JPH05192000A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

Info

Publication number
JPH05192000A
JPH05192000A JP2324592A JP2324592A JPH05192000A JP H05192000 A JPH05192000 A JP H05192000A JP 2324592 A JP2324592 A JP 2324592A JP 2324592 A JP2324592 A JP 2324592A JP H05192000 A JPH05192000 A JP H05192000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energization
power failure
power supply
conversion mechanism
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2324592A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ikeda
広治 池田
Akihiro Murata
明郭 村田
Hiroyuki Tokunaga
博之 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2324592A priority Critical patent/JPH05192000A/ja
Publication of JPH05192000A publication Critical patent/JPH05192000A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ等の電気−機械変換機構を介して制御
対象物を所定量移動させる装置において、その移動駆動
中に瞬時停電となっても制御の位置ずれを生じない駆動
装置を提供する。 【構成】 停電検出手段10から停電検出信号10aが
出力されると、通電制御手段4は電気−機械変換機構6
への給電を停止するとともに、その時点までの駆動情報
を保持し、商用電源の通電再開後に残り分の給電を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロプロセッサ
等の電子回路を備えた商用電源動作型の装置で、モータ
やプランジャ等の電気−機械変換装置を介して制御対象
物を所定の量もしくは位置へ移動させる駆動装置に係
り、特に制御対象物の移動制御中に商用電源が停電して
も、通電再開後に所定の量もしくは所定の位置まで移動
できるようにして位置ずれを防止するようにした駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】商用電源動作型でマイクロプロセッサ等
の電子回路を備えた装置では、各種の停電対策を施して
いる。停電時にアキュムレータ,プログラムカウンタ,
レジスタ内のデータ、もしくは装置の動作状態に係るデ
ータ等を特定のメモリ等に退避させる必要性のない装置
では、停電バックアップ用の電池や電気2重層等の大容
量コンデンサを設けずに、商用電源を整流平滑して得た
直流電源の電圧が、予め設定した停電許容時間内の停電
によって、電子回路の動作保証最低電圧を下回らないよ
うに、平滑コンデンサの容量値を設定し、許容時間を超
える停電の場合は、直流電源が回路の動作許容電圧まで
低下した時点もしくは商用電源の通電再開時に例えば装
置全体を初期化(リセット)する等して、誤動作の発生
を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータ
やプランジャ等の電気−機械変換機構を備え、この電気
−機械変換機構への通電によって、制御対象物の位置等
を制御する装置にあっては、電気−機械変換機構の消費
電力が電子回路等の消費電力に較べて大きいので、電気
−機械変換機構への通電中に停電状態になると、直流電
源電圧が急激に降下するため、所定の停電許容時間内で
の動作を保証できない。
【0004】このため装置の最大消費電流に合せて停電
供用時間内での電圧降下を少なくしようとすると、整流
平滑用コンデンサの容量が極めて大きくなって、広い実
装スペースが必要となる他、電源投入時の電源立上り時
間が遅くなるため実用的でない。
【0005】一方、電子回路側からの駆動指令信号に基
づいて例えばリレーやフォトアイソレートされた半導体
スイッチ等を介してモータ等の電気−機械変換機構へ商
用電源を供給する構成に装置にあっては、停電時に電子
回路側の電源電圧降下を低く押えることができ、所定時
間もしくは所定パルス数の駆動指令信号の発生は可能で
あるが、停電中は電気−機械変換機構への通電がなされ
ないため、制御対象物の制御位置等がずれるという問題
がある。
【0006】このため、例えば衛生洗浄便器の局部洗浄
水噴射ノズルを所定の範囲で往復動させる駆動装置にあ
っては、そのノズルの移動中に瞬時停電になった場合、
噴射ノズルの位置ずれとなり、使用上きわめて好ましく
ない。
【0007】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、制御対象物を移動中に瞬時停電になっ
ても、商用電源の通電再開後には制御対象物を所定の量
もしくは位置まで移動させることのできる駆動装置を提
供するを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る駆動装置は、商用電源の供給が断となっ
たことを検出する停電検出手段を備え、電気−機械変換
機構への通電中に停電検出出力が得られた場合は、電気
−機械変換機構への通電を停止させるとともに、その時
点までの通電時間もしくは通電パルス数、または、残り
の通電時間もしくは通電パルス数を保持し、商用電源の
通電再開後に保持した情報に基づいて制御対象物が所定
量もしくは所定の位置に達するよう通電を行なう通電制
御手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】通電制御手段は、停電検出出力が与えられると
電気−機械変換機構への通電を停止する。したがって、
商用電源を整流平滑した得た直流電源で電子回路部なら
びに電気−機械変換機構を駆動する構成であっても、停
電時は直流電源の消費量が低減されるので、比較的小さ
な平滑コンデンサ容量で直流電源電圧を電子回路の動作
保証電圧内に保つことができ、予め設定した瞬時停電許
容時間に対する動作を保証することができる。
【0010】また、通電制御手段は、停電検出時までに
電気−機械変換機構へ通電した時間(パルス数)もしく
は残りの通電時間(パルス数)を保持するので、商用電
源通電再開後一時記憶した情報に基づいて電気−機械変
換機構への通電を継続させることで、機械的な移動量も
しくは移動位置検出機構等を設けることなく、制御対象
物を所定量もしくは所定位置まで移動させることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1はこの発明に係る駆動装置を備えた局
部洗浄装置の要部ブロック構成図である。この局部洗浄
装置1は、操作入力部2から入力される各種操作指令2
aに基づいて装置の全体の動作を管理する全体動作管理
部3と、全体動作管理部3から出力される時間情報3a
に基づいて駆動信号4aを生成する通電制御手段4と、
モータドライブ回路5から供給される電力で洗浄ノズル
を往復動もしくは揺動させる電気−機械変換機構6と、
バルブドライブ回路7から出力される弁駆動信号7aに
基づいて湯水の吐出を行なう湯水吐出機構8と、電源回
路9、および、停電検出手段10とからなる。符号11
は商用電源コンセントである。
【0012】通電制御手段4は、任意のカウント値をプ
リセットできるプリセット型のダウンカウンタ4bと、
時間基準となるクロック4cを生成するタイマクロック
発生回路4dと、タイマクロック入力停止用のアンドゲ
ート4eと、カウンタ出力停止用のアンドゲート4fと
を備える。
【0013】ダウンカウンタ4bは、そのプリセット入
力端子に供給される時間情報3a中に含まれるストロー
ブタイミング信号に基づいて時間情報3aを読み込む
と、カウンタ出力4gをHレベルとし、クロック入力端
子4hに供給されるタイマクロックに基づいてカウント
値を減算歩進(デクリメント)し、カウント値が0にな
るとカウンタ出力4gをLレベルにするよう構成してい
る。
【0014】後述する停電検出信号10aがLレベルの
間は、タイマクロック入力停止用のアンドゲート4eに
よってダウンカウンタ4bへのクロック4cの供給を停
止し、カウンタ出力停止用のアンドゲート4fによって
モータドライブ回路5へ駆動信号4aが出力されるのを
停止する構成としている。
【0015】全体動作管理部3は、図示しない洗浄ノズ
ルを、おしり洗浄およびビデ洗浄位置まで移動するため
に必要な電気−機械変換機構6の通電時間データを備え
る。全体動作管理部3は、おしり洗浄もしくはビデ洗浄
スイッチ2b,2cが操作されると、ノズルの移動もし
くは揺動方向を指定するための通電極性指定情報3bを
出力するとともに、指定された洗浄モードに対応する通
電時間情報3aをダウンカウンタ4bへ供給する。そし
て、ダウンカウンタ4bの出力4gを監視し、その出力
4gがLレベルに復帰した時点でノズルの移動が終了し
たと判断し、バルブ指定や図示しない湯温設定手段や吐
出量調節手段での設定条件に基づく開度情報等を含む吐
水情報3cをバルブドライブ回路7へ供給して、湯水吐
出機構8を動作させ、洗浄水を吐出させるよう構成して
いる。
【0016】全体動作管理部3は、現在どの洗浄モード
にあるかを管理しており、洗浄停止スイッチ2dが操作
されると湯水の吐出を停止させた後に、ノズルを元の位
置に戻すのに必要な通電時間に係る情報3aを出力す
る。また、ノズルがおしり洗浄位置にあるときにビデ洗
浄操作がされた場合やその逆の場合は、ノズルの移動方
向ならびに移動に要する通電時間を求め、対応する通電
極性指定情報3bならびに通電時間情報3aを出力する
よう構成している。なお、ノズルの移動に際しては湯水
の吐出を停止するよう構成している。
【0017】モータドライブ回路5は、駆動信号4aが
供給されている間は、モータ用電源VMを電気−機械変
換機構6内の直流モータ6aへ供給する。なお、モータ
6aへ供給する電源の極性は、通電極性指定情報3bに
基づいて決定される。電気−機械変換機構6は、給電極
性に応じて正・逆回転する直流モータ6aと、直流モー
タ6aの回転方向に基づいてノズルを往復往動もしくは
揺動させるノズル移動機構6bを備える。
【0018】電源回路9は、降圧用の電源トランス,整
流平滑回路,電圧安定化回路等を備え、例えば直流5V
の電子回路用電源VCCと、例えば直流24Vのモータ
用電源VMを供給する。なお、モータ用電源VMを電源
安定化回路へ供給して電子回路用電源VCCを得る構成
でもよい。電子回路用電源VCCは、予め設定した許容
時間(例えば1秒)内の瞬時停電があっても、その電源
電圧VCCが電子回路の安定動作電圧範囲以下にならな
いよう平滑コンデンサ等の容量を設定している。これに
対してモータ用電源VMは、その電源立上り特性が早く
なるよう構成している。
【0019】なお、予め設定した許容時間を超える停電
となり、電子回路用電源VCCが電子回路の最低動作保
証電圧近くまで降下した場合は、これを図示しない電圧
検出器で検出し、その検出出力に基づいて全体動作管理
部3はすべての制御出力を停止させて、誤動作を防止す
るよう構成している。また、湯水吐出機構8内にギヤー
ドモータやパルスモータ等によって駆動される流量調節
弁を備える構成にあっては、流量調節弁に直列に非通電
状態では閉状態となる開閉弁を設けて、停電によって湯
水が吐出状態のままになるのを防止している。
【0020】さらに、許容時間を超える停電となった場
合は、通電開始時に図示しないパワーオンリセット回路
を作動させ電子回路部全体の初期設定を行なうととも
に、全体動作管理部3は、最大移動位置にあるノズルを
元の位置に戻すに必要な時間情報3aを出力して、ノズ
ルを強制的に初期位置へ復帰させ、その後新たな操作入
力を受付けるよう構成している。また、ノズル移動機構
6bはすべりクラッチ等の緩衝機構を備え、ノズルが移
動限界位置にあるにもかかわらず、モータ6aが回転駆
動されてもモータ側へ過負荷をかけないよう構成してい
る。
【0021】停電検出手段10は、商用電源電圧監視回
路10bと、再トリガ型モノマルチ回路(リトリガブル
モノマルチバイブレータ)10cと、停電復旧監視回路
10dを備える。図2は停電検出手段の動作を示すタイ
ムチャートである。商用電源電圧監視回路10bは、半
波整流もしくは全波整流回路、分圧回路、電圧比較器等
を備え、図2(a)に示すように、商用電源の定格電圧
に対して例えばその90%以上の電圧が供給されている
間、図2(b)に示すように例えばHレベルの電圧検出
出力10eを発生するよう構成している。
【0022】商用電源のいずれか一方の極性の電圧につ
いてのみ監視を行なう場合、商用電源の周波数を50H
zとすれば、瞬時停電検出に要する最低時間は約20ミ
リ秒となる。商用電源の正負両極性の電圧を監視する構
成では、瞬時停電検出に要する最低時間は約10ミリ秒
となる。
【0023】再トリガ型モノマルチ回路10cは、電圧
検出出力10eの立上り時点から、商用電源通電時にお
ける電圧検出出力10eの繰り返し周期(例えば10ミ
リ秒)よりも若干長い時間、Hレベルのモノマルチ出力
10fを発生するよう構成している。このため、商用電
源が供給されている間、モノマルチ出力10fはHレベ
ルを維持し、停電となった場合は図2(c)に示すよう
に、モノマルチ出力設定時間が経過した時点でLレベル
となる。
【0024】停電復旧監視回路10dは、セットリセッ
ト型のフリップフロップと、カウンタ等を備え、停電に
ともなってモノマルチ出力10fがLレベルになるとカ
ウンタ回路をリセットするとともに、フリップフロップ
をリセットしてフリップフロップの出力である停電検出
信号10aをLレベルにする。また、停電復旧によって
モノマルチ出力10fがHレベルになると、電圧検出出
力10eの例えば立下りエッジでカウンタ回路の歩進を
進め、予め設定した復旧監視時間が経過した時点で(図
2では電圧検出出力10eを3回カウントしたとき)、
フリップフロップをセットして停電検出信号10aをH
レベルへ復帰するよう構成している(図2(b)および
(d)参照)。なお、モータ電源VMの立上り特性を考
慮して復旧監視時間を設定している。
【0025】以上の構成であるから、電気−機械変換機
構6への給電中に停電状態になった場合、停電検出信号
10aに基づいて電気−機械変換機構6への給電を強制
的に停止するとともに、ダウンカウンタ4bの歩進を停
止する。そして、商用電源が再通電された時点から、電
気−機械変換機構6に残り分の給電を行なうので、瞬時
停電があってもノズルを所定の位置へ制御することがで
きる。
【0026】例えば、図2(e)に示すように、時刻t
0の時点で時間T0(図2では80ミリ秒の場合を示
す)に相当する駆動時間情報3aが出力され、電気−機
械変換機構6への通電中に停電となった場合、図2
(f)に示すように駆動信号4aは停電にともなってL
レベルとなり、電気−機械変換機構6への通電を強制停
止させるが、停電復旧後に通電時間の残り分T2の通電
を行ない、停電前の駆動時間T1と停電復旧後の駆動時
間T2との和である総駆動時間(T1+T2)は、本来
の駆動時間T0と略等しくなる。
【0027】なお、商用電源電圧監視回路10bから出
力される電圧検出出力10eをダウンカウンタ4bのク
ロックとして利用できる場合は、タイマクロック発生回
路4dならびにタイマクロック入力停止用のアンドゲー
ト4eを設けずに、電圧検出出力10eをダウンカウン
タ4bのクロック入力端子4hへ直接供給する構成とし
て、回路構成の簡略化を図ってもよい。また、商用電源
で直接駆動される電気−機械変換機構6を用いる場合
は、カウンタ出力停止用のアンドゲート4fを省略する
ことができる。
【0028】なお、この実施例では通電時間の管理にダ
ウンカウンタを用いたが、アップカウンタを用い所定の
カウント値に達するまで電気−機械変換機構6への通電
を制御する構成としてもよい。また、各カウンタ等はC
PU内のレジスタを利用したソフトカウンタで構成して
もよい。
【0029】次にこの発明の他の実施例を図3を参照に
説明する。図3は洗浄水の流量を調節する機能を備えた
局部洗浄装置の要部ブロック構成図である。この局部洗
浄装置21は、図示しない洗浄ノズルから吐出する流量
を調節するための流量設定操作部22と、弁開度制御手
段23と、通電制御手段24と、パルスモータドライブ
回路25と、電気−機械変換機構26と、電源回路29
と、停電検出手段10とからなる。
【0030】電気−機械変換機構26は、洗浄ノズルへ
供給する湯水等の流量を調節するための流量調節バルブ
26bと、流量調節バルブ26bの弁体を移動させるた
めの動力を発生しバルブ開度を制御するためのパルスモ
ータ26aと、動力伝達機構等を備える。停電検出手段
10は図1に示したものと同じである。
【0031】電源回路29は、電子回路用電源VCC
と、パルスモータ26a用の電源VPMをそれぞれ供給
する。なお、各電源VCC,VPMの電源電圧が等しい
場合は、共通の電源を備える構成でもよい。電子回路用
電源VCCは、予め設定した許容時間(例えば1秒)内
の瞬時停電があっても、その電源電圧VCCが電子回路
の安定動作電圧範囲以下にならないよう構成している。
また、流量設定操作部22が可変抵抗器等の設定情報を
機械的に保持できる構成であって、かつ、通電制御手段
24全体もしくは通電制御手段24内のアップダウンカ
ウンタ24bを図示しないバックアップ用電源で停電時
バックアップする構成とした場合は、電子回路用電源V
CCの放電特性について特別の配慮は不要である。
【0032】電気−機械変換機構26は、パルスモータ
ドライブ回路25からパルスモータ26aへ正転パルス
25aが供給されるとバルブ開度を所定量大きくし、逆
転パルス25bが供給されるとバルブ開度を所定量絞る
よう構成している。
【0033】パルスモータドライブ回路25は、開閉方
向指定信号23aがHレベルのときに駆動パルス24a
が印加されるとそのパルス幅に応じた正転パルス25a
を、開閉方向指定信号23aがLレベルのときには逆転
パルス25bを電気−機械変換機構26へ供給するよう
構成している。
【0034】バルブ開度情報生成手段23は、流量調節
バルブ26bが全閉の状態からパルスモータ26aへ供
給した正転パルス数Nと流量調節バルブ26bの開度に
係るデータもしくは吐出流量に係るデータを格納したR
OM等の記憶手段を備える。バルブ開度情報生成手段2
3は、全閉状態にある流量調節バルブ26bを吐水強さ
指令22aに応じた開度まで駆動するのに要する正転パ
ルス数をROM等の記憶手段から読み出し、これを開度
情報23a(パルス数データ)として通電制御手段24
へ供給する。
【0035】通電制御手段24は、アップダウンカウン
タ24bと、比較手段24cと、分周回路24dと、ア
ンド回路24eと、駆動パルス発生回路24fとを備え
る。
【0036】比較手段24cは、マグニチュードコンパ
レータ等を備え、バルブ開度情報生成手段23から供給
される開度情報(パルス数データ)23aと、アップダ
ウンカウンタ24bのカウント出力24gを比較し、開
度情報23aがカウント出力24g以上の場合はHレベ
ルの開閉方向指定信号23aを、開度情報23aがカウ
ンタ出力24gより小さい場合はLレベルの開閉方向指
定信号23a出力するとともに、開度情報23aとカウ
ント出力24gが不一致の場合はHレベルの駆動指令信
号24hを出力するよう構成している。
【0037】アップダウンカウンタ24bは、アップ/
ダウン切替え入力端子24iに印加される開閉方向指定
信号23aがHレベルのときは、クロック入力端子24
jに印加されるパルス駆動信号24aに基づいてカウン
ト値を+1(インクリメント)、開閉方向指定信号23
aがLレベルのときは、カウント値を−1(デクリメン
ト)するよう構成している。
【0038】分周回路24dは、停電検出手段10内の
商用電源電圧監視回路10bから出力される電圧検出信
号10eを分周し、予め設定した分周数毎に電圧検出信
号10eに同期したパルス信号をパルス駆動周期指定信
号24kとして出力する。なお、分周回路24dの分周
数は、使用する電気−機械変換機構26のパルス駆動可
能周期に応じて適宜設定する。
【0039】アンド回路24eの各入力端子には、駆動
指令信号24h、パルス駆動周期指定信号24k、およ
び、停電検出信号10aがそれぞれ入力される。アンド
回路24eの出力は、駆動パルス発生回路24fのトリ
ガ入力端子24lへ供給される。
【0040】駆動パルス発生回路24fは、単安定マル
チバイブレータ回路等で構成しており、トリガ入力に同
期して予め設定した時間幅のパルス駆動信号24aを出
力する。なお、パルス駆動信号24aのパルス幅は、使
用する電気−機械変換機構26の特性に合せて設定す
る。
【0041】次に動作を説明する。まず、アップダウン
カウンタ24bのカウント値24gは、図示しないカウ
ント値プリセット手段によって、現在のバルブ開度に対
応するパルス駆動数データに設定されている。例えば、
バルブ全閉状態でカウント値24gを0等に設定する
が、全閉状態まで開度を調節できないバルブを用いてい
る場合は、任意の開度においてアップダウンカウンタ2
4bのカウント値24gとの対応をとるよう構成する。
【0042】まず、商用電源が正常に供給されていると
きの動作を説明する。通電制御手段24内の比較手段2
4cは、現在のバルブ開度を示すアップダウンカウンタ
24bのカウンタ値24gと、吐水強さ指令22aに応
じた要求開度情報23aとを比較し、要求開度と現在の
開度が異なっている場合は、バルブの開または閉方向を
指定する信号23aを出力するとともに、駆動指令信号
24hを出力する。
【0043】非停電状態では停電検出信号10aはHレ
ベルであるので、駆動指令信号24hはHレベルの間
は、パルス駆動周期指定信号24kに同期してパルス駆
動信号24aが駆動パルス発生回路24fから出力され
る。これによって、電気−機械変換機構26内のパルス
モータ26aが開閉方向指定信号23aで指定した方向
へパルス回転駆動され、流量調節バルブ26bの開度が
調節される。
【0044】アップダウンカウンタ24bは、開閉方向
指定信号23aで指定されたアップもしくはダウンカウ
ントモードで、パルス駆動信号24aを計数しているの
で、そのカウント値24gはバルブの開または閉方向に
対応して増減する。そして、要求開度情報23aとカウ
ント値24gが一致した時点で、駆動出力信号24hが
Lレベルとなり、電気−機械変換機構26の駆動が停止
する。
【0045】一方、電気−機械変換機構26の駆動中に
商用電源が瞬時停電になった場合、停電検出信号10a
がLレベルとなるので、パルス駆動信号24aの発生が
停止される。したがって、停電状態ではカウンタ歩進ク
ロックが入力されないため、アップダウンカウンタ24
bは停電となった時点でのバルブ開度に係るデータを保
持する。そして、商用電源の通電再開後に、電気−機械
変換機構26の駆動が再開される。よって、流量調節中
に瞬時停電となっても、流量調節バルブ26bは流量調
節設定部22で設定された所定の流量を得る開度に調節
され、所望の吐出量を得ることができる。
【0046】なお、商用電源で動作する電気−機械変換
機構を用いる場合で、電気−機械変換機構への通電タイ
ミングを商用電源のゼロクロス点を基準に制御すること
で、電源投入・切断時の過電流や雑音の発生を防止する
ようにした装置においては、ゼロクロススイッチング用
に設けられたゼロクロス検出回路の出力を監視して停電
の検出を行なう構成としてもよい。
【0047】また、通電制御手段をマイクロコンピュー
タを用いて構成する場合は、ゼロクロス検出出力をマイ
クロコンピュータの外部割り込み端子に供給し、この外
部割り込みが所定時間内に発生しないときは、電気−機
械変換機構への給電を停止させ、外部割り込みが発生し
た時点から電気−機械変換機構への給電を再開するよう
プログラム処理を行なってもよい。また、ゼロクロス検
出に基づく外部割り込みを時間情報としても利用し、通
電時間やパルス駆動周期を制御する構成としてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る駆動
装置は、停電検出手段から停電検出信号が出力される
と、通電制御手段は電気−機械変換機構への給電を停止
し、その時点までの駆動情報を保持し、商用電源の通電
開始後に残り分の給電を行なう構成としたので、制御対
象物を移動中に瞬時停電になっても、商用電源の通電再
開後には制御対象物を所定の量もしくは位置まで移動さ
せることができる。
【0049】また、停電状態では比較的大きな電力を消
費する電気−機械変換機構への通電を停止する構成とし
たので、商用電源を整流平滑した得た直流電源で、電子
回路部ならびに電気−機械変換機構を駆動する構成であ
っても、停電時は直流電源の消費量が低減されるので、
比較的小さな平滑コンデンサ容量を用いて直流電源電圧
を電子回路の動作保証電圧内に保つことができ、予め設
定した瞬時停電許容時間に対する動作を保証することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る駆動装置を備えた局部洗浄装置
の要部ブロック構成図
【図2】停電検出手段の動作を示すタイムチャート
【図3】この発明に係る他の駆動装置を備えた局部洗浄
装置の要部ブロック構成図
【符号の説明】
1,21…局部洗浄装置、4,24…通電制御手段、
5,25…モータドライブ回路、6,26…電気−機械
変換機構、9,29…電源回路、10…停電検出回路。
10a…停電検出信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を整流平滑して得た直流電源で
    動作する電子回路部を備え、モータやプランジジャ等の
    電気−機械変換機構へ前記商用電源もしくは前記直流電
    源を所定の時間または所定のパルス数通電して、制御対
    象物を所定量もしくは所定の位置まで移動させる駆動装
    置において、前記商用電源の供給が断となったことを検
    出する停電検出手段を備え、停電検出時は電気−機械変
    換機構への通電を停止させるとともに、前記電気−機械
    変換機構への通電中に停電検出出力が得られた場合は、
    その時点までの通電時間もしくは通電パルス数、また
    は、残りの通電時間もしくは通電パルス数を保持し、商
    用電源の通電再開後に前記保持した情報に基づいて前記
    制御対象物が前記所定量もしくは所定の位置に達するよ
    う通電を行なう通電制御手段を備えたことを特徴とする
    駆動装置。
JP2324592A 1992-01-13 1992-01-13 駆動装置 Pending JPH05192000A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2324592A JPH05192000A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2324592A JPH05192000A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05192000A true JPH05192000A (ja) 1993-07-30

Family

ID=12105217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2324592A Pending JPH05192000A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05192000A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07284299A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Nippondenso Co Ltd ステップモータの駆動制御装置
JP2009041918A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Toto Ltd 電子機器及びトイレ装置
JP2019048363A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 アール・ビー・コントロールズ株式会社 モータのインバータ制御における電源電圧監視装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07284299A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Nippondenso Co Ltd ステップモータの駆動制御装置
JP2009041918A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Toto Ltd 電子機器及びトイレ装置
JP2019048363A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 アール・ビー・コントロールズ株式会社 モータのインバータ制御における電源電圧監視装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2843031B2 (ja) 電力監視装置
US3864611A (en) Solid state control circuit for intermittently energized loads
KR0171857B1 (ko) 전원 공급 제어 회로 및 방법
JPH05192000A (ja) 駆動装置
US6934223B2 (en) Analogue electronic watch having a device for resetting the time following a power shortage
JPH08147064A (ja) 間欠動作回路
JP2014176523A (ja) 洗濯機等の電源制御装置
JP3237447B2 (ja) アイロン
JPS6319759B2 (ja)
JP2001037079A (ja) 電源回路
JP5997497B2 (ja) 電動アクチュエータ
JP3754143B2 (ja) モータ駆動装置
JP2012145857A (ja) 画像形成装置
US4103180A (en) Proportional warmup timer for power line outages using stored charge for power
JPH01250890A (ja) 電磁駆動回路
EP1967939B9 (en) Method and circuit for controlling the reset operation of a microcontroller or microprocessor system
JPS60168127A (ja) カメラの電圧制御装置
JP2527261B2 (ja) 電磁接触器
JPS6321191Y2 (ja)
JPH0758299B2 (ja) 衛生洗浄装置における瞬間停電の検出方法
JPH07281797A (ja) 電源制御装置
JPH0134440Y2 (ja)
JP2554707B2 (ja) 浴室用換気扇
JPH04349390A (ja) 照明制御装置
JPH07229981A (ja) 電子式タイムスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010626