JP2002036697A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2002036697A
JP2002036697A JP2000224152A JP2000224152A JP2002036697A JP 2002036697 A JP2002036697 A JP 2002036697A JP 2000224152 A JP2000224152 A JP 2000224152A JP 2000224152 A JP2000224152 A JP 2000224152A JP 2002036697 A JP2002036697 A JP 2002036697A
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光雄 佐藤
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成により、圧胴面や画像面を損なうこ
となくかつジヤムを生ずることなく排紙することのでき
る印刷装置を提供すること。 【解決手段】印圧胴8の軸線方向における略中央部であ
って、該印圧胴8の回転方向上印圧ニップ部Bよりも下
流側直後の位置において印圧胴表面に接近した状態で回
転可能に保持された外周面凹凸形状をした円盤体14を
設け、印刷後の印刷用紙12をおさえるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷のための版
(マスタ)を担持した印刷ドラムに印圧胴を対向圧接さ
せ、この印圧胴に巻き付けられた印刷用紙に印刷を行な
う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】穿孔製版された孔版原紙を多孔性の開口
部を有する版胴等からなる印刷ドラムの外周に巻き付け
て該印刷ドラムを回転させ、この回転中に印刷用紙を印
圧手段により当該印刷ドラム外周面に押し当てることで
画像に対応した選択的なインキの転移を実現して印刷画
像を形成する方式の孔版印刷装置はすでによく知られて
いる。
【0003】従来から、この種の孔版印刷装置において
は「排紙巻き上がりジヤム」と称する問題が発生してい
た。この「排紙巻き上がりジャム」は、印刷ドラムの外
周に押し付けられた印刷用紙がインキの粘着力によつて
ぴったりと印刷ドラムの外周面に貼り付き該印刷ドラム
の外周面からの剥離が不能となってジャムを生ずるトラ
ブルである。このトラブルは、印刷用紙が薄くて腰が
弱い、印刷画像にべた画像が多い、高温低速でイン
キの転移量が大になる等の場合に発生しやすい。
【0004】この「排紙巻き上がりジヤム」を防止して
印刷用紙を印刷ドラム外周から剥離する方法として大別
して二つの方法が提案、商品化されている。
【0005】一つは、排紙剥離爪方式であり、先端が鋭
利な排紙剥離爪を印刷ドラム外周面に接近させて設け、
更に排紙剥離爪の爪先端部から強力なエアーを吐出する
方法であり、例えば、実公平4―15509号公報に開
示がある。
【0006】他の一つは「用紙先端クランプ圧胴方式」
と称される技術で、図6に示すように印圧手段として印
刷ドラム50と略同径の圧胴51を用いる。圧胴51の
外周面の一部には凹部51aが設けられていて、この凹
部51aに用紙クランパ52を配置し、凹部51aに設
けた爪当て部材51a1と用紙クランパ52との間に印
刷用紙53の先端部を挟持する。印刷ドラム50と圧胴
51とが圧接している一定の領域を印圧ニップ部Bとす
れば、用紙クランパ52で印刷用紙53を挟持したまま
印圧ニップ部Bにて印刷用紙53に画像を形成し、圧胴
51の回転方向上、印圧ニップ部Bよりも下流側の位置
で用紙クランパ52を開いて印刷用紙53を排紙部へ向
けて搬送し排出する方式である。この方式の技術として
は、特開平8―183166号公報、特開平11−30
9936号公報に開示がある。
【0007】上記前者の排紙剥離爪方式については、剥
離爪が印刷ドラム外周面に接すると印刷ドラムを傷付け
るので排紙剥離爪を印刷ドラム外周面に摺接させる構成
とすることはできない。このため、印刷ドラム外周面に
密着した薄紙による印刷用紙を剥がすことができない場
合があるし、たとえ剥がせたとしても薄紙は腰が弱いた
め排紙剥離爪の部分でジャム状態となってしまうことが
ある。また、排紙剥離爪は機能上、印刷用紙の画像面に
摺接することから印刷用紙の画像面に爪跡を残し画像を
損なうことがある。
【0008】このように上記前者の排紙剥離爪方式では
薄紙について剥離不能となったり、剥離できたとしても
剥離爪部でジャムを生じたり、画像面に爪跡ができる、
などの問題がある。
【0009】他方、上記後者の「用紙先端クランプ圧胴
方式」では、図6に示すように印刷用紙53の先端部を
用紙クランパ52で挟持した状態で印刷を行なうので所
定のタイミングで用紙クランパ52を開放すれば紙の腰
を利用して印刷用紙の先端部を確実に印刷ドラムから剥
離することが可能である。なお、図6では排紙剥離爪5
8を併用している。
【0010】用紙クランパ52の開放位置は、吸着排紙
搬送装置54に印刷用紙を受け渡す必要から吸着排紙搬
送装置54の直前位置に相当する圧胴51の回転位置A
としなければならない。印圧ニップ部Bで印刷用紙53
にべた画像が印刷された場合、印圧ニップ部Bにおいて
インキの粘着力によって印刷用紙53は図6に破線で示
すように印刷ドラム50側に付いて巻き上がる。
【0011】従って、圧胴の回転位置Aで用紙クランパ
52を開くときに印刷用紙53は印刷ドラム50側に持
ち上げられており、このため送りが滞り、吸着排紙搬送
装置54に円滑に送り出されずに所謂排紙巻き上がりジ
ャムを生じてしまう。
【0012】あるいは、図6における圧胴の回転位置A
においてスクレーパ55に用紙先端部が引っ掛かって所
謂スクレーパジヤムを生じてしまう。このような排紙巻
き上がりジャムやスクレーパジャムなどのトラブルは図
7に示すように印刷用紙53上にべた画像56が存在す
る場合に発生しやすい。
【0013】印圧ニップ部Bにおける印刷用紙の巻き上
がりを防止する手段としては、特許第2547366号
の特許公報に開示された技術がある。この特許公報に開
示された技術は図8に示すように、印刷用紙53の両端
部を外周部がゴム材質の排紙押えコロ57a、57bで
しっかりと圧胴51の外周面に押し付けて巻き上がりを
防止しようとするものであり、以下の問題を有してい
る。
【0014】第1の問題は、図8において先に印刷され
た印刷用紙における画像面のインキが排紙押えコロ57
a、57bの外周面に付着し、この排紙押えコロ57
a、57bに付着したインキが、次に印刷された印刷用
紙53の表面に転移してスジ状のコロ跡汚れCがくっき
りとついてしまうことである。
【0015】第2の問題は、印刷用紙53のサイズに合
わせて該印刷用紙53の両端部にきちんと位置を合わせ
るように排紙押えコロ57a、57bの位置決めをする
のが面倒なことである。印刷用紙53のサイズを検知し
て、電動で自動的に排紙押えコロを位置決めする方法も
あるが、機構が複雑になりコストアップになってしま
う。
【0016】第3の問題は、図8において印圧胴51の
表面が剛体である場合には問題ないのであるが、一般に
画像の均一性を確保するため、また、孔版原紙へのスト
レスを小さくするために印圧胴51の表面には弾性体が
用いられる。印圧胴51の外表面が弾性体である場合
に、排紙押えコロ57a、57bを圧胴51に強く押し
付けると印刷用紙53に折れ跡がついてしまい圧胴51
の外表面にも凹み跡がついてしまう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な構成
により、圧胴面や画像面を損なうことなくかつジヤムを
生ずることなく排紙することのできる印刷装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).印刷のための版(マスタ)を周面に担持するこ
とのできる印刷ドラムと、該印刷ドラムに対向して配置
された印圧胴を有し、前記印圧胴は前記印刷ドラムと略
同径で印刷用紙の先端部を挟持する用紙クランパを具備
し前記印刷ドラムと逆方向に回転駆動され、印圧ニップ
部で該印圧胴で印刷用紙上に画像を形成しながら搬送装
置で前記印刷用紙を前記印刷胴外へ搬送する方式の印刷
装置において、前記印圧胴の軸線方向における略中央部
であって、該印圧胴の回転方向上印圧ニップ部よりも下
流側でかつ前記搬送装置よりも上流側の位置において印
圧胴外周面に接近した位置で回転可能に保持され外周部
が凹凸形状をした円盤体を有していることとした(請求
項1)。 (2).(1)記載の印刷装置において、前記円盤体は
前記印圧胴の中心軸線方向上で対向配置された1対から
なり、これら1対をなす円盤体の間隔寸法が70〜15
0mm好ましくは50〜150mmであり、この1対を
なす各円盤体はそれぞれ前記印刷胴の軸線方向における
略中央部から等分の振り分け位置にあることとした(請
求項2)。 (3).(1)又は(2)記載の印刷装置において、前
記円盤体はその外形寸法が15mm以下で、印圧ニップ
部からの離れ角度が30度以内の範囲に設けられている
こととした(請求項3)。 (4).(1)乃至(3)の何れか1つに記載された印
刷装置において、前記円盤体は前記印刷ドラムに前記印
圧胴が圧接された印圧オン時の状態において、前記印圧
胴の外周面と当該円盤体の外周先端との隙間を0〜2m
m好ましくは0〜1mmとした(請求項4)。 (5).(1)乃至(4)の何れか1つに記載された印
刷装置において、前記印圧胴の外周面と当該円盤体の外
周先端との隙間を調整する隙間調整機構を有することと
した(請求項5)。 (6).(5)記載の印刷装置において、前記隙間調整
機構は、一端側に前記円盤体を枢着している保持アーム
と、不動部材に枢着され前記保持アームの他端側に固定
された支持軸と、前記支持軸を支点として前記保持アー
ムの前記一端側が前記印圧胴に近づく向きに回動するよ
うに前記保持アームに付勢力を与える付勢手段と、この
付勢手段による前記保持アームの回動を阻止すると共に
前記円盤体の前記印圧胴に対する位置を調節するねじ軸
を具備していることとした(請求項6)。 (7).(1)乃至(4)の何れか1つに記載された印
刷装置において、前記印刷ドラムは外周部に孔版原紙を
把持する原紙クランパを有し、前記円盤体は、前記印刷
ドラムの回転に同期して前記原紙クランパを回避しなが
ら、前記印圧ニップ部に接近した第1の位置と印圧二ッ
プ部から離間した第2の位置との間で往復動手段により
往復移動されることとした(請求項7)。 (8).(7)記載の印刷装置おいて、前記往復動手段
は、前記印刷ドラムに同期して回転するカムと、前記円
盤体を枢着すると共に前記カムの回転に応じて揺動する
揺動アームを主要な部材として構成されていることとし
た(請求項8)。
【0019】
【発明の実施の形態】[1]第1の例 孔版印刷装置の一部を説明した図1において、符号1は
印刷のための版(マスタ、以下、孔版原紙という。)を
周面に担持することのできる印刷ドラムを示す。この印
刷ドラム1に対向して印圧胴8が配置されている。印圧
胴8は印刷ドラム1と略同径で印刷用紙12の先端部を
挟持する用紙クランパ11を具備し、印刷ドラム1と逆
方向に回転駆動されるようになっている。
【0020】印刷ドラム1が矢印60で示すように時計
回りの向きに回転するとき、印圧胴8は矢印61で示す
ように反時計回りの向きに回転駆動される。印刷ドラム
1は多孔質で円筒状をした版胴2を有し、この版胴2の
外周部には原紙クランパ4が設けられている。この原紙
クランパ4に製版済みの孔版原紙3の先端部が挟持させ
られた状態で該孔版原紙が版胴2に巻き付け装着されて
いる。
【0021】印刷ドラム1の内部には、インキ供給装置
としてのインキローラ5とドクター口一ラ6とインキ溜
まり7等が設けられている。版胴2とインキローラ5と
ドクターローラ6とはそれぞれ図1に示した矢印方向に
回転駆動される。
【0022】印圧胴8の外周面部には発泡体からなる弾
性体層9が設けられており、印圧胴8は図示しない機構
により図1における矢印の向きに回転駆動されながら、
版桐2に向けて所定のタイミングで所定の押圧力により
押し付けられる。
【0023】印圧胴8には、外周面の一部に軸線方向に
渡り凹部10が形成されている。この凹部10の内側で
あって回転方向上流側の斜面部には弾性体層9を覆うよ
うにして樹脂製の爪当て部材10aが設けられている。
凹部10には印刷用紙12の先端部を爪当て部材10a
との間で挟持することのできる用紙クランパ11が設け
られている。
【0024】図示しない給紙台上に積載された印刷用紙
は図示しない給紙装置によって1枚が分離されて1対の
レジストローラ13に向けて搬送されるようになってい
る。この分離された印刷用紙を符号12で示せば、印刷
用紙12はレジストローラ13によって特定のタイミン
グで送り出され、印刷ドラム1と印圧胴8との圧接部で
ある印圧ニップ部Bよりも印圧胴8の回転方向での上流
位置であるD部において用紙先端クランパ11が図示し
ないクランパ開閉機構によって「開」状態から「閉」状
態となることによってその先端部を挟持されて、そのま
ま印圧二ップ部Bに送られ、ここで印刷が行なわれる。
【0025】印刷済みの印刷用紙12は、先端部を用紙
クランパ11により挟持されたまま印圧胴8と共に回転
して印圧ニップ部Bよりも印圧胴8の外周部近傍であっ
て回転方向下流位置であるE部に至る。
【0026】このE部には不動状のスクレーパ15が位
置している。スクレーパ15に隣接してエンドレスベル
ト状の吸引式搬送ユニットからなる印刷用紙の搬送装置
16が設けられている。搬送装置16は印圧ニップ部B
で印刷済みの印刷用紙を印圧胴外の図示しない排紙トレ
イに搬送する機能を有している。
【0027】図1において、印圧胴8の外周面上であっ
て印圧ニップ部Bとスクレーパ15との間の位置には排
紙浮き上がりを防止する機能を有する円盤体14が位置
している。円盤体14は円盤状をした回転体であり、円
形をした外周部が連続的な凹凸形状部からなる。
【0028】円盤体14は、より具体的には外周部が丸
鋸刃のような鋸歯状のギザ歯からなる。図1及びこの円
盤体14及びその支持部材を上から見たときの状態を示
した図3を参照してさらに円盤体14を説明する。円盤
体14は金属薄板からなる円盤14aと、この円盤14
aを保持する樹脂ホルダー14bとからなり、しかも2
個が対向した1対をなして設けられている。
【0029】円盤体14として、薄い金属板金から成る
先端が鋭利な多数のギザ歯を有する円盤14aを用いる
ことで、後述するように印刷済みの印刷用紙12の送り
に応じて連れ回りすると共に該印刷用紙を上からおさえ
ることにより、排紙巻き上がりを防止し印刷用紙12の
画像表面への円盤体14によるインキの転移汚れを小さ
くすることができる。具体的には円盤14aとして厚さ
が0.1〜0.3mmのステンレス板を用いる。耐久性
向上の観点から熱処理を施す方が好ましい。この薄いス
テンレス板だけでは強度不足なので、その両側に合成樹
脂等からなるホルダー部材14bを設けてこれらで円盤
14aを挟み付ける構成とした。これら2つの円盤体1
4は印圧胴18の軸線方向M―Mと平行に設けられた軸
17の両端部に枢着されている。
【0030】軸17の長手方向での中央部、つまり、印
圧胴8の中心軸線M―M方向における該印圧胴8の中央
を通り中心軸線M―Mと直交する線分O―O上に保持ア
ーム18が位置している。この保持アーム18の一端部
に軸17が固定されている。保持アーム18の他端部は
支持軸19に固定されている。
【0031】図2(a)、(b)により円盤14a及び
その変形例である円盤14a'について説明する。図2
(a)に示すように円盤14aは外周に多数の突起物3
3を具備する。これらの突起物33は断面が三角形のリ
ブを当該円盤の中心軸方向に沿って形成してもよく或い
は、軸方向にも周方向にも独立した円錐形の突起物であ
ってもよい。
【0032】このような円盤14を用いることにより印
刷直後における印刷用紙に対する円盤14aの接触面積
を小さくすることができる。これにより、印刷画像を円
盤で擦ることによるインキの汚れを緩和することがで
き、さらに、ごみも付着しにくいため、ごみによる印刷
用紙の汚れを緩和することができる。さらに、突起物3
3は先端が尖っているため、印刷用紙をスリップさせる
ことなく確実に移動させることができる。このような効
果は、図2(b)に示すように外周に針状に多数の突起
物34を備えた円盤14a'を用いることによって得る
こともできる。
【0033】以下の例では円盤14aで説明するが、円
盤14aに代えて円盤14a'をし様することができ
る。
【0034】以下、支持軸19の近傍部分の支持構造を
詳細に説明した図4を参照しつつ説明する。支持軸19
はその長手方向が中心軸線M―Mと平行になるように配
置されていて、印圧胴8の両外側部分で当該印刷装置の
フレーム等、不動部材に軸支されている。
【0035】支持軸19の一端側には板金アーム20の
一端側が固定されている。板金アーム20の他端側には
緊縮性のばね22の一端側が掛けてあり、該板金アーム
20を上方に付勢している。このため支持軸19は図4
において時計回りの向きのモーメントを与えられてい
る。板金アーム20の中間部には不動部材と一体的な固
定ブラケット23に螺合されたねじ軸21の先端部が当
接している。
【0036】これら、一端側に前記円盤体14を枢着し
ている保持アーム18と、この保持アーム18の他端側
に設けられ不動部材に軸支された支持軸19と、円盤体
14が印圧胴8に近づく向きに回動するように保持アー
ム18を付勢する付勢手段としてのばね22と、このば
ね22による保持アーム18の回動を阻止する共に円盤
体14の印圧胴8に対する位置を調節するねじ軸21
は、印圧胴8の外周面と当該円盤体14の外周先端との
隙間を調整する隙間調整機構62を構成する。
【0037】支持軸19の他端側にも上記隙間調整機構
62と全く同じ隙間調整機構が設けられている。ねじ軸
21を回すことで支持軸19を回動させて印圧胴8の外
周面と当該円盤体14の外周先端との隙間Fを調整する
ことができる。
【0038】ねじ軸21は、円盤体14が印圧胴8に近
づく向きに回動するように付勢されている保持アーム1
8の該回動を阻止するように構成されているが円盤体1
4が印圧胴8から離間する向きに保持アーム18が回動
することを阻止するものではない。よって、円盤体14
と印圧胴8との間にジヤム紙が入り込んだ場合などに
は、円盤体14が印圧胴8から離間する向きである上方
に逃げることを可能にして円盤体14や印圧胴8の外表
面を構成する弾性体層9の破損を防止することができ
る。
【0039】図4において板金アーム20の下方にスト
ッパー部材24が不動部材に固定されて設けられてい
る。このストッパー部材24は、円盤体14が上がりす
ぎて印刷ドラム1と干渉するのを防止するためのストッ
パーである。
【0040】用紙クランパ11が印圧胴8と共に回転
し、E部に至ったとき、用紙クランパ11は「閉」状態
から「開」状態に変わる。この「閉」から「開」状態に
される時、図1に示すように既に印刷済みの印刷用紙1
2は、弾性体層9の表面である印圧胴8の外周面と円盤
体14との間に位置している。印刷用紙12は、これら
印圧胴8の外周面と円盤体14の両者の問で軽く挟み付
けられた状態になり、回転している印圧胴8によって搬
送力を付与される。
【0041】用紙クランパ11がE部で「開」状態にな
った後は、印刷済みの印刷用紙12が薄紙であったり印
刷画像がべた画像であったりすると、印刷ドラム1の外
周に巻かれた製版済み孔版原紙3の表面にインキ粘着力
で貼り付いて、図1に点線で示すように若干は巻き上が
ることになるが、本例のように対をなす2つの円盤体1
4が、印圧胴8の中心を通る軸線方向における略中央部
であって、該印圧胴8の回転方向上、印圧ニップ部Bよ
りも下流側でかつ搬送装置16より上流側の位置におい
て印圧胴外周面に極めて接近した状態で回転可能に保持
されているので、印刷済みの印刷用紙12が印刷ドラム
1の外周面に貼り付いてしまうことにより生ずる排紙巻
き上がりジヤムの発生が防止されつつ、スクレーパ15
で案内されて搬送装置16によって正しく案内されるこ
とになる。
【0042】円盤体14は外周部が凹凸形状をしている
ので、印刷用紙12に対する接触面が小さく、よって印
刷用紙12上の画像が汚されることがない。円盤体14
は印圧胴8の中心を通る軸線方向における略中央部から
等分の振り分け位置にあるので、印刷用紙12をバラン
スよくおさえることができる。
【0043】図4において、印圧胴8の外周面と円盤体
14の外周先端との隙間Fが、0〜2mm好ましくは0
〜1mmになるように設定したときには、円盤体14が
印刷用紙12を強く押しすぎて印刷用紙14に押し跡を
付けることがなく、また、印刷用紙12が印刷ドラム1
側に引き戻されるのを防止するに十分な力を印刷用紙1
2に与えることができる。
【0044】隙間Fを0〜2mmの間になるように行な
う調節は前記したように隙間調整機構62におけるねじ
軸21を回転させることにより簡単に行なうことができ
る。また、印刷用紙の種類に応じて、隙間Fを適宜の値
に自在に設定することができる。
【0045】なお、円盤体14は印刷ドラム1との関係
では、印刷ドラム1の回転と共に回転中心Pを中心とし
て原紙クランパ4の最外部が通過する通過軌跡Rの外側
に円盤体14が位置して原紙クランパ4と干渉しないよ
うに円盤体14の位置を定めるものとする。
【0046】図3に示したように円盤体14は印圧胴8
の中心軸線M―M方向上で対向配置された1対からな
る。これら対をなす2つの円盤体14の間隔寸法Hにつ
いて検討する。間隔寸法Hは、大きすぎれば対をなす円
盤体14同士の間隔が離れすぎるために印刷用紙12の
中央部(印圧胴8の中心軸線M―M上での中央部)で印
刷ドラム1に貼り付いて巻き上がりやすくなって、排紙
巻き上がり防止能力が低下することになり好ましくな
い。
【0047】上記と逆に間隔寸法Hが小さすぎると、対
をなす2個の円盤体14で印刷用紙12を一定の範囲で
バランスよく安定しておさえている効果が十分に発揮で
きなくなって好ましくない。実験の結果、間隔寸法H
は、20〜150mm好ましくは50〜150mmくら
いが最適であることがわかった。これら2個の円盤体1
4は、印圧胴8及び印刷用紙12の、印圧胴8の中心軸
線M―M方向での中心に対して均等に左右に振り分けら
れた位置にそれぞれ配置されているので、印刷用紙12
をバランスよく安定しておさえることができる。印刷用
紙は所謂センター基準方式を採用しているので印刷用紙
のサイズが変わっても印刷用紙の中心から均等に振り分
けられた位置にそれぞれ円盤体14が位置することとな
る。
【0048】円盤体14はできるだけ印圧ニップ部Bに
近づけた配置とした方が印刷用紙12を効果的におさえ
ることができる。そのためには、図1、図3において円
盤体14の外径寸法Jを小さくすることが必要である。
【0049】図1において、印刷ドラム1の回転中心P
と印圧胴8の回転中心Mとを結ぶ線上であって、印刷ド
ラム1と印圧胴8とが互いに接触する点をK点とすると
このK点は印圧ニップ部Bの領域中に位置する。
【0050】回転中心MとK点とを結ぶ線分M−Kに対
して、軸17の中心Nと回転中心Mとを結ぶ線分N―M
とのなす角度を、印圧ニップ部Bからの円盤体14の離
れ角度θとすれば、この離れ角度θは円盤体14が印圧
胴8の外周上で印圧ニップ部Bから離れている度合いを
示す値となる。
【0051】印刷ドラム1及び印圧胴8の直径が150
〜200mmのとき、円盤体14の外径を直径15mm
以下にすることによって、離れ角度θを30度以下にす
ることができる。より好ましくは円盤体14の外径寸法
Jを10mm以下にして離れ角度θを25度以下にする
こともできる。
【0052】図1において、破線で示す印刷用紙12の
巻き上がり部の中心であるQ点と印刷ドラム1の回転中
心Pとを結ぶ線分P−Qと、線分P−Kとのなす角度を
αとすれば、この角度αは用紙クランパ11を「開」状
態とした後の印刷用紙12のべた巻き上がり度合いを示
す値となる。
【0053】実験の結果、離れ角度θが小さければ小さ
いほど用紙クランパ11を「開」状態とした後の角度α
を小さくできることがわかった。離れ角度θを30度以
下の範囲に設定した場合、角度αを小さくできるので、
排紙巻き上がり防止能力が高く、インキ転移量が増大す
ることもない。 [2]第2の例 図5に本発明の変形例を示す。図1に示した例と比較し
た場合、図1における印刷ドラム1、印圧胴8、スクレ
ーパ15、搬送装置16などの構成は図5に示した例に
おいても共通であり、説明は省略する。図1に示した例
では、円盤体14は印刷ドラム1に設けられた原紙クラ
ンパ4と干渉しない限界位置まで印圧ニップ部Bに近づ
けた位置に設けられているが、本例では円盤体140
を、図1における例よりもさらに印圧二ップ部Bに近づ
けて印刷用紙のおさえ機能を増強する。
【0054】このために、原紙クランパ4が円盤体14
0に近づいてきたときだけ原紙クランパ4と干渉しない
印圧ニップ部Bから離間した第2の位置まで円盤体14
0を退避させ、原紙クランパ4が通過した後は円盤体1
40を印圧ニップ部Bに接近させた第1の位置に移動さ
せることとした。
【0055】このように、原紙クランパ4が到来すると
きだけ円盤体140を退避させるので、原紙クランパ4
の通過時以外のときには前記[1]の例におけるよりも
より一層、円盤体140を印圧ニップ部Bに近づけるこ
とができ、印刷用紙12の巻き上がり量を小さくおさえ
ることができる。
【0056】図5において、円盤体140は往復動手段
により第1の位置と第2の位置とで往復移動可能にし
た。往復動手段について説明する。印圧胴8の中心軸線
方向の両外側には印刷装置本体の図示しないフレームが
あり、このフレームに軸25が枢着されている。軸25
には揺動アーム26の基端部が一体的に設けられていて
軸25部を中心に揺動可能である。
【0057】印刷ドラム1の中心軸線方向の両外側には
当該印刷ドラム1と一体的にそれぞれカム28が設けら
れていて印刷ドラム1と共に回転されるようになってい
る。カム28は印刷ドラム1と同心の円板カムであり、
円形の外周部の一部が高く形成されリフト部28aを構
成している。印刷ドラム1の中心軸線方向の両外側にそ
れぞれ設けられたカム28における各リフト部28aは
同じ形状大きさで印刷ドラム1の回転方向上の位置も同
じ位置に合せてある。
【0058】印圧胴8の中心軸線方向両外側にそれぞれ
1個ずつ設けられた揺動アーム26を、該印圧胴8の中
心軸線方向でつなぐようにして支持軸190が固定され
ている。支持軸190の図5における紙面を貫く方向で
の中央部には図3に示した保持アーム18と同じ態様で
保持アーム180が固定されていて、その先端部に前記
[1]の例における円盤体14と全く同じ構成の円盤体
140が枢着されている。
【0059】各揺動アーム26について軸25に固定さ
れた側と反対側の自由端部にはそれぞれカムフォロア2
7が枢着されている。各揺動アーム26の自由端部側の
部位にはそれぞれ緊縮性のばね29の一端側が掛けてあ
り、このばね29の弾性によりカムフォロア27がカム
28に押し当てられる向きに付勢されている。
【0060】印圧胴8の外周面と当該円盤体140のギ
ザ歯状の外周先端との隙間Fは、揺動アーム26に対す
る保持アーム180の取り付け角度を可変とするなど図
示しない適宜の調整機構により調整できるようになって
いる。
【0061】図5に示すようにカムフォロア27がカム
28のリフト部28aから降りた位置にあるときには揺
動アーム26が軸25を中心にして時計回りの向きに回
動しており、円盤体140は印圧部Bに接近した位置に
あって仮に原紙クランパ4が到来してきたとしたら原紙
クランパ4と干渉し得る第1の位置にある。
【0062】また、カムフォロア27がカム28のリフ
ト部28aに乗り上げたときには、図5に示す状態から
揺動アーム26が軸25を中心にして反時計回りの向き
に回動し、仮に原紙クランパ4が到来してきたとしても
原紙クランパ4とは干渉し得ない第2の位置にある。
【0063】原紙クランパ4が円盤体140の部位を通
過する間だけ円盤体140が第1の位置から第2の位置
に退避するようにカム28のリフト部28aの大きさ及
び位置が設計されている。
【0064】印刷ドラム1と同期して回転するカム28
と、円盤体140を枢着すると共にカム28の回転に応
じて揺動する揺動アーム26を主要部材として円盤体1
40の往復動手段は構成されている。
【0065】本例によれば、印刷ドラム1の原紙クラン
パ4が円盤体140の付近に来た時にはカムフオロア2
7がカム28のリフト部28aに乗り上げて、揺動アー
ム26が軸25を中心として反時計回りの向きに回動す
るので円盤体140が原紙クランパ4にぶつかることが
ない。原紙クランパ4が円盤体140の部位を過ぎれば
円盤体140は、印圧ニップB部にギリギリまで接近す
る位置まで移動して排紙巻き上げ防止機能を発揮する。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、たとえ薄
紙のべた画像印刷時でも、用紙クランパを開いた後、印
刷用紙が印刷ドラムへのインキ粘着力で巻き上がろうと
しても、円盤体が巻き上がりを阻止し印刷用紙が印刷ド
ラム側に引き戻されることがないので排紙巻き上がりジ
ヤムが発生するのを防止できるし、円盤体の外周部が凹
凸形状をしているので、接触面積が小さく、画像を損な
うことがない。
【0067】請求項2記載の発明によれば、対をなす2
つの円盤体同士の間隔が離れすぎるために印刷用紙の中
央部が印刷ドラムに貼り付いて巻き上がりやすくなっ
て、排紙巻き上がり防止能力が低下したり、上記と逆に
間隔が小さすぎるために円盤体印刷用紙を一定の範囲で
バランスよく安定しておさえることができない、等のこ
とがなく、排紙巻き上がり防止能力を十分に発揮して安
定して印刷用紙をおさえることができる。
【0068】請求項3記載の発明によれば、用紙クラン
パを「開」状態とした後の印刷用紙のべた巻き上がり度
合いを小さくでき、排紙巻き上がり防止能力が高く、印
刷用紙へのインキ転移量が増大することもない。
【0069】請求項4記載の発明によれば、円盤体が印
刷用紙を強く押しすぎて印刷用紙に押し跡を付けること
がなく、また、印刷用紙が印刷ドラム側に引き戻される
のを防止するに十分な力を印刷用紙に与えることができ
る。
【0070】請求項5記載の発明によれば、印圧胴の外
周面と円盤体の外周先端との隙間を、隙間調整機構によ
り簡単に行なうことができる。また、印刷用紙の種類に
応じて、隙間を適宜の値に自在に設定することができ
る。
【0071】請求項6記載の発明によれば、ねじ軸は、
円盤体が印圧胴に近づく向きに回動するように付勢され
ている保持アームの該回動を阻止するように構成されて
いるが、円盤体と印圧胴との聞にジヤム紙が入り込んだ
場合などに、円盤体が印圧胴から離間する上方に逃げる
ことを阻止しないので円盤体や印圧胴の外表面を構成す
る弾性体層の破損を防止することができる。
【0072】請求項7記載の発明によれば、原紙クラン
パが到来するときだけ円盤体を退避させ、原紙クランパ
の通過時以外のときには原紙クランパの通過領域内部ま
で円盤体を印圧ニップ部に近づけるので、印刷用紙の巻
き上がり量を小さくおさえることができる。
【0073】請求項8記載の発明によれば、簡易かつ動
作が確実なカム利用の往復動手段により円盤体の位置を
制御するようにしたので、簡易な構成により排紙巻き上
げに起因するジャムを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって印刷ドラムと圧胴と
の圧接によるニップ部近傍に外周面が凹凸の円盤体を設
けた孔版印刷装置の要部正面図である。
【図2】図2(a)は一例としての円盤の正面図、図2
(b)は変形例としての円盤の正面図である。
【図3】図1における円盤体及びその支持部を説明した
平面図である。
【図4】図1における円盤体及びその周辺部材の部分拡
大正面図である。
【図5】本発明の変形実施例であって、印刷ドラムと圧
胴との圧接によるニップ部近傍に外周面が凹凸の円盤体
を往復動手段と共に設けた孔版印刷装置の要部正面図で
ある。
【図6】従来技術として用紙先端クランプ圧胴方式を採
用した印刷ドラム及び圧胴のニップ部周辺部の構成を説
明した正面図である。
【図7】べた画像を説明した平面図である。
【図8】排紙押えコロによる印刷用紙の押え状態を説明
した従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 印刷ドラム 8 印圧胴 14、140 円盤体 B 印圧ニップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C020 AA09 3F053 AA10 AA28 LA06 LB03 3F101 CA10 CC07 LA06 LB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷のための版(マスタ)を周面に担持す
    ることのできる印刷ドラムと、該印刷ドラムに対向して
    配置された印圧胴を有し、前記印圧胴は前記印刷ドラム
    と略同径で印刷用紙の先端部を挟持する用紙クランパを
    具備し前記印刷ドラムと逆方向に回転駆動され、印圧ニ
    ップ部で該印圧胴で印刷用紙上に画像を形成しながら搬
    送装置で前記印刷用紙を前記印刷胴外へ搬送する方式の
    印刷装置において、 前記印圧胴の軸線方向における略中央部であって、該印
    圧胴の回転方向上印圧ニップ部よりも下流側でかつ前記
    搬送装置よりも上流側の位置において印圧胴外周面に接
    近した位置で回転可能に保持され外周部が凹凸形状をし
    た円盤体を有していることを特微とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、 前記円盤体は前記印圧胴の中心軸線方向上で対向配置さ
    れた1対からなり、これら1対をなす円盤体の間隔寸法
    が70〜150mm好ましくは50〜150mmであ
    り、この1対をなす各円盤体はそれぞれ前記印刷胴の軸
    線方向における略中央部から等分の振り分け位置にある
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の印刷装置において、 前記円盤体はその外形寸法が15mm以下で、印圧ニッ
    プ部からの離れ角度が30度以内の範囲に設けられてい
    ることを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れか1つに記載された
    印刷装置において、 前記円盤体は前記印刷ドラムに前記印圧胴が圧接された
    印圧オン時の状態において、前記印圧胴の外周面と当該
    円盤体の外周先端との隙間が0〜2mm好ましくは0〜
    1mmであることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れか1つに記載された
    印刷装置において、 前記印圧胴の外周面と当該円盤体の外周先端との隙間を
    調整する隙間調整機構を有することを特徴とする印刷装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の印刷装置において、 前記隙間調整機構は、一端側に前記円盤体を枢着してい
    る保持アームと、不動部材に枢着され前記保持アームの
    他端側に固定された支持軸と、前記支持軸を支点として
    前記保持アームの前記一端側が前記印圧胴に近づく向き
    に回動するように前記保持アームに付勢力を与える付勢
    手段と、この付勢手段による前記保持アームの回動を阻
    止すると共に前記円盤体の前記印圧胴に対する位置を調
    節するねじ軸を具備していることを特徴とする印刷装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4の何れか1つに記載された
    印刷装置において、 前記印刷ドラムは外周部に孔版原紙を把持する原紙クラ
    ンパを有し、前記円盤体は、前記印刷ドラムの回転に同
    期して前記原紙クランパを回避しながら、前記印圧ニッ
    プ部に接近した第1の位置と印圧二ップ部から離間した
    第2の位置との間で往復動手段により往復移動されるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の印刷装置おいて、 前記往復動手段は、前記印刷ドラムに同期して回転する
    カムと、 前記円盤体を枢着すると共に前記カムの回転に応じて揺
    動する揺動アームを主要な部材として構成されているこ
    とを特徴とする印刷装置。
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