JP4033948B2 - カラーパレット用ramおよびd/aコンバータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,カラーパレットRAMおよびD/Aコンバータに係り,特にグラフィックス用のカラーパレットRAMおよび電流出力型D/Aコンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラーパレットRAMの概略的な回路図を図24に示す。図24に示すように,従来のカラーパレットRAM10には,カラーデータを記憶するRAM11と,アドレス入力端子から入力されるアドレスを保持し,RAM11へ出力するアドレスレジスタ12が設けられている。アドレスレジスタ12は,クロックパルスCLKの立上がりで入力アドレスを保持し,RAM11へ出力する。そして,RAM11はアドレスレジスタ12から出力されるアドレスに対応するカラーデータを,次のクロックパルスCLKの立上がりで出力する構成となっていた。
【0003】
また,従来のグラフィックス用電流出力型D/Aコンバータの概略的な回路図を図25に示す。なお,図25の例では,D/Aコンバータが4bit分解能を有しているものとする。図示のように,カラーデータ入力端子から4bitのカラーデータがデータレジスタ23のD[0:3]端子に入力され,データレジスタ23のOUT[0:3]端子から出力される信号は,デコーダ22のD[0:3]端子に入力される。デコーダ22のSELECT[0:14]端子から出力されるデコード信号は,電流変換回路21のSELECT[0:14]端子に入力され,電流変換回路21のAN_OUT端子から出力される信号がD/Aコンバータ出力信号となる。また,CLK入力端子からデータレジスタ23およびデコーダ22にクロックパルスCLKが入力される。
【0004】
電流変換回路21は,入力カラーデータを電流に変換し出力する回路であるが,その回路図を図26に示す。図26に示すように,電流変換回路21内部には,一定の電流を出力する電流出力回路COCが複数個,例えば15個設けられており,入力カラーデータに相当する数の電流出力回路COCがデコーダ22からのSELECT信号によって選択され,SELECT信号によって選択された電流出力回路COCからの出力電流の合計が電流変換回路21のAN_OUT端子から出力され,D/Aコンバータからの出力信号となる。
【0005】
また,電流出力回路COCの一例を示す回路図を図27に示す。図27に示すように,電流出力回路COCは,PMOSトランジスタ30aとPMOSトランジスタ30bによって構成される一定の電流を出力する電流源30を備え,デコーダ22からのSELECT信号に基づいて電流源30からの出力電流をスイッチング素子(PMOSトランジスタ31およびPMOSトランジスタ32)によってI_OUT端子から出力するか,グランドに放出するかを切り換える構成となっている。
【0006】
かかる構成を採用した理由は,SELECT信号に基づいて,電流源30を動作/停止となるように制御した場合には,電流源30が停止状態から動作状態に切り替わる際に,電流源30からの出力電流が安定するまでに時間が掛かるため,高速でD/Aコンバータを動作させるためには,電流源30から常に一定の電流を出力している必要があるためである。
【0007】
次に,図25に示すD/Aコンバータの動作について,図28を参照しながら説明する。図28には,図25の回路図のタイミングチャートが示されている。図28に示すように,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0000”が入力されると,CLKの次の立上がりでデータレジスタ23は,カラーデータ“0000”を保持し,デコーダ22に出力する。次に,デコーダ22は,CLKの次の立上がりで,データレジスタ23から出力されるカラーデータに基づき電流変換回路21内部の電流出力回路COCを選択するSELECT信号を出力する。
【0008】
ここで,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0000”が入力されると,デコーダ22のSELECT[0:14]端子から出力される信号は“0000h”となり,図26における電流変換回路21内部の電流出力回路COCはいずれも選択されず,D/Aコンバータのアナログ出力端子から出力される電流は0レベルとなる。
【0009】
これに対して,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0001”が入力されると,デコーダ22は,SELECT[0:14]端子からカラーデータ“0001”に相当する“0001h”の信号を出力するので,電流変換回路21内部の電流出力回路COC[1]が選択され,アナログ出力端子から出力される電流は1レベルとなる。
【0010】
同様に,カラーデータが”0010”の場合には,SELECT[0:14]端子から出力される信号は“0003h”となり,電流出力回路COC[1]と電流出力回路COC[2]の2つが選択されるので,アナログ出力端子から出力される電流は2レベルとなる。
【0011】
また,カラーデータが“1000”の場合には,SELECT[0:14]端子から出力される信号は”00FFh”となり,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[8]までの8つが選択されるので,アナログ出力端子から出力される電流は8レベルとなる。
【0012】
また,カラーデータが“1111”の場合には,SELECT[0:14]端子から出力される信号は“7FFFh”となり,全ての電流力回路が選択されるので,アナログ出力端子から出力される電流は15レベルとなる。
【0013】
なお,選択されない電流出力回路COCは,前述したように電流出力回路COC内部の電流源30の動作が停止するのではなく,電流源30の出力電流はグランドに放出されている。
【0014】
以上のように,従来の電流出力型D/Aコンバータでは,データレジスタ23とデコーダ22と電流変換回路21が設けられ,クロックパルスの立上がりでデータレジスタ23は入力カラーデータを保持し,デコーダ22へ出力していた。そして,次のクロックパルスの立上がりで,デコーダ22はデータレジスタ23からの出力カラーデータに応じて,電流変換回路21へSELECT信号を出力し,電流変換回路21は,デコーダ22からのSELECT信号に基づいて電流を出力する構成となっていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記のように構成された従来のカラーパレットRAMでは,同一の入力アドレスが連続し,カラーパレットRAMからの出力データが変化しない場合であっても,RAM1へはクロックパルスが供給されているために,RAM1ではプリチャージ等の動作が継続的に行なわれており,かかる動作が消費電力増加の原因となっており,低消費電力化の要請に反するものであった。
【0016】
また,上記構成の電流出力型D/Aコンバータでは,電流出力回路COC内部の電流源30を安定状態とするために,デコーダ22によって選択された電流変換回路21内部の電流出力回路COCは,I_OUT端子から電流を出力するように構成されているが,同時に,選択されていない電流出力回路COCは出力電流をグランドに放出する構成となっており,入力カラーデータに依らず,全ての電流出力回路COC内部の電流源30からは定常的に電流が流れているため,かかる動作についても消費電力増加の原因となっており,低消費電力化の要請に反するものであった。
【0017】
本発明は,従来のカラーパレットRAMが有する上記問題点に鑑みて成されたものであり,同一のアドレスが入力された場合には,RAMをディスエーブル状態にして,プリチャージ動作などによって消費される電流を抑えることが可能な,新規かつ改良された低消費電力型のカラーパレットRAMを提供することを目的としている。
【0018】
さらに本発明の別の目的は,電流変換回路内部の電流出力回路の動作/停止を効果的に制御することにより,不選択時には電流出力回路を停止しておき,選択時には電流出力回路を事前に動作させて安定した出力電流を確保することが可能な,新規かつ改良された低消費電力型のD/Aコンバータを提供することである。
【0019】
さらに本発明の別の目的は,汎用性に優れるとともに,動作周波数の高速化にも対応可能であり,しかも回路規模を拡大することなく,特に同一のカラーデータが連続する場合に消費電力を効果的に抑えることが可能な,新規かつ改良されたグラフィック用電流出力型D/Aコンバータを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,カラー情報を出力するカラーパレット用RAMが提供される。そして,このカラーパレット用RAMは,請求項1に記載のように,カラー情報を記憶するRAMと,入力アドレスを保持し,前記RAMヘアドレスを出力するアドレスレジスタと,前記入力アドレスと前記アドレスレジスタが出力するアドレスを比較して,前記アドレスが一致した場合には一致信号を出力し,前記一致信号に基づいて前記RAMの動作を停止する比較回路を備えたことを特徴としている。
【0021】
かかる構成によれば,例えば同色のピクセルが隣接する場合など,カラーパレットRAM上の同一アドレスへのアクセスが連続的に行われる場合には,RAMをディスエーブル状態にすることができるので,プリチャージ動作などによって消費される電流を抑えることが可能である。
【0022】
また,請求項2に記載のように,前記比較回路からの一致信号に基づいて,アドレスレジスタ2の動作も停止するように構成すれば,RAMをディスエーブル状態とするのみならず,アドレスレジスタをも停止させることが可能なので,さらに一層,カラーパレットRAMの消費電流を抑えることができる。
【0023】
上記課題を解決するために,本発明の第2の観点によれば,ディジタル信号を電流値に変換するD/Aコンバータが提供される。そして,このD/Aコンバターは,請求項3に記載のように,ディジタルデータに応じた第1のデコード信号を出力するデコーダと,前記デコーダからの前記第1のデコード信号を保持して第2のデコード信号を出力するデコード信号レジスタと,前記デコーダからの前記第1のデコード信号と前記デコード信号レジスタからの前記第2のデコード信号の同じビット番号同士を加算し前記第1および第2のデコード信号と同じビット長の第3のデコード信号を生成するビット加算回路と,前記第3のデコード信号に応じて動作/停止状態を切り換える複数の電流出力回路を備え前記第2のデコード信号に応じて選択された前記電流出力回路に応じた電流値を出力する電流変換回路とを備えたことを特徴としている。
【0024】
かかる構成によれば,選択されない電流出力回路は停止状態で待機するため,消費電流を抑えることができる。また,停止状態の電流出力回路が選択された場合であっても,実際に選択される1クロックパルス分先行して予め動作状態に切り換えることが可能であるため,電流出力回路からの出力電流が安定するまでの時間を確保することができる。
【0025】
また,前記デコード信号レジスタは,請求項4に記載のように,複数段のデコード信号サブレジスタ群がカスケード接続されることにより構成され,前記ビット加算回路は,前記各デコード信号サブレジスタ群からの複数の前記第2のデコード信号と前記第1のデコード信号の同じビット番号同士を加算し,前記第3のデコード信号を生成するように構成しても良い。
【0026】
かかる構成によれば,動作クロックの周波数が高速になっても,デコード信号サブレジスタ群を複数段カスケード接続することにより,任意のクロック分だけ先行して選択される電流出力回路を動作状態にすることが可能となり,装置の高速化にも対応することができる。
【0027】
上記課題を解決するために,本発明の第3の観点によれば,ディジタル信号を電流値に変換するD/Aコンバータが提供される。そして,このD/Aコンバータは,請求項5に記載のように,入力された第1のディジタルデータを保持して第2のディジタルデータを出力するデータレジスタと,前記第2のディジタルデータに応じた第1のデコード信号を出力する第1のデコーダと,前記第1のディジタルデータと前記データレジスタからの前記第2のディジタルデータの大きさを比較して第3のディジタルデータを出力するデータ選択回路と,前記第3のディジタルデータに応じた第2のデコード信号を出力する第2のデコーダと,前記第2のデコード信号に応じて動作/停止状態を切り換える複数の電流出力回路を備え前記第1のデコード信号に応じて選択された前記電流出力回路に応じた電流値を出力する電流変換回路とを備えたことを特徴としている。
【0028】
かかる構成によっても,選択されない電流出力回路は停止状態で待機するため,消費電流を抑えることができる。また,停止状態の電流出力回路が選択された場合であっても,実際に選択される1クロックパルス分先行して予め動作状態に切り換えることが可能であるため,電流出力回路からの出力電流が安定するまでの時間を確保することができる。
【0029】
さらに,前記データレジスタは,請求項6に記載のように,複数段のデータサブレジスタ群がカスケード接続されることにより構成され,前記データ選択回路は,前記各データサブレジスタ群に入力される複数の前記第1のディジタルデータと前記各データサブレジスタ群から出力される複数の前記第2のディジタルデータ群とを比較するように構成することができる。
【0030】
かかる構成によれば,動作クロックの周波数が高速になっても,データサブレジスタ群を複数段カスケード接続することにより,任意のクロック分だけ先行して選択される電流出力回路を動作状態にすることが可能となり,装置の高速化にも対応することができる。
【0031】
さらに,電流変換回路は,2n(n=0,1,2,・・・)で重みづけられた複数の電流出力回路を備えるように構成すれば,電流変換回路の規模をより小さくすることができ,より消費電流を抑えることが可能となるとともに,D/Aコンバータの占有面積をより縮小することができる。
【0032】
さらに,本発明にかかるディジタル信号を電流値に変換するD/Aコンバータは,請求項8に記載のように,前記ディジタル信号を複数のサブディジタル信号に分割し,前記各サブディジタル信号を,上記D/Aコンバータと同構造を有する,複数のサブD/Aコンバータにより所定のサブ電流値に変換してから合成するように構成しても良い。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら本発明にかかるカラーパレットRAMおよび電流出力型D/Aコンバータの好適な実施形態について詳細に説明する。なお,以下の説明において,同一の機能構成を有する部材については同一の番号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0034】
(第1の実施形態)
まず図1および図2を参照しながら,本発明の第1の実施形態にかかるカラーパレットRAMの構成および動作について説明する。
【0035】
図1は,本発明の第1の実施形態にかかるカラーパレットRAM100の概略構成を示す回路図である。図1に示すように,アドレスの入力端子は,アドレスレジスタ102のD端子と比較回路103のB端子に共通接続されている。アドレスレジスタ102のOUT端子は,RAM101のADDRESS端子と比較回路103のA端子に接続される。そして,比較回路103のEq端子は,D型フリップフロップ104のD端子に接続され,D型フリップフロップ104のOUT端子は,D型ラッチ105のD端子に接続され,さらにD型ラッチ105のOUT端子は,RAM1のCE端子に接続されている。
【0036】
また,CLKの入力端子は,RAM101のCLK端子と,アドレスレジスタ102のCLK端子と,D型フリップフロップ104のCLK端子と,D型ラッチ105のG端子にそれぞれ接続されている。
【0037】
また,RAM101のDATA端子は,データの出力端子に接続され,RAM101の出力データがカラーパレットRAMからの出力データとなる。
【0038】
次に,図1に示すカラーパレットRAMの動作について,図2に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。図2に示すように,アドレスの入力端子からaddressAが入力されると,CLKの次の立上がりで,アドレスレジスタ102は,addressAを保持し,RAM101と比較回路103へ出力する。addressAが入力されたRAM101は,CLKの次の立上がりで,addressAに格納されているカラーデータを出力する。
【0039】
また,比較回路103の出力信号は,アドレスレジスタ102がaddressAを出力した時点でアドレスの入力信号と一致するため,ハイレベルからローレベルと変化するが,アドレスの入力端子から次のaddressBが入力されると,比較回路103の出力信号は再度ハイレベルとなる。
【0040】
同様にして,CLKの次の立上がりで,アドレスレジスタ102から出力されるaddressBがRAM101に入力されると,RAM101はaddressBに格納されているカラーデータを出力する。比較回路103においても,同様に,アドレスレジスタ102がaddressBを出力した時点でアドレスの入力信号と一致するため,ハイレベルからローレベルと変化するが,アドレスの入力端子から次のaddressCが入力されると,比較回路103の出力信号は再度ハイレベルとなる。同様にして,次に,アドレスの入力端子からaddressCが入力されると,CLKの次の立上がりで,アドレスレジスタ102はaddressCを出力し,比較回路103の出力信号はローレベルとなる。すると,CLKの次の立上がりで,RAM101からはaddressCに格納されているカラーデータが出力されるとともに,D型フリップフロップ104の出力信号はローレベルとなる。D型フリップフロップ104の出力信号がローレベルとなると,CLKの次の立下がりで,D型ラッチ105の出力信号はローレベルとなる。これによってRAM101はディスエーブル状態となり,出力信号を保持する。
【0041】
次に,アドレスの入力端子からaddressDが入力されると,比較回路103はハイレベルとなる。そして,CLKの次の立上がりで,アドレスレジスタ102はaddressDを出力し,また,D型フリップフロップ104の出力信号はハイレベルとなる。D型フリップフロップ104の出力信号がハイレベルとなると,CLKの次の立下がりで,D型ラッチ105の出力信号はハイレベルとなり,RAM101はイネーブル状態となって,CLKの次の立上がりで,RAM101からaddressDに格納されているカラーデータを出力する。
【0042】
以上のように,本発明の第1の実施形態にかかるカラーパレットRAM100によれば,同一のアドレスが入力された場合には,D型フリップフロップ104およびD型ラッチ105が機能して,RAM101をディスエーブル状態とすることによって,RAM101内部へのクロックパルスの供給が停止される。その結果,プリチャージ動作等によって消費される電流を抑えることができる。例えば,文書作成,表計算等のテキストベースのアプリケーションソフトウェアの場合には,同色のピクセルが隣接する確率が高いため,カラーパレットRAM上の同一アドレスヘアクセスする確率が高いので,本実施の形態にかかるカラーパレットRAM100の効果が特に有効に機能することが期待される。
【0043】
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態にかかるカラーパレットRAM100の第1の実施形態によれば,同一のアドレスが入力された場合に,RAM101のみをディスエーブル状態としていたが,アドレスレジスタ102を停止するように構成することも可能である。このように,同一のアドレスが入力された場合に,RAM201をディスエーブル状態にし,アドレスレジスタ202を停止させることが可能な,本発明の第2の実施形態にかかるカラーパレットRAM200の概略的な回路構成を図3に示す。
【0044】
図3に示すように,この第2の実施形態にかかるカラーパレットRAM200において,アドレスの入力端子は,アドレスレジスタ202のD端子と比較回路203のB端子に接続される。そして,アドレスレジスタ202のOUT端子は,RAM201のADDRESS端子と比較回路203のA端子に接続される。また,比較回路203のEq端子は,D型フリップフロップ204のD端子とD型ラッチ207のD端子に接続される。さらに,D型フリップフロップ204のOUT端子は,D型ラッチ205のD端子に接続され,D型ラッチ207のOUT端子は,RAM201のCE端子に接続され,D型ラッチ205のOUT端子は2入力ANDゲート208の入力端子に接続され,そして,2入力ANDゲート208の出力端子は,アドレスレジスタ202のCLK端子に接続されている。
【0045】
また,CLKの入力端子は,RAM201のCLK端子と,D型フリップフロップ204のCLK端子と,D型ラッチ205のG端子と,D型ラッチ207のG端子と,2入力ANDゲート208のもう一方の入力端子にそれぞれ接続されている。
【0046】
また,RAM201のDATA端子は,データの出力端子に接続され,RAM201からの出力信号がカラーパレットRAM200からの出力データとなる。
【0047】
次に,図3に示すカラーパレットRAM200の動作について,図4に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。図4に示すように,アドレスの入力端子からaddressAが入力されると,2入力ANDゲート208の出力信号の次の立上がりで,アドレスレジスタ202は,addressAを保持し,RAM201と比較回路203へ出力する。addressAが入力されたRAM201は,CLKの次の立上がりで,addressAに格納されているカラーデータを出力する。
【0048】
また,比較回路203の出力信号は,アドレスレジスタ202がaddressAを出力した時点でアドレスの入力信号と一致するため,ハイレベルからローレベルと変化するが,アドレスの入力端子から次のaddressBが入力されると,比較回路203の出力信号は再度ハイレベルとなる。
【0049】
同様にして,CLKの次の立上がりで,アドレスレジスタ202から出力されるaddressBがRAM201に入力されると,RAM201はaddressBに格納されているカラーデータを出力する。比較回路203においても,同様に,アドレスレジスタ202がaddressBを出力した時点でアドレスの入力信号と一致するため,ハイレベルからローレベルと変化するが,アドレスの入力端子から次のaddressCが入力されると,比較回路203の出力信号は再度ハイレベルとなる。同様にして,次に,アドレスの入力端子からaddressCが入力されると,2入力ANDゲート208の出力信号の次の立上がりで,アドレスレジスタ202はaddressCを出力し,比較回路203の出力信号はローレベルとなる。すると,CLKの次の立下がりで,D型ラッチ207の出力信号はローレベルとなり,2入力ANDゲート208の出力信号は,ローレベルに固定される。その結果,アドレスレジスタ202へのクロックパルスの供給が停止されて,アドレスレジスタ202は出力信号を保持する。
【0050】
アドレスレジスタ202がaddressCを出力した次のCLKの立上がりで,RAM201からaddressCに格納されているカラーデータが出力されるとともに,D型フリップフロップ204の出力信号はローレベルとなる。D型フリップフロップ204の出力信号がローレベルとなると,次のCLKの立下がりで,D型ラッチ205の出力信号はローレベルとなる。これによってRAM201はディスエーブル状態となり,出力信号を保持する。
【0051】
次に,アドレスの入力端子から次のaddressDが入力されると,比較回路203はハイレベルとなる。そして,CLKの次の立下がりで,D型ラッチ207の出力信号はハイレベルとなるため,アドレスレジスタ202へのクロックパルスの供給が可能となり,2入力ANDゲート208の出力信号の立上がりで,アドレスレジスタ202はaddressDを出力する。また,比較回路203がハイレベルとなった次のCLKの立上がりで,D型フリップフロップ204の出力信号はハイレベルとなり,次のCLKの立下がりで,D型ラッチ205の出力信号はハイレベルとなる。D型ラッチ205の出力信号がハイレベルとなると,RAM201はイネーブル状態となって,CLKの次の立上がりで,RAM201からaddressDに格納されているカラーデータを出力する。
【0052】
以上のように,本発明の第2の実施形態にかかるカラーパレットRAM200によれば,同一のアドレスが入力された場合には,D型フリップフロップ204,D型ラッチ205およびD型ラッチ207が機能して,RAM201をディスエーブル状態とするだけでなく,アドレスレジスタ202も停止させることが可能となるため,本発明の第1の実施形態にかかるカラーパレットRAM100以上に消費電流を抑える効果が期待できる。
【0053】
(第3の実施形態)
次に,図5〜図7を参照しながら,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300の構成および動作について説明する。なお,ここでは,本発明を4bit分解能のD/Aコンバータに適用した場合について説明する。
【0054】
図5に示すように,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータは,電流変換回路321と,デコーダ322と,データレジスタ323と,ビット加算回路324と,デコード信号レジスタ325と,第1選択回路326と,第2選択回路327とから主に構成されている。
【0055】
図5に示すように,第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300においては,カラーデータ入力端子から4bitのカラーデータが,データレジスタ323のD[0:3]端子に入力され,データレジスタ323のOUT[0:3]端子から出力される信号は,デコーダ322のD[0:3]端子に入力される。また,デコーダ322のSELECT[0:14]端子から出力されるデコード信号は,デコード信号レジスタ325のD[0:14]端子とビット加算回路324の入力端子に入力され,デコード信号レジスタ325のOUT[0:14]端子から出力される信号は,第1選択回路326のD[0:14]端子とビット加算回路324のもう一方の入力端子に入力される。ビット加算回路324から出力される信号は,第2選択回路327のD[0:14]端子に入力される。第1選択回路326のSELECT[0:14]端子から出力される信号は,電流変換回路321のSELECT[0:14]端子に入力され,また,第2選択回路327のACTIVE[0:14]端子から出力される信号は電流変換回路321のACTIVE[0:14]端子に入力され,電流変換回路321のAN_OUT端子から出力される信号がD/Aコンバータからの出力信号となる。
【0056】
また,CLK入力端子からは,データレジスタ323,デコーダ322,デコード信号レジスタ325,第1選択回路326および第2選択回路327にそれぞれクロックパルスが入力される。
【0057】
電流変換回路321は,入力カラーデータを電流に変換し,出力する回路であり,その回路の一例を図6に示す。電流変換回路21内部には,図7に示すような一定の電流を出力する電流出力回路COCが所定数,例えば15個設けられており,入力カラーデータに相当する数の電流出力回路COCを第1選択回路326からのSELECT信号によって選択し,そのSELECT信号によって選択された電流出力回路COCからの出力電流の合計が電流変換回路321のAN_OUT端子から出力され,D/Aコンバータからの出力信号となるように構成されている。
【0058】
また,電流変換回路321では,第2選択回路327からのACTIVE信号によって電流出力回路COCの動作/停止を制御するが,その詳細説明は後述することにする。なお,本実施の形態にかかる電流出力回路COCのピン配置については,図7に示す通りであり,第1選択回路326からのSELECT信号を受けるSELECT端子と,第2選択回路327からのACTIVE信号を受けるACTIVE端子と,電流源からの出力電流を出力するI_OUT端子を備えている。
【0059】
図8には,かかる電流出力回路COCの一例が示されている。図示のように,電流出力回路COCは,PMOSトランジスタ330aとPMOSトランジスタ330bによって構成される一定の電流を出力する電流源330を備えており,そのACTIVE端子からは第2選択回路327からのACTIVE信号が入力され,SELECT端子からは第1選択回路326からのSELECT信号が入力される。
【0060】
ここで,ACTIVE信号がローレベルの場合には,2入力NANDゲート333および334の出力信号が共にハイレベルとなるため,スイッチング素子(PMOSトランジスタ331およびPMOSトランジスタ332)が共にオフ状態となり,電流源330の動作が停止する。
【0061】
これに対して,ACTIVE信号がハイレベルの場合には,SELECT信号に基づいてスイッチング素子を制御し,電流源330からの出力電流をI_OUT端子から出力するか,あるいはグランドに放出するかを切り換えて動作する。すなわち,第2選択回路327からのACTIVE信号に基づいて電流源330の動作/停止が制御され,電流源330が動作状態である場合には,第1選択回路326からのSELECT信号に基づいて電流源330からの出力電流の出力先を切り換える構成となっている。
【0062】
また,図5に示すビット加算回路324は,デコーダ322とデコード信号レジスタ325の出力信号を入力し,同じビット番号同士を加算して,デコーダ322とデコード信号レジスタ325の出力信号と同じビット長の15bitのデータを生成する回路である。かかるビット加算回路324を設けたことにより,図9に関連して後述するように,デコード信号レジスタ325からの出力信号に基づいて第1選択回路326からの出力信号によって選択される電流変換回路321内部の電流出力回路COCを動作状態にするとともに,次のデータ(デコーダ322からの出力デコード信号)に基づき同じく第1選択回路326からの出力信号によって選択される予定の電流出力回路COCの電流源を動作状態にするデータを生成することができる。すなわち,本実施の形態によれば,次のデータにより選択される予定の電流出力回路COCの電流源を予め動作状態にして,次のデータが電流変換回路321に入力されるのを待機することができる。
【0063】
なお,ビット加算回路324からの出力信号に基づき,第2選択回路327は前述したように電流変換回路321内部の電流出力回路COCの電流源330の動作/停止を制御する。ビット加算回路324は,例えば15個のORゲートで構成することができる。また,第1選択回路326および第2選択回路327は,レジスタで構成することが可能であり,例えば,デコード信号レジスタ325と同様の回路構成で実現することができる。
【0064】
次に,図5に示すD/Aコンバータ300の動作について,図9に示すタイミングチャートを参照しながら説明することにする。
【0065】
図9に示すように,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0000”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ323はカラーデータ“0000”を保持し,デコーダ322に出力する。次に,デコーダ322は,CLKの次の立上がりで,データレジスタ323から出力されるカラーデータに基づき電流変換回路321内部の電流出力回路COCを選択するためのSELECT信号を出力するが,カラーデータ“0000”の場合には,デコーダ322のSELECT[0:14]端子から出力される信号は“0000h”となる。
【0066】
さらに,次のCLKの立上がりで,デコード信号レジスタ325は,デコーダ322のSELECT[0:14]端子から出力される信号“0000h”を保持し,第1選択回路326およびビット加算回路324に出力する。同様に,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0001”が入力されると,デコーダ322は,SELECT[0:14]端子からカラーデータ“0001”に相当する“000lh”の信号を出力する。
【0067】
この時点で,ビット加算回路324には,デコード信号レジスタ325の出力信号“0000h”と,次のCLKの立ち上がりで,デコード信号レジスタ325に入力される予定のデコーダ322の出力信号“000lh”とが入力され,ビット加算回路324は,2つの信号の同じビット同士の論理和された信号(“0001h”)を第2選択回路327に出力する。
【0068】
さらに次のCLKの立上がりで,第1選択回路326は,デコード信号レジスタ325から出力される信号“0000h”を保持し,電流変換回路321内部の電流出力回路COCを選択するSELECT信号を,第1選択回路326のSELECT[0:14]端子から電流変換回路321のSELECTT[0:14]端子へ出力する。また,第2選択回路327は,ビット加算回路324から出力される信号“0001h”を保持し,電流出力回路COC内部の電流源330の動作状態を制御するACTIVE信号を,第2選択回路327のACTIVE[0:14]端子から電流変換回路321のACTIVE[0:14]端子へ出力する。
【0069】
以上の動作により,電流変換回路321のSELECT[0:14]端子には,“0000h”のデータが入力されるため,図6における電流変換回路321内部の電流出力回路COCはいずれも選択されず,D/Aコンバータのアナログ出力端子から出力される電流は0レベルとなる。しかし,電流変換回路321のACTIVE[0:14]端子には,“0001h”のデータが入力されるため,電流出力回路COC[1]が動作状態となる。
【0070】
かかる状態で,次のCLKの立上がりでは,図9に示すように,電流変換回路321のSELECT[0:14]端子に“000lh”のデータが入力されるため,電流出力回路COC[1]が選択され,アナログ出力端子から出力される電流は1レベルとなる。また,電流変換回路321のACTIVE[0:14]端子には,“0003h”のデータが入力されるため,電流出力回路COC[1]と電流出力回路COC[2]の2つが動作状態となる。
【0071】
ここで,カラーデータが“1111”の場合について説明すると,カラーデータが“1111”の場合には,前述した手順によって,デコーダ322からカラーデータ“1111”に相当する“7FFFH”の信号がSELECT[0:14]端子から出力される。そして,第1選択回路326から“7FFFh”の信号が出力されて,電流変換回路321内部の全ての電流出力回路COCが選択され,D/Aコンバータ300のアナログ出力端子から出力される電流は15レベルとなる。しかし,本実施の形態の場合には,第1選択回路326から“7FFFh”の信号を出力する1クロックパルス分先に第2選択回路327から“7FFFh”の信号が出力され,その結果,電流変換回路321内部の全ての電流出力回路COCが動作状態になっていることが分かる。
【0072】
以上のように,本実施の形態にかかるD/Aコンバータによれば,デコーダ322とデコード信号レジスタ325の出力信号の同じビット番号同士を加算するビット加算回路324と,電流変換回路321内部の電流出力回路COCの動作/停止を制御する第2選択回路327を設けることによって,入力カラーデータに対して,第1選択回路326によって選択される電流出力回路COCが停止状態であっても,第1選択回路326がその入力カラーデータに対する電流出力回路COCを実際に選択する1クロックパルス分先に第2選択回路327によって動作状態に切り換えられるため,電流出力回路COCからの出力電流が安定するまでの時間を確保することができ,また,第2選択回路327によって選択されない電流出力回路COCは停止状態とすることが可能となるため,D/Aコンバータの特性を悪化させることなく消費電流を抑えることができる。
【0073】
(第4の実施形態)
次に,図10および図11を参照しながら,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400の構成および動作について説明する。
【0074】
ここで,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300においては,入力カラーデータに対して第1選択回路326によって選択される電流出力回路COCの電流源330が停止状態であった場合に,第2選択回路327により電流源330を動作状態にしてから第1選択回路326が実際に選択するまでに1クロックパルス分の時間を設けるように構成している。しかし,D/Aコンバータの高速化が進むに連れて,電流源330を停止状態から動作状態としても,出力電流が安定するまでの時間として1クロックパルス分の時間では十分ではない場合が考えられる。例えば,D/Aコンバータの動作周波数を100MHzとして,電流源330の出力電流が安定するまでの時間を30nsとすれば,出力電流が安定するまでに3クロックパルス分の時間が必要になる。
【0075】
かかる問題点を克服するために,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400では,デコード信号レジスタ425(425a〜425c)を複数段設け,ビット加算回路424に各デコード信号レジスタ425a〜425cの出力信号を入力し,各々の出力信号の同じビット同士を加算するように構成している。かかる構成により,各デコード信号レジスタ425a〜425cの出力信号に基づいて第1選択回路426が選択する電流出力回路COCの電流源(図示せず)のみを動作状態とし,また,第2選択回路427により電流源を動作状態にしてから第1選択回路426が選択するまでにクロックパルス複数個分の時間を設けることが可能となる。
【0076】
以下,図10を参照しながら,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400の構成について説明する。
【0077】
図10に示す第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400において,カラーデータ入力端子から4bitのカラーデータがデータレジスタ423のD[0:3]端子に入力され,データレジスタ423のOUT[0:3]端子から出力される信号は,デコーダ422のD[0:3]端子に入力される。また,デコーダ422のSELECT[0:14]端子から出力されるデコード信号は,デコード信号レジスタ425aのD[0:14]端子とビット加算回路424の入力端子に入力され,デコード信号レジスタ425aのOUT[0:14]端子から出力される信号は,デコード信号レジスタ425bのD[0:14]端子とビット加算回路424の入力端子に入力され,デコード信号レジスタ425bのOUT[0:14]端子から出力される信号は,デコード信号レジスタ425cのD[0:14]端子とビット加算回路424の入力端子に入力され,さらに,デコード信号レジスタ425cのOUT[0:14]端子から出力される信号は,第1選択回路426のD[0:14]端子とビット加算回路424の入力端子に入力される。
【0078】
また,ビット加算回路424から出力される信号は,第2選択回路427のD[0:14]端子に入力される。第1選択回路426のSELECT[0:14]端子から出力される信号は電流変換回路421のSELECT[0:14]端子に入力され,また,第2選択回路427のACTIVE[0:14]端子から出力される信号は電流変換回路421のACTIVE[0:14]端子に入力され,電流変換回路421のAN_OUT端子から出力される信号が,D/Aコンバータ400からの出力信号となる。
【0079】
また,CLK入力端子からは,データレジスタ423,デコーダ422,デコード信号レジスタ425a,425b,425c,第1選択回路426および第2選択回路427に,それぞれクロックパルスが入力される。
【0080】
次に,図11に示すタイミングチャートを参照しながら,図10に示す第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400の動作について説明する。なお,カラーデータ入力端子からカラーデータが入力され,デコーダ422からSELECT信号を出力するまでの動作については,図9に関連して説明した本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300と実質的に同じであるため重複説明は省略する。
【0081】
図11に示すように,CLKの立上がりで,デコーダ422のSELECT[0:14]端子から“0000h”の信号が出力されると,次のCLKの立上がりで,デコード信号レジスタ425aは,デコーダ422のSELECT[0:14]端子から出力される信号“0000h”を保持し,デコード信号レジスタ425bとビット加算回路424に出力する。また,デコーダ422からは,次の“0001h”の信号が出力される。
【0082】
同様にして,次のCLKの立上がりで,デコード信号レジスタ425aは,デコーダ422から出力される信号“000lh”を保持し,デコード信号レジスタ425bとビット加算回路424に出力する。同時に,デコード信号レジスタ425bは,CLKの立上がる前のデコード信号レジスタ425aから出力される信号“0000h”を保持し,デコード信号レジスタ425cとビット加算回路424に出力し,デコーダ422からは次の“0003h”の信号が出力される。
【0083】
また,同様にして,次のCLKの立上がりで,デコード信号レジスタ425aは,“0003h”の信号をデコード信号レジスタ425bとビット加算回路424に出力し,デコード信号レジスタ425bは,“000lh”の信号をデコード信号レジスタ425cとビット加算回路424に出力し,デコード信号レジスタ425cは,“0000h”の信号を第1選択回路426とビット加算回路424に出力し,デコーダ422からは次の“000Fh”の信号が出力される。
【0084】
かかる動作により,ビット加算回路424には,デコーダ422とデコード信号レジスタ425a,425b,425cの出力信号が入力され,4つの信号の同じビット同士の論理和された信号(“000Fh”)を第2選択回路427に出力する。
【0085】
そして,次のCLKの立上がりで,第1選択回路426はデコード信号レジスタ425cから出力される信号“0000h”を保持し,電流変換回路421内部の電流出力回路COCを選択するSELECT信号を第1選択回路426のSELECT[0:14]端子から電流変換回路421のSELECT[0:14]端子へ出力し,また同時に,第2選択回路427は,ビット加算回路424から出力される信号“000Fh”を保持し,電流出力回路COC内部の電流源の動作状態を制御するACTIVE信号を第2選択回路427のACTIVE[0:14]端子から電流変換回路421のACTIVE[0:14]端子へ出力する。
【0086】
かかる動作により,電流変換回路421のSELECT[0:14]端子へは“0000h”のデータが入力されるため,電流変換回路421内部の電流出力回路COCのいずれも選択されず,D/Aコンバータ400のアナログ出力端子から出力される電流は0レベルとなる。また,同時に電流変換回路421のACTIVE[0:14]端子へは“000Fh”のデータが入力されるため,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[4]までが動作状態となる。なお,図11に示す以降の動作については,当業者であれば,以上の説明を参照にして容易に類推することができるので詳細説明は省略する。
【0087】
ここで,カラーデータが“1111”の場合の動作について見てみると,カラーデータ“1111”が入力されると,前述した手順によって,デコーダ422からカラーデータ“1111”に相当する“7FFFh”の信号がSELECT[0:14]端子から出力され,第1選択回路426から“7FFFh”の信号を出力することにより電流変換回路421内部の全ての電流出力回路COCが選択され,D/Aコンバータ400のアナログ出力端子から出力される電流は15レベルとなる。しかし,本実施の形態によれば,第1選択回路426から“7FFFH”の信号を出力する3クロックパルス分先の時点で,第2選択回路427から“7FFFh”の信号が出力されており,電流変換回路421内部の全ての電流出力回路COCが動作状態になっているために,安定した電流出力を得ることができる。
【0088】
以上のように,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400によれば,デコード信号レジスタ425(425a〜425c)を複数段設けることによって,電流出力回路COCを停止状態から動作状態に切り換える際に,出力電流が安定するまでに必要な時間を容易に確保することができる。また,D/Aコンバータの動作周波数がより高速化された場合であっても,デコード信号レジスタを増加することによって,電流変換回路421の構成に手を加えることなく,電流出力回路COCからの出力電流が安定するまでの時間を確保することが可能となるため,D/Aコンバータ400の特性を悪化させることなく,消費電流を抑えることができ,汎用性に優れたD/Aコンバータを提供することができる。また,本実施の形態にかかるD/Aコンバータ400は,同一のカラーデータが連続する場合,例えば,文書作成,表計算等のテキストべースのアプリケーションソフトウェアの場合のように同色のピクセルが隣接する確率が高いような場合に利用すれば,特に効果的である。
【0089】
(第5の実施形態)
次に,図12〜図13を参照しながら,本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500について詳細に説明することにする。
【0090】
第3および第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400においては,デコーダ322,422からのデコード信号を保持するためのデコード信号レジスタ325,425と,デコーダ322,422とデコード信号レジスタ325,425の出力信号の同じビット同士を加算するビット演算回路324,424と,出力端子から電流を出力する電流変換回路321,421内部の電流出力回路COCを選択する第1選択回路326,426と,電流変換回路321,421内部の電流出力回路COCの動作/停止を制御する第2選択回路327,427を設けられていたが,D/Aコンバータの分解能が上がるに連れて,電流変換回路321,421内部の電流出力回路COCの数が増加するが,電流出力回路COCの数が増加すればデコーダ22からのデコード信号のビット数が増加する。ここで,D/Aコンバータの分解能が上がった場合,入力カラーデータのビット数が増える以上にデコーダ322,422からのデコード信号のビット数が増える。そのため,デコード信号レジスタ325,425,ビット演算回路324,424,第1選択回路326,426および第2選択回路327,427の回路規模が大きくなることが考えられる。
【0091】
そこで,本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500によれば,デコーダからのデコード信号に基づいて電流変換回路にSELECT信号,ACTIVE信号を供給するのではなく,第1第1デコーダ522,528を2個設け,入力カラーデータに基づいて一方の第1第1デコーダ522からはSELECT信号を,もう一方のデコーダ528からはACTIVE信号を供給する構成とする。
【0092】
図12は,第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500の概略構成を示す回路図である。ここでは,図12に示すD/Aコンバータ500が,本発明の第3および第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400と同様に,4bit分解能のD/Aコンバータの場合について説明する。
【0093】
図12に示すように,カラーデータ入力端子から4bitのカラーデータがデータレジスタ523のD[0:3]端子とデータ選択回路529のB[0:3]端子に入力される。また,データレジスタ523のOUT[0:3]端子から出力される信号は,第1デコーダ522のD[0:3]端子とデータ選択回路529のA[0:3]端子に入力される。データ選択回路529のY[0:3]端子から出力される信号は,第2デコーダ528のD[0:3]端子に入力される。
【0094】
また,第1デコーダ522のSELECT[0:14]端子から出力されるデコード信号は,電流変換回路521のSELECT[0:14]端子に入力され,また,第2デコーダ528のACTIVE[0:14]端子から出力されるデコード信号は,電流変換回路521のACTIVE[0:14]端子に入力され,電流変換回路521のAN_OUT端子から出力される信号が,D/Aコンバータ500からの出力信号となる。
【0095】
本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500においては,本発明の第3および第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400と異なり,第2デコーダ528からのACTIVE信号に基づいて電流源の動作/停止を制御し,電流源が動作状態である場合には,第1デコーダ522からのSELECT信号に基づいて,電流源からの出力電流の出力先を切り換える構成となっている。また,CLK入力端子からは,データレジスタ523,第1デコーダ522および第2デコーダ528にクロックパルスが入力される。
【0096】
ここで,データ選択回路529は,入力カラーデータとデータレジスタ523の出力信号が入力されて,2つの信号の大きさを比較し,大きい方のデータを出力する回路である。これによって,データレジスタ523からの出力信号と次のカラーデータ(入力端子から入力されるカラーデータ)の内の大きい方のデータに対して,第1第1デコーダ522が選択する電流出力回路COCの電流源のみを動作状態とするデータを生成することができる。データ選択回路529からの出力信号に基づき,第2デコーダ528は,前述したように電流変換回路521内部の電流出力回路COCの電流源の動作/停止を制御する。なお,データ選択回路529の回路の一例を示す回路図を図13に示し,その真理値表を図14に示す。また,第1デコーダ522と第2デコーダ528は同一の回路で構成することが可能である。
【0097】
次に,図15のタイミングチャートを参照しながら,本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータの動作について説明する。
【0098】
図15に示すように,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0000”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ523は,カラーデータ“0000”を保持し,第1デコーダ522とデータ選択回路529に出力する。また,次のカラーデータ“0100”が入力端子から入力されると,データ選択回路529は,データレジスタ523の出力信号と入力カラーデータの大きさを比較し,大きい方のデータ“0100”を第2デコーダ528へ出力する。
【0099】
CLKの次の立上がりで,第1デコーダ522は,電流変換回路21内部の電流出力回路COCを選択するSELECT信号を電流変換回路21へ出力するが,データレジスタ523の出力信号が“0000”の場合には,第1デコーダ522のSELECT[0:14]端子から電流変換回路521のSELECT[0:14]端子へ出力される信号は“0000h”となる。同時に,第2デコーダ528は,電流出力回路COC内部の電流源の動作状態を制御するACTIVE信号を電流変換回路521へ出力するが,データ選択回路529の出力信号が“0100”の場合には,第2デコーダ528のACTIVE[0:14]端子から電流変換回路521のACTIVE[0:14]端子へ出力される信号は,“000Fh”となる。
【0100】
これによって,電流変換回路521のSELECT[0:14]端子へは,“0000h”のデータが入力されるため,電流変換回路521内部の電流出力回路COCのいずれも選択されず,D/Aコンバータ500のアナログ出力端子から出力される電流は0レベルとなる。また,電流変換回路521のACTIVE[0:14]端子へは“000Fh”のデータが入力されるため,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[4]までが動作状態となる。また,前述した手順と同様にして,データレジスタ523からの出力信号が“0100”,カラーデータ入力端子から入力されるカラーデータが“0010”となった場合には,データ選択回路529から出力される信号は“0100”となり,次のCLKの立上がりで,第1デコーダ522から出力される信号は“000Fh”,第2デコーダ528から出力される信号は“000Fh”となり,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[4]までが選択されて,アナログ出力端子から出力される電流は4レベルとなり,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[4]までが動作状態となる。
【0101】
また,同様にデータレジスタ523からの出力信号が“0010”,カラーデータ入力端子から入力されるカラーデータが“1000”となった場合には,データ選択回路529から出力される信号は“1000”となり,次のCLKの立上がりで,第1デコーダ522から出力される信号は“0003h”,第2デコーダ528から出力される信号は“00FFh”となり,電流出力回路COC[1]と電流出力回路COC[2]の2つが選択され,アナログ出力端子から出力される電流は2レベルとなり,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[8]までが動作状態となる。以降の動作については,当業者であれば,図15より容易に類推できるため,その詳細な説明は省略する。
【0102】
ここで,カラーデータが“1111”の場合について着目すると,カラーデータが“1111”の場合には,前述した手順によって第1デコーダ522からカラーデータ“1111”に相当する“7FFFh”の信号をSELECT[0:14]端子から出力し,D/Aコンバータ500のアナログ出力端子から出力される電流は15レベルとなる。この場合に,第1デコーダ522から“7FFFh”の信号を出力する1クロックパルス分先に第2デコーダ528から“7FFFh”の信号が出力され,電流変換回路521内部の全ての電流出力回路COCが動作状態になっていることが分かる。
【0103】
以上のように,第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500によれば,入力カラーデータとデータレジスタ23の出力信号が入力されて,2つの信号の大きさを比較し,大きい方の信号を出力するデータ選択回路529と,電流変換回路521内部の電流出力回路COCの動作/停止を制御する第2デコーダ528を設けることによって,入力カラーデータに対して第1デコーダ522によって選択される電流出力回路COCが停止状態であっても,第1デコーダ522がその入力カラーデータに対する電流出力回路COCを実際に選択する1クロックパルス分先に,第2デコーダ528によって動作状態に切り換えることが可能となるため,電流出力回路COCからの出力電流が安定するまでの時間を十分に確保することができる。また,第2デコーダ528によって選択されない電流出力回路COCは,停止状態とすることが可能となるため,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300と同様に,D/Aコンバータ500の特性を悪化させることなく消費電流を抑えることができる。
【0104】
また,この第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500によれば,カラーデータの入力からアナログ信号が出力されるまでのサイクルを,第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300よりも短縮することができる。
【0105】
また,D/Aコンバータの分解能が上がった場合には,前述したように入力カラーデータのビット数が増える以上に,第1デコーダ522からのデコード信号のビット数が増えるため,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300の場合には,デコード信号レジスタ325,ビット演算回路324,第1選択回路326および第2選択回路327の回路規模が大きくなるが,本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500によれば,D/Aコンバータ500の分解能と同じビット数の処理を行なうことができるデータ選択回路529と第2デコーダ528に変更すればよいため,回路規模の増加を,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300よりも低く抑えることができる。
【0106】
(第6の実施形態)
次に,図16および図17を参照しながら,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータの構成および動作について説明する。
【0107】
本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500においては,入力カラーデータに対して第1デコーダ522によって選択される電流出力回路COCの電流源が停止状態であった場合に,第2デコーダ528により電流源を動作状態にしてから,第1デコーダ522が実際に選択を行うまでに,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300と同様に,1クロックパルス分の時間が設けられていた。しかし,D/Aコンバータの高速化が進むに連れて電流源を停止状態から動作状態とする場合に,出力電流が安定するまでの時間として,1クロックパルス分の時間では不十分な場合がある。
【0108】
この点,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ600によれば,データレジスタ623が複数段設けられ,また,データ選択回路629は各データレジスタの出力信号の中で1番大きなデータを選択することによって,1番大きなデータに対して第1デコーダ622が選択する電流出力回路COCの電流源のみを第2デコーダ628によって動作状態とすることが可能となり,また,第2デコーダ628により電流源を動作状態にしてから第1デコーダ622が選択するまでにクロックパルス複数個分の時間が設けることが可能となる。
【0109】
図16は,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ600の概略構成を示している。図16に示すように,カラーデータ入力端子から4bitのカラーデータが,データレジスタ623aのD[0:3]端子に入力される。データレジスタ623aのOUT[0:3]端子から出力される信号は,データレジスタ623bのD[0:3]端子とデータ選択回路629aのB[0:3]端子に入力される。データレジスタ623bのOUT[0:3]端子から出力される信号は,データレジスタ623cのD[0:3]端子とデータ選択回路629aのA[0:3]端子に入力される。データレジスタ623cのOUT[0:3]端子から出力される信号は,データレジスタ623dのD[0:3]端子とデータ選択回路629bのB[0:3]端子に入力される。データレジスタ623dのOUT[0:3]端子から出力される信号は,デコーダ622のD[0:3]端子とデータ選択回路629bのA[0:3]端子に入力される。
【0110】
さらに,データ選択回路629aのY[0:3]端子から出力される信号は,データ選択回路629cのB[0:3]端子,データ選択回路629bのY[0:3]端子から出力される信号は,データ選択回路629cのA[0:3]端子にそれぞれ入力され,データ選択回路629cのY[0:3]端子から出力される信号は,第2デコーダ628のD[0:3]端子に入力される。
【0111】
さらに,第1デコーダ622のSELECT[0:14]端子から出力されるデコード信号は,電流変換回路621のSELECT[0:14]端子に入力され,また,第2デコーダ628のACTIVE[0:14]端子から出力されるデコード信号は,電流変換回路621のACTIVE[0:14]端子に入力され,電流変換回路621のAN_OUT端子から出力される信号がD/Aコンバータ600からの出力信号となる。また,CLK入力端子からは,データレジスタ623a,623b,623c,623d,第1デコーダ622および第2デコーダ628にクロックパルスが入力される。
【0112】
次に,図17に示すタイミングチャートを参照しながら,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータの動作について説明する。
【0113】
図17に示すように,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0000”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ623aはカラーデータ“0000”を保持し,データレジスタ623bとデータ選択回路629aに出力する。同様にして,カラーデータ入力端子から次のカラーデータ“0100”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ623aはカラーデータ“0100”を保持し,データレジスタ623bとデータ選択回路629aに出力すると同時に,データレジスタ623bは,CLKの立上がる前のデータレジスタ623aから出力される信号“0000”を保持し,データレジスタ623cとデータ選択回路629aに出力する。
【0114】
また,同様にして,次のカラーデータ“0010”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ623aは“0010”の信号をデータレジスタ623bとデータ選択回路629aに出力し,データレジスタ623bは“0100”の信号をデータレジスタ623cとデータ選択回路629aに出力し,データレジスタ623cは“0000”の信号をデータレジスタ623dとデータ選択回路629bに出力する。
【0115】
また,同様にして,次のカラーデータ“1000”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ623aは“1000”の信号をデータレジスタ623bとデータ選択回路629aに出力し,データレジスタ623bは,“0010”の信号をデータレジスタ623cとデータ選択回路629aに出力し,データレジスタ623cは“0100”の信号をデータレジスタ623dとデータ選択回路629bに出力し,データレジスタ623dは“0000”の信号を第1デコーダ622とデータ選択回路629bに出力する。
【0116】
この状態において,データ選択回路629aにはデータレジスタ623aの出力信号“1000”とデータレジスタ623bの出力信号“0010”が入力され,2つの信号の内大きい方の信号“1000”をデータ選択回路629cに出力し,また,データ選択回路629bにはデータレジスタ623cの出力信号“0100”とデータレジスタ623dの出力信号“0000”が入力され,さらに,2つの信号の内大きい方の信号“0100”をデータ選択回路629cに出力する。
【0117】
このようにして,データ選択回路629cにはデータ選択回路629aの出力信号“1000”とデータ選択回路629bの出力信号“0100”が入力され,2つの信号の内大きい方の信号“1000”を第2デコーダ628に出力する。CLKの次の立上がりで,第1デコーダ622は,電流変換回路621内部の電流出力回路COCを選択するSELECT信号を電流変換回路621へ出力するが,データレジスタ623dの出力信号が“0000”の場合には,第1デコーダ622のSELECT[0:14]端子から電流変換回路621のSELECT[0:14]端子へ出力される信号は“0000h”となる。
【0118】
同時に,第2デコーダ28は,電流出力回路COC内部の電流源の動作状態を制御するACTIVE信号を電流出力回路COCへ出力するが,データ選択回路629cの出力信号が“1000”の場合には,第2デコーダ28のACTIVE[0:14]端子から電流変換回路621のACTIVE[0:14]端子へ出力される信号は“00FFh”となる。
【0119】
かかる動作によって,電流変換回路621のSELECT[0:14]端子へは“0000h”のデータが入力されるため,電流変換回路621内部の電流出力回路COCのいずれも選択されず,D/Aコンバータ600のアナログ出力端子から出力される電流は0レベルとなる。
【0120】
また,電流変換回路621のACTIVE[0:14]端子へは,“00FFh”のデータが入力されるため,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[8]までが動作状態となる。また,前述した手順と同様にして,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0001”が入力され,データレジスタ623aの出力信号が“0001”,データレジスタ623bの出力信号が“1000”,データレジスタ623cの出力信号が“0010”,データレジスタ623dの出力信号が“0100”となった場合には,データ選択回路629cから出力される信号は“1000”となり,次のCLKの立上がりで,第1デコーダ622から出力される信号は“000Fh”,第2デコーダ628から出力される信号は“00FFh”となり,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[4]までが選択され,アナログ出力端子から出力される電流は4レベルとなり,電流出力回路COC[1]から電流出力回路COC[8]までが動作状態となる。なお,以降の動作については,当業者であれば,図17より容易に類推できるためその詳細説明は省略する。
【0121】
ここで,カラーデータが“1111”の場合について着目すると,カラーデータが“1111”の場合には,前述した手順によって第1デコーダ622からカラーデータ“1111”に相当する“7FFFh”の信号をSELECT[0:14]端子から出力し,D/Aコンバータ600のアナログ出力端子から出力される電流は15レベルとなる。この場合,第1デコーダ622から“7FFFh”の信号を出力する3クロックパルス分先に,第2デコーダ628から“7FFFh”の信号が出力され,電流変換回路621内部の全ての電流出力回路COCが動作状態になっていることが分かる。
【0122】
以上のように,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ600によれば,データレジスタ623を複数段設けることによって,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400と同様に,電流出力回路COCを停止状態から動作状態とした場合に,その出力電流が安定するまでに必要な時間を容易に確保することができる。また,D/Aコンバータの動作周波数がより高速化された場合であっても,データレジスタ623を任意の数増加することによって,電流変換回路621の構成を変化させずに,電流源の出力電流が安定するまでの時間を確保することが可能となるため,D/Aコンバータの特性を悪化させることなく消費電流を抑えることができ,汎用性に優れたD/Aコンバータを提供することができる。
【0123】
また,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ600によれば,本発明の第5の実施形態かかるD/Aコンバータ500と同様に,カラーデータの入力からアナログ信号が出力されるまでのサイクルを,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400よりも短縮することができる。
【0124】
また,D/Aコンバータの分解能が上がった場合には,前述したように入力カラーデータのビット数が増える以上に第1デコーダ622からのデコード信号のビット数が増えるため,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400の場合には,デコード信号レジスタ425a,425b,425c,ビット演算回路424,第1選択回路426および第2選択回路427の回路規模を大きくせざるを得なかった。この点,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ600によれば,本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500と同様に,D/Aコンバータの分解能と同じビット数の処理を行なうことができるデータ選択回路629と第2デコーダ628に変更すればよいため,回路規模の増加を本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400よりも低く抑えることができる。
【0125】
(第7の実施形態)
次に,図18〜図20を参照しながら,本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータ700の構成および動作について詳細に説明する。
【0126】
本発明の第3〜第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400,500,600においては,図6に示すような電流変換回路内部に設けられた電流出力回路COCからの出力電流は,全て同じ値であったが,かかる電流変換回路を,図18に示すように,2n(n=0,1,2,・・・)で重み付けされた電流出力回路LCOCを用いて構成することもできる。D/Aコンバータが4bit分解能の場合の重み付けされた電流出力回路LCOCを使用した重み付け電流変換回路740の回路図を図18に,また,重み付け電流変換回路740を使用したD/Aコンバータ700の回路図を図19に示す。
【0127】
図18より,重み付け電流変換回路740には,1LSBレベル,2LSBレベル,4LSBレベル,8LSBレベルで重み付けきれた4個の電流出力回路LCOCが設けられ,SELECT[3]の信号によって8LSBレベル電流出力回路LCOC内部の電流源からの出力電流の出力先を切り換えられ,SELECT[2]の信号によって4LSBレベル電流出力回路LCOC内部の電流源からの出力電流の出力先を切り換えられ,SELECT[1]の信号によって2LSBレベル電流出力回路LCOC内部の電流源からの出力電流の出力先を切り換えられ,SELECT[0]の信号によって1LSBレベル電流出力回路LCOC内部の電流源からの出力電流の出力先を切り換えられる構成となっている。
【0128】
また,ACTIVE[3]の信号によって8LSBレベル電流出力回路LCOC内部の電流源の動作/停止が制御され,ACTIVE[2]の信号によって4LSBレベル電流出力回路COC内部の電流源30の動作/停止が制御され,ACTIVE[1]の信号によって2LSBレベル電流出力回路COC内部の電流源30の動作/停止が制御され,ACTIVE[0]の信号によって1LSBレベル電流出力回路COC内部の電流源30の動作/停止が制御される構成となっている。
【0129】
各電流出力回路COCからの出力電流は電流出力回路COC内部の電流源30用のトランジスタによって決定するため,電流源30用のトランジスタのサイズを変更することによって1LSBレベル,2LSBレベル,4LSBレベル,8LSBレベルの電流を設定することができる。
【0130】
また,図19に示すように,重み付け電流変換回路740を使用したD/Aコンバータ700においては,カラーデータ入力端子から4bitのカラーデータがデータレジスタ23のD[0:3]端子とビット加算回路724の入力端子に入力される。また,データレジスタ723のOUT[0:3]端子から出力される信号は第1選択回路726のD[0:3]端子とビット加算回路724のもう一方の入力端子に入力される。ビット加算回路724から出力される信号は第2選択回路727のD[0:3]端子に入力される。
【0131】
そして,第1選択回路726のSELECT[0:3]端子から出力される信号は,重み付け電流変換回路740のSELECT[0:3]端子に入力され,また,第2選択回路727のACTIVE[0:3]端子から出力される信号は,重み付け電流変換回路740のACTIVE[0:3]端子に入力され,重み付け電流変換回路740のAN_OUT端子から出力される信号がD/Aコンバータ700からの出力信号となる。また,CLK入力端子からは,データレジスタ723,第1選択回路726および第2選択回路727にクロックパルスが入力される。なお,第1選択回路726と第2選択回路727はしジスタで構成することができ,また,データレジスタ723と同じ回路構成で実現できる。
【0132】
次に,図20に示すタイミングチャートを参照しながら,本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータ700の動作について説明する。
【0133】
図20に示すように,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0000”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ723はカラーデータ“0000”を保持し,第1選択回路726とビット加算回路724に出力する。また,次のカラーデータ“0001”が入力端子から入力されると,ビット加算回路724は,入力カラーデータとデータレジスタ723の出力信号を入力し,2つの信号の同じビット同士の論理和された信号(“0001”)を第2選択回路727に出力する。
【0134】
次のCLKの立上がりで,第1選択回路726はデータレジスタ723から出力される信号“0000”を保持し,重み付け電流変換回路740内部の電流出力回路LCOCを選択するSELECT信号を第1選択回路726のSELECT[0:3]端子から重み付け電流変換回路740のSELECT[0:3]端子へ出力し,また,第2選択回路727はビット加算回路724から出力される信号“0001”を保持し,電流出力回路LCOC内部の電流源の動作状態を制御するACTIVE信号を第2選択回路727のACTIVE[0:3]端子から重み付け電流変換回路740のACTIVE[0:3]端子に出力する。
【0135】
これによって,重み付け電流変換回路740のSELECT[0:3]端子へは“0000”のデータが入力されるため,図18に示す重み付け電流変換回路740内部の電流出力回路LCOCのいずれも選択されず,D/Aコンバータ700のアナログ出力端子から出力される電流は0レベルとなる。また,重み付け電流変換回路740のACTIVE[0:3]端子へは“0001”のデータが入力されるため,1LSBレベル電流出力回路LCOCが動作状態となる。
【0136】
また,次のCLKの立上がりでは,図20に示すように,重み付け電流変換回路740のSELECT[0:3]端子へは“0001”のデータが入力されるため,1LSBレベル電流出力回路LCOCが選択され,アナログ出力端子から出力される電流は1レベルとなり,また,重み付け電流変換回路740のACTIVE[0:3]端子へは“0011”のデータが入力されるため,1LSBレベル電流出力回路LCOCと2LSBレベル電流出力回路LCOCが動作状態となる。
【0137】
また,次のCLKの立上がりでは,重み付け電流変換回路740のSELECT[0:3]端子へは“0010”のデータが入力されるため,2LSBレベル電流出力回路LCOCが選択され,アナログ出力端子から出力される電流は2レベルとなり,また,重み付け電流変換回路740のACTIVE[0:3]端子へは“0110”のデータが入力されるため,2LSBレベル電流出力回路COCと4LSBレベル電流出力回路LCOCが動作状態となる。以降の動作については,当業者であれば,図20より容易に類推できるため,その詳細な説明は省略することにする。
【0138】
ここで,カラーデータが“1111”の場合について着目すると,カラーデータが“1111”の場合には,前述した手順によって第1選択回路726から“1111”の信号を出力することにより,重み付け電流変換回路740内部の全ての電流出力回路LCOCが選択され,D/Aコンバータ700のアナログ出力端子から出力される電流は15レベルとなるが,第1選択回路726から“1111”の信号を出力する1クロックパルス分先に第2選択回路727から“1111”の信号が出力され,重み付け電流変換回路740内部の全ての電流出力回路LCOCが動作状態になっていることが分かる。
【0139】
以上のように,本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータ700によれば,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300と同様に,D/Aコンバータの特性を悪化させることなく消費電流を抑えることができる。
【0140】
また,本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータ700によれば,発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500と同様に,カラーデータの入力からアナログ信号が出力されるまでのサイクルを,本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータ300よりも短縮することができる。
【0141】
また,本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータ700によれば,本発明の第3〜第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400,500,600に比較して,簡単な回路構成によって実現できるため,より消費電流を抑える効果が期待できるとともに,チップ上でのD/Aコンバータの占有面積を抑えることが出来る。
【0142】
(第8の実施形態)
次に,図21および図22を参照しながら本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ800の構成および動作について説明する。
【0143】
本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータ700においては,入力カラーデータに対して第1選択回路726によって選択される電流出力回路LCOCの電流源が停止状態であった場合,第2選択回路727により電流源を動作状態にしてから第1選択回路726が実際に選択するまでに1クロックパルス分の時間が設けられていたが,D/Aコンバータの高速化が進むに連れて電流源を停止状態から動作状態とした場合に,出力電流が安定するまでの時間として,1クロックパルス分の時間では不足することが考えられる。
【0144】
この点,本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ800によれば,データレジスタ823(823a,823b,823c,823d)を複数段設け,ビット加算回路824には各デコード信号レジスタの出力信号823a,823b,823c,823dを入力し,各々の出力信号の同じビット同士を加算することによって,各デコード信号レジスタの出力信号に基づいて第1選択回路826が選択する電流出力回路COCの電流源のみを動作状態とすることが可能なように構成している。また,第2選択回路827により電流源を動作状態にしてから第1選択回路826が選択するまでにクロックパルス複数個分の時間が設けることが可能となる。
【0145】
次に,図21を参照しながら,本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ800の構成について説明する。図21に示すように,カラーデータ入力端子から4bitのカラーデータがデータレジスタ823aのD[0:3]端子に入力され,データレジスタ23aのOUT[0:3]端子から出力される信号はデータレジスタ823bのD[0:3]端子とビット加算回路824の入力端子に入力され,データレジスタ823bのOUT[0:3]端子から出力される信号は,データレジスタ823cのD[0:3]端子とビット加算回路824の入力端子に入力され,データレジスタ823cのOUT[0:3]端子から出力される信号は,データレジスタ823dのD[0:3]端子とビット加算回路824の入力端子に入力され,また,データレジスタ823dのOUT[0:14]端子から出力される信号は,第1選択回路826のD[0:3]端子とビット加算回路824の入力端子に入力される。
【0146】
ビット加算回路824から出力される信号は,第2選択回路827のD[0:3]端子に入力される。第1選択回路826のSELECT[0:3]端子から出力される信号は,重み付け電流変換回路840のSELECT[0:3]端子に入力され,また,第2選択回路827のACTIVE[0:3]端子から出力される信号は重み付け電流変換回路840のACTIVE[0:3]端子に入力され,重み付け電流変換回路840のAN_OUT端子から出力される信号はD/Aコンバータ800からの出力信号となる。また,CLK入力端子からは,データレジスタ823a,823b,823c,823d,第1選択回路826および第2選択回路827にクロックパルスが入力される。
【0147】
次に,図22に示すタイミングチャートを参照しながら,本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ800の動作について詳細に説明することにする。
【0148】
図22に示すように,カラーデータ入力端子からカラーデータ“0000”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ823aはカラーデータ“0000”を保持し,データレジスタ823bとビット加算回路824に出力する。
【0149】
同様にして,カラーデータ入力端子から次のカラーデータ“0001”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ823aはカラーデータ“0001”を保持し,データレジスタ823bとビット加算回路824に出力すると同時に,データレジスタ823bはCLKの立上がる前のデータレジスタ823aから出力される信号“0000”を保持し,データレジスタ823cとビット加算回路824に出力する。
【0150】
また,同様にして,次のカラーデータ“0010”が入力されると,CLKの次の立上がりで,データレジスタ823aは“0010”の信号をデータレジスタ823bとビット加算回路824に出力し,データレジスタ823bは“0001”の信号をデータレジスタ823cとビット加算回路824に出力し,データレジスタ823cは“0000”の信号をデータレジスタ823dとビット加算回路824に出力する。
【0151】
また,同様にして,次のカラーデータ“0100”が入力されると,CLKの次の立上がりでデータレジスタ823aは,“0100”の信号をデータレジスタ823bとビット加算回路824に出力し,データレジスタ823bは“0010”の信号をデータレジスタ823cとビット加算回路824に出力し,データレジスタ823cは“0001”の信号をデータレジスタ823dとビット加算回路824に出力し,データレジスタ823dは“0000”の信号を第1選択回路826とビット加算回路824に出力する。その結果,ビット加算回路824にはデータレジスタ823a,823b,823c,823dの出力信号が入力され,4つの信号の同じビット同士の論理和された信号(“0111”)が第2選択回路827に出力される。
【0152】
そして,次のCLKの立上がりで,第1選択回路826はデータレジスタ823dから出力される信号“0000”を保持し,重み付け電流変換回路840内部の電流出力回路LCOCを選択するSELECT信号を第1選択回路826のSELECT[0:3]端子から重み付け電流変換回路840のSELECT[0:3]端子へ出力し,また,第2選択回路827はビット加算回路824から出力される信号“0111”を保持し,電流出力回路LCOC内部の電流源の動作状態を制御するACTIVE信号を第2選択回路827のACTIVE[0:3]端子から重み付け電流変換回路840のACTIVE[0:3]端子に出力する。その結果,重み付け電流変換回路840のSELECT[0:3]端子へは“0000”のデータが入力されるため,図18に示す重み付け電流変換回路840内部の電流出力回路COCのいずれも選択されず,D/Aコンバータのアナログ出力端子から出力される電流は0レベルとなる。
【0153】
また,重み付け電流変換回路840のACTIVE[0:3]端子へは“0111”のデータが入力されるため,1LSBレベル電流出力回路LCOCと2LSBレベル電流出力回路LCOCと4LSBレベル電流出力回路LCOCが動作状態となる。また,次のCLKの立上がりでは,図22に示すように,重み付け電流変換回路840のSELECT[0:3]端子へは“0001”のデータが入力されるため,1LSBレベル電流出力回路LCOCが選択され,アナログ出力端子から出力される電流は1レベルとなり,また,重み付け電流変換回路840のACTIVE[0:3]端子へは“0111”のデータが入力されるため,1LSBレベル電流出力回路LCOCと2LSBレベル電流出力回路LCOCと4LSBレベル電流出力回路LCOCが動作状態となる。
【0154】
また,次のCLKの立上がりでは,重み付け電流変換回路840のSELECT[0:3]端子へは“0010”のデータが入力されるため,2LSBレベル電流出力回路LCOCが選択され,アナログ出力端子から出力される電流は2レベルとなり,また,重み付け電流変換回路840のACTIVE[0:3]端子へは“1111”のデータが入力されるため,全ての電流出力回路LCOCが動作状態となる。以降の動作については,当業者であれば,図22より容易に類推できるため,その詳細説明は省略することにする。
【0155】
ここで,カラーデータが“1111”の場合について着目すると,カラーデータが“1111”の場合には,前述した手順によって第1選択回路826から“1111”の信号を出力することにより,重み付け電流変換回路840内部の全ての電流出力回路COCが選択され,D/Aコンバータ800のアナログ出力端子から出力される電流は15レベルとなるが,第1選択回路826から“1111”の信号を出力する3クロックパルス分先に第2選択回路827から“1111”の信号が出力され,重み付け電流変換回路840内部の全ての電流出力回路LCOCが動作状態になっていることが分かる。
【0156】
以上のように,本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ800によれば,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400と同様に,D/Aコンバータの動作周波数がより高速化された場合であってもデータレジスタ823を増加することによって,重み付け電流変換回路840の構成を変化させることなく電流源の出力電流が安定するまでの時間を確保することが可能となるため,D/Aコンバータの特性を悪化させることなく消費電流を抑えることができ,汎用性に優れたD/Aコンバータを提供することが出来る。
【0157】
また,本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ800によれば,本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500と同様に,カラーデータの入力からアナログ信号が出力されるまでのサイクルを,本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ400よりも短縮することができる。
【0158】
また,本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ800によれば,本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータ700と同様に,本発明の第3〜第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400,500,600に比較して,簡単な回路構成によって実現できるため,より消費電流を抑える効果が期待できると共にチップ上でのD/Aコンバータの占有面積を抑えることが出来る。
【0159】
以上,添付図面を参照しながら本発明に基づいて構成されたカラーパレットRAMおよびD/Aコンバータの好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0160】
例えば,本発明の第1の実施形態にかかるカラーパレットRAM100において,RAM101をディスエーブル状態とするためのCE端子が設けられていたが,図23に示すカラーパレットRAM900によれば,かかるCE端子を設けることなく同様の効果を実現することが可能である。
【0161】
図23に示すカラーパレットRAM900においては,2入力ANDゲート906を設け,2入力ANDゲート906の入力端子にはD型ラッチ905のOUT端子とCLKの入力端子を接続し,また,出力端子にはRAM901のCLK端子を接続することによって,D型ラッチ905の出力信号がローレベルの場合には,RAM901へのクロックパルスの供給が停止される構造となっている。その他の回路の動作については,第1の実施形態にかかるカラーパレットRAM100において説明したものと同様であるので,その詳細説明は省略する。かかる構成により,従来から使われていたRAM11の構造を変更することなく,本発明にかかるカラーパレットRAM100と同じ効果を期待することができる。
【0162】
また,本発明の第2の実施形態にかかるカラーパレットRAM200の実施形態の場合も,図23に示す回路と同様に,RAM201にCE端子を設けることなく実現することが可能である。その回路の変形も図23に示すカラーパレットRAM900と同様に,2入力ANDゲートを設け,2入力ANDゲートの入力端子にD型ラッチのOUT端子とCLKの入力端子を接続し,また,出力端子にはRAMのCLK端子を接続することによって,D型ラッチの出力信号がローレベルの場合にはRAMへのクロックパルスの供給を停止することができる。
【0163】
また,本発明の第3および第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400においては,ビット加算回路324,424を,図5および図7に示すように,ORゲートを用いて構成したが,カラーデータが負論理である場合には,ANDゲートを用いて構成することができる。ただし,図5および図7に挙げたビット加算回路324,424の回路構成は一例であって,ビット加算回路324,424は,デコーダ322,422からの出力信号とデコード信号レジスタ325(325a,325b,325c),425(425a,425b,425c)の同じビット同士を加算し,同じビット長のデータを生成する機能を有していればよく,本発明の第3および第4の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400は,ビット加算回路324,424の構成で限定されるものではない。
【0164】
また,本発明の第7および第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ700,800に関しても同様に,ビット加算回路724,824の構成で限定されるものではない。
【0165】
また,図13には,本発明の第5および第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ500,600に用いることができるデータ選択回路529,629(629a,629b,629c)の一例を示す回路図を示したが,データ選択回路529,629は,入力データの大きさを比較し,大きい方のデータを出力する機能を有していればよく,本発明の第5および第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ500,600は,データ選択回路529,629の構成で限定されるものではない。
【0166】
また,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ600においては,データ選択回路629として,2つのデータの大きさを比較し,大きい方のデータを出力する回路を3個用いて4つのデータの中で1番大きいデータを出力する構成としたが,4つのデータの大きさを1度に比較し,その中で1番大きなデータを出力する構成とすることも可能であって,前述したようにデータ選択回路629は複数の入力データの中で1番大きなデータを出力する機能を有していればよく,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ600は,データの大きさを比較する方法で限定されるものではない。
【0167】
また,本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ600によれば,データレジスタ623a,623b,623c,623dの出力信号についてのみデータ選択回路629a,629b,629cによって,1番大きなデータを選択していたが,本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500と同様に,カラーデータ入力端子から入力されるカラーデータも含めて1番大きなデータを選択するように構成することも可能である。
【0168】
さらに,本発明にかかるD/Aコンバータで用いられている電流出力回路COCの一例を示す回路図を図8に示したが,電流出力回路COCはACTIVE信号に基づいて電流源30の動作を制御し,SELECT信号に基づいて電流源30からの出力電流の出力先を切り換える機能を有していればよく,本発明D/Aコンバータは電流出力回路COCの構成で限定されるものではない。
【0169】
さらにまた,本発明の第3〜第6の実施形態にかかるD/Aコンバータ300,400,500,600に適用可能な電流変換回路321,421,521,621の一例を示す回路図を図6に示し,さらに,本発明の第7および第8の実施形態にかかるD/Aコンバータ700,800に適用可能な重み付け電流変換回路740,840の一例を示す回路図を図18に示したが,電流変換回路321,421,521,621および重み付け電流変換回路741,841はカラーデータに対して所望の電流値に変換する機能を有していればよく,本発明にかかるD/Aコンバータは電流変換回路321,421,521,621および重み付け電流変換回路740,841の構成で限定されるものではない。
【0170】
さらにまた,本発明の各実施形態にかかるD/Aコンバータによれば,4bit分解能のD/Aコンバータの場合について説明したが,本発明のD/Aコンバータは分解能で制限されるものではない。
【0171】
また,最近のグラフィックス用やビデオ用のD/Aコンバータでは8bit以上の分解能のD/Aコンバータが主流となっているが,高分解能D/Aコンバータの場合には以下に挙げる方法を用いて構成することも可能である。例えば,8bit分解能D/Aコンバータの場合,入力カラーデータは8bitとなるが,カラーデータを上位4bitと下位4bitに分割し,本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータ500で挙げた図12の回路を2個用いて上位ビットで制御されるD/Aコンバータと下位ビットで制御されるD/Aコンバータのアナログ出力端子同士を接続し,下位ビットで制御されるD/Aコンバータの電流変換回路には1LSBレベルの電流を出力する電流出力回路LCOCを15個備え,上位ビットで制御されるD/Aコンバータの電流変換回路には16LSBレベルの電流を出力する電流出力回路LCOCを15個備えれば,8bit分解能D/Aコンバータを構成することが可能となる。さらにまた,下位ビットで制御されるD/Aコンバータには,発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータ700で挙げた図19の回路を用いることも可能であり,この他にも種々の組み合わせが考えられるが,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0172】
さらにまた本発明にかかるD/Aコンバータはグラフィックス用D/Aコンバータに限定されるものではなく,電流源を備えた電流出力型D/Aコンバータの全てに適用することも可能である。
【0173】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,同一のアドレスが入力された場合には,RAMをディスエーブル状態にして,プリチャージ動作などによって消費される電流を抑えることが可能な低消費電力型のカラーパレットRAMを提供することができる。
【0174】
さらに本発明によれば,電流変換回路内部の電流出力回路の動作/停止を効果的に制御することにより,不選択時には電流出力回路を停止しておき,選択時には電流出力回路を事前に動作させて安定した出力電流を確保することが可能な低消費電力型のD/Aコンバータを提供することができる。
【0175】
さらに本発明によれば,汎用性に優れるとともに,動作周波数の高速化にも対応可能であり,しかも回路規模を拡大することなく,特に同一のカラーデータが連続する場合に消費電力を効果的に抑えることが可能なグラフィック用電流出力型D/Aコンバータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるカラーパレットRAMの概略構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかるカラーパレットRAMの動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかるカラーパレットRAMの概略構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかるカラーパレットRAMの動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータの概略構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第3〜第6の実施形態にかかるD/Aコンバータに適用可能な電流変換回路の概略構成を示す回路図である。
【図7】図6に示す電流出力回路の端子構造を示す説明図である。
【図8】図6に示す電流出力回路の一例を示す回路図である。
【図9】本発明の第3の実施形態にかかるD/Aコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータの概略構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第4の実施形態にかかるD/Aコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータの概略構成を示す回路図である。
【図13】本発明の第5および第6の実施形態にかかるD/Aコンバータに適用可能なデータ選択回路の一例を示す回路図である。
【図14】図13に示すデータ選択回路の審理値の状態を示す説明図である。
【図15】本発明の第5の実施形態にかかるD/Aコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
【図16】本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータの概略構成を示す回路図である。
【図17】本発明の第6の実施形態にかかるD/Aコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
【図18】本発明の第7および第8の実施形態にかかるD/Aコンバータに適用可能な重み付け電流変換回路の一例を示す回路図である。
【図19】本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータの概略構成を示す回路図である。
【図20】本発明の第7の実施形態にかかるD/Aコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
【図21】本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータの概略構成を示す回路図である。
【図22】本発明の第8の実施形態にかかるD/Aコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
【図23】本発明にかかるカラーパレットRAMのさらに別の実施形態の概略構成を示す回路図である。
【図24】従来のカラーパレットRAMの概略構成を示す回路図である。
【図25】従来のグラフィックス用電流出力型D/Aコンバータの概略構成を示す回路図である。
【図26】従来の電流変換回路の一例を示す回路図である。
【図27】従来の電流出力回路の一例を示す回路図である。
【図28】従来のグラフィックス用電流出力型D/Aコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
100 カラーパレットRAM
101 RAM
102 アドレスレジスタ
103 比較回路
104 D型フリップフロップ
105 D型ラッチ
300 D/Aコンバータ
321 電流変換回路
322 デコーダ
323 データレジスタ
324 ビット加算回路
325 デコード信号レジスタ
326 第1選択回路
327 第2選択回路
Claims (6)
- ディジタル信号を電流値に変換するD/Aコンバータにおいて:ディジタルデータに応じた第1のデコード信号を出力するデコーダと;前記デコーダからの前記第1のデコード信号を保持して,第2のデコード信号を出力するデコード信号レジスタと;前記デコーダからの前記第1のデコード信号と前記デコード信号レジスタからの前記第2のデコード信号の同じビット番号同士を加算し,前記第1および第2のデコード信号と同じビット長の第3のデコード信号を生成するビット加算回路と;前記第3のデコード信号に応じて動作/停止状態を切り換える複数の電流出力回路を備え,前記第2のデコード信号に応じて選択された前記電流出力回路に応じた電流値を出力する電流変換回路と;を備えたことを特徴とする,D/Aコンバータ。
- 前記デコード信号レジスタは,複数段のデコード信号サブレジスタ群がカスケード接続されることにより構成され,前記ビット加算回路は,前記各デコード信号サブレジスタ群からの複数の前記第2のデコード信号と前記第1のデコード信号の同じビット番号同士を加算し,前記第3のデコード信号を生成するものであることを特徴とする,請求項1に記載のD/Aコンバータ。
- ディジタル信号を電流値に変換するD/Aコンバータにおいて:入力された第1のディジタルデータを保持して第2のディジタルデータを出力するデータレジスタと;前記第2のディジタルデータに応じた第1のデコード信号を出力する第1のデコーダと;前記第1のディジタルデータと前記データレジスタからの前記第2のディジタルデータの大きさを比較して第3のディジタルデータを出力するデータ選択回路と;前記第3のディジタルデータに応じた第2のデコード信号を出力する第2のデコーダと;前記第2のデコード信号に応じて動作/停止状態を切り換える複数の電流出力回路を備え,前記第1のデコード信号に応じて選択された前記電流出力回路に応じた電流値を出力する電流変換回路と;を備えたことを特徴とする,D/Aコンバータ。
- 前記データレジスタは,複数段のデータサブレジスタ群がカスケード接続されることにより構成され,前記データ選択回路は,前記各データサブレジスタ群に入力される複数の前記第1のディジタルデータと前記各データサブレジスタ群から出力される複数の前記第2のディジタルデータ群とを比較するものであることを特徴とする,請求項3に記載のD/Aコンバータ。
- 前記電流変換回路は,2n(n=0,1,2,・・・)で重みづけられた複数の電流出力回路を備えていることを特徴とする,請求項1,2,3または4のいずれかに記載のD/Aコンバータ。
- ディジタル信号を電流値に変換するD/Aコンバータにおいて,前記ディジタル信号を複数のサブディジタル信号に分割し,前記各サブディジタル信号を,請求項1,2,3,4または5のいずれかに記載のD/Aコンバータと同構造を有する,複数のサブD/Aコンバータにより所定のサブ電流値に変換してから合成することを特徴とする,D/Aコンバータ。
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