JPH05196803A - レンズ上の反射削減コーティングの製造方法及びその装置 - Google Patents

レンズ上の反射削減コーティングの製造方法及びその装置

Info

Publication number
JPH05196803A
JPH05196803A JP4253835A JP25383592A JPH05196803A JP H05196803 A JPH05196803 A JP H05196803A JP 4253835 A JP4253835 A JP 4253835A JP 25383592 A JP25383592 A JP 25383592A JP H05196803 A JPH05196803 A JP H05196803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
plasma
optical lens
sio
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4253835A
Other languages
English (en)
Inventor
Alfons Zoeller
ツォーラー、アルフォンス
Karl Matl
マトル、カール
Rainer Goetzelmann
ギュートツェルマン、ライナー
Guenther Sauer
ザイヤー、ギュンター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Balzers und Leybold Deutschland Holding AG
Original Assignee
Leybold AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Leybold AG filed Critical Leybold AG
Publication of JPH05196803A publication Critical patent/JPH05196803A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/113Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
    • G02B1/115Multilayers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/111Anti-reflection coatings using layers comprising organic materials
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/14Protective coatings, e.g. hard coatings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、眼鏡、レンズ等の比較的柔らかい
合成材料からなるものの耐傷コーティングを形成する方
法及びその装置を提供する。 【構成】 合成材料、例えばCR39からなるレンズ1
の傷に対してこれを保護する目的で、はじめにSiOの
大変薄い接着層2が印加され、続いて厚いSiO2 層2
が設けられる。両層は、蒸発器21とプラズマソース2
2を有する真空室20内にて凝着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲の請求
項1及び10の前段における方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズに伴う問題は、大変しばしばあげ
られるものとして保護コーティングの印加があり、この
保護コーティングは光透過性であるが反射削減性のもの
である。これは、カメラのレンズと同様に眼鏡のレンズ
にも用いられている。使用者による乱暴な又は不注意な
取り扱いがあると、眼鏡は極度のストレスをこうむり、
合成ガラスだけでなくケイ酸塩ガラスにもまたすり傷の
原因となる。概して表面ダメージを与えるのは、鋭い物
が圧力下において表面を横切って引かれることに要因が
ある。例えば、つや出し布中における角のとがった砂、
また眼鏡の場合には粗いティッシュにより、それが行な
われる。
【0003】低重量で破壊に対する大きな抵抗力がある
という性質を結合したものであると共に単独に着色可能
である合成ガラスは、益々ひんぱんに使用されている。
しかしながら、それには重大な欠点があり、それは、そ
の表面がケイ酸塩ガラスに比べて相当柔らかく、機械的
ダメージに大変敏感であるということである。
【0004】レンズ用の合成材料としてジュロプラスチ
ック(duroplastic)が広く使用されてお
り、それは互いに化学的にしっかりとからまったマクロ
分子からなる。それは大変しばしば室温で壊れる。一
方、それは温度に安定しており、溶接可能ではなく、溶
解せず、そしてただ膨張に弱い。眼鏡に用いられるレン
ズシステムに向くひとつのジュロプラスチックは、CR
39であり、これはジアリルジエチレン グリコールカ
ーボネイト(diallyldiethylenegl
icolcarbonate)である。ただ近年、ほと
んどもっぱらガラス用レンズシステムに用いられるこれ
らの合成材料は別として、他の合成材料、ポリメタクリ
ル酸メチル(polymethylmethacryl
ate(PMMA))、ポリスチレン(polysty
rene(PS))、及びポリカーボネート(poly
carbonate(PC))のようなものが使用され
ている。
【0005】もしも、例えば、CR39合成が保護カバ
ーに当てられると、レンズ本体からの保護層の分離、保
護層とレンズ本体の熱膨張の相違、同じく多くの場合保
護コーティングの低温度での安定性という問題が解決さ
れなければならない。
【0006】ケイ酸塩コーティングを伴う基体が約30
0℃の高温に熱せられると、それにより欠点を解決する
稠密な層を発生する目的の蒸着法において印加されるコ
ーティング分子のための充分なエネルギが得られる。こ
れに対して、合成層を形成する時に、蒸着は一般に低温
で行なわれなければならない。
【0007】この場合において求められるエネルギを得
るためには、成育した層に不活性ガスのイオンで衝撃が
加えられる。蒸着分子と反応的なガスのイオン化の付加
は、層の凝縮に稠密過程を補強する。
【0008】これらの所謂イオン補強蒸着法(IAD)
から離れて、所謂プラズマ重合がまた知られており、そ
れは層形成の間、層の特性が連続的に可変されるので、
一方では、化学構造の見地から合成表面に適合され、他
方では、空気への境界上のガラス構造を形成するが、こ
れは大変高い機械的抵抗力を有するものである。
【0009】シリコンコンパウンドを含む透明保護コー
ティングの製造方法は、既に知られており、合成基体の
コーティングに使用されている(DE−A−3 624
467(EP−A−0 254 205))。この方
法において、化学的蒸着はプラズマ効果の基にて(プラ
ズマ化学蒸着)、重合可能単量体で有機のコンパウンド
上にシロキサン(siloxans)とシラザン(si
lazans)のグループから行なわれ、その重合法に
はより多くの酸素が供給される。プラズマは2つの電極
間の高周波の手段によりその中に発生され、その電極の
一方は陰極としての作用を有し、基体に接続される。適
度なコーティングの前に、基体は希ガスを含む大気中に
て、有機合成の存在において、グロー放電によるイオン
衝撃にさらされる。
【0010】その他、重合可能なシリコン含有単量体を
伴う基体のプラズマ増強コーティングの公知の方法とし
ては、単量体がシラン(silans)、シラザン(s
ilazans)又はジシラザン(disilazan
s)に限定され、そして特定のテイバー着用率(Tab
er wear index)が達成されるまで、プラ
ズマコーティングが行なわれることがある(EP−A−
0 252 870)。
【0011】装置もまた公知であり(DE−C−3 9
31 713)、それはプラズマ増強法における光学レ
ンズの両面の被覆を可能にするものである。この装置
は、2つの電極を有し、それは被覆されるワークピース
用の保持部材の間に配置されている。保持部材には、そ
こに明確な電位がある。
【0012】同様の方法が、真空コーティングをする透
明な合成基体の前処理として知られている(EP−A−
0 403 985)。基体表面のプラズマ衝撃を通っ
て、この表面が、次の層に高い接着力を印加可能なよう
に変化されていることが解明されている。
【0013】基体のコーティング用の他の装置におい
て、真空室にそこに配置されている基体キャリアが設け
られており、かつそれがプラズマ発生器、磁石及び電子
放射器を有し、一方、真空室中に、基体上の層の発生用
の材料の原子、分子又はクラスタの発生用の装置が配置
されており、それがプラズマ発生器及び反対側の基体の
すぐ次に置かれている(EP−90123712.3,
ケイ・マルト、ダブリュ・クラグ、エイ・チューラー:
新プラズマソースを伴うイオン補助凝着、PSEコンフ
ィデンシャル部署提出、ガーミッシュ−パーテンキルヘ
ン 1990)。この装置のひとつの利点としては、イ
オン補助凝着(IAD)の以前の装置に比べて、高いプ
ラズマ密度で約1mの直径を有する基体ホルダに基づく
作用があげられる。
【0014】更に、反射防止コーティングは公知であ
り、それは合成レンズに加えられ、かつ例えば2つの層
を含み、その第1の層はSiOx 層で第2の層はSiO
層である(DE−OS 27 38 044,図1
A)。
【0015】更に、反射防止コーティングは公知であ
り、これは4又はそれ以上の別の層を含んでおり、例え
ば、基体に次のように連続する層である:SiO,
【0016】
【化1】
【0017】(DE−OS 38 18 341)。
【0018】DE−A−39 09 654には、Si
Oの第1の層と
【0019】
【化2】
【0020】(以下「SiO2 」と記載する)の第2の
層を有するプラスチック樹脂の基体上の反射削減システ
ムが開示されている。これは、単に破壊力を改善するこ
とを提供し、そのために単に10から60nmの厚みを
有するだけである。
【0021】プラスチックの基体上に形成される耐傷コ
ーティングも知られており、そのコーティングは1から
10μmの厚さを有する(US−A−3 811 75
3)。しかし、耐傷と接着力の組み合わせは、このコー
ティングで達成することはできない。
【0022】更に、4μmのコーティングをポリマから
なるレンズ上に加えることが公知で、そのレンズは蒸発
されたガラスからなり、特にホウケイ酸ガラスからなる
(DE−A−25 38 982)。ガラスはSiO2
、80パーセントからなる。また、蒸発されたガラス
上のSiO及びSiO2 のベースコーティングの厚み
は、示されていない。
【0023】更に、反射削減システムが公知で、それは
2又は3の別れたコーティングからなり、最初にSiO
の均一層又はSiOの不均一コーティングそして高い屈
折率の物質が物体に印加される(DE−A−22 10
505)。しかし、最初のSiO層の酸化の程度が示
されていない。更に、屈折率が不均一であるばかりでな
く、層の硬度も不均一である。
【0024】ポリカーボネイト(polycarbon
ate)と他の合成基体材料の反射削減用のλ/4及び
λ/2の光学厚さを有するSiOを用いることが知られ
ている(US−A−3 356 522;US−A−4
497 539)。良い接着力と耐剥離特性を有する
各コーティングが区別されていない。
【0025】合成ポリマのレンズ用の他の公知の反射防
止コーティングシステムにおいて、第1のコーティング
はSiOとSiO2 の合成からなり、1.8の屈折率と
λ/4の光学厚さ(約70nm)を有し、また更なるコ
ーティングである
【0026】
【化3】
【0027】及びSiO2 はλ/4又はλ/2の屈折率
をそれぞれ有する(DE−C−2738 044)。
【0028】最後に、固いコーティングを伴う合成物体
の製造方法が公知であり、それはシリコンをベースとす
る層が基礎材料上に配置され、この層の上にSiO2 フ
ィルムが印加される(EP−A−0 266 22
5)。ここにおけるSiO2 層は真空蒸着法により印加
されているがむしろイオンプレーティング法が好まし
い。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、眼鏡、レン
ズ等の比較的柔らかい合成材料からなるものの耐傷コー
ティングを発明するという課題に基づくものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】この課題は請求項1及び
11に従って解決される。
【0031】
【作用】本発明が達成する効果は、特に、比較的柔らか
い合成基体と固いコーティングとの間の張力が減少され
ることである。
【0032】SiO層は最小限の厚みが選択され、それ
はSiO、本発明における印加物用のものであるが、こ
れが光学的に好ましくない特性を有し、かつそのため主
として凝着力を確保する目的で使用されるからである。
SiOの層厚が増加する状態にあっては、反射は増加す
る。これは、続いて起こる厚いSiO2 層により与えら
れる反射カーブ(r=f(λ))の振動の増加を導く。
更に、SiOは吸収自由でない。そのため、薄いSiO
層は、好ましくない反射と吸収を程よい限度の中に保持
し、しかも接着力を形成する要求物としての効果も果た
している。SiO2 保護層は、これに対して、比較的厚
くなければならず、即ち500nm以上、さもなければ
耐傷を形成する要求物ということが満たされない。より
薄いSiO2 層は、例えそれが大変固いものであって
も、与えられるストレスで破壊される。更に、それらは
反射カーブの好ましくない振動を引き起こす。より厚い
SiO2 層の場合、振動もあるが、最小と最大の波長間
隔は、層厚の増加と共により小さくなるので、視覚の視
察において、干渉効果を妨げないことが観察可能であ
る。
【0033】
【実施例】図1において、合成材料である例えばCR3
9からなるレンズ基体1が描かれており、それには20
nmに達する1原子の厚さを有する大変薄いSiO層2
が設けられている。この層2は本来、SiO2 の少なく
とも500nmの厚さである保護コーティング3のより
良い付着をもたらす目的で設けられている。
【0034】周知のように、直接印加されるSiO2 層
は合成材料に不充分に凝着するだけである。所謂ボイル
テストにおいて、被覆された基体は、定められた時間、
沸騰する例えば水に5%のNaClを混ぜた塩溶液に、
周期的に浸される。続いて、それは冷水に沈められる。
直接合成材料上に印加されたSiO2 の層は、そのよう
なボイルテストにおいて大変早く脱落してしまう、例え
ばそれは5から10分後である。これに対して、もしも
SiO2 層3と抵抗蒸発器ボート又は電子ビーム銃で同
時にプラズマとイオン衝撃の下において被覆された合成
材料の基体との間にSiO層2が配置されると、SiO
2 層3の凝着力はかなり増大する。ボイルテストが40
分で終了しても、層2、3に損傷は発見できなかった。
【0035】薄いSiO2 層3と共に、合成基体1に関
して着用特性を改良することは意味がある。例えば、C
R39は約180から200N/平方ミリメートルの硬
度を有する。これに対して、稠密な石英は、4500N
/平方ミリメートルの硬度を有する。保護層3の硬度
は、プラズマとコーティングのパラメータをにより大変
広い範囲で調整可能である。特別なプラズマコーティン
グにより、約1000N/平方ミリメートルから450
0N/平方ミリメートル近くに達する硬度値がこれまで
に達成されている。
【0036】着用抵抗は根本的には硬度と層厚にともな
って増大し、それは約3から8μmで始まる層厚にて、
着用抵抗における飽和効果が硬度の機能として起こる。
大変固くかつその結果もろい層の製造において、層と基
体との間に強い張力が発生する。例えばCR39は約1
【0037】
【数1】
【0038】(以下「×1/10000」と記載する)
/Kの熱膨張係数を有し、これと同時に、一方、石英の
熱膨張係数はほとんど無視できるものである。従って、
70mmのCR39レンズは、80℃の温度変化で約
0.4mm膨張することになる。これに対して、石英の
膨張は、0に近い。それによる張力は、層の凝着に強く
作用する。このため、層自体における張力の少なくとも
一部を破壊するのに有効である。これは、硬度グラジエ
ント、即ち硬度が中から基体上の外方に向かって増加す
ることを経て、成し遂げられる。SiO2 層の製造のた
め、スタート材料としてサブオキサイド(suboxi
de)の代わりにSiO2 を使用することを示唆する。
SiO2 は大変低い蒸発器の電力で蒸発可能である。基
体上に位置する熱応力は、それにより、薄い保護層を製
造する間、最小に保持可能である。
【0039】SiOとSiO2 層の間に層5を挿入する
ことにより、反射カーブにおける振動は相当減少可能で
ある。この層5は、基体1の屈折率よりも小さくかつ保
護層3の屈折率よりも大きい屈折率を有することが好ま
しい。もしもCR39が基体として使用され、かつもし
も保護層3がSiO2 からなると、層5の屈折率は1.
45と1.52の間になる。ここでは層5の厚さは約8
0から120nmであり、550nmの光の波長におい
て4分の1の波長に一致する。この長さを通って層3の
厚みのため振動は減じられる。
【0040】図3は変形例を描いたもので、中間層6と
してSiOx層が使用されており、xは1と2間の値で
ある。SiO2 層3上には、4つの更なる層7から10
の結合が配置されており、これらは専ら反射削減の目的
のため設けられている。これらの層は、
【0041】
【化4】
【0042】(以下「Ta2 O5 」と記載する)とSi
O2 を互い違いに含んでおり、最上層はSiO2 であ
る。
【0043】層の製造は、以下に開示する方法でかつ図
4に関連して示す。
【0044】標準の真空装置20内にて、電子ビーム蒸
発器21(上記マトル、クラッグ、ツォーラー参照)に
より層が付着される。プラズマソース22は、ここにお
いては、装置20の中央でかつ底部23上に配置され、
電気的に絶縁されている基体ホルダ24に向けられてい
る。プラズマソース22中には、円筒形の電子放射
【0045】
【化5】
【0046】陰極25が配置されており、これは約50
mmの直径を有する円筒形の陽極26に取り囲まれてい
る。グロー放電プラズマは、ライン28から導入される
希ガス、主としてアルゴンの中にて発生される。
【0047】円筒形の磁気コイル29は、陽極26を囲
み、そしてそれは、プラズマにより生じる電子の移動の
可能性が軸方向に相当増大しまた径方向に相当減少する
ことを引き起こす。電子は磁場線に関して螺旋形に移動
し、それによりプラズマはコーティング室20に達す
る。コーティング室20の上部30上及び基体ホルダ2
4の上には、環状の磁石コイル31が設けられており、
それは内径が基体ホルダの直径よりも大きい状態にあ
る。このリング磁石31の磁場と円筒コイル29の磁場
は、重ねられかつヒータ27により間接的に熱せられた
陰極25から軌道にのる電子のための補導場を形成し、
プラズマソース22と基体ホルダ24間の全プラズマ用
と同じ、エネルギ供給部32により代わる代わる供給さ
れる。ドーム形基体ホルダ24の前には、ドーム形プラ
ズマ境界層が発生される。プラズマに関する基体ホルダ
24の電位は負であるので、イオンはプラズマ境界層の
内から加速されそして育成しているフィルムに衝撃を与
え、それによりフィルムは稠密にされる。1つのイオン
ソースを伴うもので従来のIAD法に比べてこの製造法
の重要な長所は、基体ホルダの全内面に平行に形成され
るプラズマ境界層の中から出発するイオンが、短い距離
の間に加速されることにある。部屋20の底部から加速
が起きるイオンソースの場合、条件は異なる。図4にお
ける装置において、プラズマ境界層からのイオンは衝突
とエネルギ損失による影響がない。更に、プラズマは、
プラズマソース22と基体ホルダ24との間の全域にわ
たるので、イオンソースは根本的に基体ホルダ24と同
じ領域をカバーする。グリッド抜き取りをともなう従来
のイオンソースと共に、抜き取りグリッド領域が基体上
のビーム上領域にほとんど一致して要求される。
【0048】反応的なガス、例えば
【0049】
【化6】
【0050】は、ライン34を通って部屋20内に導入
される。部屋20内のプラズマのため、それはイオン化
されかつ活性化される。電子ビーム銃21の蒸発される
材料35は、基体ホルダ24からプラズマを通過しなけ
ればならないので、それはイオン化されかつ活性化され
る。
【0051】プラズマソース22は部屋20から電気的
に絶縁されている。供給される放電電圧は別として、一
方、ソース22と部屋20との間で電位差を得ている。
ソース22は部屋20に関する可変正電位を引き受け、
これと同時に基体ホルダ24が部屋20と同じ電位にほ
ぼなる。イオンエネルギは電位差により決定され、その
電位差は正電位状態のDC電流ソース36から供給され
る陽極チューブ26と基体ホルダ24との間に生じるも
のである。ソース22の可変電位は放電電圧の機能、ガ
スの部分的な圧力及び磁場の強さである。電界の正浮動
電位を通って、電界が発生され、ソース22と基体ホル
ダ24との間の電子を反射する。もしもそれらが陽極チ
ューブ26上に衝突しないと、それらは負電位上に反射
され、かつ再びソースの中から来ることができる。その
結果、効果的イオン化をともなう電子進路の振動及びガ
ス原子と分子の刺激が得られる。陽極付近の電界により
生じる反発作用の効果のため、基体ホルダ24の前面の
プラズマはイオンにより支配されている。これは、部屋
壁20に関し3と5ボルトのほぼ間である基体ホルダ2
4の電位により認めることができる。放電パラメータ
は、80ボルトに達する放電電圧、70Aの放電電流、
そして5KWのプラズマ電力である。圧力は
【0052】
【化7】
【0053】の比が4:1に達する状態で、1×1/1
0000から8×1/10000mbである。プラズマ
ソースの記載した作用は、蒸発工程からプラズマ発生工
程を分離することを可能にしている。
【0054】全ての蒸発可能なスタート材料、例えば酸
化物及びフッ化物が気化器21において蒸発可能である
ので、プラズマソースと蒸発ソースとの間を接続するも
のはない。
【0055】耐傷SiO2 層の蒸着のため、SiO2 粒
が使用され、これが電子ビーム蒸発器21中の電子ビー
ム発生器40で蒸発される。この粒のため、比較的低い
蒸発器電力が要求される。例えば、Ta2 O5 のような
高い屈折材料の場合であっても低い蒸発電力を保持する
目的で、最小サイズのカップ状の多カップるつぼが使用
されることが好ましく、単にひとつのカップ41として
描かれている。
【0056】
【数2】
【0057】mb以下に下がるまで部屋20を吸い出し
た後、層システムの蒸着が行われる。
【0058】SiO接着層は、約0.1nm/sの速度
で付着される。プラズマソース22は、図示しない蒸発
器隔て板を開くと同時に加えられる。ソース22は、こ
こでは、純粋なアルゴンで、約2.5×1/10000
mbの部分圧力中にて、作動される。放電電流は、約3
0Vの放電電圧で約30Aである。望む層厚が得られた
後、プラズマソース22はスイッチオフされると同時に
蒸発器隔て板が閉められる。
【0059】続いて、厚いSiO2 保護層の蒸着が行わ
れる。ここでも、プラズマソース22はアルゴンを用い
て作動される。
【0060】Si02 層の硬度は、プラズマ放電電力の
作用、即ち電流及び電圧と、ガス圧力と、コーティング
速度である。層の硬度グラジエントは、これらのパラメ
ータで調整される。特に低い硬度値は、低いプラズマ電
力(1KW以下)で、比較的高い圧力(約6×1/10
000mb)で、そして高いコーティング速度(約5×
10nm/s)で、達成される。最大の硬度値は、約5
KWのプラズマ電力、1.5×1/10000mbの圧
力及び0.1nm/sの速度で、行われた実験にて達成
された。望む層厚が達成された後、プラズマソース22
はスイッチオフされ、蒸発器隔て板が閉められる。
【0061】続いて、第1の高い屈折層Ta2 O5 の蒸
着が行われる。理論上、他の高い屈折材料が使用可能
で、酸化チタン(titanium oxide),酸
化ジルコニウム(zirconium oxide)等
である。高い屈折層において、プラズマソース22はま
た約2×1/10000mbの圧力のアルゴンで作動さ
れる。一方、酸素はライン34を通って部屋20内に導
入され、約4×1/10000mbの部分圧力状態にな
る。酸素は、入口28に類するように、プラズマソース
に直接嵌め込まれることも可能である。五酸化タンタル
(tantalum pentoxide)層の蒸着の
間、プラズマソースは、約5KWの放電電力で動作す
る。コーティング速度は、約0.2nm/sである。次
の層SiO2は、原則としてSiO2 保護層のように、
特に2×1/10000mbの圧力、約4KWのプラズ
マ電力及び約0.5nm/sのコーティング速度で付着
される。
【0062】高い屈折層の蒸着は、第1の高い屈折層と
同じパラメータで行われる。最後のSiO2 層は先のS
iO2 層のように付着される。
【0063】SiO層と保護層との間に配置されるスペ
クトルのカーブの振動の減少用λ/4SiOx 中間層の
最適な製造パラメータは、硬度とその結果としての保護
層の屈折率に作用する。次のパラメータが適している:
圧力約2×1/10000mb、プラズマ電力約4K
W、速度約0.1nm/s。
【0064】合成レンズ等に印加される例えばSiO又
はSiO2 の材料の原子、分子又はクラスタの発生用
に、電子ビーム蒸発器に代えて、熱蒸発器又はスパッタ
リング陰極が使用可能である。ただ、プラズマが電子ビ
ーム銃等とは別の装置にて発生されることが必須であ
る。それにより、プラズマは、プラズマソース22内で
発生されかつ小さい粒子が蒸発器ソース21中に印加さ
れ、コーティングの均一性が特に高くなる。更に、コー
ティングパラメータは、互いに独立して広く調整可能で
あり、それは固いグラジエントで層の製造をするため大
いに重要なことである。
【0065】下のエッジが33で示される基体ホルダ2
4は、シャフト42の手段により回転させることができ
る。それは、被覆される多数のレンズ等がその下側に設
けられている。更に、基体ホルダ24は、図示しない蒸
発器保護物を有することができ、それは、絶縁材料の付
着において基体ホルダの表面の一部が絶縁材料でコーテ
ィングされることを防ぎ、そしてその結果基体キャリア
を通って電気的充電を放出することを可能にするもので
ある。更に、図4における装置の詳細は、独国特許出願
第P 40 20 158.9号に記載されており、こ
のためより詳しいことは示していない。
【0066】図4における装置で、プラズマ電力が時間
の作用のためにKWに低下すると、これは0.5から
5.5KWにほぼ直線上に立ち上がる直線を結果として
生じ、これに反し、同時に圧力がほとんど直線的に6×
1/10000から1×1/10000mbに落ちる。
同時に、速度は5.5nm/sからほとんど0nm/s
に減速する。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、比較的柔らかい合成基
体と固いコーティングとの間の張力を減少させて、その
付着力を増し、優れた耐傷特性を有するコーティングを
施したレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における合成基体上の2層構造を示す断
面図。
【図2】本発明における合成基体上の3層構造を示す断
面図。
【図3】本発明における合成基体上の7層構造を示す断
面図。
【図4】薄層を発生するプラズマIAD法を用いた装置
の断面図。
【符号の説明】
1 合成基体 2 第1の層 3 第2の層 6 第3の層 7〜10 多層 20 真空室 21 蒸発器 22 プラズマソース 24 基体ホルダ 25 陰極 26 陽極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギュートツェルマン、ライナー ドイツ連邦共和国 ディ−6458 ローデン バッハ 1 ライプツィガー ストラーセ 18番 (72)発明者 ザイヤー、ギュンター ドイツ連邦共和国 ディ−6457 マインタ ル 2 ハイングラーベンストラーセ 51 番

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明合成基体(1)と、該基体上に直接
    配置されるSiOの第1の層(2)と、該第1の層上に
    配置されるSiO2 の第2の層(3)と、からなる光学
    レンズにおいて、前記第1の層(2)は50nmに達す
    る1原子層の厚さを有し、前記第2の層(3)は少なく
    とも500nmの厚さを有することを特徴とする光学レ
    ンズ。
  2. 【請求項2】 前記第2の層(3)は不均一な硬度を有
    し、異なる硬度の少なくとも2つの領域が交互に含まれ
    ており、その小さい方の硬度の領域が前記第1の層
    (2)に隣接することを特徴とする請求項1の光学レン
    ズ。
  3. 【請求項3】 前記第2の層(3)は3000から10
    000nmの厚さを有することを特徴とする請求項1の
    光学レンズ。
  4. 【請求項4】 前記第2の層(3)の硬度は、前記第1
    の層(2)から該第1の層(2)から離れた方に面する
    第2の層の表面に向かって連続的に増加することを特徴
    とする請求項2の光学レンズ。
  5. 【請求項5】 前記第2の層(3)の硬度は、500N
    /平方ミリメートルから4500N/平方ミリメートル
    まで増加することを特徴とする請求項2又は4の光学レ
    ンズ。
  6. 【請求項6】 前記第1の層(2)と第2の層(3)の
    間に第3の層(5)が設けられ、その材料の屈折率は基
    体(1)のそれより小さくかつ保護層(3)のそれより
    大きいことを特徴とする請求項1の光学レンズ。
  7. 【請求項7】 前記第3の層(6)は、SiOx (1<
    x≦2)からなることを特徴とする請求項6の光学レン
    ズ。
  8. 【請求項8】 前記第2の層(3)上には多層の反射削
    減システム(7から10)が設けられていることを特徴
    とする請求項1の光学レンズ。
  9. 【請求項9】 前記反射削減システムは、Ta2O5 か
    らなる2つの層(7,9)とSiO2 からなる2つの層
    の4層からなることを特徴とする請求項8の光学レン
    ズ。
  10. 【請求項10】前記第1の層は好ましくは5nmの厚さ
    を有することを特徴とする請求項1の光学レンズ。
  11. 【請求項11】 前記反射削減システムは、Ta2 O5
    からなる3層と3層に達するSiO2 とからなる6層に
    達するものからなることを特徴とする請求項8の光学レ
    ンズ。
  12. 【請求項12】 プラズマが発生可能な部屋で合成基体
    上に薄い層を発生させる装置において、a.前記合成基
    体に対向するプラズマソース(22);b.該プラズマ
    ソース(22)の隣にある蒸発器(21);c.前記基
    体の上にある少なくとも1つのリング磁石(31)を有
    することを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 前記プラズマソース(22)は、円筒
    形の陽極(26)を有し、その中には電子放射器(2
    5)が配置されており、前記円筒形の陽極(26)は円
    筒形のコイル(29)で囲まれており、そこには円筒形
    のコイル(26)の内部にガス入口(28)が導入され
    ていることを特徴とする請求項12の装置。
  14. 【請求項14】 前記プラズマソース(25,26)
    は、前記真空室(20)から電気的に絶縁されているこ
    とを特徴とする請求項12及び13の装置。
  15. 【請求項15】 不均一な硬度での層の製造方法におい
    て、プラズマコーティング装置のパラメータを変化させ
    ることを特徴とする層の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記層はプラズマ増強で製造されるこ
    とを特徴とする請求項8又は9における反射削減層の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 合成基体上に薄層を印加する方法にお
    いて、a.1又はそれ以上の合成基体が基体ホルダに載
    置される工程;b.前記合成基体上に薄層を形成するた
    めの材料が電子ビーム蒸発器(21)又は抵抗蒸発器に
    て蒸発される工程;c.蒸発器(21)における前記材
    料の蒸発と同時に、前記合成基体がプラズマソース(2
    2)からのプラズマにさらされる工程、からなることを
    特徴とする薄層印加方法。
  18. 【請求項18】 プラズマ放電電流は時間がたつと増加
    することを特徴とする請求項15の層の製造方法。
  19. 【請求項19】 ガス圧力は時間がたつと減少すること
    を特徴とする請求項15の層の製造方法。
  20. 【請求項20】 蒸発速度は時間がたつと減少すること
    を特徴とする請求項15の層の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記時間は約15分であることを特徴
    とする請求項18から20のひとつ又はそれ以上の層の
    製造方法。
  22. 【請求項22】 陰極(25)と陽極(26)の間に流
    れる前記プラズマ放電電流は5から30分の時間間隔内
    で、約10Aから100Aに増加することを特徴とする
    請求項18の層の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記ガス圧力は5から30分の時間間
    隔内で、約8×1/10000mbから1×1/100
    00mbに減少することを特徴とする請求項19の層の
    製造方法。
  24. 【請求項24】 前記蒸発器(21)の電力は、5から
    30分の時間間隔内で、減少するので、コーティング速
    度は10nm/sから0.1nm/sに減少することを
    特徴とする請求項20の層の製造方法。
  25. 【請求項25】 a.陰極(25)と陽極(26)の間
    に流れるプラズマ放電電流が約5から30分の時間間隔
    内で、10Aから100Aに増加する工程;b.前記プ
    ラズマ放電電流の増加と同時に、真空室(20)内のガ
    ス又はガス混合物の圧力が8×1/10000mbから
    1×1/10000mbに減少する工程;c.前記プラ
    ズマ放電電流の増加と同時に、蒸発器(21)の電力が
    減少する工程、を含むことを特徴とする請求項15の層
    の製造方法。
JP4253835A 1991-08-28 1992-08-28 レンズ上の反射削減コーティングの製造方法及びその装置 Pending JPH05196803A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4128547A DE4128547A1 (de) 1991-08-28 1991-08-28 Verfahren und vorrichtung fuer die herstellung einer entspiegelungsschicht auf linsen
DE4128547.6 1991-08-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05196803A true JPH05196803A (ja) 1993-08-06

Family

ID=6439326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4253835A Pending JPH05196803A (ja) 1991-08-28 1992-08-28 レンズ上の反射削減コーティングの製造方法及びその装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5597622A (ja)
EP (1) EP0529268B1 (ja)
JP (1) JPH05196803A (ja)
KR (1) KR100278135B1 (ja)
CA (1) CA2076094C (ja)
DE (2) DE4128547A1 (ja)
ES (1) ES2094257T3 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541808A (ja) * 2006-06-28 2009-11-26 エシロール アテルナジオナール カンパニー ジェネラーレ デ オプティック 低屈折率層および高屈折率層の厚み比率が最適化されている耐熱性反射防止被覆を有する光学物品
JP2011039123A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Konica Minolta Opto Inc 光学素子の製造方法及び光学素子
JP2017519232A (ja) * 2014-05-12 2017-07-13 コーニング インコーポレイテッド 耐久性および耐擦傷性反射防止物品

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4338040C2 (de) * 1993-11-08 1997-01-30 Leybold Ag Vorrichtung zum Beschichten von Brillengläsern im Vakuum und Betriebsverfahren hierfür
DE4342463C2 (de) * 1993-12-13 1997-03-27 Leybold Ag Verfahren und Vorrichtung zum Beschichten von optischen Linsen mit Schutzschichten und mit optischen Schichten im Vakuum
DE4430363A1 (de) * 1994-08-26 1996-02-29 Leybold Ag Optische Linse aus einem klarsichtigen Kunststoff
DE19513097A1 (de) * 1995-04-07 1996-10-10 Leybold Ag Verfahren und Vorrichtung für die H¶2¶O-Zugabe beim plasmaunterstützten Beschichtungsprozeß
AU5483196A (en) * 1995-04-14 1996-10-30 Spectra-Physics Lasers, Inc. Method for producing dielectric coatings
DE19544584A1 (de) * 1995-11-30 1997-06-05 Leybold Ag Vakuumbeschichtungsanlage mit einem in der Vakuumkammer angeordneten Tiegel zur Aufnahme von zu verdampfendem Material
EP0780707A1 (de) * 1995-12-21 1997-06-25 Heraeus Quarzglas GmbH Bauteil für die Übertragung energiereicher UV-Strahlung und Verfahren zur Herstellung eines solchen Bauteils und seine Verwendung
US5701382A (en) * 1996-07-05 1997-12-23 Molex Incorporated Fiber optic attenuator
JPH1171676A (ja) * 1997-06-26 1999-03-16 General Electric Co <Ge> プラズマ活性形蒸発法による二酸化珪素の付着法
DE19752889C1 (de) * 1997-11-28 1999-06-24 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zur Beschichtung von Oberflächen
DE19819414A1 (de) * 1998-04-30 1999-11-04 Leybold Ag Für ein Kunststoffsubstrat bestimmtes Schichtpaket und Verfahren zum Erzeugen eines solchen Schichtpaketes
CA2281265C (en) * 1998-09-22 2003-12-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method for manufacturing a nonlinear optical thin film
US6974629B1 (en) 1999-08-06 2005-12-13 Cardinal Cg Company Low-emissivity, soil-resistant coating for glass surfaces
US6964731B1 (en) * 1998-12-21 2005-11-15 Cardinal Cg Company Soil-resistant coating for glass surfaces
US6660365B1 (en) 1998-12-21 2003-12-09 Cardinal Cg Company Soil-resistant coating for glass surfaces
DE19909703A1 (de) * 1999-03-05 2000-09-07 Schlafhorst & Co W Vorrichtung zur optischen Garnüberwachung
DE19925049C5 (de) 1999-06-01 2005-12-22 Hella Kgaa Hueck & Co. Kunststoffscheibe von Kraftfahrzeugscheinwerfern oder Kraftfahrzeugleuchten und Verfahren zu deren Herstellung
JP2001116921A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Sony Corp 光学部品及びその製造方法並びに光学部品の製造装置
CH696179A5 (de) * 2000-06-08 2007-01-31 Satis Vacuum Ind Vertriebs Ag Plasma-Verdampfungsquelle für eine Vakuum Beschichtungsanordnung zum Aufbringen von Vergütungsschichten auf optische Substrate.
DE10042413C2 (de) * 2000-08-30 2002-11-07 Airbus Gmbh Kabinenfensteranordnung für ein Flugzeug
DE10153760A1 (de) * 2001-10-31 2003-05-22 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zur Herstellung einer UV-absorbierenden transparenten Abriebschutzschicht
JP2004157497A (ja) * 2002-09-09 2004-06-03 Shin Meiwa Ind Co Ltd 光学用反射防止膜及びその成膜方法
WO2005063646A1 (en) * 2003-12-22 2005-07-14 Cardinal Cg Company Graded photocatalytic coatings
US20050181177A1 (en) * 2004-02-18 2005-08-18 Jamie Knapp Isotropic glass-like conformal coatings and methods for applying same to non-planar substrate surfaces at microscopic levels
US7713632B2 (en) 2004-07-12 2010-05-11 Cardinal Cg Company Low-maintenance coatings
US8092660B2 (en) * 2004-12-03 2012-01-10 Cardinal Cg Company Methods and equipment for depositing hydrophilic coatings, and deposition technologies for thin films
US7923114B2 (en) * 2004-12-03 2011-04-12 Cardinal Cg Company Hydrophilic coatings, methods for depositing hydrophilic coatings, and improved deposition technology for thin films
DE602004023743D1 (de) 2004-12-21 2009-12-03 Corning Inc Lichtpolarisierende Produkte und Verfahren zur deren Herstellung
KR101237182B1 (ko) * 2004-12-21 2013-03-04 코닝 인코포레이티드 편광 제품 및 이의 제조방법
KR100925649B1 (ko) 2006-01-17 2009-11-06 최학림 적외선 차단 필터 일체형 렌즈 모듈
US7989094B2 (en) 2006-04-19 2011-08-02 Cardinal Cg Company Opposed functional coatings having comparable single surface reflectances
US20080011599A1 (en) 2006-07-12 2008-01-17 Brabender Dennis M Sputtering apparatus including novel target mounting and/or control
US8318245B2 (en) * 2007-02-23 2012-11-27 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Method for producing an optical article coated with an antireflection or a reflective coating having improved adhesion and abrasion resistance properties
FR2913116B1 (fr) * 2007-02-23 2009-08-28 Essilor Int Procede de fabrication d'un article optique revetu d'un revetement anti-reflets ou reflechissant ayant des proprietes d'adhesion et de resistance a l'abrasion ameliorees
EP1965234B1 (en) 2007-02-28 2019-03-20 Corning Incorporated Light polarizing articles and method of making same
EP2066594B1 (en) * 2007-09-14 2016-12-07 Cardinal CG Company Low-maintenance coatings, and methods for producing low-maintenance coatings
ES2302661B1 (es) * 2008-02-14 2009-10-29 Indo Internacional S.A. Lente de base polimerica que comprende una capa endurecedora, una multicapa interferencial y una capa dura intercalada entre ambas, y procedimiento de fabricacion correspondiente.
GB2462604B (en) * 2008-08-11 2011-08-10 Toshiba Res Europ Ltd Thin film structure and method for fabricating a thin film structure
JP2010102157A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Seiko Epson Corp 光学物品およびその製造方法
JP2010231172A (ja) * 2009-03-04 2010-10-14 Seiko Epson Corp 光学物品およびその製造方法
CN101994087B (zh) * 2009-08-14 2013-04-24 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 蒸镀装置
US20110229660A1 (en) * 2010-03-22 2011-09-22 Timothy Ray Reynolds Ion beam assisted deposition of ophthalmic lens coatings
JP2012032690A (ja) 2010-08-02 2012-02-16 Seiko Epson Corp 光学物品およびその製造方法
US9075189B2 (en) 2011-06-13 2015-07-07 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Method for obtaining optical articles having superior abrasion resistant properties, and coated articles prepared according to such method
AT513060B1 (de) * 2012-06-29 2014-03-15 Zizala Lichtsysteme Gmbh Abdeckscheibe für das Gehäuse eines Scheinwerfers
US20140043585A1 (en) * 2012-08-07 2014-02-13 Brian C. Wilson Method for promoting adhesion of hard coat to optical substrate
JP5787917B2 (ja) * 2013-02-21 2015-09-30 中外炉工業株式会社 成膜方法及び成膜装置
US9110230B2 (en) 2013-05-07 2015-08-18 Corning Incorporated Scratch-resistant articles with retained optical properties
US9366784B2 (en) 2013-05-07 2016-06-14 Corning Incorporated Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film
US11267973B2 (en) 2014-05-12 2022-03-08 Corning Incorporated Durable anti-reflective articles
US9790593B2 (en) * 2014-08-01 2017-10-17 Corning Incorporated Scratch-resistant materials and articles including the same
CN105990081B (zh) * 2015-02-09 2018-09-21 中微半导体设备(上海)有限公司 等离子体处理装置及其制作方法
EP3300520B1 (en) 2015-09-14 2020-11-25 Corning Incorporated High light transmission and scratch-resistant anti-reflective articles
WO2018093985A1 (en) 2016-11-17 2018-05-24 Cardinal Cg Company Static-dissipative coating technology
DE102017003042B3 (de) * 2017-03-29 2018-08-16 Rodenstock Gmbh Gradienten-Hartschicht mit sich änderndem E-Modul
CN111094200B (zh) 2018-08-17 2022-01-07 康宁股份有限公司 具有薄的耐久性减反射结构的无机氧化物制品
CN115365083B (zh) * 2021-05-17 2024-06-11 亨泰光学股份有限公司 双向阳极电浆化学气相沉积镀膜设备

Family Cites Families (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE294572C (ja) *
US2758510A (en) * 1949-04-28 1956-08-14 Alois Vogt Interference filter for sunglasses
US3356522A (en) * 1964-02-10 1967-12-05 Mc Donnell Douglas Corp Polycarbonate film containing an antireflection coating
JPS5622177Y2 (ja) * 1971-09-01 1981-05-25
DE2210505A1 (de) * 1972-03-04 1973-09-20 Zeiss Carl Fa Verfahren zur herstellung einer entspiegelungsschicht auf optischen elementen aus transparentem thermisch empfindlichem material, insbesondere aus kunststoff
US3984581A (en) * 1973-02-28 1976-10-05 Carl Zeiss-Stiftung Method for the production of anti-reflection coatings on optical elements made of transparent organic polymers
JPS53306B2 (ja) * 1973-10-16 1978-01-07
US3991234A (en) * 1974-09-30 1976-11-09 American Optical Corporation Process for coating a lens of synthetic polymer with a durable abrasion resistant vitreous composition
US4052520A (en) * 1974-09-30 1977-10-04 American Optical Corporation Process for coating a synthetic polymer sheet material with a durable abrasion-resistant vitreous composition
DE2738044C2 (de) * 1976-09-27 1984-11-29 AO Inc., Southbridge, Mass. Linse aus einem synthetischen Polymerisat
JPS544152A (en) * 1977-06-13 1979-01-12 Seiko Epson Corp Production of reflection preventive film of transparent optical element
JPS5423557A (en) * 1977-07-23 1979-02-22 Ito Kougaku Kougiyou Kk Optical parts of plastics and method of manufacturing same
DE2829279A1 (de) * 1978-07-04 1980-01-17 Rollei Werke Franke Heidecke Reflexionsvermindernder mehrschichtenbelag (antireflexbelag) fuer durchsichtige mittelhochbrechende unterlagen
JPS55145739A (en) * 1979-05-04 1980-11-13 Asahi Glass Co Ltd Forming method of cured siox coating on transparent plastic body
JPS5779169A (en) * 1980-11-06 1982-05-18 Sumitomo Electric Ind Ltd Physical vapor deposition method
JPS5860701A (ja) * 1981-10-07 1983-04-11 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 反射防止膜
US4590117A (en) * 1983-03-10 1986-05-20 Toray Industries, Inc. Transparent material having antireflective coating
JPS60130701A (ja) * 1983-12-20 1985-07-12 Canon Inc 合成樹脂基板の反射防止膜
JPS60130704A (ja) * 1983-12-20 1985-07-12 Canon Inc 合成樹脂基板の反射防止膜
JPS60130703A (ja) * 1983-12-20 1985-07-12 Canon Inc 合成樹脂基板の反射防止膜
JPS60131501A (ja) * 1983-12-21 1985-07-13 Canon Inc 合成樹脂基板の反射鏡
DE3413019A1 (de) * 1984-04-06 1985-10-17 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Verfahren zum aufbringen einer duennen, transparenten schicht auf der oberflaeche optischer elemente
JPS60221566A (ja) * 1984-04-18 1985-11-06 Agency Of Ind Science & Technol 薄膜形成装置
JPS60225101A (ja) * 1984-04-23 1985-11-09 Minolta Camera Co Ltd プラスチツク製光学部品
US4514437A (en) * 1984-05-02 1985-04-30 Energy Conversion Devices, Inc. Apparatus for plasma assisted evaporation of thin films and corresponding method of deposition
WO1987002026A1 (en) * 1984-05-28 1987-04-09 Shuhara Akira Process for producing silicon dioxide film
JPS6115967A (ja) * 1984-06-29 1986-01-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 表面処理方法
JPS61246361A (ja) * 1985-04-23 1986-11-01 Toray Ind Inc コ−テイング層の製造方法および装置
US4673586A (en) * 1985-10-29 1987-06-16 Cosden Technology, Inc. Method for making plastic containers having decreased gas permeability
JPH0726198B2 (ja) * 1986-01-29 1995-03-22 株式会社日立製作所 薄膜形成方法及びその装置
US4778721A (en) * 1986-07-09 1988-10-18 Battelle Memorial Institute Method of forming abrasion-resistant plasma coatings and resulting articles
DE3624467A1 (de) * 1986-07-19 1988-01-28 Leybold Heraeus Gmbh & Co Kg Verfahren zum herstellen transparenter schutzschichten aus siliziumverbindungen
US4921760A (en) * 1986-09-26 1990-05-01 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Anti-reflection coating of optical part made of synthetic resin
JPS63114957A (ja) * 1986-10-31 1988-05-19 Hashimoto Forming Co Ltd 表面硬化プラスチツク成形品の製造方法
CA1268618A (en) * 1986-11-05 1990-05-08 William P. Trumble Method for making an optical waveguide element
JPS63121801A (ja) * 1986-11-11 1988-05-25 Olympus Optical Co Ltd 合成樹脂製光学部品の反射防止膜
DE3818341C2 (de) * 1987-06-04 1993-10-28 Olympus Optical Co Teildurchlässiger Spiegel aus Kunststoff
DE3719616A1 (de) * 1987-06-12 1988-12-29 Leybold Ag Verfahren und vorrichtung zur beschichtung eines substrats
US5015353A (en) * 1987-09-30 1991-05-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Method for producing substoichiometric silicon nitride of preselected proportions
JPH01273001A (ja) * 1988-04-25 1989-10-31 Olympus Optical Co Ltd 合成樹脂製光学部品の反射防止膜
JPH0282201A (ja) * 1988-09-20 1990-03-22 Olympus Optical Co Ltd 合成樹脂製光学部品の多層膜裏面反射鏡
JPH02154201A (ja) * 1988-12-07 1990-06-13 Akifumi Nishikawa 反射防止膜作成法
EP0403985A1 (de) * 1989-06-22 1990-12-27 Satis Vacuum AG Verfahren zur Vorbehandlung von zur Vakuumbeschichtung vorgesehenen durchsichtigen Kunststoffsubstraten und Einrichtung zur Durchführung des Verfahrens
JPH03132601A (ja) * 1989-10-18 1991-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラスチック製光学部品の反射防止膜とその形成方法
US5053245A (en) * 1989-10-26 1991-10-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Method of improving the quality of an edge surface of a cutting device
US5077112A (en) * 1990-04-12 1991-12-31 Armstrong World Industries, Inc. Floor covering with inorganic wear layer
US5085904A (en) * 1990-04-20 1992-02-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Barrier materials useful for packaging
DE4020158C2 (de) * 1990-06-25 1998-10-08 Leybold Ag Vorrichtung zum Beschichten von Substraten
US5415756A (en) * 1994-03-28 1995-05-16 University Of Houston Ion assisted deposition process including reactive source gassification

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541808A (ja) * 2006-06-28 2009-11-26 エシロール アテルナジオナール カンパニー ジェネラーレ デ オプティック 低屈折率層および高屈折率層の厚み比率が最適化されている耐熱性反射防止被覆を有する光学物品
JP2011039123A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Konica Minolta Opto Inc 光学素子の製造方法及び光学素子
JP2017519232A (ja) * 2014-05-12 2017-07-13 コーニング インコーポレイテッド 耐久性および耐擦傷性反射防止物品

Also Published As

Publication number Publication date
EP0529268A2 (de) 1993-03-03
CA2076094C (en) 2002-10-15
EP0529268B1 (de) 1996-09-11
ES2094257T3 (es) 1997-01-16
KR100278135B1 (ko) 2001-02-01
EP0529268A3 (en) 1993-04-28
DE59207103D1 (de) 1996-10-17
US5597622A (en) 1997-01-28
DE4128547A1 (de) 1993-03-04
CA2076094A1 (en) 1993-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05196803A (ja) レンズ上の反射削減コーティングの製造方法及びその装置
US5171607A (en) Method of depositing diamond-like carbon film onto a substrate having a low melting temperature
US5846649A (en) Highly durable and abrasion-resistant dielectric coatings for lenses
CA2157070C (en) Optical lens of transparent plastic
EP2484453B1 (en) Smooth, dense optical films
EP0754777B1 (en) Process for producing thin film, and thin film formed by the same
Pongratz et al. Plasma ion‐assisted deposition: A promising technique for optical coatings
EP2286985A1 (en) Method of producing a plastic lens having an antistatic coating
EP0048542B2 (en) Coating infra red transparent semiconductor material
JPH10500633A (ja) 高度な耐摩耗性コーティングの蒸着のためのイオンビーム法
Coll et al. Diamond-like carbon films synthesized by cathodic arc evaporation
JP2011013654A (ja) 多層反射防止層およびその製造方法、プラスチックレンズ
JPH0430561B2 (ja)
JPH0645869B2 (ja) 合成樹脂基板のコーティング法
US6689479B2 (en) Anti-reflection film, and silica layer
US20090128939A1 (en) Durability broad band metallic neutral density optical filters and related methods of manufacture
EP0440326B1 (en) Method of depositing diamond-like film onto a substrate having a low melting temperature
Williams et al. Metal oxides deposited using ion assisted deposition at low temperature
JP3933218B2 (ja) 光学薄膜の製造方法及び光学薄膜
JPH0314906B2 (ja)
Pongratz et al. Ion assisted deposition with an advanced plasma source
Macleod Overview of coating techniques
JPH0631850A (ja) 高ガスバリヤー性透明導電性フィルム
Fabricius et al. Ion assisted deposition of oxide-materials
JPH07126840A (ja) クラスタービーム蒸着法