JP2676991B2 - 自動車のサンルーフドレーンホース配索部構造 - Google Patents

自動車のサンルーフドレーンホース配索部構造

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JP2676991B2
JP2676991B2 JP2194328A JP19432890A JP2676991B2 JP 2676991 B2 JP2676991 B2 JP 2676991B2 JP 2194328 A JP2194328 A JP 2194328A JP 19432890 A JP19432890 A JP 19432890A JP 2676991 B2 JP2676991 B2 JP 2676991B2
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sunroof drain
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耕司 山田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のサンルーフドレーンホース配索部構
造に関する。
従来の技術 第6〜7図はサンルーフ仕様車における従来のサンル
ーフドレーンホース配索部構造を示すもので、フロント
ピラー1とルーフサイドレール2およびフロントルーフ
レール3との接続部の内側には通常の非サンルーフ車と
同様に3つ股状のブレース4を配設した補強構造が採用
されている(1989年5月 日産自動車(株)発行180SX
車体修理要領書参照)。具体的には、フロントピラーア
ウタ1aの上側部にはルーフサイドレールアウタ2aの略前
半部を一体成形してある一方、フロントピラーインナ1b
の上側部は略コ字形断面の一般部から平板状に断面変化
させて成形してあり、フロントピラーアウタ1aにフロン
トピラーインナ1bおよびルーフサイドレールインナ2bを
接合して、これらフロントピラー1,ルーフサイドレール
2の接続部分で、前述の断面略コ字形の3つ股状のブレ
ース4をフロントピラーインナ1b,ルーフサイドレール
インナ2bに跨って接合し、更に該ブレース4にフロント
ルーフレール3の一端部を接合して、該フロントルーフ
レール3をフロントピラー1,ルーフサイドレール2に連
結されている。ルーフパネル5に形成した開口部6の前
側隅部に対応したブレース4の隅部と、フロントピラー
インナ1bの平板状の上側部にはそれぞれ貫通孔7,8を設
けてあり、サンルーフユニット9の前側隅部に突設した
ドレーン9aに一端を接続したサンルーフドレーンホース
10を、これら貫通孔7,8に挿通し、該サンルーフドレー
ンホース10をフロントピラー1の閉断面内に上下方向に
配索するようにしている。ここで、フロントピラーイン
ナ1bの上側部に設けられる貫通孔8は、サンルーフドレ
ーンホース10が挿通部分で急激に曲げられて亀裂が生じ
たり、折れてホース内径が塞がれることのないように該
フロントピラーインナ1b上側部の長さ方向に比較的長大
な長孔8Aに形成し、サンルーフドレーンホース10のフロ
ントピラーインナ1b貫通部分での曲がりが緩かになるよ
うにしてある。
発明が解決しようとする課題 フロントピラーインナ1bの上側部の貫通孔8は前述の
ように比較的大きな長孔8Aに形成せざるを得ない実状に
あるため、捩れ荷重が作用するフロントピラー1,ルーフ
サイドレール2,フロントルーフレール3の連接部分の強
度,剛性が損なわれてしまう。また、前述のようにフロ
ントピラーインナ1bの上側部の貫通孔8を長孔8Aに形成
してあっても、該上側部は平板状に形成されていて、フ
ロントピラーアウタ1aとの曲の閉断面積が狭められてい
るため、サンルーフドレーンホース10の配索作業時に、
貫通孔8に挿通した直後から該サンルーフドレーンホー
ス10がフロントピラーインナ1bの上側部内面およびフロ
ントピラーアウタ1a内面に擦れてスムーズに挿入できな
い場合も生じる。
そこで、本発明はピラー,ルーフサイドレール,フロ
ントルーフレールの連接部分の強度,剛性を損なうこと
がなく、サンルーフドレーンホースをピラーインナの上
側部とピラーアウタとの間にスムーズに挿入できて、配
索作業を改善できる自動車のサンルーフドレーンホース
配索部構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 ピラーとルーフサイドレールおよびルーフレールとの
接続部の車室側に、ピラーインナ,ルーフサイドレール
インナ,ルーフレールに跨る断面略コ字形の3つ股状の
ブレースを接合すると共に、このブレースの側壁に貫通
孔を形成する一方、該貫通孔に面する、ピラーインナの
平板状に成形された上側部の一般面にも貫通孔を形成
し、これら貫通孔にサンルーフドレーンホースを挿通し
て、該サンルーフドレーンホースをピラーの閉断面内に
配索する構造において、前記ピラーインナの上側部の貫
通孔形成相当部位から下方に向けてサンルーフドレーン
ホースの配索経路に沿って車室側に膨出するガイド部を
凹設し、このガイド部の上部に、その底壁からピラーイ
ンナ上側部の一般面に跨って前記貫通孔を形成してあ
る。
作用 サンルーフドレーンホースをブレースの貫通孔に挿通
すると共に、ピラーインナ上側部の貫通孔に挿通する
と、該貫通孔に臨んでガイド部がホース配索方向に開口
しているため、該サンルーフドレーンホースはガイド部
に沿って配索ガイドされ、かつ、該ガイド部とピラーア
ウタとの間が拡幅されているため、スムーズな挿入配索
が行われる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜5図において、フロントピラー1とルーフサイ
ドレール2およびフロントルーフレール3との接続部の
車室側に、フロントピラーインナ1b,ルーフサイドレー
ルインナ2b,フロントルーフレール3に跨る断面略コ字
形の3つ股状のブレース4を接合してあって、このブレ
ース4の上側隅部と、フロントピラーインナ1bの平板状
に成形された上側部にそれぞれ貫通孔7,8を形成し、サ
ンルーフドレーンホース10をこれら貫通孔7,8に挿通し
て、該サンルーフドレーンホース10をフロントピラー1
の閉断面内に配索する基本的構成は前記従来と同様であ
る。
ここで、前記フロントピラーインナ1bの平板状の上側
部には、前記貫通孔8の形成相当部位から下方に向け
て、サンルーフドレーンホース10の配索経路に沿って車
室側に膨出するガイド部11を凹設してあり、このガイド
部11の上部に、その底壁11aからフロントピラーインナ1
b上側部の一般面1b′とに跨って前記貫通孔8を形成し
てある。ガイド部11は本実施例にあっては、フロントピ
ラーインナ1bの平板状上側部がルーフサイドレール2の
傾きと整合するように傾斜変化する段差部P近傍にまで
延びている。また、貫通孔8はガイド部11の凹底部側の
孔縁が、前記上側部一般面側の孔縁よりも車室側にオフ
セットして、サンルーフドレーンホース10の逃げを許容
できるため、従来の貫通孔8としての長孔8Aよりも短小
の長孔8Bとしてある。更に、このガイド部11でサンルー
フドレーンホース10を設計通りに湾曲して配索ガイドで
きるように、フロントピラーインナ1bの平板状の上側部
一般面とフロントピラーアウタ1aとの間の間隔をサンル
ーフドレーンホース10の外径よりも若干小さく設定して
ある。
以上の実施例構造によれば、サンルーフドレーンホー
ス10をブレース4の貫通孔7に挿通し、更に、フロント
ピラーインナ1bの上側部の貫通孔8に、ホース配索経路
方向に挿入すると、この貫通孔8に臨んでガイド部11が
ホース配索方向に開口しているため、該サンルーフドレ
ーンホース10はガイド部11に沿って配索ガイドされる。
この時、ガイド部11とフロントピラーアウタ1aとの間
が、該ガイド部11の凹設によって拡幅されているため、
サンルーフドレーンホース10を引掛かりを生じることな
くフロントピラー1の閉断面内にスムーズに挿入配索で
きる。
また、このような配索作業上の効果とは別に、フロン
トピラーインナ1bの平板状の上側部には、前述のように
ガイド部11をホース配索経路に沿って凹設してあるた
め、該ガイド部11が補強ビードとしても機能して、該平
板状のフロントピラーインナ上側部の面剛性を高めるこ
とができ、従って、貫通孔8の形成によってもフロント
ピラー1,ルーフサイドレール2,フロントルーフレール3
の連接部分の強度,剛性を損なうことはなく、とりわ
け、この貫通孔8は前述のように短小の長孔8Bとするこ
とができるため、より一層強度上有利となる。
尚、実施例はフロントピラーで示したが、これに限ら
ずリアピラーに同様な構造を施してもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ピラーインナの平板状
の上側部に設けられるサンルーフドレーンホース挿通用
の貫通孔は、該上側部にホース配索経路に沿って車室側
に膨出させて凹設したガイド部の上部と、該上側部一般
面とに跨って形成してあり、この貫通孔のガイド部側の
孔縁は、上側部一般面側の孔縁よりも車室側にオフセッ
トして、サンルーフドレーンホースの曲がり方向の逃げ
を許容でき、かつ、該貫通孔に臨んでガイド部が開口し
ているため、貫通孔を短小の長孔にしても、サンルーフ
ドレーンホースを緩かな曲がりで挿通配索することがで
きる。とりわけ、前記ガイド部の存在により、サンルー
フドレーンホースをこのガイドに沿って配索ガイドで
き、かつ、ガイド部とピラーアウタとの間が拡幅される
ため、サンルーフドレーンホースを引掛かりを生じるこ
となくスムーズに配索でき、作業性を著しく改善するこ
とができる。また、貫通孔を短小の長孔にすることがで
きることと併せて、ガイド部の凹設によって、平板状の
ピラーインナ上側部の面剛性を高められるため、捩れ荷
重が集中する傾向にあるピラー,ルーフサイドレール,
ルーフレールの連接部分の強度,剛性を確保できるとい
う実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す分解斜視図、第
2図はフロントピラーインナ上側部の斜視図、第3,4図
は第2図のIII−III線,IV−IV線相当部の断面図、第5
図は第3図のV矢視図、第6図は本発明の対象とするサ
ンルーフ型車の斜視図、第7図は同ルーフとフロントピ
ラー,ルーフサイドレール,フロントルーフレールの関
係を示す分解斜視図、第8図は従来の構造の要部を示す
分解斜視図、第9図は同要部の平面図、第10図は第9図
のX−X線に沿う断面図である。 1……フロントピラー(ピラー)、1a……フロントピラ
ーアウタ(ピラーアウタ)、1b……フロントピラーイン
ナ(ピラーインナ)、2……ルーフサイドレール、2a…
…ルーフサイドレールアウタ、2b……ルーフサイドレー
ルインナ、3……フロントルーフレール(ルーフレー
ル)、4……ブレース、7……ブレースの貫通孔、8,8B
……フロントピラーインナの貫通孔、10……サンルーフ
ドレーンホース、11……ガイド部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピラーとルーフサイドレールおよびルーフ
    レールとの接続部の車室側に、ピラーインナ,ルーフサ
    イドレールインナ,ルーフレールに跨る断面略コ字形の
    3つ股状のブレースを接合すると共に、このブレースの
    側壁に貫通孔を形成する一方、該貫通孔に面する、ピラ
    ーインナの平板状に成形された上側部の一般面にも貫通
    孔を形成し、これら貫通孔にサンルーフドレーンホース
    を挿通して、該サンルーフドレーンホースをピラーの閉
    断面内に配索する構造において、前記ピラーインナの上
    側部の貫通孔形成相当部位から下方に向けてサンルーフ
    ドレーンホースの配索経路に沿って車室側に膨出するガ
    イド部を凹設し、このガイド部の上部に、その底壁から
    ピラーインナ上側部の一般面に跨って前記貫通孔を形成
    したことを特徴とする自動車のサンルーフドレーンホー
    ス配索部構造。
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