JPH0519213Y2 - - Google Patents

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JPH0519213Y2
JPH0519213Y2 JP1987007444U JP744487U JPH0519213Y2 JP H0519213 Y2 JPH0519213 Y2 JP H0519213Y2 JP 1987007444 U JP1987007444 U JP 1987007444U JP 744487 U JP744487 U JP 744487U JP H0519213 Y2 JPH0519213 Y2 JP H0519213Y2
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tailgate
harness
outer panel
opening
side bone
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ステーシヨンワゴン、ハツチバツ
ク車、ワンボツクス車等に好適なテールゲート構
造に関する。
(従来の技術) 第4図において、車両のテールゲート40は、
アウタパネル41、インナパネル42及びテール
ゲートウインド43からなつていて、テールゲー
トウインド回りには、インナパネル42を膨出成
形してなるウインドフレーム44が形成されてい
る。テールゲートにはバランサやロツク機構等が
設けられているのであるが、これら図示してな
い。そして、テールゲートウインド43に熱線プ
リントが施されていたり、リヤワイパが装着され
ている場合、これらへ電源を供給するハーネス4
5は、第5図に示すように、ウインドフレーム4
4の縦方向に位置するフレーム部分である側骨4
4a内部を引き通される。側骨44aに引き通す
ハーネス45は、第4図に示すように、側骨44
aの上下に形成された作業穴44b,44cに針
金46を差し通しておいて、この針金の先端46
aにハーネスの先端45aを引つ掛けたのち、該
針金を作業穴44cから引き出すと、側骨44a
内部に引き通されることになる。
(考案が解決しようとする問題点) 従来、テールゲートへのハーネスの配線は、テ
ールゲートをボデーに取り付けたのち、上記した
ように、側骨44aに針金46を一旦引き通さね
ばならず、作業性が悪いという問題点がある。
本考案の目的は、作業性の改善を図れる車両の
テールゲート構造の提供にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のテールゲート構造は、テールゲートウ
インドを装着する開口を有したアウタパネルと、
このアウタパネルの裏面であり、且つ開口の下方
部分に設けられアウタパネルに結合されたインナ
パネルと、開口の側部と上部との裏面側に設けら
れアウタパネルに結合されるウインドフレーム
と、このウインドフレームの開口の一側部を形成
し、下端が上記インナパネルとアウタパネルとに
結合され、内部にハーネスを収納する空間を有す
る樹脂製の側骨本体と、この側骨本体の車室側に
設けられ空間を塞ぐ蓋部材とからなる側骨とで構
成したことを特徴とする。
(作用) ウインドフレームを形成する少なくとも一方の
縦方向の側骨は合成樹脂で形成されており、テー
ルゲートウインドに沿つた位置ではアウタパネル
の内側面に接合固定されているので、側骨に加わ
る曲げ、ねじれなどの力をインナパネル全体に分
散させることができる。側骨の一端部は、アウタ
パネルとインナパネルとの間に挟持し接合固定さ
れているので接合部に加わる力は、アウタパネル
とインナパネルの両方に効率よく伝達されテール
ゲート全体に分散している。側骨本体はハーネス
が挿入可能に中空で車室側に側壁を開放して形成
されている。側骨本体の長手方向に設けた蓋部材
は開閉可能であり、側骨本体にハーネスを挿入し
たのち、蓋部材は車室側の側壁に設けた開放部を
閉塞するように側骨本体に対して閉じ位置で保持
するものである。
(実施例) 以下、図示の一実施例に基づいて本考案を詳細
に説明する。
第1図において、テールゲート1は図示されな
いヒンジによつてリヤルーフレールに開閉自在に
装着されている。テールゲート1は、アウタパネ
ル2、インナパネル3、テールゲートウインド
4、トリム5(第3図参照)等からなつている。
テールゲートウインド4の回りには、ウインドフ
レーム6が形成されている。ウインドフレーム6
のうち、一方の側骨7は、合成樹脂で形成されて
いる。
第2図において、側骨7は、車室側側面を開放
された中空の側骨本体7aと、車室側側面の開放
部を閉塞するための蓋部材7bとからなつてい
る。側骨本体7aは、その外側壁をアウタパネル
2の内側面に接合固着されている。また、側骨本
体7aのハーネス収納部7cには、その長手方向
に隔置して配設された補強用リブ7dと、ハーネ
ス保接用リブ7eがそれぞれ複数個ずつ形成され
ている。蓋部材7bは、側骨の長手方向に沿つて
形成された薄肉のヒンジ部7fと共に側骨本体7
aと一体成型されていて、本体に対して開閉可能
である。蓋部材7bには、これを閉じたとき、側
骨本体7aに係合してこれを閉じ位置に保持する
突起又は凹部が形成されていてよい。この場合、
側骨本体には、凹部又は突起が形成される。な
お、後述するハーネス収納後においては、蓋部材
7bは側骨本体に接着してしまつてもよい。本考
案にかかるテールゲート1は、上述したように、
側骨7を合成樹脂で形成した構造であり、その他
の部分の構造については従来構造と同様であるか
ら、これについての説明は省略する。
以上のような構造のテールゲート1にハーネス
を配線する場合の作業手順を説明する。ボデーに
取り付けられたテールゲート1の側骨7は、その
蓋部材7bを開放されている。一方、ボデーの適
所に穿設された穴8からは、例えばリヤワイパモ
ータ(図示せず)へ接続されるハーネス9が必要
な長さだけ引き出されている。第2図に示すよう
に、蓋部材7bを開いておいて、ハーネス9をハ
ーネス収納部7cに矢印aの向きに押し込む。押
し込まれたハーネス9は、リブ7d,7eによつ
てがたつくことなく収納部内に保持される。ハー
ネス9の収納が終了すると、蓋部材7bを矢印b
の向きに回動させてハーネス収納部7cを閉じ
る。こののち、ハーネス9は、その先端部9a
(第3図参照)を図示されないリヤワイパモータ
に接続される。なお、ハーネスとモータとの接続
に際して、第3図に示すトリム5は、一時的に取
り外されている。
なお、側骨本体7aとアウタパネル2とは、単
なる接着剤による接着だけではなく、機械的な結
合と接着剤による接着とを組み合わせてもよい。
また、図示の実施例においては、蓋部材として側
骨本体と一体成型されていて、ヒンジ部の開閉可
能としたが、本考案の蓋部材としては、側骨本体
と別体に形成したものを該本体の開口部に圧入嵌
合或いは接着剤にて接着する形式であつてもよい
こと勿論である。
(考案の効果) 以上のように、縦方向の側骨を、ウインドフレ
ームに沿つた位置ではアウタパネルの内側面に接
合していることと、少なくとも一端部をアウタパ
ネルとインナパネルとの間に接合固定しているこ
とで、合成樹脂で形成したとしても強度部材とし
ての合成を確保できる。
例えば、テールゲートの開閉時などにおいて、
縦方向に形成した側骨に長手方向に曲げの力が加
わつたとき、また、軸方向にねじりが加わつたと
きであつても、側骨がインナパネルに固着され、
一端部がアウタパネルとインナパネルに挟まれて
いることで、樹脂の側骨に加わる力は効率よく固
着部、挟持部のパネルを介してテールゲート全体
に分散されるため十分な剛性を保つことができる
構造である。さらに、強度部材である側骨は、蓋
部材を一体で形成することもあつて合成樹脂で形
成されているため、剛性を確保しながらも同時に
テールゲート全体の重量を軽くすることが可能で
ある。
また、側骨はテールゲートを構成する強度部材
であるので、その断面積を大きく取る必要があ
る。よつて、その中空部に太いハーネスを通すこ
とが可能となり、テールゲートに取付ける各種の
電装品、例えばワイパ、ハイマウントストツプラ
ンプなどが、挿入可能なハーネスの本数により制
約されることがない。
従つて、ハーネスを挿入する際には、合成樹脂
であつても十分な剛性が確保できた側骨本体の側
壁を開放していることで、開放部の面積も最大限
に広く取れ、側面から中空部へ押し込むだけのた
め作業が容易になり、作業性は格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すテールゲート
の斜視図、第2図は側骨の横断面図、第3図は同
縦断面図、第4図は従来のテールゲートの一例の
要部を示す斜視図、第5図は側骨の横断面図であ
る。 1……テールゲート、2……アウタパネル、3
……インナパネル、4……テールゲートウイン
ド、6……ウインドフレーム、7……側骨、7a
……側骨本体、7b……蓋部材、9……ハーネ
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テールゲートウインドを装着する開口を有した
    アウタパネルと、このアウタパネルの裏面であ
    り、且つ上記開口の下方部分に設けられ上記アウ
    タパネルに結合されたインナパネルと、上記開口
    の側部と上部との裏面側に設けられ上記アウタパ
    ネルに結合されるウインドフレームと、このウイ
    ンドフレームの上記開口の一側部を形成し、下端
    が上記インナパネルとアウタパネルとに結合さ
    れ、内部にハーネスを収納する空間を有する樹脂
    製の側骨本体と、この側骨本体の車室側に設けら
    れ上記空間を塞ぐ蓋部材とからなる側骨とを有す
    る車両のテールゲート構造。
JP1987007444U 1987-01-21 1987-01-21 Expired - Lifetime JPH0519213Y2 (ja)

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JP1987007444U JPH0519213Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21

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JPS63114817U JPS63114817U (ja) 1988-07-23
JPH0519213Y2 true JPH0519213Y2 (ja) 1993-05-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005001627A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Gp Daikyo Corp 車両の電気配線構造およびその補修方法
JP6218020B2 (ja) * 2013-08-02 2017-10-25 スズキ株式会社 樹脂製バックドア

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589464U (ja) * 1981-07-14 1983-01-21 ワイケイケイ株式会社 防火戸

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