JPH05204120A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05204120A
JPH05204120A JP3230444A JP23044491A JPH05204120A JP H05204120 A JPH05204120 A JP H05204120A JP 3230444 A JP3230444 A JP 3230444A JP 23044491 A JP23044491 A JP 23044491A JP H05204120 A JPH05204120 A JP H05204120A
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JP
Japan
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photosensitive member
unit
roller
conveying
image forming
Prior art date
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Application number
JP3230444A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Nobumasa Abe
信正 阿部
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Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp, Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH05204120A publication Critical patent/JPH05204120A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/002Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor using materials containing microcapsules; Preparing or processing such materials, e.g. by pressure; Devices or apparatus specially designed therefor
    • G03F7/0022Devices or apparatus
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で露光部における感光部材の搬送
速度を一定に保と共に、露光部から圧力転写部に至る感
光部材の搬送を円滑に行い得る画像形成装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 長尺の感光部材Fを搬送路6に沿わせて、供
給部5から露光部4、加熱現像部7、圧力転写部8に順
次臨ませるように搬送して、露光部4で感光部材Fに画
像を露光して潜像を形成した後、加熱現像部7で潜像を
加熱現像し、圧力転写部8で現像した感光部材Fの画像
を転写部材Pに転写する画像形成装置において、圧力転
写部8に、感光部材Fを搬送する主搬送手段72が備え
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる感光転写型の
熱現像材料を用いて複写機、プリンタ、プロッタ、ファ
クシミリ等の画像を形成する画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置として、特開
昭62−147461号公報に記載のものが知られてい
る。この従来装置はカラー複写機であり、複写機本体の
内部に、搬送路に沿って感材供給部、露光部、加熱現像
部、圧力転写部、および感材廃棄部を備えている。感材
供給部はフィルム状の感光部材を心材に巻回して(ロー
ル)収容しており、感光部材を所定の長さに切断した
後、露光部に供給できるようになっている。露光部は原
稿の反射光を取り込み、感光部材の感光面に画像をスキ
ャン露光して潜像を形成する。加熱現像部は感光部材を
80〜200°C程度でかつ約30秒加熱し、感光部材
に形成された潜像を加熱現像する。圧力転写部は、感光
部材と用紙などの転写部材とを重ね合わせて、現像した
感光部材の画像を転写部材に圧力転写すると共に、感光
部材と転写部材とを分離する。そして感材廃棄部では、
転写が終了した感光部材が順次排出され積層状態でスト
ックされる。
【0003】このような従来装置では、感光部材を切断
してから各部に搬送するようにしているため、感材供給
部、露光部、加熱現像部、圧力転写部、および感材廃棄
部に、それぞれ感光部材を搬送するための駆動ローラが
設けられて、感光部材の搬送系を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】駆動ローラには駆動源
となるモータや減速装置さらには制御装置が組み込まれ
ているため、従来の装置の搬送系は構造や制御が極めて
複雑なものとなっていた。これを解消しようとする場
合、ロール状の感光部材を切断することなく長尺のまま
連続的に搬送するようにして用いることが考えられる。
しかし、かかる場合、以下のような課題を解決しなけれ
ばならない。
【0005】 露光部における感光部材の搬送速度を
一定に保つ必要がある。すなわち、スキャン露光におい
ては、原稿をスキャニングしながら感光部材に露光して
ゆくので、感光部材の副走査方向の速度が変化すると、
潜像が歪んでしまうことになる。
【0006】 露光部における搬送速度を一定にすべ
く露光部の近傍に駆動ローラを設け、最下流に位置する
圧力転写部の駆動ローラと連動させると、加熱現像部に
おける感光部材の膨脹・収縮や圧力転写部の駆動ローラ
自体の膨脹・収縮又は加圧状態での搬送により、露光部
と圧力転写部では感光部材の搬送速度が異なるものとな
ってしまう。したがって、露光部と圧力転写部との間で
感光部材が強い引張り状態になったり、弛みを生じたり
してしまう。引張り状態は、露光部の駆動ローラに滑り
を生じさせこの部分の搬送速度を変動させてしまうか、
感光部材に破れを生じさせてしまう。また、弛み状態
は、感光部材の現像むらやジャムを生じさせてしまう。
したがって、露光部の搬送速度より圧力転写部の搬送速
度を低速とすると共に、感光部材の弛みを解消する必要
がある。
【0007】本発明は、以上の課題に鑑みて為されたも
のであり、簡単な構造で露光部における感光部材の搬送
速度を一定に保つと共に、露光部から圧力転写部に至る
感光部材の搬送を円滑に行い得る画像形成装置を提供す
ることその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、長尺の感光部材を搬送路に沿わせて、供給部か
ら露光部、加熱現像部、圧力転写部に順次臨ませるよう
に搬送して、露光部で感光部材に画像を露光して潜像を
形成した後、加熱現像部で潜像を加熱現像し、圧力転写
部で現像した感光部材の画像を転写部材に転写する画像
形成装置において、圧力転写部に、感光部材を搬送する
主搬送手段が備えられていることを特徴とする。この場
合、加熱現像部の上流側の搬送路に設けられて、感光部
材の搬送速度を検出するセンサ手段と、センサ手段の検
出値に基づいて主搬送手段の搬送速度を制御するコント
ローラとが、更に備えられていることが好ましい。
【0009】一方、加熱現像部と圧力転写部との間の搬
送路に設けられて、感光部材を前記主搬送手段より幾分
高速で搬送する副搬送手段と、加熱現像部の上流側の搬
送路に設けられて、感光部材の搬送速度を検出するセン
サ手段と、センサ手段の検出値に基づいて副搬送手段の
搬送速度を制御するコントローラとが、更に備えられて
いること、また、加熱現像部に設けられて、感光部材を
前記主搬送手段より幾分高速で搬送する副搬送手段と、
加熱現像部の上流側の搬送路に設けられて、感光部材の
搬送速度を検出するセンサ手段と、センサ手段の検出値
に基づいて副搬送手段の搬送速度を制御するコントロー
ラとが、更に備えられていること、また、露光部と加熱
現像部との間の搬送路に設けられて、感光部材を前記主
搬送手段より幾分高速で搬送する副搬送手段が、更に備
えられていること、また、供給部と露光部との間の搬送
路に設けられて、感光部材を前記主搬送手段より幾分高
速で搬送する副搬送手段が、更に備えられていること、
また、供給部に設けられて、感光部材を前記主搬送手段
より幾分高速で搬送する副搬送手段と、加熱現像部の上
流側の搬送路に設けられて、感光部材の搬送速度を検出
するセンサ手段と、センサ手段の検出値に基づいて副搬
送手段の搬送速度を制御するコントローラとが、更に備
えられていることも好ましい。
【0010】そして、これらにおいて、副搬送手段の下
流側の搬送路に、感光部材に張力を付与する張力付与手
段が、更に備えられていることが好ましい。
【0011】さらにこの場合に、張力付与手段は、下流
側に位置する前記感光部材に張力を付与するテンション
ローラであること、または、感光部材に略直交方向から
当接してこれを付勢するテンションアームであることが
好ましい。
【0012】一方、センサ手段は、感光部材に接触して
回転するフリーローラと、フリーローラの回転軸に取り
付けられたエンコーダとを有すること、または、感光部
材の長手方向に書き込まれたマーキングパターンと、マ
ーキングパターンを検出するセンサとを有することが好
ましい。
【0013】
【作用】搬送路の最下流に位置する圧力転写部に、感光
部材を搬送する主搬送手段が設けられているので、この
部分で感光部材の全体の送りを一括して行うことがで
き、他の部分の搬送手段を省略できる。この場合、加熱
現像部の上流側の搬送路、すなわち露光部や露光部の前
後にセンサ手段を設け、この検出値に基づいて主搬送手
段の搬送速度を制御するようにすれば、感光部材に弛み
を生じさせること無く、露光部における感光部材の搬送
速度を常に所望の速度に制御することができる。
【0014】一方、加熱現像部と圧力転写部との間また
は加熱現像部に、副搬送手段を設けると共に、加熱現像
部の上流側にセンサ手段設け、このセンサ手段に基づい
て副搬送手段を制御するようにすれば、露光部における
感光部材の搬送速度を常に所望の速度に制御することが
できると共に、主搬送手段と副搬送手段との搬送範囲を
区分でき、主搬送手段の露光部をはじめとする上流側へ
の影響を排除することができる。
【0015】また、露光部と加熱現像部との間、又は供
給部と露光部との間に、副搬送手段を設けるようにすれ
ば、センサなどの検出手段を必要とすること無く、露光
部における感光部材の搬送速度を常に一定に保つことが
できる。
【0016】さらに、供給部に副搬送手段を設けると共
に、加熱現像部の上流側にセンサ手段を設け、このセン
サ手段に基づいて副搬送手段を制御するようにすれば、
露光部における感光部材の搬送速度を常に所望の速度に
制御することができると共に、この副搬送手段を逆回転
させることで、感光部材の巻き戻しや回収が可能にな
る。 また、適宜副搬送手段の下流側に張力付与手段を
設けることで、副搬送手段と主搬送手段との間の感光部
材を引張り状態で搬送することができ、この部分での弛
みによって生ずる皺に発生や斜行やジャムなどが防止さ
れる。
【0017】
【実施例】以下、実施例に従って本発明の画像形成装置
およびその感光部材搬送機構について説明する。図1は
本発明の一実施例に係るカラー複写機の裁断側面図であ
る。同図に示すように、この複写機は装置本体1の上面
がガラス製の原稿台2となっており、その上部空間の原
稿台カバー3が起立可能に取り付けられている。入力画
像としての原稿Aはこの原稿台2上にセットされ、原稿
台カバー3で押さえられた状態で複写される。
【0018】このため、原稿台2の下方の装置本体1内
には、原稿Aの画像を感光部材Fに露光する露光部4が
配設され、露光部4の上流側には感光部材Fを供給する
供給部5が配設されている。供給部5は、感光部材Fを
収容したマガジン形式となっており、装置本体1に対し
て着脱自在に構成されている。供給部5から装置本体1
内に供給される感光部材Fは、搬送路6に沿って適宜搬
送され、露光部4、加熱現像部7、圧力転写部8および
感材回収部9に順次臨むようになっている。搬送路6は
加熱現像部7の部分で折り返され、これら各部が装置本
体1内に無駄なく配設され、装置本体1の小型化が図ら
れている。供給部5から搬送路6に沿って搬送されてく
る感光部材Fは、露光部4で入力画像の露光により潜像
が形成され、続く加熱現像部7で150°C程度に加熱
されてこの潜像が加熱現像される。現像が完了した感光
部材Fは続く圧力転写部8で、転写部材である用紙Pと
重ね合わされて、現像した画像が用紙Pに圧力転写され
る。最後に、感光部材Fと用紙Pとが分離され、感光部
材Fは感材回収部9に巻き取られるようにして回収され
る。また、用紙Pは装置本体1下部の給紙部10から圧
力転写部8に供給され、出力画像が転写された用紙Pは
排紙部11に送られるようになっている。
【0019】一方、感光部材Fは、ポリエチレンテレフ
タレート(以下「PET」という)フィルムを基材とし
て、その表面に感光性ハロゲン化銀と還元材および重合
性化合物から成る感光性物質と、色材とを封入したマイ
クロカプセルを塗布して構成したものである。感光性物
質は、光反応して色材固形化のためのトリガー的な働き
をする。色材はY・M・Gの各色が用意され、これらを
それぞれ封入した3色のマイクロカプセルが混合した状
態でPETフィルムの表面に多数塗布されている。本実
施例の画像形成ではこの感光部材Fを用い、露光部4で
感光性物質に光反応を起こさせ(潜像形成)、その状態
変化を加熱現像部7の加熱の際に色材に影響させて色材
の選択的固形化(現像)を行い、圧力転写部8でマイク
ロカプセルを潰して固形化していない色材を用紙Pに転
写し、出力画像を形成するようになっている。
【0020】図1中の装置本体1の左上が供給部5とな
っており、供給部5は暗箱状のマガジン21に感光部材
Fを収容した構造となっている。マガジン21は図外の
部品により装置本体1に対し着脱できるように構成され
ている。この着脱により、未露光の感光部材Fが装着さ
れると共に、露光済みの感光部材Fがマガジン21内に
巻き戻されて廃棄できるようになっている。感光部材F
は長尺に形成されており、供給ローラ22にロール状に
巻回されて収容されている。感光部材Fは供給ローラ2
2から連続的に巻き出され、マガジン21のスリット2
1aからその感光面を上にして下流側の露光部4に供給
される。
【0021】露光部4は、光源であるR・G・Bラン
プ、すなわちレッドランプ41、グリーンランプ42お
よびブルーランプ43と、集光レンズ44と、露光台4
5とを備えており、この露光台45上を感光部材Fが走
行するようになっている。レッドランプ41、グリーン
ランプ42およびブルーランプ43は、リフレクタ(図
示省略)により原稿台2上の原稿Aに向けて光を照射で
きるようになっており、原稿Aからの反射光が集光レン
ズ44およびシャッタ(図示省略)を介して感光部材F
の感光面に集光され、感光部材Fの露光が行われる。こ
の場合、原稿Aは原稿台2と共に前後方向に進退動さ
れ、これと同速で感光部材Fが搬送走行されて、いわゆ
るスキャン露光系を構成している。
【0022】加熱現像部7は、加熱部材である加熱ロー
ラ51を備えており、加熱ローラ51は装置本体1のフ
レーム(図示せず)に回転自在に軸支されたローラ本体
52と、ローラ本体52の内部に取り付けられたハロゲ
ンランプヒータ53とで構成されている。ローラ本体5
2はこのハロゲンランプヒータ53のON・OFFによ
り、表面温度が150±3°C(場合によっては155
°C)になるように温度制御されており、その表面に感
光部材Fが裏面側から直接接触するようになっている。
感光部材Fは、このローラ本体52に所定の角度巻き付
けられて所定の現像温度で所定の時間加熱されると共
に、ここで圧力転写部8に向けてUターンされる。なお
この場合、ハロゲンランプヒータ53に代えて赤外線ヒ
ータ、棒状セラミックヒータ、シート状発熱体や、電極
誘導加熱、電磁波加熱なども適用できる。
【0023】圧力転写部8は、上ローラ72と中ローラ
73と下ローラ74とから成る転写ローラ71に、分離
ローラ75とピンチローラ76とを付加して構成されて
おり、感光部材Fと転写部材である用紙Pとが上中両ロ
ーラ72,73の間に重ねられて導入され、ここで現像
された感光部材Fの画像が用紙Pに転写される。この場
合、転写温度は70±3°Cが好ましく、加熱現像部7
で加熱された感光部材Fが、この部分まで搬送されてき
たときに上記温度まで冷却されるように搬送速度が制御
されている。上ローラ72および中ローラ73は金属な
どの堅い材質で構成され、上ローラ72を駆動ローラと
して両ローラ72,73の間に感光部材Fと用紙Pとが
強く挟み込まれて転写が行われる。この転写は感光部材
Fに塗布されたマイクロカプセルを潰すことで行われる
ため、かなりの圧力が均一に感光部材Fおよび用紙Pに
加わる必要がある。そこで、中ローラ73側に均一な圧
力を加えるため下ローラ74が当接されている。また、
転写が行われない状態では、中・下両ローラ73,74
が下動されて転写状態が解かれるようになっている。分
離ローラ75は、転写ローラ71の下流側に近接して設
けられており、この部分で感光部材Fの搬送経路が鋭角
に内側に曲げられることで、感光部材Fと用紙Pを強制
的に分離するようになっている。ピンチローラ76は、
感光部材Fの搬送時に図示の鎖線に示す位置に移動さ
れ、上ローラ72との間に感光部材Fを挟むようにして
これに搬送力を付与する。すなわち、ピンチローラ76
はフリーローラであり、これが駆動ローラである上ロー
ラ72側に倒れ込むことにより、感光部材Fに搬送力が
付与される。分離された感光部材Fは、ピンチローラ7
6を介して適宜、感材回収部9に送られる。なお、転写
温度と転写圧力の関係は、20°Cで約1000kg/
cm2 、50°Cで約400kg/cm2 、70°Cで
約200kg/cm2 、90°Cで約100kg/cm
2 が好ましい。
【0024】感材回収部9は、巻取ローラ12を備えて
おり、巻取ローラ12では使用済みの感光部材Fがロー
ル状に巻き取られる。巻取ローラ12は使用済みの感光
部材Fをすべて巻き取ると、クラッチの切り替えにより
フリーとなる。この状態で供給部5の供給ローラ22が
逆転駆動され、最終的に使用済みの感光部材Fがマガジ
ン21内に回収される。
【0025】一方、圧力転写部8に用紙を供給する給紙
部10は、カット紙としての用紙Pを供給する給紙カセ
ット81と、給紙カセット81から用紙を一枚ずつ送り
出す半月ローラ82と、用紙Pの経路を変更するガイド
ローラ83と、送り出された用紙Pを圧力転写部8に導
く給紙ローラ84とを備えている。給紙カセット81は
装置本体1に着脱自在に構成されており、各種用紙サイ
ズに合わせて、複数個が用意されている。半月ローラ8
2は直線部分82aと円弧部分82bとから成るゴム性
の周面を有しており、直線部分82aと円弧部分82b
との境目で用紙Pの先端を引っ掛け、続く円弧部分82
bで用紙Pの先端が給紙ローラ84に達するまで用紙P
を送り出せるようになっている。この用紙Pの給紙開始
は、感光部材Fの露光部分に重ね合わせることができる
ように、感光部材Fの搬送に同期させて為される。
【0026】排紙部11は、画像が転写された用紙Pを
収容する排紙カセット91と、この排紙カセット91に
圧力転写部8からの用紙Pを導く排紙ローラ92とを備
えている。排紙ローラ92は上述の給紙ローラ84より
も幾分、過送り気味に構成されており、そのスリップ回
転により用紙Pを送り出すと共に、圧力転写時の用紙P
に皺やジャムが生じないように張力を付与している。
【0027】なお、図中符号13は、排気ファン14に
ガスフィルタ15(いずれも図示せず)を組み込んだ排
気ユニットであり、装置本体1内部に発生する熱および
ガスをガスフィルタ15を介して外部に排気する。ま
た、図中符号16は、用紙Pを手動で給紙するための手
差し用の給紙口である。
【0028】ところで、感光部材Fの露光部分が圧力転
写部8まで達しないと一連の複写の工程は終了しない。
連続的に複写を行うときは問題ないが、それ以外の場合
には露光部分に伴ってこれに続く未露光部分も圧力転写
部8まで送られる。この状態で次の露光を行うと、露光
部4から圧力転写部8に至る未露光部分が無駄に消費さ
れてしまう。そこでこの実施例では、かかる場合に未露
光部分を露光部4の近傍まで引き戻すようにしている。
すなわち、供給部5の供給ローラ22に接続された後述
の供給駆動モータ102(図2参照)の逆転により、露
光部分と未露光部分の境界部分が露光部4の近傍に達す
るまで感光部材Fが巻き戻されるようになっている。
【0029】このように感光部材Fの未露光部分を無駄
にしないために、未露光部分を露光部分に続いて送る場
合或いは引き戻す場合に、この部分が加熱現像部7で現
像されないようにする必要がある。このため本実施例で
は、加熱ローラ51と感光部材Fの接触を断つようにし
ている。すなわち、加熱ローラ51の上・下流の近傍に
はフリー回転する上下一対の移動ローラ17,17が配
設されており、この移動ローラ17,17は搬送路6上
の感光部材Fを2箇所で引っ掛けるように水平方向に移
動される。この移動により搬送経路が迂回する状態とな
り、感光部材Fは加熱ローラ51から引き離される。し
たがって、露光が連続しない場合には、露光部分が加熱
ローラ51を通過した時点で移動ローラ17,17が駆
動して、感光部材Fを加熱ローラ51から引き離し、ま
た、続く感光部材Fの巻き戻しの際にも巻き戻しが完了
するまでこの引離し状態を保つようになっている。
【0030】ここで、実施例装置の感光部材の搬送系に
ついて詳細に説明する。この搬送系で最も考慮されなけ
ればならない事項は、.露光部4での感光部材Fの搬
送速度を一定にすること、.露光部4の搬送速度に対
して、露光部4以降の下流側の搬送速度を低速として、
感光部材Fの収縮や転写ローラ71の膨脹及び加圧搬送
による搬送速度の変化を露光部4の搬送速度に影響させ
ないこと、.上記により生ずる感光部材Fの弛みを
搬送路6のどこかで吸収できるようにすること、であ
る。以下これらの事項を考慮した幾つかの実施例につい
て説明する。
【0031】図2は、第1の実施例に係るの感光部材F
の搬送系を表している。同図に示すようにこの搬送系
は、供給部5の供給ローラ22と、主搬送手段である圧
力転写部8の上ローラ72(転写ローラ71)と、感材
回収部9の巻取ローラ12と、露光部4の下流近傍の搬
送路6に配設され副搬送手段であるフィードローラ10
1とで構成されている。供給ローラ22は、これに接続
された供給駆動モータ102の正回転駆動による感光部
材Fの初期セット時のマガジン21からの送り出しと、
逆回転駆動による感光部材Fの巻き戻しとを主として行
えるようになっている。この巻き戻しは、使用済み感光
部材Fを廃棄するため巻取ローラ12から感光部材Fを
回収するものと、上述の未露光部分を露光部4まで引き
戻すためのものとがある。
【0032】上ローラ72は、これに接続された転写駆
動モータ103の回転駆動によりフィードローラ101
以降の感光部材Fの搬送を行うもので、図示の鎖線に示
す位置に移動されたピンチローラ76との間に感光部材
Fを挟むようにしてこれを搬送する。この場合、加熱現
像部7で感光部材Fが収縮することによる搬送速度の変
化と、圧力転写部8で上ローラ72自体が膨脹或いは収
縮することによる搬送速度の変化とを吸収するため、上
ローラ72はフィードローラ101より幾分遅い搬送速
度に設定されている。これにより、上ローラ72とフィ
ードローラ101とが相互に干渉すること無く感光部材
Fを搬送でき、また感光部材Fに過度の張力が作用する
ことが無く感光部材Fの破れ等が防止される。
【0033】巻取ローラ12は、これに接続された巻取
駆動モータ104の回転駆動により使用済み感光部材F
の巻き取りを行うもので、この巻取駆動モータ104は
定速モータで構成されている。この場合、感光部材Fは
ロール状に巻き取られて行くので、ロール径の変化で巻
取り速度も変化させる必要がある。そこで巻取ローラ1
2にトルクリミッタを設けておき、トルクリミッタのす
べりで速度変化を吸収するようにしている。
【0034】フィードローラ101は、これに接続され
たフィードモータ105の回転駆動により露光部4にお
ける感光部材Fの速度コントロールと、供給部5からの
感光部材Fの引き出し等、搬送路6前半の搬送を行うも
のである。フィードローラ101は、フィードモータ1
05が接続される駆動ローラ106と、感光部材Fを駆
動ローラ106との間に挟み込む加圧ローラ107とか
ら成り、この両者のニップ作用で感光部材Fに搬送力を
付与する。フィードモータ105は定速モータであり、
駆動ローラ106を定速駆動して感光部材Fを露光台4
5上を定速で走行させる。この定速走行により良好な露
光が可能なる。この場合、上述のようにフィードローラ
101は、転写ローラ71より幾分搬送速度が早いの
で、このフィードローラ101と転写ローラ71との間
では感光部材Fが弛んでしまう。この弛みは小さければ
問題ないが、大きくなると感光部材Fの斜行やジャムの
原因となる。そこで本実施例では、露光部4と加熱現像
部7との間であって、フィードローラ101の下流側に
張力付与手段であるテンションローラ108が設けられ
ている。
【0035】テンションローラ108は、感光部材Fを
挟み込むように構成された上下一対のフリーローラ10
8a,108bと、その一方のフリーローラ108aの
回転軸に接続されたトルクリミッタ(図示せず)とで構
成されており、このトルクリミッタの制動トルク調整に
より感光部材Fの所望の張力を付与する。これにより、
テンションローラ108の下流側の圧力転写部8までの
感光部材Fは引張り状態となり、斜行やジャムが防止さ
れ、また同時に、加熱現像部7で発生する感光部材Fの
皺が防止される。一方、テンションローラ108の上流
側には、フィードローラ101と転写ローラ71との搬
送速度の相違により弛んでしまう分の感光部材Fが備蓄
され、この部分にいわゆるバッファが構成される。この
バッファにより、たとえ露光部4における感光部材Fの
搬送を頻繁にON・OFFしても、転写ローラ71をこ
れに合わせてON・OFFする必要がなく、転写ローラ
71及び加熱ローラ51を連続的に駆動することができ
る。
【0036】ここで駆動系、すなわち感光部材Fの搬送
系の一連の動きを、用紙Pの搬送系と共に説明する。露
光が開始されると同時にフィードローラ101が駆動さ
れ、感光部材Fがマガジン21から引き出されて行く。
このフィードローラ101の駆動にやや遅れてピンチロ
ーラ76が上ローラ72に転接されると共に、上ローラ
72が駆動を開始する。また、上ローラ72の駆動に連
動して巻取ローラ12も駆動される。感光部材Fの露光
された部分は、フィードローラ101を経た後、上ロー
ラ72によりテンションローラ108の部分から加熱現
像部7を経て圧力転写部8に搬送される。この感光部材
Fの露光された部分が圧力転写部8の近傍まで搬送され
てくると、半月ローラ82が駆動して用紙Pを送り出
し、さらに給紙ローラ84が駆動して感光部材Fの露光
された部分にこの用紙Pを重ね合わせるように送る。転
写が始まると排紙ローラ92が駆動し、分離された用紙
Pを排紙カセット91に送り込む、一方、感光部材Fは
ピンチローラ76を経て巻取ローラ12に巻き取られ
る。この場合、感光部材Fの未露光部分が加熱現像部7
に差し掛かると、移動ローラ17,17が駆動して感光
部材Fと加熱ローラ51とを引き離し、また、圧力転写
部8に差し掛かると、中・下両ローラ73,74が下降
して転写状態が解除される。そして、一連の複写作業が
完了すると各ローラは停止する。この停止に伴い、ピン
チローラ76が上ローラ72から離れ、また下ローラ7
4が下方に移動して上ローラ72と中ローラ73との接
触が解かれ、更に移動ローラ17が駆動して感光部材F
と加熱ローラ51との接触も解かれる。巻戻しを行う場
合には、フィードローラ101、ピンチローラ76およ
び巻取ローラ12のクラッチが切られこれらがフリー状
態となり、続いて供給ローラ22が逆回転駆動して感光
部材Fを巻きとって行く。
【0037】図3は、第2の実施例に係るの感光部材F
の搬送系を表している。この実施例では、供給部5の供
給ローラ22と、圧力転写部8の上ローラ72(転写ロ
ーラ71)と、感材回収部9の巻取ローラ12とにそれ
ぞれ駆動モータ102,103,104が接続されてお
り、これらにより装置本体1の搬送系が構成されてい
る。この場合、上ローラ72が主搬送手段となるのに対
し、供給ローラ22が副搬送手段となっている。すなわ
ち、供給部5の供給ローラ22の供給駆動モータ102
を可変速とし、露光部4の露光台45の上流側に設けた
センサ手段109で感光部材Fの搬送速度の検出を行
い、この検出値に基づいてコントローラ110(図8参
照)により供給駆動モータ102を制御して感光部材F
の搬送速度を一定に保つようになっている。一方、供給
ローラ22と上ローラ72との搬送速度の相違により生
ずる感光部材Fに弛みは、露光部4と加熱現像部7との
間に設けたテンションアーム111により吸収するよう
にしている。
【0038】このテンションアーム111は、装置本体
1のフレーム(図示せず)に回動自在に固定されたアー
ム本体112と、アーム本体112の先端に回転自在に
軸支された押圧ローラ113と、アーム本体112を感
光部材F側に付勢するコイルスプリング114とから構
成されている。テンションアーム111は、感光部材F
にその感光面側から当接し、これを内側、すなわち搬送
方向に直交する方向に軽く押圧して、感光部材Fの弛み
を取るように構成されている。したがって、この部分に
バッファが構成されると共に、露光部4の露光台45上
を走行する感光部材Fは供給駆動モータ102により一
定の搬送速度に保たれる。
【0039】図4は、第3の実施例に係るの感光部材F
の搬送系を表している。この実施例では、供給部5の供
給ローラ22と、圧力転写部8の上ローラ72(転写ロ
ーラ71)と、感材回収部9の巻取ローラ12とにそれ
ぞれ駆動モータ102,103,104が接続されてお
り、加えて、供給部5と露光部4の間の搬送路6に副搬
送手段であるフィードローラ101が配設されて、これ
らにより装置本体1の搬送系が構成されている。フィー
ドローラ101は、第1実施例と同様に、主搬送手段で
ある上ローラ72より幾分高速に設定されている。ま
た、フィードローラ101はフィードモータ105が接
続される駆動ローラ106と、加圧ローラ107とから
構成され、露光部4における感光部材Fの搬送速度を一
定に保つ。そして、露光部4と加熱現像部7との間の搬
送路6には、第2実施例と同様なテンションアーム11
1が配設されており、感光部材Fの弛みを吸収できるよ
うになっている。この場合は、センサ等を必要とするこ
となく露光部4の搬送速度を一定に保つことができる。
【0040】図5は、第4の実施例に係るの感光部材F
の搬送系を表している。この実施例では、供給部5の供
給ローラ22と、圧力転写部8の上ローラ72(転写ロ
ーラ71)と、感材回収部9の巻取ローラ12とにそれ
ぞれ駆動モータ102,103,104が接続されてお
り、加えて、加熱現像部7の加熱ローラ51が駆動さ
れ、これらにより装置本体1の搬送系が構成されてい
る。加熱ローラ51には、加熱駆動モータ115が接続
されると共に、感光部材Fを挟み込む加圧ローラ107
が接触しており、この加熱ローラ51と加圧ローラ10
7とで感光部材Fに搬送力を付与する副搬送手段が構成
されている。加熱駆動モータ115は変速モータであ
り、露光部4の上流側に設けたセンサ手段109により
露光部4における感光部材Fの搬送速度が検出され、こ
れに基づいて加熱駆動モータ115の回転速度が可変さ
れるようになっている。これにより、加熱現像部7で感
光部材Fが収縮しても、加熱駆動モータ115が変速回
転して露光部4における感光部材Fの搬送速度を圧力転
写部8の搬送速度より高速で、かつ一定に保つようにな
っている。また、第1実施例と同様に加熱ローラ51の
下流側の搬送路6には、テンションローラ108が配設
されており、この部分にバッファが構成されると共に、
圧力転写部8に感光部材Fが引張り状態で送られるよう
になっている。
【0041】図6は、第5の実施例に係るの感光部材F
の搬送系を表している。この実施例では、第1実施例と
同様に、供給部5の供給ローラ22と、圧力転写部8の
上ローラ72(転写ローラ71)と、感材回収部9の巻
取ローラ12と、フィードローラ101とにそれぞれ駆
動モータ102,103,104が接続されており、こ
れらにより装置本体1の搬送系が構成されている。フィ
ードローラ101は、第1実施例と同様に、フィードモ
ータ105が接続される駆動ローラ106と、加圧ロー
ラ107とから成り副搬送手段を構成している。フィー
ドローラ101は、加熱現像部7と圧力転写部8との間
の搬送路6に配設されており、露光部4の上流側に設け
たセンサ手段109を介して露光部4における感光部材
Fの搬送速度が一定になるように制御されている。ま
た、フィードローラ101の下流側の搬送路6には、テ
ンションローラ108が配設されており、この部分にバ
ッファが構成されると共に、圧力転写部8に感光部材F
が引張り状態で送られるようになっている。
【0042】図7は、第6の実施例に係るの感光部材F
の搬送系を表している。この実施例では、第1実施例と
同様に、供給部5の供給ローラ22と、圧力転写部8の
上ローラ72(転写ローラ71)と、感材回収部9の巻
取ローラ12とにそれぞれ駆動モータ102,103,
104が接続されており、これらにより装置本体1の搬
送系が構成されている。転写ローラ71は、露光部4の
上流側に設けたセンサ手段109を介して露光部4にお
ける感光部材Fの搬送速度が一定になるように制御され
ている。この場合、圧力転写部8から上流側の搬送はこ
の転写ローラ71で行われるため、上記第2から5の実
施例と異なり、フィードローラ101等(副搬送手段)
を省略することができる。しかも、これらの経路におい
て、感光部材Fが弛むことがないのでテンションローラ
108やテンションアーム111を省略することができ
る。
【0043】なお、これらの実施例において、供給ロー
ラ22、上ローラ72、巻取ローラ12、フィードロー
ラ101およびテンションローラ108は、感光部材F
の初期セット時や巻戻し時に適宜、感光部材Fとの接触
或いは規制が解かれるように、接触位置と退避位置とに
移動可能に構成されるか、或いはクラッチを備えていて
クラッチ操作により自由回転状態になるように構成され
ている。
【0044】ところで、以上の実施例のうち幾つかの、
搬送手段は、センサ手段109を用いて露光部4におけ
る感光部材Fの搬送速度が一定になるように制御されて
いる。そして、これらの実施例ではセンサ手段109を
露光部4の上流側の近傍に配設するようにしているが、
露光部4の搬送速度を検出できる部分であればこれに限
定されるものではなく、例えば露光部4の下流側の近傍
や露光部4内でも検出可能である。ここで露光部4前後
に配設するセンサ手段109と露光部4に配設するセン
サ手段109の一例をそれぞれ詳述する。
【0045】図8は、露光部前後に配設するセンサ手段
の実施例を表している。同図に示すように、このセンサ
手段109は感光部材Fを挟み込むように設けた上下一
対の検出ローラ116,117と、この一方の検出ロー
ラ116の回転軸116aに固定されたスリット円板1
18と、スリット円板118に臨んでスリットパルスを
検出する透過型の光電センサ119とを備え、いわゆる
エンコーダを構成している。感光部材Fの搬送速度は、
フリー回転する検出ローラ116,117を介してスリ
ット円板118に伝達され、光電センサ119によりス
リット円板118のスリットの数として検出される。一
方、光電センサ119にはコントローラ110が接続さ
れており、コントローラ110の演算部110aでスリ
ット数から搬送速度が算定され、制御部110bでこの
値を一定に保つべく駆動モータの駆動部120に制御信
号を出力するようになっている。
【0046】なお、このエクコーダに代えてポテンショ
メータにより感光部材Fの搬送速度を検出することも可
能である。
【0047】図9は、露光部内に配設するセンサ手段の
実施例を表している。同図に示すように、このセンサ手
段109は、予め一側部にマーキングを施した感光部材
Fを用いるようにしている。マーキングは感光部材Fの
長手方向、すなわち搬送方向に一定間隔のラインパター
ン121を描いたものであり、このラインパターン12
1を反射型の光電センサ122で検出する。光電センサ
122は露光台45に組み込まれており、側方から感光
部材Fに臨むようになっている。この場合も上記の実施
例と同様に、光電センサ122にはコントローラ110
が接続されており、コントローラ110の演算部110
aでパターン数から搬送速度が算定され、制御部110
bでこの値を一定に保つべく駆動モータの駆動部120
に制御信号を出力するようになっている。
【0048】以上、これら実施例の構成によれば、簡単
な構造で、.露光部4での感光部材Fの搬送速度を一
定にすること、.露光部4の搬送速度に、露光部4以
降の下流側の搬送速度を影響させないこと、.感光部
材Fの弛みを吸収すること、ができて、正確でかつ円滑
な感光部材Fの搬送が可能となる。
【0049】なお、本実施例ではカラー複写機について
説明したが、本発明はプリンタ、プロッタ、ファクシミ
リ、電子カメラ等に応用できることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
圧力転写部に主搬送手段を設けることで、感光部材をこ
の部分で一括して搬送することができ、搬送系を極めて
簡単に構成することができる。この場合、加熱現像部の
上流側にセンサ手段を設けて搬送速度を制御するように
すれば、露光部の搬送速度を一定にすることができ、感
光部材の円滑な搬送と、画像品質の向上とを同時に達成
できる。
【0051】請求項3乃至7の発明によれば、搬送系を
前半部の副搬送手段と後半部の主搬送手段とに区分し
て、これら搬送手段の相互の干渉を排除しているので、
露光部の搬送速度を一定にすることができると共に、加
熱現像部から圧力転写部に至る搬送速度の変化を吸収で
きて、円滑な搬送が可能となる。
【0052】この場合、感光部材に張力を付与する張力
付与手段を設けることで、前半部の搬送系と後半部の搬
送系とを区分することにより生ずる感光部材の斜行やジ
ャムが防止でき、より一層円滑な搬送が可能となる。し
かも、張力付与により感光部材に生ずる皺も防止でき、
画像品質の向上をも達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー複写機の一実施例の裁
断側面図である。
【図2】搬送系の第1の実施例を表したカラー複写機の
裁断側面図である。
【図3】搬送系の第2の実施例を表したカラー複写機の
裁断側面図である。
【図4】搬送系の第3の実施例を表したカラー複写機の
裁断側面図である。
【図5】搬送系の第4の実施例を表したカラー複写機の
裁断側面図である。
【図6】搬送系の第5の実施例を表したカラー複写機の
裁断側面図である。
【図7】搬送系の第6の実施例を表したカラー複写機の
裁断側面図である。
【図8】露光部前後に設けるセンサ手段の一実施例の斜
視図である。
【図9】露光部内に設けるセンサ手段の一実施例の斜視
図である。
【符号の説明】
1…装置本体 4…露光部 5…供給部 6…搬送路 7…加熱現像部 8…圧力転写部 22…供給ローラ 51…加熱ローラ 71…転写ローラ 72…上ローラ 101…フィードローラ 102…供給駆動モータ 103…転写駆動モータ 105…フィードモータ 108…テンションローラ 109…センサ手段 110…コントローラ 111…テンションアーム 115…加熱駆動モータ F…感光部材 P…用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 27/32 Z 9017−2K 27/50 B 9017−2K H04N 1/29 F 9186−5C

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の感光部材を搬送路に沿わせて、供
    給部から露光部、加熱現像部、圧力転写部に順次臨ませ
    るように搬送して、当該露光部で当該感光部材に画像を
    露光して潜像を形成した後、当該加熱現像部で当該潜像
    を加熱現像し、当該圧力転写部で現像した当該感光部材
    の画像を転写部材に転写する画像形成装置において、 前記圧力転写部に、前記感光部材を搬送する主搬送手段
    が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱現像部の上流側の搬送路に設け
    られて、前記感光部材の搬送速度を検出するセンサ手段
    と、 当該センサ手段の検出値に基づいて前記主搬送手段の搬
    送速度を制御するコントローラとが、更に備えられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱現像部と前記圧力転写部との間
    の搬送路に設けられて、前記感光部材を前記主搬送手段
    より幾分高速で搬送する副搬送手段と、 前記加熱現像部の上流側の搬送路に設けられて、前記感
    光部材の搬送速度を検出するセンサ手段と、 当該センサ手段の検出値に基づいて前記副搬送手段の搬
    送速度を制御するコントローラとが、更に備えられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱現像部に設けられて、前記感光
    部材を前記主搬送手段より幾分高速で搬送する副搬送手
    段と、 前記加熱現像部の上流側の搬送路に設けられて、前記感
    光部材の搬送速度を検出するセンサ手段と、 当該センサ手段の検出値に基づいて前記副搬送手段の搬
    送速度を制御するコントローラとが、更に備えられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記露光部と前記加熱現像部との間の搬
    送路に設けられて、前記感光部材を前記主搬送手段より
    幾分高速で搬送する副搬送手段が、更に備えられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記供給部と前記露光部との間の搬送路
    に設けられて、前記感光部材を前記主搬送手段より幾分
    高速で搬送する副搬送手段が、更に備えられていること
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記供給部に設けられて、前記感光部材
    を前記主搬送手段より幾分高速で搬送する副搬送手段
    と、 前記加熱現像部の上流側の搬送路に設けられて、前記感
    光部材の搬送速度を検出するセンサ手段と、 当該センサ手段の検出値に基づいて前記副搬送手段の搬
    送速度を制御するコントローラとが、更に備えられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記加熱現像部と前記圧力転写部との間
    であって、前記副搬送手段の下流側の搬送路に、前記感
    光部材に張力を付与する張力付与手段が、更に備えられ
    ていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記加熱現像部と前記圧力転写部との間
    の搬送路に、前記感光部材に張力を付与する張力付与手
    段が、更に備えられていることを特徴とする請求項4に
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記露光部と前記加熱現像部の間であ
    って、前記副搬送手段の下流側の搬送路に、前記感光部
    材に張力を付与する張力付与手段が、更に備えられてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記露光部と前記加熱現像部の間の搬
    送路に、前記感光部材に張力を付与する張力付与手段
    が、更に備えられていることを特徴とする請求項6また
    は7に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記張力付与手段は、下流側に位置す
    る前記感光部材に張力を付与するテンションローラであ
    ることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に
    記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記張力付与手段は、前記感光部材に
    略直交方向から当接してこれを付勢するテンションアー
    ムであることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記センサ手段は、前記感光部材に接
    触して回転するフリーローラと、 当該フリーローラの回転軸に取り付けられたエンコーダ
    とを有することを特徴とする請求項2、3、4または7
    に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記センサ手段は、前記感光部材の長
    手方向に書き込まれたマーキングパターンと、 当該マーキングパターンを検出するセンサとを有するこ
    とを特徴とする請求項2、3、4または7に記載の画像
    形成装置。
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