JP2014176523A - 洗濯機等の電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源入りスイッチを廃し、扉の開閉で電源を立ち上げ、扉開閉が無い待機状態での不要な電力を削減し、且つ停電復帰後の再動作を可能とする洗濯機等の電源制御装置を実現する。
【解決手段】マイコン11等の制御回路に電圧を供給する制御系電源1と、電力系電源リレー20の制御によって洗濯モータ等の電力系負荷23を駆動させる電力系電源2と、扉の開閉と連動して制御系電源1を制御する扉SW6とを備え、扉SW6の開閉動作によって制御系電源1から前記制御回路に電圧が供給され、マイコン11からの駆動信号により電力系電源リレー20の接点を閉じることにより電力系電源2が起動することを特徴とするものであり、扉開閉が無い待機状態での不要な電力を削減し、且つ停電復帰後の再動作を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯機、洗濯乾燥機、食器洗い機等の電源開閉等の電源の動作を制御する手段を備えた家庭用電気機器の電源制御装置に関するものである。
近年、省エネの観点からあらゆる家庭用電気機器において、消費電力の低減を図るべくさまざまな取組みが行われており、可能な機器においては、動作時のみならず待機時の消費電力を無くす構成が提案されている、加えて操作性の改善とコストダウン等、更には近年の雷多発による停電後における機器の自動再起動の取組みのために、電源開閉等の電源の動作を制御する電源制御装置の再構成を図る必要があった。
従来の洗濯機等の電源制御装置について説明する。図2は従来構成による洗濯機の電源制御装置を示すものである。図2の電源制御装置の構成は、交流電源入力30の両端は雑音防止用コンデンサ31に接続された後、主電源を断続させる電源リレー34に接続され、電源リレー34のリレー接点の両端には電源入りスイッチ33およびそれと直列に接続された突入電流防止用抵抗32によって電源入り時の電源起動回路を構成している。
電源入りスイッチ33が使用者に押されてオンにされた場合は、交流電源入力30から電源起動回路の突入電流防止用抵抗32と電源入りスイッチ33を通じて以降の電源部に電圧が供給される、それと同時に、ブリッジ接続された整流ダイオードと平滑コンデンサから成る整流平滑回路36を通じて充電電流がスイッチング電源37に供給され、安定化電源IC38から電源開閉を含む洗濯機の動作を制御するマイコン40へ通電される事により、マイコン40は電源リレー34の出力接点をオンさせ、交流電源入力30を電源リレー34の出力接点および整流平滑回路36を通じて、電力系負荷45等の全ての負荷に電源が供給されるようになる。
従って、その後、使用者が電源入りボタンから手を離して電源入りスイッチ33がオフとなっても、マイコン40の制御回路は電源リレー34の出力接点を引き続きオンにさせることにより、マイコン40を含む制御回路および電力系負荷45に電力が供給される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−239690号公報
しかしながら、このような図2で示す従来方式の電源制御装置は、必要とされる機器の電力に応じて直流電圧のリプル電圧を十分低減して動作の安定性を確保し、且つ交流電源の瞬時停電時にも安定した動作を継続させるために、平滑コンデンサの静電容量はより大きな値のコンデンサで構成せざるを得ない。そのため、突入電流防止用抵抗32と、電源平滑コンデンサの静電容量によって決定される充電時定数は大きな値となり、使用者が電源入りスイッチ33を押し、直流電源が生成されて、制御手段が電源開閉手段である電源リレー34の接点を閉状態とするまでにかなりの時間を要する場合がある。その間、使用者は電源入りスイッチ33を押し続けなければならず、制御手段が動作を開始し、電源開閉手段である電源リレー34を閉状態とするまでに使用者が電源入りスイッチ33を押す動作を止めてしまうと、電源入り動作に失敗し、場合によっては、機器の故障と誤判定さ
れる可能性が有るという課題と共に、電源入りスイッチ33の開閉接点容量も電源オン時の突入電流に耐えうるスイッチが必要となるという課題があった。
また、雷等の影響で機器が有する耐瞬時停電能力以上の電源入力の遮断が発生した場合は、洗濯機はその動作を停止したままであり、使用者が再度電源入りスイッチ33を押さない限り、機器の電源は復帰しないという課題がある。
本発明は、しかるべく上記従来の課題を解決するもので、電源入りスイッチを廃し、扉の開閉で電源を立ち上げ、扉開閉が無い待機状態での不要な電力を削減し、且つ停電復帰後の再動作を可能とする洗濯機等の電源制御装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために、マイコン等の制御回路に電圧を供給する制御系電源と、電力系電源リレーの制御によって洗濯モータ等の電力系負荷を駆動させる電力系電源と、扉の開閉と連動して前記制御系電源を制御する扉開閉スイッチとを備え、前記扉開閉スイッチの開閉動作によって前記制御系電源から前記制御回路に電圧が供給され、前記マイコンからの駆動信号により前記電力系電源リレーの接点を閉じることにより前記電力系電源が起動することを特徴とする洗濯機等の電源制御装置である。
これにより、電源入りスイッチを廃し、扉の開閉で電源を立ち上げ、扉開閉が無い待機状態での不要な電力を削減し、且つ停電復帰後の再動作を可能とするものである。
本発明の洗濯機等の電源制御装置は、電源入りスイッチを廃し、扉の開閉で電源を立ち上げ、扉開閉が無い待機状態での不要な電力を削減することができる。
本発明の実施の形態1の洗濯機等の電源制御装置の構成図 従来の洗濯機等の電源制御装置の構成図
第1の発明は、マイコン等の制御回路に電圧を供給する制御系電源と、電力系電源リレーの制御によって洗濯モータ等の電力系負荷を駆動させる電力系電源と、扉の開閉と連動して前記制御系電源を制御する扉開閉スイッチとを備え、前記扉開閉スイッチの開閉動作によって前記制御系電源から前記制御回路に電圧が供給され、前記マイコンからの駆動信号により前記電力系電源リレーの接点を閉じることにより前記電力系電源が起動する構成とすることにより、接点容量の大きな電源入りスイッチと、このスイッチに直列接続された突入電流防止用抵抗を廃止することができ、電源をオンさせる扉開閉スイッチは接点容量の小さい信号系のスイッチを使用することができる。
また、機器の電源を制御系電源と電力系電源とに分けるとともに、電源入りの操作は洗濯機等の機器を使用するに際して行う扉を開閉して衣類等の対象物を入れる動作を応用し、扉の開閉機構に連動させた扉開閉スイッチの開閉動作により先ず、マイコン等への制御系に電圧を供給する制御系電源を先に立ち上げた後に、電力系電源は電力系電源リレーのみで立ち上げる電源開閉構成とすることにより、機器の待機状態における不要な電力を限りなく零にすることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記制御回路は、前記扉開閉スイッチの開閉により前記制御系電源がONすると、運転動作の設定を入力する操作部と、その状態を表示する表示部を点灯すると共に、前記電力系電源に電源を供給し、前記操作部で入力設定
された手順に従い運転動作の制御を行うことにより、洗濯機等の機器の操作パネル上に配置されていた従来の電源入りスイッチは不要となり、このスイッチに直列接続された突入電流防止用抵抗も廃止することができる。また電源入りの操作は、運転時に扉を開閉するという運転前の一連の動作の一つとして行われ、それに続いて運転動作の設定操作やその状態の表示確認が可能であるので、電源入り以降の操作性は何らの違和感無く使用することが可能である。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記制御系電源は、交流電源入力に常時接続された制御系SW電源と、前記マイコン等の制御回路に電圧を供給するとともに前記制御系SW電源のON/OFFを制御する安定化電源ICとを備え、前記扉開閉スイッチの開閉動作がなされていない時は、前記安定化電源ICはOFF状態であると共に、前記電力系電源もOFF状態であり、前記制御系SW電源は極めて少ない電力で動作を続けることにより、待機時の消費電力をほぼ零にする機能を備えたことにより、電源入力に常時接続された制御系SW電源は、扉の開閉がされない限り、制御系へ駆動電圧を供給するON/OFF機能付き安定化電源ICは動作停止状態であり、制御系SW電源は極めて少ない電力の省電力状態で駆動し、且つ電力系電源もオフ状態であることから、機器の待機状態における不要な電力を限りなく零にすることができる。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明において、運転中の動作過程を記憶する動作記憶ICを備え、前記制御回路は、運転動作中はその動作状態をマイコンから前記動作記憶ICに書き込み、停電等の発生により運転途中で交流電源入力が遮断された場合は、前記電力系電源をOFFして運転動作を停止し、再度交流電源入力が復帰した場合は、前記制御系電源が復帰するのに合わせて、前記動作記憶ICに書き込まれた停電前の動作状態のデータをマイコンに取り込み、前記電力系電源をONさせた後、停電前の状態から運転動作を再開することにより、運転途中で機器の動作が停止するに至る停電が生じても、停電が復帰すると停電前の動作状態から運転動作を再開することができる。
第5の発明は、上記第4の発明において、停電復帰後の運転動作の自動再開は、運転動作中に於ける停電による場合のみであり、正常に運転動作が終了した後の再通電時には運転動作の自動再開は行わないことにより、停電による運転停止と正常終了による運転停止とを正確に判定、区別し、再通電時に、それぞれの場合に応じた適切な動作を行わせることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の洗濯機等の電源制御装置に於ける構成図を示したものである。図1を用いて、本実施の形態に係る洗濯機等の電源制御装置の構成、動作及び作用について、洗濯機に適用した場合を例にとって説明する。
交流電源入力3はその両端に雑音防止コンデンサ19が接続されて、機外機内からの雑音成分を除去している。電源入力ラインの方端は機器のアースラインとして共通に接続されている。そしてもう一方の電源ラインの方端は電源整流ダイオードと電源平滑コンデンサから成る電源整流平滑回路4に接続され、制御系SW電源5を駆動している。この制御系SW電源5は交流電源入力ラインと常に接続されており、機器が非動作時は極めて小さい電力の省電力状態で駆動されている。
上記の電源整流平滑回路4、制御系SW電源5、制御系SW電源5に接続された後述のON/OFF機能付き安定化電源IC8(安定化電源IC)等により、制御系電源1を構
成している。
そして、洗濯を行うに際して、機器の電源を立ち上げ、その操作を可能にするには、洗濯機を使用するに際して行う洗濯槽扉を開閉して衣類を洗濯槽内へ入れる動作を応用している。これは、洗濯槽扉の開閉機構にその動作と連動する扉SW6(扉開閉スイッチ)を設け、この扉SW6の開閉動作により、先ず制御系電源1を立ち上げる。その動作は、扉を開閉すると、省電力状態で駆動している制御系SW電源5からの出力電圧は扉SW6の後に接続して設けた積分回路A7に通電され、その出力がON/OFF機能付き安定化電源IC8のゲート端子に入力されることにより、これまで出力OFF状態であったON/OFF機能付き安定化電源IC8が起動するのと同時に、省電力状態で駆動されていた制御系SW電源5から所定以上の電流が引き出される。これにより、洗濯機は、これまでの省電力状態から通常動作状態に切り替わる。そして、ON/OFF機能付き安定化電源IC8からの出力電圧+5Vはマイコン駆動用+5V電源入力端子16から制御用のマイコン11の駆動電圧として供給され、マイコン11は所定のプログラムに添って動作を開始する。
その最初の動作は、扉SW6の開閉による積分回路A7の時定数は短時間であり、ON/OFF機能付き安定化電源IC8を継続的にONさせるゲート入力は得られないため、マイコン11のパルス信号出力端子13から連続パルス信号を出力させ、その出力信号を積分回路B9を介してON/OFF機能付き安定化電源IC8のゲート入力に印加することにより、ON/OFF機能付き安定化電源IC8は継続したON状態を維持することができ、+5Vの出力電圧を制御系に供給する。
なお、扉が開いているか否かの検知は扉SW6の後に接続された扉開閉検知トランジスタ10で検知電圧をマイコン11の扉開閉検知入力端子12に入力し、判定を行なっている。
次に、洗濯モータやヒートポンプ等の電力系負荷23を駆動するための電力系電源2をONする必要があるため、マイコン11の電力系電源リレー駆動信号出力端子14から、電力系電源リレー20の接点を閉じる駆動電圧を電力系電源リレー20の電力系電源リレー駆動コイル15に印加することにより、電力系電源2はON状態となり、マイコン11の電力系負荷駆動信号出力端子18から電力系負荷駆動回路25に出力される駆動信号によって、洗濯モータやヒートポンプ等の電力系負荷23が動作可能となる。
加えて、電力系電源リレー20のONにより、交流入力周波数に同期したクロック信号が電源周波数を検知するフォトカプラ24によってマイコン11の電源周波数クロック入力端子17へ入力され、電力系電源リレー20の接点開閉の検知と、クロック信号に基づくマイコン11の内部プログラム処理に活用される。
なお、上記電力系電源2は、電力系電源リレー20、雑音防止コンデンサ19及び21、電力系電源整流平滑回路22等よりなる、従来よく知られた構成のものが適用可能であり、その動作、作用も従来のものと同様である。
扉SW6の開閉動作により制御系電源1がONすると、洗濯動作の設定を入力する操作部26と、その状態を表示する表示部27が点灯すると共に、電力系電源2に電源が供給され、操作部26で入力設定された手順に従い洗濯動作が行われる。
次に、停電等の発生により洗濯途中で電源入力が遮断された場合および停電復帰後の洗濯動作の自動再開について説明する。洗濯動作中は、その動作経過をマイコン11を介して動作記憶IC28に都度記憶させている。ここで洗濯動作中に停電等の要因により、交
流電源入力3が遮断された場合、機器の動作は停止するが、再度電源入力が復帰した場合は、制御系電源1と電力系電源2は速やかにON状態となり、停電前に動作記憶IC28に書き込まれたデータをマイコン11が取込み、停電直前の洗濯動作を再開する。その動作、作用について、以下に詳しく説明する。
洗濯動作中の停電の監視は前述の電力系電源2の電力系電源リレー20を介して設けた前記フォトカプラ24により行われ、入力された交流周波数に同期したクロック信号がフォトカプラ24を介してマイコン11の電源周波数クロック入力端子17に継続的に入力され、交流入力電圧が印加されているか否かを常時判定し、監視することによって行われている。
ここで洗濯中に停電が発生し、電力系電源リレー20がOFFし、フォトカプラ24からのクロック信号が途絶えると、マイコン11は洗濯動作を継続できない停電が発生したと判断して洗濯動作を停止する。そして、停電が復帰すると、マイコン11は停電前に動作記憶IC28に書き込まれたデータを取込み、その停電直前の洗濯動作を再開する。
しかし、電力系電源リレー20がOFFしない短時間の停電の場合は、洗濯動作をそのまま継続する構成としている。停電が所定時間より短時間であるか否かを判定する方法は、電力系電源リレー20に接続された電源平滑コンデンサの静電容量等によって決定される時定数による方法、フォトカプラ24の検知に閾値を設定して行う方法、マイコン11にタイマーを組み込んで行う方法等が適用可能である。マイコン11は、以上に説明したような停電再復帰機能を備えている。
また、設定された所定の洗濯動作が正常に終了した場合は、マイコン11はそのプログラム通り洗濯動作が正常に終了したと判断し、動作記憶IC28に書き込まれた動作経過のデータを削除する。そして、これに基づき前記停電再復帰機能を停止させ、次回洗濯の再通電時には洗濯動作の停電再復帰動作は行わない。
なお、正常に洗濯動作が終了した後の再通電時に洗濯動作の自動再開は行わないようにする手段として、動作記憶IC28に書き込まれた動作経過のデータを削除するのに代えて、設定された所定の洗濯動作が正常に終了した旨のデータを動作記憶IC28に書き込んでもよい。
以上のように、本発明の洗濯機等の電源制御装置は、制御系電源と、電力系電源の2つの電源回路を有し、機器の電源をオンするには、先ず制御系電源を立ち上げ、その後に電力系負荷への大きな電力を要する電力系電源を電力系電源リレーを通じてオンさせ、機器全体の電源を立ち上げる構成としている。
また、制御系電源の開閉は、扉の開閉と連動する扉開閉スイッチで行う事により、オンオフ機能を有する安定化電源ICからの出力電圧で、制御系の電源回路が起動しマイコン等の制御回路が動作する構成としている。
したがって、接点容量の大きな電源入りスイッチと、このスイッチに直列接続された突入電流防止用抵抗を廃止することができ、電源をオンさせる扉開閉スイッチは接点容量の小さい信号系のスイッチを使用することができる。
また、機器の電源を制御系電源と電力系電源とに分けるとともに、電源入りの操作は機器を使用するに際して行う扉を開閉して対象物を入れる動作を応用し、扉の開閉機構に連動させた扉開閉スイッチの開閉動作により先ず、マイコン等への制御系に電圧を供給する制御系電源を先に立ち上げた後に、電力系電源は電力系電源リレーのみで立ち上げる電源
開閉構成とすることにより、機器の待機状態における不要な電力を限りなく零にすることができる。
また、電源入りの操作は、運転時に扉を開閉するという運転前の一連の動作の一つとして行われ、それに続いて運転動作の設定操作やその状態の表示確認が可能であるので、電源入り以降の操作性は何らの違和感無く使用することが可能である。
加えて、本発明の洗濯機等の電源制御装置は、機器が非動作で待機状態の時は、オンオフ機能付きの安定化電源ICからの出力電圧を遮断する事により、マイコンを含む制御系への電圧供給を停止すると共に、電力系電源への電源供給も停止させた状態である。そして、入力電源に常時接続された制御系SW電源のみが電源待機の小電力状態で動作する構成としている。したがって、機器の待機状態における不要な電力を限りなく零にし、極めて少ない消費電力で動作させることができる。
さらに、本発明の洗濯機等の電源制御装置は、運転中の動作過程は都度、その動作内容を動作記憶ICに書込みを行い、停電等で電源入力が遮断し機器の動作が停止しても、再度電源入力が復帰した場合は制御系と電力系の電源が共に復帰すると共に、停電前の動作状態が書き込まれた動作記憶ICからそのデータをマイコンが取込み、停電前の動作状態から運転動作を再開する構成としている。したがって、運転途中で機器の動作が停止するに至る停電が生じても、停電が復帰すると停電前の動作状態から運転動作を再開することができる。
また、停電復帰後の運転動作の自動再開は、運転動作中に於ける停電による場合のみであり、正常に運転動作が終了した後の再通電時には運転動作の自動再開は行わない構成としている。したがって、停電による運転停止と正常終了による運転停止とを正確に判定、区別し、再通電時に、それぞれの場合に応じた適切な動作を行わせることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機等の電源制御装置は、扉の開閉機構と連動する扉開閉スイッチの開閉動作により、制御系電源と電力系電源を立ち上げ、扉の開閉がされない限り、待機状態における不要な電力を限りなく零に出来る構成であり、運転中の動作過程を記憶させ、停電等により動作が停止しても、電源入力が復帰した時は、停電前の動作状態から運転動作を再開する機能を備えたもので、洗濯機、洗濯乾燥機、食器洗い機等の扉の開閉を伴うあらゆる家庭用電気機器の電源制御装置として有用である。
1 制御系電源
2 電力系電源
3 交流電源入力
4 電源整流平滑回路
5 制御系SW電源
6 扉SW(扉開閉スイッチ)
7 積分回路A
8 ON/OFF機能付き安定化電源IC(安定化電源IC)
9 積分回路B
10 扉開閉検知トランジスタ
11 マイコン
12 扉開閉検知入力端子
13 パルス信号出力端子
14 電力系電源リレー駆動信号出力端子
15 電力系電源リレー駆動コイル
16 マイコン駆動用+5V電源入力端子
17 電源周波数クロック入力端子
18 電力系負荷駆動信号出力端子
19 雑音防止コンデンサ
20 電力系電源リレー
21 雑音防止コンデンサ
22 電力系電源整流平滑回路
23 電力系負荷
24 フォトカプラ
25 電力系負荷駆動回路
28 動作記憶IC

Claims (5)

  1. マイコン等の制御回路に電圧を供給する制御系電源と、電力系電源リレーの制御によって洗濯モータ等の電力系負荷を駆動させる電力系電源と、扉の開閉と連動して前記制御系電源を制御する扉開閉スイッチとを備え、前記扉開閉スイッチの開閉動作によって前記制御系電源から前記制御回路に電圧が供給され、前記マイコンからの駆動信号により前記電力系電源リレーの接点を閉じることにより前記電力系電源が起動することを特徴とする洗濯機等の電源制御装置。
  2. 前記制御回路は、前記扉開閉スイッチの開閉により前記制御系電源がONすると、運転動作の設定を入力する操作部と、その状態を表示する表示部を点灯すると共に、前記電力系電源に電源を供給し、前記操作部で入力設定された手順に従い運転動作の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の洗濯機等の電源制御装置。
  3. 前記制御系電源は、交流電源入力に常時接続された制御系SW電源と、前記マイコン等の制御回路に電圧を供給するとともに前記制御系SW電源のON/OFFを制御する安定化電源ICとを備え、前記扉開閉スイッチの開閉動作がなされていない時は、前記安定化電源ICはOFF状態であると共に、前記電力系電源もOFF状態であり、前記制御系SW電源は極めて少ない電力で動作を続けることにより、待機時の消費電力をほぼ零にする機能を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機等の電源制御装置。
  4. 運転中の動作過程を記憶する動作記憶ICを備え、前記制御回路は、運転動作中はその動作状態をマイコンから前記動作記憶ICに書き込み、停電等の発生により運転途中で交流電源入力が遮断された場合は、前記電力系電源をOFFして運転動作を停止し、再度交流電源入力が復帰した場合は、前記制御系電源が復帰するのに合わせて、前記動作記憶ICに書き込まれた停電前の動作状態のデータをマイコンに取り込み、前記電力系電源をONさせた後、停電前の状態から運転動作を再開することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の洗濯機等の電源制御装置。
  5. 停電復帰後の運転動作の自動再開は、運転動作中に於ける停電による場合のみであり、正常に運転動作が終了した後の再通電時には運転動作の自動再開は行わないことを特徴とする請求項4記載の洗濯機等の電源制御装置。
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