JPH05201115A - 孔版印刷機 - Google Patents

孔版印刷機

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JPH05201115A
JPH05201115A JP1202492A JP1202492A JPH05201115A JP H05201115 A JPH05201115 A JP H05201115A JP 1202492 A JP1202492 A JP 1202492A JP 1202492 A JP1202492 A JP 1202492A JP H05201115 A JPH05201115 A JP H05201115A
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cam
plate cylinder
cylinder
press
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Kazuyoshi Kobayashi
一喜 小林
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Ricoh Co Ltd
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙を版胴に押圧する押圧手段が版胴に当接
して、衝撃音が発生したり、バウンドして画像の先端に
むらが発生したりすることがなく、印刷終了後長時間放
置した後に印刷を再開する場合に、大量のやれ紙を発生
することがなく、さらにインキローラの接触圧のむらに
よってインキむらが発生したり、適正なインキ量を付着
させるのに長時間を要しない孔版印刷機を提供する。 【構成】 版胴に用紙を押圧するプレス胴7と、版胴か
ら用紙を剥離する爪とを具え、プレス胴7を回転可能に
支持する支持軸32の端部に偏心軸45を設け、プレス胴7
にくわえ爪11が開閉可能に支持され、くわえ爪軸9に設
けられたカムフォロア25を作動するカム22を機枠46に設
け、くわえカム22の対象位置に排紙カム27が配置され、
偏心軸45を回動する作動部材31を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、孔版印刷機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の孔版印刷機は、外周面に原紙が装
着されて回転する版胴と、用紙を版胴の外周面に押圧す
るプレスローラと、版胴とプレスローラとの間に印刷用
紙を送込む給紙手段と、版胴の内部に配置されてインキ
を供給するインキ供給手段と、版胴の外周面から印刷済
み用紙を排紙する排紙爪とを具えている。そして原紙と
排紙爪との間には、排紙爪が原紙に接触して原紙が破損
するのを防止するために、わずかに隙間を設けているの
で、例えば用紙の先端にべた画像があるときのように、
インキの密着力が大きい場合や、静電気が発生した場合
や、又は用紙がカールしている場合等には、用紙を排紙
することができないで、巻き上がるという現象が発生す
るという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように用紙が巻き
上がるのを防止する孔版印刷機として、実開昭61-10256
3号公報に開示されたようなものがあり、この孔版印刷
機は版胴に対向して設けられた回転リングに取付けられ
た保持爪で、用紙の先端を保持するようになっている。
しかしながらこのような孔版印刷機は、用紙を版胴の外
周面に押圧するのがプレスローラからなっていて、この
プレスローラは保持爪に対向する際は版胴から離間し、
画像部に対向する際は版胴に当接するようになっている
ので、プレスローラが版胴に当接する際に衝撃音が発生
するばかりでなく、プレスローラのバウンド等によっ
て、画像の先端にむらが発生し、これは印刷速度が速く
なれば一層助長されるという問題がある。さらに印刷終
了後該印刷に使用された旧原紙を廃棄して、新原紙を版
胴に巻装して印刷を行う連続使用の場合は、版胴内にイ
ンキが充分に充填されているので、始めから良好な印刷
物をうることができるが、印刷終了後長時間放置した場
合は、版胴のインキが蒸発、乾燥してしまうので、新原
紙を巻装して印刷を行うと、数枚又は数10枚はインキが
なく、又はインキが不足した状態の印刷物しかえられ
ず、その間やれ紙が大量に発生するという問題がある。
そこでこのようなやれ紙の大量発生を防止する孔版印刷
機として、特開昭61-188180号公報に開示されたような
ものがあり、この孔版印刷機は印刷終了後長時間放置し
た後、電源投入時にインキローラの接触圧力を高め、イ
ンキの付着量を多くしてやれ紙を減少させようとするも
のであるが、このようなものにあっては、接触圧のむら
によってインキむらが発生したり、適正なインキ量を付
着させるのに長時間を要するという問題がある。
【0004】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の孔版印刷機のもつ問題を解消し、用紙を版胴の外周
面に押圧するプレスローラが版胴に当接して、衝撃音が
発生したり、プレスローラのバウンド等によって画像の
先端にむらが発生したりすることがなく、先の印刷終了
後長時間放置した後に、新原紙を巻装しての印刷を行う
場合に、大量のやれ紙を発生することがなく、さらにイ
ンキローラの接触圧のむらによってインキむらが発生し
たり、適正なインキ量を付着させるのに長時間を要する
ことのない孔版印刷機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1の発明は、前記のよ
うな従来の孔版印刷機において、版胴1の下方に配置さ
れて回転するプレス胴7を具え、このプレス胴7は支持
軸32を中心として回転可能となっており、この支持軸32
の端部に偏心軸45が設けられ、プレス胴7の外周に開閉
可能であって、付勢部材によって閉鎖方向に付勢されて
いるくわえ爪11が設けられ、このくわえ爪11のくわえ爪
軸9にカムフォロア25を取付け、給紙位置と排紙位置と
において機枠46に設けられ、カムフォロア25と係合して
くわえ爪11を開口するくわえカム22及び排紙カム27と、
くわえカム22及び排紙カム27とをカムフォロア25に係合
する係合位置と、非係合位置との間で移動させる第1,
2作動部材24,29と、偏心軸45をプレス胴7が用紙を版
胴1に押圧する押圧位置と非押圧位置との間で回動する
第3作動部材31と、排紙爪18を用紙の排紙位置と非排紙
位置との間で移動させる第4作動部材40とを設けたこと
を特徴とするものである。請求項2の発明は、請求項1
の発明において、くわえ爪11を閉鎖して用紙をくわえた
後、くわえカム22と排紙カム27とをカムフォロア25に対
する非係合位置に移動し、偏心軸45をプレス胴7が非押
圧位置となる位置に回動し、排紙爪18を非排紙位置に移
動するように第1,2,3,4作動部材24,29,31,40
を作動し、版胴1及びプレス胴7を設定回数回転させる
制御手段を設けたものである。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、版胴1に原紙
が巻装して回転し、これと同期して用紙16がレジストロ
ーラ対13まで送られ、これを用紙センサ12が検出する
と、第2,3,4作動部材29,31,40が作動し、くわえ
カム22をくわえカムフォロア25と係合しない位置へ移動
し、くわえ爪11は閉位置に保持され、偏心軸45及び支持
軸32を回動してプレス胴7を押圧位置に変位させ、排紙
爪軸19を回動して排紙爪18をプレス胴7から離間した非
排紙位置に移動する。一方版胴1の回転と同期してプレ
ス胴7も回転し、プレス胴センサが検出信号を出力し、
第1作動部材24が作動してくわえカム22をくわえカムフ
ォロア25と係合しない位置へ移動し、くわえ爪11は閉位
置となって用紙16の先端をくわえ、プレス胴7が用紙16
を回転している版胴1の外周面に押圧して試し刷りを行
い、所望回数試し刷りをすると、第2,4作動部材29,
40が不作動となって、くわえカム22をくわえカムフォロ
ア25と係合する位置へ移動し、くわえ爪11は開位置へ移
動して用紙16の先端を解放し、排紙爪軸19を回動して排
紙爪18をプレス胴7に当接した排紙位置に移動し、この
排紙爪18によって用紙を排出したうえ初期の待機状態に
復帰する。
【0007】
【実施例】図面に示すこの発明の実施例において、1は
外周面の一部に軸方向に伸びる図示しない孔版原紙の先
端部を保持するクランパ6が設けられている多孔性版胴
であって、この版胴1は図示しない版胴駆動手段によっ
て、機枠46に設置されたインキパイプ2の周りを図1の
矢印に示す方向に回転され、その内部に版胴1の内周面
に当接してインキを供給するインキローラ3を有し、こ
のインキローラ3は図示しない歯車機構によって版胴1
と同期して、これと同方向に回転するようになってお
り、その近辺にそれとの間に僅かな間隔をおいてドクタ
ローラ4が設けられている。版胴1の下方にプレス胴7
が設けられ、このプレス胴7はその両端板が中心aをも
つ支持軸32に回転可能に支持され、このプレス胴7は図
示しない版胴駆動手段によって、支持軸32の周りを図1
の矢印に示す方向に版胴1と等速で回転されるようにな
っており、その外周の一部に弾性シート8が設けられ
て、印刷用紙16を版胴1の外周面に押圧する凸部が形成
され、また該弾性シート8の両端間には、版胴1のクラ
ンパ6に対向する凹部が形成されている。
【0008】そしてこの凹部から突出して弾性シート8
の始端に対向している先端を有するくわえ爪11を設け、
このくわえ爪11はそのくわえ爪軸9がプレス胴7の両端
板に回転可能に支持され、このくわえ爪軸9とプレス胴
7の両端板との間に、くわえ爪11を図1において時計方
向すなわち閉位置に向けて付勢する第1ばね10が張設さ
れている。くわえ爪軸9のプレス胴7の両端板からの突
出部にくわえカムフォロア25の一端を固定し、その他端
にローラ26が設けられている。このくわえカムフォロア
25に対向して機枠46にくわえカム22が設けられ、このく
わえカム22は板状となっていて、その中間は機枠46に設
置されたソレノイドからなる第1作動部材24の作動杆48
の先端に固定され、両端にはスライドピン23が取付けら
れていて、このスライドピン23は機枠46に摺嵌してお
り、くわえカム22と機枠46との間に作動杆48に巻着し
て、くわえカム22をくわえカムフォロア25のローラ26と
係合する位置(第3図)に向けて付勢する第2ばね47が
設けられている。そして第1作動部材24が作動すると、
くわえカム22を第2ばね47の力に抗して、くわえカムフ
ォロア25のローラ26と係合しない位置へ移動し、くわえ
爪11は第1ばね10によって閉位置に保持される。これに
反して第1作動部材24を不作動とすると、第2ばね47の
力によってくわえカム22をくわえカムフォロア25のロー
ラ26と係合する位置へ移動し、くわえ爪11は第1ばね10
の力に抗して開位置へ移動する。
【0009】プレス胴7の支持軸32の中心を通る垂直面
に関してくわえカム22と、対象位置に排紙カム27が配置
され、この排紙カム27はくわえカム22と同様に構成され
ていて、28はスライドピン、29はソレノイドからなる第
2作動部材をそれぞれ示す。そして第2作動部材29が作
動すると、くわえカム22を第2ばね47の力に抗して、く
わえカムフォロア25のローラ26と係合しない位置へ移動
し、くわえ爪11は第1ばね10によって閉位置に保持され
る。これに反して第2作動部材29を不作動とすると、第
2ばね47の力によってくわえカム22をくわえカムフォロ
ア25のローラ26と係合する位置へ移動し、くわえ爪11は
第1ばね10の力に抗して開位置へ移動する。
【0010】プレス胴7の支持軸32の端部から中心bを
もつ偏心軸45が突出しており、この偏心軸45は機枠46に
枢軸34で一端が枢支している支持アーム33の中間に枢支
されている。支持アーム33の他端と機枠46との間に支持
アーム33を時計方向に引っ張る第3ばね35が張設され、
その上限位置を規制するストッパ41が機枠46に設けられ
ており、また偏心軸45にはレバー36の一端が固定され、
レバー36の他端にはソレノイドからなる第3作動部材31
の作動杆38の先端が枢軸39を介して枢支しており、レバ
ー36と機枠46との間に図2において、レバー36を中心b
を中心として時計方向に付勢する第4ばね37が張設さ
れ、その極限位置を規制するストッパ43が機枠46が設け
られている。そして第3作動部材31が作動すると、第4
ばね37の力に抗して、レバー36及び偏心軸45を図2にお
いて反時計方向に回動し、支持軸32の凸部を上方に移動
してプレス胴7を押圧位置に変位させる。これに反して
第3作動部材31を不作動とすると、第4ばね37の力によ
って、レバー36及び偏心軸45を図2において時計方向に
回動し、支持軸32の凹部を上方に移動してプレス胴7を
非押圧位置に変位させる。この際ストッパ41,43に支持
アーム33及びレバー36が係合してこの位置に保持され
る。機枠46にはプレス胴7が1回転するごとに、信号を
出力するプレス胴センサ54が設けられている。
【0011】排紙カム27に対して用紙16の搬送方向下流
側の機枠46に排紙爪18が配置され、その排紙爪軸19が機
枠46に枢支され、排紙爪軸19にはレバー30の一端が固定
され、レバー30の他端には機枠46に設けられたソレノイ
ドからなる第4作動部材40の作動杆49の先端が枢軸51で
枢支しており、レバー30と機枠46との間に図2におい
て、レバー30を上方に付勢する第5ばね52が張設され、
その上昇位置を規制するストッパ42が機枠46に設けられ
ている。そして第4作動部材40を作動すると、第5ばね
52の力に抗して、レバー30及び排紙爪軸19を図2におい
て反時計方向に回動し、排紙爪18の爪先を図6に示すよ
うにプレス胴7から離間した非排紙位置に移動する。こ
れに反して第4作動部材40を不作動とすると、第5ばね
52の力によって、レバー30及び排紙爪軸19を図2におい
て時計方向に回動し、排紙爪18の爪先を図1に示すよう
に、プレス胴7に当接した排紙位置に移動する。この際
ストッパ42にレバー30が係合してこの位置に保持され
る。
【0012】第1〜4作動部材24,29,31,40は、図7
に示すようにCPU55によって制御され、このCPU55
には用紙センサ12、プレス胴センサ54等から必要な信号
が入力されるようになっており、版胴1とプレス胴7と
の間に用紙16を送込む給紙手段が設けられており、この
給紙手段は用紙センサ12、レジストローラ13、給紙ロー
ラ14、分離部材15、給紙台17を有する。この実施例では
第1〜4作動部材はソレノイドで構成されているが、カ
ム、モータというような他の適宜のものであってもよ
い。
【0013】前記のものの作用について図9に示すタイ
ムチャートをも参照して説明する。印刷の開始に当って
は、スタート信号が入ることにより、図示しない排版手
段、原稿読取手段、読取手段から信号が出力し、サーマ
ルヘッド等からなる穿孔給版手段によって原紙が作成さ
れ、この原紙は版胴1に供給されてクランパ6によって
その先端がクランプされ、版胴1が時計方向に回転して
その外周に巻着し、これと同期して用紙16が給紙台17か
らレジストローラ対13まで送られ、ここでタイミングが
とられる(図4,5)。これを用紙センサ12が検出する
と、第2,3,4作動部材29,31,40が作動し、第2作
動部材29の作動によって、くわえカム22をくわえカムフ
ォロア25のローラ26と係合しない位置へ移動し、くわえ
爪11は閉位置に保持され、第3作動部材31の作動によっ
て、レバー36及び偏心軸45を図2において反時計方向に
回動し、支持軸32の凸部を上方に移動してプレス胴7を
押圧位置に変位させ(図5)、第4作動部材40の作動に
よって、排紙爪軸19を図2において反時計方向に回動
し、排紙爪18の爪先を図6に示すようにプレス胴7から
離間した非排紙位置に移動する。
【0014】一方版胴1の回転と同期してプレス胴7も
反時計方向に回転し、プレス胴センサ54が検出信号を出
力するとともに、第1作動部材24が作動し、これによっ
てくわえカム22をくわえカムフォロア25のローラ26と係
合しない位置へ移動し、くわえ爪11は閉位置となって用
紙16の先端をくわえ、このようにしてプレス胴7の凸部
を形成している弾性シート8が用紙16を、回転している
版胴1の外周面に押圧し、試し刷りをして判付けを行
う。この間第1,2作動部材24,29が作動していること
により、くわえ爪11は閉位置に保持されてプレス胴7の
回転に伴うくわえ爪11の開閉音の発生が防止される。こ
のようにして所望回数試し刷りをすると、第2,4作動
部材29,40が不作動となり、第2作動部材29の不作動に
よって、くわえカム22をくわえカムフォロア25のローラ
26と係合する位置へ移動し、くわえ爪11は開位置へ移動
して用紙16の先端を解放するとともに、くわえ爪11の押
出部53によって印刷済み用紙16の先端を押出し、一方第
4作動部材40の不作動によって、レバー30及び排紙爪軸
19を図2において時計方向に回動し、排紙爪18の爪先を
図1に示すようにプレス胴7に当接した排紙位置に移動
し、これによって排紙爪軸19及びこれに取付けられた排
紙爪18を同方向に回動し、この排紙爪18が前記のように
して先端が押出された印刷用紙16を受け取ったうえ排紙
台21に搬出してこの上に積載し、これによって初期の待
機状態に復帰し、以後印刷信号が出力されることによっ
て前記のことを繰り返す。このようにして所定枚数の印
刷を終了すると、第1,3作動部材24,31が不作動とな
り、第1作動部材24の不作動によって、くわえカム22が
くわえカムフォロア25のローラ26と係合する位置へ移動
してくわえ爪11は開位置へ移動するとともに、第3作動
部材31の不作動によって、偏心軸45を図2において時計
方向に回動し、支持軸32の凹部を上方に移動してプレス
胴7を非押圧位置に変位させ、このようにして全体が印
刷前の原位置に復帰する。
【0015】前記のように用紙16をプレス胴7で押圧す
るようになっているので、従来の孔版印刷機のようにプ
レスローラが版胴に衝突することによる騒音の発生を防
止し、また用紙16を押圧するのが弾性シート8からなっ
ているので、版胴1に当接する際の衝撃が軽減されて、
原紙の破損が発生するのが防止され、またプレス胴7に
大きな力が加わると、その支持軸32が支持されている支
持アーム33が、第3ばね35の力に抗して下動することに
よって、プレス胴7等が破損することが防止され、また
用紙16の先端をくわえ爪11に当接させたうえこれをくわ
えるようになっているので、用紙の先端の位置が一定と
なって画像のずれが生じないのに加えて、用紙の巻き上
がりの発生が防止される。
【0016】前記のようにして必要な印刷を終了した
後、長時間放置した場合は、セットアップ信号をだすこ
とにより、使用済みの原紙を版胴1に巻装したまま第
2,4作動部材29,40を作動し、第2作動部材29の作動
によってくわえ爪11を閉位置に保持するとともに、第4
作動部材40の作動によって排紙爪18の爪先をプレス胴7
から離間した非排紙位置に移動し、その後第3作動部材
31を作動して、支持軸32の凸部を上方に移動してプレス
胴7を押圧位置に変位させ、所定時間又は所定回数プレ
ス胴7を回転させた後、第1作動部材24を作動し、くわ
え爪11を閉位置に保持して用紙16の先端をくわえ、用紙
16をプレス胴7に巻装してこれを版胴1に押圧したま
ま、排出することなく所定の設定回数回転させ、この間
版胴1にインキを供給し、その後第4作動部材40を不作
動として、排紙爪18の爪先をプレス胴7に当接した排紙
位置に移動し、この排紙爪18が前記のようにして排出さ
れた印刷用紙16を受け取ったうえ排紙台21に搬出してこ
の上に積載し、これによって初期の待機状態に復帰す
る。このようにして印刷終了後、長時間放置した場合
に、用紙16をプレス胴7に巻装して、これを版胴1に押
圧したまま排出することなく連続的に設定回数回転さ
せ、版胴1に急速にインキを供給することができて、連
続使用時と同じように印刷をすることができ、やれ紙を
発生することがなく、良好な印刷物が当初からえられ
る。
【0017】
【発明の効果】この発明は、前記のようであって、請求
項1の発明は、印刷用紙を版胴の外周面に押圧する印圧
手段は、版胴1の下方に配置されて回転するプレス胴7
を具え、このプレス胴7は支持軸32を中心として回転可
能となっており、この支持軸32の端部に偏心軸45が設け
られ、プレス胴7の外周に開閉可能であって、付勢部材
によって閉鎖方向に付勢されているくわえ爪11が設けら
れ、このくわえ爪11のくわえ爪軸9にカムフォロア25を
取付け、給紙位置と排紙位置とにおいて、カムフォロア
25と係合してくわえ爪11を開口するくわえカム22及び排
紙カム27を機枠46に設け、さらにくわえカム22及び排紙
カム27をカムフォロア25に係合する係合位置と、非係合
位置との間で移動させる第1,2作動部材24,29と、偏
心軸45をプレス胴7が用紙を版胴1に押圧する押圧位置
と非押圧位置との間で回動する第3作動部材31と、排紙
爪18を用紙の排紙位置と非排紙位置との間で移動させる
第4作動部材40とを機枠46に設けたので、用紙を版胴の
外周面に押圧するプレスローラが版胴に当接して、衝撃
音が発生したり、プレスローラのバウンド等によって画
像の先端にむらが発生したりすることがなく、また用紙
16の先端をくわえ爪11に当接させたうえこれをくわえる
ようになっているので、用紙の先端の位置が一定となっ
て画像のずれが生じないのに加えて、用紙の巻き上がり
の発生が防止されるという効果がある。請求項2の発明
は、請求項1の発明において、くわえ爪11を閉鎖して用
紙をくわえた後、くわえカム22と排紙カム27とをカムフ
ォロア25に対する非係合位置に移動し、偏心軸45をプレ
ス胴7が非押圧位置となる位置に回動し、排紙爪18を非
案内位置に移動するように第1,2,3,4作動部材2
4,29,31,40を作動し、版胴1及びプレス胴7を設定
回数回転させる制御手段を設けたので、先の印刷終了後
長時間放置した後に、新原紙を巻装しての印刷を行う場
合に、用紙16をプレス胴7に巻装して、これを版胴1に
押圧したまま排出することなく連続的に設定回数回転さ
せ、版胴1に急速にインキを供給することができて、大
量のやれ紙を発生することがなく、さらにインキローラ
の接触圧のむらによってインキむらが発生したり、適正
なインキ量を付着させるのに長時間を要することがな
く、連続使用時と同じように印刷をすることができて良
好な印刷物が当初からえられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の概略正面図である。
【図2】同上の作動系の概略正面図である。
【図3】同上の一部切欠平面図である。
【図4】同上の給紙時の図1と同様な概略正面図であ
る。
【図5】同上の印刷時における図1と同様な概略正面図
である。
【図6】同上時の作動系の図2と同様な概略正面図であ
る。
【図7】同上の作動制御部のブロック図である。
【図8】同上のタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 版胴 3 インキローラ 7 プレス胴 9 くわえ爪軸 10 第1ばね 11 くわえ爪 18 排紙爪 22 くわえカム 24 第1作動部材 25 くわえカムフォロア 26 ローラ 27 排紙カム 29 第2作動部材 31 第3作動部材 32 支持軸 33 支持アーム 40 第4作動部材 45 偏心軸 46 機枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に孔版原紙が装着されて回転する
    版胴と、用紙を版胴の外周面に押圧する印圧手段と、版
    胴と印圧手段との間に用紙を送込む給紙手段と、版胴の
    内部に配置されてインキを供給するインキ供給手段と、
    版胴の外周面から印刷済み用紙を排紙する排紙爪とを具
    えた孔版印刷機において、前記印圧手段は版胴1の下方
    に配置されて回転するプレス胴7を具え、このプレス胴
    7は支持軸32を中心として回転可能となっており、この
    支持軸32の端部に偏心軸45が設けられ、プレス胴7の外
    周に開閉可能であって、付勢部材によって閉鎖方向に付
    勢されているくわえ爪11が設けられ、このくわえ爪11の
    くわえ爪軸9にカムフォロア25を取付け、給紙位置と排
    紙位置とにおいて、カムフォロア25と係合してくわえ爪
    11を開口するくわえカム22及び排紙カム27を機枠46に設
    け、さらにくわえカム22及び排紙カム27をカムフォロア
    25に係合する係合位置と、非係合位置との間で移動させ
    る第1,2作動部材24,29と、偏心軸45をプレス胴7が
    用紙を版胴1に押圧する押圧位置と非押圧位置との間で
    回動する第3作動部材31と、排紙爪18を用紙の排紙位置
    と非排紙位置との間で移動させる第4作動部材40とを機
    枠46に設けたことを特徴とする孔版印刷機。
  2. 【請求項2】 くわえ爪11を閉鎖して用紙をくわえた
    後、くわえカム22と排紙カム27とをカムフォロア25に対
    する非係合位置に移動し、偏心軸45をプレス胴7が非押
    圧位置となる位置に回動し、排紙爪18を非排紙位置に移
    動するように第1,2,3,4作動部材24,29,31,40
    を作動し、版胴1及びプレス胴7を設定回数回転させる
    制御手段を設けた請求項1の孔版印刷機。
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