JP2005001627A - 車両の電気配線構造およびその補修方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ウインドウガラス8で覆われる窓用開口部1Hを備え、インナパネルとアウタパネル20との間にパネル空間を有して形成されるテールゲート1の上記パネル空間内に、両端に端子金具を有する所要の電線を束ねたワイヤハーネス32を配設する車両の電気配線構造であって、窓用開口部の側部のフレーム部分3を含むテールゲートの所定部分のパネル空間内に、ワイヤハーネスを挿通させる保護パイプ31が固定され、該保護パイプは可撓性を有するとともに、その内径部の形状および寸法は、ワイヤハーネス及びその端子金具が挿通可能で、該端子金具に結合されるコネクタ33,34は挿通不能に設定されている、ことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の電気配線構造、特に、ウインドウガラスで覆われる窓用開口部をそれぞれ有するインナパネルとアウタパネルとを組み合わせ、両者間に閉断面空間を形成すると共に両パネルの少なくとも周縁部および近傍どうしを接合して形成される、例えばテールゲート等の車体部材の上記閉断面空間内に電線を配設する車両の電気配線構造、及びその電気配線に故障が生じた場合の補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動車等の車両の車体に形成した所定の開口を開閉可能に覆うドア等の開閉体は、通常、内板部材(インナパネル)と外板部材(アウタパネル)とを組み合わせ、両者間に空間部(パネル空間)を形成すると共に両パネルの周縁部および近傍どうしを接合して形成されている。尚、車室内に面するインナパネルの内側は、例えば合成樹脂で形成されたカバー体(内装トリム)で覆われるのが一般的である。
【0003】
例えば、車体後端部に後方へ開口する開口部を設けた車両では、この車体後端部の開口を上下方向へ開閉可能に覆う、所謂、リフトゲート,テールゲート,リヤゲート若しくはバックドア等と呼ばれる開閉体(以下、これら開閉体を総称して「テールゲート」と言うものとする。)が設けられ、該テールゲートは、上述のように、インナパネルとアウタパネルの少なくとも周縁部どうしを接合し、両者間にパネル空間を設けて構成される。尚、近年では、かかるテールゲートについても、インナ及びアウタのパネル材を合成樹脂製としたものが、実用に供されるようになりつつある。
【0004】
通常、このテールゲートには、停止ランプや方向指示ランプ、更にはライセンスプレート(所謂、ナンバプレート)を照らし出すランプなど、種々のランプ装置が設けられる他、例えば、電動モータで駆動されるワイパ装置なども仕様に応じて配設されている。
【0005】
このように、インナパネルとアウタパネルとを組み合わせ、両者間にパネル空間を設けて形成された車体部材(例えば、上記テールゲート等の開閉体)に、上記ランプ装置やワイパ装置などの電力供給を要する電気機器が設けられている場合、これら電気機器に対して給電を行うための給電ライン(電線)を配線する方法として、例えば、特許文献1或いは特許文献2に開示されているように、インナパネルとアウタパネル等の2枚のパネル部材間に形成されるパネル空間を利用して配線することが知られている。
【0006】
【特許文献1】
実開平5−71020号公報
【特許文献2】
実開平5−41988号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようにパネル空間内に配線された電線について故障が生じた場合、通常、故障が生じた電線を含むワイヤハーネスをパネル空間内から取り外し、故障を修理した後に再び元のパネル空間内に組み込むか、若しくは、新品に交換してこの新たなワイヤハーネスを元のパネル空間内に組み込んで補修を行うことにより、復旧するようにしている。
【0008】
ところが、パネル空間内にワイヤハーネスを配設する場合、車両走行中の車体の振動などの影響によってワイヤハーネスがパネル空間内で自由に挙動することを抑制するために、ワイヤハーネスを少なくとも何れか一方のパネル材に対して固定または係止しておく必要がある。これにより、車両走行中に振動入力があった場合でも、ワイヤハーネスがパネル空間内で自由に挙動し、パネル材の内面と擦れ合って異音を発生するなどの不具合が生じることを防止することができる。
【0009】
しかしながら、ワイヤハーネスをパネル材に固定または係止する場合、パネル材に対してワイヤハーネスを直接に固定または係止したのでは、このワイヤハーネスに含まれる電線について故障が生じて補修を要する場合に、この故障が生じた電線を含むワイヤハーネスをパネル空間から取り外すのに、実際にはかなりの手間と時間が掛り、電気配線の補修がなかなかに難しいという問題があった。
【0010】
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、インナパネルとアウタパネルとで形成されたパネル空間内に電線が配設された車両の電気配線構造において、その電気配線に故障が生じた場合に、容易に補修を行えるようにすることを基本的な目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、本願発明に係る車両の電気配線構造は、ウインドウガラスで覆われる窓用開口部をそれぞれ有するインナパネルとアウタパネルとを組み合わせ、両者間に閉断面空間を形成すると共に両パネルの少なくとも周縁部および近傍どうしを接合して形成される車体部材の上記閉断面空間内に、両端に端子金具を有する所要の電線を配設する車両の電気配線構造を前提としたものであって、上記窓用開口部の側部に位置するフレーム部分を含む上記車体部材の所定部分の閉断面空間内に上記電線を挿通させる管部材が固定され、該管部材は可撓性を有するとともに、その内径部の形状および寸法は、上記電線およびその端子金具が挿通可能で、該端子金具に結合されるコネクタは挿通不能に設定されている、ことを特徴としたものである。
【0012】
この場合、上記管部材は軟質樹脂で形成されていることが好ましい。或いは、例えばラバー等の弾性材料や吸音性のある材料を内面にライニングした可撓性のある管部材を用いても良い。
【0013】
また、以上の場合において、より好ましくは、上記インナパネル及びアウタパネルの何れか一方には、他方のパネル側に向かって伸長する複数のリブが設けられ、これらリブには、上記閉断面空間内に配線される上記管部材を固定する固定部が形成されている。
この場合、上記インナパネル及びアウタパネルのうち、少なくとも何れか一方は合成樹脂製で、上記リブはこの合成樹脂製のパネルと一体成形されていることが好ましい。また、インナ及びアウタの両パネルが共に合成樹脂製であることが、より好ましい。
【0014】
以上の場合において、好ましくは、上記車体部材は、車体に形成した所定の開口を開閉可能に覆う開閉体であり、また、より好ましくは、この開閉体は、車体後端の開口部を開閉可能に覆うテールゲートである。
【0015】
また、本願発明に係る車両の電気配線の補修方法は、以上のような電気配線構造を備えた車両において、上記管部材を挿通して配線された所要の電線に故障が生じた場合には、当該電線のコネクタを外した上でその電線を上記管部材から引き抜き、該管部材内に新たな電線を挿通させ、その後にこの新たな電線の端子金具にコネクタを結合することを特徴としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、自動車の車体後部に形成され後方へ向かって開口する開口部を上下方向へ開閉可能に覆う開閉体としてのテールゲートへの電気配線構造に適用した場合を例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態に係る電気配線構造を備えた自動車のテールゲートの正面説明図である。図2は、上記テールゲートのインナパネルの右半分を拡大して示す正面説明図である。尚、これら正面説明図は何れも、テールゲートを車体に取り付けた場合に、車両後方から見て示すものである。また、図3は、図1におけるY3−Y3線に沿ったテールゲートの断面説明図である。更に、図4は、上記テールゲートと車体後端のリヤヘッダとの間の電気配線の接続構造を示す断面説明図である。また更に、図5は、上記テールゲートに組み込まれるワイヤハーネス及びその保護パイプを示す説明図である。
【0018】
図1及び図3に示すように、本実施の形態に係るテールゲート1は、所定形状およびサイズの内板部材10(インナパネル)と外板部材20(アウタパネル)とを組み合わせ、両パネル10,20の周縁部およびその近傍どうしを接合することにより、両者10,20間に空間部S(パネル空間)を有して形成されている。
【0019】
上記インナ及びアウタの両パネル10及び20は、より好ましくは、共に合成樹脂を材料として成形されており、その周縁部およびその近傍どうしは、例えば接着剤を用いて接合されている。
上記インナパネル10の合成樹脂材料としては、例えば、ガラス強化繊維が約40%配合されたポリプロピレン(PP)樹脂を用いた。また、アウタパネル20の合成樹脂材料としては、ポリカーボネイト(PC)樹脂およびアセチルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂を原料とした樹脂材料を用いた。更に、接着剤としてはウレタン樹脂系のものを用いた。
【0020】
尚、このインナ及びアウタのパネル材10及び20の各樹脂材料、並びにインナ及びアウタのパネル材10及び20どうしを接合する接着剤としては、上記の例示されたものに限られるものではなく、他の種々の適切な材料を用いることができることは言うまでもない。
【0021】
また、図4に示すように、自動車の車体後部には、車体ルーフ41の後端側において車幅方向へ延びるリヤヘッダ42が設けられ、このリヤヘッダ42に一対のヒンジユニット(不図示)が固定され、このヒンジユニットを介して、テールゲート1の上端側が車体ルーフ41の後端部分に(つまり、リヤヘッダ42に)取り付けられる。これにより、テールゲート1が、車体後部の開口部を上下方向へ開閉可能に覆うように、車体ルーフ41の後端部分42に上下方向へ回動可能に支持される。尚、車体ルーフ41及びリヤヘッダ42の内側(車室側)は、内装材としてのトップシーリング43で覆われている。
【0022】
上記テールゲート1の下側部分の略中央には、正面視で所定サイズの略矩形状をなし、車体内方に向かって所定深さだけ凹むように形成された凹部2(中央凹部)が設けられ、この中央凹部2には、例えばライセンスプレート(所謂、ナンバプレート:不図示)が所定領域に取り付けられ、また、このライセンスプレートを照らし出すランプ装置(不図示)が設けられる。
【0023】
更に、具体的には図示しなかったが、テールゲート1の下側部分の左右両側には、停止ランプや方向指示ランプ等を含む所謂コンビネーションランプが配設され、また、ウインドウガラス8を拭掃するために、電動式のワイパ装置が取り付けられる。
【0024】
一方、上記テールゲート1の上側部分の略中央には、ウインドウガラス8で覆われる窓用開口部1Hが形成されている。尚、このテールゲート1の窓用開口部1Hは、インナパネル10の窓用開口部10Hとアウタパネル20の窓用開口部20Hとで構成されるものである(図3及び図4参照)。
ウインドウガラス8は、上記テールゲート1の窓用開口部1Hの周縁部、具体的には、アウタパネル20の窓用開口部20Hの周縁に形成されたガラス支持部21上に接着固定されている。尚、図4及び図5において、接着剤の適用箇所が符号Dで示されている。
【0025】
本実施の形態では、テールゲート1の窓用開口部1Hの側部に位置するフレーム部分3を含む所定部分、すなわち、上記フレーム部3の上端部分から中央凹部2に至る部分のパネル空間S内に、テールゲート1に設けられた上述のランプ装置やワイパ装置などの電気機器(何れも不図示)へ給電するための所要の電線W(図3参照)を束ねて構成したワイヤハーネス32を有する配線ユニット30が配設されている。この配線ユニット30は、左右のフレーム部3の少なくとも何れか一方に配設されている。
【0026】
上記配線ユニット30は、保護パイプ31と、その内部を挿通した上記ワイヤハーネス32と、該ワイヤハーネス32の両端に結合されたコネクタ33,34(好ましく、所謂ワンタッチ式のカプラ)とで構成されている。
この配線ユニット30は、上記保護パイプ31がインナパネル10及びアウタパネル20の少なくとも何れか一方に(本実施の形態ではインナパネル10に)固定されることにより、パネル空間S内に取り付けられている。
【0027】
上記保護パイプ31は、例えばポリプロピレン(PP)樹脂もしくは塩化ビニル(PVC)樹脂等の樹脂製で可撓性を有している。従って、種々の形状の閉断面空間(パネル空間S)に適用可能であり、また、パネル空間S内で様々な形状に湾曲させて配設することができ、電気配線のレイアウトの自由度を高めることができる。本実施の形態においても、図1及び図2に例示されるように、保護パイプ31は、テールゲート1の側部フレーム部3の下端部分から中央凹部2に至る部分で湾曲している。
【0028】
上記保護パイプ31の材質としては、一定の強度や耐久性を確保した上で、より軟質の樹脂が好ましい。保護パイプ31をより軟質の樹脂で形成することにより、当該保護パイプ31内に配設されたワイヤハーネス32が、車両走行中の車体振動などの影響により保護パイプ31内で挙動した場合でも、パイプ31の内面とワイヤハーネス32との擦れ合いが比較的生じ難く、また、生じたとしても耳障りな高周波の異音が発生することを抑制できる。
【0029】
また、上記保護パイプ31の内径部は、ワイヤハーネス32及びその各電線Wの端子金具m(後述する図8参照)を挿通させ得る形状(例えば円形)および寸法に設定されている。
従って、所要の電線Wをパネル空間S内に配線する際には、電線Wを(つまり、ワイヤハーネス32を)パネル材20又は30に直接に固定または係止することなく、上記保護パイプ31内に挿通させ保持させた状態で配設することができる。
【0030】
そして、電線Wに故障が生じて修理を行う際には、ワイヤハーネス32を保護パイプ31から引き抜くだけで、容易にパネル空間S内から取り出すことができ、この取り出したワイヤハーネス32を修理するか若しくは新品と取り替えて再び上記保護パイプ31内へ挿入することで、容易に電気配線の補修を行うことができる。この補修方法は、従来、電線がパネル材に対し直接に固定または係止されていた場合のように、故障したワイヤハーネスの取り外し/取り付けに非常に困難性が伴うことがなく、従来に比して、著しくメインテナンス性を高めることができる。
【0031】
更に、上記保護パイプ31の内径部は、ワイヤハーネス32の各電線Wの端子金具mに結合されるコネクタ33,34(カプラ)は挿通させない寸法に設定されている。尚、上記ワイヤハーネス32に束ねられた各電線Wは、その両端部に結合された端子金具mがそれぞれワンタッチ・カプラ33,34に結合されている。
【0032】
従って、保護パイプ31内にワイヤハーネス32を挿通させ、各電線Wの両端の端子金具mにカプラ33,34を結合した状態では、ワイヤハーネス31が保護パイプ31から抜け落ちることは無く、この保護パイプ31とワイヤハーネス32とその両端に結合されたコネクタ33,34とを1つのユニット30(配線ユニット)として取り扱うことができ、しかも良好な取り扱い性を確保することができる。
【0033】
また、上記保護パイプ31とワイヤハーネス32とその両端に結合されたコネクタ33,34とで構成される配線ユニット30を、専門の外注業者で効率良く製作して納入せしめることで生産効率を高めることも可能であり、また、配線ユニット30の状態(図5に示す状態)で在庫しておき、必要時には必要部署(テールゲート1の組立ステーション等)へ迅速に供給することも容易である。
【0034】
以上のように必要部品31〜34をユニット化することで、簡単な構成で容易に、パネル空間S内へワイヤハーネス32を配線することができるようになる。尚、補修時など、ワイヤハーネス32を保護パイプ31から抜き出す必要が生じた場合には、後で詳しく説明するように、少なくとも一方のコネクタ33又は34をワイヤハーネス32の端部から外し、他方の端部から引き抜くことで、容易に保護パイプ31内からワイヤハーネス32を引き抜くことができる。
【0035】
上記インナパネル10及びアウタパネル20の少なくとも何れか一方、図2及び図3から良く分かるように、本実施の形態ではインナパネル10に、アウタパネル20に向かって伸長する多数の補強リブ17が設けられている。
これらリブ17のうち、上記保護パイプ31が配設される箇所に該当するものには、保護パイプ31を固定する固定部として、略U字状の切欠部18が形成されている。
【0036】
上記リブ17の切欠部18の幅は、保護パイプ31の直径よりも若干量大きく設定されており、パネル空間S内の保護パイプ31は、その長手方向に沿った複数箇所が上記リブ17の切欠部18内に嵌め込まれた状態で支持される。そして、図3から良く分かるように、例えば切欠部18の上縁部と保護パイプ31の外周部との間に接着剤を適用する(接着部分D)ことにより、保護パイプ31が補強リブ17に固定されている。
【0037】
尚、このように接着剤を適用する代わりに、上記リブ17の切欠部18の幅寸法を保護パイプ31の直径よりも若干量小さく設定しておき、この切欠部18内に保護パイプ31を圧入することにより、保護パイプ31は、その長手方向に沿った複数箇所が、若干量の締め代を伴って、上記リブ17の切欠部18内に嵌め込まれた状態で固定されるようにすることもできる。
【0038】
すなわち、保護パイプ31を支持するための部材を別途新たに設ける必要なしに、インナパネル10に設けられたリブ17を利用して、パネル空間S内に配設される保護パイプ31を確実かつ安定して係止することができる。
【0039】
上記リブ17はインナパネル10を成形する際に一体成形されており、インナパネル10の構造がより簡素化され、また、製造工程もより簡素化してコト低減が図られている。尚、この代わりに、上記のようなリブ17をインナパネル10とは別体で製作し、インナパネル10に対して、接着もしくは溶着等によって一体化するようにしても良い。
【0040】
インナパネル10のテールゲート中央凹部2に対応する部分には、車両の後方側に向かって膨出する中央膨出部12が形成されており、この中央膨出部12の側壁部には、ワイヤハーネス32の下側部分およびカプラ34を、テールゲート1の裏面側に引き出すための開口部15が設けられている。
この下側の開口部15から引き出されたワイヤハーネス32のカプラ34は、テールゲート1の電気機器(不図示)に接続された電線のワイヤハーネスのカプラ(共に不図示)に着脱可能に結合されるようになっている。
【0041】
一方、インナパネル10の側部フレーム部13の上端部分には、パネル空間S内に配線されたワイヤハーネス32の上側部分およびカプラ33を、テールゲート1の裏面側に引き出すための開口部14が設けられている。
図4に示されるように、インナパネル10の上側の開口部14に対応して、車体側のリヤヘッダ42にもワイヤハーネス32及びカプラ33を挿通させるための挿通穴42hが設けられている。
【0042】
インナパネル10の上側開口部14とリヤヘッダ42の挿通穴42hとの間には、例えば軟質樹脂あるいはラバー等の弾性材料で形成され、伸縮自在で可撓性のある蛇腹部材44が装着されており、両開口14,42hを挿通して延びるワイヤハーネス32は、この蛇腹部材44によって覆われ保護されている。
このようにして、インナパネル10の上側開口部14から引き出されたワイヤハーネス32のカプラ33は、車体側に配線されて車載のバッテリ(不図示)に繋がるワイヤハーネスのカプラ(共に不図示)に着脱可能に結合されるようになっている。
【0043】
以上の構成において、パネル空間S内にワイヤハーネス32を配線する場合には、図6に示すように、配線ユニット30の上側および下側カプラ33及び34を、それぞれインナパネル11の上側および下側開口部14及び15から、インナパネル10の裏面側に引き出すと共に、保護パイプ31を湾曲させながらインナパネル10の各補強リブ17に形成した切欠部18に順次嵌め込んで位置決めする。
【0044】
そして、上述のように、各切欠部18と保護パイプ31の外周部との間に接着剤を適用して固定する(図3参照)ことにより、ワイヤハーネス32のインナパネル10への配線が完了する。この後、インナパネル10とアウタパネル20とが接合されてテールゲート1が組み立てられる。
【0045】
この場合、上記保護パイプ31の内径部の形状および寸法は、ワイヤハーネス32の端末に結合されるカプラ33,34は挿通不能とするように設定されているので、ワイヤハーネス32が保護パイプ31から抜け落ちることは無く、保護パイプ31とワイヤハーネス32とその両端のカプラ33,34とを1つのユニットとして取り扱うことができ、しかも、その取り扱い性は非常に良好である。従って、簡単な構成で極めて容易にワイヤハーネス32をパネル空間S内へ配線することができる。
【0046】
このようにして組み立てられ、車体に取り付けられたテールゲート1について、パネル空間S内に配線されたワイヤハーネス32の電線Wに故障が生じた場合には、まず、この故障が生じたワイヤハーネス32の上下両端について、そのコネクタ(ワンタッチ・カプラ)33,34を、接続相手方のワイヤハーネスのカプラ(共に不図示)との結合状態を解除し、これら相手方のワイヤハーネスとの接続を遮断する。
【0047】
次に、図7に示すように、少なくとも一方のカプラ(図7の例では上側のカプラ33)につて、その近傍のワイヤハーネス32を切断する(図7における矢印Q参照)ことにより、この上側のカプラ33をワイヤハーネス32の端部から除去する。
そして、図7において一点鎖線の矢印で示すように、当該ワイヤハーネス32の下端部を把持して、保護パイプ31から引き抜くことで、容易に保護パイプ31内から、故障した電線Wを含むワイヤハーネス32を引き抜くことができる。
【0048】
このように故障電線Wを含むワイヤハーネス32を保護パイプ31内から引き抜いた後、図8に示すように、補修用の新たなワイヤハーネス37を用意し、このワイヤハーネス37の一端側の各電線Wにカプラ39を結合し、他端側の各電線Wは端子金具mのままとしておく。
【0049】
そして、図8において1点鎖線の矢印で示されるように、上記新たなワイヤハーネス37の端子金具mの付いた端部を、保護パイプ31の下側から挿入し上側から引き出す。この場合、上記保護パイプ31の内径部の形状および寸法は、ワイヤハーネス32及びその電線Wの端末に結合された端子金具mは挿通可能とするように設定されているので、上記補修用の新たなワイヤハーネス37の端子金具mの付いた端部は容易に保護パイプ31内を挿通する。
【0050】
そして、更に、この端子金具mが付いた端部をインナパネル10の上側開口部14から引き出して、ワイヤハーネス37の各端子金具mに上側カプラ38を結合する。その後、上下のカプラ38,39にそれぞれ相手方のカプラを接続して補修作業が完了する。
このように、本実施の形態によれば、極めて容易に電気配線の補修を行うことができるのである。
【0051】
尚、上述の実施の形態は、自動車のテールゲート1についてのものであったが、本発明は、かかる場合に限定されるものではなく、車両に設けられる他の開閉体、更には、開閉体でなくとも、インナパネルとアウタパネルとで閉断面空間が形成され、且つウインドウガラスが設けられる車体部材についても有効に適用し得るものである。
【0052】
このように、本発明は、上述の実施態様に限定されるものではない。また、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】
本願請求項1の発明に係る車両の電気配線構造によれば、ウインドウガラスで覆われる窓用開口部の側部に位置するフレーム部分を含む車体部材の所定部分の閉断面空間内に、所要の電線を挿通させる管部材が固定され、該管部材の内径部の形状および寸法は、上記電線およびその端子金具が挿通可能であるように設定されているので、所要の電線を上記閉断面空間内に配設する際には、電線をパネル材に直接に固定または係止することなく、上記管部材内に挿通させ保持させた状態で配設することができる。そして、電線に故障が生じて修理を行う際には、電線を管部材から引き抜くだけで、容易に閉断面空間内から取り出すことができ、この取り出した電線を修理するか若しくは新品と取り替えて再び上記管部材内へ挿入することで、電線がパネル材に対し直接に固定または係止されていた従来に比して、容易に電気配線の補修を行うことができるようになる。
また、上記管部材の内径部の形状および寸法は、電線の端子金具に結合されるコネクタは挿通不能とするように設定されているので、管部材内に所要の電線を挿通させ、その両端の各端子金具にコネクタを結合した状態では、電線が管部材から抜け落ちることは無く、上記管部材と所要の電線とその両端に結合されたコネクタとを1つのユニットとして取り扱うことができ、しかも良好な取り扱い性を確保することができる。従って、簡単な構成で容易に閉断面空間内へ配線することができるようになる。尚、補修時など、電線を管部材から抜き出す必要が生じた場合には、少なくとも一方のコネクタを電線の端部から外し、他方の端部から引き抜くことで、容易に管部材内から電線を引き抜くことができる。
更に、上記管部材は可撓性を有しているので、種々の形状の閉断面空間に適用可能であり、また、閉断面空間内で様々な形状に湾曲させて配設することができ、電気配線のレイアウトの自由度を高めることができる。
【0054】
また、本願請求項2の発明によれば、基本的には上記請求項1の発明と同様の作用効果を奏することができ、特に、上記管部材は軟質樹脂で形成されているので、管部材内に配設された電線が、車両走行中の車体振動などの影響により管部材内で挙動した場合でも、その管部材の内面と電線との擦れ合いが比較的生じ難く、また、生じたとしても耳障りな高周波の異音が発生することを抑制できる。
【0055】
更に、本願請求項3の発明によれば、基本的には上記請求項1又は2の発明と同様の作用効果を奏することができ、特に、上記インナパネル及びアウタパネルの少なくとも何れか一方には、他方のパネル側に向かって伸長する複数のリブが設けられ、これらリブには上記閉断面空間内に配設される管部材を固定する固定部が形成されているので、管部材を固定するための部材を別途新たに設ける必要なしに、上記何れか一方のパネルに設けられたリブを利用して、閉断面空間内に配設される管部材を固定することができる。
【0056】
また更に、本願請求項4の発明によれば、基本的には上記請求項3の発明と同様の作用効果を奏することができ、特に、上記インナパネル及びアウタパネルの少なくとも何れか一方は合成樹脂製で、上記リブは上記合成樹脂製のパネルと一体成形されているので、少なくとも上記何れか一方のパネルについて軽量化を達成できる他、構造をより簡素化でき、また、製造工程もより簡素化してコスト低減を図ることができる。
【0057】
また更に、本願請求項5の発明によれば、閉断面空間内に電線が配線される車体部材が、車体に形成した所定の開口を開閉可能に覆う開閉体である場合について、基本的には上記請求項1〜4の発明の何れか一と同様の作用効果を奏することができる。
【0058】
また更に、本願請求項6の発明によれば、上記開閉体が車体後端の開口部を開閉可能に覆うテールゲートである場合について、基本的には上記請求項5の発明と同様の作用効果を奏することができ、テールゲートに設けられるランプ装置等の電気機器に給電する電気配線について、故障が生じた場合の補修作業を簡単に行えるようにすることができる。
【0059】
また、本願請求項7の発明に係る車両の電気配線の補修方法によれば、請求項1〜6の何れか一に記載された電気配線構造を備えた車両において、上記閉断面空間内に配線された所要の電線に故障が生じた場合には、当該電線の少なくとも一端側のコネクタを外した上でその電線を上記管部材から引き抜くことで、故障が生じた電線を容易に閉断面空間内から取り出すことができる。そして、管部材内に新たな電線を挿通させ、その後にこの新たな電線の端子金具にコネクタを結合することで、極めて容易に電気配線の補修を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電気配線構造を備えた自動車のテールゲートの正面説明図である。
【図2】上記テールゲートの右半分を拡大して示す正面説明図である。
【図3】図1におけるY3−Y3線に沿ったテールゲートの断面説明図である。
【図4】上記テールゲートと車体後端のリヤヘッダとの間の電気配線の接続構造を示す断面説明図である。
【図5】上記テールゲートに組み込まれるワイヤハーネス及びその保護パイプを示す説明図である。
【図6】上記テールゲートのインナパネルへの配線ユニットの取付作業を説明するためのインナパネルの要部を示す正面説明図である。
【図7】上記テールゲートのパネル空間内に配線されたワイヤハーネスの補修作業を説明するためのインナパネルの要部を示す正面説明図である。
【図8】上記テールゲートのパネル空間内に配線されたワイヤハーネスの補修作業を説明するためのインナパネルの要部を示す正面説明図である。
【符号の説明】
1…テールゲート
1H…窓用開口部
3…テールゲートの側部フレーム部
8…ウインドウガラス
10…インナパネル
17…リブ
18…切欠部
20…アウタパネル
30…配線ユニット
31…保護パイプ
32…ワイヤハーネス
33,34…コネクタ(カプラ)
37…補修用のワイヤハーネス
38,39…補修用のカプラ
m…端子金具
S…パネル空間
W…電線
Claims (7)
- ウインドウガラスで覆われる窓用開口部をそれぞれ有するインナパネルとアウタパネルとを組み合わせ、両者間に閉断面空間を形成すると共に両パネルの少なくとも周縁部および近傍どうしを接合して形成される車体部材の上記閉断面空間内に、両端に端子金具を有する所要の電線を配設する車両の電気配線構造であって、
上記窓用開口部の側部に位置するフレーム部分を含む上記車体部材の所定部分の閉断面空間内に、上記電線を挿通させる管部材が固定され、
該管部材は可撓性を有するとともに、その内径部の形状および寸法は、上記電線およびその端子金具が挿通可能で、該端子金具に結合されるコネクタは挿通不能に設定されている、
ことを特徴とする車両の電気配線構造。 - 上記管部材は軟質樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両の電気配線構造。
- 上記インナパネル及びアウタパネルの少なくとも何れか一方には、他方のパネルに向かって伸長する複数のリブが設けられ、
これらリブには、上記閉断面空間内に配設される上記管部材を固定する固定部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の電気配線構造。 - 上記インナパネル及びアウタパネルの少なくとも何れか一方は合成樹脂製で、上記リブは上記合成樹脂製のパネルと一体成形されていることを特徴とする請求項3記載の車両の電気配線構造。
- 上記車体部材は、車体に形成した所定の開口を開閉可能に覆う開閉体であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の車両の電気配線構造。
- 上記開閉体は、車体後端の開口部を開閉可能に覆うテールゲートであることを特徴とする請求項5記載の車両の電気配線構造。
- 請求項1〜6の何れか一に記載された電気配線構造を備えた車両において、上記管部材を挿通して配線された所要の電線に故障が生じた場合には、当該電線のコネクタを外した上でその電線を上記管部材から引き抜き、該管部材内に新たな電線を挿通させ、その後にこの新たな電線の端子金具にコネクタを結合することを特徴とする車両の電気配線の補修方法。
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