JPH01250890A - 電磁駆動回路 - Google Patents

電磁駆動回路

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JPH01250890A
JPH01250890A JP7862788A JP7862788A JPH01250890A JP H01250890 A JPH01250890 A JP H01250890A JP 7862788 A JP7862788 A JP 7862788A JP 7862788 A JP7862788 A JP 7862788A JP H01250890 A JPH01250890 A JP H01250890A
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洋 青木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は振子等の駆動に用いられる電磁駆動回路に関す
るものである。
[従来の技術] 例えば時計の振子を一つのコイルで検出および駆動する
駆動回路として第8図に示すものがある。
この回路においては、振子に固着した永久磁石の通過に
よってコイルL2に誘起電圧が生じ、これが基準電圧を
越えると、トランジスタT2がオフになり、トランジス
タT1がオンになってコイルL2に駆動電流が流れる。
このトランジスタT1のオン時間tはコンデンサCおよ
び抵抗R,の時定数によって決まるものである。
磁石を効率よく駆動するためには、誘起電圧の極大点で
駆動するのが好ましく、このタイミングで駆動するため
に、基準電圧および駆動時間tを予め一定値に設定して
いる。
[解決しようとする課題] 」二記の回路構成は集積化が困難であり、小型化および
低コスト化に反するものであった。
また上記の回路によって、振子を停止状態から起動する
場合には、一定周期で幅tの駆動パルスが発生するが、
これは通常駆動時のパルスと同じものであるため、1パ
ルスで引き起すことのできる振幅は小さいものである。
しかもコイルL2に生じる誘起電圧の振幅が低いため、
この誘起電圧の発生に同期して駆動パルスを発生するこ
とができず、第8図の回路構成の時定数によって決まる
長い周期で駆動パルスが発生することになる。そのため
駆動パルスによって引き起された振動が減衰してしまい
、振子の振動に同期した駆動に至らず、所望する振り角
が得られないという欠点があった。
また基準電圧および駆動パルス幅は固定のため、振子の
振り角や周期に応じてその都度基章電圧および駆動パル
ス幅を適正値に設定しなければならず、そのための調整
作業が煩雑なものであった。
本発明の第1の目的は、1コイルで永久磁石の検出およ
び駆動を行うものにおいて、大半の回路構成の集積化を
可能にするところにある。
本発明の第2の目的は、停止状態から確実に所望の振り
角まで起動できるようにするところにある。
本発明の第3の目的は、自動的に基準電圧を最適に調整
できるようにしたところにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、永久磁石の検出および駆動を行うコイルの誘
起電圧が基準電圧を越えたときに出力を発生する比較回
路を設け、この比較回路からの出力発生に応答して駆動
パルスを発生するパルス発生回路を設け、この駆動パル
スによってコイルに駆動電流を流すもので、誘起電圧が
規定レベル以下の状態が一定時間以上続いたときに起動
パルスを発生して永久磁石に大きな駆動力を付与するこ
とにより第1および第2の目的を達成している。
また、上記比較回路からの出力を受けて上記誘起電圧の
振幅に応じて基準電圧を制御することにより第3の目的
を達成している。
[実施例] 第1図において、■ は基準電圧源で、基準電圧が可変
のものである。CMは比較回路で、コイルLlの誘起電
圧が基準電圧vrを越えたときに出力を発生するもので
ある。Tはトランジスタからなる駆動回路である。TM
はタイマ回路で、そのタイマ時間は振子の1周期よりも
長い時間に設定しである。PGはパルス発生回路で、最
適のタイミングおよびパルス幅の駆動パルスを発生する
もので、その詳細については後述する。W+は誤動作防
止のためのマスク用のワンショット回路、W2は起動パ
ルスを発生するためのワンショット回路からなる起動回
路、G  、G  はゲート回路、CTはl電圧を調整
するためのアップダウンカウンタで、制御回路を構成す
るものである。このカウンタCTおよびタイマ回路TM
によって検出回路DTを構成している。
つぎに動作について第2図を参照しながら説明する。ま
ず電源投入時における動作について説明する。電源投入
によって初期リセット動作が行われ、カウンタCTおよ
びタイマ回路TMがリセットされる。カウンタCTのリ
セットによってWf電圧源V は最も低いレベルの基準
電圧に設定される。一方、カウンタCTの出力端子pは
“1″になり、起動回路W2が動作可能状態になる。
またタイマ回路TMには端子CLから一定周期のクロッ
クパルスが供給され、振子の1周期より長い時間を計時
したときに出力を発生する。
いま振子は停止しているため、コイルL1から誘起電圧
が発生せず、タイマ回路TMにリセットはかからない。
そのため所定時間後にタイマ回路TMから出力が発生し
、起動回路W2がトリガされて第2図■のように、通常
駆動パルスより長い幅の起動パルスが発生する。この起
動パルスによって駆動回路Tがオンになり、コイルLl
に電流が流れて振子が起動される。このときの起動パル
ス幅は通常時より長いため、大きな起動力が付与され、
振子が大きく振動する。
このときコイルL1に生じる誘起電圧は第2図■のよう
に、基準電圧V を越え、比較回路CMからは第2図■
のように出力が発生する。しかしなから、この出力は、
上記起動パルスおよびこの起動パルスの立下りによって
生じるワンショット回路W1からのパルス(第2図■)
によってゲート回路G1の通過を禁止される。
上記起動によって振子が振られてコイルL1の誘起電圧
が基準電圧■ を越えると、比較回路C「 Mから第2図■のように出力が生じ、パルス発生回路P
Gがトリガされて第2図■の通常駆動パルスが発生する
。この駆動パルスによって駆動回路Tがオンしてコイル
L1に駆動電流が流れて振子が同期的に駆動される。
一方、ゲート回路G1からの上記出力によってタイマ回
路TMがリセットされるとともにカウンタCTが1つア
ップカウントし、基準電圧源V。
の基準電圧がルベル上昇する。またカウンタCTの・端
子pが“0″に反転し、起動回路W2は不動作状態に保
持される。
上記動作が繰り返され、コイルL1の誘起電圧が基準電
圧を越えるごとにカウンタCTがカウントアツプしてい
き、基準電圧が上昇していく。そして誘起電圧が基準電
圧に達しなくなると、比較回路CMから出力が発生しな
くなり、タイマ回路TMのリセットが行われないため、
一定時間後にタイマ回路TMから出力が発生し、カウン
タCTが1つダウンカウントする。このとき起動回路W
2もトリガされるが、端子pからの出力によって不動作
状態に保持されているため、起動パルスは発生しない。
カウンタCTの上記ダウンカウントによって基準電圧が
ルベル低下する。
この動作によって基準電圧が最適の値に自動設定され、
振子が所望の振幅で振動することになるのである。
なお上記の実施例では、説明を簡単にするために駆動パ
ルスが1パルス発生するごとに基準電圧を上昇させるよ
うにしたが、実際には、駆動パルスがn(n−2,3・
・・)回置上連続して発生したときに基塾電圧を1段階
上昇させるのが好ましい。
この場合には、駆動パルスの発生数を計数するn進のカ
ウンタ(図示せず)等を用いてnパルスを計数したとき
に1パルスを発生する回路を設け、この出力をカウンタ
CTのアップカウント入力とする。そしてタイマ回路T
Mの出力によって上記n進カウンタをリセットするもの
である。
またカウンタCTの内容に応じてタイマ回路TMのタイ
マ時間を変えるようにしてもよい。つまり、短周期の振
子を駆動する場合には、一般に誘起電圧の振幅が大きく
なり、したがってカウンタCTの内容が大きくなるもの
である。そこでカウンタCTの内容が大きい場合には振
子の周期が短いものとみなし、タイマ時間を短い時間に
切り換えるものである。
つぎにパルス発生回路PGの具体例について説明する。
第3図において、G  、G  はゲート回路、Flは
フリップフロップ回路、INはインバータである。W 
、W はワンショットパルス発主回路で、それぞれのパ
ルス幅は1 .1  に設置2 定しである。なお第1図と同一符号は同一のものを示す
以上の構成において、比較回路CMから出力が発生しな
い状態では、ゲート回路G3の出力によってワンショッ
トパルス発生回路W3゜W4がそれぞれセットおよびリ
セットされている。
そこでコイルL1の誘起電圧が第4図■のように基準電
圧■ を越えると、比較回路CMから第4図■のように
出力が発生し、ゲート回路G3を介してワンショットパ
ルス発生回路W3 、W4のセット、リセットが解除さ
れる。そのためワンショットパルス発生回路W3の出力
は第4図■のように時間t1後に“0”に反転し、これ
によってワンショットパルス発生回路W4がトリガされ
、その出力からは時間t2の幅のパルスが発生する。
こうしてワンショットパルス発生回路W、W4が発振し
、ワンショットパルス発生回路W3の出力からは第4図
■の駆動パルス列が発生する。この駆動パルス列の最初
のパルスの立上りによってフリップフロップ回路Flが
トリガされ、その出力Qが第4図■のように“1″に保
持される。したがってゲート回路G3の出力は第4図■
のように、比較回路CMの出力発生から“1゛に保持さ
れ、ゲート回路G4からは第4図■のように駆動パルス
列が発生する。この駆動パルス列によってトランジスタ
Tがオンになり、コイルL1に駆動電流が流れるもので
ある。
上記駆動パルス列はフリップフロップ回路F1のクロッ
ク入力に供給されており、その立上りによって比較回路
CMの出力状態の判定が行われる。
羊のため、比較回路CMから出力が発生している間は上
記駆動パルス列が発生してコイルL1が駆動される。
そして誘起電圧が基準電圧V 以下になって比「 較回路CMの出力が停止すると、その後最初に発生する
駆動パルスの立上りによってフリップフロップ回路F1
の出力が“0”に反転して駆動パルス列が停止し、コイ
ルL1の駆動が停止する。
以上のように、誘起電圧が基準電圧V を越えている間
コイルに駆動電流が流れるものである。
パルス発生回路PGとして上記の回路を用いる場合には
、ゲート回路G1の出力を第1図のゲート回路Gの入力
、タイマ回路TMのリセット入力およびフリップフロッ
プ回路Fのセット人力とするものである。
ところで、上記の説明では省略したが、ワンショットパ
ルス発生回路W の出力幅t2は以下のように設定しで
ある。コイルL1は駆動パルス列によって駆動されるた
め、このパルスが途切れたときに第4図■のようにリン
ギングrが通常1mS程度生じる。このリンギングの発
生中はコイルL1の誘起電圧が不安定になるため、この
間にっぎの駆動パルスが発生してフリップフロップ回路
F1によって比較回路CMの出力判定が行なわれると、
誤動作の危険性がある。そこで誘起電圧が安定した状態
でつぎの駆動パルスが発生するように、ワンショットパ
ルス発生回路W4の出力幅t2を数ms程度に設定して
おくものである。
なおコイルを駆動する場合には、数ms程度の駆動停止
時間が存在しても、永久磁石の付勢に影響はなく、無視
できるものである。
上記の実施例では、駆動開始タイミングおよび駆動停止
タイミングを決定する基L$雷電圧 を同「 じ電圧にしたが、両者を異ならせて駆動終了タイミング
を調整するようにしてもよい。例えば、基準電圧をフリ
ップフロップ回路Flの出力によって第4図■のように
電圧vr1に切り換えることによって、最後の駆動パル
スを発生しなくすることができる。これによって駆動時
間のより細かな調整が可能になるものである。
ところで一般に誘起電圧の振幅は電源電圧の変動によっ
て影響を受けるものである。誘起電圧の振幅が変動する
と、基準電圧を越えるタイミングがずれ、ひいては駆動
タイミングおよび駆動時間の変動を引き起す結果となっ
てしまう。そこで、電源変動による影響を小さくするた
めに、基準電圧V を、電圧変動の影響が小さな、低め
の電圧に設定しておき、比較回路からの出力を遅延回路
(図示せず)によって一定時間だけ遅らせ、この時点か
ら駆動を開始するようにしてもよい。例えば、第4図■
のように、基準電圧を低い電圧vr2に設定しておくこ
とにより、誘起電圧が電圧vr2を越えたときに比較回
路から出力が発生するが、これを遅延回路によって時間
10だけ遅らせてフリップフロップ回路F およびゲー
ト回路G3に■ 供給するものである。これによって、電源電圧の変動に
よる影響を小さくでき、しかも最適のタイミングおよび
駆動時間でコイルを駆動することができるものである。
つぎにパルス発生回路PGの他の例について説明する。
第5図において、F2はフリップフロップ回路、W −
W8はワンショットパルス発生口路で、ワンショットパ
ルス発生回路W6は出力パルス幅が可変のプログラマブ
ルワンショット回路を用いており、ワンショットパルス
発生回路W5゜W  、W  のパルス幅はそれぞれt
  、T  。
t に設定しである。CTlはアップダウンカランタで
ある。
以上の構成において、カウンタCT tの内容がUにな
っていてこれによりワンショットパルス発生回路W の
パルス幅がt4に設定されているものとする。
そこで誘起電圧が基準電圧V を越えると、比較回路C
Mから第6図■のように出力が発生して、ワンショット
パルス発生回路W5がトリガされ、’h% i 3のパ
ルスが発生する。このパルスの立下りによってワンショ
ットパルス発生回路W6から幅t4の駆動パルスが発生
し、トランジスタTがオンになってコイルL1に駆動電
流が流れる。
この駆動パルスの立下りによってワンショットパルス発
生回路W7から幅t5のパルスが発生し、その立下りに
よってフリップフロップ回路F2およびワンショットパ
ルス発生回路W8がトリガされる。フリップフロップ回
路F2のD入力には比較回路CMの出力を供給してあり
、この出力状態がフリップフロップ回路F2に読み込ま
れる。すなわち、ワンショットパルス発生回路W7から
のパルスの立下り時点における誘起電圧のレベルが基準
電圧■ を越えているかどうかの判定が行われる。基準
電圧を越えている場合には、フリップフロップ回路F2
の出力が“1”になり、カウンタCT1がアップモード
になる。すなわちこの場合には、駆動パルス幅が短く、
かつ誘起電圧の極大点を中心にして効率よく発生してい
ないと判定されるものである。
一方、ワンショットパルス発生回路W7からのパルスの
立下りによってワンショットパルス発生回路W から幅
t6のパルスが発生し、これがカウンタCT、のクロッ
ク入力となる。これによってカウンタCTIの内容が一
つアップし、第6図pのように(u+l)となる。その
ためワンショットパルス発生回路W6のパルス幅が前回
より長い幅に設定される。
したがって次回は、駆動ノ4ルス幅が長くなり、駆動パ
ルスのパルス幅の補正が行われる。
この動作が繰り返されて、カウンタの内容がmになり、
駆動パルス幅が第6図■のように14−になったとする
。このときのワンショットパルス発生回路W7からのパ
ルスの立下り時点における誘起電圧レベルが基準電圧以
下になると、フリップフロップ回路F2出力が第6図■
のように“0”に反転し、カウンタCTlがダウンモー
ドになる。
そのためカウンタCT tの内容が(m−1)にダウン
し、次回の駆動パルス幅が1段階短くなる。
したがって駆動パルス幅はt ′およびそれよす1段階
短い幅に交互に切り換えられて安定する。
このように駆動パルス幅が自動的に最適のタイミングで
所定幅に安定し、一定の振り角に安定させることかでき
るものである なお上記の例では、駆動パルス幅のみを調整するように
したが、これに限らずワンショットパルス発生回路W5
.W7としてプログラマブルワンショット回路を用い、
これらのパルス幅もカウンタCT1の内容に応じて適宜
調整するようにしてもよい。例えば、振子の振り角を小
さく設定したい場合には、安定状態では誘起電圧の振幅
が第7図aのように小さく、かつ変化が緩慢になるため
、時間t  −t 5は同図示のようにやや長めの状態
で安定させる必要がある。また振子の振り角を大きく設
定したい場合には、安定状態では、第7図すのように、
誘起電圧の振幅が大きくなり、かつその変化も急峻にな
り、駆動パルスの幅も短くてよい。そのため、時間t3
〜t5は第7図aのそれに比べて相対的に短い時間で安
定させる必要がある。
第7図aの状態と第7図すの状態とでは、時間t3.t
5に対する時間t4の比率が異なり、この比率を調整す
ることによって、安定する振り角が設定されるものであ
る。例えば第7図すの状態で安定させたい場合には、各
時間が同図示の比率になるようにワンショットパルス発
生回路W5〜W7のパルス幅を設定しておき、カウンタ
CT1の内容に応じて、この比率を保って各パルス幅が
変更されるように設定しておく。
そこで以下のようにして時間t  −t 5を自動的に
調整することによって、所望の振り角に安定させるもの
である。初期状態におけるカウンタCT、の内容によっ
てワンショットパルス発生回路W5〜W7のパルス幅が
第7図すの値に設定されているものとする。この状態で
電源を投入すると、振子が振動を開始するが、最初は振
り角が小さいため、第7図aに近い誘起電圧が発生する
。そのためワンショットパルス発生回路W7からのパル
スの立下り時点では、誘起電圧は基準電圧を越えており
、駆動パルス幅が短いと判定されてカウンタCT  の
内容が1つアップされ、時間t3〜t5が1段階長い時
間に設定される。この動作が繰り返されて時間1 −1
5が段階的に増大していく。こうして駆動パルス幅が次
第に増大していくものであるが、これに追随して、振子
の振り角がやや遅れて次第に大きくなっていき、それに
連れて誘起電圧の振幅も増大していく。
そのため、ある時点において駆動パルス幅が過剰となり
、カウンタCT  がダウンモードに切り換わり、時間
t  ””t5が減少していく。これに追随して、振子
の振り角がやや遅れて小さくなっていく。
以上の動作が繰り返されることによって第7図すの状態
に近づいていき、最終的にこの状態で安定することにな
る。すなわち、誘起電圧の極大点において、最適の駆動
パルス幅で効率よく駆動が行われるように自動調整が行
われるのである。
ところで、ワンショットパルス発生回路W7のパルス幅
t5は、誘起電圧のレベル判定のタイミングが、誘起電
圧の最も判定のし易い箇所で行われるように設定してお
くものであるが、先に述べたリンギングも考慮して設定
しである。
上記の実施例では、駆動開始タイミングを決める基準電
圧および駆動終了後の誘起電圧レベルの判定のための基
準電圧を同じ電圧vrにしたが、後者をカウンタCT1
の内容に応じて変更するようにしてもよい。例えば、基
準電圧をワンショットパルス発生回路W6〜W8からの
出力パルスが発生している間だけカウンタCT lの内
容に応じた電圧に切り換えるものである。これは、ワン
ショットパルス発生回路W7のパルス幅を調整すること
と等価の意味を有している。
なお電源電圧の変動等を考慮しなければ、ワンショット
パルス発生回路W5は必ずしも必要とせず、比較回路C
Mの出力を直接ワンショットパルス発生回路W6に供給
するようにしてもよい。
さらに上記の実施例では、1駆動パルスごとにカウンタ
CT1にクロックパルスを供給するようにしたが、例え
ばカウンタCTlのアップ/ダウンモードが3駆動パル
ス連続して一定であった場合に初めてカウンタCT1の
内容を一つアップするようにしてもよい。ダウンモード
の場合も同様である。
この場合には、ワンショットパルス発生回路W8および
カウンタC71間に3進のカウンタを設け、このカウン
タをフリップフロップ回路F2の出力レベルが反転する
ごとにリセットするように構成すればよい。これによっ
て、ノイズ等による誤動作を防止することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、コイルの誘起電圧が基準電圧を越えた
ときに比較回路から出力を発生させ、この出力に応答し
てコイルを駆動するもので、上記誘起電圧が規定レベル
以下の状態が一定時間以上続いたときに、大きな駆動力
を付与する起動パルスを発生するようにしたので、回路
構成の大半を集積化することができ、低コスト化の上で
大きな効果を発揮し、かつ電源投入時あるいは外力等に
よって永久磁石が停止していても永久磁石を自起動させ
ることができる。しかも何らかの障害物によって永久磁
石が押えられている状態にあっても、一定時間ごとに発
生する起動パルスによる電流の消費だけで済み、無駄な
消費電流を極力抑えることができる。
また誘起電圧の振幅に応じて基準電圧を制御することに
よって、誘起電圧の極大点以外において駆動パルスが発
生する不都合を解消することができ、常に誘起電圧の極
大点において効率良く駆動されるように自動制御が行わ
れ、永久磁石を安定した振幅で効率よく駆動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した論理回路図、第2図
は第1図の動作説明のための電圧波形図、第3図は第1
図の一部を詳細に示した論理回路図、第4図は第3図の
動作説明のための電圧波形図、第5図は第3図の他の例
を示した論理回路図、第6図および第7図は第5図の動
作説明のための電圧波形図、第8図は従来の駆動回路例
を示した電気回路図である。 Ll・・・コイル ■ ・・・基準電圧源 「 CM・・・比較回路 PG・・・パルス発生回路 TM・・・タイマ回路 T・・・駆動回路 CT・・・制御回路 DT・・・検出回路 以  上 出願人  株式会社 精 工 舎

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)永久磁石を検出および駆動するコイルと、基準電
    圧を生じる基準電圧源と、上記コイルの誘起電圧が上記
    基準電圧を越えたときに出力を生じる比較回路と、この
    比較回路からの出力発生に応答して駆動パルスを発生す
    るパルス発生回路と、上記駆動パルスによって動作し上
    記コイルに駆動電流を流す駆動回路と、上記比較回路の
    出力を受け上記誘起電圧の振幅が規定レベル以下の状態
    が一定時間以上続いたことを検出する検出回路と、この
    検出回路からの検出出力によって上記駆動パルスより大
    きな駆動力を与える起動パルスを発生して上記駆動回路
    に供給する起動回路とからなる電磁駆動回路。
  2. (2)永久磁石を検出および駆動するコイルと、基準電
    圧が可変の基準電圧源と、上記コイルの誘起電圧が上記
    基準電圧を越えたときに出力を生じる比較回路と、この
    比較回路からの出力発生に応答して駆動パルスを発生す
    るパルス発生回路と、上記駆動パルスによって動作し上
    記コイルに駆動電流を流す駆動回路と、上記比較回路の
    出力を受け上記誘起電圧の振幅に応じて上記基準電圧を
    制御する制御回路と、上記比較回路から一定時間以上出
    力が発生しなかったときに出力を発生するタイマ回路と
    、上記制御回路によって上記基準電圧が最も低いレベル
    に設定されている状態で上記タイマ回路から出力が発生
    したときに上記駆動パルスより大きな駆動力を与える起
    動パルスを発生して上記駆動回路に供給する起動回路と
    からなる電磁駆動回路。
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