JPH05203869A - 閃光手段と焦点検出手段とを有するカメラシステム - Google Patents

閃光手段と焦点検出手段とを有するカメラシステム

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JPH05203869A
JPH05203869A JP4013622A JP1362292A JPH05203869A JP H05203869 A JPH05203869 A JP H05203869A JP 4013622 A JP4013622 A JP 4013622A JP 1362292 A JP1362292 A JP 1362292A JP H05203869 A JPH05203869 A JP H05203869A
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    • G02B7/30Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03B7/16Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly in accordance with both the intensity of the flash source and the distance of the flash source from the object, e.g. in accordance with the "guide number" of the flash bulb and the focusing of the camera

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背景に影響されることなく、人物に焦点整合
することを目的とする。 【構成】 閃光手段(13)と、定常光を測光する測光
手段(2)と、複数領域の焦点検出が可能であり閃光手
段が発光可能な状態でかつ測光手段の出力が低い輝度を
示したときに、複数領域の内の最至近の被写体に優先的
に焦点整合を行う焦点検出手段と(3)、を有すること
を特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閃光手段と焦点検出手
段とを有するカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、閃光手段と焦点検出手段とを有す
るカメラシステムとしては、例えば特開平3−5803
6の様なものがあった。これは、複数領域を測距し各焦
点情報に基づいて閃光発光量を決定するというものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】閃光装置を用いて撮影
を行う状況としては、夜間にネオン等を背景にして人物
を撮影するスロ−シンクロや、昼間に逆光で人物を撮影
するデ−ライトシンクロ等がある。この様シーンでの撮
影の場合、人物に比べて背景の方が明るくかつコントラ
ストが強い為、複数領域を測距可能ないわば測距エリア
の広い焦点検出装置は、焦点整合を背景に対して行って
しまいやすいという大きな問題があった。
【0004】そこで、本発明は以上の様な問題点に鑑み
てなされたもので、その目的は、閃光撮影時に人物に比
べて背景の方が明るくかつコントラストが強い様なシ−
ンにおいても、背景に影響されることなく人物に焦点整
合がなされる様な焦点検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点の解決の為、
本発明では、第1解決方法として、閃光手段と、複数領
域の焦点検出が可能であって、前記閃光手段が発光可能
な状態のときに、前記複数領域の内の最至近の被写体に
優先的に焦点整合を行う焦点検出手段と、を有する様に
カメラシステムを構成した。
【0006】また、第2解決方法として、閃光手段と、
複数領域の焦点検出が可能であって、前記閃光手段が発
光可能な状態のときに、前記複数領域の内の限られた領
域を焦点整合の対象とする焦点検出手段と、を有する様
にカメラシステムを構成した。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図6を用いて、
第2実施例を図7を用いて説明する。図1は、本発明の
閃光装置と焦点検出装置とを有するカメラシステムのブ
ロック図である。
【0008】CPU1は、定常光測光素子2,焦点検出
素子3,閃光測光素子4,焦点検出領域選択部5等から
の情報を入力として受ける。そして、これら入力を演算
処理等して露出制御回路6,レンズ駆動装置7,閃光制
御回路8,表示制御回路9等に演算処理結果を出力す
る。定常光測光素子2は、撮影レンズ11及び不図示の
集光レンズを通過した被写界からの光束を、8領域(2
a〜2h)に分割して測光する。2a領域で測光された
輝度をB(1)、2b領域で測光された輝度をB(2)、以下
同様にして各輝度をB(3) 〜B(8)とする。
【0009】焦点検出素子3は、CCDで構成され、画
面の中央部およびその近傍を、6領域(F(1)〜F(6))
で焦点検出を行う。閃光測光素子4は、閃光装置13か
ら発せられた光が被写界で反射され、反射された光のう
ち撮影レンズ11を通過した光束を、5領域(4a〜4
e)に分割して測光する。
【0010】焦点検出領域選択部5は、撮影者が画面中
の焦点検出領域を、表示素子14に示される様なスポッ
ト領域(14a)とワイド領域(14b)のいずれか
を、選択するためのものである。露出制御回路6は、定
常光測光素子2で測光された情報からCPU1で露出値
BVANSを演算し、かかる露出値BVANSに従って、シャ
ッタ−10と絞り12とを制御する。
【0011】レンズ駆動装置7は、焦点検出素子3で測
光された情報からCPU1で焦点位置を演算し、かかる
焦点位置に撮影レンズ11を駆動する装置である。閃光
制御回路8は、CPU1からの指令に応じて閃光装置1
3を発光開始させ、その発光光束を閃光測光素子4で測
光し測光量が所定量に達した時点で、再びCPU1から
の指令に応じて閃光装置13を発光停止させるものであ
る。
【0012】表示制御回路9は、焦点検出領域選択部5
の選択結果や、閃光装置13の発光可能/不可能に応じ
て、表示素子14の焦点検出領域選をスポット14a/
ワイド14bに切り替えて表示する。 <メインルーチン>図2は、CPU1のメインのアルゴ
リズムである。
【0013】ステップS1では、撮影者が焦点検出領域
選択部5を用いて焦点検出領域の選択を行った結果を入
力する。ステップS2では、定常光測光素子2で8領域
の測光を行い、それら8領域の輝度値をBV(1)〜BV
(8)とする。ステップS3では、ステップS2で測光さ
れた8領域の輝度値B(1)〜B(8)を用いて、露出値BV
ANSを算出する。
【0014】なお、この演算方式の詳細な説明は、例え
ば本出願人による特開平3−81624等に開示してい
るので、割愛する。ステップS4では、焦点検出素子3
によるAF(オートフォーカス)測光ならびにその関連
演算を行う。詳細は図3を用いて後述する。ステップS
5では、表示制御回路9を介して表示素子14を駆動す
る。表示素子14は、ステップS1で入力された焦点検
出領域がスポット14a又はワイド14bのいずれかで
あるかを表示する。
【0015】ステップS6では、ステップS4で演算さ
れた結果に応じて焦点位置の決定を行う。詳細は図4を
用いて後述する。ステップS7では、ステップS6で決
定された結果に応じて、レンズ駆動装置7を用いてレン
ズ駆動を行い、焦点整合を行う。ステップS8では、ス
テップS3で決定された露出値に基づいて露出制御を行
う。
【0016】ステップS9において、閃光装置13が発
光可能状態であるか否かを判別し、発光不可能状態の時
は露出制御を終了して終わり、発光可能状態の時は閃光
制御を行い露出制御を終了して終わる(ステップS1
0)。 <AF測光ルーチン>図3は、ステップS4で行うAF
測光を詳細に説明した第1のアルゴリズムである。
【0017】ステップS101では、焦点検出素子3の
CCDの受光部の近傍に配置された不図示のモニタ−素
子、例えばオートゲインコントロール(AGC)によ
り、焦点検出領域の全体の明るさを測光する。ステップ
S102では、ステップS101で測光された明るさに
基づき、CCDの蓄積時間な設定を行う。
【0018】ステップS103では、ステップS102
で設定された蓄積時間に基づきCCDの蓄積を行い、そ
れを転送する。ステップS104では、閃光装置(S
B)13が発光可能状態であるか否かを判別し、発光可
能状態の時はステップS105へ、発光不可能状態の時
はステップS113へ進む。
【0019】ステップS105では、被写界の周辺部で
ある輝度値BV(1)〜BV(5)の平均値BMを計算する。
ステップS106では、被写界の周辺部の輝度値BV
(1)〜BV(5)の最大値MAX(B(1)〜B(5))と、被写
界の中央部の輝度値BV(6)〜BV(8)の最小値MIN
(B(6)〜B(8))との輝度差ΔBを計算する。
【0020】ステップS107では、ステップS105
で求めた被写界の周辺部の輝度値BV(1)〜BV(5)の平
均値BMが、5[BV]よりも小さいか否かの判別を行
う。小さい場合はステップS108に進み、被写界が暗
いと判断して暗い所での閃光撮影を前提にした条件設定
を行う。被写界の周辺部の平均値BMが5[BV]より
も小さくない場合はステップS110に進む。
【0021】ステップS108では、ステップS103
でCCDが蓄積した結果に基づき、CCD出力の低出力
を対象にした長めの蓄積時間を設定する。この理由につ
いては、図6(A)〜図6(C)を用いて後述する。ス
テップS109では、後のステップで行われる焦点位置
検出の為の相関演算の結果の最大値を低コントラストと
見なすか否かの判別に用いる判別レベルLVを、LV=
0.5×kに設定する。但し、kは0を超え、1以下の
定数である。このように判別レベルLVを設定する理由
については図5で後述する。
【0022】ステップS110では、ステップS106
で求めた輝度差ΔBが、3[BV]よりも大きいか否
か、即ち被写界の周辺部と被写界の中央部との輝度差が
大きいか否かの判別を行う。大きい場合はステップS1
11に進み、主要被写体が逆光状態と判断して、デ−ラ
イトシンクロ撮影を前提にした条件設定を行う。輝度差
ΔBが3[BV]よりも大きくない場合はステップS1
13に進む。
【0023】ステップS111では、ステップS103
でCCDが蓄積した結果に基づき、CCD出力の低出力
を対象にした長めの蓄積時間を設定する。この理由につ
いては、図6(A)〜図6(C)を用いて後述する。ス
テップS112では、ステップS109同様に相関演算
の結果の最大値を低コントラストと見なすか否かの判別
に用いる判別レベルLVを、LV=0.7×kと設定す
る。kについてはステップS109と同様である。
【0024】ステップS113では、ステップS103
でCCDが蓄積した結果に基づき、CCD出力の高出力
を対象にした短めの蓄積時間を設定する。この理由につ
いては、図6(A)〜図6(C)を用いて後述する。ス
テップS114では、ステップS109同様に相関演算
の結果の最大値を低コントラストと見なすか否かの判別
に用いる判別レベルLVを、LV=kと設定する。
【0025】ステップS115では、ステップS1で選
択した焦点検出領域がスポット領域であるか否かの判別
を行う。スポット領域である場合はステップS116に
進み、ワイド領域の場合はステップS117に進む。ス
テップS116では、焦点検出の対象領域としてスポッ
ト領域であるF(3)〜F(4)を設定する為に、NST=3、
NED=4とする。
【0026】ステップS117では、焦点検出の対象領
域としてワイド領域であるF(1)〜F(6)を設定する為
に、NST=1、NED=6とする。ステップS118で
は、ステップS108もしくはステップS111もしく
はステップS113で設定された蓄積時間に従って、C
CDの蓄積・転送を行い、メインル−チンに戻る。
【0027】<AF測光ルーチン>図4は、図2のステ
ップS6のAF演算を詳細に説明したアルゴリズムであ
る。
【0028】ステップS201では、R(0)に0を代入
して初期値設定する。ステップS202では、D(0)に
999を代入して初期値設定する。ステップS203で
は、nに0を代入して初期値設定する。ステップS20
4では、nにn+NSTを代入する。ステップS205で
は、焦点検出の対象領域であるF(n)領域の相関演算を
行う。相関演算は各領域毎に1対の素子列間で相関関数
を求めるもので、その値は相関が最も強い場合に最大で
1となる。
【0029】ステップS206では、F(n)領域の相関
の最大値(相関関数の最大値)をR(n)とする。ステッ
プS207では、相関の最大値R(n)が低コントラスト
の判別レベルLVよりも大きいか否かの判別を行う。そ
して大きい場合はステップS208に進み、大きくない
場合はステップS211に進む。
【0030】ステップS208では、相関の最大値を与
える出力のずらし量に相当するデフォ−カス量D(n)を
を求める。ステップS209では、F(n)領域のデフォ
−カス量D(n)とF(n-1)領域のデフォ−カス量D(n-1)
とを比較し、D(n)がD(n-1)よりも小さい場合にはステ
ップS210に進み、小さくない場合にはステップS2
11に進む。
【0031】ステップS210では、F(n)領域を最至
近領域として記憶する。ステップS204とステップS
213間で焦点検出の対象となる領域数分繰り返すの
で、焦点検出の対象となる領域の内の最至近領域が最終
的に記憶される。ステップS211では、F(n)領域の
相関の最大値R(n)とF(n-1)領域の相関の最大値R(n-
1)とを比較し、R(n)がR(n-1)よりも大きい場合にはス
テップS212に進み、大きくない場合にはステップS
213に進む。
【0032】ステップS212では、F(n)領域を最大
相関領域として記憶する。ステップS204とステップ
S213間で焦点検出の対象となる領域数分繰り返すの
で、焦点検出の対象となる領域の内の最大相関領域が最
終的に記憶される。ステップS213では、nがNEDに
達したか否かを判別し、達した場合にはステップS21
4に進み、達しない場合にはステップS204に戻る。
【0033】ステップS214では、閃光装置13が発
光可能状態であるか否かを判別し、可能状態の時はステ
ップS215へ、不可能状態の時はステップS216へ
進む。 ステップS215では、焦点整合の対象領域と
して、ステップS210で決定された最至近領域を選択
する。そしてメインル−チンへ戻る。ステップS216
では、焦点整合の対象領域として、ステップS212で
決定された最大相関領域を選択する。そしてメインル−
チンへ戻る。
【0034】図5(A)は、焦点検出素子3のF(1)領
域の、一対の素子列間の出力の相関を表わす図である。
横軸は一対の素子列間の出力のずらし量である。縦軸は
相関で、その値は相関が最も強い場合に最大で1とな
る。そして、相関の最大値R(1)を与える出力のずらし
量が焦点のずれ量に対応する。
【0035】この場合は、相関の最大値が大きいので、
低コントラストの判別レベルLVをkとしてもこの領域
は焦点検出の対象領域として使うことができる。図5
(B),図5(C)も同様で、図5(B)は焦点検出素
子3のF(5)領域の一対の素子列間の出力の相関を表わ
す図であり、図5(C)はF(6)領域の一対の素子列間
の出力の相関を表わす図である。F(2)〜F(4)領域に関
しては省略する。
【0036】F(5)領域は、相関の最大値があまり大き
くないので、低コントラストの判別レベルLVをkとす
ると、この領域は焦点検出の対象領域からはずされるこ
とになる。主要被写体が暗かったり逆光状態だったりし
て、閃光装置による照射が必要な場合は、F(5)領域に
主要被写体が居ても相関は図5(B)の様に低くなる場
合が極めて多い。そこで、暗かったり逆光状態だったり
してかつ閃光装置を使用するという条件の場合には、図
3で開示した様に、精度が下がることを承知して低コン
トラストの判別レベルLVを、LV=0.7×k又はL
V=0.5×kとして下げる必要が生じてくる。
【0037】図6(A)は、焦点検出素子3のF(1)〜
F(6)の各領域のCCDから出力される出力例である。
横軸は一対の素子列の片側の素子位置である。縦軸はC
CDからの出力である。
【0038】図6(B)は、CCDの蓄積時間を短く設
定して高輝度側に合わせた場合である。F(4)〜F(5)領
域にわたって主要被写体が存在していても、焦点検出の
為の相関演算ではコントラストの強いところで相関が大
きくなる為、焦点整合はF(1)領域になされる。従っ
て、主要被写体はピンボケとなる。図6(C)は、CC
Dの蓄積時間を長く設定して低輝度側に合わせた場合
で、高輝度側の出力が飽和して犠牲になっている。F
(4)〜F(5)領域にわたって主要被写体が存在している場
合、焦点検出の為の相関演算ではコントラストの強いと
ころで相関が大きくなる為、焦点整合はF(4)領域もし
くはF(5)領域になされる。従って、主要被写体にピン
トが合う。
【0039】図7は、図3で開示したステップS4のA
F測光を詳細に説明した第1のアルゴリズムとは異な
る、第2のアルゴリズムである。
【0040】ステップS301では、焦点検出素子3の
CCDの受光部の近傍に配置された、不図示のモニタ−
素子により、焦点検出領域の全体の明るさを測光する。
ステップS302では、ステップS301で測光された
明るさに基づき、CCDの蓄積時間な設定を行う。ステ
ップS303では、ステップS302で設定された蓄積
時間に基づきCCDの蓄積を行い、それを転送する。
【0041】ステップS304では、閃光装置13が発
光可能状態であるか否かを判別し、可能状態の時はステ
ップS305へ、不可能状態の時はステップS313へ
進む。ステップS305では、被写界の周辺部である輝
度値BV(1)〜BV(5)の平均値BMを計算する。
【0042】ステップS306では、被写界の周辺部で
ある輝度値BV(1)〜BV(5)の最大値MAX(B(1)〜
B(5))と、被写界の中央部である輝度値BV(6)〜BV
(8)の最小値MIN(B(6)〜B(8))との輝度差ΔBを
計算する。ステップS307では、ステップS305で
求めた被写界の周辺部である輝度値BV(1)〜BV(5)の
平均値BMが、5[BV]よりも小さいか否かの判別を
行う。小さい場合はステップS308に進み、被写界が
暗いと判断して暗い所での閃光撮影を前提にした条件設
定を行う。被写界の周辺部の平均値BMが5[BV]よ
りも小さくない場合はステップS310に進む。
【0043】ステップS308では、ステップS303
でCCDが蓄積した結果に基づき、CCD出力の低出力
を対象にした長めの蓄積時間を設定する。この理由につ
いては、図6(A)〜(C)を用いて述べたとおりであ
る。ステップS309では、後のステップで行われる焦
点位置検出の為の相関演算の結果の最大値を低コントラ
ストと見なすか否かの判別に用いる判別レベルLVを、
LV=0.5×kに設定する。但し、kは0を超え、1
以下の定数である。
【0044】ステップS310では、ステップS306
で求めた輝度差ΔBが、3[BV]よりも大きいか否か
の判別を行う。大きい場合はステップS311に進み、
主要被写体が逆光状態と判断して、デ−ライトシンクロ
撮影を前提にした条件設定を行う。輝度差ΔBが3[B
V]よりも大きくない場合はステップS313に進む。
【0045】ステップS311では、ステップS303
でCCDが蓄積した結果に基づき、CCD出力の低出力
を対象にした長めの蓄積時間を設定する。この理由につ
いては、図6(A)〜(C)を用いて述べたとおりであ
る。ステップS312では、ステップS309同様に相
関演算の結果の最大値を低コントラストと見なすか否か
の判別に用いる判別レベルLVを設定する。但し設定値
はLV=0.7×kと設定する。
【0046】ステップS313では、ステップS303
でCCDが蓄積した結果に基づき、CCD出力の高出力
を対象にした短めの蓄積時間を設定する。この理由につ
いては、図6(A)〜(C)を用いて述べたとおりであ
る。ステップS314では、ステップS309同様に相
関演算の結果の最大値を低コントラストと見なすか否か
の判別に用いる判別レベルLVを設定する。但し設定値
はLV=kと設定する。
【0047】ステップS315では、ステップS1で選
択した焦点検出領域がスポット領域であるか否かの判別
を行う。スポット領域である場合はステップS316に
進み、ワイド領域の場合はステップS317に進む。ス
テップS316では、焦点検出の対象領域としてスポッ
ト領域であるF(3)〜F(4)を設定する為に、NST=3、
NED=4とする。
【0048】ステップS317では、閃光装置13が発
光可能状態であるか否かを判別し、可能状態の時はステ
ップS318へ、不可能状態の時はステップS319へ
進む。ここの処理が第1実施例と異なるところである。
閃光装置13が発光可能状態に設定されている時は、暗
いか逆光状態の時である為、焦点検出の対象領域として
ワイド領域のままだと、コントラストの高い主要被写体
の背景に焦点整合されやすい。
【0049】そこでステップS318では、撮影者の設
定がワイド領域であってもスポット領域であるF(3)〜
F(4)領域に強制変更し、NST=3、NED=4とする。
なお、焦点検出領域の表示もステップS5でスポット1
4aになされる。ステップS319では、焦点検出の対
象領域としてワイド領域であるF(1)〜F(6)を設定する
為に、NST=1、NED=6とする。
【0050】ステップS320では、ステップS308
もしくはステップS311もしくはステップS313で
設定された蓄積時間に従って、CCDの蓄積・転送を行
い、メインル−チンに戻る。
【0051】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、複数領域の
焦点検出が可能なカメラシステムにおいて、閃光手段が
発光可能な状態に設定されているときには、前記複数領
域の内の最至近の被写体に優先的に焦点整合を行うか、
もしくは限られた領域を焦点整合の対象とする様に焦点
検出手段を構成したので、閃光撮影時に人物に比べて背
景の方が明るくかつコントラストが強い様なシ−ンにお
いても、背景に影響されることなく人物に焦点整合がな
される様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の閃光装置と焦点検出装置とを有する
カメラシステムのブロック図である。
【図2】実施例のメインのアルゴリズムである。
【図3】メインのアリゴリズムのAF測光に関する第1
実施例である。
【図4】メインのアリゴリズムのAF演算に関する詳細
図である。
【図5】焦点検出素子3の一対の素子列間の出力の相関
を表わす図である。
【図6】焦点検出素子3の各領域のCCDからの出力を
表わす図である。
【図7】メインのアリゴリズムのAF測光に関する第2
実施例である。
【符号の説明】
1 CPU 2 定常光測光素子 3 焦点検出素子 4 閃光測光素子 5 焦点検出領域選択部 6 露出制御回路 7 レンズ駆動装置 8 閃光制御回路 9 表示制御回路 11 撮影レンズ 13 閃光装置 14 表示素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 15/05 7139−2K

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光手段と、 複数領域の焦点検出が可能であって、前記閃光手段が発
    光可能な状態のときに、前記複数領域の内の最至近の被
    写体に優先的に焦点整合を行う焦点検出手段と、を有す
    ることを特徴とする閃光手段と焦点検出手段とを有する
    カメラシステム。
  2. 【請求項2】 閃光手段と、 定常光を測光する測光手段と、 複数領域の焦点検出が可能であって、前記閃光手段が発
    光可能な状態でかつ前記測光手段の出力が低い輝度を示
    したときに、前記複数領域の内の最至近の被写体に優先
    的に焦点整合を行う焦点検出手段と、を有することを特
    徴とする閃光手段と焦点検出手段とを有するカメラシス
    テム。
  3. 【請求項3】 閃光手段と、 定常光を測光する測光手段と、 複数領域の焦点検出が可能であって、前記閃光手段が発
    光可能な状態でかつ前記測光手段の出力が逆光状態を示
    したときに、前記複数領域の内の最至近の被写体に優先
    的に焦点整合を行う焦点検出手段と、を有することを特
    徴とする閃光手段と焦点検出手段とを有するカメラシス
    テム。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲第1項もしくは第2項も
    しくは第3項記載の閃光手段と焦点検出手段とを有する
    カメラシステムにおいて、 前記焦点検出手段のAGCのレベルを変更することによ
    り、前記最至近の被写体に優先的に焦点整合が行われる
    様になしたことを特徴とする。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲第1項もしくは第2項も
    しくは第3項記載の閃光手段と焦点検出手段とを有する
    カメラシステムにおいて、 前記焦点検出手段の低コントラストの判別レベルを変更
    することにより、前記最至近の被写体に優先的に焦点整
    合が行われる様になしたことを特徴とする。
  6. 【請求項6】 閃光手段と、 複数領域の焦点検出が可能であって、前記閃光手段が発
    光可能な状態のときに、前記複数領域の内の限られた領
    域を焦点整合の対象とする焦点検出手段と、を有するこ
    とを特徴とする閃光手段と焦点検出手段とを有するカメ
    ラシステム。
  7. 【請求項7】 閃光手段と、 定常光を測光する測光手段と、 複数領域の焦点検出が可能であって、前記閃光手段が発
    光可能な状態でかつ前記測光手段の出力が低い輝度を示
    したときに、前記複数領域の内の限られた領域を焦点整
    合の対象とする焦点検出手段と、を有することを特徴と
    する閃光手段と焦点検出手段とを有するカメラシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 閃光手段と、 定常光を測光する測光手段と、 複数領域の焦点検出が可能であって、前記閃光手段が発
    光可能な状態でかつ前記測光手段の出力が逆光状態を示
    したときに、前記複数領域の内の限られた領域を焦点整
    合の対象とする焦点検出手段と、を有することを特徴と
    する閃光手段と焦点検出手段とを有するカメラシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 特許請求の範囲第6項もしくは第7項も
    しくは第8項記載の閃光手段と焦点検出手段とを有する
    カメラシステムにおいて、前記限られた領域は画面の中
    央近傍領域であることを特徴とする。
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