題はない。
【0018】アドレスストローブ信号127がインアク
ティブに変化した時点の同一ページ信号123はインア
クティブであるため、状態ラッチ回路111はそのイン
アクティブの信号をラッチし、低速アクセス信号130
をアクティブにする。低速アクセス信号130がアクテ
ィブになることによって、ウェイト制御回路105のマ
イクロプロセッサ101に対するウェイト信号A132
がアクティブになるため、マイクロプロセッサ101は
クロックT2の立ち下がりではデータバス126上のデ
ータを取り込まない。
【0019】ウェイト制御回路105は、メモリA10
2においてはマイクロプロセッサ101のクロックの立
ち上がりを2度カウントするまではウェイト信号A13
2をインアクティブにしないように設定されているた
め、マイクロプロセッサ101はクロックTW1におい
ても、データバス126上のデータを読み込むことはで
きない。しかし、TW1の立ち上がりをカウントする
と、クロックT2,TW1の二度の立ち上がりをカウン
トしたことになるため、ウェイト制御回路105はウェ
イト信号A132をインアクティブにする。
【0020】クロックTW2の立ち上がり時におけるマ
イクロプロセッサ101によるウェイト信号131の確
認では、ウェイト信号131がインアクティブになって
いるため、マイクロプロセッサ101はクロックTW2
の立ち下がり時にデータバス126上に出力されている
メモリAデータを読み込む。そして、次の命令を実行し
て、その命令が指定するアドレス信号135を出力す
る。ここでは、次のページアドレスはページアドレスa
であるとする。
【0021】なお、メモリA102は通常、アドレス信
号135が入力されてから、データバス126上へデー
タを出力するまでに、クロック数で約4クロック分の時
間を必要とするメモリであるとする。 (2)アクセス2 マイクロプロセッサ101はメモリA102をアクセス
するために同メモリページアドレスaを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ103には前回のメモリA
102へのアクセスのためのページアドスaがラッチさ
れているので比較器104は同一ページ信号123をア
クティブのまま維持する。
【0022】一方、デコーダ106はページアドレスa
をデコードし、その出力であるチップセレクト信号12
4をアクティブのまま維持する。アドレスストローブ信
号127がインアクティブになることでアウトプットイ
ネーブル信号A125がアクティブになるので、メモリ
A102はデータバス126上にデータを出力可能状態
となるが、この時点ではメモリA固有のアクセス時間、
つまりメモリA102にアドレス信号が入力され、デー
タバス126へデータを出力するまでの時間に満たない
ので、事実上メモリA102はデータバス126へデー
タを出力することができない。
【0023】アドレスストローブ信号127がインアク
ティブに変化した時点の同一ページ信号123はアクテ
ィブであるため、状態ラッチ回路111はそのアクティ
ブの信号をラッチし、高速アクセス信号129をアクテ
ィブにする。高速アクセス信号129がアクティブにな
ることによって、ウェイト制御回路105のマイクロプ
ロセッサ101に対するウェイト信号A132がインア
クティブになるため、マイクロプロセッサ101はクロ
ックT2の立ち下がりでデータバス126上のデータを
取り込むと同時に次の命令を実行して、その命令が指定
するアドレス信号135を出力する。ここでは、次のペ
ージアドレス120はメモリB108をアクセスするた
めの同メモリページアドレスbであるとする。
【0024】なお、メモリA102の通常のアクセス時
間はクロック数で約4クロックであるが、ここではペー
ジアドレス120がアクセス1と同じページアドレスa
であるため、メモリA102ではページアドレスaに相
当する全メモリセルとビット線群とはすでに接続されて
おり、このため新たにページアドレスの全メモリセルと
ビット線群とを接続する時間が省略できる。ゆえにアク
セス時間は下位アドレスが変化することでビット線群を
選択する時間のみを考慮すれば良いため、約2クロック
に短縮できる。 (3)アクセス3 マイクロプロセッサ101はメモリB108をアクセス
するために同メモリページアドレスbを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ103には前回のメモリA
102へのアクセスとしてのページアドレスaがラッチ
されているので比較器104は同一ページ信号123を
インアクティブにする。
【0025】一方、デコーダ106はページアドレスb
はメモリA102へのアクセスのためのものではないた
め、チップセレクト信号124をインアクティブにす
る。このためアウトプットイネーブル信号A125がイ
ンアクティブになるので、メモリA102はデータバス
126に対してデータ出力不可状態となる。
【0026】チップセレクト信号124がインアクティ
ブであるため、メモリA102のウェイト制御回路10
5はリセット状態となり、従ってその出力はインアクテ
ィブとなる。
【0027】一方、ページアドレスbが存在するメモリ
B専用のメモリB用出力制御回路109からのウェイト
信号B133がアクティブになると、マイクロプロセッ
サ101はオア回路107を介してウェイト信号131
がアクティブであることを確認する。
【0028】メモリB用出力制御回路109は、マイク
ロプロセッサ101のクロックの立ち上がりを1度カウ
ントするまではウェイト信号B133をインアクティブ
にしないように設定されているため、マイクロプロセッ
サ101はクロックT2においても、データバス126
上のデータを読み込むことはできない。
【0029】しかし、クロックTW1の立ち上がり時に
おけるマイクロプロセッサ101によるウェイト信号1
31の確認では、ウェイト信号131がインアクティブ
になっているため、マイクロプロセッサ101はクロッ
クTW1の立ち下がり時にデータバス126上に出力さ
れているメモリBデータを読み込み、同時に次の命令を
実行して、その命令が指定するアドレス信号135を出
力する。ここでは、次のページアドレスはメモリAをア
クセスするための同メモリページアドレスaであるとす
る。
【0030】なお、メモリB108は通常、アドレス信
号が入力されてから、データバス126上へデータを出
力するまでに、クロック数で約3クロック分の時間を必
要とするメモリであるとする。 (4)アクセス4 マイクロプロセッサ101はメモリA102をアクセス
するために同メモリページアドレスaを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ103には前回のメモリB
108へのアクセスのためのページアドレスbがラッチ
されている。従って今回のメモリA102へのアクセス
のためのページアドレス120がアクセス3におけるペ
ージアドレスbと異なりページアドレスaであるため、
メモリA102は新たにページアドレスaの全メモリセ
ルとビット線群とを接続しなければならない。従ってア
クセス時間としてクロック数で約4クロック分の時間を
必要とする。このときの動作はアクセス1における動作
と同様である。
【0031】このように、従来のインターフェース回路
を用いると、同一ページアドレスに連続してアクセスす
る場合には、異なるページアドレスにアクセスする場合
に比べアクセス時間が短縮できる、つまり高速アクセス
が可能である。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のインタ
ーフェース回路では、マイクロコンピュータ101がメ
モリA102のページアドレスaのアクセスの後に、メ
モリB108のアクセスし、その後さらにメモリA10
2のページアドレスaをアクセスする場合でも、メモリ
A102は再び通常のアクセス時間である約4クロック
をアクセスに必要とすることになる。
【0033】本発明の目的は、メモリへの高速連続アク
セスが、たとえ他のメモリやI/Oユニットへのアクセ
スが挿入されたときも、ひき続き可能とするインターフ
ェース回路を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は、ページアドレ
スと下位アドレスとを並列に入力するメモリチップであ
って、直前にアクセスしたアドレスに対してページアド
レスが同一で下位アドレスのみ変化するアドレスに対し
ては、ページアドレスも変化するアドレスに対するアク
セスより高速にアクセスできるメモリチップに対するメ
モリインターフェ−ス回路であって、外部から与えられ
るアドレスのうち前記下位アドレスは外部から与えられ
るアドレスをそのままインターフェイス回路の対象とす
る当該メモリチップに与え、前記ページアドレスはラッ
チ手段を介して当該メモリチップに与え、前記ラッチ手
段は、外部から与えられたアドレスが当該メモリチップ
内のアドレスであって、前記ラッチ手段が保持している
ページアドレスと異なるページアドレスが与えられたと
きに与えられたページアドレスをアドレスストローブ信
号に応答してラッチし、外部から与えられたアドレスが
当該メモリチップ外のアドレスであるとき、または前記
ラッチ手段が保持しているページアドレスと、外部から
与えられたページアドレスが同一であるときには前記ア
ドレスストローブ信号に対して応答せずに保持を継続す
るラッチ手段であることを特徴とする。
【0035】
【作用】本発明によれば、マイクロプロセッサが複数あ
るメモリのうち第一のメモリの第一のページアドレスを
アクセスした後、第二のメモリをアクセスした場合、第
一のメモリのインターフェース回路におけるラッチ回路
は第一のページアドレスをラッチしたまま変化しない。
従ってマイクロプロセッサが再び第一のメモリの第一の
ページアドレスをアクセスしたとき、すでに第一のメモ
リの第一のページアドレスに相当する全メモリセルとビ
ット線群とはすでに接続されているため、新たにページ
アドレスの全メモリセルとビット線群とを接続する時間
が省略できる。従って、この場合のメモリのアクセス時
間は下位アドレスによりビット線を選択する時間のみを
考慮すれば良いため、アクセス時間が短縮できる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。
【0037】〔実施例1〕まず、本発明の第一の実施例
につき図1の構成図および図2のタイミング図を参照し
て説明する。
【0038】本実施例では、ページアドレス120が直
接的にメモリA102に入力されている図6の従来例と
異なり、ページアドレス120がページアドレス用ラッ
チ201を介してメモリA102に入力しており、さら
にページアドレス用ラッチ201を介してメモリA10
2に入力されており、さらにページアドレス用ラッチ2
01はアドレスストローブイネーブル信号205がアク
ティブかつアドレスストローブ信号127がインアクテ
ィブのときにページアドレス120をラッチすることに
特徴がある。
【0039】なお、ここでメモリA102,メモリB1
08は従来例と同じくいずれもROMを用いている。さ
らに、従来例と同じ動作をおこなうものには従来例で用
いた番号と同一の番号を付けてある。また、図1ではメ
モリの数をメモリA102,メモリB108の二つしか
記載していないが、これは説明を容易にするためであ
り、さらに多種、多数のメモリがインターフェース回路
を介してマイクロプロセッサ101に接続していること
ももちろんあり得る。
【0040】また、多数のメモリの一部にインターフェ
ース回路を用いることもあり得る。
【0041】上記特徴を有する本システムのメモリアク
セスにつき、図2のタイミング図を用いて説明する。図
2は4つのメモリアクセス1,2,3および4について
示しており、以下順に説明する。 (1)アクセス1 マイクロプロセッサ101はメモリA102をアクセス
するために同メモリページアドレスaを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ103には前回のメモリA
102へのアクセスのためのページアドレスxがラッチ
されているので、比較器104は同一ページ信号123
をインアクティブレベルにする。
【0042】一方、デコーダ106はページアドレスa
をデコードし、チップセレクト信号124をアクティブ
する。従ってアドレスストローブ信号127がインアク
ティブハイレベルになることでアウトプットイネーブル
信号A125がアクティブになるので、メモリA102
はデータバス126上にデータを出力可能状態となる。
ただし、この時点ではメモリA固有のアクセス時間、つ
まりメモリA102にアドレス信号が入力され、データ
バス126へデータを出力するまでの時間に満たないの
で、事実上メモリA102はデータバス126へデータ
を出力することができない。ただし、出力可能状態とな
ることで、求めるアドレスのデータ以外の信号がデータ
バス126に出力される可能性があるが、マイクロプロ
セッサ101は後述のウェイト信号131がアクティブ
のときはデータバス126上のデータを読み込まないの
で、問題はない。
【0043】アドレスストローブ信号127がインアク
ティブに変化した時点の同一ページ信号123はインア
クティブであるため、状態ラッチ回路111はそのイン
アクティブの信号をラッチし、低速アクセス信号130
をアクティブにする。低速アクセス信号130がアクテ
ィブになることによって、ウェイト制御回路105のマ
イクロプロセッサ101に対するウェイト信号A132
がアクティブになるため、マイクロプロセッサ101は
クロックT2の立ち下がりではデータバス126上のデ
ータを取り込まない。
【0044】ページアドレス用ラッチ201は、アドレ
スストローブ信号127がインアクティブになること
で、同一ページ信号123の反転信号とのアンド出力が
アクティブハイレベルになるため、ページアドレスaを
ラッチし、出力する。
【0045】ウェイト制御回路105は、メモリA10
2においてはマイクロプロセッサ101のクロックの立
ち上がりを2度カウントするまではウェイト信号A13
2をインアクティブにしないように設定されているた
め、マイクロプロセッサ101はクロックTW1におい
ても、データバス126上のデータを読み込むことはで
きない。しかし、TW1の立ち上がりをカウントする
と、クロックT2,TW1の二度の立ち上がりをカウン
トしたことになるため、ウェイト制御回路105はウェ
イト信号A132をインアクティブにする。
【0046】クロックTW2の立ち上がり時におけるマ
イクロプロセッサ101によるウェイト信号131の確
認では、ウェイト信号131がインアクティブになって
いるため、マイクロプロセッサ101はクロックTW2
の立ち下がり時にデータバス126上に出力されている
メモリAデータを読み込み、同時に次の命令を実行し
て、その命令が指定するアドレス信号135を出力す
る。ここでは、次のページアドレスはページアドレスa
であるとする。
【0047】なお、メモリA102は通常、アドレス信
号135が入力されてから、データバス126上へデー
タを出力するまでに、クロック数で約4クロック分の時
間を必要とするメモリであるとする。 (2)アクセス2 マイクロプロセッサ101はメモリA102をアクセス
するために同メモリページアドレスaを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ201には前回のメモリA
102へのアクセスのためのページアドレスaがラッチ
されているので比較器104は同一ページ信号123を
アクティブのまま維持する。
【0048】一方、デコーダ106はページアドレスa
をデコードし、その出力であるチップセレクト信号12
4をアクティブのまま維持する。アドレスストローブ信
号127がインアクティブになることでアウトプットイ
ネーブル信号A125がアクティブになるので、メモリ
A102はデータバス126上にデータを出力可能状態
となるが、この時点ではメモリA固有のアクセス時間、
つまりメモリA102にアドレス信号が入力され、デー
タバス126へデータを出力するまでの時間に満たない
ので、事実上メモリA102はデータバス126へデー
タを出力することができない。
【0049】アドレスストローブ信号127がインアク
ティブに変化した時点の同一ページ信号123はアクテ
ィブであるため、状態ラッチ回路111はそのアクティ
ブの信号をラッチし、高速アクセス信号129をアクテ
ィブにする。高速アクセス信号129がアクティブにな
ることによって、ウェイト制御回路105のマイクロプ
ロセッサ101に対するウェイト信号A132がインア
クティブになるため、マイクロプロセッサ101はクロ
ックT2の立ち下がりでデータバス126上のデータを
取り込むと同時に次の命令を実行して、その命令が指定
するアドレス信号135を出力する。ここでは、次のペ
ージアドレス120はメモリB108のアクセスするた
めの同メモリページアドレスbであるとする。
【0050】なお、ページアドレス用ラッチ201は、
同一ページ信号123がアクティブのまま維持されてい
るため、アドレスストローブ信号127がインアクティ
ブハイレベルに変化しても、新たにページアドレスaを
ラッチしない。
【0051】また、メモリA102の通常のアクセス時
間はクロック数で約4クロックであるが、ここではペー
ジアドレス120がアクセス1と同じページアドレスa
であるため、メモリA102ではページアドレスaに相
当する全メモリセルとビット線群とはすでに接続されて
おり、このため新たにページアドレスの全メモリセルと
ビット線群とを接続する時間が省略できる。ゆえにアク
セス時間は、下位アドレスが変化することでビット線群
を選択する時間のみを考慮すれば良いため、約2クロッ
クに短縮できる。 (3)アクセス3 マイクロプロセッサ101はメモリB108をアクセス
するために同メモリページアドレスbを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ201には前回のメモリA
102へのアクセスとしてのページアドレスaがラッチ
されているので比較器104は同一ページ信号123を
インアクティブにする。
【0052】一方、デコーダ106はページアドレスb
はメモリA102へのアクセスのためのものではないた
め、チップセレクト信号124をインアクティブにす
る。このためアウトプットイネーブル信号A125がイ
ンアクティブになるので、メモリA102はデータバス
126に対してデータ出力不可状態となる。
【0053】チップセレクト信号124がインアクティ
ブであるため、メモリA102のウェイト制御回路10
5はリセット状態となり、従ってその出力はインアクテ
ィブとなる。さらにチップセレクト信号124がインア
クティブのとき、アドレスストローブイネーブル信号2
05はインアクティブロウレベルになるので、アドレス
ストローブ信号127がインアクティブハイレベルに変
化しても、ページアドレス用ラッチ201は新たなラッ
チを行わず、ページアドレスaを維持する。
【0054】一方、ページアドレスbが存在するメモリ
B専用のメモリB用出力制御回路109からのウェイト
信号B133がアクティブになると、マイクロプロセッ
サ101はオア回路107を介してウェイト信号131
がアクティブであることを確認する。
【0055】メモリB出力制御回路109は、マイクロ
プロセッサ101のクロックの立ち上がりを1度カウン
トするまではウェイト信号B133をインアクティブに
しないように設定されているため、マイクロプロセッサ
101はクロックT2においても、データバス126上
のデータを読み込むことはできない。
【0056】しかし、クロックTW1の立ち上がり時に
おけるマイクロプロセッサ101によるウェイト信号1
31の確認では、ウェイト信号131がインアクティブ
になっているため、マイクロプロセッサ101はクロッ
クTW1の立ち下がり時にデータバス126上に出力さ
れているメモリBデータを読み込み、同時に次の命令を
実行して、その命令が指定するアドレス信号135を出
力する。ここでは、次のページアドレスはメモリAをア
クセスするための同メモリページアドレスaであるとす
る。
【0057】なお、メモリB108は通常、アドレス信
号が入力されてから、データバス126上へデータを出
力するまでに、クロック数で約3クロック分の時間を必
要とするメモリであるとする。 (4)アクセス4 マイクロプロセッサ101はメモリA102をアクセス
するために同メモリページアドレスaを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ201にはページアドレス
aがラッチされているので比較器104は同一ページ信
号123をアクティブにする。
【0058】一方、デコーダ106はページアドレスa
をデコードし、その出力であるチップセレクト信号12
4をアクティブにする。アドレスストローブ信号127
がインアクティブになることでアウトプットイネーブル
信号A125がアクティブになるので、メモリA102
はデータバス126上にデータを出力可能状態となる
が、この時点ではメモリA固有のアクセス時間、つまり
メモリA102にアドレス信号が入力され、データバス
126へデータを出力するまでの時間に満たないので、
事実上メモリA102はデータバス126へデータを出
力することができない。
【0059】アドレスストローブ信号127がインアク
ティブに変化した時点の同一ページ信号123はアクテ
ィブであるため、状態ラッチ回路111はそのアクティ
ブの信号をラッチし、高速アクセス信号129をアクテ
ィブにする。高速アクセス信号129がアクティブにな
ることによって、ウェイト制御回路105のマイクロプ
ロセッサ101に対するウェイト信号A132がインア
クティブになるため、マイクロプロセッサ101はクロ
ックT2の立ち下がりでデータバス126上のデータを
取り込む。
【0060】なお、ページアドレス用ラッチ201は、
同一ページ信号123がアクティブであるため、アドレ
スストローブ信号127がインアクティブハイレベルに
変化しても、新たにページアドレスaをラッチしない。
【0061】また、メモリA102の通常のアクセス時
間はクロック数で約4クロックであるが、ここではメモ
リA102においてページアドレスaに相当する全メモ
リセルとビット線群とはすでに接続されており、このた
め新たにページアドレスの全メモリセルとビット線群と
を接続する時間が省略できる。ゆえにアクセス時間は、
下位アドレスが変化することでビット線群を選択する時
間のみを考慮すれば良いため、約2クロックに短縮でき
る。
【0062】このように、本発明のインターフェース回
路を用いると、たとえ異なるメモリにアクセスしても、
同一メモリに着目したとき連続してそのメモリの同一ペ
ージアドレスにアクセスする場合には連続して高速アク
セスが可能となるため、従来例に比べ、アクセス時間が
短縮できる。
【0063】〔実施例2〕次に、本発明の第二の実施例
につき図3の構成図および図4のタイミング図を参照し
て説明する。
【0064】本実施例では、第一の実施例と異なり、メ
モリにアドレス信号135のラッチ手段を備えたDRA
Mを用い、さらにメモリに入力されるアドレス信号13
5のビット数を減らすことでアドレスバスの本数を減ら
し、回路の構成が煩雑になるのを回避させるべく、メモ
リに対して同一バスを用いてページアドレス、下位アド
レスを順次入力させるため、インターフェース回路にこ
れらのアドレスを切り換える制御回路を設けたことに特
徴がある。
【0065】本実施例のDRAM制御回路303は、低
速アクセス信号130と高速アクセス信号129のいず
れもインアクティブの場合、つまりメモリA301以外
のメモリにマイクロプロセッサ310がアクセスすると
き、アドレスセレクト信号304をインアクティブロウ
レベルにし下位アドレス121をメモリA301へ出力
している。またこのとき、RAS信号307はアクティ
ブロウレベル、CAS信号308はインアクティブハイ
レベルの状態を維持するが、CAS信号308がインア
クティブであるため、メモリA301からデータバス1
26への出力ない。
【0066】低速アクセス信号130がアクティブに変
化する場合、アドレスセレクト信号304をアクティブ
ハイレベルにしてページアドレス120をメモリA30
1に入力する。このとき同時にRAS信号307をイン
アクティブにしてプリチャージする。そしてRAS信号
307がインアクティブになってからのクロックの立ち
下がりを一回カウントしたのちRAS信号307をアク
ティブにし、メモリA301へ出力されているページア
ドレス120をデコードし、このデコード出力を保持す
る。これによりメモリA301は指定されたページアド
レスの全てのメモリセルとビット線群を接続する。そし
て次のクロックの立ち上がりを一回カウントするとアド
レスセレクト信号304をインアクティブにして下位ア
ドレス121をメモリA301へ出力する。そしてその
クロックの立ち下がりを一回カウントするとCAS信号
308をアクティブにし、メモリA301に出力されて
いる下位アドレス121をデコードし、そのデコード出
力を保持する。このCAS信号308のデコードが完了
した時点でメモリA301はデータバス126上へ、ア
ドレス信号135で指定されたデータを出力する。
【0067】高速アクセス信号129がアクティブに変
化する場合、高速アクセス信号129のその変化がトリ
ガーとなってCAS信号308がアクティブに変化し、
このときメモリAアドレス302に出力されている下位
アドレス121をデコードし、このデコード出力を維持
するので、メモリA301はデータバス126上へアド
レス信号135で指定されたデータを出力する。
【0068】なお、ここでは説明の都合上、メモリA3
01に対するインターフェース回路に本発明を用い、メ
モリB108とそのインターフェース回路であるメモリ
B用出力制御回路109は従来例と同様のものを用いて
いる。
【0069】また、従来例と同様の動作をするものは従
来例と同一の番号を付けている。ただし、マイクロプロ
セッサ310については、本実施例のメモリA301は
DRAMであるため、第一の実施例と同様の機能に加
え、メモリA301にアクセス時にはメモリA301に
対してREAD/WRITE信号309を出力し、メモ
リA301に対する読み出し又は書き込みを制御する機
能を有する。
【0070】メモリA301内蔵の行デコーダ、列デコ
ーダはRAS,CAS信号アクティブのときは各々のデ
コード出力を保持し、各々の信号がインアクティブから
アクティブに変化するときメモリAアドレス302上の
アドレスをデコードする。
【0071】図3では、メモリの数をメモリA301、
メモリB108の二つしか記載していないが、これは説
明を容易にするためであり、さらに多種、多数のメモリ
がマイクロプロセッサ310に接続していることももち
ろんあり得る。よって多数のメモリのうちの一部又は全
部が本願のインターフェース回路を介してマイクロプロ
セッサ310に接続していてもよい。
【0072】次に、本システムのメモリアクセスにつ
き、図4のタイミング図を用いて説明する。ここでは都
合上、メモリA301へのアクセスは例えばマイクロプ
ロセッサ310がアドレス信号135の出力と同時にR
EAD/WRITE信号309をアクティブハイレベル
にして、メモリA301からのデータの読み出しのみを
行うとする。メモリA301はDRAMである以上、R
EAD/WRITE信号309に応じて、データの読み
込み、書き込みが可能であるということはいうまでもな
い。図4は4つのメモリアクセス1,2,3,および4
について示しており、以下順に説明する。 (1)アクセス1 マイクロプロセッサ310はメモリA301をアクセス
するために同メモリページアドレスaを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ305には前回のメモリA
301へのアクセスのためのページアドレスxがラッチ
されているので、比較器104は同一ページ信号123
をインアクティブレベルにする。
【0073】一方、デコーダ106はページアドレスa
をデコードし、チップセレクト信号124をアクティブ
にする。
【0074】アドレスストローブ信号127がインアク
ティブに変化した時点の同一ページ信号123はインア
クティブであるため、状態ラッチ回路111はそのイン
アクティブの信号をラッチし、低速アクセス信号130
をアクティブにする。低速アクセス信号130がアクテ
ィブになることによって、ウェイト制御回路105から
マイクロプロセッサ310へ出力されるウェイト信号A
132がアクティブになるため、マイクロプロセッサ3
10はクロックT2の立ち下がりではデータバス126
上のデータを取り込まない。
【0075】また、低速アクセス信号130がアクティ
ブになることで、DRAM制御回路303がアドレスセ
レクト信号304をアクティブにするのでメモリAアド
レス302はページアドレスaを示し、同時にプリチャ
ージのためRAS信号307をインアクティブにする。
DARM制御回路303は、RAS信号307がインア
クティブになった後、クロックの立ち下がりを一回カウ
ントしてRAS信号307をアクティブにするので、ク
ロックT2の立ち下がりの後RAS信号307はアクテ
ィブになり、これによりページアドレスaがメモリA内
蔵の行デコーダにデコードされ、ページアドレスaの全
メモリセルとビット線群が接続される。
【0076】ウェイト制御回路105は、メモリA30
1においてはマイクロプロセッサ310のクロックの立
ち上がりを2度カウントするまではウェイト信号A13
2をインアクティブにしないように設定されているた
め、マイクロプロセッサ310はクロックTW1におい
ても、データバス126上のデータを読み込むことはで
きない。しかし、TW1の立ち上がりをカウントする
と、T2,TW1の二度の立ち上がりをカウントすると
になるため、ウェイト信号A132をインアクティブに
する。
【0077】DRAM制御回路303はRAS信号30
7がアクティブになった後に入力されるクロックの立ち
上がりを一回カウントするとアドレスセレクト信号30
4をインアクティブにしてメモリAアドレス302を下
位アドレス121とするから、クロックTW1が立ち上
がるとメモリAアドレス302は下位アドレス2とな
る。そして、クロックTW1の立ち下がりでCAS信号
308がアクティブになり、これにより下位アドレス2
がメモリA301内蔵の列デコーダにデコードされ、デ
ータバス126上にデータが出力される。
【0078】クロックTW2の立ち上がり時におけるマ
イクロプロセッサ310によるウェイト信号131の確
認では、ウェイト信号131がインアクティブになって
いるため、マイクロプロセッサ310はクロックTW2
の立ち下がり時にデータバス126上に出力されている
メモリAデータを読み込み、同時に次の命令を実行し
て、その命令が指定するアドレス信号を出力する。ここ
では、次のアドレス信号135はページアドレスaと下
位アドレス3であるとする。
【0079】なお、ページアドレス用ラッチ305は、
同一ページ信号123が当初インアクティブであったの
で、チップセレクト信号124がアクティブになり、さ
らにアドレスストローブ信号127がインアクティブに
変化したとき、ページアドレスaをラッチする。
【0080】また、メモリA301は通常、CAS信号
308がアクティブになっている間はデータバス126
上へデータを出力し続けるメモリであるとする。 (2)アクセス2 マイクロプロセッサ310はメモリA301をアクセス
するために同メモリページアドレスaを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ201には前回のメモリA
301へのアクセスのためのページアドレスaがラッチ
されているので比較器104は同一ページ信号123を
アクティブのまま維持する。
【0081】一方、デコーダ106はページアドレスa
をデコードし、その出力であるチップセレクト信号12
4をアクティブのまま維持する。
【0082】アドレスストローブ信号127がインアク
ティブに変化した時点の同一ページ信号123はアクテ
ィブであるため、状態ラッチ回路111はそのアクティ
ブの信号をラッチし、高速アクセス信号129をアクテ
ィブにする。この高速アクセス信号129がトリガーと
なってDRAM制御回路303はCAS信号308をア
クティブにするので、メモリA301内蔵の列デコーダ
はメモリAアドレス302上の下位アドレス3をデコー
ドし、データバス126上へそのアドレスで指定される
データを出力する。なお、アクセス2においては低速ア
クセス信号130がインアクティブからアクティブへ変
化することはないから、DRAM制御回路303はRA
S信号307をアクティブのまま維持するので、メモリ
A301内蔵の行デコーダはアクセス1でデコードした
ページアドレスaを出力し続けており、そのため下位ア
ドレスを新たに選択する時間だけでデータバス126上
へデータの出力が可能となる。
【0083】なお、ページアドレス用ラッチ305は、
同一ページ信号123がアクティブのまま維持されてい
るため、アドレスストローブ信号127がインアクティ
ブに変化しても新たなラッチは行わない。
【0084】また、高速アクセス信号129がアクティ
ブになることによって、ウェイト制御回路105からマ
イクロプロセッサ101に出力されるウェイト信号A1
32がインアクティブになるため、マイクロプロセッサ
101はクロックT2の立ち下がりでデータバス126
上のデータを取り込むと同時に次の命令を実行して、そ
の命令が指定するアドレス信号135を出力する。ここ
では、次のアドレス信号135はメモリB108をアク
セスするためのページアドレスb,下位アドレス4であ
るとする。 (3)アクセス3 マイクロプロセッサ310はメモリB108をアクセス
するために同メモリページアドレスbを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ305には前回のメモリA
102へのアクセスとしてのページアドレスaがラッチ
されているので比較器104は同一ページ信号123を
インアクティブにする。
【0085】一方、デコーダ106はページアドレスb
はメモリA301へのアクセスのためのものではないた
め、チップセレクト信号124をインアクティブにす
る。
【0086】チップセレクト信号124がインアクティ
ブであるため、メモリA301のウェイト制御回路10
5はリセット状態であり、従って高速アクセス信号12
9、低速アクセス信号130のいずれもインアクティブ
となる。従って、DRAM制御回路303はRAS信号
307をアクティブ、CAS信号308をインアクティ
ブのまま維持するので、メモリA301内蔵の行デコー
ダはアクセス1でデコードしたページアドレスaのデコ
ード出力を維持するが、CAS信号308がインアクテ
ィブであるためデータバス126上へは出力不能とな
る。さらに、チップセレクト信号124がインアクティ
ブのとき、アドレスストローブイネーブル信号205は
インアクティブロウレベルになるので、アドレスストロ
ーブ信号がインアクティブハイレベルに変化しても、ペ
ージアドレス用ラッチ305は新たなラッチを行わず、
ページアドレスaを維持する。
【0087】一方、メモリB108専用のメモリB用出
力制御回路109からのウェイト信号B133がアクテ
ィブになると、マイクロプロセッサ310はオア回路1
07を介してウェイト信号131がアクティブであるこ
とを確認する。
【0088】メモリB用出力制御回路109は、メモリ
B108においてはマイクロプロセッサ310のクロッ
クの立ち上がりを1度カウントするまではウェイト信号
B133をインアクティブにしないように設定されてい
るため、マイクロプロセッサ310はクロックT2にお
いても、データバス126上のデータを読み込むことは
できない。しかし、T2の立ち上がりをカウントする
と、メモリB用出力回路109はウェイト信号B133
をインアクティブにする。
【0089】よって、クロックTW1の立ち上がり時に
おけるマイクロプロセッサ310によるウェイト信号1
31の確認では、ウェイト信号131がインアクティブ
になっているため、マイクロプロセッサ310はクロッ
クTW1の立ち下がり時にデータバス126上に出力さ
れているメモリBデータを読み込み、同時に次の命令を
実行して、その命令が指定するアドレス信号を出力す
る。ここでは、次のアドレス信号135はメモリA30
1をアクセスするための同メモリページアドレスa、下
位アドレス5であるとする。
【0090】ここで、メモリB108は通常、アドレス
信号が入力されてから、データバス126上へデータを
出力するまでに、クロック数で約3クロック分の時間を
必要とするメモリであるとする。 (4)アクセス4 マイクロプロセッサ101はメモリA102をアクセス
するために同メモリページアドレスaを出力する。この
ときページアドレス用ラッチ305にはページアドレス
aがラッチされているので比較器104は同一ページ信
号123をアクティブにする。
【0091】一方、デコーダ106はページアドレスa
をデコードし、その出力であるチップセレクト信号12
4をアクティブにする。
【0092】アドレスストローブ信号127がアクティ
ブに変化した時点の同一ページ信号123はアクティブ
であるため、状態ラッチ回路111はそのアクティブの
信号をラッチし、高速アクセス信号129をアクティブ
にする。高速アクセス信号129がアクティブになるこ
とによって、DRAM制御回路303がCAS信号30
8をアクティブにするので、メモリ301A内蔵の列デ
コーダはメモリAアドレス302上の下位アドレス5を
デコードし、データバス126上へ指定されたデータを
出力する。
【0093】また、高速アクセス信号129がアクティ
ブになるので、ウェイト制御回路105からマイクロプ
ロセッサ310に出力されるウェイト信号A132がイ
ンアクティブになり、マイクロプロセッサ310はクロ
ックT2の立ち下がりでデータバス126上のデータを
取り込む。
【0094】なお、メモリA301の通常のアクセス時
間はクロック数で約4クロックであるが、メモリA30
1ではページアドレスaに相当する全メモリセルとビッ
ト線群とはすでに接続されており、このため新たにペー
ジアドレスの全メモリセルとビット線群とを接続する時
間が省略できる。ゆえにアクセス時間は、下位アドレス
121が変化することでビット線群を選択する時間のみ
を考慮すれば良いため、約2クロックに短縮できる。
【0095】このように、本実施例のインターフェース
回路を用いると、たとえ異なるメモリにアクセスして
も、同一メモリに着目したとき連続してそのメモリの同
一ページアドレスにアクセスする場合には連続して高速
アクセスが可能となるため、従来例に比べ、アクセス時
間が短縮でき、さらに、アドレスバスのビット数を従来
に比べ減少させることができるので、回路構成が容易に
できる。
【0096】ここで、図5に従来のインターフェース回
路と本発明のインターフェース回路の性能比較を示す。
本発明としては、第一の実施例、第二の実施例のいずれ
を用いても同様の結果となる。
【0097】従来のインターフェース回路では、同一の
メモリの同一ページを連続してアクセスするとき、例え
ばメモリAのページaを連続してアクセスするときは高
速アクセスが可能であったが、一旦異なるメモリへアク
セスすると、例えば一旦メモリBへアクセスした後、再
びメモリAのページaをアクセスしても、すぐには高速
アクセスとはならなかった。
【0098】しかし、本発明では、同一メモリに着目し
たとき、そのページアドレスを連続してアクセスする
と、例えばメモリAのページaをアクセスした後、一旦
メモリBにアクセスし、その後再びメモリAのページa
をアクセスしたとしても、メモリAに着目するとページ
aを連続してアクセスしていることになり、この場合メ
モリAは引き続き高速アクセスとなる。
【0099】従って、従来よりも高速なアクセスが可能
となる。
【0100】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、複数の
メモリを有するマイクロプロセッサシステムにおいて、
ある一つのメモリに着目したとき、そのメモリの同一ペ
ージを連続してアクセスする場合には、そのアクセスは
高速アクセスとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の構成図。
【図2】本発明の第一の実施例のタイミング図。
【図3】本発明の第二の実施例の構成図。
【図4】本発明の第二の実施例のタイミング図。
【図5】本発明と従来例の性能比較を示す図。
【図6】従来例の構成図。
【図7】従来例のタイミング図。
【符号の説明】
101 マイクロプロセッサ 102 メモリA(ROM) 103 ページアドレス用ラッチ 104 比較器 105 ウェイト制御回路 106 デコーダ 107 OR回路 108 メモリB 109 メモリB用出力制御回路 110 AND回路 111 状態ラッチ回路 112 AND回路 120 ページアドレス 121 下位アドレス 122 ページアドレスラッチ出力 123 同一ページ信号 124 チップセレクト信号 125 アウトプットイネーブル信号A 126 データバス 127 アドレスストローブ信号 128 アウトプットイネーブル信号B 129 高速アクセス信号 130 低速アクセス信号 131 ウェイト信号 132 ウェイト信号A 133 ウェイト信号B 134 クロック信号 135 アドレス信号 201 ページアドレス用ラッチ 202 ページアドレスラッチ出力 203 NOT回路 204 AND回路 205 アドレスストローブイネーブル信号 301 メモリA(DRAM) 302 メモリAアドレス 303 DRAM制御回路 304 アドレスセレクト信号 305 ページアドレス用ラッチ 306 ページアドレスラッチ出力 307 RAS信号 308 CAS信号 309 READ/WRITE信号 310 マイクロプロセッサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページアドレスと下位アドレスとを並列
    に入力するメモリチップであって、直前にアクセスした
    アドレスに対してページアドレスが同一で下位アドレス
    のみ変化するアドレスに対しては、ページアドレスも変
    化するアドレスに対するアクセスより高速にアクセスで
    きるメモリチップに対するメモリインターフェ−ス回路
    であって、 外部から与えられるアドレスのうち前記下位アドレスは
    外部から与えられるアドレスをそのままインターフェイ
    ス回路の対象とする当該メモリチップに与え、前記ペー
    ジアドレスはラッチ手段を介して当該メモリチップに与
    え、前記ラッチ手段は、外部から与えられたアドレスが
    当該メモリチップ内のアドレスであって、前記ラッチ手
    段が保持しているページアドレスと異なるページアドレ
    スが与えられたときに与えられたページアドレスをアド
    レスストローブ信号に応答してラッチし、外部から与え
    られたアドレスが当該メモリチップ外のアドレスである
    とき、または前記ラッチ手段が保持しているページアド
    レスと、外部から与えられたページアドレスが同一であ
    るときには前記アドレスストローブ信号に対して応答せ
    ずに保持を継続するラッチ手段であることを特徴とする
    メモリインターフェイス回路。
  2. 【請求項2】 ページアドレスと下位アドレスとを並列
    に入力するメモリチップであって、直前にアクセスした
    アドレスに対してページアドレスが同一で下位アドレス
    のみ変化するアドレスに対しては、ページアドレスも変
    化するアドレスに対するアクセスより高速にアクセスで
    きるメモリチップに対するメモリインターフェ−ス回路
    であって、アドレスストローブ信号を受けて 外部より与えられたペ
    ージアドレスをラッチしインターフェイス回路の対象と
    する当該メモリチップにページアドレスを与えるラッチ
    回路と、外部から与えられたページアドレスをデコード
    するデコーダと、外部から与えられたページアドレスと
    前記ラッチ回路が保持しているページアドレスとを比較
    する比較器とを備え、 前記デコーダが外部から与えられたページアドレスが当
    該メモリチップ内のページアドレスであることをデコー
    ドし、かつ、前記比較器が不一致を検出したとき、前記
    ラッチ回路は前記外部から与えられたページアドレスを
    前記アドレスストローブ信号に応答してラッチし、 前記デコーダが外部から与えられたページアドレスが当
    該メモリチップ外のぺージアドレスであることをデコー
    ドするか、または、前記比較器が一致を検出したときに
    は、前記ラッチ回路は前記アドレスストローブ信号に応
    答しないで前にラッチしたページアドレスを保持するこ
    とを特徴とするメモリインターフェイス回路。
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