JPH05197208A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JPH05197208A
JPH05197208A JP4025980A JP2598092A JPH05197208A JP H05197208 A JPH05197208 A JP H05197208A JP 4025980 A JP4025980 A JP 4025980A JP 2598092 A JP2598092 A JP 2598092A JP H05197208 A JPH05197208 A JP H05197208A
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正幸 清柳
Junko Yamamoto
純子 山本
Shigeo Yamamura
重夫 山村
Masaharu Nomura
正治 野村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】下記式(1)で表される化合物を少なくとも1
種含有することを特徴とする電子写真用トナー 【化1】 [式(1)において、R1 、R2 及びR3 は炭素数4〜
8のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、ベ
ンジル基を表し、R4 はアルケニル基、3−フェニル−
2−プロペニル基、アルキニル基、又は3−フェニル−
2−プロピニル基を表し、X- は陰イオンを表す。] 【効果】本発明で得られた電子写真用トナーは、シャー
プな帯電量分布と耐湿性及び経時安定性を有することが
特徴であり、また荷電制御剤自体が無色であることか
ら、カラートナーに要求される色相に合わせて任意の着
色剤を選定することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真、静電記録等に
於て静電潜像を現像するために用いられるトナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】静電気を利用した静電記録、静電写真等
の画像形成プロセスは、フタロシアニン顔料、セレン、
硫化カドミウム、アモルファスシリコン等の光導電性物
質をアルミ、紙等の基材上に塗布することにより得られ
た感光体上に光信号により静電潜像を形成する過程と、
トナーと称される5−50μに調整された着色微粒子を
二成分系現像法では該トナーをキャリヤー(鉄粉、フェ
ライト粉等)により接触帯電させ、また、一成分系現像
法ではトナーを直接帯電させた後静電潜像に作用せしめ
顕像化させる過程から構成されている。尚、トナーは感
光体上に形成される静電潜像の極性に対応した電荷、す
なわち正、負のいずれかの電荷が付与される必要があ
る。
【0003】一般にトナーと称される着色微粒子はバイ
ンダー樹脂と着色材とを必須成分としその他必要に応じ
磁性粉等から構成されている。トナーに電荷を付与する
方法としては荷電制御剤を用いることなくバインダー樹
脂そのものの帯電特性を利用することもできるがそれで
は経時安定性、耐湿性が劣り良好な画質を得ることが出
来ない。従って通常トナーの電荷保持、荷電制御の目的
で荷電制御剤が加えられる。トナーに要求される品質特
性としては帯電性、流動性、定着性等に優れていること
が挙げられるが、これらの品質特性はトナーに用いられ
る荷電制御剤によって大きく影響される。
【0004】従来トナーに添加される荷電制御剤として
は、 1)有色の負電荷制御剤としての2:1型含金属錯塩染
料(例、特公昭45−26478、特公昭41−201
531)フタロシアニン顔料(例、特開昭52ー459
31)また、無色の負電荷制御剤の例として芳香族ダイ
カルボン酸の金族錯体(例、特公昭59−7384)サ
リチル酸の金属錯体(例、特開昭57ー104940)
または特開昭61−3149等に記載された荷電制御剤
等が、又 2)正荷電制御剤としてはニグロシン系染料、トリフェ
ニルメタン系染料、各種4級アンモニウム塩(静電気学
会誌1980第4巻第3号P−114)、ジブチル錫オ
キサイド等の有機スズ化合物(例、特公昭57−297
04)等が知られているが、これらを荷電制御剤として
含有したトナーは、帯電性、経時安定性等トナーに要求
される品質特性を充分に満足させるものではない。
【0005】例えば負荷電制御剤として知られる2:1
含金属錯塩染料を含有したトナーは帯電量の高さについ
ては一応の水準を有するものの、2:1型含金属錯塩染
料は概してバインダー樹脂に対する分散性が劣るという
欠点がある。そのためバインダー樹脂中に均一に分布せ
ず、得られたトナーの帯電量分布も極めてシャープさに
欠けるものであり得られる画像は階調性が低く画像形成
能に劣るものである。更に、2:1型含金属錯塩染料は
黒を中心とした限定された色相のトナーにしか使用でき
ないという欠点があり、カラートナーとしての使用に
は、着色剤の鮮明さを損なってしまう。
【0006】無色に近い負荷電制御剤の例として芳香族
ダイカルボン酸の金属錯体が挙げられるが(特公昭59
−7384)このものは完全な無色とは成りえないとい
う欠点やその分散性に難点がある。また、無色の負荷電
制御剤で比較的良好な帯電性能を持つものとしてサリチ
ル酸の金属錯体が挙げられるが(特開昭57ー1049
40)このものは重金属類を含有しており、その安全性
に問題がある。無色で重金属を含まない負電荷制御剤と
して特開昭61−3149及び特開昭63ー38958
に紹介された化合物が知られているが、このものは融点
が低いためトナー生産時の熱安定性が悪く安定したトナ
ーを製出することが困難であるという欠点や、帯電の立
ち上がり速度が遅いという欠点がある。
【0007】また、正帯電制御剤として知られるニグロ
シン系染料や、トリフェニルメタン系染料は、それ自体
着色しているため、黒を中心とした限定された色相のト
ナーにしか使用できず、また、トナーの連続複写に対す
る経時安定性が良好でないという欠点がある。また、従
来の4級アンモニウム塩は、トナー化した場合耐湿性が
不十分であることに起因する経時安定性に劣り、繰り返
し使用で良質な画像を与えないという欠点を有してい
る。この様に公知の荷電制御剤は、トナーに要求される
品質特性を充分に満足させるものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、無色
で正に帯電する荷電制御剤で、バインダー樹脂に対する
分散性が良好で、帯電立ち上がり特性、帯電の経時安定
性に優れ、温度、湿度、の変化に対して影響を受けるこ
となく高い帯電制御性を有し、重金属類を含まない荷電
制御剤を提供し、更に、荷電の立ち上がり安定性及び耐
環境性に優れ、階調性の高い画像を与えるトナーを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記したよ
うな課題を解決すべく鋭意努力した結果下記式(1)の
化合物を少なくとも1種トナーに含有せしめることによ
り、トナーの帯電特性が大幅に改善されることを見いだ
し本発明を完成させた。
【0010】
【化2】
【0011】[式(1)において、R1 、R2 及びR3
は炭素数4〜8のアルキル基、置換もしくは未置換のア
リール基、ベンジル基を表し、R4 はアルケニル基、3
−フェニル−2−プロペニル基、アルキニル基、又は3
−フェニル−2−プロピニル基を表し、X- は陰イオン
を表す。]
【0012】式(1)の化合物は荷電制御剤として働く
が、このものはバインダー樹脂に対する相溶性が良好で
あり、これを含有せしめたトナーは比帯電量が高くその
経時安定性も良好であることからトナーを長時間保存し
ても静電記録の画像形成に於て安定して鮮明な画像を与
えるものである。また、このものは重金属等を含まず、
無色の正の帯電性能を持つため環境に対する安全性が高
く、カラートナー及び黒色のトナーを製出することが出
来る。
【0013】本発明で荷電制御剤としてトナーに含有せ
しめられる式(1)の化合物の具体例としては下記の構
造式で表される化合物が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】
【化12】
【0024】
【化13】
【0025】
【化14】
【0026】
【化15】
【0027】
【化16】
【0028】
【化17】
【0029】
【化18】
【0030】
【化19】
【0031】
【化20】
【0032】
【化21】
【0033】
【化22】
【0034】
【化23】
【0035】
【化24】
【0036】次に本発明の式(1)の化合物の合成例を
示す。合成例中部は特に限定しない限り重量部を表す。
【0037】合成例1.キシレン200部にトリフェニ
ルホスフィン86.7部を溶解し、これにアリルブロマ
イド40.0部を加え、ゆっくりと昇温し134℃で3
時間反応させる。30℃まで放冷した後、生成した無色
の結晶を濾過してとりトルエンで洗浄して、アリルトリ
フェニルホスホニウムブロマイド(例示化合物16)1
22.7部(96.8%)を得る。
【0038】合成例2.キシレン240部にトリフェニ
ルホスフィン88.2部を溶解し、これにシンナミルク
ロライド51.3部を加え、130℃で4時間反応させ
る。30℃まで放冷した後、生成した無色の結晶を濾過
しトルエンで洗浄して、シンナミルトリフェニルホスホ
ニウムクロライド(例示化合物15) 117.4部
(84.1%)を得る。
【0039】合成例3.前記合成例1で合成したアリル
トリフェニルホスホニウムブロマイド 9.6部を水
140部に溶解し、これにテトラフルオロホウ酸ナトリ
ウム 2.8部を水 9部に溶解した溶液をゆっくりと
滴下する、5時間撹はんした後、生成した無色の結晶を
濾取し水 200部で洗浄、乾燥してアリルトリフェニ
ルホスホニウムテトラフルオロボレート(例示化合物
1) 6.5部(66.4%)を得る。
【0040】合成例4.キシレン200部にトリフェニ
ルホスフィン69.2部を溶解し、これに2ーブテニル
クロライド23.9部を加え、125℃で5時間反応さ
せる。30℃まで放冷した後、生成した無色の結晶を濾
過しトルエンで洗浄して、2ーブテニルトリフェニルホ
スホニウムクロライド 54.4部(58.5%)を得
る。得られた2ーブテニルトリフェニルホスホニウムク
ロライド 8.8部を水 20部に溶解し、これにテト
ラフルオロホウ酸ナトリウム 2.7部を水 9部に溶
解した溶液をゆっくりと滴下する、6時間撹はんした
後、生成した無色の結晶を濾取し水 300部で洗浄、
乾燥して2ーブテニルトリフェニルホスホニウムテトラ
フルオロボレート(例示化合物2) 8.5部(83.
8%)を得る。
【0041】合成例5.前記合成例2で合成したシンナ
ミルトリフェニルホスホニウムクロライド 10.4部
を水 580部に溶解し、これにテトラフルオロホウ酸
ナトリウム 2.7部を水 9部に溶解した溶液をゆっ
くりと滴下する、6時間撹はんした後、生成した無色の
結晶を濾取し水 300部で洗浄、乾燥してシンナミル
トリフェニルホスホニウムテトラフルオロボレート(例
示化合物5) 10.1部(86.6%)を得る。
【0042】合成例6.前記合成例2で合成したシンナ
ミルトリフェニルホスホニウムクロライド 10.4部
を水 580部に溶解し、これにモリブデン酸アンモニ
ウム 5.2部を水233部に溶解した溶液をゆっくり
と滴下する、5時間撹はんした後、生成した無色の結晶
を濾取し水 300部で洗浄、乾燥してシンナミルトリ
フェニルホスホニウムモリブデート(例示化合物18)
7.1部(51.4%)を得る。
【0043】前記式(1)の化合物を含有するトナーを
製造する方法としては、式(1)の化合物、着色剤及び
バインダー樹脂からなる混合物を加熱ニーダー、二本ロ
ール等の加熱混合処理可能な装置によりバインダー樹脂
の溶融下で混練し、次いで冷却固化したものをジェット
ミル、ボールミル等の粉砕機により3〜20μ粒径に粉
砕することによって得る方法、着色剤とバインダー樹脂
と式(1)の化合物を溶媒(例 アセトン、酢酸エチ
ル)に溶解し、かくはん処理後、水中に投じて再沈澱せ
しめ、濾過、乾燥後、ボールミル等の粉砕機により3〜
20μ粒径に粉砕することによって得る方法、式(1)
の化合物、着色剤およびバインダー樹脂の単量体とを水
中に均一に懸濁させ撹はん下に於て単量体を微粒子状で
重合させて沈澱を生成させ、沈澱物を濾過、水洗、乾燥
して微粒子状粉末とし、これを分級して3ー20μの粒
経の目的物を得る方法があり、また圧力定着用低融点樹
脂、着色成分、磁性体等を含む軟質粒子上芯材(芯粒
子)を、保護機能及び荷電制御機能を有する硬い外殻で
覆った形態を有するマイクロカプセルトナーの外殻材料
として使用することもできる。さらに、荷電制御材を含
まない着色微粒子を上記方法等により調整し、ついで式
(1)の化合物を単独もしくはコロイダルシリカ等の外
添剤と共にメカノケミカル的な方法等により粒子表面に
固着添加することもできる。
【0044】この場合通常バインダー樹脂は99〜65
%より好ましくは98〜85%、着色剤は1.0〜15
%より好ましくは1.5〜10%、荷電制御剤は0.1
〜30%より好ましくは0.3〜5%の割合(いずれも
重量比)で使用される。
【0045】本発明の電子写真用トナーに用いうる着色
剤の例としては、カーボンブラック、群青、鉄黒、活性
炭、酸化銅、二酸化マンガン、黄鉛、亜鉛黄、カドミウ
ムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、
ニッケルチタンイエロー、赤色黄鉛、モリブデンオレン
ジ、ベンガラ、カドミウムレッド、マンガン紫、酸化チ
タン、硫化亜鉛、クロムグリーン、酸化クロム、アンチ
モン白等の無機顔料、CI.ピグメントイエロー1、C
I.ピグメントレッド9、CI.ピグメントブルー1
5、アニリンブラック、ナフトールエローS、ベンジジ
ンエローGR、キノリンエローレーキ、アンスラピリミ
ジンエロー、ハンザエローG、パーマネントエローNC
G、ピラゾロンオレンジ、インダンスレンブリリアント
オレンジGK、ピラゾロンレッド、ブリリアントカーミ
ン6B、ローダミンレーキB、キナクリドン、アリザリ
ンレーキ、チオインジゴレッド、チオインジゴマルー
ン、ブリリアントカーミン3B、メチルバイオレットレ
ーキ、ジオキサジンバイオレット、アニリンブルー、無
金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、フ
ァーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC、フ
タロシアニングリーン、マラカイトグリーンレーキ、フ
ァイナルイエローグリーンG等の有機顔料、CI.ソル
ベントイエロー93、CI.ソルベンヨレッド146、
CI.ソルベントブルー35、CI.ジスパーズイエロ
ー42、CI.ジスパーズレッド59、CI.ジスパー
ズブルー81、CI.ソルベントレッド49、CI.ソ
ルベントレッド52、CI.ソルベントレッド109、
CI.ベイシックレッド12、CI.ベイシックレッド
1、CI.ダイレクトレッド1、CI.アシッドレッド
1、CI.ベーシックレッド1、CI.ダイレクトレッ
ド4、CI.モーダントレッド30、CI.ダイレクト
ブルー2、CI.アシッドブルー9、CI.ベーシック
ブルー3、CI.ベーシックブルー5、CI.アシッド
ブルー15、CI.モーダントブルー7、CI.(CI
はカラーインデックスの略、以下同様)等の油溶性染料
等従来公知の着色剤を挙げることが出来る。
【0046】また、バインダー樹脂としては、ポリスチ
レン、スチレンーメタクリル酸共重合体、スチレンーメ
タクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸共
重合体、スチレンーアクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、アクリル樹脂、スチ
レン−マレイン酸共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、オレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等が単独または、混合して使用
することが出来る。
【0047】また、バインダー樹脂の単量体は上記樹脂
の単量体が使用され、具体的にはスチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、エチルス
チレン、ジビニルベンゼン等のビニル芳香族炭化水素単
量体、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ー2
ーエチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸ー2ーエチルヘキシ
ル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸フェニル等の
アクリル系化合物の単量体、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アクリルアミド等の二重結合を有するモ
ノカルボン酸類、マレイン酸、マレイン酸メチル、マレ
イン酸ブチル、マレイン酸ジメチル、フタル酸、コハク
酸、テレフタル酸などのジカルボン酸類、エチレン、プ
ロピレン、ブチレン、ビニルメチルケトン、ビニルヘキ
シルケトン、ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチル
エーテル、等のビニル単量体、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、1、2
ープロピレングリコール、1、3ープロピレングリコー
ル、1、4ーブタンジオール、1、6ーヘキサンジオー
ル、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポ
リオキシエチレン化ビスフェノールA等のポリオール化
合物、p−フェニレンジイソシアネート、p−キシリレ
ンジイソシアネート、1、4ーテトラメチレンジイソシ
アネート等のイソシアネート類、エチルアミン、ブチル
アミン、エチレンジアミン、1、4ージアミノベンゼ
ン、1、4ージアミノブタン、モノエタノールアミン等
のアミン類、ジグリシジルエーテル、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ビスフェノールAグリシジル
エーテル、ハイドロキノンジグリシジルエーテル等のエ
ポキシ化合物等が単独または混合して使用することが出
来る。
【0048】更に本発明の電子写真用トナーには酸化珪
素のごとき流動剤、鉱物油のごとき被り防止剤、一成分
系用としての各種磁性体、酸化亜鉛のごとき導電性付与
剤等を必要に応じ加えてもよい。本発明で得られたトナ
ーは、例えば200メッシュ程度の鉄粉(キャリヤー)
と例えば3−8:97−92(トナー:鉄粉)というよ
うな重量比で混合し現像剤となし、電子写真に於ける現
像工程に使用されるものである。本発明の電子写真用ト
ナーは、従来の荷電制御剤を用いたトナーに比べシャー
プな帯電量分布及び良好な経時安定性を有している。そ
の結果極めて階調性の高い画像が得られ且つ反復画像形
成能が極めて良好であることが特徴である。
【0049】実施例 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
は、これらの実施例に限定されるものではない。実施例
中、部は特に限定しない限り重量部を表す。
【0050】実施例1 スチレン−ブチルアクリレート共重合体(バインダー) 100部 低分子量ポリエチレン 3部 CI.Disperse Yellow 164(着色剤) 1.2部 前記具体例(1)の化合物 1.5部
【0051】上記組成の混合物を120〜140℃に調
整されたニーダーにて溶融混合処理(10分)した後冷
却、固化せしめた。次いで、粗粉砕機により粗粉砕した
後、ジェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流
式分級機にて分級し粒径5〜20μのトナーを得た。得
られたトナーを約200メッシュの鉄粉キャリヤーと
3:97(トナー:鉄粉キャリヤー)の重量比で混合し
現像剤Aを得た。次にブローオフ帯電量測定装置により
この現像剤Aの初期比帯電量を測定したところ+25.
8μC/gであった。更にこの現像剤Aを用いて複写機
によりコピーを行ったところ階調性に優れ、着色剤本来
の色相を阻害することのない鮮明な黄色の画像が得られ
た。また、現像剤Aを用いて帯電安定性試験(帯電量経
時安定性試験、帯電量耐湿安定性試験)を実施したとこ
ろ下記表1の結果を得た。
【0052】 表1 帯電量経時安定性試験(単位、+μC/g) 時間(h) 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 現像剤A 25.8 22.0 20.4 18.0 14.5 10.8 11.6 帯電量耐湿安定性試験 (単位、+μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 変化率 (%) 25.8 21.0 −18.6
【0053】以上の結果のごとく現像剤Aの経時安定性
が極めて優れていた。
【0054】経時安定性試験は次の方法によった。 帯電量経時安定性試験:現像剤(トナーと鉄粉キャリヤ
ーとの混合物)をポリ容器中に計量し、120rpmの
ボールミルにて22時間接触帯電させ、その際の時間毎
のトナーの帯電量をブローオフ法により測定する。 帯電量耐湿安定性試験:上記帯電量経時安定性試験と同
様にポリ容器中に現像剤を計量し、容器をオープンにし
て34℃,86%RHの条件下に2日間放置し、120
rpmのボールミルにて5min接触帯電後、トナーの
帯電量をブローオフ法により測定する。変化率は以下の
様にして算出する。 変化率=(耐湿試験後の帯電量−常温常湿での初期帯電
量)/常温常湿での初期帯電量x100(%)
【0055】実施例2 ポリエステル樹脂 100部 カーボンブラック 6.0部 前記具体例(2)の化合物 1.5部
【0056】上記組成の混合物を120−140℃に調
整されたニーダーにて溶融混合処理(10分)した後、
冷却、固化せしめた。次いで粗粉砕機により粗粉砕後、
ジェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに気流式分
級機にて分級し粒径5−20μのトナーを得た。得られ
たトナーを約200メッシュの鉄粉キャリヤーと3:9
7(トナー:鉄粉キャリヤー)の重量比で混合し現像剤
Bを得た。次にブローオフ帯電量測定装置によりこの現
像剤Bの初期比帯電量を測定したところ+21.6μC
/gであった。更にこの現像剤Bを用いて複写機により
コピーを行ったところ階調性に優れた黒色の画像が得ら
れた。また、現像剤Bを用いて実施例1と同様に帯電安
定性試験を実施したところ下表2の結果を得た。
【0057】表2 帯電量経時安定性試験(単位、+μC/g) 時間(h) 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 現像剤B 21.6 19.3 21.2 16.6 13.1 11.1 12.1 帯電量耐湿安定性試験 (単位、+μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 変化率 (%) 21.6 22.4 +3.7
【0058】以上の結果のごとく、現像剤Bの経時安定
性及び耐湿安定性が極めて優れていた。
【0059】実施例3 スチレンーアクリル酸メチルエステル共重合体 100部 低分子量ポリプロピレン 3部 CI.Solvent Blue 111 1.5部 前記具体例(5)の化合物 1.5部
【0060】上記混合物を1000部のアセトン、酢酸
エチルの混合溶剤に溶解させ、常温にて1時間撹はんし
た。次いで、この混合物を10000部の水中へ撹はん
下に滴下し沈澱せしめた。生成した沈澱を濾過、乾燥す
ることにより粗粒子のトナーを得た。次いでジェットミ
ル粉砕機にて微粉砕を行い、更に気流式分級機にて分級
し5−20μのトナーを得た。得られたトナーを約20
0メッシュの鉄粉キャリヤーと3:97(トナー:鉄粉
キャリヤー)重量比で混合し現像剤Cを得た。次いでブ
ローオフ帯電量測定装置によりこの現像剤Cの初期比帯
電量を測定したところ+25.6μC/gであった。更
にこの現像剤Cを用いて複写機によりコピーを行ったと
ころ階調性に優れ着色剤本来の色相を阻害することのな
い鮮明な青色の画像が得られた。また、現像剤Cを用い
て実施例1と同様に帯電安定性試験を実施したところ下
記表3の結果を得た。
【0061】 表3 帯電量経時安定性試験(単位、+μC/g) 時間(h) 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 現像剤C 25.6 24.3 23.5 22.0 18.5 15.9 16.5 帯電量耐湿安定性試験 (単位、+μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 変化率 (%) 25.6 30.2 +16.6
【0062】以上の結果のごとく現像剤Cの経時安定性
及び耐湿安定性が極めて優れていた。
【0063】実施例4 エポキシ樹脂 100部 CI.Disperse Red 60 1.2部 CI.Disperse Violet 17 0.3部 具体例(9)の化合物 2.0部
【0064】上記組成の混合物を110−130℃に調
整されたニーダーにて溶融混合処理した後自然冷却、固
化せしめた。次いで粗粉砕機、ジェットミル粉砕機にて
微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径5−
20μのトナーを得た。得られたトナー100部に対し
コロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキサーで混合
した。このものを約200メッシュの鉄粉キャリヤーと
3:97(トナー:鉄粉キャリヤー)の重量比で混合し
現像剤Dを得た。次いでブローオフ帯電量測定装置によ
りこの現像剤Dの初期比帯電量を測定したところ+2
5.3μC/gであった。さらにこの現像剤Dを用いて
複写機によりコピーを行ったところ階調性に優れ、着色
剤本来の色相を阻害することのない鮮明な赤色の画像が
得られた。また、現像剤Dを用いて実施例1と同様に帯
電安定性試験を実施したところ下記表4の結果を得た。
【0065】 表4 帯電量経時安定性試験(単位、+μC/g) 時間(h) 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 現像剤D 25.3 24.1 22.5 21.3 20.6 21.4 21.0 帯電量耐湿安定性試験 (単位、+μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 変化率 (%) 25.3 25.1 −0.8
【0066】以上の結果のごとく現像剤Dの経時安定性
が極めて優れていた。
【0067】実施例5 エポキシ樹脂 100部 CI.Disperse Red 60 1.2部 具体例(13)の化合物 2.0部
【0068】上記組成の混合物を120−130℃に調
整されたニーダーにて溶融混合処理した後自然冷却、固
化せしめた。次いで粗粉砕機、ジェットミル粉砕機にて
微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径5−
20μのトナーを得た。得られたトナー100部に対し
コロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキサーで混合
した。このものを約200メッシュの鉄粉キャリヤーと
3:97(トナー:鉄粉キャリヤー)の重量比で混合し
現像剤Eを得た。次いでブローオフ帯電量測定装置によ
りこの現像剤Eの初期比帯電量を測定したところ+3
8.0μC/gであった。さらにこの現像剤Eを用いて
複写機によりコピーを行ったところ階調性に優れ、着色
剤本来の色相を阻害することのない鮮明な赤色の画像が
得られた。また、現像剤Eを用いて実施例1と同様に帯
電安定性試験を実施したところ下記表5の結果を得た。
【0069】 表5 帯電量経時安定性試験(単位、+μC/g) 時間(h) 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 現像剤E 38.0 34.9 34.0 32.0 28.3 27.2 26.7 帯電量耐湿安定性試験 (単位、+μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 変化率 (%) 38.0 36.1 −5.0
【0070】以上の結果のごとく現像剤Eの経時安定性
が極めて優れていた。
【0071】実施例6 スチレンーブチルアクリレート共重合体 100部 低分子量ポリエチレン 3部 Kayaset Yellow 963 1.2部 前記具体例(15)の化合物 1.5部
【0072】上記組成の混合物を125−140℃に調
整されたニーダーにて、溶融混合処理(10分)した
後、冷却、固化せしめた。次いで粗粉砕機により粗粉砕
した後、ジェットミル粉砕機にて微粉砕を行い、さらに
気流式分級機にて分級し粒径5−20μのトナーを得
た。得られたトナーを約200メッシュの鉄粉キャリヤ
ーと3:97(トナー:鉄粉キャリヤー)の重量比で混
合し現像剤Fを得た。次いでブローオフ帯電量測定装置
によりこの現像剤Fの初期比帯電量を測定したところ+
39.2μC/gであった。さらにこの現像剤Fを用い
て複写機によりコピーを行ったところ階調性に優れ、着
色剤本来の色相を阻害することのない鮮明な黄色の画像
が得られた。また、現像剤Fを用いて実施例1と同様に
帯電安定性試験(帯電量経時変化試験、帯電量耐湿安定
性試験)を実施したところ下記表6の結果を得た。
【0073】 表6 帯電量経時安定性試験(単位、+μC/g) 時間(h) 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 現像剤F 39.2 34.8 34.1 31.6 27.5 24.6 21.5 帯電量耐湿安定性試験 (単位、+μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 変化率 (%) 39.2 32.1 −18.1
【0074】以上の結果のごとく現像剤Fの経時安定性
が極めて優れていた。
【0075】実施例7 メチルスチレンモノマー 75部 アクリル酸エチルモノマー 20部 Kayaset Blue814 1.8部 過酸化ベンゾイル 6部 前記具体例(18)の化合物 2部
【0076】上記組成の混合物をホモミキサーを用い5
分間撹拌混合して均質な液状物とし、これを水:120
部/炭酸マグネシウム:2.3部の分散液に加え、ホモ
ミキサーにより6500rpmで5分間撹拌し均一な懸
濁液を得る。この懸濁液を300mlの3つ口フラスコ
に入れ200rpmで撹拌しながら70℃で5時間重合
反応を行い、40℃まで放冷後5%希塩酸水溶液90部
を加え、濾過水洗した後40℃にて乾燥して粒径5〜2
0μのトナーを得た。得られたトナー100部に対しコ
ロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキサーで混合し
た。このものを約200メッシュの鉄粉キャリヤーと
3:97(トナー:鉄粉キャリヤー)の重量比で混合し
現像剤Gを得た。次いでブローオフ帯電量測定装置によ
りこの現像剤Gの初期比帯電量を測定したところ+2
1.2μC/gであった。さらにこの現像剤Gを用いて
複写機によりコピーを行ったところ階調性に優れ、着色
剤本来の色相を阻害することのない鮮明な青色の画像が
得られた。また、現像剤Gを用いて実施例1と同様に帯
電安定性試験を実施したところ下記表7の結果を得た。
【0077】 表7 帯電量経時安定性試験(単位、+μC/g) 時間(h) 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 現像剤G 21.2 30.8 31.4 33.3 32.5 30.5 28.4 帯電量耐湿安定性試験 (単位、+μC/g) 初期帯電 耐湿試験後 変化率 (%) 21.2 23.1 +9.0
【0078】以上の結果のごとく現像剤Gの経時安定性
が極めて優れていた。
【0079】実施例8−45 「化合物の具体例」の欄に示される化合物及び「着色
剤」の欄に示される着色剤を用いて実施例1と同様にし
て現像剤を調製し、得られた各々のトナーにつき初期比
帯電量を測定し、実施例1と同様に経時安定性試験を実
施した。いずれの化合物を用いたトナーも帯電量の変化
が少なく、現像剤の経時安定性は極めて優れていた。ま
た、複写機にてコピーしたところいずれの現像剤も階調
性に優れ、着色剤本来の色相である鮮明な画像が得られ
た。
【0080】 表8 帯電量経時変化試験(+μC/g) 実施例 化合物 着 色 剤 時間(h) No. 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 8. 具体例 CI.Dis.Y.164 25.8 25.0 22.6 20.5 19.7 17.6 18.1 3 9. 具体例 〃 22.3 23.4 20.8 19.9 14.5 14.3 14.8 4 10. 具体例 〃 23.1 21.4 20.2 20.5 18.7 13.6 12.9 6 11. 具体例 〃 21.2 20.9 19.5 17.5 14.8 14.4 14.9 7 12. 具体例 CI.Pig.R.9 24.3 22.2 20.9 18.6 17.3 17.5 17.5 8 13. 具体例 〃 26.2 26.3 26.3 26.5 26.8 26.4 25.0 10 14. 具体例 〃 17.6 17.4 17.0 16.9 16.6 15.9 13.8 11 着色剤 CI.:Color Index, Sol:Solvent Dis:Disperse,Pig:Pigment,B:Blue, R:Red,Y:Yellow, Kayasetは日本化薬(株)の商品名
【0081】 表8のつづき 帯電量耐湿安定性試験(+μC/g) 実施例No. 化合物 初期帯電 耐湿試験後 変化率(%) 8. 具体例3 25.8 20.1 −22.1 9. 具体例4 22.3 21.9 − 1.8 10. 具体例6 23.1 19.5 −15.6 11. 具体例7 21.2 20.2 − 4.7 12. 具体例8 24.3 19.6 −19.3 13. 具体例10 26.2 25.8 − 1.5 14. 具体例11 17.6 15.3 −13.1
【0082】 表9 電量経時変化試験(+μC/g) 実施例 化合物 着 色 剤 時間(h) No. 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 15. 具体例 〃 21.9 19.3 19.5 18.5 17.0 15.4 12.1 12 16. 具体例 〃 20.7 19.9 19.9 18.4 16.6 15.6 13.4 14 17. 具体例 CI.Pig.Y.1 23.8 22.6 22.9 21.1 20.3 18.0 15.6 16 18. 具体例 〃 34.8 32.6 32.9 30.8 29.4 27.8 25.8 20 19. 具体例 CI.Sol.R.146 25.6 24.6 22.2 20.3 18.4 18.3 19.5 21 20. 具体例 〃 25.2 24.5 25.5 20.8 18.8 18.9 19.3 22 21. 具体例 Kayaset.Y.963 27.9 28.6 25.4 23.0 20.6 20.4 21.4 23 22. 具体例 〃 27.2 28.2 27.3 27.4 26.0 25.6 23.9 24 23. 具体例 〃 23.7 22.9 21.8 20.6 19.5 19.8 17.1 25 24. 具体例 〃 25.0 25.1 25.1 25.8 24.4 24.6 23.2 26 25. 具体例 CI.Pig.R.146 22.3 20.3 21.0 18.4 16.8 17.2 17.8 27 26. 具体例 〃 31.5 27.6 27.2 25.8 21.4 21.8 20.1 28
【0083】 表9のつづき 帯電量耐湿安定性試験(+μC/g) 実施例No. 化合物 初期帯電 耐湿試験後 変化率(%) 15. 具体例12 21.9 20.8 − 5.0 16. 具体例14 20.7 20.1 − 2.9 17. 具体例16 23.8 19.7 −17.2 18. 具体例20 34.8 27.9 −19.8 19. 具体例21 25.6 20.1 −21.5 20. 具体例22 25.2 24.3 − 3.6 21. 具体例23 27.9 22.6 −19.0 22. 具体例24 27.2 27.0 − 0.7 23. 具体例25 23.7 28.1 +18.6 24. 具体例26 25.0 23.7 − 5.2 25 具体例27 22.3 21.2 − 1.0 26 具体例28 31.5 25.3 −19.7
【0084】 表10 帯電量経時変化試験(+μC/g) 実施例 化合物 着 色 剤 時間(h) No. 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 27. 具体例 CI.Dis.R.60 23.9 22.7 20.5 20.1 20.0 20.3 18.2 29 28. 具体例 カーボンブラック 22.5 20.7 19.9 17.6 16.8 12.4 13.2 30 29. 具体例 〃 23.0 22.2 23.1 19.9 16.5 14.4 14.9 31 30. 具体例 CI.Pig.R.146 38.5 34.5 34.8 31.6 28.9 25.5 22.6 34 31. 具体例 〃 38.7 35.1 32.2 32.8 30.4 28.6 25.3 35 32. 具体例 CI.Sol.B.111 27.8 26.1 25.0 24.6 21.5 19.8 19.5 36 33. 具体例 〃 22.7 20.8 19.2 17.0 16.5 12.3 12.9 38 34. 具体例 CI.Dis.R.60 25.9 23.8 20.7 16.7 16.9 14.6 15.7 40 35. 具体例 CI.Dis.B.81 26.4 24.8 23.4 23.2 20.3 18.7 19.1 42 36. 具体例 〃 15.4 16.0 16.4 14.7 13.9 11.5 11.4 44 37. 具体例 CI.Dis.B.35 22.1 20.4 22.5 18.6 15.4 13.9 14.5 46 38. 具体例 〃 23.2 30.8 31.2 33.7 32.0 30.5 28.7 47
【0085】 表10のつづき 帯電量耐湿安定性試験(+μC/g) 実施例No. 化合物 初期帯電 耐湿試験後 変化率(%) 27. 具体例29 23.9 20.7 −13.4 28. 具体例30 22.5 18.0 −20.0 29. 具体例31 23.0 22.1 − 3.9 30. 具体例34 38.5 31.1 −19.2 31. 具体例35 38.7 32.5 −16.0 32. 具体例36 27.8 28.3 + 1.8 33. 具体例38 22.7 19.2 −15.4 34. 具体例40 25.9 22.7 −12.4 35. 具体例42 26.4 28.5 + 8.0 36. 具体例44 15.4 13.9 − 9.7 37. 具体例46 22.1 21.8 − 1.4 38. 具体例47 23.2 22.9 − 1.3
【0086】 表11 帯電量経時変化試験(+μC/g) 実施例 化合物 着 色 剤 時間(h) No. 0.08 0.25 0.5 1 3 6 22 39. 具体例 CI.Dis.R.60 22.3 21.0 20.9 18.8 15.7 11.9 12.5 48 40. 具体例 カーボンブラック 25.8 24.4 23.7 22.9 18.5 16.7 16.7 52 41. 具体例 〃 23.8 29.6 30.3 32.0 31.2 29.9 27.5 54 42. 具体例 CI.Pig.R.146 32.4 32.6 32.9 31.0 26.8 23.4 20.9 57 43. 具体例 〃 27.7 25.1 21.2 20.8 20.4 18.6 16.2 58 44. 具体例 〃 27.7 26.1 25.2 24.8 20.4 17.6 18.1 62 45. 具体例 〃 28.1 24.1 22.2 20.8 17.4 13.6 13.8 65
【0087】 表11のつづき 帯電量耐湿安定性試験(+μC/g) 実施例No. 化合物 初期帯電 耐湿試験後 変化率(%) 39. 具体例48 22.3 17.9 −19.7 40. 具体例52 25.8 28.0 + 8.5 41. 具体例54 23.8 23.1 − 1.0 42. 具体例57 32.4 25.3 −21.9 43. 具体例58 27.7 22.9 −17.3 44. 具体例62 27.7 24.1 −13.0 45. 具体例65 28.7 23.0 −19.9
【0088】
【発明の効果】本発明で得られた電子写真用トナーは従
来の荷電制御剤を用いたトナーに比べてシャープな帯電
量分布と耐湿性及び経時安定性を有している。その結果
極めて階調性の高い画像が得られ、且つ反復画像形成能
が極めて良好であることが特徴である。また、荷電制御
剤自体が本質的に無色であることから、カラートナーに
要求される色相に合わせて任意の着色剤を選定すること
が可能であり、且つ染料、顔料が有する本来の色相を何
ら阻害することが無いことも特徴である。
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
【化54】
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【化62】
【化63】
【化64】
【化65】
【化66】
【化67】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1)で表される化合物を少なくと
    も1種含有することを特徴とする電子写真用トナー 【化1】 [式(1)において、R1 、R2 及びR3 は炭素数4〜
    8のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、ベ
    ンジル基を表し、R4 はアルケニル基、3−フェニル−
    2−プロペニル基、アルキニル基、又は3−フェニル−
    2−プロビニル基を表し、X- は陰イオンを表す。]
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015057459A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 日本化薬株式会社 粉体凝集の抑制方法
JP2015057458A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 日本化薬株式会社 粉体凝集の抑制方法
JP2015131934A (ja) * 2013-08-09 2015-07-23 日本化薬株式会社 ブリードアウトの抑制方法

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JP2015057459A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 日本化薬株式会社 粉体凝集の抑制方法
JP2015057458A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 日本化薬株式会社 粉体凝集の抑制方法
JP2015131934A (ja) * 2013-08-09 2015-07-23 日本化薬株式会社 ブリードアウトの抑制方法

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