JPH05186016A - 移動棚設備の障害物検出装置 - Google Patents

移動棚設備の障害物検出装置

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JPH05186016A
JPH05186016A JP2453792A JP2453792A JPH05186016A JP H05186016 A JPH05186016 A JP H05186016A JP 2453792 A JP2453792 A JP 2453792A JP 2453792 A JP2453792 A JP 2453792A JP H05186016 A JPH05186016 A JP H05186016A
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shelf
sensor
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Gokichi Hatouchi
悟吉 波戸内
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Abstract

(57)【要約】 【構成】横動可能な棚3,4の移動により、並列する棚
間に択一的に作業通路A〜Cを形成するようにした移動
棚設備において、設備両端に位置する棚1,2に、中間
に位置する棚3,4の空間3a,4aを貫通して全ての
作業通路A〜C内を通る検出用光線を発する投光器8
と、当該投光器8からの光線を受ける受光器9とを使用
する障害物検出用光電センサー7を、通路方向適当間隔
おきに配設した点に特徴を有する。 【効果】各作業通路毎に前記センサーを通路方向適当間
隔おきに配設する場合と比較して、センサーの個数を大
幅に削減して、大幅なコストダウンを図ることが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横動可能な棚の移動に
より並列する棚間に択一的に作業通路を形成するように
した移動棚設備において、棚間に形成される作業通路内
の障害物を検出するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】前記のような移動棚設
備では、閉じていた一つの作業通路を横動可能な棚の移
動により開くとき、既に開いていた作業通路が閉じるこ
とになる。従って、この閉じてゆく作業通路内に作業者
が立ち入っていたりすると、当該立入り作業者に重大な
危険が及ぶことになる。
【0003】従って、この種の移動棚設備では、開いて
いる作業通路内に障害物があるか否かを検出する装置が
必要となるが、棚の下部に設けられたバンパーが障害物
に衝突したことを検出するバンパー方式では安全性が低
いため、光電スイッチを利用した無接触の障害物検出用
センサーを利用する方式が採用されつつある。しかしな
がら従来のこの種のセンサー方式では、各作業通路毎に
障害物検出用センサーを配設しなければならないので、
移動棚設備全体としては非常に数多くのセンサーが必要
となり、設備コストが非常に高くつく欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の移動棚設備の障害物検出装置は、前記のような移
動棚設備において、設備両端に位置する棚1,2に、中
間に位置する棚3,4の空間3a,4aを貫通して全て
の作業通路A〜C内を通る検出用光線を発する投光器8
と、当該投光器8からの光線を受ける受光器9とを使用
する障害物検出用光電センサー7を、通路方向適当間隔
おきに配設した点に特徴を有する。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1および図2において、1,2は
固定棚であり、3,4は両固定棚1,2間に敷設された
ガイドレール5上にホィール6を介して横動可能に支持
された移動棚である。而して移動棚3,4のホィール6
には、従来周知の如く、各移動棚3,4に搭載されたモ
ータにより正逆任意の方向に駆動される駆動ホィールを
含み、この駆動ホィールを回転駆動させて移動棚3,4
を固定棚2側へ横動させることにより、図示のように固
定棚1と移動棚3との間に作業通路Aが形成され、両移
動棚3,4を互いに離間移動させることにより、両移動
棚3,4間に作業通路Bが形成され、そして移動棚3,
4を固定棚1側へ横動させることにより、固定棚2と移
動棚4との間に作業通路Cが形成される。
【0006】上記のような移動棚設備において、設備両
端に位置する固定棚1,2の下部に、障害物検出用光電
センサー7を、通路方向適当間隔おきに配設している。
各センサー7は、投光器8と受光器9とを対向配置した
反射回帰形光電スイッチであって、前記投光器8は固定
棚1の下部に取付けられ、前記受光器9は固定棚2の下
部に取付けられていて、各投光器8からの検出用光線8
aは、中間に位置する移動棚3,4の底面と床面10と
の間の空間(ホィール6などが配設される空間)3a,
4a内を横方向に貫通して、対向位置にある受光器9に
受入れられるように構成している。
【0007】上記の構成によれば、作業通路A〜Cの
内、何れの作業通路が開いていても、当該作業通路内の
床面近くには、固定棚1に取付けられている各センサー
7の投光器8からの検出用光線8aが横断しており、こ
の各検出用光線8aは、固定棚2に取付けられている対
向位置の受光器9に受入れられている。従って、開いて
いる作業通路内に立入り作業者などの障害物がない状態
では、全てのセンサー7の受光器9が検出用光線8aを
受け入れる障害物非検出状態となり、開いている作業通
路内に立入り作業者などの障害物がある状態では、少な
くとも一つのセンサー7の投光器8からの検出用光線8
aが前記障害物によって遮られるので、少なくとも一つ
のセンサー7の受光器9が検出用光線8aを受け入れて
いない障害物検出状態となる。
【0008】従って、閉じている作業通路を開くため
に、開いている作業通路に対するインターロック解除操
作を行ったとき、前記センサー7の全てが障害物非検出
状態であるときには、閉じている作業通路を開くことが
出来るように制御し、前記センサー7の一つでも障害物
検出状態であるときには、開いている作業通路に対する
インターロック解除が行われない、すなわち閉じている
作業通路を開くことが出来ないように制御することが出
来る。また、インターロック解除が正常に行われ、閉じ
ている作業通路の開路動作が行われているときに、閉動
中の作業通路内に作業者などの障害物が進入したときに
も、これを前記センサー7の少なくとも一つが検出する
ことになるので、この検出により移動棚の横動を自動的
に停止させるように制御することも出来る。
【0009】なお、上記実施例では、障害物検出用光電
センサー7として、設備一端の棚に取付けられる投光器
8と、設備他端の棚に取付けられる受光器9とから構成
された透過形光電スイッチを利用したが、設備一端の棚
に取付けられる投受光器と設備他端の棚に取付けられる
光線反射板とから成る反射回帰形光電スイッチを利用す
ることも出来る。更に、中間の棚に必要な検出用光線貫
通空間として、棚底部と床面との間の空間3a,4aを
利用したが、棚の上下に隣接する荷収納空間の間に検出
用光線貫通空間を形成することも出来る。この場合は、
前記障害物検出用センサーが棚の中間高さに配設される
ことになるが、例えば棚の床面近くと中間高さの2箇所
というように、上下複数段に前記センサーを配設するこ
とも可能である。
【0010】また、設備両端の棚は固定棚に限定されな
い。例えば設備一端は固定棚で、設備他端は移動棚で構
成することも出来る。従って、移動棚の台数が多く、移
動棚移動方向の設備全体の巾が大きな大型の移動棚設備
では、設備全体を複数区画に分割し、各区画毎に本発明
の障害物検出装置を配設することも可能である。
【0011】
【発明の作用および効果】以上のように本発明による移
動棚設備の障害物検出装置によれば、何れの作業通路が
開かれていても、当該作業通路内を横断する通路方向適
当間隔おきの検出用光線によって、当該作業通路内の如
何なる場所にある障害物、例えば立入り作業者も確実に
検出し、その検出信号に基づいて所期の制御を行わせる
ことが出来る。
【0012】しかも本発明の構成によれば、横動可能な
棚の移動により択一的に形成される複数の作業通路を、
設備両端に位置する棚に通路方向適当間隔おきに配設さ
れた障害物検出用光電センサーによって監視するのであ
るから、各作業通路毎に前記センサーを通路方向適当間
隔おきに配設する場合と比較して、センサーの個数を大
幅に削減して、大幅なコストダウンを図ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動棚設備の一例を示す平面図である。
【図2】同正面図である。
【符号の説明】
1,2…固定棚、 3,4…移動棚、 3a,4a…移動棚下部の空間、 6…ホィール、 7…障害物検出用光電センサー、 8…投光器、 8a…検出用光線、 9…受光器、 10…床面、 A〜C…作業通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横動可能な棚の移動により、並列する棚間
    に択一的に作業通路を形成するようにした移動棚設備に
    おいて、設備両端に位置する棚に、中間に位置する棚の
    空間を貫通して全ての作業通路内を通る検出用光線を発
    する投光器と、当該投光器からの光線を受ける受光器と
    を使用する障害物検出用光電センサーを、通路方向適当
    間隔おきに配設して成る移動棚設備の障害物検出装置。
  2. 【請求項2】前記センサーが、設備一端の棚に取付けら
    れる投光器と、設備他端の棚に取付けられる受光器とか
    ら構成された透過形光電スイッチである、請求項1に記
    載の移動棚設備の障害物検出装置。
  3. 【請求項3】前記センサーが設備両端の棚の下部に配設
    され、このセンサーの検出用光線が、中間に位置する棚
    の底部と床面との間の空間を貫通するようにした、請求
    項1または2に記載の移動棚設備の障害物検出装置。
JP4024537A 1992-01-14 1992-01-14 移動棚設備の障害物検出装置 Expired - Fee Related JP2715781B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58175092A (ja) * 1982-04-06 1983-10-14 日本フアイリング株式会社 移動棚の非ロツク警報装置
JPS6322413A (ja) * 1987-03-27 1988-01-29 Kongo Kk 移動棚装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58175092A (ja) * 1982-04-06 1983-10-14 日本フアイリング株式会社 移動棚の非ロツク警報装置
JPS6322413A (ja) * 1987-03-27 1988-01-29 Kongo Kk 移動棚装置

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