JPH05205211A - 浮動型磁気ヘッド - Google Patents

浮動型磁気ヘッド

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JPH05205211A
JPH05205211A JP9213792A JP1379292A JPH05205211A JP H05205211 A JPH05205211 A JP H05205211A JP 9213792 A JP9213792 A JP 9213792A JP 1379292 A JP1379292 A JP 1379292A JP H05205211 A JPH05205211 A JP H05205211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
groove
slider
shaped core
magnetic head
Prior art date
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Pending
Application number
JP9213792A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tsukamoto
茂 塚本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9213792A priority Critical patent/JPH05205211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 C字形コアのコアの厚みが薄型化されるに従
い、後側接合部の対向する面積が小さくなり、後側接合
部の接着強度が低下するのを防止するために、C字形コ
アとスライダコアとの接着強度を向上させることを目的
とする。 【構成】 C字形コア12とスライダコア13の後側接
合部18のコア側面に両方のコアにまたがるように溝2
3を設け、溝23に補強用ガラス24を充填した構成と
する。 【効果】 溝に補強ガラスを充填させたため、コアの接
着強度が向上し、巻線においてコアの外れがなく、その
ため、信頼性の高い浮動型磁気ヘッドの提供が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピューター等の外部
記録装置に搭載される浮動型磁気ヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターの外部記録装置
は、軽薄短小の市場の要請に沿ったかたちで開発が進め
られており、外部記憶装置のキーパーツである磁気ヘッ
ド及び記録媒体の小型が進んでいる。特に磁気ヘッドの
場合、厚みは次第に薄型化の傾向となっている。
【0003】以下従来の浮動型磁気ヘッドについて図を
参照しながら説明する。図9において、1はMnZnフ
ェライトからなるC字形コア、2はC字形コアと同じ材
質からなるスライダコア、3,4,5はスライダコア2
の上面に突出した浮上用のレールであり、記録媒体の回
転に伴い浮揚力を得るためのものである。C字形コア1
上側のギャップ対向面と、スライダコア2の中央のレー
ル4の部分を非磁性材料である磁気ギャップ形成材6を
介して接合することにより磁気ギャップを形成する。7
は後側の接合部で隙間がなく一体になるようにガラスを
溶融させ接着している。8、9、10は磁気ギャップの
反対側に空気を流入させるためのテーパー部、11は巻
線溝である。このように構成したC字形コア1に巻線
し、巻線から電気信号を入出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成で
は、C字形コア1が薄型化されるに従い、C字形コア1
後側のギャップ対向面とスライダコア2との接合面積が
小さくなり、コア間の接着強度が低下するため、C字形
コア1に巻線する際、C字形コア1がスライダコア2よ
り外れ易いという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、スライダコアと、C字形コアに代表される巻線溝を
設けたコア及び巻線溝のないI字形コア等を含む他のコ
アとの接着強度を向上させた浮動型磁気ヘッドを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の浮動型磁気ヘッドは、スライダコアと他のコ
アとを非磁性物を介して接合した部分の後側の接合部の
側面に両方のコアにまたがるように溝を設け、溝に補強
用のガラスを充填させる。
【0007】
【作用】この構成によって、スライダコアと他のコアと
の接着強度は向上し、巻線時のコアの外れる比率は減少
し信頼性も向上する。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。本実施例においては、スライダコ
アと接合する他のコアの代表としてC字形コアについて
言及するが、巻線溝を設けたコアであれば、例えばE字
形コア等で置き換えても差し支えない。
【0009】図1において、12はMnZnフェライト
からなるC字形コア、13はC字形コアと同じ材質から
なるスライダコア、14、15、16はスライダコア1
3の上面に突出した浮上用のレールであり、記録媒体の
回転に伴い浮揚力を得るためのものである。C字形コア
12上側ギャップ対向面とスライダコア13の中央のレ
ール15の部分を非磁性材料である磁気ギャップ形成材
17を介して接合することにより磁気ギャップを形成す
る。18は後側の接合部で隙間がなく一体になるように
ガラスを溶融させ接着されている。19、20、21は
磁気ギャップの反対側に空気を流入させるためのテーパ
ー部、22は巻線溝である。
【0010】図2は接合部を拡大した斜視図である。図
において、C字形コア12とスライダコア13の後側接
合部の側面に両方のコアにまたがるように溝23を設
け、溝23に補強用のガラス24を溶融させて流しこ
む。
【0011】本実施例に示した磁気ヘッドの製造方法に
ついて、図3、図4を用いて説明する。図3(A)に示
すようにMnZnフェライトブロックから加工を施して
C字形ブロック25、スライダブロック26を形成す
る。次に図3(B)に示すようにC字形ブロック25の
後側のギャップ対向面27に溝28、スライダブロック
26の後側のギャップ対向面29に溝30をそれぞれ形
成する。さらに各ブロックのギャップ対向面27、29
を溝28、30を残した状態で鏡面に加工する。次に図
3(C)に示すように鏡面に加工したギャップ対向面2
7、29にそれぞれスパッタリング等で磁気ギャップ形
成材であるガラス31、32を所望の厚さに形成する。
次に図4(A)に示すようにC字形ブロック25とスラ
イダブロック26のギャップ対向面の前後を突き合わ
せ、突き合わせたブロックの後側に補強用ガラス33を
乗せ、所定の温度で補強用ガラス33を溶融させて溝2
8、30に充填する。同時に磁気ギャップ形成材のガラ
ス31、32、及びガラスの丸棒からなる補強材33a
も溶融させ接着させる。次に図4(B)に示すようにブ
ロック後側に付着した補強用ガラス33を、研削等によ
り除去すると共に所定の高さに加工し、更に、a−aの
線に沿って個々のスライダ34に切断する。次に図4
(C)に示すようにスライダ34に所定のコイル幅にな
るように研削加工してC字形コア35を形成する。更に
レール等の研削加工等を施して図1に示す構成となる。
【0012】(実施例2)実施例1では記録媒体の回転
に伴い浮揚力を得るためのレールは3本であったが、本
実施例では2本のレールで構成している。本実施例にお
いても、スライダコアと接合する他のコアの代表として
C字形コアについて言及するが、巻線溝を設けたコアで
あれば、例えばE字形コア等で置き換えても差し支えな
い。
【0013】以下本発明の第2の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図5において、36はMnZ
nフェライトからなるC字形コア、37はC字形コア3
6と同じ材質からなるスライダコア、38、39はスラ
イダコア37の上面に突出した浮上用のレールであり、
記録媒体の回転に伴い浮揚力を得るためのものである。
C字形コア36上面側と、スライダコア37のレール3
8の部分を非磁性材料である磁気ギャップ形成材40を
介して接合することにより磁気ギャップを形成する。4
1は後側の接合部で隙間がなく一体になるように接着し
ている。42は記録媒体に対して記録や再生を行う磁気
ギャップ形成材40の両側に設けた欠け部であり、43
は欠け部42を補強するガラスである。44、45は磁
気ギャップの反対側に空気を流入させるためのテーパー
部、46は巻線溝である。
【0014】図6は接合部を拡大した斜視図である。図
において、C字形コア36とスライダコア37の接合部
41のコア側面に両方のコアにまたがるように溝47を
設け、溝47に補強用のガラス48を溶融させて流しこ
む。
【0015】尚、図5の磁気ヘッドは、2本のレールの
一方に欠け部42を構成するもので、この構成により、
記録媒体に対して記録や再生を行う欠け部42が、補強
用のガラス43で形成されている為に、加工、或いは、
使用時において欠け部42に欠け等の発生もなく信頼性
の高いものである。
【0016】(実施例3)実施例1、2ではスライダコ
アに接合する他のコアに巻線溝が設けてある場合につい
て触れたが、本実施例においては、スライダコアと接合
する他のコアに巻線溝が設けてない場合について言及す
る。
【0017】以下本発明の第3の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図7において、49はMnZ
nフェライトからなるI字形コア、50はI字形コアと
同じ材質からなるスライダコア、51、52、53はス
ライダコア50の上面に突出した浮上用のレールであ
り、記録媒体の回転に伴い浮揚力を得るためのものであ
る。I字形コア49上側ギャップ対向面とスライダコア
50の中央のレール52の部分を非磁性材料である磁気
ギャップ形成材54を介して接合することにより磁気ギ
ャップを形成する。55は後側の接合部で隙間がなく一
体になるようにガラスを溶融させ接着されている。5
6、57、58は磁気ギャップの反対側に空気を流入さ
せるためのテーパー部、59は巻線溝である。
【0018】図8は接合部を拡大した斜視図である。図
において、I字形コア49とスライダコア50の後側接
合部の側面に両方のコアにまたがるように溝60を設
け、溝60に補強用のガラス61を溶融させて流しこ
む。
【0019】本実施例では記録媒体の回転に伴い浮揚力
を得るためのレールが3本の場合について言及した。し
かし実施例2の場合のように浮揚力を得るためのレール
が2本の場合にも適用できるということは言うまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、後側のコア側面
に両方のコアにまたがるように溝を設け、その溝に補強
用のガラスを充填したため、コアの接着強度が向上し、
巻線工程においてコアの外れる比率が減少し、信頼性の
高い浮動型磁気ヘッドの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における浮動型磁気ヘッ
ドの斜視図
【図2】第1の実施例における後側接合部の拡大斜視図
【図3】第1の実施例における浮動型磁気ヘッド製造の
加工図
【図4】第1の実施例における浮動型磁気ヘッド製造の
加工図
【図5】本発明の第2の実施例における浮動型磁気ヘッ
ドの斜視図
【図6】第2の実施例における後側接合部の拡大斜視図
【図7】本発明の第3の実施例における浮動型磁気ヘッ
ドの斜視図
【図8】第3の実施例における後側接合部の拡大斜視図
【図9】従来の浮動型磁気ヘッドの斜視図
【符号の説明】
12 C字形コア 13 スライダコア 14 レール 15 レール 16 レール 17 磁気ギャップ形成材 18 接合部 19 テーパー部 20 テーパー部 21 テーパー部 22 巻線溝 23 溝 24 ガラス 25 C字形ブロック 26 スライダブロック 27 ギャップ対向面 28 溝 29 ギャップ対向面 30 溝 31 ガラス 32 ガラス 33 補強用ガラス 33a 補強材 34 スライダ 35 C字形コア 36 C字形コア 37 スライダコア 38 レール 39 レール 40 磁気ギャップ形成材 41 接合部 42 欠け部 43 ガラス 44 テーパー部 45 テーパー部 46 巻線溝 47 溝 48 ガラス 49 I字形コア 50 スライダコア 51 レール 52 レール 53 レール 54 磁気ギャップ形成材 55 接合部 56 テーパー部 57 テーパー部 58 テーパー部 59 巻線溝 60 溝 61 ガラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浮上レールを有したスライダコアと他のコ
    アとを磁気ギャップとなる非磁性物を介して接合した浮
    動型磁気ヘッドであって、スライダコアと他のコアの後
    側接合部のコア側面に、両方のコアにまたがるように溝
    を設け、前記溝にガラスを充填させたことを特徴とする
    浮動型磁気ヘッド。
JP9213792A 1992-01-29 1992-01-29 浮動型磁気ヘッド Pending JPH05205211A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9213792A JPH05205211A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 浮動型磁気ヘッド

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JPH05205211A true JPH05205211A (ja) 1993-08-13

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JP9213792A Pending JPH05205211A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 浮動型磁気ヘッド

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