JP4000233B2 - 半導体記憶装置及びデータバス制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びデータバス制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4000233B2
JP4000233B2 JP15547499A JP15547499A JP4000233B2 JP 4000233 B2 JP4000233 B2 JP 4000233B2 JP 15547499 A JP15547499 A JP 15547499A JP 15547499 A JP15547499 A JP 15547499A JP 4000233 B2 JP4000233 B2 JP 4000233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
bank
data bus
read
write
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15547499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000057769A (ja
Inventor
孝章 鈴木
伸也 藤岡
靖治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP15547499A priority Critical patent/JP4000233B2/ja
Publication of JP2000057769A publication Critical patent/JP2000057769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4000233B2 publication Critical patent/JP4000233B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般の半導体記憶装置に関し、特にクロックに同期して動作する半導体記憶装置、及びその半導体記憶装置のデータバス制御方法に関する。
近年、CPUの高速化に伴って、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体記憶装置では、より高い信号周波数でデータ信号の入出力を行い、データ転送速度の高速化をはかることが要求されている。
【0002】
この要求に応える半導体記憶装置として、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)は、外部からのクロック信号に同期して動作することにより高速な動作を実現している。
【0003】
【従来の技術】
以下、従来の半導体記憶装置として、例えば、SDRAMのデータバス制御方法について説明する。
図1は、SDRAMのメモリセル周辺の回路構成の一例を示す。図1の回路は、容量201とNMOSトランジスタ202から212、223、224とPMOSトランジスタ213、221、222を含む。PMOSトランジスタ221及び222と、NMOSトランジスタ223及び224は、センスアンプ220を構成している。
【0004】
メモリセル(記憶セル)である容量201には、1ビットのデータが記憶される。容量201に記憶されているデータをデータバスDBおよび/DB上に読み出す動作を、図1の構成に従って説明する。
外部からクロック信号(CK及び/CK)、コントロール信号(RまたはW、この場合はR)、アドレス信号(ローアドレス、コラムアドレス)が入力される。コントロール信号(R)は内部でデコードされ、その結果に応じて、ローアクセスのための/RASコマンド、及びコラムアクセスのための/CASコマンドが生成される。/RASコマンドは、SDRAM内のコア回路から1つのロー系のメモリブロック、即ち、特定のワード線を選択する。/CASコマンドは、選択されたワード線の中から特定のコラム、即ちセンスアンプ220を選択する。尚、コア回路は、メモリセル201がロー及びコラム方向に関してアレイ状に配置されたものであり、各コラム毎にセンスアンプ220が設けられている。従って、センスアンプ220には、選択されたワード線に対応するメモリセルのデータが取り込まれる。
【0005】
/RASコマンドが入力されると、ビット線トランスファー信号BLT0がLOWとなり(この時、BLT1はHIGHになっておりNMOSトランジスタ203及び204は導通状態にある。)、ビット線BL及び/BLがセンスアンプ220に接続される。同時にプリチャージ信号PRをLOWに落とし、ビット線BLのリセット状態を解除する。
【0006】
サブワード線選択信号SWを選択し、HIGHにすることで特定のワード線を選択する。これにより、セルゲートであるNMOSトランジスタ202が導通し、容量201のデータがビット線BLに読み出される。
次にセンスアンプ220を駆動するためにセンスアンプ駆動信号SA1及びSA2がアクティブになり、NMOSトランジスタ212及びPMOSトランジスタ213が導通する。この状態で、ビット線BL及び/BL上のデータは、NMOSトランジスタ203及び204を介して、センスアンプ220に読み込まれる。センスアンプ220が駆動することにより、ビット線BL及び/BL上のデータが増幅されて振幅が増大する。
【0007】
次に/CASコマンドに対応してコラム線選択信号CLがHIGHになり、特定のコラムを選択する。選択されたコラムゲートであるNMOSトランジスタ210及び211が導通し、増幅されたビット線BL及び/BL上のデータがデータバスDBおよび/DBに読み出される。
その後、プリチャージコマンドが入力されると、適切なタイミングでプリチャージ信号PRがHIGHになり、NMOSトランジスタ207、208、209が導通し、ビット線BL及び/BLが所定の電位VPRにプリチャージされる。これにより、ビット線BL及び/BLがリセットされ、次のコントロール信号(RまたはW)に備えることができる。
【0008】
一方、データ書込みの場合は、上記読出しの動作とは逆の手順を経て、データバスDBおよび/DB上のデータが容量201に記憶される。
図2から図8では、従来のSDRAMにおけるデータの読出し処理、及び書込み処理について説明する。
図2は、従来のSDRAMにおいて(この場合はシングルバンク構成、またはマルチバンク構成の同一バンクにおいて)、連続してデータの読出し処理を実行した場合のタイミングチャートを示す。尚、コントロール信号としての読出しコマンドR0、R1、R2は、それぞれ異なるワード線を選択する読出し信号とする。
【0009】
例えば、あるバンク内において、異なったローアドレス(異なったワード線)のデータを読み出すには、このワード線が選択するメモリセルからのデータをビット線BL及び/BLに新たに読み出す必要があり、更に予めビット線BL及び/BLをプリチャージしておく必要がある。従って、この場合には、少なくとも読出しコマンドを入力可能な時間間隔tRC(例えば、tRC=22ns)をあけて、読出しコマンドR0、R1、R2を入力する。また、読出しコマンドにより読み出されるデータは、例えば、読出しコマンドR0を入力してからデータが出力するまでの時間(アクセスタイム)tRAC=32nsの経過後、出力される。即ち、コマンドデコード、図1に示すメモリセル周辺の回路動作、センスアンプ動作等の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0010】
図3は、従来のSDRAMにおいて(この場合はシングルバンク構成、またはマルチバンク構成の同一バンクにおいて)、連続してデータの書込み処理を実行した場合のタイミングチャートを示す。尚、コントロール信号としての書込みコマンドW0、W1、W2は、それぞれ異なるワード線を選択する書込み信号とする。
【0011】
例えば、あるバンク内において、異なったローアドレス(異なったワード線)にデータを書き込むには、予めビット線BL及び/BLをプリチャージしておく必要があり、更にこのワード線が選択するメモリセルにビット線BL及び/BL上のデータを書き込む必要がある。従って、この場合には、少なくとも書込みコマンドを入力可能な時間間隔tWC(例えば、tWC=32ns)をあけて、書込みコマンドW0、W1、W2を入力し、更に少なくとも書込みデータを入力可能な時間間隔tWR(例えば、tWR=22ns)をあけて、書込みデータD01及びD02と、D11及びD12と、D21及びD22を入力する。
【0012】
図4は、従来のSDRAMにおいて(この場合はシングルバンク構成、またはマルチバンク構成の同一バンクにおいて)、データの読出し処理を実行後、続けて書込み処理を実行した場合のタイミングチャートを示す。
この場合、読出しコマンドR0により読み出されるデータQ01及びQ02は、図2と同様に、例えば、読出しコマンドR0を入力してからデータが出力するまでの時間(アクセスタイム)tRAC=32nsの経過後、出力される。従って、書込みコマンドW0及び書込みデータD01、D02は、読出しコマンドR0による読出し処理が終了後、入力可能となる。
【0013】
図5は、従来のSDRAM(この場合はシングルバンク構成)において、データの書込み処理を実行後、続けて読出し処理を実行した場合のタイミングチャートを示す。
この場合、後から入力する読出しコマンドR0は、図3と同様に、少なくとも次のコマンドを入力可能な時間間隔tWC(例えば、tWC=32ns)と時間間隔tWR(例えば、tWR=22ns)をあけて、入力する。また、読出しコマンドR0により読み出されるデータQ01及びQ02は、図2と同様に、例えば、読出しコマンドR0を入力してからデータが出力するまでの時間(アクセスタイム)tRAC=32nsの経過後、出力される。
【0014】
図6は、従来のSDRAM(この場合はマルチバンク構成)において、他バンクに対してデータの読出し処理を繰り返し実行した場合のタイミングチャートを示す。尚、コントロール信号としての読出しコマンドRa、Rb、Rc、Rdは、それぞれバンクa、b、c、dに対する読出しコマンドとする。
例えば、他のバンクのデータを繰り返し読み出す場合、即ち、他のバンクのメモリセルからのデータをビット線BL及び/BLに読み出す場合には、各バンクが独立して動作するため、連続して読出しコマンドRa、Rb、Rc、Ra、Rdを入力することができる。この場合、読出しコマンドにより読み出されるデータは、例えば、読出しコマンドR0を入力してからデータが出力するまでの時間(アクセスタイム)tRAC=32nsの経過後、出力される。即ち、コマンドデコード、図1に示すメモリセル周辺の回路動作、センスアンプ動作等の要因により、読出しデータ出力までにレイテンシーが発生する。但し、読出しコマンドRaの入力後、再度読出しコマンドRaを入力する場合(図6では、1回目の読出しと4回目の読出しに相当)は、少なくとも時間間隔tRC(例えば、tRC=22ns)をあける必要がある。
【0015】
図7は、従来のSDRAM(この場合はマルチバンク構成)において、他バンクに対してデータの書込み処理を繰り返し実行した場合のタイミングチャートを示す。尚、コントロール信号としての書込みコマンドWa、Wb、Wc、Wdは、それぞれバンクa、b、c、dに対する書込みコマンドとする。
例えば、他のバンクにデータを繰り返し書き込む場合には、各バンクが独立して動作するため、連続して書込みコマンドWa、Wb、Wc、Wa、Wdを入力することができる。この場合、書込みコマンドWa、Wb、Wc、Wa、Wdと共に書込みデータを順次入力する。但し、書込みコマンドWaの入力後、再度書込みコマンドWaを入力する場合(図7では、1回目の書込みと5回目の書込みに相当)は、少なくとも時間間隔tWC(例えば、tWC=32ns)をあける必要がある。
【0016】
図8は、従来のSDRAM(この場合はマルチバンク構成)において、他バンクに対してデータの書込み処理、及び読出し処理を繰り返し実行した場合のタイミングチャートを示す。
この場合のデータの書込み処理、及び読出し処理は図6及び図7の処理を組み合わせたものであり、先に入力されたコマンドの処理が終了後、次のコマンドに対応する処理を実行している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、図2、図3、図4、及び図5のような処理を行う従来の半導体記憶装置(シングルバンク構成、またはマルチバンク構成の同一バンク)において、同一のローアドレス(同一のワード線)のデータを連続して読み出す場合には、異なるコラムを順次選択することで異なるコラムアドレスのデータを順次読出し可能である。同様に、同一のローアドレス(同一のワード線)のデータを連続して書き込む場合には、異なるコラムを順次選択することで異なるコラムアドレスにデータを順次書込み可能である。
【0018】
しかしながら、図2に示すように、連続してデータの読出し処理を実行する場合には、読出しコマンドR0を入力してから、少なくとも時間間隔tRC(例えば、tRC=22ns)を経過するまで、次の読出しコマンドR1を入力できない。また、読出しコマンドR0により読み出されるデータQ01、Q02は、読出しコマンドR0を入力してから、例えば、時間tRAC=32nsの経過後に出力される。即ち、レイテンシーが発生し、この間、読出し処理によりデータバスが専有される。
【0019】
また、図3に示すように、連続してデータの書込み処理を実行する場合には、書込みコマンドW0を入力してから、少なくとも時間間隔tWC(例えば、tWC=32ns)を経過するまで、次の書込みコマンドW1を入力できない。更に書込みデータD01及びD02を入力後、少なくとも時間間隔tWR(例えば、tWR=22ns)を経過するまで、書込みデータD11及びD12を入力できない。即ち、この間は、書込み処理によりデータバスが専有される。
【0020】
また、図4に示すように、データの読出し処理を実行後、続けて書込み処理を実行する場合、読出しコマンドR0を入力してから、例えば、時間tRAC=32nsの経過後に、読出しデータQ01、Q02が出力されるまで、次の書込みコマンドW1を入力できない。即ち、この間は、読出し処理によりデータバスが専有される。
【0021】
また、図5に示すように、データの書込み処理を実行後、続けて読出し処理を実行した場合には、書込みコマンドW0を入力してから、少なくとも時間間隔tWC(例えば、tWC=32ns)を経過するまで、且つ書込みデータD01及びD02を入力後、少なくとも時間間隔tWR(例えば、tWR=22ns)を経過するまで、次の読出しコマンドR0を入力できない。即ち、この間は、書込み処理によりデータバスが専有される。
【0022】
上記、図2から図5に示す様に、読出しデータ間で大きな時間間隔が生じてしまうことは、即ち、データバスが前処理に専有されてしまうことは、高速なデータ読出し処理、及び高速なデータ書込み処理を実現する際の阻害要因となっていた。
一方、図6、図7、及び図8のような処理を行う従来の半導体記憶装置(マルチバンク構成)において、他のバンクのデータを繰り返し読み出す場合には、各バンクが独立して動作するため、連続して読出しコマンドRa、Rb、Rc、Ra、Rdを入力することができる。また、他のバンクにデータを繰り返し書き込む場合にも、同様の理由から、連続して書込みコマンドWa、Wb、Wc、Wa、Wdを入力することができる。
【0023】
しかしながら、図6に示すように、他バンクに対してデータの読出し処理を繰り返し実行した場合には、読出しコマンドRa、Rb、Rc、Ra、Rdにより読み出される各データは、各読出しコマンドを入力してから、例えば、時間tRAC=32nsの経過後に出力される。即ち、読出しコマンドRaを入力してから最後の読出しデータDa1、Da2が出力されるまでの間、読出し処理によりデータバスが専有される。
【0024】
また、図7に示すように、他バンクに対してデータの書込み処理を繰り返し実行した場合には、最初の書込みコマンドWaを入力してから、最後の書込みコマンドWaを入力後少なくとも時間間隔tWC(例えば、tWC=32ns)を経過するまで、且つ書込みデータD01及びD02を入力後、少なくとも時間間隔tWR(例えば、tWR=22ns)を経過するまで間、書込み処理によりデータバスが専有される。
【0025】
また、図8に示すように、他バンクに対してデータの書込み処理、及び読出し処理を繰り返し実行した場合には、最初の書込みコマンドWaを入力してから、最後の読出しデータDc1、Dc2が出力されるまでの間、書込み処理及び読出し処理によりデータバスが専有される。
上記、図6から図8の処理を行う従来の半導体記憶装置は、図2から図5の処理を行う従来の半導体記憶装置と比較すると、高速な処理が可能であるが、各処理にデータバスが専有されるため、高速なデータ読出し処理、及び高速なデータ書込み処理を実現する際の阻害要因となっていた。
【0026】
本発明は、データバスの占有率の向上を実現させ、高速処理を実現する半導体記憶装置及びその半導体記憶装置のデータバス制御方法を提供する。
【0027】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明の半導体記憶装置は、少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバス(実施例の外部データバスに相当)に接続された複数のバンクを有する半導体記憶装置において、前記バンクは、前記第1のデータバスに接続し、各バンクに対してそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスと、各バンクに供給されるコマンドによって示される情報に対応して、各バンクへの第2のデータバスからのデータ入力処理を含む書込み処理又は各バンクからの第2のデータバスへのデータ出力処理を含む読出し処理を制御する制御部と、を有し、前記制御部はデータ読出し処理実行中の第1のデータバスの空白期間を利用してデータ書込み処理を実行することを特徴とする。
【0028】
また、本発明のデータバス制御方法は、少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有し、かつ、各バンクは前記第1のデータバスに接続し、各バンクに対してそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを有する半導体記憶装置のデータバス制御方法において、コマンドを受信するステップ(a)と、各バンク毎にコマンドに応じた各バンクへの第2のデータバスからのデータ入力処理を含む書込み処理又は各バンクからの第2のデータバスへのデータ出力処理を含む読出し処理を制御し、データ読出し処理実行中の第1のデータバスの空白期間を利用してデータ書込み処理を実行するステップ(b)とを有する。
【0029】
従来の半導体記憶装置において、読出しコマンドにより読み出されるデータは、読出しコマンドを入力してから、データが出力するまでの時間tRAC=32ns(アクセスタイム)の経過後に出力される(図2、図4、図5、図6、図8参照)。即ち、コマンドデコード、図1に示すメモリセル周辺の回路動作、及びセンスアンプ動作等の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。このレイテンシーの期間は、外部データバス上にデータが伝送されていないにもかかわらず、即ち、データの空白期間が存在しているにもかかわらず、読出し処理によりデータバスが専有される。これは、コア回路を制御する制御部が、必ずしもバンク毎に存在していないことが要因としてあげられる。例えば、読出しコマンドが入力された場合に、制御部による制御がその読出し処理に専有されてしまう。
【0030】
そこで、本発明の半導体記憶装置は、上記のように各バンクの制御部は、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を専有しないように、各バンク毎にデータ入出力を制御し、データバスの占有率の向上を実現させる。具体的には、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を利用して、データ書込み処理を実行可能とする。
【0031】
更にデータ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を利用してデータ書込み処理を実行すると、データ読出し処理に要する時間で、書込み及び読出しの両方の処理が実現できる。即ち、本発明の半導体記憶装置にてデータ読出し処理及びデータ書込み処理を実行する場合、トータルの処理時間が短縮可能となる。上記構成の半導体記憶装置は、例えば、下記に示すデータバスを有する構成とし、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を専有しないように、各バンク毎にデータ入出力を制御する。
【0032】
上記構成において、各バンクから外部端子(第1のデータバスとの接続点)までの第2のデータバス(実施例の周辺データバスに相当)は、バンク毎に分離する構成とすることができる。
上記構成において、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を利用して、データ書込み処理を実行するということは、即ち、あるバンクにてデータ読み出し処理を実行中に、他のバンクでデータ書込み処理を並列的に実行することを意味する。この場合、例えば、周辺データバスが全てのバンクの共通バスとして接続されていると、読出し及び書込みの際のデータの入出力制御が大変難しくなる。そこで、周辺データバスをバンク毎に分離することにより、制御部は各バンク毎に独立した周辺データバスを選択的に指定でき、データバスの調停が容易になるという効果が得られる。
【0033】
また、上記構成の半導体記憶装置において、前記周辺データバスは、更に書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離する構成とすることができる。
バンク毎に分離した周辺データバスを、更に書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離することにより、上記の半導体記憶装置と同様の効果が得られると共に、より細かいレベルでバスの調停が可能となる。
【0034】
また、上記構成の半導体記憶装置において、各バンク内のコアデータバスは、書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離する構成とすることができる。 各バンク内のコアデータバスを書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離することにより、上述した同様と同様の効果が得られる。
また、上記課題を解決するため、本発明の半導体記憶装置は、少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバス(実施例の外部データバスに相当)に接続された複数のバンクを有する半導体記憶装置において、前記バンクは、前記第1のデータバスに接続し、各バンクに対してそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスと、各バンクに供給されるコマンドによって示される情報に対応して、各バンクへの第2のデータバスからのデータ入力処理を含む書込み処理又は各バンクからの第2のデータバスへのデータ出力処理を含む読出し処理を制御する制御部と、を有し、あるバンクの制御部が読出しコマンドに応じたデータ読出し処理を実行している間に、他のバンクの制御部は書込みコマンドとそれに対応するデータを前記第2のデータバスから取り込むように制御し、書込み処理の実行を開始することを特徴とする。
【0035】
また、本発明のデータバス制御方法は、少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有し、かつ、各バンクは前記第1のデータバスに接続し、各バンクに対してそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを有する半導体記憶装置のデータバス制御方法において、
コマンドを受信するステップ(a)と、
各バンク毎にコマンドに応じた各バンクへの第2のデータバスからのデータ入力処理を含む書込み処理又は各バンクからの第2のデータバスへのデータ出力処理を含む読出し処理を制御し、あるバンクの制御部が読出しコマンドに応じたデータ読出し処理を実行している間に、他のバンクの制御部は書込みコマンドとそれに対応するデータを前記第2のデータバスから取り込むように制御し、書込み処理の実行を開始するステップ(b)とを有することを特徴とする。この構成により、読出し及び書込みコマンドの順番は何ら制約を受けることなく任意に配列させることができる。つまり、読出しコマンドと書込みコマンドの順番を任意に設定できる。
【0036】
上記構成において、第1のデータバスを書込みデータ転送用と読出しデータ転送用に分離する構成とすれば、書込みデータ転送用データバスに書込みデータが存在する一方で、同時に読出しデータ転送用データバスに読出しデータを存在させることができ、読出しコマンドと書込みコマンドの順番を任意に設定できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を専有しないようにデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現させる共に、高速処理を実現する半導体記憶装置の第1〜第3の実施例を、図面に基づいて説明する。また、その半導体記憶装置によるデータバス制御方法も併せて説明する。
【0038】
図9は、本発明の半導体記憶装置の第1の実施例を示す。本実施例の半導体記憶装置は、コマンド入力部1とアドレス入力部2とコマンドデコード部3とバンク4とバンク24とシリアル/パラレル変換部5とパラレル/シリアル変換部6とデータ入出力部7とを含み、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間(レイテンシー)を専有しないように、データ入出力を制御する。具体的には、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間を利用して、データ書込み処理を実行する。
【0039】
本実施例のメモリセルは、例えば、DRAM型のセル構造を有し、マトリクス状にメモリセルを敷きつめたセルマトリクス(コア回路)が、複数のバンク単位に分割されている。バンク毎に分割されたセルマトリクスは、複数のメモリセルがロー及びコラム方向に配置された各メモリセルアレイ部(図9のメモリセルアレイ部12、32等)を形成する。各メモリセルアレイ部では、コラム毎にセンスアンプを有する。
【0040】
上記、半導体記憶装置を構成する各部について説明する。コマンド入力部1は、外部からのコマンド、例えば、読出しコマンド、書込みコマンド等を入力する。アドレス入力部2は、外部からのメモリアドレスを入力する。コマンドデコード部3は、外部からのコマンドをデコードして後述する各バンクの制御部に通知する。シリアル/パラレル変換部5は、外部データバス300からデータ入出力部7を介して入力されたシリアル入力の書込みデータをパラレルデータに変換して各バンクに通知する。パラレル/シリアル変換部6は、各バンクから読み出されたパラレルデータをシリアルデータに変換し、データ入出力部7を介して外部データバス300に出力する。シリアル/パラレル変換部5及びパラレル/シリアル変換部6と各バンク4、24とは周辺バス200で共通に接続されている。また、バンク4の入出力データラッチ部14とセンスアンプ部13とはコアデータバス400で接続され、またバンク24の入出力データラッチ部24とセンスアンプ部33とはコアデータバス440で接続されている。
【0041】
また、本実施例の主要部を構成する各バンク(バンク4、バンク24等に相当)の内、例えば、バンク4は、アドレス入力部2からのアドレスをデコードし、該バンクに対応するアドレスをラッチするアドレスラッチ部9と、該アドレスに対応するロー系のメモリセルを選択するための、例えば、ワード線選択信号等を生成するローデコード部11と、そのワード線選択信号により選択されるメモリセルアレイ部12内のメモリセルのデータを受け取り、個々に保持する複数のセンスアンプ13と、複数のセンスアンプ13の中から特定のセンスアンプに保持されているデータを選択するための、例えば、コラム線選択信号等を生成するコラムデコード部10と、コラム線選択信号にて選択された読出しデータ及び外部からの書込みデータをそれぞれラッチする入出力データラッチ部14と、デコードされたコマンド状態を記憶し、バンク4内の前記各部にて独立して実行されるデータ読出し処理及びデータ書込み処理を制御する制御部8から構成される。尚、図9に示す本実施例では、説明の便宜上、バンク4とバンク24とを図示するが、半導体記憶装置内のバンクはこれに限らず、記憶容量に応じたバンク数となる。また、バンク24内の制御部28、アドレスラッチ部29、コラムデコード部30、ローデコード部31、メモリセルアレイ部32、センスアンプ部33、及び入出力データラッチ部34は、先に説明した上記各部と同様のため説明を省略する。
【0042】
上記、本実施例の半導体記憶装置が、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間、即ち、レイテンシーを利用して、データ書込み処理を実行する種々の動作を、タイムチャート(図17から図23)に基づいて具体的に説明する。尚、本実施例のメモリセル周辺の回路構成は、先に説明した図1と同様である。
【0043】
図17は、あるバンク(例えば、バンク4とする)にて実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間を利用して、同一バンクに対してデータ書込み処理を実行する場合のタイミングチャートを示す。尚、コントロール信号としての読出しコマンドR0及び書込みコマンドW0は、それぞれ同一バンクに対するコマンドとする。
【0044】
例えば、バンク4内のメモリセルアレイ部12に記憶されているデータを読み出すには、特定のワード線が選択するメモリセルからのデータをビット線BL及び/BLに新たに読み出す必要がある。読み出されるデータQ01、Q02は、所定の間隔時間、例えば、読出しコマンドR0をクロックの変化点0で取り込んでからデータが出力するまでの時間(アクセスタイム)tRAC=32nsの経過後、外部データバス300に出力される(Timing assumes DL=4 )。即ち、コマンドデコード(コマンドデコード部3の動作に相当)、図1に示すメモリセル周辺の回路動作(アドレスラッチ部9、制御部8、コラムデコード部10、ローデコード部11、及びメモリセルアレイ部12の動作に相当)、及びセンスアンプ13の動作等の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0045】
更に次のコマンドが入力される前にビット線BL及び/BLをプリチャージしておく必要がある。そのため、読出しコマンドをクロックの変化点0で取り込んでから、少なくとも、例えば、時間間隔tRC=22nsをあけて、次のコマンドを入力する。このように、読出しコマンド継続中に同一バンクに対する次のコマンドを受け付けないバス制御方法が実現できる。
【0046】
従って、本実施例では、時間間隔tRC=22nsをあけて、クロックの変化点6で、次の書込みコマンドW0を取り込み、続けて書込みデータD01、D02を取り込む。従来の半導体記憶装置では、必ずしも制御部がバンク毎に存在するわけではなく、制御部は、制御する処理(読出し、書込み等)毎に、データバスを時分割にして使用している。即ち、読出し処理継続中(読出しデータQ01、Q02が出力されるまで)は、データバスがその処理に専有される。しかしながら、本実施例では、制御部が各バンクに含まれており、例えば、読出しデータQ01、Q02が外部に出力される前(読出し処理継続中)であっても、制御部4が周辺データバスとしての入出力データラッチ部14、シリアル/パラレル変換部5、パラレル/シリアル変換部6、及びデータ入出力部7を制御して、データ書込み処理を実行する。具体的には、クロックの変化点6〜8の外部データバス300の空白期間に、データ入出力部7の入力バッファをイネーブルとし、シリアル/パラレル変換部5の出力をON状態とし、逆にパラレル/シリアル変換部6の出力をOFF状態とし、入出力データラッチ部14に書込みデータD01、D02をラッチし、メモリセルアレイ部12に対するデータ書込み処理を実行する。
【0047】
このように、本実施例では、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間(レイテンシー)を専有しないように、各制御部にてデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現できる。更にデータ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間を利用してデータ書込み処理を実行すると、データ読出し処理に要する時間で、書込み及び読出しの両方の処理が実行できる。即ち、データ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。
【0048】
図18は、例えば、バンクaとバンクbにて連続してデータ読出し処理を実行し、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバスの空白期間を利用して、他のバンク(例えば、バンクcとする)に対してデータ書込み処理を実行する場合のタイミングチャートを示す。
例えば、バンクaに対する読出しコマンドRaとバンクbに対する読出しコマンドRbが連続して入力されると、本実施例の半導体記憶装置は、それらのコマンドをそれぞれクロックの変化点0と2で取り込む。この場合も、図17と同様にバンクa、b内のメモリセルアレイ部に記憶されているデータを読み出すには、特定のワード線が選択するメモリセルからのデータをビット線BL及び/BLに新たに読み出す必要がある。読み出されるデータQa1、Qa2、Qb1、Qb2は、所定の間隔時間、例えば、読出しコマンドRa、Rbを取り込んでからデータが出力するまでの時間(アクセスタイム)tRAC=32nsの経過後、外部のデータバスに出力される(Timing assumes DL=4 )。即ち、図17と同様の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0049】
但し、図18では、異なるバンクに対してデータ読出し処理、及びデータ書込み処理を実行するため、図17に示す同一バンクに対する処理と異なり、次のコマンドが入力される前にビット線BL及び/BLは予めプリチャージしてある。そのため、読出しコマンドをクロックの変化点0で取り込んでから、すぐに連続して次のコマンドが入力可能となる。
【0050】
従って、本実施例では、最初にクロックの変化点0で読出しコマンドRaを取り込み、続いて変化点2で読出しコマンドRbを取り込み、最後に変化点4で書込みコマンドWcを取り込み、その後書込みデータDc1、Dc2を取り込む。従来の半導体記憶装置では、先の説明と同様に、必ずしも制御部がバンク毎に存在するわけではなく、制御部は、制御する処理(読出し、書込み等)毎に、データバスを時分割にして使用している。即ち、読出し処理継続中(読出しデータQa1、Qa2、Qb1、Qb2が出力されるまで)は、書込み処理を行うバンクが異なる場合でも、データバスがその読出し処理に専有される。しかしながら、本実施例では、制御部が各バンクに含まれており、例えば、読出しデータが外部に出力される前(読出し処理継続中)であっても、バンクcの制御部が周辺データバスとしての、バンクcの入出力データラッチ部、シリアル/パラレル変換部5、パラレル/シリアル変換部6、及びデータ入出力部7を制御して、データ書込み処理を実行する。具体的には、クロックの変化点4〜6の外部データバス300の空白期間に、データ入出力部7の入力バッファをイネーブルとし、シリアル/パラレル変換部5の出力をON状態とし、逆にパラレル/シリアル変換部6の出力をOFF状態とし、バンクcの入出力データラッチ部に書込みデータDc1、Dc2をラッチし、バンクcのメモリセルアレイ部に対するデータ書込み処理を実行する。
【0051】
このように、本実施例では、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間(レイテンシー)を専有しないように、各制御部にてデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現できる。更にデータ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。このようにして、データ読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行するバス制御方法を実現できる。
【0052】
図19は、例えば、バンクaにてデータ読出し処理を実行し、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間を利用して、他のバンク(例えば、バンクbとバンクcとする)に対して連続してデータ書込み処理を実行する場合のタイミングチャートを示す。
例えば、バンクaに対する読出しコマンドRaが入力されると、本実施例の半導体記憶装置は、そのコマンドをクロックの変化点0で取り込む。この場合も、図17と同様にバンクa内のメモリセルアレイ部に記憶されているデータを読み出すには、特定のワード線が選択するメモリセルからのデータをビット線BL及び/BLに新たに読み出す必要がある。読み出されるデータQa1、Qa2は、所定の間隔時間の経過後、外部データバス300に出力される(Timing assumes DL=4 )。即ち、図17と同様の要因により読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0053】
但し、図19では、異なるバンクに対してデータ読出し処理及びデータ書込み処理を実行するため、図18の説明と同様に、読出しコマンドRaをクロックの変化点0で取り込んでから、すぐに連続して次のコマンドが入力可能となる。
従って、本実施例では、最初にクロックの変化点0で読出しコマンドRaを取り込み、続いて変化点2で書込みコマンドWbと書込みデータDb1、Db2を取り込み、最後に変化点4で書込みコマンドWcと書込みデータDc1、Dc2を取り込む。従来の半導体記憶装置では、先の説明と同様に、読出し処理継続中(読出しデータQa1、Qa2が出力されるまで)は、書込み処理を行うバンクが異なる場合でも、データバスがその読出し処理に専有される。しかしながら、本実施例では、制御部が各バンクに含まれており、例えば、読出しデータQa1、Qa2が外部に出力される前(読出し処理継続中)であっても、バンクbとバンクcの制御部が周辺データバスとしての、それぞれの入出力データラッチ部、シリアル/パラレル変換部5、パラレル/シリアル変換部6、及びデータ入出力部7を個々に制御して、それぞれデータ書込み処理を実行する。具体的には、クロックの変化点2〜6の外部データバスの空白期間に、データ入出力部7の入力バッファをイネーブルとし、シリアル/パラレル変換部5の出力をON状態とし、逆にパラレル/シリアル変換部6の出力をOFF状態とし、それぞれ(バンクbとバンクc)の入出力データラッチ部に書込みデータDb1、Db2と書込みデータDc1、Dc2とをラッチし、それぞれのメモリセルアレイ部に対するデータ書込み処理を実行する。
【0054】
このように、本実施例では、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間(レイテンシー)を専有しないように、各制御部にてデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現できる。更にデータ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。このようにして、データ読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行するバス制御方法を実現できる。
【0055】
図20は、例えば、バンクaにてデータ書込み処理を実行し、続けてバンクb及びバンクcにてデータ読出し処理を実行し、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間を利用して、他のバンク(例えば、バンクdとする)に対してデータ書込み処理を実行する場合のタイミングチャートを示す。
【0056】
例えば、バンクaに対する書込みコマンドWaが入力されると、本実施例の半導体記憶装置は、そのコマンドをクロックの変化点0で取り込む。
続けてバンクbとバンクcに対する読出しコマンドRb、Rcが入力されると、本実施例の半導体記憶装置は、それらのコマンドをそれぞれクロックの変化点2、4で取り込む。この場合も、図17と同様にバンクb、c内のメモリセルアレイ部に記憶されているデータを読み出すには、特定のワード線が選択するメモリセルからのデータをビット線BL及び/BLに新たに読み出す必要がある。読み出されるデータQb1、Qb2、Qc1、Qc2は、所定の間隔時間の経過後、外部データバス300に出力される(Timing assumes DL=4.5 )。即ち、図17と同様の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0057】
但し、図20でも、異なるバンクに対してデータ読出し処理及びデータ書込み処理を実行するため、図18の説明と同様に、書込みコマンドWaをクロックの変化点0で取り込んでから、すぐに連続して次のコマンドが入力可能となる。
従って、本実施例では、最初にクロックの変化点0で書込みコマンドWaと書込みデータDa1、Da2を取り込み、続いて変化点2で読出しコマンドRbを取り込み、続いて変化点4で読出しコマンドRcを取り込む。しかし、最後の書込みコマンドWdと書込みデータDd1、Dd2に関しては、図示していない先の読出しコマンドに対応する読出しデータQc1、Qc2、Qd1、Qd2がデータバスを専有しているため、その読出し終了後、変化点8で書込みコマンドWdと書込みデータDd1、Dd2を取り込む。従来の半導体記憶装置では、先の説明と同様に、読出し処理継続中(読出しデータQb1、Qb2、Qc1、Qc2が出力されるまで)は、書込み処理を行うバンクが異なる場合でも、データバスがその読出し処理に専有される。しかしながら、本実施例では、制御部が各バンクに含まれており、例えば、読出しデータQb1、Qb2、Qc1、Qc2が外部に出力される前(読出し処理継続中)であっても、バンクdの制御部が周辺データバスとしての、バンクdの入出力データラッチ部、シリアル/パラレル変換部5、パラレル/シリアル変換部6、及びデータ入出力部7を個々に制御して、バンクdのデータ書込み処理を実行する。具体的には、クロックの変化点8〜10の外部データバス300の空白期間に、データ入出力部7の入力バッファをイネーブルとし、シリアル/パラレル変換部5の出力をON状態とし、逆にパラレル/シリアル変換部6の出力をOFF状態とし、バンクdの入出力データラッチ部に書込みデータDd1、Dd2をラッチし、バンクdのメモリセルアレイ部に対するデータ書込み処理を実行する。
【0058】
このように、本実施例では、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間(レイテンシー)を専有しないように、各制御部にてデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現できる。更にデータ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。このようにして、データ読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行するバス制御方法を実現できる。
【0059】
図21は、例えば、バンクa及びバンクbにてデータ書込み処理を実行し、続けてバンクcにてデータ読出し処理を実行し、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間を利用して、他のバンク(例えば、バンクdとバンクaとする)に対して続けてデータ書込み処理を実行する場合のタイミングチャートを示す。
【0060】
例えば、バンクa及びバンクbに対する書込みコマンドWa、Wbが順に入力されると、本実施例の半導体記憶装置は、そのコマンドをそれぞれクロックの変化点0、2で取り込む。
続けてバンクcに対する読出しコマンドRcが入力されると、本実施例の半導体記憶装置は、それらのコマンドをクロックの変化点4で取り込む。この場合も、図17と同様にバンクc内のメモリセルアレイ部に記憶されているデータを読み出すには、特定のワード線が選択するメモリセルからのデータをビット線BL及び/BLに新たに読み出す必要がある。読み出されるデータQc1、Qc2は、所定の間隔時間の経過後、外部データバス300に出力される(Timing assumes DL=4.5 )。即ち、図17と同様の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0061】
但し、図21でも、異なるバンクに対してデータ読出し処理及びデータ書込み処理を実行するため、図18の説明と同様に、書込みコマンドWaをクロックの変化点0で取り込んでから、すぐに連続して次のコマンドが入力可能となる。
従って、本実施例では、最初にクロックの変化点0で書込みコマンドWaと書込みデータDa1、Da2を取り込み、続いて変化点2で書込みコマンドWbと書込みデータDb1、Db2を取り込み、続いて変化点4で読出しコマンドRcを取り込む。しかし、次に入力される書込みコマンドWd、Waと書込みデータDd1、Dd2、Da1、Da2に関しては、図示していない先の読出しコマンドに対応する読出しデータQd1、Qd2がデータバスを専有しているため、その読出し終了後、変化点8で書込みコマンドWdと書込みデータDd1、Dd2を取り込み、続けて変化点10で書込みコマンドWaと書込みデータDa1、Da2を取り込む。従来の半導体記憶装置では、先の説明と同様に、読出し処理継続中(読出しデータQc1、Qc2が出力されるまで)は、書込み処理を行うバンクが異なる場合でも、データバスがその読出し処理に専有される。しかしながら、本実施例では、制御部が各バンクに含まれており、例えば、読出しデータQc1、Qc2が外部に出力される前(読出し処理継続中)であっても、バンクd、aの制御部が周辺データバスとしての、それぞれの入出力データラッチ部、シリアル/パラレル変換部5、パラレル/シリアル変換部6、及びデータ入出力部7を個々に制御して、それぞれのデータ書込み処理を実行する。具体的には、クロックの変化点8〜12の外部データバス300の空白期間に、データ入出力部7の入力バッファをイネーブルとし、シリアル/パラレル変換部5の出力をON状態とし、逆にパラレル/シリアル変換部6の出力をOFF状態とし、それぞれの入出力データラッチ部に書込みデータDd1、Dd2と、Da1、Da2をラッチし、それぞれのメモリセルアレイ部に対するデータ書込み処理を実行する。
【0062】
このように、本実施例では、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間(レイテンシー)を専有しないように、各制御部にてデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現できる。更にデータ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。このようにして、データ読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行するバス制御方法を実現できる。
【0063】
図22は、例えば、バンクa及びバンクbにてデータ読出し処理を実行し、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間を利用して、他のバンク(例えば、バンクcとバンクdとする)に対して続けてデータ書込み処理を実行する場合のタイミングチャートを示す。
例えば、バンクa及びバンクbに対する読出しコマンドRa、Rbが順に入力されると、本実施例の半導体記憶装置は、それらのコマンドをそれぞれクロックの変化点0、2で取り込む。この場合も、図17と同様にバンクa、b内のメモリセルアレイ部に記憶されているデータを読み出すには、特定のワード線が選択するメモリセルからのデータをビット線BL及び/BLに新たに読み出す必要がある。読み出されるデータQa1、Qa2と、Qb1、Qb2は、所定の間隔時間の経過後、外部データバス300に出力される(Timing assumes DL=4 )。即ち、図17と同様の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0064】
但し、図22でも、異なるバンクに対してデータ読出し処理及びデータ書込み処理を実行するため、図18の説明と同様に、読出しコマンドRaをクロックの変化点0で取り込んでから、すぐに連続して次のコマンドが入力可能となる。
従って、本実施例では、最初にクロックの変化点0で読出しコマンドRaを取り込み、続いて変化点2で読出しコマンドRbを取り込み、続いて変化点4で書込みコマンドWcと書込みデータDc1、Dc2を取り込み、最後に変化点6で書込みコマンドWdと書込みデータDd1、Dd2を取り込む。従来の半導体記憶装置では、先の説明と同様に、読出し処理継続中(読出しデータQa1、Qa2、Qb1、Qb2が出力されるまで)は、書込み処理を行うバンクが異なる場合でも、データバスがその読出し処理に専有される。しかしながら、本実施例では、制御部が各バンクに含まれており、例えば、読出しデータQa1、Qa2、Qb1、Qb2が外部に出力される前(読出し処理継続中)であっても、バンクc、dの制御部が周辺データバスとしての、それぞれの入出力データラッチ部、シリアル/パラレル変換部5、パラレル/シリアル変換部6、及びデータ入出力部7を個々に制御して、それぞれのデータ書込み処理を実行する。具体的には、クロックの変化点4〜8の外部データバス300の空白期間に、データ入出力部7の入力バッファをイネーブルとし、シリアル/パラレル変換部5の出力をON状態とし、逆にパラレル/シリアル変換部6の出力をOFF状態とし、それぞれの入出力データラッチ部に書込みデータDc1、Dc2と、Dd1、Dd2をラッチし、それぞれのメモリセルアレイ部に対するデータ書込み処理を実行する。
【0065】
このように、本実施例では、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間(レイテンシー)を専有しないように、各制御部にてデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現できる。更にデータ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。このようにして、データ読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行するバス制御方法を実現できる。
【0066】
図23は、例えば、バンクa及びバンクcにてデータ読出し処理を実行し、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間を利用して、他のバンク(例えば、バンクbとバンクdとする)に対してデータ書込み処理を実行する場合のタイミングチャートを示す。
例えば、バンクaに対する読出しコマンドRaが入力されると、本実施例の半導体記憶装置は、そのコマンドをクロックの変化点0で取り込む。読み出されるデータQa1、Qa2は、所定の間隔時間の経過後、外部データバス300に出力される(Timing assumes DL=4 )。即ち、図17と同様の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0067】
但し、図23でも、異なるバンクに対してデータ読出し処理及びデータ書込み処理を実行するため、図18の説明と同様に、読出しコマンドRaをクロックの変化点0で取り込んでから、すぐに連続して次のコマンドが入力可能となる。
従って、本実施例では、最初にクロックの変化点0で読出しコマンドRaを取り込み、続いて変化点2で書込みコマンドWbと書込みデータDb1、Db2を取り込み、続いて変化点4で読出しコマンドRcを取り込み、最後に変化点6で書込みコマンドWdと書込みデータDd1、Dd2を取り込む。従来の半導体記憶装置では、先の説明と同様に、読出し処理継続中(読出しデータQa1、Qa2、Qc1、Qc2が出力されるまで)は、書込み処理を行うバンクが異なる場合でも、データバスがその読出し処理に専有される。しかしながら、本実施例では、制御部が各バンクに含まれており、例えば、読出しデータQc1、Qc2が外部に出力される前(読出し処理継続中)であっても、バンクb、dの制御部が周辺データバスとしての、それぞれの入出力データラッチ部、シリアル/パラレル変換部5、パラレル/シリアル変換部6、及びデータ入出力部7を個々に制御して、それぞれのデータ書込み処理を実行する。具体的には、クロックの変化点4〜8の外部データバス300の空白期間に、データ入出力部7の入力バッファをイネーブルとし、シリアル/パラレル変換部5の出力をON状態とし、逆にパラレル/シリアル変換部6の出力をOFF状態とし、それぞれの入出力データラッチ部に書込みデータDb1、Db2と、Dd1、Dd2をラッチし、それぞれのメモリセルアレイ部に対するデータ書込み処理を実行する。
【0068】
このように、本実施例では、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間(レイテンシー)を専有しないように、各制御部にてデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現できる。更にデータ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。このようにして、データ読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行するバス制御方法を実現できる。
【0069】
以上、本発明の半導体記憶装置における第1の実施例の説明を終了する。
図10は、本発明の半導体記憶装置の第2の実施例を示す。本実施例の半導体記憶装置は、コマンド入力部1とアドレス入力部2とコマンドデコード部3とバンク4とバンク24とシリアル/パラレル変換部群5aとパラレル/シリアル変換部群6aとデータ入出力部群7aとを含み、各バンクから外部端子までの周辺データバス200が200A、200Bのようにバンク毎に分離され、データ読出し処理実行中の外部データバス300の空白期間を専有しないように、データ入出力を制御する。尚、先に説明した第1の実施例と同一の構成及び機能については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0070】
上記、半導体記憶装置を構成する各部について説明する。シリアル/パラレル変換部群5aは、各バンク毎に先に説明したシリアル/パラレル変換部5を有する。パラレル/シリアル変換部群6aは、各バンク毎に先に説明したパラレル/シリアル変換部6を有する。従って、各バンクからの読出しデータは、バンク毎に分離された周辺データバス200A、200B、バンク毎に存在するパラレル/シリアル変換部群6a内のパラレル/シリアル変換部6を介して、外部データバス300に出力される。また、各バンクへの書込みデータは、バンク毎に分離された周辺データバス200A、200B、バンク毎に存在するシリアル/パラレル変換部群5a内のシリアル/パラレル変換部5を介して、各バンクに記憶される。
【0071】
尚、本実施例の半導体記憶装置が、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバス300の空白期間を利用して、データ書込み処理を実行する種々の動作は、上記のように、周辺データバス200がバンク毎に200A、200Bのように分離されている以外は、第1の実施例にて説明した図17から図23のタイムチャートと同様のため説明を省略する。
【0072】
本実施例のように、周辺データバスをバンク毎に分離することにより、各制御部はバンク毎に独立した周辺データバスを選択的に指定でき、データバスの調停が容易になるという効果が得られる。
図11は、本発明の半導体記憶装置の第3の実施例を示す。本実施例の半導体記憶装置は、コマンド入力部1とアドレス入力部2とコマンドデコード部3とバンク4aとバンク24aとシリアル/パラレル変換部群5aとパラレル/シリアル変換部群6aとデータ入出力部群7aとを含み、各バンクから外部端子までの周辺データバスが、200Wと200R及び240Wと240Rのようにバンク毎に分離され、更にそれぞれ書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離されている。図中、200Wと200Rはバンク4aに対して設けられた書込みデータ伝送用及び読出しデータ伝送用データバスであり、240Wと240Rはバンク24aに対して設けられた書込みデータ伝送用及び読出しデータ伝送用データバスである。上記周辺バスの構成に対応するように、バンク4a内及びバンク24a内の入出力データラッチ部14a、34aも書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用の分離に対応した送受信となる。尚、先に説明した第1の実施例、または第2の実施例と同一の構成及び機能については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0073】
尚、本実施例の半導体記憶装置が、実行中のデータ読出し処理で発生する外部データバスの空白期間を利用して、データ書込み処理を実行する種々の動作は、上記のように、周辺データバスがバンク毎に分離され、更に書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離されている以外は、第1の実施例にて説明した図17から図23のタイムチャートと同様のため説明を省略する。
【0074】
本実施例では、第1、第2の実施例と同様の効果が得られ、更に周辺データバスをバンク毎に書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離することにより、より細かいレベルでバスの調停が可能となる。
図12は、本発明の半導体記憶装置の第3実施例の変形例を示す。これは、図11に示す第3の実施例の外部データバス300を、更に書込みデータ伝送用のデータバス300Wと読出しデータ伝送用データバス300Rに分離したものである。この第3実施例の変形例及び後述する実施例は、前述の第1実施例〜第3実施例とは次の通り異なる。
【0075】
図12に示す構成は、書込みデータと読出しデータとがそれぞれ書込みデータ伝送用データバス300Wと読出しデータ伝送用データバス300Rに同時に存在させる(重なり合う)ことを可能とする。従って、図12に示す構成は、読出し及び書込みコマンドを任意に配列させることができる。換言すれば、読出し及び書込みコマンドの順番は任意である。これに対し、前述の第1〜第3実施例では、外部データバス300上に書込みデータと読出しデータを同時に存在させる(重なる)ことはできない。つまり、書込みコマンドと読出しコマンドの順番に制限がある。
【0076】
図31は図12の構成の動作を示すタイミング図であり、異なるバンクに連続してデータ読出し動作と書込み動作が行われる場合を示す。より具体的には、図20に示す場合と同様に、バンクaに対するデータ書込み処理を行い、続いてバンクbとcに対するデータ読出し処理を行い、更に異なるバンクdに対するデータ書込み処理を上記読出し処理に起因する空白期間を利用して行う動作である。
【0077】
図31に示すように、無効動作期間(NOP)無しに連続してコマンドを与えることができる。これは、外部データバス300を書込み用のデータバス300Wと読出し用のデータバス300Rとに分離したためである。従って、書込みデータ及び読出しデータをそれぞれ書込み用のデータバス300Wと読出し用のデータバス300Rに同時に存在させることができる。例えば、読出しデータQa1とQa2は読出しデータバス300Rに存在し、同時に書込みデータDa1とDa2が書込みデータバス300Wに存在する。よって、任意の順番でコマンドを連続して与えることができる。
【0078】
他方、図20に示す動作では、無効動作期間NOPは読出しコマンドRcと書込みコマンドWdとの間に存在する。これは、外部データバス300を時分割で使用して書込みデータ又は読出しデータを伝送するためである。従って、外部データバス300上に読出しデータと書込みデータとが同時に存在することはできない。
【0079】
図32は、図12に示す構成の動作を示す別のタイミング図で、第1〜第3実施例の動作を示す図19に対応するものである。図32では、バンクaに対するデータ読出し処理を行い、このデータ読出し動作に起因する空白期間を利用してバンクbとcに対する書込み処理を行い、更にバンクdに対するデータ読出し処理を行う。図32に示すように、読出しデータQa1とQa2が読出しデータバス300Rに出力され、同時に書込みデータDa1、Da2、Db1及びDb2が書込みデータバス300Wに出力される。
【0080】
他方図19の動作では、書込みデータDa1、Da2、Db1及びDb2を図32の用に配列することはできず、書込みデータQa1とQa2の後に置かなければならない。これは、読出しコマンドと書込みコマンドを同時に外部データバス300に出力することはできず、読出しコマンドRdの後に無効動作期間が必要となるためである。
【0081】
図13は、本発明の半導体記憶装置の第4の実施例を示す。本実施例の半導体記憶装置は、コマンド入力部1とアドレス入力部2とコマンドデコード部3とバンク4bとバンク24bとシリアル/パラレル変換部群5aとパラレル/シリアル変換部群6aとデータ入出力部群7aとを含み、各バンクから外部端子までの周辺データバスが、バンク毎に分離され、更に書込みデータ伝送用200W、240W、読出しデータ伝送用200R、240Rに分離されている。更に各バンク内のコアデータバスも書込みデータ伝送用400W、440W、読出しデータ伝送用400R、440Rに分離されている。それに伴って、バンク4b内及びバンク24b内の入出力データラッチ部14b、34bも書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用の分離(コアデータバス、周辺データバス)に対応した送受信となる。尚、先に説明したものと同一の構成及び機能については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0082】
尚、本実施例の半導体記憶装置の動作は、周辺データバスがバンク毎に、書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離され、コアデータバスが書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離されている以外は、図31及び図32のタイムチャートと同様のため説明を省略する。本実施例では、第3の実施例の変形例と同様の効果が得られる。
【0083】
図14は、本発明の半導体記憶装置の第5の実施例を示す。本実施例の半導体記憶装置は、コマンド入力部1とアドレス入力部2とコマンドデコード部3とバンク4cとバンク24cとシリアル/パラレル変換部群5aとパラレル/シリアル変換部群6aとデータ入出力部群7aとを含み、各バンクから外部端子までの周辺データバスがバンク毎に分離され、更に書込みデータ伝送用200W、240W、読出しデータ伝送用200R、240Rに分離されている。それに伴って、バンク4c内及びバンク24c内の入出力データラッチ部14c、34cも書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用の分離(周辺データバス)に対応した送受信となる。つまり、バンク4cのコアデータバスが400と400’に分離され、またバンク24cのコアデータバスが440と440’に分離されている。なお、本実施例の半導体記憶装置は、例えば、周辺データバスがバンク毎に書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離されていないものでもよい。尚、先に説明したものと同一の構成及び機能については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0084】
本実施例のメモリセルは、例えば、DRAM型のセル構造を有し、マトリクス状にメモリセルを敷きつめたセルマトリクス(コア回路)が、複数のバンク単位に分割されている。バンク毎に分割されたセルマトリクスは、更にコラム毎に複数のサブセルマトリクスに分割されている。このサブセルマトリクスは、複数のメモリセルがロー方向に配置された各メモリセルアレイ部(図14のメモリセルアレイ部12、12’、32、32’・・・等)を形成し、メモリセルアレイ部毎にセンスアンプを有する。
【0085】
上記、本実施例の主要部を構成する各バンク(バンク4c、バンク24c等に相当)の内、例えば、バンク4cは、アドレス入力部2からのアドレスをデコードし、該バンクに対応するアドレスをラッチするアドレスラッチ部9と、コラム線選択信号にて選択された各サブセルマトリクスからの読出しデータ及び外部からの書込みデータをそれぞれラッチする入出力データラッチ部14cと、デコードされたコマンド状態を記憶し、バンク4c内の前記各部にて独立して実行されるデータ読出し処理及びデータ書込み処理を制御する制御部8とを有し、更にバンク4c内のサブセルマトリクス毎に、該アドレスに対応するロー系のメモリセルを選択するための、例えば、ワード線選択信号等を生成するローデコード部(ローデコード部11、11’・・・に相当)と、そのワード線選択信号により選択されるメモリセルアレイ部内のメモリセルのデータを受け取り、個々に保持するセンスアンプ(センスアンプ部13、13’・・・に相当)と、複数のセンスアンプ13の中から特定のセンスアンプに保持されているデータを選択するための、例えば、コラム線選択信号等を生成するコラムデコード部11(コラムデコード部10、10’・・・に相当)とを有する構成とする。尚、図14に示す本実施例では、説明の便宜上、バンク4cとバンク24cとを図示するが、半導体記憶装置内のバンクはこれに限らず、記憶容量に応じたバンク数となる。また、バンク24c内の制御部28、アドレスラッチ部29、コラムデコード部30、30’、ローデコード部31、31’、メモリセルアレイ部32、32’、センスアンプ部33、33’、及び入出力データラッチ部34cは、先に説明した上記各部と同様のため説明を省略する。
【0086】
尚、本実施例の半導体記憶装置の動作は、前述の図31及び図32の動作と同様のため、説明を省略する。本実施例も、先に説明した第3実施例の変形例と同様の効果が得られる。
図15は、本発明の半導体記憶装置の第6の実施例を示す。本実施例の半導体記憶装置は、コマンド入力部1とアドレス入力部2とコマンドデコード部3とバンク4dとバンク24dとシリアル/パラレル変換部群5aとパラレル/シリアル変換部群6aとデータ入出力部群7aとを含み、各バンクから外部端子までの周辺データバスが、バンク毎に分離され、更に書込みデータ伝送用200W、240W、読出しデータ伝送用200R、240Rに分離されている。更に各バンク内のコアデータバスも書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用に分離されている。具体的には、バンク4dでは、書込み用データバス400Wと400W’及び読出し用データバス400Rと400R’とに分離されている。同様に、バンク24dでは、書込み用データバス440Wと440W’及び読出し用データバス440Rと440R’とに分離されている。そして、上記コアデータバスの構成に伴って、バンク4d内及びバンク24d内の入出力データラッチ部14d、34d、及びセンスアンプ部13a、13a’、33a、33a’も書込みデータ伝送用、読出しデータ伝送用の分離(コアデータバス、周辺データバス)に対応した送受信となる。尚、先に説明したものと同一の構成及び機能については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0087】
尚、本実施例の半導体記憶装置の動作は、図31及び図32のタイムチャートと同様のため説明を省略する。本実施例も、先に説明した第3実施例の変形例と同様の効果が得られる。
図16は、本発明の半導体記憶装置の第7の実施例を示す。本実施例の半導体記憶装置は、コマンド入力部1とアドレス入力部2とコマンドデコード部3とバンク4eとバンク24eとシリアル/パラレル変換部群5aとパラレル/シリアル変換部群6aとデータ入出力部群7aとを含む構成とする。更に各バンクは、複数のアドレスラッチ部(図16では、アドレスラッチ部9、9’、29、29’)と、それに対応する複数の入出力データラッチ部(図16では、入出力データラッチ部14e、14e’、34e、34e’)とを含む構成とする。尚、先に説明したものと同一の構成及び機能については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0088】
上記のように構成される本実施例の半導体記憶装置は、データ読出し処理継続中の同一バンクにデータ書込みコマンドが入力された場合、例えば、継続中の読出しアドレスをラッチしているアドレスラッチ部9e以外のアドレスラッチ部9e’にて後続して入力された書込みアドレスをラッチし、更にアドレスラッチ部9e’にてラッチした書込みアドレスに対応する書込みコマンドと書込みデータとを制御部8にて一時的に保存し、継続中のデータ読出し処理終了後に、データ書込み処理を実行する。
【0089】
尚、本実施例の半導体記憶装置の動作は、図31及び図32のタイムチャートと同様のため説明を省略する。
本実施例も、先に説明した第3実施例及び第4ないし第6実施例と同様の効果に加え、継続中の処理を意識することなく、同一バンクに対して順次、コマンド(データ読出しコマンド、データ書込みコマンド等)、アドレス(読出しアドレス、書込みアドレス)、データ(書込みデータ)を入力可能となる。
【0090】
図24は、本発明による半導体記憶装置の一例として、SDRAMのブロック図を示す。
図24のSDRAMは、複数の入力バッファ51と、コマンドデコーダ52と、RAS生成ユニット53と、PRE生成ユニット54と、制御ユニット55と、プリデコーダ56と、ブロックデコーダ57と、プリデコーダ58と、モードレジスタ59と、データレイテンシーコントローラ60と、ワードデコーダ61と、BLTデコーダ62と、SA生成ユニット63と、1/4デコーダ64と、コラムデコーダ65と、制御ユニット66と、リード/ライトバッファ67と、パラ/シリ変換器68と、出力バッファ69と、入力バッファ70と、シリ/パラ変換器71と、コア回路72とを含み、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を専有しないようにデータ入出力を制御している。
【0091】
コマンドデコーダ52とモードレジスタ59は、前記実施例のコマンドデコード部3(第1乃至第7の実施例共通)に対応する。
PRE生成ユニット54とRAS生成ユニット53と制御ユニット55とデータレイテンシーコントローラ60と制御ユニット66は、前記実施例の制御部8及び24(第1乃至第7の実施例共通)に対応する。
【0092】
プリデコーダ56とブロックデコーダ57とプリデコーダ58は、前記第1乃至第6の実施例ではアドレスラッチ部9、29に対応し、前記第7の実施例ではアドレスラッチ部9、9’、29、29’に対応する。
ワードデコーダ61とBLTデコーダ62とSA生成ユニット63と1/4デコーダ64は、前記第1乃至第4の実施例及び第7の実施例ではローデコード部11、31に対応し、前記第5、第6の実施例ではローデコード部11、11’、31、31’に対応する。
【0093】
コラムデコーダ65は、前記第1乃至第4の実施例及び第7の実施例ではコラムデコード部10、30に対応し、前記第5、第6の実施例ではコラムデコード部10、10’、30、30’に対応する。
リード/ライトバッファ67は、前記第1、第2の実施例では入出力データラッチ部14、34に対応し、第3の実施例では入出力データラッチ部14a、34aに対応し、第4の実施例では入出力データラッチ部14b、34bに対応し、第5の実施例では入出力データラッチ部14c、34cに対応し、第6の実施例では入出力データラッチ部14d、34dに対応し、第7の実施例では入出力データラッチ部14e、14e’、34e、34e’に対応する。
【0094】
パラ/シリ変換器68は、前記第1の実施例ではパラレル/シリアル変換部5に対応し、前記第2乃至第7の実施例ではパラレル/シリアル変換部群5aに対応する。
シリ/パラ変換器71は、前記第1の実施例ではシリアル/パラレル変換部6に対応し、前記第2乃至第7の実施例ではシリアル/パラレル変換部群6aに対応する。
【0095】
コア回路72は、前記第1乃至第3の実施例及び第7の実施例ではメモリセルアレイ部12、32、センスアンプ部13、33に対応し、前記第4の実施例ではメモリセルアレイ部12、32、センスアンプ部13a、33aに対応し、前記第5の実施例ではメモリセルアレイ部12、12’、32、32’、センスアンプ部13、13’、33、33’に対応し、前記第6の実施例ではメモリセルアレイ部12、12’、32、32’、センスアンプ部13a、13a’、33a、33a’に対応する。
【0096】
上記、SDRAMにおいて、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を専有しないように、各バンク毎にデータ入出力を制御する動作、即ち、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を利用して、データ書込み処理を実行する動作の一例を説明する。尚、クロック信号は、SDRAMの動作を同期制御するために、常にSDRAM内の各構成部に供給されている。
【0097】
例えば、アクティベーションコマンドACT(コントロール信号)と、コア回路72のあるバンクに対する読出しコマンドRD(コントロール信号)と、アドレス信号が、入力バッファ51を介して入力されると、本発明のSDRAMは、そのバンクに対するデータ読出し処理を開始する。コントロール信号は、コマンドデコーダ52でデコードされ、デコード結果に応じてRAS生成ユニット53及びデータレイテンシーコントローラー60を制御する。アドレス信号は、ローアドレス系のプリデコーダ56及びコラムアドレス系のプリデコーダ58に供給される。
【0098】
RAS生成ユニット53は、アクティベーションコマンドACTが入力されると、内部RAS信号である信号RASZを生成する。信号RASZは、メモリセルのデータをセンスアンプに読み込むことを指令する信号であり、制御ユニット55に供給される。
制御ユニット55は、信号RASZを取り込むと、ワードデコーダ61、BLTデコーダ62、SA生成ユニット63、及び1/4デコーダ64を制御して、ワード線選択信号MW及びSW、ビット線トランスファー信号BLT、及びセンスアンプ駆動信号SA1及びSA2を適切なタイミングで生成させる。
【0099】
ローアドレス系のプリデコーダ56は、供給されたローアドレスをラッチすると共にプリデコードする。そのプリデコード結果は、ブロックデコーダ57に供給されると共に、ワードデコーダ61、BLTデコーダ62、及びSA生成ユニット63に供給される。ブロックデコーダ57では、コア回路72内にバンク毎に配置された複数のメモリブロックの中から、いずれか1つを選択する。ワードデコーダ61、BLTデコーダ62、及びSA生成ユニット63は、この選択されたメモリブロックにおいてのみ動作し、メモリセルからデータを読み出してセンスアンプに格納する。
【0100】
また、制御ユニット66は、コントロール信号である読出しコマンドRDが入力されると、内部CAS信号を生成する。内部CAS信号は、センスアンプ内のデータをコア回路72から読出し、リード/ライトバッファ67に出力することを指令する信号である。制御ユニット66は、コラムデコーダ65を制御してコラム線選択信号CLを適切なタイミングで生成させる。
【0101】
コラムアドレス系のプリデコーダ58は、供給されたコラムアドレスをラッチすると共にプリデコードする。そのプリデコード結果は、コラムデコーダ65に供給される。コラムデコーダ65では、コラムアドレスで指定されるコラムに対してコラム線選択信号CLを供給し、そのコラムのセンスアンプからパラレルデータを読み出し、リード/ライトバッファ67に出力する。
【0102】
リード/ライトバッファ67は、受信したパラレルデータをラッチし、増幅して出力する。リード/ライトバッファ67からのパラレルデータは、パラ/シリ変換器68にてシリアルデータに変換され、出力バッファ69を介してSDRAMの外部に出力される。
従って、SDRAMの外部に読み出されるデータは、所定の間隔時間として、制御ユニット66が読出しコマンドRDを取り込んでからデータが出力するまでの時間の経過後、外部のデータバスに出力される。即ち、コマンドデコード、メモリセル周辺の回路動作、及びセンスアンプの動作等の要因により、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。
【0103】
従来の半導体記憶装置では、必ずしも制御ユニット55及び制御ユニット66がコア回路72のバンク毎に存在するわけではなく、各制御ユニットは、制御する処理(読出し、書込み等)毎に、データバスを時分割にして使用している。即ち、読出し処理継続中(読出しコマンドRDを取り込んでからデータが出力するまで)は、データバスがその読出し処理に専有される。
【0104】
しかしながら、本発明のSDRAMでは、制御ユニット55及び制御ユニット66が各バンクに存在し、更に前記レイテンシーを管理、及び制御可能なデータレイテンシーコントローラ60が存在することにより、読出し処理継続中でもデータバスがその読出し処理に専有されない。即ち、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を利用して、データ書込み処理を実行することができる。
【0105】
これは、読出しデータが外部に出力される前(読出し処理継続中)であっても、各制御ユニットとデータレイテンシーコントローラ60が、リード/ライトバッファ67、パラ/シリ変換器68、シリ/パラ変換器71、出力バッファ69、及び入力バッファ70を制御することにより可能となる。具体的には、外部データバスの空白期間に、入力バッファ70をイネーブルとし、シリ/パラ変換器71の出力をON状態とし、逆にパラ/シリ変換器68の出力をOFF状態とし、リード/ライトバッファ67に外部からの書込みデータをラッチし、コア回路72内の所定のメモリセルに対するデータ書込み処理を実行する。この時、書込みデータと共に、書込みコマンドWT及び書込みアドレスをSDRAMに供給し、先に説明したデータ読出し処理と、同様の動作でデータ書込み処理を実行する。
【0106】
このように、本発明のSDRAMでは、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間(レイテンシー)を各バンクの制御動作が専有しないように、各制御ユニット及びデータレイテンシーコントローラ60にてデータ入出力を制御することにより、データバスの占有率の向上を実現できる。更にデータ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。
【0107】
更に、第3実施例の変形例に示すように、外部データバス300を書込み用データバス300Wと読出し用データス300Rに分離した場合には、読出しデータ(出力データ)と書込みデータ(入力データ)の重なりが許容されるため、コマンドの順番に制約がなく、しかもコマンド間の間隙を設けることなくコマンドを連続してSDRAMに与えることができる。
【0108】
図25は、図24に示す本発明のSDRAMにおいて、各制御ユニット及びデータレイテンシーコントローラ60にて制御されるパラ/シリ変換器68の回路構成を示す。
このパラ/シリ変換器68は、リード/ライトバッファ67からの、例えば、4ビットのパラレルデータを受信し、バースト長信号及びコラムアドレスの一部の情報に基づいて、入力側のバス線と出力側のバス線との間の接続経路を変えるデータバススイッチ110と、そのデータバススイッチ110の出力側に順次接続された第1のレジスタ120及び第2のレジスタ130と、その第2のレジスタ130から出力される4ビット構成のパラレルデータを2ビット構成のパラレルデータに変換する4→2変換器140と、その4→2変換器140の出力側に設けられ、前記2ビット構成のパラレルデータを1ビットシリアルデータに変換するためのデータ出力タイミング回路150及びラッチ回路160から構成されている。パラ/シリ変換器68は、特にデータバススイッチ110と、4→2変換器140に特徴がある。
【0109】
次に各構成要素の詳細な構成及び動作を説明する。
データバススイッチ110は、4本のデータバス線d0、d1、d2、d3にそれぞれ対応して設けられたスイッチsw1n、sw2n、sw3nと、データバス線d1とd3とを接続するためのsw24と、データバス線d0とd3とを接続するためのスイッチsw14と、データバス線d0とd2とを接続するためのスイッチsw13と、データバス線d0とd1とを接続するためのスイッチsw12で構成されている。これらのスイッチは、バースト長信号BL及びコラムアドレス信号の一部caa0z、caa1zに対応してそのオン、オフが制御される。
【0110】
図26は、バースト長信号BLがそれぞれ1、2、4の場合の各スイッチの状態を示す表である。まず、バースト長信号BLが4の場合、データバス線d0、d1、d2、d3の各データはそのままデータバス線d0’、d1’、d2’、d3’に伝えられる。即ち、この場合、コラムアドレス信号caa0z、caa1zの値にかかわらず、スイッチsw1n、sw2n、sw3nはオン(close)、スイッチsw24、sw14、sw13、sw12はオフ(open)である。
【0111】
続いて、バースト長信号BLが2の場合、データバス線d0’、d1’に伝えられたデータが外部に出力されるように構成されている。従って、この場合、データバス線d0、d1のデータの組か、データバス線d2、d3のデータの組をデータバス線d0’、d1’に伝える。いずれのデータの組を伝えるかは、コラムアドレス信号caa0zの論理値により決定される。即ち、データバス線d0、d1のデータの組をデータバス線d0’、d1’に伝える場合は、コラムアドレス信号caa0zをLレベルにする。その結果、スイッチsw1n、sw2n、sw3nはオン(close)、スイッチsw24、sw14、sw13、sw12はオフ(open)になる。一方、データバス線d2、d3のデータの組をデータバス線d0’、d1’に伝える場合は、コラムアドレス信号caa0zをHレベルにする。その結果、スイッチsw3n、sw24、sw13はオン(close)、スイッチsw1n、sw2n、sw14、sw12はオフ(open)になる。これにより、データバス線d2のデータはスイッチsw13を介してデータバス線d0’へ伝えられ、データバス線d3のデータはスイッチsw24を介してデータバス線d1’へ伝えられる。尚、バースト長信号BLが2の場合、もう1ビットのコラムアドレス信号caa1zの論理値は、スイッチの選択には使用しない。
【0112】
続いて、バースト長信号BLが1の場合、データバス線d0、d1、d2、d3の内、いずれか1ビットが選択され、選択されたデータビットがデータバス線d0’に伝えられ、このデータが外部に出力される。このデータの選択は、コラムアドレス信号caa0z、caa1zの値の組み合わせに基づいて行われる。即ち、データバス線d0のデータを選択する場合は、コラムアドレス信号caa0z、caa1zを共にLレベルとする。その結果、スイッチsw1n、sw2n、sw3nはオン(close)、スイッチsw24、sw14、sw13、sw12はオフ(open)になる。この場合、データバス線d0のデータがデータバス線d0’に伝えられる。また、データバス線d1のデータを選択する場合は、コラムアドレス信号caa0zをHレベル、caa1zをLレベルとする。その結果、スイッチsw2n、sw3n、sw12はオン(close)、スイッチsw1n、sw24、sw14、sw13はオフ(open)になる。この場合、データバス線d1のデータがスイッチsw12を介してデータバス線d0’に伝えられる。更にデータバス線d2、d3のデータをそれぞれ選択する場合も、図26の表に基づいて各スイッチがオン、オフする。
【0113】
データバススイッチ110から出力されるパラレルデータd0’、d1’、d2’、d3’は第1のレジスタ120に伝えられ、更に第2のレジスタ130に伝えられる。第1のレジスタ120は、4つのディレイドフリップフロップDFF121、122、123、124から構成され、各DFFのデータ取り込みタイミングは、第1の制御信号po0zで制御される。第2のレジスタ130も、4つのディレイドフリップフロップDFF131、132、133、134から構成され、各DFFのデータ取り込みタイミングは、第2の制御信号po1zで制御される。
【0114】
図27は、第1及び第2のレジスタの動作タイミングを示している。図中、d[0、2]は、データバス線d0’及びd2’上のデータ、d[1、3]は、データバス線d1’及びd3’上のデータに対応している。
図27中の時刻t1において、データバス線d0’、d1’、d2’、d3’にパラレルデータがあらわれる。次に時刻t2において、第1の制御信号po0zがHからLに変化すると、第1のレジスタを構成する各DFFは、それぞれデータバス線d0’、d1’、d2’、d3’のデータをラッチする。次に時刻t3において、第2の制御信号がLからHに変化すると、第2のレジスタを構成する各DFFは、それぞれに対応する第1のレジスタを構成する各DFFにラッチされているデータを取り込む。そして、時刻t4において、第2の制御信号がHからLに変化すると、第2のレジスタを構成する各DFFは、取り込んだデータをラッチする。その後、第1の制御信号がLからHに変化すると、第1のレジスタを構成する各DFFは、再びデータバス線d0’、d1’、d2’、d3’のデータを受け入れる状態となる。以上の動作により、データバス線d0’、d1’、d2’、d3’上のパラレルデータは、第1のレジスタ120及び第2のレジスタ130に順次転送される。
【0115】
第2のレジスタ130にラッチされたデータは、次に4→2変換器140に送信される。ここで、4ビットパラレルデータが2ビットパラレルデータに変換される。この4→2変換器140は、DFF141、142、143と、出力バッファ回路144、145、146、147から構成されている。また、この4→2変換器140には、4つの制御クロック信号psclk0z−psclk3zが供給されており、これらの制御クロックが出力バッファ回路144−147の出力タイミング及びDFF141−143のデータラッチタイミングを制御している。また出力バッファ回路144と出力バッファ回路146の出力線がノードdd0にワイヤードOR接続されている。同様に出力バッファ回路145と出力バッファ回路147の出力線がノードdd1にワイヤードOR接続されている。そして、出力バッファ回路144からデータを出力するとき、出力バッファ回路146の出力端はハイインピータンス状態になっており、逆に、出力バッファ回路146からデータを出力するとき、出力バッファ回路144の出力端はハイインピータンス状態になっている。次に、4→2変換器140から2ビットのデータが、ノードdd0、dd1に出力され、それらは、データ出力タイミング回路150に伝えられる。データ出力タイミング回路150は、2つのスイッチswdd0、swdd1から構成され、それぞれ出力制御クロック信号outp0z及びoutp1zによりオン、オフが制御される。このデータ出力タイミング回路150は、まず一方のスイッチswdd0を閉じることにより、ノードdd0に現れたデータビットを次段のラッチ回路160へ伝え、次に他方のスイッチswdd1を閉じることにより、ノードdd1に現れたデータビットを次段のラッチ回路160へ伝える。このような動作により、データ出力タイミング回路150は、ノードdd0及びノードdd1に現れた2ビットのデータを1ビットづつシーケンシャルに次段のラッチ回路160に伝える。ラッチ回路160では、入力データをラッチすると共に、入力データのレベルを変換して、出力バッファ170(出力バッファ69)に伝える。
【0116】
図28は、バースト長信号BLが4の時の、4→2変換器140からラッチ回路160にかけての動作タイミングを示している。以下、図28に従ってこれらの回路の動作についてより詳細に説明する。
まず、初期状態として、第2のレジスタを構成する4つのDFF131−134に読出しデータがラッチされている。そして、4→2変換器140の動作を制御する4つの制御クロック信号psclk0z−psclk3zは、図28に示すように、psclk0z→psclk1z→psclk2z→psclk3zの順番で順次Hパルスを出力する。まずpsclk0zがHになると、出力バッファ回路144がそれに応答してノードdd0へDFF131から受け取ったデータを出力する。同時に、DFF141がDFF132から出力されるデータをラッチする。次にpsclk1zがHになると、出力バッファ回路145がそれに応答してノードdd1へDFF141から受け取ったデータを出力する。同時に、DFF142がDFF133から出力されるデータをラッチする。このような動作が繰り返されて、ノードdd0、dd1には、図34の波形から判るように、4→2変換器140から交互に新たな読出しデータが出力される。
【0117】
尚、4→2変換器140中のDFF141−143は、変換動作中に次の読出しデータの組を第2のレジスタ130にラッチできるようにして、データを隙間無くデータ出力端子DQから出力することを可能にするために設けられている。データ出力タイミング回路150の動作を制御する2つの出力制御クロック信号outp0z及びoutp1zも、図28に示すようなタイミングで交互にHパルスを出力する。そして、ノードdd0に新たなデータが現れると、所定の時間後に出力制御クロック信号outp0zがHになり、スイッチswdd0がオンになり、ノードdd0のデータがラッチ回路160に転送される。次にノードdd1に新たなデータが現れると、所定の時間後に出力制御クロック信号outp1zがHになり、スイッチswdd1がオンになり、ノードdd1のデータがラッチ回路160に転送される。このような動作を繰り返すことにより、ノードdd0及びdd1のデータが交互にシーケンシャルにラッチ回路160に送信され、2ビット→1ビット変換を行うことができる。
【0118】
尚、以上の動作説明は、バースト長信号BLが4の場合について説明している。図29(a)及び(b)の表は、バースト長信号BLが1、2、4の場合の4つのクロック信号psclk0z−psclk3z、及び2つの制御クロック信号outp0z、outp1zの動作状況を示している。
図25に示すパラ/シリ変換器は、第2のレジスタから出力される4ビットデータを、まず4→2変換器140により2ビットデータに変換し、次に2ビットデータをデータ出力タイミング回路150及びラッチ回路160により1ビットデータに変換している。即ち、パラレル/シリアル変換を2段階に分けて行っている。
【0119】
一方、4→2変換器140を省略し、第2のレジスタ130から出力される4ビットデータを、直接データ出力タイミング回路150に供給し、パラレル/シリアル変換を一度に行う構成とすることもできる。この場合、データ出力タイミング回路150を構成するスイッチは4個となり、これら4つのスイッチが4つの出力制御クロック信号により順次オンするように制御される。
【0120】
構成の観点でみると、パラレル/シリアル変換を一度に行う構成の方が簡単になる。しかし、高速動作のためにクロック信号の周波数が高くなると、その高い周波数に対応して、4つの出力制御クロック信号の生成が困難となる。この様な場合は、図25のようにパラレル/シリアル変換を2段階に分けて行う構成をとるとよい。
【0121】
図30は、図24に示す本発明のSDRAMにおいて、各制御ユニット及びデータレイテンシーコントローラ60にて制御されるシリ/パラ変換器71の回路構成を示す。
シリ/パラ変換器71は、外部からのシリアルデータをラッチするラッチ回路250と、ラッチ回路250にてラッチされたシリアルデータを順に取り込んで4ビットのパラレルデータを出力するレジスタ260と、レジスタ260内の各DFF261−264がそれぞれのデータを取り込むタイミングを生成するパルス発生回路270と、レジスタ260からの4ビットパラレルデータの出力をオン、オフ制御するトランスファーゲート271−274と、トランスファーゲート271−274からの4ビットパラレルデータをラッチし、増幅して出力するラッチ回路281−284から構成される。
【0122】
このシリ/パラ変換器71に対して、シリアルデータDIが入力されると、ラッチ回路250が順にラッチしてレジスタ260に送信する。パルス発生回路270では、コマンドデコーダ52からの書込み処理を通知する信号、モードレジスタ59からのバースト長信号BL、データレイテンシーコントローラ60及び各制御ユニットからの制御信号により、書込みデータであるシリアルデータをレジスタ260にて取り込むタイミング信号として、Hパルスの取り込みクロック信号intp1−intp4を生成する。ここでは、intp4→intp3→intp2→intp1の順のHパルスを出力する。 ク
クロック信号intp1−intp4のタイミングにより、パラレルデータを取り込んだレジスタ260は、4ビットのパラレルデータを各トランスファーゲート271−274に送信する。各トランスファーゲート271−274では、データレイテンシーコントローラ60または各制御ユニットからの送信開始信号Goが入力されると、4ビットのパラレルデータを一斉に出力する。そのパラレルデータは、各ラッチ回路281−284を介して、書込みデータDB01−04としてコア回路72に出力される。
【0123】
図33は、図24に示すリード/ライトバッファ67の一構成例を示し、図34は図24及び図33に示す制御ユニット66の一構成例を示す。図33及び図34において、前述したものと同一のものには同一の参照番号を付けてある。
図33において、リード/ライトバッファ67は書込みアンプ67a、出力アンプ67b、及び短絡回路67cを有する。書込みアンプ67aは制御ユニット66からの信号WEN、WRT、SBE及びGRSで制御され、周辺データバス75上のデータをコアデータバス74に書き込む。周辺データバス75は、図24に示すパラ/シリ変換器68とシリ/パラ変換器71との接続されている。コアデータバス74は、図24に示すコア回路72内に設けられたメモリセルアレイ(図33での図示を省略する)に接続されている。出力アンプ67aは制御ユニット66から供給される信号WRT、WBE及びGRSで制御され、コアデータバス74上のデータと増幅して、周辺データバス75に書き込む。短絡回路67cはデータバス74のデータバス線対を短絡する。
【0124】
複数の選択回路73がデータバス線を介してそれぞれのセンスアンプに対応して設けられており、センスアンプからのデータを受信するデータバス線を選択する。
図34に示すように、制御ユニット66は制御ユニット55から制御信号WRT、WRCT、DM、WERP、WSW及びCLPを受け取り、制御信号WRT、SBE、WEN及びGRSを生成する。制御信号WRTは、対応するバンクが書込み状態にあることを示す信号である。制御信号WSWは、所定時間だけ制御信号WRTよりも遅れている信号である。制御信号WRCTは、データ書込み時に対応するバンクが書込みマスク状態であるかどかを判断するための信号である。制御信号DMは、対応するバンクが書込みマスク状態であるかどうかを示す信号である。制御信号CLPは、コラムデコーダ65を活性化するコラム選択信号である。制御信号WERPは、コラム選択信号CLPが出力された後に書込みタイミングを規定する。制御信号SBEはセンスバッファイネーブル信号で、図33に示す出力アンプ67bを活性化する。制御信号WENは書込みイネーブル信号で、図33に示す書込みアンプ67aを活性化/非活性化する。制御信号GRSは短絡回路67cを活性化する信号で、同時に書込みアンプ67aと出力アンプ67bを非活性化する。
【0125】
制御ユニット66は周辺の信号生成回路66a、66e及び66f、WRT生成回路66d、WEN生成回路66d、及びGRS生成回路66gを有する。回路66aは制御信号WRCT及びDMから、書込み状態の時に対応するバンクが書込みマスク状態にあるかどうかを示す内部信号を生成する。WRT生成回路66bは制御信号WRTと図33に示すリード/ライトバッファ67に転送する。SBE生成回路66cは、制御信号WRTとCLPから制御信号SBEを生成する。内部信号生成回路66eは制御信号WERPとWSWからデータ書込みタイミングを示す内部信号を生成する。内部信号生成回路66eは、このデータ書込みタイミング信号及び制御信号CLPから、コラム選択信号CLPが受信されない時に、データバス短絡タイミング信号を示す内部信号を生成する。GRS生成回路66gは、制御信号SBEと回路66fからの内部制御信号とから、制御信号GRSを生成する。
【0126】
図35は、図33及び図34に示す構成の動作を示すタイミング図である。図の左側部分は読出しモードの動作を示し、右側部分は書込みモードの動作を示す。タイミング信号BTWL,BTWLP、SLEX及びSLEPはそれぞれ、制御ユニット55がローアドレスストローブ信号RASから生成する信号であり、図33に示すセンスアンプに与えられる。BLX/BLZは、図33に示す一対のコアデータバス線74の電位変化を示す。GDBXとGDBZは、図33に示す周辺データバス線75の電位変化を示す。
【0127】
読出しモードにおいて、制御ユニット55はローアドレスストローブ信号RASから、制御信号BTWL、BTWLP、SLE及びSLEPを生成する。これらの制御信号は、図33に示すセンスアンプに与えられる。制御ユニット55で生成されたコラム選択信号CLPは、図33に示すコラムデコーダ65に与えられる。従って、図35に示すように、選択されたセンスアンプは対応するコアビット線74上のデータのセンスを開始し、それらの電位差を増幅する(BLX,BLZ)。信号CLは選択されたデコーダ65内で生成され、コラム選択信号CLPを遅延させたものに相当する。この信号CLが選択されたコラム線に与えられる。信号CLが選択されると、外部電源電圧Vddを降圧した内部電源電圧Viiに設定される。コラム選択信号CLPの立ち上がりに応答して、制御信号GRSが立ち上がり、そして制御信号SBEが立ち上がる。短絡回路67cは、制御信号GRSに応答してコアデータバス線74を短絡する。制御信号SBEに応答して出力アンプ67bが活性化され、コアデータバス線74に読出されたデータは周辺データバス線75に出力される。これにより、周辺データバス線75の電位は図35に示すように変化する(GDBX/GDBZ)。
【0128】
書込みモードにおいて、制御信号WSWの立ち上がりに応答して制御信号GRSが立ち上がり、短絡回路67cはコアデータバス線74を短絡する。更に、制御信号WENが立ち下がり、書込みアンプ67aが活性化される。制御信号WSWの立ち上がりに応答して、コラム選択信号CLP、CLが連続して立ち上がり、周辺データバス75上のデータがコアデータバス線74に書き込まれる。この場合、コラム選択信号CLの電位は、外部電源電圧Vddに設定される。図35に示す場合、コアデータバス線74の電位は反転し、制御信号SLEPの立ち下がりエッジに応答して増幅される。
【0129】
以上説明したように、 本発明のSDRAMは、各制御ユニット及びデータレイテンシーコントローラ60にて、前記パラ/シリ変換器68とシリ/パラ変換器71とを制御することにより、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を利用して、データ書込み処理を実行可能としている。また、外部データバス300を書込み用300Wと読出し用300Rに分離する(I/O分離)することで、書込みデータ(入力データ)と読出しデータ(出力データ)とを同時に外部データバス300W、300R上に存在させることができ、コマンドの順序に制約がなく、連続的にSDRAMに与えることができる。
【0130】
従って、データバスの占有率の向上を実現させる共に、データ読出し及びデータ書込みの高速処理を実現することができる。
以上、上記説明をまとめると、次の通りである。
(1)少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデー バスに接続された複数のバンクを有する半導体記憶装置において、各バンクはそれぞれコマンドによって示される情報が供給され、これにより対 する1つのバンクに対する書込み又は読出し処理を制御する制御部を有し、該制御部はデータ読出し処理実行中の第1のデータバスの空白期間を専有しなように、第1のデータバスに対するデータ書込み/読出し処理を制御する半導体記憶装置。
(2)(1)において、各バンクはそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを介して第1のデータバスに接続される。
(3)(1)において、各バンクはそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを介して第1のデータバスに接続され、この第2のデータバスは書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用とに分離されている。
(4)(1)〜(3)において、各バンク内はセンスアンプに接続される第3のデータバスを有し、この第3のデータバスは書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用に分離されている。
(5)(1)〜(4)において、前記第1のデータバスの空白期間に、指定されたバンクのデータ読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行する。
(6)(1)〜(4)において、1つのバンクに対するデータ読出し処理が継続している時は、このバンクへの書込みコマンドは受付けられない。
(7)(1)〜(6)各バンクは、前記アドレスラッチ回路を複数含み、データ読出し処理継続中の同一バンクにデータ書込みコマンドが入力された場合に、継続中の読出しアドレスをラッチしているアドレスラッチ回路以外のアドレスラッチ回路にて後続して入力された書込みアドレスをラッチする。
(8)(7)において、前記書込みアドレスに対応するコマンドと書込みデータとを前記制御部にて一時的に保存し、継続中のデータ読出し処理による第1のデータバスの空白期間が、データ書込み処理よりも長い場合、第1のデータバスの空白期間に、指定されたバンクのデータ読出し処理を継続しつつ、同一バンクへのデータ書込み処理を実行し、継続中のデータ読出し処理による第1のデータバスの空白期間が、データ書込み処理よりも短い場合、データ読出し処理終了後に、データ書込み処理を実行する。
(9)少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有する半導体記憶装置のデータバス制御方法において、コマンドを受信するステップ(a)と、各バンク毎にコマンドに応じたデータ書込み/読出し処理を制御し、データ読出し処理実行中の第1のデータバスの空白期間を専有しないようするステップ(b)とを有するデータバス制御方法。
(10)(9)において、ステップ(b)は各バンクごとに、それぞれ別個に設けられた第2のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御する。
(11)(9)において、ステップ(b)は各バンクごとに、それぞれ別個に設けられ、かつ書込みデータ伝送用及び読出しデータ伝送用に分離された第2のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御する。
(12)(9)において、ステップ(b)は各バンクごとに、センスアンプに接続され、かつ書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用に分離された第3のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御する。
(13)(9)〜(12)において、ステップ(b)は、前記第1のデータバスの空白期間に、指定されたバンクのデータ読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行するようにデータ書込み/読出しを制御する。
(14)(9)〜(12)において、ステップ(b)は、1つのバンクに対するデータ読出し処理が継続している時は、このバンクへの書込みコマンドは受付けない。
(15)(9)〜(13)において、ステップ(b)は各バンクにおいて、データ読出し処理継続中の同一バンクにデータ書込みコマンドが入力された場合に、継続中の読出しアドレスをラッチしているアドレスラッチ回路以外のアドレスラッチ回路にて後続して入力された書込みアドレスをラッチするようにデータ書込み/読出しを制御する。
(16)少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有する半導体記憶装置において、各バンクはそれぞれ書込みコマンド及び読出しコマンドに基づく書込み又は読出し処理を制御する制御部を有し、あるバンクの制御部が読出しコマンドに応じたデータ読出し処理を実行している間に、他のバンクが書込みコマンドとそれに対応するデータを第1のデータバスから取り込み、その制御部は書込み処理の実行を開始する半導体記憶装置。
(17)(16)において、第1のデータバスは書込みデータ転送用と読出しデータ転送用に分離されている。
(18)(17)において、各バンクはそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを介して第1のデータバスに接続される。
(19)(16)において、各バンクはそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを介して第1のデータバスに接続され、この第2のデータバスは書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用とに分離されている。
(20)(16)〜(19)において、各バンク内はセンスアンプに接続される第3のデータバスを有し、この第3のデータバスは書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用に分離する。
(21)(16)〜(19)において、1つのバンクに対するデータ読出し処理が継続している時は、このバンクへの書込みコマンドは受付けられない。
(22)(16)〜(21)において、各バンクは、前記アドレスラッチ回路を複数含み、データ読出し処理継続中の同一バンクにデータ書込みコマンドが入力された場合に、継続中の読出しアドレスをラッチしているアドレスラッチ回路以外のアドレスラッチ回路にて後続して入力された書込みアドレスをラッチする。
(23)少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有する半導体記憶装置のデータバス制御方法において、コマンドを受信するステップ(a)と、各バンク毎にコマンドに応じたデータ書込み/読出し処理を制御し、あるバンクの制御部が読出しコマンドに応じたデータ読出し処理を実行している間に、他のバンクが書込みコマンドとそれに対応するデータを第1のデータバスから取り込み、その制御部は書込み処理の実行を開始するステップ(b)とを有するデータバス制御方法。
(24)(23)において、前記ステップ(b)は、書込みデータ転送用と読出しデータ転送用に分離されている第1のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御する。
(25)(23)において、ステップ(b)は各バンクごとに、それぞれ別個に設けられた第2のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御する。
(26)(23)において、ステップ(b)は各バンクごとに、それぞれ別個に設けられ、かつ書込みデータ伝送用及び読出しデータ伝送用に分離された第2のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御する。
(27)(23)において、ステップ(b)は各バンクごとに、センスアンプに接続され、かつ書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用に分離された第3のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御する。
(28)(23)〜(27)において、ステップ(b)は、1つのバンクに対するデータ読出し処理が継続している時は、このバンクへの書込みコマンドは受付けない。
(29)(23)〜(28)において、ステップ(b)は各バンクにおいて、データ読出し処理継続中の同一バンクにデータ書込みコマンドが入力された場合に、継続中の読出しアドレスをラッチしているアドレスラッチ回路以外のアドレスラッチ回路にて後続して入力された書込みアドレスをラッチするようにデータ書込み/読出しを制御する。
【0131】
【発明の効果】
従来の半導体記憶装置は、コマンドデコード、メモリセル周辺の回路動作、及びセンスアンプ動作等の要因により、読出しコマンドの入力から、読出しデータの出力までにレイテンシーが発生している。このレイテンシーの期間は、外部データバス上にデータが伝送されていないにもかかわらず、即ち、データの空白期間が存在しているにもかかわらず、読出し処理によりデータバスが専有されている。これは、コア回路を制御する制御部が、必ずしもバンク毎に存在していないことが要因としてあげられる。例えば、読出しコマンドが入力された場合に、制御部による制御がその読出し処理に専有されてしまう。
【0132】
しかしながら、上述の如く、本発明の半導体記憶装置によれば、各バンクで独立に、アドレスラッチ回路とワード選択回路とコラム選択回路と制御部とを有する。これにより、各バンクの制御部は、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を専有しないように各バンク毎にデータ入出力を制御し、データバスの占有率の向上を実現できる。具体的には、データ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を利用して、データ書込み処理を実行可能とする。
【0133】
更にデータ読出し処理実行中の外部データバスの空白期間を利用してデータ書込み処理を実行すると、データ読出し処理に要する時間で、書込み及び読出しの両方の処理が実行できる。即ち、本発明の半導体記憶装置によれば、データ読出し処理及びデータ書込み処理を並列に実行でき、トータルの処理時間が短縮可能となる。
【0134】
また、本発明によれば、データ入出力用のデータバスを書込み用と読出し用に分離することで、入力データと出力データとを同時に処理することができるようになり、半導体記憶装置にコマンドを与える順番を任意に設定することができ、しかも連続させることができる。
従って、本発明によれば、データバスの占有率の向上を実現させる共に、データ読出し及びデータ書込みの高速処理を実現する半導体記憶装置、及びその半導体記憶装置によるデータバス制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SDRAMのメモリセル周辺の回路構成の一例である。
【図2】従来のデータ読出し動作を示すタイミングチャートである。
【図3】従来のデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図4】従来のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図5】従来のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図6】従来のデータ読出し動作を示すタイミングチャートである。
【図7】従来のデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図8】従来のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図9】第1の実施例を示す図である。
【図10】第2の実施例を示す図である。
【図11】第3の実施例を示す図である。
【図12】第3の実施例の変形例を示す図である。
【図13】第4の実施例を示す図である。
【図14】第5の実施例を示す図である。
【図15】第6の実施例を示す図である。
【図16】第7の実施例を示す図である。
【図17】本実施例のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図18】本実施例のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図19】本実施例のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図20】本実施例のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図21】本実施例のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図22】本実施例のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図23】本実施例のデータ読出し動作及びデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。
【図24】本発明によるSDRAMのブロック図である。
【図25】パラ/シリ変換器の構成である。
【図26】バースト長BLがそれぞれ1、2、4の場合の各スイッチの状態である。
【図27】第1及び第2のレジスタの動作タイミングである。
【図28】バースト長BLが4の時の4→2変換器からラッチ回路にかけての動作タイミングである。
【図29】バースト長BLが1、2、4の場合の4つの制御クロック信号及び2つの出力制御クロック信号の動作状況である。
【図30】シリ/パラ変換器の構成である。
【図31】第3の実施例の変形例から第7実施例の動作を示すタイミング図である。
【図32】第3の実施例の変形例から第7実施例の動作を示す別のタイミング図である。
【図33】図24に示すリード/ライトバッファの一構成例を示すブロック図である。
【図34】図24と図33に示すコントローラの一構成例を示すブロック図である。
【図35】図33及び図34に示す構成の動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
1 コマンド入力部
2 アドレス入力部
3 コマンドデコード部
4,24,4a,24a,4b,24b,4c,24c,4d,24d,4e,24e バンク
5 シリアル/パラレル変換部
5a シリアル/パラレル変換部群
6 パラレル/シリアル変換部
6a パラレル/シリアル変換部群
7 データ入出力部
7a データ入出力部群
8,28 制御部
9,29 アドレスラッチ部
10,30 コラムデコード部
11,31 ローデコード部
12,32 メモリセルアレイ部
13,33 センスアンプ部
14,34,14a,34a,14b,34b,14c,34c,14d,34d,14e,34e 込み保護設定回路
51 入力バッファ
52 コマンドデコーダ
53 RAS生成ユニット
54 PRE生成ユニット
55 制御ユニット
56,58 プリデコーダ
57 ブロックデコーダ
59 モードレジスタ
60 データレイテンシーコントローラ
61 ワードデコーダ
62 BLTデコーダ
63 SA生成ユニット
64 1/4デコーダ
65 コラムデコーダ
66 制御ユニット
67 リード/ライトバッファ
68 パラ/シリ変換器
69 出力バッファ
70 入力バッファ
71 シリ/パラ変換器
72 コア回路
110 データバススイッチ
120 第1のレジスタ
121,122,123,124 DFF
130 第2のレジスタ
131,132,133,134 DFF
140 4→2変換器
141,142,143 DFF
144,145,146,147 OUT回路
150 データ出力タイミング回路
160 ラッチ回路
170 出力バッファ
250 ラッチ回路
260 レジスタ
261,262,263,264 DFF
270 パルス発生回路
271,272,273,274 トランスファーゲート
275 インバータ
281,282,283,284 ラッチ回路

Claims (19)

  1. 少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有する半導体記憶装置において、
    前記バンクは、
    前記第1のデータバスに接続し、各バンクに対してそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスと、
    各バンクに供給されるコマンドによって示される情報に対応して、各バンクへの第2のデータバスからのデータ入力処理を含む書込み処理又は各バンクからの第2のデータバスへのデータ出力処理を含む読出し処理を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部はデータ読出し処理実行中の第1のデータバスの空白期間を利用してデータ書込み処理を実行することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 各バンクはそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを介して第1のデータバスに接続され、この第2のデータバスは書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用とに分離されていることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 各バンク内はセンスアンプに接続される第3のデータバスを有し、この第3のデータバスは書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用に分離することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有し、かつ、各バンクは前記第1のデータバスに接続し、各バンクに対してそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを有する半導体記憶装置のデータバス制御方法において、
    コマンドを受信するステップ(a)と、
    各バンク毎にコマンドに応じた各バンクへの第2のデータバスからのデータ入力処理を含む書込み処理又は各バンクからの第2のデータバスへのデータ出力処理を含む読出し処理を制御し、データ読出し処理実行中の第1のデータバスの空白期間を利用してデータ書込み処理を実行するステップ(b)と、を有することを特徴とするデータバス制御方法。
  5. ステップ(b)は各バンクごとに、それぞれ別個に設けられた第2のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御することを特徴とする請求項4記載のデータバス制御方法。
  6. ステップ(b)は各バンクごとに、それぞれ別個に設けられ、かつ書込みデータ伝送用及び読出しデータ伝送用に分離された第2のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御することを特徴とする請求項4記載のデータバス制御方法。
  7. ステップ(b)は各バンクごとに、センスアンプに接続され、かつ書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用に分離された第3のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御することを特徴とする請求項4記載のデータバス制御方法。
  8. ステップ(b)は、指定されたバンクのデータ読出し処理中の前記第1のデータバスの空白期間に、前記指定されたバンクの読出し処理を継続しつつ、他のバンクへのデータ書込み処理を実行するようにデータ書込み/読出しを制御することを特徴とする請求項4記載のデータバス制御方法。
  9. ステップ(b)は、1つのバンクに対する読出しコマンド継続中は、このバンクへのコマンドを受付けないことを特徴とする請求項4記載のデータバス制御方法。
  10. ステップ(b)は各バンクにおいて、データ読出し処理継続中の同一バンクにデータ書込みコマンドが入力された場合に、継続中の読出しアドレスをラッチしているアドレスラッチ回路以外のアドレスラッチ回路にて後続して入力された書込みアドレスをラッチするようにデータ書込み/読出しを制御することを特徴とする請求項4記載のデータバス制御方法。
  11. 少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有する半導体記憶装置において、
    前記バンクは、
    前記第1のデータバスに接続し、各バンクに対してそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスと、
    各バンクに供給されるコマンドによって示される情報に対応して、各バンクへの第2のデータバスからのデータ入力処理を含む書込み処理又は各バンクからの第2のデータバスへのデータ出力処理を含む読出し処理を制御する制御部と、を有し、
    あるバンクの制御部が読出しコマンドに応じたデータ読出し処理を実行している間に、他のバンクの制御部は書込みコマンドとそれに対応するデータを前記第2のデータバスから取り込むように制御し、書込み処理の実行を開始することを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 第1のデータバスは書込みデータ転送用と読出しデータ転送用に分離されていることを特徴とする請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 少なくとも1つのメモリセルアレイを有し、かつ第1のデータバスに接続された複数のバンクを有し、かつ、各バンクは前記第1のデータバスに接続し、各バンクに対してそれぞれ別個に設けられた第2のデータバスを有する半導体記憶装置のデータバス制御方法において、
    コマンドを受信するステップ(a)と、
    各バンク毎にコマンドに応じた各バンクへの第2のデータバスからのデータ入力処理を含む書込み処理又は各バンクからの第2のデータバスへのデータ出力処理を含む読出し処理を制御し、あるバンクの制御部が読出しコマンドに応じたデータ読出し処理を実行している間に、他のバンクの制御部は書込みコマンドとそれに対応するデータを前記第2のデータバスから取り込むように制御し、書込み処理の実行を開始するステップ(b)と
    を有することを特徴とするデータバス制御方法。
  14. 前記ステップ(b)は、書込みデータ転送用と読出しデータ転送用に分離されている第1のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御することを特徴とする請求項13記載のデータバス制御方法。
  15. ステップ(b)は各バンクごとに、それぞれ別個に設けられた第2のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御することを特徴とする請求項13記載のデータバス制御方法。
  16. ステップ(b)は各バンクごとに、それぞれ別個に設けられ、かつ書込みデータ伝送用及び読出しデータ伝送用に分離された第2のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御することを特徴とする請求項13記載のデータバス制御方法。
  17. ステップ(b)は各バンクごとに、センスアンプに接続され、かつ書込みデータ伝送用と読出しデータ伝送用に分離された第3のデータバスを用いてデータ書込み/読出し処理を制御することを特徴とする請求項13記載のデータバス制御方法。
  18. ステップ(b)は、1つのバンクに対する読出しコマンド継続中は、このバンクへのコマンドを受付けないことを特徴とする請求項13記載のデータバス制御方法。
  19. ステップ(b)は各バンクにおいて、データ読出し処理継続中の同一バンクにデータ書込みコマンドが入力された場合に、継続中の読出しアドレスをラッチしているアドレスラッチ回路以外のアドレスラッチ回路にて後続して入力された書込みアドレスをラッチするようにデータ書込み/読出しを制御することを特徴とする請求項13記載のデータバス制御方法。
JP15547499A 1998-06-03 1999-06-02 半導体記憶装置及びデータバス制御方法 Expired - Fee Related JP4000233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15547499A JP4000233B2 (ja) 1998-06-03 1999-06-02 半導体記憶装置及びデータバス制御方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-154622 1998-06-03
JP15462298 1998-06-03
JP15547499A JP4000233B2 (ja) 1998-06-03 1999-06-02 半導体記憶装置及びデータバス制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000057769A JP2000057769A (ja) 2000-02-25
JP4000233B2 true JP4000233B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=26482855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15547499A Expired - Fee Related JP4000233B2 (ja) 1998-06-03 1999-06-02 半導体記憶装置及びデータバス制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4000233B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001075623A2 (en) * 2000-03-30 2001-10-11 Micron Technology, Inc. Zero-latency-zero bus turnaround synchronous flash memory
KR100372247B1 (ko) * 2000-05-22 2003-02-17 삼성전자주식회사 프리페치 동작모드를 가지는 반도체 메모리 장치 및 메인데이터 라인수를 줄이기 위한 데이터 전송방법
KR100454144B1 (ko) * 2001-11-23 2004-10-26 주식회사 하이닉스반도체 멀티 뱅크 구조의 플래쉬 메모리 장치
KR100546331B1 (ko) * 2003-06-03 2006-01-26 삼성전자주식회사 스택 뱅크들 마다 독립적으로 동작하는 멀티 포트 메모리장치
JP2009176343A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Liquid Design Systems:Kk 半導体記憶装置
CN112486453B (zh) * 2020-12-10 2023-12-08 上海金卓科技有限公司 一种异步先入先出寄存器以及芯片

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000057769A (ja) 2000-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3510638B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4627103B2 (ja) 半導体記憶装置及びその制御方法
US6990040B2 (en) Method for writing data to a semiconductor memory comprising a peripheral circuit section and a memory core section including a memory cell
JPH10334659A (ja) 同期型半導体記憶装置
JP3177094B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2000163969A (ja) 半導体記憶装置
EP0969476A1 (en) Semiconductor integrated circuit memory
KR100438469B1 (ko) 반도체 집적 회로 메모리 및 버스 제어 방법
JP2001189077A (ja) 半導体記憶装置及びそのデータ読み出し方法
JP4198271B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH1040678A (ja) 半導体記憶装置
US7668039B2 (en) Address counter, semiconductor memory device having the same, and data processing system
JP2003059267A (ja) 半導体記憶装置
JP2001101863A (ja) 半導体集積回路およびその制御方法
JPH11306758A (ja) 半導体記憶装置
JP4000233B2 (ja) 半導体記憶装置及びデータバス制御方法
JPH1040677A (ja) 半導体メモリ
US6785187B2 (en) Semiconductor device having integrated memory and logic
JPH09153278A (ja) 半導体メモリ
JPH1166850A (ja) 半導体記憶装置
JPH0770213B2 (ja) 半導体メモリ装置
JP4817477B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH08221978A (ja) 半導体記憶装置
JP3625688B2 (ja) メモリデバイス
JPH0750094A (ja) 半導体メモリ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees