JP3942074B2 - データ入出力装置、メモリ・システム、データ入出力回路およびデータ入出力方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CPU バス(Bus)等のバス・インターフェイス(Bus interface)において、トライ・ステート・コントローラ(Tri-State control)付きのバッファ(Buffer)を使用し、異なる複数のチップ(Chip)から連続してデータ(data)を出力する方法に関し、特に、バス(Bus)の制御が移る時点(変化点)における1バス・サイクル(Bus cycle)分の無駄を省く方法を提案する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトライ・ステート・コントローラ付きのバッファでバス・インターフェイスを構成した場合、バスの変化点、つまり制御が他のチップに移る時点における過渡状態を作る必要があった。これは、過渡期において2つのチップ(バスをドライブ(drive)していたチップとこれからバスをドライブする他のチップが同時にバスをドライブする可能性を避けられず、特に2つのチップが異なる信号レベル(High Level(以下、“H”と記す)とLow Level(以下、“L”と記す))を出力する場合、貫通電流が流れ、バッファを備えたI/O(Input/Output)セルが破壊されてしまう。例えば、一方のチップが書込みデータ信号を、他方のチップが読出しデータ信号を出力するような場合に、このような事態が生じ得る。
【0003】
貫通電流によるI/Oセルの破壊を防ぐための過渡期を作るために、現在主流のクロック(clock)に同期した回路においては、図4に示すように、データの書込み(Write)から読出し(Read)へ動作移行するバスの切り替え時に、1クロック分のハイ・インピーダンス(High Impedance,以下Hi−Z)状態を設けていた。
これは、CPU-メモリ・バス(Memory Bus)をはじめとするバスが、システムの性能を決める上での主要因となっている状況において、大きな弊害となっている。
この1クロック分の過渡期は、“L”とプル・アップ(Pull up)によって作られる“H”の2つの状態だけにすることのできるオープン・ドレイン・バッファ(Open Drain Buffer)を用いることによって解消することができる。しかし、オープン・ドレイン・バッファは、“L”状態において多量の電流を消費してしまうこと、および高速化しにくいという問題がある。したがって、現時点では、その採用には慎重である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バスの切り替え時における1クロック分の無駄を避けることができないため、これまで、バスの使用効率を上げること自体に限界があった。特に、ビート(Beat)数が小さなバス・トランザクション(Bus Transaction)においては、バスの効率が激減するため、問題は深刻であった。つまり、従来、ランダムにデータにアクセスする場合は、非常にバス効率が低く、これがCPU性能を下げる大きな要因となっていた。
そこで本発明は、出力切り替えに代表されるバスの切り替えにおいて、無駄なサイクルを減らすことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述したように、データ信号を出力するチップが切り替わる際の過渡期状態において、データ信号の電位が、例えば“H”から“L”、あるいは“L”から“H”への変化に際し、この過渡期に2つのチップが同時に出力状態に陥った場合のI/Oセルの電気的破壊を避けるために、Hi−Z期間を設ける必要があった。クロックに同期する回路の場合、1クロック分以上のHi−Z期間を設けていた。データ信号が、“H”から“L”、あるいは“L”から“H”へ変化する場合に、各チップがお互いにドライブを停止することにより、Hi−Z期間を設けていた。
ここで、2つのチップ(チップA,チップBとする)について考えてみる。チップAが半クロック分だけ自己のデータ信号(信号aとする)を出力する一方、チップBが信号aを受ける。そして、信号aについての半クロック分の出力を、このチップBが担当する。信号aは同一のデータ信号、つまり電位レベルが一致する。2つの異なるチップAおよびチップBから、同一レベルの電位の出力を行ってもお互いに電気的な破壊は起きない。
チップBは、信号aを出力した半クロック後に、自己のデータ信号である信号bを出力する。このとき、“H”から“L”、あるいは“L”から“H”への変化が生ずる、あくまで1つのチップBにおいて生じているにすぎない。つまり、2つのチップAおよびチップBが同時に異なった電位を出力することが回避されている。
以上のようにデータ信号の出力を制御すれば、複数のチップが異なる電位のデータ信号を同時に出力する事態を回避することができるので、Hi−Z時間を設ける必要がなくなる。より具体的には、データのリード/ライトを繰り返す動作時に、バス効率が非常に下がるという事態を回避し、その結果としてバス効率を格段に向上することができる。
【0006】
本発明は、以上の知見に基づいており、自己のデータを出力するとともに、他方から出力されるデータの入力を受ける第1のデータ入出力回路および第2のデータ入出力回路と、第1のデータ入出力回路および第2のデータ入出力回路間におけるデータの転送を担うデータ・バスと、を備えたデータ入出力装置において実現される。そして、このデータ入出力装置において、自己のデータの出力が、第1のデータ入出力回路から第2のデータ入出力回路へ連続的に切り替わる場合に、第2のデータ入出力回路は、第1のデータ入出力回路からデータ・バスへ出力されたデータをデータ・バスから取り込み、かつ取り込んだデータをデータ・バスへ出力する。つまり、本発明のデータ入出力装置は、第1のデータ入出力回路から出力されたデータを第1データとすると、例えば、第1のデータ入出力回路が半クロックの期間だけ第1データを出力し、その後の半クロック分の期間は第2のデータ入出力回路が第1データを出力することができる。したがって、第1のデータ入出力回路および第2のデータ入出力回路は、お互いに電気的な破壊を起すことがない。
【0007】
本発明のデータ入出力装置において、第2のデータ入出力回路は、取り込んだデータをデータ・バスへ出力した後に、自己のデータをデータ・バスへ出力する。ここで、第2のデータ入出力回路の自己のデータを第2データとすると、第2のデータ入出力回路は、第1データを出力した後に、第2データを出力することになる。第1データと第2データが異なる電位だとしても、1つのデータ入出力回路における動作であるため、貫通電流の発生という事態を生じない。
【0008】
以上のように、本発明のデータ入出力装置は、出力する回路の切り替えと出力データの切り替えとが同時に発生することを回避している。そして、この回避は、第1のデータ入出力回路および第2のデータ入出力回路が、各々、自己のデータを出力する出力バッファと、他方からのデータを受ける入力バッファと、入力バッファで受けた他方からのデータを出力バッファへ転送する中継ラインと、を備えることによって実現することができる。
中継ラインから転送された他方からのデータは、出力バッファを介してデータ・バスへ出力することができる。つまり、出力バッファは、自己のデータを出力するのみならず、他方のデータ入出力回路から受けたデータをも出力する、2つの機能を有することになる。これは、出力バッファおよび入力バッファを備えている従来からのデータ入出力回路に中継ラインを付加することによって、本発明のデータ入出力装置を実現できることを示唆している。
【0009】
データ入出力回路の具体的適用例として、メモリ・コントローラおよびメモリとから構成されるメモリ・システムが挙げられる。そして本発明は、このメモリ・システムに適用することができる。したがって本発明は、データの読出し・書込み指令を発するメモリ・コントローラと、メモリ・コントローラからの読出し・書込み指令に基づいてデータの読出し・書込みを実行するメモリと、メモリ・コントローラとメモリとを接続するバスと、を備えたメモリ・システムについての適用を提案する。
この提案において、メモリ・コントローラは以下の構成を備えている。すなわち、本発明のメモリ・コントローラは、メモリに書込む書込みデータをバスに対して出力する第1出力バッファと、バスを介してメモリで読出された読出しデータを受ける第1入力バッファと、第1出力バッファに対して書込みデータを転送する第1出力ラインと、第1入力バッファが受けた読出しデータを転送する第1入力ラインと、第1出力ライン上に配置された第1マルチプレクサと、第1入力ラインと第1マルチプレクサとを繋ぐ第1中継ラインと、を備えている。
また、メモリは、読出し・書込みデータを記憶するメモリ・セルと、メモリ・コントローラの読出し指令に基づいてメモリ・セルから読出された読出しデータをバスに対して出力する第2出力バッファと、メモリ・コントローラの第1出力バッファから出力された書込みデータを受ける第2入力バッファと、メモリ・セルからの読出しデータを第2出力バッファに転送する第2出力ラインと、第2入力バッファが受けた書込みデータをメモリ・セルに転送する第2入力ラインと、第2出力ライン上に配置された第2マルチプレクサと、第2入力ラインと第2マルチプレクサとを繋ぐ第2中継ラインと、を備えている。
【0010】
以上のメモリ・システムにおいて、メモリ・コントローラがメモリに対して読出し指令を発すると、メモリは、第2マルチプレクサが第2出力ラインを選択する。そうすると、メモリは、メモリ・セルから読出しデータを読み出す。この読出しデータは、第2出力ラインおよび第2出力バッファを介してバスに出力される。
一方、メモリ・コントローラは、バスを介して第1入力バッファにより当該読出しデータを受ける。その微小時間後に、第1マルチプレクサが第1中継ラインを選択すると、第1入力ライン、第1中継ライン、第1出力ラインおよび第1出力バッファを介して当該読出しデータをバスに出力する。
つまり、本発明のメモリ・システムは、1つの読出しデータを、例えば1クロック期間において、メモリおよびメモリ・コントローラの2つのチップからバスに対して出力することができる。このときに、チップの切り替えが行われるが、出力されるデータが同一の読出しデータであるから、メモリ・コントローラおよびメモリ間で貫通電流が発生することがない。
なお、メモリ・コントローラは、読出しデータをバスに出力した後に、当該読出しデータをバスから取り込み、読出しデータの要求される内部回路に転送する。これで、読出し動作が完了する。
【0011】
以上ではデータの読出し動作について説明したが、書込み動作については以下の通りである。
メモリ・コントローラがメモリに対して書込み指令を発すると、メモリ・コントローラは、第1マルチプレクサが第1出力ラインを選択するとともに、外部から転送された書込みデータを第1出力ラインおよび第1出力バッファを介してバスに出力する。
メモリは、バスを介して第2入力バッファにより当該書込みデータを受ける。
その微小時間後に、第2マルチプレクサが第2中継ラインを選択する。すると、第2入力ライン、第2中継ライン、第2出力ラインおよび第2出力バッファを介して書込みデータをバスに出力する。
つまり、本発明のメモリ・システムは、1つの書込みデータを、例えば1クロック期間において、メモリおよびメモリ・コントローラの2つのチップからバスに対して出力することができる。このときに、チップの切り替えが行われるが、出力されるデータが同一の書込みデータであるから、メモリ・コントローラおよびメモリ間で貫通電流が発生することがない。
なお、メモリは、書込みデータをバスに出力した後に、当該書込みデータをバスから取り込み、メモリ・セルに記憶する。これで、書込み動作が完了する。
【0012】
以上では読出し動作、書込み動作を各々別個に説明した。読出し動作から書込み動作、または書込み動作から読出し動作に切り替わる場合には、以下の通りである。
読出し動作から書込み動作に切り替わる場合には、メモリによる読出しデータの出力、メモリ・コントローラによる当該読出しデータの出力、メモリ・コントローラによる書込みデータの出力、メモリによる当該書込みデータの出力、という順序でデータの出力、チップの切り替えが実行される。
書込み動作から読出し動作に切り替わる場合には、メモリ・コントローラによる書込みデータの出力、メモリによる当該書込みデータの出力、メモリによる読出しデータの出力、メモリ・コントローラによる当該読出しデータの出力、という順序でデータの出力、チップの切り替えが実行される。なお、ここでいう出力の対象はバスである。
以上の通りであり、本発明のメモリ・システムにおいては、メモリ・コントローラおよびメモリの切り替え、ならびに読出しデータおよび書込みデータの切り替えが同時に起こる事態を回避することができる。したがって、Hi−Z期間を設けることなく貫通電流の発生を阻止できる。
【0013】
以上説明したように、本発明は、メモリ・コントローラ、メモリ等の個々のデータ入出力回路がこれまでにない新規な構成を有しており、この構成と特別な制御とが相俟って実現される。
本発明のデータ入出回路は、データ・バスへ出力データを出力する第1のバッファとデータ・バスから転送される入力データを受ける第2のバッファとがデータ・バスに接続された入出力セルと、出力データおよび入力データを保持するデータ保持手段と、データ保持手段に保持された出力データを第1のバッファに転送する出力ラインと、第2のバッファが受けた入力データをデータ保持手段に転送する入力ラインとを備えている。
以上の構成に加えて、本発明のデータ入出力回路は、第2のバッファを介して入力データを出力バッファに転送する中継ラインと、出力ラインおよび中継ラインにおけるデータの転送を選択的に有効とするライン選択手段と、を備える。この中継ラインおよびライン選択手段とを備えることにより、第2のバッファが受けた入力データを、中継ラインおよび第1のバッファを経由してデータ・バスへ出力することを可能としている。
【0014】
本発明のデータ入出力回路は、入出力セルからのデータ出力の可否を制御する出力制御信号を、入出力セルに向けて出力する制御信号生成手段を備える。そして、この制御信号生成手段は、ライン選択手段における選択を制御する選択信号をライン選択手段に向けて出力することができる。そしてこの間に、第2のバッファが受けた入力データを、中継ラインおよび第1のバッファを経由してデータ・バスへ出力することができる。
また制御信号生成手段は、入出力セルからのデータ出力を可能とする出力制御信号を入出力セルに向けて出力し、その出力から所定時間経過した後に中継ラインを選択する選択信号をライン選択手段に向けて出力することができる。
【0015】
以上説明したデータ入出力装置で実現できる新規なデータ入出力方法は、バスを介して互いに他方から出力されるデータの入力を受けるとともに、自己のデータをバスに出力する第1のデータ入出力回路および第2のデータ入出力回路におけるデータ入出力方法であって、第1のデータ入出力回路が自己のデータである第1信号をバスに出力するステップと、第2のデータ入出力回路がバスから第1信号を取り込むステップと、第2のデータ入出力回路が第1信号を前記バスに出力するステップと、を備えている。
そして、引き続いて、第2のデータ入出力回路が自己のデータである第2信号をバスに出力するステップと、第1のデータ入出力回路がバスから第2信号を取り込むステップと、第1のデータ入出力回路が第2信号をバスに出力ステップと、を付加することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明をメモリ・コントローラ10とメモリ20を備えたメモリ・システム1に適用した例を示すブロック図である。
図1において、メモリ・コントローラ10とメモリ20とはデータ・バス30により接続されている。メモリ・コントローラ10には、内部回路(Internal Circuit)40を介してCPU(Central Processing Unit)50が接続されている。
メモリ・コントローラ10は、メモリ20に対してマスタとして位置付けられる。メモリ・コントローラ10は、インプット/アウトプット(I/O)セル11、マルチプレクサ(MUX)14とを備えている。
I/Oセル11は、出力バッファ12および入力バッファ13とを備えている。出力バッファ12はデータ・バス30を介してメモリ20に対してデータを出力するためのバッファであり、入力バッファ13はデータ・バス30を介してメモリ20から転送されるデータを入力するためのバッファである。出力バッファ12には、アウトプット・イネーブル(Output Enable,OE)信号が供給される。本実施の形態では、OE信号が “L"のときにデータ出力が可能な状態となる。OE信号は、制御信号生成手段18にて生成される。
【0017】
出力バッファ12は、MUX14が配置された出力ライン15によって内部回路40に接続される。内部回路40が保持しかつ出力されるデータは、出力ライン15を経由して出力バッファ12からデータ・バス30に向けて出力される。
このデータは、書込みデータ(Write Data)である。
入力バッファ13は、入力ライン16を介して内部回路40に接続される。メモリ20から入力されるデータは、入力バッファ13および入力ライン16を経由して内部回路40に転送される。
入力ライン16とMUX14との間には、中継ライン17が配設されている。
入力バッファ13に入力されたデータは、MUX14が中継ライン17を選択した場合には、入力ライン16、中継ライン17、出力ライン15および出力バッファ12を経由してデータ・バス30に出力することができる。
【0018】
MUX14は、コントロール・セレクト(Control Select,CS)信号によって、出力ライン15または中継ライン17のいずれかを選択する。具体的には、CS信号が、“L”のときに出力ライン15からのデータを選択し、“H”のときに中継ライン17のデータを選択する。CS信号も制御信号生成手段18にて生成される。
制御信号生成手段18は、クロック信号(clock)、チップ・イネーブル信号(chip enable)信号、読出し指示信号(read)および書込み指示信号(write)を生成し、かつこれら信号をメモリ20の制御信号生成手段29に送出する。チップ・イネーブル信号は、読出し動作または書込み動作が行われることを示す信号である。そして、メモリ・コントローラ10におけるOE信号及びメモリ20におけるOE信号は、Chip Enable信号、Write信号及びRead信号の組合せ、あるいは上記にクロックを合わせた組合せによって生成される。
【0019】
メモリ20は、インプット/アウトプット(I/O)セル21、マルチプレクサ(MUX)24およびメモリ・セル28とを備えている。
I/Oセル21は、出力バッファ22および入力バッファ23とを備えている。出力バッファ22はデータ・バス30を介してメモリ・コントローラ10に対してデータを出力するためのバッファであり、入力バッファ23はデータ・バス30を介してメモリ・コントローラ10から転送されるデータを入力するためのバッファである。出力バッファ22には、アウトプット・イネーブル(Output Enable,OE)信号が供給される。メモリ・コントローラ10と同様に、OE信号が“L”のときに、出力バッファ22はデータ出力が可能な状態となる。OE信号は、Chip Enable信号、Write信号及びRead信号の組合せ、あるいは上記にクロックを合わせた組合せによって生成される。
【0020】
出力バッファ22は、MUX24が配置された出力ライン25によってメモリ・セル28に接続される。メモリ・セル28から出力されるデータは、出力ライン25を経由して出力バッファ22からデータ・バス30に向けて出力される。
このデータは、読出しデータ(Read Data)である。
入力バッファ23は、入力ライン26を介してメモリ・セル28に接続される。メモリ・コントローラ10から入力される書込みデータ(Write Data)は、入力バッファ23および入力ライン26を経由してメモリ・セル28に転送される。
入力ライン26とMUX24との間には、中継ライン27が配設されている。
入力バッファ23に入力されたデータは、MUX24が中継ライン27を選択した場合には、入力ライン26、中継ライン27、出力ライン25および出力バッファ22を経由してデータ・バス30に出力することができる。
【0021】
MUX24は、コントロール・セレクト(Control Select,CS)信号によって、出力ライン25または中継ライン27のいずれかを選択する。具体的には、CS信号が、“L”のときに出力ライン25からのデータを選択し、“H”のときに中継ライン27からのデータを選択する。CS信号は、制御信号生成手段29によって生成される。
メモリ・セル28は、転送され書込みデータを記憶する。このデータは、読出し指令がなされると、読出しデータとなる。
【0022】
図2は、メモリ・コントローラ10のメモリ20に対する読出し(Read)から書込み(Write)、さらに読出し(Read)への動作の変化時における、メモリ・コントローラ10内部のI/Oセル11の動作およびMUX14の動作、メモリ20内部のI/Oセル21の動作およびMUX24の動作を示すタイミング・チャートである。以下、このタイミング・チヤートを参照しつつ、本実施の形態における動作を説明する。なお、以下の(a)〜(g)は図2の(a)〜(g)で示される期間の動作を示している。
【0023】
(a)メモリ・コントローラ10から、メモリ20に対して読出し指令を発する。本実施の形態では、チップ・イネーブル信号および読出し指示信号をともに“L”とすることにより、メモリ20の制御信号生成手段29が“L”のOE信号を生成し、出力バッファ22に供給して、I/Oセル21を出力可能状態とする。
(b)メモリ20は、I/Oセル21が出力可能状態になってから半クロック後、MUX24に対するCS信号を“H”から“L”に変化させる。MUX24は、出力ライン25を選択する。したがって、メモリ・セル28に記憶されていたデータが読み出される。この読出しデータは、出力ライン25および出力バッファ22を介して、データ・バス30上に出力される。この読出しデータは、メモリ20にとって、自己のデータである。
このとき、メモリ・コントローラ10のI/Oセル11は、OE信号およびCS信号がともに“H”である。したがって、入力バッファ13は、常にデータ・バス30上のデータを採りこんでいる状態にある。また、MUX14は、中継ライン17を選択している。したがって、中継ライン17に対しては、(b)の期間にデータが確定する。
【0024】
(c)メモリ・コントローラ10からの指示が書込み指令に切り替わる。
メモリ20においては、そのOE信号が“H”となって出力バッファ22が出力不可状態となり、メモリ20からの読出しデータの出力が止まる。
一方、メモリ・コントローラ10のOE信号は“L”となって、出力バッファ12が出力可能状態となる。このときメモリ・コントローラ10のCS信号は“H”であるから、MUX14は中継ライン17を選択している。よって、(b)の期間で確定している読出しデータが、出力ライン15および出力バッファ12を経由してデータ・バス30に出力される。
この読出しデータは、(b)の期間にメモリ20からデータ・バス30に出力された読出しデータと同一である。つまり、(b)の期間にメモリ20からデータ・バス30に出力された読出しデータと電位レベルが一致する。したがって、メモリ・コントローラ10とメモリ20の反応速度が異なっても、貫通電流は発生しない。また、メモリ・コントローラ10とメモリ20の反応速度の違いから、一瞬メモリ20の出力がインアクティブ状態になり、Hi−Z状態になった場合でも、“H”(または“L”)からHi−Zまでは、ミリ秒単位の変移時間を要するので、メモリ・コントローラ10、メモリ20の反応速度の差から生じる時間差に比べて非常に大きいために、データ・バス30上で中間電位(Hi−Z)が現われることはない。
【0025】
以上の通りであり、(b)および(c)の1クロックの間に、メモリ20およびメモリ・コントローラ10から半クロックづつ出力された読出しデータがデータ・バス30上に現われる。
これを(c)の立ち下り部分で、メモリ・コントローラ10が取り込むことによって、読出しの1サイクルが終了する。取り込まれた読出しデータは、入力ライン16を経由して内部回路40に供給される。
【0026】
(d)メモリ・コントローラ10のCS信号が“L”に変わることよって、MUX14が出力ライン15を選択する。そうすると、内部回路40からの書込みデータが、出力ライン15および出力バッファ12を経由してデータ・バス30に出力される。この書込みデータは、メモリ・コントローラ10にとって自己のデータである。
このとき、メモリ20のI/Oセル21のOE信号およびCS信号がともに“H”である。したがって、入力バッファ23は、常にデータ・バス30上のデータを採り込んでいる状態にある。また、MUX24は、中継ライン27を選択している。したがって、中継ライン27に対しては、(d)の期間にデータが確定する。
【0027】
(e)メモリ・コントローラ10からの指示が読出し指令に切り替わる。
メモリ・コントローラ10においては、そのOE信号が“H”となって出力バッファ12が出力不可状態となり、メモリ・コントローラ10からの書込みデータの出力が止まる。
一方、メモリ20のOE信号が“L”となって、出力バッファ22が出力可能状態となる。このときメモリ20のCS信号は“H“であるから、MUX24は中継ライン27を選択している。よって、(d)の期間に確定している書込みデータが、出力ライン25および出力バッファ22を経由してデータ・バス30に出力される。
【0028】
この書込みデータは、(d)の期間にメモリ・コントローラ10から出力された書込みデータと同一である。つまり、(b)の期間にメモリ・コントローラ10からデータ・バス30に出力された書込みデータと電位レベルが一致する。したがって、メモリ・コントローラ10とメモリ20の反応速度が異なっても、貫通電流は発生しない。また、メモリ・コントローラ10とメモリ20の反応速度の違いから、一瞬メモリ20の出力がインアクティブ状態になり、Hi−Z状態になった場合でも、“H”(または“L”)からHi−Zまでは、ミリ秒単位の変移時間を要するので、メモリ・コントローラ10、メモリ20の反応速度の差から生じる時間差に比べて非常に大きいために、データ・バス30上で中間電位(Hi−Z)が現われることはない。
【0029】
(f)I/Oセル21が出力不可状態となってからから半クロック後、MUX24に対するCS信号を“H”から“L”に変化させる。以後は、(b)の期間と同様の動作が行われる。つまり、メモリ・セル28から読出されたデータを、データ・バス30上に出力する。また、メモリ・コントローラ10のMUX14に接続される中継ライン17に対しては、(f)の期間にデータが確定する。
また、図2中の(g)は(c)と同様の動作を行う。
【0030】
以上説明したように、本実施の形態によるメモリ・システム1は、データの読出し動作時には、メモリ・セル28から読み出された読出しデータを、出力ライン25および出力バッファ22を介してデータ・バス30に出力する。一方で、メモリ・コントローラ10は、データ・バス30を介して出力バッファ12によってデータ・バス30上の当該読出しデータを受ける。その後に、入力ライン16、中継ライン17、出力ライン15および出力バッファ12を介して当該読出しデータをデータ・バス30に出力する。
また、データの書込み動作時には、内部回路40から転送された書込みデータを出力ライン15および出力バッファ12を介してデータ・バス30に出力する。一方で、メモリ20は、データ・バス30を介して入力バッファ23により当該書込みデータを受ける。その後に、入力ライン26、中継ライン27、出力ライン25および出力バッファ22を介して当該書込みデータをデータ・バス30に出力する。
つまり、メモリ・システム1は、1つの読出しデータを、1クロック期間において、メモリ20およびメモリ・コントローラ10の2つのチップからデータ・バス30に対して出力することができる。このときに、チップの切り替えが行われるが、出力されるデータが同一の読出しデータであるから、メモリ・コントローラ10およびメモリ20間で貫通電流が発生することがないのである。
【0031】
以上では、メモリ20が1つのメモリ・システム1について説明したが、例えば図3に示すように2つ(あるいは2つ以上)のメモリ20を備えたメモリ・システムに本発明を適用することができる。そしてこの場合、メモリ20同士の動作に本発明のデータ入出力方法を適用することができることは言うまでもない。また、以上説明したものはあくまで本発明における一実施形態であり、本発明を解釈する上で、限定の根拠とはならない。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、出力する回路の切り替えと、出力データの切り替えとが同時に発生することを回避している。したがって、従来のように、Hi−Z期間を設ける必要がないため、バス効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態によるメモリ・システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施の形態によるメモリ・システムの動作を示すタイミング・チャートである。
【図3】 本実施の形態によるメモリ・システムの他の構成例を示すブロック図である。
【図4】 従来のメモリ・システムの動作を示すタイミング・チャートである。
【符号の説明】
1…メモリ・システム、10…メモリ・コントローラ、11…I/Oセル、12…出力バッファ、13…入力バッファ、14…MUX(マルチプレクサ)、15…出力ライン、16…入力ライン、17…中継ライン、18…制御信号生成手段、20…メモリ、21…I/Oセル、22…出力バッファ、23…入力バッファ、24…MUX(マルチプレクサ)、25…出力ライン、26…入力ライン、27…中継ライン、28…メモリ・セル、29…制御信号生成手段、30…データ・バス、40…内部回路、50…CPU
Claims (18)
- 自己のデータを出力するとともに、互いに他方から出力されるデータの入力を受ける第1のデータ入出力回路および第2のデータ入出力回路と、
前記第1のデータ入出力回路および前記第2のデータ入出力回路間における前記データの転送を担うデータ・バスと、を備えたデータ入出力装置であって、
前記データの出力が、前記第1のデータ入出力回路から前記第2のデータ入出力回路へ連続的に切り替える場合に、
前記第2のデータ入出力回路は、前記第1のデータ入出力回路から出力された前記データを取り込み、かつ取り込んだ前記データを前記データ・バスへ出力する状態であることを特徴とするデータ入出力装置。 - 前記第2のデータ入出力回路は、
取り込んだ前記データを前記データ・バスへ出力した後に、
前記自己のデータを前記データ・バスへ出力することを特徴とする請求項1に記載のデータ入出力装置。 - 前記第1のデータ入出力回路および前記第2のデータ入出力回路は、
自己のデータを出力する出力バッファと、
他方からのデータを受ける入力バッファと、
前記入力バッファで受けた前記他方からのデータを前記出力バッファへ転送する中継ラインと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ入出力装置。 - 前記出力バッファは、前記中継ラインから転送された前記他方からのデータを前記データ・バスへ出力することを特徴とする請求項3に記載のデータ入出力装置。
- データの読出し・書込み指令を発するメモリ・コントローラと、
前記メモリ・コントローラからの読出し・書込み指令に基づいてデータの読出し・書込みを実行するメモリと、
前記メモリ・コントローラと前記メモリとを接続するバスと、を備えたメモリ・システムであって、
前記メモリ・コントローラは、
前記メモリに書込む書込みデータを前記バスに対して出力する第1出力バッファと、
前記バスを介して前記メモリで読出された読出しデータを受ける第1入力バッファと、
前記第1出力バッファに対して前記書込みデータを転送する第1出力ラインと、
前記第1入力バッファが受けた前記読出しデータを転送する第1入力ラインと、
前記第1出力ライン上に配置された第1マルチプレクサと、
前記第1入力ラインと前記第1マルチプレクサとを繋ぐ第1中継ラインと、を備え、
前記第1マルチプレクサは、前記第1入力バッファにて受ける前記読出しデータを前記第1出力バッファから前記バスに対して出力する状態とされ、
前記メモリは、
読出し・書込みデータを記憶するメモリ・セルと、
前記メモリ・コントローラの読出し指令に基づいて前記メモリ・セルから読出された前記読出しデータを前記バスに対して出力する第2出力バッファと、
前記メモリ・コントローラの前記第1出力バッファから出力された書込みデータを受ける第2入力バッファと、
前記メモリ・セルからの前記読出しデータを前記第2出力バッファに転送する第2出力ラインと、
前記第2入力バッファが受けた前記書込みデータを前記メモリ・セルに転送する第2入力ラインと、
前記第2出力ライン上に配置された第2マルチプレクサと、
前記第2入力ラインと前記第2マルチプレクサとを繋ぐ第2中継ラインと、を備え、
前記第2マルチプレクサは、前記第2入力バッファにて受ける前記書込みデータを前記第2出力バッファから前記バスに対して出力する状態とされていることを特徴とするメモリ・システム。 - 前記メモリ・コントローラが前記メモリに対して読出し指令を発すると、
前記メモリは、前記第2マルチプレクサが前記第2出力ラインを選択するとともに、前記メモリ・セルから前記読出しデータを読み出して前記第2出力ラインおよび第2出力バッファを介して前記バスに出力し、
前記メモリ・コントローラは、前記バスを介して前記第1入力バッファにより当該読出しデータを受けて出力可能状態となった後に前記第1マルチプレクサが前記第1中継ラインを選択することにより、前記第1入力ライン、前記第1中継ライン、前記第1出力ラインおよび前記第1出力バッファを介して前記読出しデータを前記バスに出力することを特徴とする請求項5に記載のメモリ・システム。 - 前記メモリ・コントローラは、前記読出しデータを前記バスに出力した後に、当該読出しデータを前記バスから取り込むことを特徴とする請求項6に記載のメモリ・システム。
- 前記メモリ・コントローラが前記メモリに対して書込み指令を発すると、
前記メモリ・コントローラは、前記第1マルチプレクサが前記第1出力ラインを選択するとともに、外部から転送された前記書込みデータを第1出力ラインおよび第1出力バッファを介して前記バスに出力し、
前記メモリは、前記バスを介して前記第2入力バッファにより当該書込みデータを受けて出力可能状態となった後に前記第2マルチプレクサが前記第2中継ラインを選択することにより、前記第2入力ライン、前記第2中継ライン、前記第2出力ラインおよび前記第2出力バッファを介して前記書込みデータを前記バスに出力することを特徴とする請求項5に記載のメモリ・システム。 - 前記メモリは、前記書込みデータを前記バスに出力した後に、当該書込みデータを前記バスから取り込むことを特徴とする請求項8に記載のメモリ・システム。
- 前記メモリ・コントローラが前記メモリに対して読出し指令および書込み指令を連続的に発すると、
前記メモリは、前記第2マルチプレクサが前記第2出力ラインを選択するとともに、前記メモリ・セルから前記読出しデータを読み出して前記第2出力ラインおよび第2出力バッファを介して前記バスに出力し、
前記メモリ・コントローラは、前記バスを介して前記第1入力バッファにより当該読出しデータを受けて出力可能状態となった後に前記第1マルチプレクサが前記第1中継ラインを選択することにより、前記第1入力ライン、前記第1中継ライン、前記第1出力ラインおよび前記第1出力バッファを介して前記読出しデータを前記バスに出力し、
前記メモリ・コントローラは、前記第1マルチプレクサが前記第1出力ラインを選択するとともに、外部から転送された当該書込みデータを第1出力ラインおよび第1出力バッファを介して前記バスに出力し、
前記メモリは、前記バスを介して前記第2入力バッファにより当該書込みデータを受けるとともに、所定時間経過後に前記第2マルチプレクサが前記第2中継ラインを選択することにより、前記第2入力ライン、前記第2中継ライン、前記第2出力ラインおよび前記第2出力バッファを介して前記書込みデータを前記バスに出力することを特徴とする請求項5に記載のメモリ・システム。 - データ・バスへ出力データを出力する第1のバッファと前記データ・バスから転送される入力データを受ける第2のバッファとが前記データ・バスに接続された入出力セルと、
前記出力データおよび前記入力データを保持するデータ保持手段と、
前記データ保持手段に保持された前記出力データを前記第1のバッファに転送する出力ラインと、
前記第2のバッファが受けた前記入力データを前記データ保持手段に転送する入力ラインと、
前記第2のバッファを介して前記入力データを前記第1のバッファに転送する中継ラインと、
前記出力ラインおよび中継ラインにおけるデータの転送を選択的に有効とするライン選択手段と、
を備え、
前記ライン選択手段は、前記第2のバッファにて受ける前記入力データを前記第1のバッファから前記データ・バスに対して転送する状態とされていることを特徴とするデータ入出力回路。 - 前記入出力セルからのデータ出力の可否を制御する出力制御信号を、前記入出力セルに向けて出力する制御信号生成手段を備えることを特徴とする請求項11に記載のデータ入出力回路。
- 前記制御信号生成手段は、前記ライン選択手段における選択を制御する選択信号を前記ライン選択手段に向けて出力することを特徴とする請求項12に記載のデータ入出力回路。
- 前記制御信号生成手段が、
前記選択信号を前記ライン選択手段に向けて出力している間に、
前記第2のバッファが受けた前記入力データは、前記中継ラインおよび前記第1のバッファを経由して前記データ・バスへ出力されることを特徴とする請求項13に記載のデータ入出力回路。 - 前記制御信号生成手段は、
前記入出力セルからのデータ出力を可能とする出力制御信号を前記入出力セルに向けて出力し、
出力可能状態となった後に前記中継ラインを選択する選択信号を前記ライン選択手段に向けて出力することを特徴とする請求項14に記載のデータ入出力回路。 - 自己のデータを出力するとともに他方から出力されるデータの入力を受ける第1のデータ入出力回路および第2のデータ入出力回路におけるデータ入出力方法であって、
前記第1のデータ入出力回路が自己のデータである第1信号をバスに出力するステップと、
前記第2のデータ入出力回路が前記バスから前記第1信号を取り込むステップと、
前記第2のデータ入出力回路が前記第1信号を前記バスに出力するステップと、を備えたことを特徴とするデータ入出力方法。 - 前記第2のデータ入出力回路が前記第1信号を前記バスに出力するステップに引き続いて、
前記第2のデータ入出力回路が自己のデータである第2信号を前記バスに出力するステップ、を備えたことを特徴とする請求項16に記載のデータ入出力方法。 - 前記第2信号を前記バスに出力するステップに引き続いて、
前記第1のデータ入出力回路が前記バスから前記第2信号を取り込むステップと、
前記第1のデータ入出力回路が前記第2信号を前記バスに出力するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項17に記載のデータ入出力方法。
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