JP2007061353A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 メインマイコン14に通電しているときには商用電源20から電源回路15を通じて蓄電用機器12を充電する。電源回路15に通電されていないときには、サブマイコン11が蓄電用機器12に充電された電圧により駆動するため、サブマイコン11が時計機能を保持することができる。
【選択図】 図1
Description
以下、本発明をドラム型洗濯機に適用した第1の実施例について、図1および図2を参照しながら説明する。図2は、洗濯機本体の全体構成を外観斜視図により示している。
図2に示すように、洗濯機本体1は、樹脂製の基台2の上に外箱3が設けられている。この外箱3は、鉄板により形成され横側面を構成する側板4と、樹脂により形成され上側面を構成する天板5と、樹脂により形成されると共に前面を構成する前カバー6と、鉄板により形成され後面を構成する補強板(図示せず)とを備えて構成されている。
尚、扉7の内側には円筒状の水槽および回転槽(何れも図示せず)が配設されている。
メイン制御ボックス13は、洗濯機本体1内側下部に設けられており、洗濯機本体1を電気的制御するための構成が搭載されている。このメイン制御ボックス13には、メインマイクロコンピュータ(以下メインマイコンと称する)14、電源回路15、リレースイッチ16等が配設されており、これらの回路が組み合わされることにより電力制御用の回路(後述)が構成されている。これら操作パネル8およびメイン制御ボックス13は、洗濯機本体1内の上下に離間して配設されている。これらの操作パネル8やメイン制御ボックス13内の電気的構成は互いに通信ケーブル(図示せず)で接続されている。
図1に示すように、洗濯機本体1は、その電気的構成がメインマイコン14およびサブマイコン11の2種類のマイコンを主体として構成されている。メインマイコン14は、主に電力制御用に使用されており、サブマイコン11は時計機能を保持したり表示器10の表示制御に用いられる。メインマイコン14は、電源供給された通常モードにおいては5MHzのセラミック発振子(図示せず)の周波数を4逓倍した20MHzのクロック周波数により動作する。
全波整流回路23および平滑コンデンサ24aおよび24bは、倍電圧全波整流回路27として機能し、商用電源20を倍電圧全波整流することにより約280Vの直流電圧を出力し、DC−DCコンバータ25およびインバータ回路28に供給するようになっている。
これらの電源オンスイッチ33およびリレースイッチ16が共にオフに切換えされているときには、商用電源20と電源回路15との間が断電され、電源回路15やメインマイコン14、駆動回路18およびインバータ回路28には非通電となる。
この蓄電用機器12は、例えば電気二重層キャパシタの単セル12aおよび12bを直列接続して構成される。この蓄電用機器12に電気二重層キャパシタを適用した場合には、電気二重層キャパシタの単セル12aあたりの電極間の最大電圧値が例えば1.4V〜1.5Vと比較的低いため、図1に示すように、電気二重層キャパシタの単セル12aを直列に複数個(例えば2個:単セル12aおよび12b参照)接続した状態で使用すると良い。
初期状態では、電源オンスイッチ33およびリレースイッチ16が共にオフに切換えされている。このとき、電源回路15、メインマイコン14や駆動回路18およびインバータ回路28には電源が供給されない。
このとき、サブマイコン11が時計機能を保持するためのカウンタを駆動していたとしてもサブマイコン11の駆動時の消費電力が僅少であるため、待機時消費電力を実質的にゼロ(0)とすることができる。
待機時消費電力が0であるときから洗濯機本体1が洗濯運転を開始するときの概略的な動作について説明する。使用者が電源オンスイッチ33を操作しメイン電源をオン指示する。電源オンスイッチ33の両端が通電すると、電源回路15の入力側には商用電源20の電圧が供給される。この商用電源20の供給電圧は、倍電圧全波整流回路27により倍電圧全波整流されると共にコンデンサ24aおよび24bにより平滑され、DC−DCコンバータ25およびインバータ回路28に供給される。
尚、使用者は、洗濯機本体1の動作を停止するときには電源オフスイッチ(図示せず)を操作し、この操作信号がメインマイコン14に与えられると、メインマイコン14は、リレースイッチ16をオフに制御する。
この洗濯機本体1は、サブマイコン11に内蔵されたカウンタにより計時する時計機能を備えており、この時計機能を使用し予約機能を実現する。以下では、この予約機能により洗濯運転を開始する場合の作用について説明する。使用者はメインマイコンに通電されているときに予約時間の設定が可能となる。使用者は操作パネル8を操作することにより予約時間を設定する。この操作パネル8の操作内容はメインマイコン14に送信され、メインマイコン14は、サブマイコン11に内蔵されたカウンタを元に予約時間を設定する。メインマイコン14は、予約時間を設定するとこの予約時間情報をサブマイコン11に送信し、サブマイコン11はこの予約時間情報を記憶する。
尚、メインマイコン14およびサブマイコン11の2種類のマイコンを使用し、メインマイコン14に対する非通電時に一次電池によりサブマイコン11を駆動することで待機時消費電力を0とすることは可能である。しかしこの場合、数年周期で電池交換を行わなければならない。したがって使用者に面倒を生じさせる虞がある。
図3は、本発明の第2の実施例を示すもので、前述した実施例と異なるところは、蓄電用機器に充電された充電電圧を検出する検出回路を設けたところである。また、その他に異なるところは、切換回路が電源を電源回路側に通電オフしているときに商用電源から電源回路を通じて蓄電用機器に充電する場合には、サブマイコンがメインマイコンの動作をオフに保持するように制御するところにある。前述実施例と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
サブマイコン11からメインマイコン14のリセット端子14bに対して制御用ラインAが接続されている。制御用ラインAがリセット端子14bに接続されているため、サブマイコン11は、メインマイコン14をリセット制御しメインマイコン14の動作をオンオフすることができる。
メインマイコン14は、サブマイコン11からリセット端子14bにリセット信号が与えられたリセット状態(動作オフ状態)においては、制御端子14cからロウ信号を出力する。逆にメインマイコン14は、サブマイコン11からリセット端子14bにリセット信号が与えられない通常状態においては、制御端子14cからハイ信号を出力する。
切換回路21が商用電源20から電源回路15に対して通電をオフに切換えており、(メインマイコン14が動作オフし、サブマイコン11がスローモードにおいて蓄電用機器12に充電された充電電圧で時計用のカウンタを動作させている場合について説明する。
しかも、切換回路21が電源回路15側に通電オフしているときに商用電源20から蓄電用機器12に電源供給して充電する場合には、サブマイコン11がメインマイコン14の動作をオフに保持するように制御することができるため、たとえメインマイコン14に通電されたとしてもメインマイコン14の電力消費を抑制することができる。
しかも、切換回路41は、メインマイコン14の動作がオフしているときにのみ商用電源20から電源回路15に対する通電をオンに切換可能に構成されているため、安全性を向上することができる。
図4は、本発明の第3の実施例を示しており、第2の実施例と異なるところは、蓄電用機器12を充電するための電源回路51を別途設け、商用電源20の電源回路51に対する通電切換えを行うための切換回路52を前述実施例の切換回路41に代えて設けたところにある。前述実施例と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
この図4に示すように、電源回路51は、電源回路15とは別体に設けられ商用電源20を整流、平滑して降圧し蓄電用機器12に対して充電可能に構成されている。この電源回路51は、前述説明した倍電圧整流回路27およびDC−DCコンバータ25およびこの直流出力電圧を安定化する電解コンデンサ31により構成されている。
すなわち、サブマイコン11は、電圧検出回路40の検出電圧が所定電圧より低下したときにリレースイッチ42をオンに切換えることで電源回路51を通じて蓄電用機器12に充電することができる。本実施例においても前述実施例と略同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形もしくは拡張が可能である。
蓄電用機器12として電気二重層キャパシタの単セル12a、12bを適用した実施例を示したが、これに代えて二次電池(蓄電池)を適用しても良いし、これらを組み合わせても良い。
Claims (5)
- 時計機能を備えた洗濯機において、
電源回路と、
電源から前記電源回路に対する通電をオンオフ切換えする切換回路と、
前記切換回路により通電切換えされ前記電源回路を通じて電源供給されていることを条件として洗濯機本体を電力制御可能に構成されたメインマイクロコンピュータ(以下、メインマイコンと称する)と、
蓄電池または/および蓄電器からなる蓄電用機器と、
前記蓄電用機器に充電された充電電圧により動作すると共に前記時計機能を保持するサブマイクロコンピュータ(以下、サブマイコンと称する)とを備え、
前記切換回路が電源を前記電源回路側に通電切換えしているときには当該電源から前記電源回路を通じて前記蓄電用機器に充電するように構成され、
前記切換回路が電源を前記電源回路側に通電オフに切換えしているときには前記サブマイコンが前記蓄電用機器からの供給電源により前記時計機能を保持するように構成されていることを特徴とする洗濯機。 - 前記蓄電用機器は、電気二重層キャパシタにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 前記蓄電用機器に充電された充電電圧を検出する検出手段を備え、
前記検出手段の検出電圧が所定電圧より低下したことを条件として前記電源を前記蓄電用機器に供給して充電するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。 - 前記切換回路が電源を前記電源回路側に通電オフ切換えしているときに前記電源から前記電源回路を通じて前記蓄電用機器に対して充電する場合には、前記サブマイコンが前記メインマイコンの動作をオフに保持するように制御することを特徴とする請求項3記載の洗濯機。
- 前記切換回路は、前記メインマイコンの動作がオフしているときにのみ電源から前記電源回路に対する通電をオンに切換可能に構成されていることを特徴とする請求項4記載の洗濯機。
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