JPS5820405Y2 - 自動車のドア−への配線配管構造 - Google Patents

自動車のドア−への配線配管構造

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JPS5820405Y2
JPS5820405Y2 JP1977011417U JP1141777U JPS5820405Y2 JP S5820405 Y2 JPS5820405 Y2 JP S5820405Y2 JP 1977011417 U JP1977011417 U JP 1977011417U JP 1141777 U JP1141777 U JP 1141777U JP S5820405 Y2 JPS5820405 Y2 JP S5820405Y2
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JP
Japan
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door
panel
wiring
extended
harness
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JP1977011417U
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JPS53106926U (ja
Inventor
斉藤隆
前島宏平
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばパアーウインド等を採用した自動車等に
おいて、ボディとドアーとにノ・−ネス等を架設するた
めに行う自動車のドアーへの配線配管構造に関する。
更に詳しくは、ドアーとボディの夫々室内側に凹部を形
成し、該凹部に・・−ネスやチューブ等の被延設部材を
嵌装してドアー側とボディ側とに該被延設部材を架は渡
し、これにライニングを被着することによ、って配線配
管作業を完了することができ、従来の配線配管方法より
も安全に作業を行えるとともに、この作業の簡便化をも
達成できるようにした自動車のドアーへの配線配管構造
に関する。
運転席からドアーガラスを開閉することができるパアー
ウインドが知られている。
これは運転席に設けたスイッチ操作でドアーガラスを昇
降させるものであり、ドアーパネル内部に取り付けたモ
ーターを駆動させてドアーガラスを昇降させるものであ
る。
この場合、運転席側、即ちボディ側からドアー側へ電線
を束ねたハーネスを配線しなければならない。
従来、ボディ側からドアー側へ配線を行う場合第7図に
示す如く行っていた。
ボディ8の前端側部を構成するサイドパネル20側板2
aと対向するドアパネル1の側板3に通孔4を形成し、
サイドパネル20室内側にも別の通孔5を形成する。
両側にコネクター等6,6を取り付けたノ・−ネス7を
この通孔5からサイドパネル2の内部に挿入し、これか
ら突出させて通孔4からドアーパネル1の内部に挿入す
る。
これによりノ・−ネス7をボディ8側とドアー9側とに
架は渡し、通孔4,5にグロメン)10 、10を取り
付けてハーネス7をボディ8側からドアー9側に延設す
る。
以上の如く配線作業を行うためには、前記の如く通孔4
,5にハーネス7を通すための孔通し作業を行わなけれ
ばならず、この作業は煩雑、面倒で作業性が悪く多くの
手間を必要とする。
ドアーパネル1の通孔4にハーネス7を通すためには、
ドアーパネル1をサイドパネル2に対して回動させてド
アー9を開放状態としなげればならないため、この作業
中に作業者の指などがドアーパネル1とサイドパネル2
との間に挾まれる事故も発生し危険である。
又、ハーネス7はドアーパネル1のサイドパネル2との
枢着部内部を通ることになるため、ドアー9の開閉時に
撓んだハーネス7がドアーパネル1とサイドパネル2と
に挾まるなどして切断される虞れがある。
更に、ドアーパネル1の側板3に通孔4を設けなげれば
ならないため、雨天時にはこの通孔4から水漏れする虞
れもあり、自動車の防水性の点においても不安がある。
以上はパアーウインドを採用した自動車について述べた
が、ボディ8側とドアー9側とに架は渡す被延設部材は
ハーネス7だゆではなく、例えば運転席での操作によっ
てドアー9を自動的にロックすることができる自動ロッ
クドアー等を採用した自動車においては、チューブやワ
イヤー等の被延設部材を架は渡さなければならず、この
場合においても、前記と同様の配線配管構造を採用する
と同じ問題が発生する。
本考案は、以上の如きボディとドアーとにハーネスやチ
ューブ等の被延設部材を架は渡す場合における問題点に
鑑み、これを有効に解決するために案出されたものであ
る。
本考案の目的とする処は、ドアーパネルとサイドパネル
との夫々室内側に室外方向へ窪んだ凹部を形成し、この
凹部にハーネスやチューブ等の被延設部材を嵌装して凹
部な被延設部材の収納部として使用し、被延設部材をド
アーパネルとサイドパネルとに架は渡してボディ側から
ドアー側へこの被延設部材を配線配管した後、ドアーパ
ネルとサイドパネルの夫々にライニングを被着して前記
凹部に嵌め込んだ被延設部材を隠すようにした自動車の
ドアーへの配線配管構造を提供し、又、ドアーパネルに
形成する一方の凹部は大面積で設け、被延設部材をこの
凹部に嵌装するさいには被延設部材を撓曲させて嵌装し
、ドアーの開閉時にこの被延設部材が伸縮する如く四部
から出入してドアーの開閉作動に被延設部材が追従する
ようにした自動車のドアーへの配線配管構造を提供する
従って本考案の目的とする処は、前記の如く被延設部材
な凹部に嵌装してライニングを被着するだけで配線配管
作業が完了し、従来の配線配管作業における煩雑、面倒
な被延設部材の孔通し作業を不要として作業性を良好と
するとともに、この作業はドアーを閉じた状態で行うこ
とができるため、作業者の指などがドアーパネルとサイ
ドパネルとに挾まれることもなく、作業が安全に行え、
且つドアーパネルやサイドパネルに孔を設ける必要がな
いため水漏れする虞れもなく、自動車の防水性をも更に
向上させることができるようにした自動車のドアーへの
配線配管構造を提供する。
以下本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述する
第2図は第1図2−2線断面におけるドアー20を開い
た状態の斜視図であり、ドアーパネル21はボディ22
の前端側部を構成するサイドパネル23に開閉自在にヒ
ンジ24で枢着されている。
ドアーパネル21の車室側の内板21aには第2図及び
第5図で示す如く収納凹部25を形成する。
この凹部25は、比較的大なる面積を有し、且つヒンジ
24側が開口Sした膨大部25aと、この膨大部25a
の左上辺からヒンジ24の反対方向に延びた案内部25
bとからなる。
前記ドアーパネル21の内板21aには第5図に示す如
く先端26aを略J字形に湾曲させた保持具26を取り
付け、湾曲先端部26aを案内部25bに臨ませる。
前記サイドパネル230車室側の円板23aにも第2図
及び第4図に示す如く収納凹部27を形成し、との凹部
27はドアー20を閉じた時に前記凹部25の案内部2
5bと高さ位置が一致するように設け、第3図に示す如
く案内部25bと膨大部25aと凹部27とが連続する
ように形成する。
又サイドパネル23の内板23aにも先端28aが略J
字形に湾曲した別の保持具28を取り付けて湾曲先端部
28aを凹部27に臨ませる。
被延設部材、例えば電線を束ねて形成し、両端にパアー
ウインドの駆動モーターに接続されるコネクター等30
.30を取り付けたハーネス31を前記収納凹部25,
27に嵌め込む。
この場合には、ドアー20を閉じて2個の凹部25,2
7を連続、連通させて行い、ハーネス310両端部近傍
を前記保持具26,2Bの先端26 a、28aに支持
させて固定する。
このさい、凹部25の膨大部25aに収めるハーネス3
1の略中央部31aは、第3図に示す如く「ひ」の字形
に撓曲させて収容し、ハーネス31の長さに余裕を与え
る。
以上の如くドアー20側とボディ22側とにハーネス3
1を架は渡して延設した後、第4図に示す如くボディラ
イニング32をサイドパネル23にネジ33等を用いて
被着し、又第5図に示す如くドアーパネル21にもドア
ーライニング34を被着して延設されたハーネス31を
外部から視認できないようにする。
ドアー20を開くと第6図に示す如く、膨大部25aに
撓曲して収納されていたハーネス31の略中央部31a
が伸長してドアー20の開動操作に追従し、ドアー20
の開動を保障する。
又、ドアー20を閉じると、略中央部31aは再び膨大
部25aに撓みながら収納されることとなり、旧位の状
態となる。
尚以上の説明では、被延設部材をパアーウインドに用い
るハーネス31として説明したが、被延設部材はハーネ
ス31に限定されることはなく、例えば自動ロンクドア
ーなどを採用して自動車においては、チューブやワイヤ
ー等でもよく、ドアー20側とボディ22側とに延設さ
れるものであれば如何なるものでもよい。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、ドアー側と
ボディ側とに架は渡される例えばハーネスやチューブ等
の如き被延設部材を、ドアーとボディとに設けた凹部に
嵌装して配線配管するようにしたため、従来の配線配管
構造において必要であった煩雑、面倒な孔通し作業を不
要とすることができ、単に被延設部材を凹部に嵌め込ん
で保持具に止着し、これにライニングな被着するだけで
作業を完了することができ、この種作業の効率を向上さ
せることができるとともに、被延設部材を凹部に嵌装す
るさいドアーは閉じた状態で行うことができるため、ド
アーとボディとに作業者の指などが挾まれる事故を皆無
にすることができて作業の安全性に資する。
又、本考案によれば、ドアーパネルの側板に通孔を設げ
る必要がないため、従来の配線配管構造の如くこの通孔
から雨天時に水漏れする虞れは全くなく、自動車の防水
上の不安箇所をなくして自動車の防水性にも資し、且′
つ被延設部材はドアーパネルとサイドパネルの車室側の
内板に沿って延設されることになるため、ドアーパネル
がサイドパネルに枢着された部分の内部に被延設部材を
通した従来の配線配管構造と異なり、ノ・−ネス等の被
延設部材がドアーとボディとに挾まれることはなくなり
、ハーネスやチューブ等の切断事故を可及的にな(すこ
とができるようになる。
更に本考案によれば、前記の如く被延設部材は、車室内
に沿って配線配管されることになるため、冷寒時におい
てもハーネス等を保温することができ、ハーネス等のひ
び割れ、破れ等を防止することができて被延設部材の安
全な配線配管を行うことができるなどの諸特長を発揮し
頗る実用性に富む。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の斜視図、第2図は第1図22線断面に
おける本考案の一実施例を示す斜視図、第3図は被延設
部材を装着し、ドアーを閉じた状態の説明図、第4図は
第3図4−4線断面図、第5図は同5−5線断面図、第
6図はドアーを開いた状態の第3図と同様の図、第7図
は従来の配線配管構造を示す説明図である。 尚図面中、20はドアー、22はボディ、25゜27は
凹部、31は被延設部材、32.34はライニングであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒンジを介しボディーに枢着されたドアーのドアーパネ
    ルの車室側の内板に車室外方向に窪んだ凹部を形成し、
    上記ボディーのサイドパネルの車室側の内板にはドアー
    を閉じた状態で上記凹部と連続する車室外方向に窪んだ
    凹部を形成し、前記一方の凹部を比較的大なる面積で設
    は且つ前記ヒンジ側に開口せしめ、前記夫々の凹部にノ
    ・−ネスやチューブ等の被延設部材を嵌装して装着する
    とともに、前記一方の凹部にはドアーの開閉時に被延設
    部材が伸縮して前記開口から出入するようドアーを閉じ
    た状態で該被延設部材を撓ませて収容して上記ドアーと
    ボディーとに被延設部材を架は渡し、該ドアーとボディ
    ーとの夫々にライニングを被着して被延設部材を隠すよ
    うにしたことを特甲とする自動車のドアーへの配線配管
    構造。
JP1977011417U 1977-02-02 1977-02-02 自動車のドア−への配線配管構造 Expired JPS5820405Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS53106926U JPS53106926U (ja) 1978-08-28
JPS5820405Y2 true JPS5820405Y2 (ja) 1983-04-27

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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